JPS62240241A - シ−ト異常送り検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、複写機や製本機等において未印刷もしくは既
印刷の紙などのシートが正しく１枚ずつ送られているか
否かを検出するシー］・異常送り検出装置にＩＩＩする
ものである。

（従来の技術） 複写機や製本機等においてシー１〜の異常送り、１なわ
ち、シートが全然送られていないか、または２枚以上の
シートが重なった状態で同時に送られている事態をシー
トの透過光用に基づいて検出する方式はすでに提案され
ている。この方式においては、第３図に示すように、検
査対象のシー１〜２の一方から投光ランプ１により照射
したときのシート２の透過光を受光索子３により電気信
号に変換し、それをリニア増幅器４で増幅した後、判別
器５でレベル判定を行ない、シート１枚のときの透過光
量に対応して定められた基準値を中心とする許容幅以内
に入っているか否かににす、シート枚数が１か否かを判
断する。

（発明が解決しようと・する問題点） 検出対象のシートには、例えば光透過率の大きな薄いト
レーシングベーパーなどから光透過率の小さな黒カーボ
ン紙などまで種々のものが存在し、それに伴って同一枚
数のシートでも透過光ωは大幅に異なる。らなみに、ト
レーシングペーパーの光透過率は、黒カーボン紙の光透
過率の数倍にもなる。そのため、一つの固定した測定・
検出系によって送り異常を検出するのには、広範囲にわ
たって高精度の機器が必要となり、増幅器のゲインも微
調整可能とする必要がある。

このような不都合を除去するために、単位シートの光透
過率に応じてシートを何クラスかにグループ分けし、そ
れぞれのグループに応じて投光ランプの明るさ、および
／または、増幅器のゲインを切換える方式のものも提案
されているが、それでは機器構成が複雑になり、切換操
作も煩雑である。

したがって本発明の目的は、機器構成おＪ：び切換操作
の１！９甲なシート異常送り検出装置を提供することに
ある。

（問題点を解決づるための手段） 本発明のシート異常送り検出装置は、送り途上のシート
に向けて一方の面から投光する投光手段と、前記シー１
〜の他方の面から前記シートの透過光を受光し、その受
光量に応じた電気出力を生ずる受光素子と、この受光素
子の電気出力を、対数特性をもって増幅する対数増幅器
と、１枚のシー１−を送ったときの前記対数増幅器の出
力を基準直として記憶する記憶手段と、検出対像のシー
トを送ったときの前記対数増幅器の出力を前記記憶手段
に記憶された基準値と比較し、前者が予め定められた許
容範囲を外れたときに異常信号を出力する判別手段とを
具備したことを特徴とするものである。

（作　用） 対数増幅器を用いて対数特性によるデータ圧縮を施すこ
とにより広範囲の測定値に対して低値も高値も切換操作
なしに同一の相対精度をもって処理Ｊ゛ろことができ、
さらに記憶手段と判別手段を組合せることにより光透過
率の異なるシートに対して無操作・無調整で正常送り（
シート１枚ずつの送り）か否かを判別するこ、とができ
る。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例を示すものである。

第１図においては、受光素子３の出力ミス信号は対数増
幅器６により対数特性をもって増幅される。

この対数増幅器６の出力信号はＡ／Ｄ変換器７によりデ
ィジタル信号に変換され、マイクロコンピュータのＣＰ
Ｕ　（中央処理装置）８に導かれる。

ＣＰＵ８にはメモリ９が付設されている。

次に、第１図の袋打の動作について第２図のフローチャ
ートを参照して説明する。まず第１のステップ２１とし
て、シート１枚を送ったときの透過光ｆｆ１Ｑ１の設定
を行なう。これはシート１枚を実際に送って停止する特
別な動作サイクルを設け、実際に透過光量を測定するこ
とによって行なうか、予め選択された特定の種類のシー
トの場合には、予め測定され、メモリに記憶されている
データの中から読出すことによって行なってもよい。同
一印刷パターンの印刷ずみのシートの場合であるが、そ
の場合、印刷部とブランク部とでは光透過率が異なる。

この場合はブランク部についての測定データを検出点と
して用いるのがよい。というのは、実測によれば、ブラ
ンク部の方が印刷部よりも、シート１枚のときとそれ以
外のときの光透過ωの差が人きく、したがって検出精度
を上げることができるからである。

次のステップ２２として、ステップ２１で得られた透過
光ＩＱ１を基準値とし、判定のための許容幅を、下限値
Ｑ。についてはマイナス側の許容率αに基づきＱ（ｘ＝
Ｑｉ　　（１−α）により、また、上限値Ｑβについて
はプラス側の許容率βに基づきＱβ＝Ｑ１　（１＋β）
により算出して設定する。

ステップ２３以下で実際のシート送りサイクルにおける
シート送り異常の判定・検出が行なわれる。まず、ステ
ップ２３でシート送りサイクルに入るべき制御信号の有
無に基づいてシート送りナイクルに入ったか否かが判断
され、ｒＮＯＪのときは［エンド］となる。ｒＹＥｓＪ
のときは、次のステップ２４で送りシ・−１・の透過光
ｆｆ１Ｑの測定が行なわれ、この透過光ｆｆ１Ｑと前記
下限値Ｑ（ｘないし上限値Ｑβとの比較が行なわれ（ス
テップ２５．２６）、Ｑ＜Ｑ（ｘのときは２枚以上のシ
ートが同時に送られたものと判断してその旨の表示を行
ない（ステップ２７）、また、Ｑ＞Ｑβのときはシート
が全く送られていないものと判断してその旨の表示を行
ない（ステップ２８）、いずれもシート送り異常警報（
Ｉりを出して（ステップ２９）ストップする。Ｑａ≦Ｑ
≦Ｑβのときは正常送り、すなわちシート１枚ずつの送
りが行なわれているものとみなしてシート送りナイクル
を遂行させ、再びステップ２３へ戻ってシー１〜が無く
なるまで同様のサイクルを繰返す。

第２図においては、送り異常の表示（ステップ２７．２
８）と警報（ステップ２９）の両方で異常を知らばてい
るが、場合によっては、いずれか一方のみでもよい。ま
た、第２図では異常の場合の表示を２枚以上のときと零
枚のときとで別々に行ない、警報を両者に共通に行なっ
ているが、それとは逆に表示を共通にし、音響警報の方
で区別するようにしてもよい。

（発明の効果） 以上のようにして、対数増幅器を用いることににす、シ
ートの質や厚さの相違によって透過光量に数倍あるいは
それ以上の差があっても、投光ランプ１の照度を変えた
り、増幅器のゲインを切換えたりすることなく、高精度
のシート送り責常の検出を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
第１図の装置の動作を説明するためのフローチャー１−
１第３図は従来装置の基本構成を示すブロック図である
。 １・・・投光ランプ、２・・・シート、３・・・受光素
子、６・・・対数増幅器、７・・・Ａ／Ｄ変換器、８・
・・ｃＰＵ、９・・・メモリ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 送り途上のシートに向けて一方の面から投光する投光手
   段と、前記シートの他方の面から前記シートの透過光を
   受光し、その受光量に応じた電気出力を生ずる受光素子
   と、この受光素子の電気出力を、対数特性をもって増幅
   する対数増幅器と、１枚のシートを送ったときの前記対
   数増幅器の出力を基準値として記憶する記憶手段と、検
   出対象のシートを送ったときの前記対数増幅器の出力を
   前記記憶手段に記憶された基準値と比較し、前者が予め
   定められた許容範囲を外れたときに異常信号を出力する
   判別手段とを具備したシート異常送り検出装置。