JPS6224178Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は天井等に懸吊に使用する空気調和機
に係り、特にその枠体の組合わせの改良に関する
ものである。

従来この種の空気調和機においては第２図に示
すように、天井板１、中央仕切板２、後板３より
構成されていた。

この場合、空気調和機の主たる強度部材である
中央仕切板２を天井板１に接合するために、天井
板１には別部材である。補助板４が溶接等で強固
に接合してあつた、（目的は、天井板１の強度up
と接合ネジが天井上部へ突出しないため）また後
板３は天井板１にネジ等にて接合してあり、多く
の部品部材を使用していた。

この考案は以上のべたような欠点を除去するこ
とを目的とし、以下第１図によつて詳細に説明す
る。

５は天井板兼仕切板で、略Ｌ形状をなし、当天
井板兼仕切板５に送風装置６、熱交換器７等が強
固に取り付けられている。８は天井板兼後板で、
略Ｌ形状をなし、前記天井板兼仕切板５に強固に
接合される。９は露受皿で、熱交換器７の下部に
位置し、その下面には断熱材１０を兼備してい
る。１１は下面パネル、１２は前パネル、１３は
吸込口、１４は吹出口、１５はスイングルーバ、
１６は電気ヒータであり、天井板兼仕切板５、天
井板兼後板８が本空気調和機の肯組をなし、下パ
ネル１１、前パネル１２、吸込口１３、吹出口１
４が本空気調和機の外郭意匠を成しうるものであ
る。

次に作用をのべると、吸込口１３より吸い込ま
れた室内空気は、送風装置６経由にて熱交換器７
に押し込まれ熱交換し、電気ヒータ１６を通過し
スイングルーバ１５にて拡散されながら、吹出口
１４より吹き出されるものである。

この考案は以上のべた様に構成したので、骨組
をなす部材が２部品、天井板兼仕切板５、天井板
兼後板８と成り形態も簡単な略Ｌ形状を直列に接
続するのみであり、組立工数減、部品管理数減等
実質的効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案による空気調和機の断面図、
第２図は従来の空気調和機の断面図である。 なお５は天井板兼仕切板、６は送風装置、７は
熱交換器、８は天井板兼後板、１１は下パネル、
１２は前パネル、１３は吸込口、１４は吹出口を
示す。なお図中同一符号は同一あるいは相当部分
を示す。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 熱交換器、送風装置等を内蔵してなる天井吊
   形空気調和機において、本装置の骨組をなす枠
   体を、略Ｌ字状に形成したことを特徴とする空
   気調和機。 ２ 略Ｌ字状枠体を、２枚直列に接続したことを
   特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載
   の空気調和機。