JPS6224028Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6224028Y2 JPS6224028Y2 JP13367780U JP13367780U JPS6224028Y2 JP S6224028 Y2 JPS6224028 Y2 JP S6224028Y2 JP 13367780 U JP13367780 U JP 13367780U JP 13367780 U JP13367780 U JP 13367780U JP S6224028 Y2 JPS6224028 Y2 JP S6224028Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas seal
- combustion engine
- internal combustion
- gasket
- cylinder head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 5
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Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関のシリンダヘツドとシリンダ
ブロツクとの間のガスシール装置に関するもので
ある。
ブロツクとの間のガスシール装置に関するもので
ある。
周知の如く従来は第１図に示すようにシリンダ
ヘツド１とシリンダブロツク２との間をシールす
るために、ガスケツト４を設け、以つてライナ３
とシリンダヘツド１との間から燃焼ガスが漏洩す
るのを防止していた。しかしながら単にガスケツ
ト４を配置しただけでは燃焼に伴う高熱のため変
形が生じ充分なシール効果が得られなかつた。そ
のためにガスケツト４自体を種々改良したものが
知られているが充分ではなかつた。その理由はシ
リンダヘツド１をヘツド固定用のヘツドボルトシ
リンダブロツク２に締め付けた場合にガスケツト
４に変形が生じ又シリンダ内の燃焼ガスの圧力が
印加された場合にもガスケツト４が変形し、その
結果シリンダヘツド１、シリンダブロツク２、ラ
イナ３およびガスケツト４のそれぞれの接触面に
生ずる接触面圧を失ない、その接触面に隙間がで
きて、ガス洩れを生ずるためである。
ヘツド１とシリンダブロツク２との間をシールす
るために、ガスケツト４を設け、以つてライナ３
とシリンダヘツド１との間から燃焼ガスが漏洩す
るのを防止していた。しかしながら単にガスケツ
ト４を配置しただけでは燃焼に伴う高熱のため変
形が生じ充分なシール効果が得られなかつた。そ
のためにガスケツト４自体を種々改良したものが
知られているが充分ではなかつた。その理由はシ
リンダヘツド１をヘツド固定用のヘツドボルトシ
リンダブロツク２に締め付けた場合にガスケツト
４に変形が生じ又シリンダ内の燃焼ガスの圧力が
印加された場合にもガスケツト４が変形し、その
結果シリンダヘツド１、シリンダブロツク２、ラ
イナ３およびガスケツト４のそれぞれの接触面に
生ずる接触面圧を失ない、その接触面に隙間がで
きて、ガス洩れを生ずるためである。
したがつて本考案の目的は変形によつて隙間が
生じても燃焼ガスが漏洩しないシリンダヘツドと
シリンダブロツクとの間のガスシール装置を提供
するものである。
生じても燃焼ガスが漏洩しないシリンダヘツドと
シリンダブロツクとの間のガスシール装置を提供
するものである。
本考案によれば内燃機関内の燃焼室に最も近い
ガスシール部又はその近傍をスズ等の溶解温度の
低い金属を使い以つて溶解密封させるようになつ
ている。
ガスシール部又はその近傍をスズ等の溶解温度の
低い金属を使い以つて溶解密封させるようになつ
ている。
以下本考案の実施例を添付した図面を参照して
説明する。
説明する。
第２図および第３図に示す本考案の実施例にお
いて、１はシリンダヘツド、２はシリンダブロツ
ク、３はライナ、４はガスケツトであり、これら
の要素は実質的に第１図に示した従来例と同様に
配置されている。本考案の一実施列によればガス
ケツト４のライナ側の周縁部に切欠部４ａを形成
し、全体的に円環状のガスシール５がこの切欠部
４ａとライナ３の上面との間にまたがつてシリン
ダヘツド１の下側にはさまれて配置されている。
いて、１はシリンダヘツド、２はシリンダブロツ
ク、３はライナ、４はガスケツトであり、これら
の要素は実質的に第１図に示した従来例と同様に
配置されている。本考案の一実施列によればガス
ケツト４のライナ側の周縁部に切欠部４ａを形成
し、全体的に円環状のガスシール５がこの切欠部
４ａとライナ３の上面との間にまたがつてシリン
ダヘツド１の下側にはさまれて配置されている。
このガスシールは第３図によく示されているよ
うに断面形状が長方形で設計上のシール代である
隙間より若干厚めに形成させ、締め付け用のヘツ
ドボルトを締め付けた時に潰れるようになつてい
る。そしてこのガスシール５の素材としては錫、
亜鉛、その他の合金等の溶解温度の低い金属を用
いる。このような溶解温度の低い金属は高温下で
は軟いため、ライナ３が変形してもその変形に追
従することができ、かつ燃焼室の圧力によつて隙
間が生じた場合にその隙間に流動して隙間を充填
してシールするようになつている。
うに断面形状が長方形で設計上のシール代である
隙間より若干厚めに形成させ、締め付け用のヘツ
ドボルトを締め付けた時に潰れるようになつてい
る。そしてこのガスシール５の素材としては錫、
亜鉛、その他の合金等の溶解温度の低い金属を用
いる。このような溶解温度の低い金属は高温下で
は軟いため、ライナ３が変形してもその変形に追
従することができ、かつ燃焼室の圧力によつて隙
間が生じた場合にその隙間に流動して隙間を充填
してシールするようになつている。
内燃機関の作動に際し、シリンダ内に圧力が発
生し、高温となると、第４図に示すように、本考
案に係るガスシール５はそのシリンダ側の内端部
が高温のガスにより５ａで示すように溶解し密封
シール部が形成されるのである。
生し、高温となると、第４図に示すように、本考
案に係るガスシール５はそのシリンダ側の内端部
が高温のガスにより５ａで示すように溶解し密封
シール部が形成されるのである。
第５図は本考案の別の実施例を示しており、ガ
スケツト４の内端部の上下に切欠部４ａ，４ａ、
を形成すると共に、これらの部分に錫をグロメツ
トに使つた断面コ字形のガスシール５ｂが嵌着さ
れている。この実施例ではガスシール５ｂはガス
ケツト４の内端部に設けられ、ライナの上端とシ
リンダヘツドとの間には設けられていないけれど
も、その作用効果は全く同じである。
スケツト４の内端部の上下に切欠部４ａ，４ａ、
を形成すると共に、これらの部分に錫をグロメツ
トに使つた断面コ字形のガスシール５ｂが嵌着さ
れている。この実施例ではガスシール５ｂはガス
ケツト４の内端部に設けられ、ライナの上端とシ
リンダヘツドとの間には設けられていないけれど
も、その作用効果は全く同じである。
なお本考案の実施に際して、ライナ３やガスケ
ツト４は変形の少ない素材を選択するのが好まし
い。
ツト４は変形の少ない素材を選択するのが好まし
い。
以上のように本考案はガスケツトの内端に溶解
温度の低い金属からなるガスシールを介在させた
ので、内燃機関の作動によりその熱でガスシール
は溶解状態となり、略完全なシール機能を発揮さ
せることができる。したがつてガス洩れによる故
障や出力損失を防ぐことができる。
温度の低い金属からなるガスシールを介在させた
ので、内燃機関の作動によりその熱でガスシール
は溶解状態となり、略完全なシール機能を発揮さ
せることができる。したがつてガス洩れによる故
障や出力損失を防ぐことができる。
又構造が簡単であり、特別なガスケツトを必要
としない。
としない。
第１図は従来技術に係る内燃機関におけるシリ
ンダヘツドとシリンダブロツクとの間のガスシー
ル装置を示す断面図、第２図は本考案に係る内燃
機関におけるシリンダヘツドとシリンダブロツク
との間のガスシール装置の一実施例を示す断面
図、第３図は第２図の点円部分の拡大断面図、第
４図は内燃機関運転後のガスシールの状態を示す
第３図と同じ部分の断面図、第５図は別の実施例
を示す断面図である。 １……シリンダヘツド、２……シリンダブロツ
ク、３……ライナ、４……ガスケツト、５，５ｂ
……ガスシール、５ａ……溶解部。
ンダヘツドとシリンダブロツクとの間のガスシー
ル装置を示す断面図、第２図は本考案に係る内燃
機関におけるシリンダヘツドとシリンダブロツク
との間のガスシール装置の一実施例を示す断面
図、第３図は第２図の点円部分の拡大断面図、第
４図は内燃機関運転後のガスシールの状態を示す
第３図と同じ部分の断面図、第５図は別の実施例
を示す断面図である。 １……シリンダヘツド、２……シリンダブロツ
ク、３……ライナ、４……ガスケツト、５，５ｂ
……ガスシール、５ａ……溶解部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内燃機関のシリンダヘツドとシリンダブロツ
クとの間のガスシール装置において、シリンダ
ヘツドとシリンダブロツクとの間に介在させた
ガスケツトの内端に円環状のガスシールを設
け、そのガスシールは溶解温度の低い金属で構
成され、内燃機関の作動に際して溶解されるこ
とを特徴とする内燃機関のガスシール装置。 (2) ガスシールの断面が長方形であつてライナの
上面に配置されている実用新案登録請求の範囲
第１項記載の内燃機関のガスシール装置。 (3) ガスシールの断面がコ字形であつてガスケツ
トの内端部に嵌挿されている実用新案登録請求
の範囲第１項記載の内燃機関のガスシール装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13367780U JPS6224028Y2 (ja) | 1980-09-22 | 1980-09-22 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13367780U JPS6224028Y2 (ja) | 1980-09-22 | 1980-09-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5757248U JPS5757248U (ja) | 1982-04-03 |
| JPS6224028Y2 true JPS6224028Y2 (ja) | 1987-06-19 |
Family
ID=29493899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13367780U Expired JPS6224028Y2 (ja) | 1980-09-22 | 1980-09-22 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6224028Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-09-22 JP JP13367780U patent/JPS6224028Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5757248U (ja) | 1982-04-03 |
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