JPS62240979A - 固体放電装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は誘電体と、前記誘電体を介して配設された第１
電極及び第２電極と、上記第１電極の近傍にイオンを発
生させるために、上記第１電極と第２電極との間に交流
電圧を印加する手段を存する板状の固体放電装置に関す
る。

この種固体放電装置は例えば複写機、ファクシミリ等の
静電記録装置における除・帯電器とじて用いられる。

（従来技術） 複写機、ファクシミリ等の静電記録装置の除・帯電器等
として、従来使用されていた細線型コロナ放電器に代わ
って、最近では固体数′を装置の実用化が計られている
。

第６図に従来例に係る固体放電装置を示す。

固体放電装置３０は第１電極３１と第２ｉ１１極３２と
誘電体３３とから構成される。第１電極３１と第２電極
３２との間に交流電圧印加手段２０によって交流電圧を
印加し、第１電極３１の近傍に正負のイオンを発生させ
、第１電極３１と被帯電体（例えば感光体）１０との間
にバイアス電圧印加手段２１によりバイアス電圧を印加
して被帯電体１０を所定の極性に帯電させる。バイアス
電圧印加手段２１は第２電極３２と被帯電体１０との間
に接続しても良く、又バイアス電圧印加手段として整流
回路を使用しても良い。

こめ様な固体放電装置は図から明らかな様に、板状の誘
電体の厚み方向の平面部分に第１電極３ｌを露出してこ
の面を放電面として使用する様に構成されている。

従って横方向にスペースを取り、コロナ放電の際発生す
るオゾンに対して、これの逃げを妨害するように広がっ
ているため、オゾンが逃げにくく、通風性が悪いという
欠点があった。

また静電記録装置に用いる場合、幅方向にスペースを取
るため小径のドラム型感光体には不向きであるという不
具合があった。

（目的） 本発明はこの様な従来例の欠点を解消し、通風性が良く
、オゾンの逃げ易い構造とし、また小径のドラム型感光
体にも適合する固体放電装置を提供することを目的とす
る。

（構成） この目的のために本発明は、長手方向に伸びる端面に放
電面を形成し、被帯電体には起立させて配設し得るよう
にしたものである。

以下、本発明の各実施例を図面に基づき説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る固体放電装置と被帯電
体との電気的結線図である。

板状の固体放電装置１は、絶縁体２と絶縁体３に挟まれ
た第１電極４と絶縁体３上に配設された第２電極５と誘
電体６とで構成される。第１電極４は固体放電装置１の
長手方向の端面で露出しており、固体放電装置１は第１
電極４側を被帯電体１０に対向させて、被帯電体１０に
対して立てて配設されている。

第１電極４と第２電極５との間に交流電圧印加手段２０
により交流電圧を印加すると、第１電極４の近傍でコロ
ナ放電が起こり、正・負のイオンが発生する。従って、
第１電極４と被帯電体１０との間にバイアス電圧印加手
段２１によりバイアス電圧を印加して直流電界を形成す
ることによって、前記圧・負のイオンのうち必要な極性
のイオンだけが加速されて、被帯電体１０を所定の極性
に帯電させることが出来る。

第１図の実施例では、第１電極４と被帯電体１０との間
にバイアス電圧印加手段２１が接続されているが、バイ
アス電圧印加手段２１は第２電極５と被帯電体１０との
間に接続しても良い。

第２図はその変形例を示す第１図同様の結線図である。

この実施例ではバイアス電圧印加手段として、ダイオー
ドＤ＋　、Ｄｚ　、コンデンサーＣＩ、Ｃｚ、抵抗Ｒか
らなる整流回路を用い、交流電圧印加手段２０の出力の
全て又は一部を整流してバイアス電圧を得るようにして
いる。尚、第２図には整流回路の一例を示したが他の整
流回路を使用しても良い。又、固体放電装置を除電器と
して使用する場合は、バイアス電圧印加手段（整流回路
）は必要ない。

尚、固体放電装置１は絶縁体２，３の材料としてセラミ
ックを使用すれば、セラミックの焼結温度は１０００℃
以上であるので、第１電極４と及び第２電極５の材料と
して高温処理の可能な金属を選ぶ事ができ、電極の劣化
が少ないという利点を持つ。又固体放電装置ｌの第１電
極４側の端面を研磨することによって被帯電体１０との
ギャップの精度が出せる。

第３図は第２の実施例に係る固体放電装置の主要部を示
す図、第４図、第５図はその変形実施例を示す図である
。

固体放電装置１が絶縁体２と第１電極４と第２電極５と
誘電体６とで構成されるのは第１の実施例と同じである
が、第３図に示す実施例では第１電極４を誘電体６の長
手方向端面に露出させている。第４図に示す変形例では
誘電体６の形状を異ならせている。又第５図に示す変形
例では第１電極４のサイズを異ならせている。

いずれも第１電極４と第２電掻５の間に図示しない交流
電圧印加手段によって交流電圧を印加すると、第１電極
４の近傍でコロナ放電が起こり、正負のイオンが発生し
、除電器として使用できる。

又、バイアス電圧印加手段を用いて帯電器として使用で
きる。

この様に本発明では薄板状の固体放電装置を起立させて
縦長に配置するものである。薄い放電体素子はその平面
部は容易に撓み、被帯電体との放電距離を正確に維持す
ることが困難であるが、この様に端面を利用することに
より、撓みの断面二次モーメントは大きくなり、撓みを
殆ど考慮する必要がない。

ところで、帯電効率は放電電極である第１電極４の露出
している巾が小さい程大きくなるが、従来の固体放電装
置（第６図３０）では第１電極３１は印刷技術等の制約
から、巾の小さい、細い電極を作成するのが困難であっ
た。しかし、本発明による固体放電装置では第１Ｎ極４
の露出部の巾を小さくすることが出来るので、帯電効率
が大幅に向上する。

また、複写機の感光体のドラム径を小径にすることによ
り、装置を小型化することが出来るが、ドラム周辺の作
像各ユニットを配置する寸法約制限を生じていた。しか
し本放電装置を利用することにより、専有面積を大幅に
削減することが出来、ドラムの小径化を可能にする事が
出来る。

（効果） 本発明は以上述べた通りのものであり、本発明に係る固
体放電装置によれば、通風性が良くなり、オゾンを滞留
させることなく、又、小径のドラム型感光体にも適合す
ることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る固体放電装置と被帯電
体との電気的結線図、第２図はその変形例を示す第１図
同様の結線図、第３図は第２の実施例に係る固体放電装
置の主要部を示す図、第４図、第５図はその変形実施例
を示す図、第６図は従来例に係る固体放電装置である。 ４・・・第１電極、５・・・第２電極、６・・・放電体
。 ７１　　　第１図 〃Ｔ 第３図　　　　第４図 第５図 拓　【−一一一一二 六

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 誘電体と、前記誘電体を介して配設された第１電極及び
   第２電極と、上記第１電極の近傍にイオンを発生させる
   ために、上記第１電極と第２電極との間に交流電圧を印
   加する手段を有する板状の固体放電装置において、長手
   方向端面に第１電極を露出させ、放電面としたことを特
   徴とする固体放電装置。