JPH01159553A - 空気調和装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ビルディングなどの外壁に空気調和機の室
外機を取付けた空気調和装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第５図は特開昭６０−１６５４７７号公報に示されたペ
リメータゾーンの外壁に空気調和機の室外機を設けた縦
断側面図である。

第５図において、１は空気調和機の室外機、２は上部が
前側に位置する傾斜を設けて室外機１の本体４内に設置
された熱交換器、３は本体４内の熱交換器２上方に接し
て配接された送風機、５は本体４の前面に設けられた吸
込口、６は建物の外壁、Ｔは室外機１の吸込口５と対向
させて外壁６に設けた壁面吸込口、８は送風機３の吹出
口と一体になった室外機１の吹出０．９は室外機１の吹
出口８と対向させて外壁６に設けた壁面吹出口。

１０は壁面吸込ロアと壁面吹出口９の間に設けられたカ
バー、１１は建物の床１２上に設けられて室外機１の本
体４の上面を含む外周面および後面を囲む壁体である。

そして、室外機１は１図示しない室内機と冷媒配管によ
って接続され、外気のエネルギを吸収し、室内機により
室内に放出して空気調和を行うものである。

以上のように構成されたものの空気の流れは。

送風機３によって、建物の外壁６に設けた壁面吸込口１
から外気が吸気されて室外機１の本体４に設けられた吸
込口５を経て熱交換器２を通過し。

外気が熱交換器２内部を流れる冷媒と熱交換され。

送風機３に吸引されて本体４に設けられた吸込口８を経
て壁面吹出口９から外壁６外の大気に放出されることに
なる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の空気調和装置は１以上のように構成され。

建物の外壁に設けた壁面吹出口と壁面吸込口が同一壁面
に互いに接近した配置になっているので。

壁面吹出口から吹出された排気が壁面吸込口から再度吸
込まれるショートサイクルが生じてしまうという問題点
があり、また、建物の意匠上からは壁面吹出口と壁面吸
込口を目立たないように細長いスリット状にすることが
好ましいが、壁面吹出口と壁面吸込口を細長くして接近
させると、外壁の強度が弱（なるという問題点があった
。

この発明は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、建物の外壁に設けた壁面吹出口と壁面吸込
口を上下に大きく離して設け、空気のショートサイクル
をなくすと共に、意匠的に目立たない細長いスリット状
に壁面吹出口と壁面吸込口の少な（とも一方を形成して
も、外壁の強度を強く保持できるようにした空気調和装
置を得ることを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る空気調和装置は、建物の外壁の上、下に
壁面吹出口、壁面吸込口を設け、上外壁とこの外壁内側
に設けた仕切りとの間に形成した風路内に室外機を設置
し、室外機の吸込口を上記風路内の壁面吸込口より上方
に配設したものである。

〔作　用〕

この発明における空気調和装置は、送風機によって、室
外機の吸込口とかなり下方に隔てられた壁面吸込口から
吸込んだ外気が外壁と仕切りによって形成された風路内
を通って、室外機の吸込口に吸込まれ、外気が熱交換器
を通過することで。

冷媒と熱交換されて室外機の吹出口および壁面吹出口を
通って大気に放出されるため、壁面吹出口と壁面吸込口
の距離を大きくでき、したがって。

ショートサイクルが生じに（＜、また壁面吹出口と壁面
吸込口を細長いスリット状にしても、外壁の強度を強く
保持できる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を第１図、第２図によって説
明する。

第１図において第５図と同一符号は同一または相当部を
示し、１３は建物の外壁６と仕切り１４ａ。

１４ｂの間に形成されたであり、この風路１３内の上部
に室外機１が配設されている。１５は建物の天井、１６
は室内、１１は室外、１８は天井１５裏に設けた室内機
、１９は室内機１Ｂと室外機１を接続する冷媒配管、２
０は窓である。そして。

外壁６の窓２０下方に近接して設けた壁面吹出口９の下
方に壁面吸込ロアが配設され、壁面吸込ロアは下階の窓
２０の上方に近接して設けられ、室外機１の本体４上部
に吸込口８が壁面吸込口９と対向して配置され、壁面吸
込ロアの上方に離して室外機１の下面および前面に形成
された吸込口Ｓａ。

５ｂが風路１３内に設けられている。室外機１は。

第２図に示すように９台板２１に下吸込口５ａが設けら
れ９台板２１上に傾斜した熱交換器２が設けられ、熱交
換ｇＨ上に送風機３が設けられ、熱交換器２の前面と対
向して本体４に前面吸込口５ｂが設けられ、送風機３の
吹出口を前側に配置して本体４の吹出口８と一体に設け
、熱交換器２．送風機３の一側方の本体４内に圧縮機お
よび電気品（図面省略）などを収納する機械室２２が設
けられている。なお、この実施例の空気調和装置は建物
の各階に設けられ、室外機はべりメータゾーンの外壁に
設けられる。

次に９以上のように構成された実施例の空気調和装置の
動作基こついて説明する。送風機３によって、建物外壁
６に設けた壁面吸込ロアから室外１７の外気が吸込まれ
、風路１３を通って下面、前面吸込口５ａ、５ｂから室
外機１の本体４内に外気が吸込まれる。吸込まれた外気
は、熱交換器２によって冷媒と熱交換され、送風機３に
よって本体４の吹出口８．壁面吹出口９を通って室外Ｉ
７に放出される。熱交換された冷媒は一般的な冷媒回路
によって室内機１８の熱交換器で熱交換されて室内１６
の空気調和を行う。

この実施例では、外壁６の壁面吹出口９と壁面吸込口Ｔ
とが上下に遠く離れているので、壁面吹出口９から吹出
された空気が壁面吸込口１から再度吸込まれるショート
サイクルが生じない。また。

室外機１は、小形の送風機３を４台使用し、製品幅が大
きくなっているが、この分奥行が小さくなっているので
、奥行方向のスペースが小さ（てすみ、このため、室内
１６側の室外機１設置スペースも小さくてすむ、さらに
、風路１３は天井１５裏の厚さ部分のスリット状にを用
いるデッドスペースの利用になっている。そして、壁面
吹出口９゜壁面吸込口Ｔは、意匠上の要求などから高さ
を小さくすると、所望風量を確保するために幅を大きく
しなければならないが、上下に遠く離れているので、外
壁６の強度を強く保っている。

なお、上記実施例では、建物の窓下の外壁内に風路を形
成し、この風路内に室外機を設置したが。

この室外機は、２面のうちの片方の吸込口のみでも使用
できるので、室外機前面を壁面（６）と接して据付けて
も、また室外機前面を風路の仕切板１４ｂと面一に据付
けても室外機の吸込口は確保することができる。この第
二の実施例を第３図に示す。

第３図において、室外機本体の吸込口（５）と外壁に開
口した壁面吸込口１間の風路１３部分と天井裏３１と接
する仕切板１４ｂに穴３４を設け、この穴と下階の室内
ユニット１８間をダクト３３で連通させるようにして、
新鮮な外気を取り入れ。

または排気するようにしたもので、上記ダクトは吸気管
と排気管の２本から構成されている。

なお、ダクトの他端は室内ユニットに接続することに限
定されるものではなく全熱交換器を有する換器装置に接
続しても上記と同様効果を有する。

以上のように構成するようにしたから、外壁に新たに外
気の取入口、排出口を設けることなく上記外壁の吸込ロ
アより新鮮な空気を取入れ、または排気することができ
るので、建物の美観が損なわれることがない。

また室内からの排出空気は、冷房時には外気温より低く
、また暖房時には外気温より高いので。

上階の室外機に廃熱として利用され、エネルギーの再利
用としての効果を有する。

また、ベランダのひさしに吊下げて使用したり。

外気に放置して使用したりすることもでき、使用範囲が
広いものである。

第４図はこの発明の第三の実施例を示す。第４図におい
て、２３は室外機１の台板２１に固定された熱交換器２
の取付台であり、取付台２３の前側に下面吸込口５ａが
設けられ、この吸込口５ａ後方端部に冷媒配管１９の案
内を兼ねたこれらの固定板２４が固定され９台板２１下
方の吸込口５ａの邪魔にならない部分に冷媒配管１９を
通しているので、スペースの有効な利用ができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、建物の外壁に
壁面吹出口と壁面吸込口を上下に配置して設け、上記外
壁の室内側に仕切りを設けて外壁と仕切りの間に形成し
た風路内に室外機を設置し。

この室外機の吹出口を壁面吹出口と対向させ、室外機の
吸込口を壁面吸込口より上方の風路内に配設したので、
外壁に設けた壁面吹出口と壁面吸込口を上下方向に遠く
離すことができ、壁面吹出口から吹出された排気が壁面
吸込口から再び吸込まれることがなく、また意匠的にも
良好で２強度の高い外壁による室外機の設置が可能とな
り、最近。

室外機と室内機の冷媒配管の長さ、パイプシャフトの不
用などで室外機の設置場所に苦慮しているビルディング
の空気調和装置として好適であるという効果が得られる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による空気調和装置を示す
縦断側面図、第２図は第１図の空気調和装置に用いる室
外機を示す斜視図、第３図はこの発明の第二の実施例の
空気調和装置を示す要部の縦断側面図、第４図はこの発
明の第三の実施例の空気調和装置を示す要部の縦断側面
図、第５図は従来の空気調和装置の室外機を建物の外壁
に設けた縦断側面図である。 １・・・室外機、２・・・熱交換器、３・・・送風機、
４・・・室外機の本体、ｓａ、ｓｂ・・・吸込口、６・
・・建物の外壁、７・・・壁面吸込口、８・・・吹出口
、９・・・壁面吹出０．１３・・・風路、１４ａ、１４
ｂ・・・仕切り。 ２１・・・台板、２４・・・冷媒配管固定板。 なお１図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）建物の外壁に、壁面吹出口と壁面吹出口下方に配
   置した壁面吸込口とを設け、上記外壁とこの外壁の内側
   に設けた仕切りとの間に形成した風路内に空気調和機の
   室外機を設置し、この室外機の吹出口を上記壁面吹出口
   と対向させ、上記室外機の吸込口を上記風路内の上記壁
   面吸込口より上方に配設したことを特徴とする空気調和
   装置。
2. （２）室外機は、上部に送風機を配設し、この送風機の
   下方に、上部が前側に位置する傾斜を設けて熱交換器を
   配置し、この熱交換器の下面および前面に吸込口を設け
   た特許請求の範囲第１項記載の空気調和装置。
3. （３）室外機は、台板の吸込口後方部に冷媒配管固定板
   を設けた特許請求の範囲第２項記載の空気調和装置。
4. （４）壁面吸込口から室外機吸込口までの風路部分で天
   井裏と接する仕切板に外気取入口および排出口を設け、
   室内に連通させたことを特徴とする特許請求範囲第１項
   記載の空気調和装置。