JPS62241786A - 自転車用フロントデイレ−ラ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は自転車用フロントディレーラ−１詳しくは固
定部材とチェンガイドと、該チェンガイドを前記固定部
材に支持するリンク部材とから成るリンク機構を備え、
このリンク機構の変形で前記チェンガイドを多段フロン
トギヤの軸方向に移動させるようにした自転車用フロン
トディレーラ−に関する。

（従来の技術） 従来この種自転重用フロントディレーラ−として、例え
ば実公昭５５−８７０７号公報記載のものが知られてお
り、この公報記載のフロントディレーラ−は、自転車フ
レームに固定される固定部材と、外ガイドプレートと内
ガイドプレートとをもったチェンガイドと、一対の平行
なリンクプレートから成るリンク部材とを備え、該リン
ク部材と前記固定部材及びチェンガイドを、多段フロン
トギャの軸方向と直交方向に延びる枢支軸を介して連結
することにより、前記チェノガイドを前記フロントギヤ
の軸方向に移動可能としたリンク機構を形成し、該リン
ク機構をレバー操作で変形させて、前記チェノガイドを
前記フロントギヤの軸方向に移動させることにより、前
記チェノガイドでチェノを前記フロントギヤの一つのギ
ヤに書換えて変速するようにしている。

また前記自転車用フロントディレーラ−においては、前
記リンク部材にリターンスプリングを設けて、該リター
ンスプリングにより前記チェノガイドを、常に前記自転
車フレームに近接する内側方向、つまり前記多段フロン
トギヤの大径ギヤから小径ギヤに至る方向に付勢し、操
作レバーを前記リターンスプリングに抗して往動操作し
、前記チェノガイドを強制移動させることにより、前記
チェノを小径ギヤから大径ギヤに書換え、又、前記操作
レバーを復動操作し、前記チェノガイドを前記リターン
スプリングの復元力で復動させることにより、前記チェ
ノを小径ギヤに書換えるようにしている。

（発明が解決しようとする問題点） ところで以上のごとき自転車用フロントディレーラ−で
は、小径ギヤから大径ギヤにチェノを書換えて上り変速
する場合、チェノガイドをリターンスプリングに抗して
強制的に移動させて大径ギヤに書換えるから、変速性は
あまり問題にならないのであるが、大径ギヤから小径ギ
ヤにチェノを書換えて下り変速する場合、特に、前記チ
ェノガイドを、リターンスプリングの復元力のみで移動
させるものにおいては、前記チェノを小径ギヤに書換え
る力が不足することが多く、又、チェノガイドにおける
チェン押圧部が、チェノのフロントギヤとの噛合点に対
し遠ざかることになるため、変速性が悪かったのである
。

本発明は以上のごとき問題に鑑みて成したもので、その
目的は、固定部材と、チェノガイドと、このチェノガイ
ドを枢支軸を介して前記固定部材に支持するリンク部材
とから成るリンク機構における前記枢支軸の取付角度を
傾斜させて、前記チェノガイドによる下り変速時に、該
チェノガイドを自転車の前後方向前方側に変位させてチ
ェノガイドの撓み皿及びチェノの撓み量を少なくできる
ようにすると共に、チェノを斜め方向から小径ギヤに案
内させることにより、下り変速性を高めることができる
自転車用フロントディレーラ−を提供せんとするもので
ある。

（問題点を解決するための手段） 本発明の自転車用フロントディレーラ−は、図面に示す
ごとく構成したもので、自転車のフレームに固定する固
定部材（１）と、外ガイドプレー）（２１）及び内ガイ
ドプレー）　（２２）をもったチェノガイド（２）と、
このチェノガイド（２）を枢支軸（４）を介して前記固
定部材（１）に支持するリンク部材（３）とから成るリ
ンク機構を備え、このリンク機構の変形で前記チェノガ
イド（２）を多段フロントギヤの軸方向に移動させるご
とくしたフロントディレーラ−において、前記枢支軸（
４）の軸心を、自転車の前後方向後方側が前方側に対し
前記チェノガイド（２）から前記フレーム側に離れる方
向に位置するごとく傾斜させ、前記チェノガイド（２）
が前記フロントギヤの軸方向内方に移動するとき、該チ
ェノガイド（２）を自転車の前後方向前方側に変位させ
るごとくしたことを特徴とするものである。

（作用） しかして前記チェノガイド（２）を前記多段フロントギ
ヤの軸方向内方に移動させて、該フロントギヤの大径ギ
ヤから小径ギヤにチェノを書換えるとき、つまり下り変
速を行うときには、前記枢支軸（４）を中心として前記
チェノガイド（２）が自転車の前後方向前方側に変位さ
れながら、前記小径ギヤへと移動されるのであり、従っ
て前記チェノガイド（２）で前記チェノが速やかに抑圧
移動されて前記小径ギヤに書換えられ、下りの変速性が
良好となるのである。

（実施例） 以下本発明にかかる自転車用フロントディレーラ−を図
面の実施例によって説明する。

図面に示すフロントディレーラ−は、自転車のシートフ
レーム（Ｆ）に取付バンド（１ａ）を介して固定される
固定部材（１）と、外ガイドプレー）（２１）及び内ガ
イドプレー）　（２２）をもったチェンガイド（２）と
、一対の第１及び第２リンクプレー）　（３１）（３２
）から成るリンク部材（３）とを備え、該リンク部材材
（３）を前記固定部材（１）及びチェンガイド（２）に
枢支軸（４）を介して連結することにより、前記固定部
材（１）とチェンガイド（２）とリンク部材（３）とで
リンク機構（Ａ）を形成している。

また前記リンク機ｅｌｌ　（Ａ　）を形成する前記リン
ク部材（３）の第１リンクプレー）（３１）には、上方
に向けて延びる操作具（３３）を設け、該操作具（３３
）を自転車ハンドル（図示せず）に取付けた操作レバー
に連動連結して、該レノクー操作で前記操作！１．（３
３）を揺動させることにより、前記各リンクプレート（
３１）（３２）を平行移動さきて、前記チェンガイド（
２）を前記フレーム（Ｆ）の下部位置に設けた多段フロ
ントギヤ（Ｇ）の軸方向に移動させるごとくしている。

前記多段フロントギヤ（Ｇ）は、外部側に大径ギヤ（Ｇ
−１）を、内部側に小径ギヤ（Ｇ−２）を備え、前記チ
ェンガイド（２）の移動でチェ７（Ｃ）を前記各ギヤ（
Ｇ−１）（Ｇ−２）に掛換えることにより変速するごと
くしている。

また図の実施例においては、前記チェンガイド（２）と
リンク部材（３）との間に、前記チェンガイド（２）を
前記フロントギヤの軸方向内方、即ち小径ギヤ方向に付
勢するリターンスプリング（図示せず）を設けており、
又、前記枢支軸（４）として、４本の枢支ピン（４ａ）
（４ｂ）（４ｃ）（４ｄ）を用い、この内２木のピン（
４ａ）（４ｂ）で前記リンク部材（３）を形成する各リ
ンクプレー）　（３１）（３２）の上端部を前記固定部
材（１）に支持し、他方２本のピン（４ｃ）（４ｄ）で
前記各りンクプレー）（３１）（３２）の下端部を前記
チェンガイド（２）に支持させ、前記各ピン（４ａ）　
　（４ｂ）　　（４ｃ）（４ｄ）を中心に前記各りンク
プレー）（３１）（３２）を平行移動させるごとくして
いる。

しかして以上のごとき自転車用フロントディレーラ−に
おいて、前記各ピン（４ａ）（４ｂ）（４ｃ）（４ｄ）
つまり前記枢支軸（４）の軸心を、自転車の前後方向後
方側が前方側に対し、前記チェンガイド（２）から前記
フレーム（Ｆ）側に離れる方向に位置するごとく傾斜さ
せ、前記チェンガイド（２）が前記フロントギヤ（Ｇ）
の軸方向内方に移動するとき、つまり該フロントギヤ（
Ｇ）の大径ギヤ（Ｇ−１）から小径ギヤ（Ｇ−２）へと
前記チェンガイド（２）が移動されて、下り変速が行わ
れるとき、このチェンガイド（２）を１ｎ記フロントギ
ヤ（Ｇ）の軸方向に移動させながら、かつ自転車の前後
方向前方側に変位させるごとくしたのである。

具体的には、第２図で明らかなごとく、前記フロントギ
ヤ（Ｇ）の軸心線と直交し、自転車の前後方向に延びる
線（ａ）に対し、前記枢支軸（４）の軸心線（ｂ）をＯ
角度傾斜させるのであって、前記チェンガイド（２）を
前記フロントギヤ（Ｇ）の軸心線方向に移動させるとき
、前記チェンガイド（２）を前記枢支軸（４）の軸心線
（ｂ）に対して直交する方向、つまり同図の矢印（イ）
方向に移動させるごとくなすのである。

斯くすることにより前記チェンガイド（２）を前記フロ
ントギヤ（Ｇ）の大径ギヤ（Ｇ−１）から小径ギヤ（Ｇ
−２）側に移動させ、前記チェンガイド（２）で前記チ
ェ７（Ｃ）を前記小径ギヤ（Ｇ−２）に掛換えるべく下
り変速を行うとき、１１１１記チエンガイド（２）は前
記フロントギヤ（Ｇ）の軸心方向に移動されながら前記
矢印（イ）方向に移動されるのであり、つまり前記チエ
ンガイド（２）の外ガイドプレート（２１）に形成され
る前記チェ７（Ｃ）の押圧部が、自転車の前後方向前方
側に変位されるのであり、従って前記外ガイドプレート
（２１）の抑圧部で前記チェ７（Ｃ）を斜め方向から１
ｎ記小径ギヤ（Ｇ−２）に案内できるため、前記チェン
ガイド（２）による下り変速性が高められるのである。

また以上の構成とするときには、前記チェンガイド（２
）による下り変速時で、前記外ガイドプレー）（２１）
の押圧部で前記チェ７（Ｃ）を前記小径ギヤ（Ｇ−２）
に掛換えるとき、前記抑圧部が前方側に変位されること
から、この押圧部と前記チェンガイド（２）のリンク部
材（３）との連結部位までの距離が小となって、前記チ
ェンガイド（２）の撓み量を少なくでき、しかも前記フ
ロントギヤ（Ｇ）におけるチェン噛合点と前記外ガイド
プレー）（２１）の抑圧部までの距離を小となして、前
記チェ７（Ｃ）の撓み量も少なくでき、従ってこれらの
ことから前記チェンガイド（２）による下りの変速性が
高められるのである。

さらに前記枢支軸（４）を、前述したごとく、自転１１
〔の前後方向に対して傾斜させるときには、前記フロン
トディレーラ−を前記シートフレーム（Ｆ）に取付けた
とき、このフロントディレーラ−の全体を前記フレーム
（Ｆ）の後部側に無理な′　く配置できるのである。

前記実施例では、前記枢支軸（４）として４木の枢支ビ
ン（４ａ）（４ｂ）（４ｃ）（４ｄ）を使用したが、本
発明では１本の枢支軸（４）で前記チェ７がイド（２）
を移動可能に支持するようにしたものに適用できること
は勿論である。

又、本考案フロントディレーラ−は、図示した如く、小
径ギヤと大径ギヤとから成る２段フロントギヤと共に用
いる他、小径ギヤと中径ギヤと大径ギヤとから成る例え
ば３段フロントギヤと共に用いてもよいことは勿論であ
る。

（発明の効果） 以上説明したごと（本発明の自転車用フロントディレー
ラ−では、チェンガイド（２）を支持する枢支軸（４）
の軸心を、自転車の前後方向後方側が前方側に対し前記
チェンガイド（２）から自転車のフレーム（Ｆ）側に離
れる方向に位置するごとく傾斜させ、前記チェンガイド
（２）をフロントギヤ（Ｇ）の軸方向内方に移動させる
とき、つまり該フロントギヤ（Ｇ）に掛回されるチェ７
（Ｃ）を、このフロントギヤ（Ｇ）の大径ギヤ（Ｇ−１
）から小径ギヤ（Ｇ−２）側に掛換えるべく下り変速す
るとき、前記チェンガイド（２）を自転車の前後方向前
方側に変位させるごとくしたから、下り変速時における
チェンガイド（２）の（りみ全及びチェ７の（４み量を
少なくできると共に、チェ７を斜め方向から小径ギヤに
案内させることができて、前記下りの変速性を著しく高
め得るに至ったのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のフロントディレーラ−を示す正面図、
第２図は同フロントディレーラ−の平面図である。 （１）・・・・・固定部材 （２）・・・・−チェンガイド （２１）・・・拳外ガイドプレート （２２）・・・・内ガイドプレート （３）−・・・・りンク部材 （４）・・・・優枢支軸 （Ａ）　　・・・・・リンク機構 （Ｆ）・・・・・フレーム

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自転車のフレームに固定する固定部材（１）と、外ガイ
   ドプレート（２１）及び内ガイドプレート（２２）をも
   ったチェンガイド（２）と、このチェンガイド（２）を
   枢支軸（４）を介して前記固定部材（１）に支持するリ
   ンク部材（３）とから成るリンク機構を備え、このリン
   ク機構の変形で前記チェンガイド（２）を多段フロント
   ギヤの軸方向に移動させるごとくしたフロントディレー
   ラーであって、前記枢支軸（４）の軸心を、自転車の前
   後方向後方側が前方側に対し前記チェンガイド（２）か
   ら前記フレーム側に離れる方向に位置するごとく傾斜さ
   せ、前記チェンガイド（２）が前記フロントギヤの軸方
   向内方に移動するとき、該チェンガイド（２）を自転車
   の前後方向前方側に変位させるごとく成したことを特徴
   とする自転車用フロントディレーラー。