JPH06111096A - 紙葉類判別装置 - Google Patents
紙葉類判別装置Info
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- JPH06111096A JPH06111096A JP4258670A JP25867092A JPH06111096A JP H06111096 A JPH06111096 A JP H06111096A JP 4258670 A JP4258670 A JP 4258670A JP 25867092 A JP25867092 A JP 25867092A JP H06111096 A JPH06111096 A JP H06111096A
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- light source
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Abstract
(57)【要約】
【目的】調整用テスト券に依存することなく、光センサ
の出力特性を精度良く補正して正確に紙葉類を判別す
る。 【構成】ＣＰＵ８は、Ｄ／Ａコンバータ１０を制御して
光源３の光量を所定範囲の間で複数の値に調整し、調整
される光量ごとのセンサ４の出力を補正データとしてメ
モリ９に保存し、光源３の光が搬送される紙幣を透過す
ることにより変化するセンサ４の出力をメモリ９に保存
した補正データを用いて処理回路７で補正し、この処理
回路７からの補正した出力から紙幣を判別する。
の出力特性を精度良く補正して正確に紙葉類を判別す
る。 【構成】ＣＰＵ８は、Ｄ／Ａコンバータ１０を制御して
光源３の光量を所定範囲の間で複数の値に調整し、調整
される光量ごとのセンサ４の出力を補正データとしてメ
モリ９に保存し、光源３の光が搬送される紙幣を透過す
ることにより変化するセンサ４の出力をメモリ９に保存
した補正データを用いて処理回路７で補正し、この処理
回路７からの補正した出力から紙幣を判別する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、光センサを用いて紙
葉類の判別を行う紙葉類判別装置に関する。
葉類の判別を行う紙葉類判別装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、搬送ベルトにより挟持されて搬
送路上を搬送される紙葉類に対して、光センサを用いて
その紙葉類の特徴を判別する紙葉類判別装置が設けられ
ている。
送路上を搬送される紙葉類に対して、光センサを用いて
その紙葉類の特徴を判別する紙葉類判別装置が設けられ
ている。
【０００３】このような紙葉類判別装置において、紙葉
類の特徴をより精度よく判別するために通常は光センサ
の感度を補正している。このような光センサの補正方式
として以下の方法がある。例えば、光源を通常判定時と
同様に発光させて紙葉類のない状態でデータを収集して
明基準レベルとする方法、また、光源を消灯して紙葉類
のない状態でデータを収集して暗基準レベルとして、こ
の暗基準レベルと前記明基準レベルとで補正を行う方
法、また、光源を通常判定時と同様に発光させて１種類
または複数種類の調整用テスト媒体（券）を挿入してデ
ータを収集し、これらの調整用テスト券のデータで補正
を行う方法、およびこれらの組み合わせによる方法等が
ある。
類の特徴をより精度よく判別するために通常は光センサ
の感度を補正している。このような光センサの補正方式
として以下の方法がある。例えば、光源を通常判定時と
同様に発光させて紙葉類のない状態でデータを収集して
明基準レベルとする方法、また、光源を消灯して紙葉類
のない状態でデータを収集して暗基準レベルとして、こ
の暗基準レベルと前記明基準レベルとで補正を行う方
法、また、光源を通常判定時と同様に発光させて１種類
または複数種類の調整用テスト媒体（券）を挿入してデ
ータを収集し、これらの調整用テスト券のデータで補正
を行う方法、およびこれらの組み合わせによる方法等が
ある。
【０００４】従来の調整用テスト券を使用する方法で
は、調整値が調整用テスト券に大きく依存しているた
め、この調整用テスト券の製造管理、汚れ、折れ等の保
管管理が必要であった。
は、調整値が調整用テスト券に大きく依存しているた
め、この調整用テスト券の製造管理、汚れ、折れ等の保
管管理が必要であった。
【０００５】また、調整用テスト券を使用しない方法で
は、明と暗のデータのみであり、中間レベルのデータが
ないことから、光センサの受光光量に対する出力（感
度）の特性が非直線性の場合、直線性への補正が行え
ず、また光センサ出力の特性が直線性の場合、重要領域
に対する非直線性の補正が行えない等の精度のよい補正
が行えないという問題があった。
は、明と暗のデータのみであり、中間レベルのデータが
ないことから、光センサの受光光量に対する出力（感
度）の特性が非直線性の場合、直線性への補正が行え
ず、また光センサ出力の特性が直線性の場合、重要領域
に対する非直線性の補正が行えない等の精度のよい補正
が行えないという問題があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の調整用テスト券を使用する方法では、調整値が調整用
テスト券に大きく依存しているため、この調整用テスト
券の製造管理、汚れ、折れ等の保管管理が必要であり、
調整用テスト券を使用しない方法では、明と暗のデータ
のみであり、中間レベルのデータがないことから、光セ
ンサの受光光量に対する出力（出力特性）の精度の良い
補正が行えなず、正確に紙葉類を判別することができな
いという問題があった。
の調整用テスト券を使用する方法では、調整値が調整用
テスト券に大きく依存しているため、この調整用テスト
券の製造管理、汚れ、折れ等の保管管理が必要であり、
調整用テスト券を使用しない方法では、明と暗のデータ
のみであり、中間レベルのデータがないことから、光セ
ンサの受光光量に対する出力（出力特性）の精度の良い
補正が行えなず、正確に紙葉類を判別することができな
いという問題があった。
【０００７】そこで、この発明は、調整用テスト券に依
存することなく、光センサの出力特性を精度良く補正し
て正確に紙葉類を判別することのできる紙葉類判別装置
を提供することを目的とする。
存することなく、光センサの出力特性を精度良く補正し
て正確に紙葉類を判別することのできる紙葉類判別装置
を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明の紙葉類判別装
置は、紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段で搬
送される紙葉類の搬送路上に設けられた光源と、この光
源から発光された光を受光して電気信号に変換する光電
変換手段と、上記光源の光量を所定範囲の間で複数の値
に調整する調整手段と、この調整手段で調整される光量
ごとの上記光電変換手段の出力を補正データとして保存
する保存手段と、上記光源の光が上記搬送手段で搬送さ
れる紙葉類を透過することにより変化する上記光電変換
手段の出力を上記補正データで補正する補正手段と、こ
の補正手段の出力を用いて上記紙葉類を判別する判別手
段とから構成されている。
置は、紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段で搬
送される紙葉類の搬送路上に設けられた光源と、この光
源から発光された光を受光して電気信号に変換する光電
変換手段と、上記光源の光量を所定範囲の間で複数の値
に調整する調整手段と、この調整手段で調整される光量
ごとの上記光電変換手段の出力を補正データとして保存
する保存手段と、上記光源の光が上記搬送手段で搬送さ
れる紙葉類を透過することにより変化する上記光電変換
手段の出力を上記補正データで補正する補正手段と、こ
の補正手段の出力を用いて上記紙葉類を判別する判別手
段とから構成されている。
【０００９】この発明の紙葉類判別装置は、紙葉類を搬
送する搬送手段と、この搬送手段で搬送される紙葉類の
搬送路上に設けられた光源と、この光源から発光される
光の基準板からの反射光を受光して電気信号に変換する
光電変換手段と、上記光源の光量を所定範囲の間で複数
の値に調整する調整手段と、この調整手段で調整される
光量ごとの上記光電変換手段の出力を補正データとして
保存する保存手段と、上記光源の光が上記搬送手段で搬
送される紙葉類に反射することにより変化する上記光電
変換手段の出力を上記補正データで補正する補正手段
と、この補正手段の出力を用いて上記紙葉類を判別する
判別手段とから構成されている。
送する搬送手段と、この搬送手段で搬送される紙葉類の
搬送路上に設けられた光源と、この光源から発光される
光の基準板からの反射光を受光して電気信号に変換する
光電変換手段と、上記光源の光量を所定範囲の間で複数
の値に調整する調整手段と、この調整手段で調整される
光量ごとの上記光電変換手段の出力を補正データとして
保存する保存手段と、上記光源の光が上記搬送手段で搬
送される紙葉類に反射することにより変化する上記光電
変換手段の出力を上記補正データで補正する補正手段
と、この補正手段の出力を用いて上記紙葉類を判別する
判別手段とから構成されている。
【００１０】
【作用】この発明は、搬送手段で紙葉類が搬送される搬
送路上に設けられた光源からの光を光電変換手段で受光
し、上記光源の光量を所定範囲の間で複数の値に調整
し、調整される光量ごとの上記光電変換手段の出力を補
正データとして保存し、上記光源の光が上記搬送手段で
搬送される紙葉類を透過することにより変化する上記光
電変換手段の出力を上記補正データを用いて補正手段で
補正し、この補正手段の出力を用いて上記紙葉類を判別
するようにしたものである。
送路上に設けられた光源からの光を光電変換手段で受光
し、上記光源の光量を所定範囲の間で複数の値に調整
し、調整される光量ごとの上記光電変換手段の出力を補
正データとして保存し、上記光源の光が上記搬送手段で
搬送される紙葉類を透過することにより変化する上記光
電変換手段の出力を上記補正データを用いて補正手段で
補正し、この補正手段の出力を用いて上記紙葉類を判別
するようにしたものである。
【００１１】この発明は、搬送手段で紙葉類が搬送され
る搬送路上に設けられた光源からの光が基準板を反射す
る反射光を光電変換手段で受光し、上記光源の光量を所
定範囲の間で複数の値に調整し、調整される光量ごとの
上記光電変換手段の出力を補正データとして保存し、上
記光源の光が上記搬送手段で搬送される紙葉類に反射す
ることにより変化する上記光電変換手段の出力を上記補
正データを用いて補正手段で補正し、この補正手段の出
力を用いて上記紙葉類を判別するようにしたものであ
る。
る搬送路上に設けられた光源からの光が基準板を反射す
る反射光を光電変換手段で受光し、上記光源の光量を所
定範囲の間で複数の値に調整し、調整される光量ごとの
上記光電変換手段の出力を補正データとして保存し、上
記光源の光が上記搬送手段で搬送される紙葉類に反射す
ることにより変化する上記光電変換手段の出力を上記補
正データを用いて補正手段で補正し、この補正手段の出
力を用いて上記紙葉類を判別するようにしたものであ
る。
【００１２】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図２は、紙葉類（紙幣）が搬送される
状態を示す図である。
照して説明する。図２は、紙葉類（紙幣）が搬送される
状態を示す図である。
【００１３】すなわち、紙幣１が図示されない搬送手段
により紙幣搬送方向２に搬送されるようになっている。
紙幣搬送方向２には、紙幣１を検出する光源３とセンサ
４とが設けられている。光源３で発光された光はセンサ
４に入力され、搬送される紙幣１が光源３からの光を遮
った際、センサ４は紙幣３の透過光を検出する。図１
は、上記センサ２の検出信号から紙葉類（紙幣）の判別
処理を行う紙葉類判別装置の構成を示すブロック図であ
る。
により紙幣搬送方向２に搬送されるようになっている。
紙幣搬送方向２には、紙幣１を検出する光源３とセンサ
４とが設けられている。光源３で発光された光はセンサ
４に入力され、搬送される紙幣１が光源３からの光を遮
った際、センサ４は紙幣３の透過光を検出する。図１
は、上記センサ２の検出信号から紙葉類（紙幣）の判別
処理を行う紙葉類判別装置の構成を示すブロック図であ
る。
【００１４】すなわち、光源３、センサ４、増幅器５、
Ａ／Ｄコンバータ６、処理回路７、ＣＰＵ８、メモリ
９、Ｄ／Ａコンバータ１０、制限抵抗１１によって構成
されている。増幅器５は、センサ４が光を検出して電気
信号に変換した検出信号を増幅してＡ／Ｄコンバータ６
へ出力するものである。Ａ／Ｄコンバータ６は、増幅器
５からの増幅信号をディジタル値に変換して信号処理回
路７へ出力するものである。処理回路７は、Ａ／Ｄコン
バータ６からのディジタル信号の各種補正、演算等の処
理を行うものである。
Ａ／Ｄコンバータ６、処理回路７、ＣＰＵ８、メモリ
９、Ｄ／Ａコンバータ１０、制限抵抗１１によって構成
されている。増幅器５は、センサ４が光を検出して電気
信号に変換した検出信号を増幅してＡ／Ｄコンバータ６
へ出力するものである。Ａ／Ｄコンバータ６は、増幅器
５からの増幅信号をディジタル値に変換して信号処理回
路７へ出力するものである。処理回路７は、Ａ／Ｄコン
バータ６からのディジタル信号の各種補正、演算等の処
理を行うものである。
【００１５】ＣＰＵ８は、全体の制御を司るもので、例
えば、処理回路７からの処理信号の判定を行ったり、処
理回路７で行われる補正に必要なデータのメモリ９への
保存、あるいは読出し等を行う。Ｄ／Ａコンバータ１０
は、ＣＰＵ８から一定の値がセットされ、一定の出力を
制限抵抗１１を介して光源３に出力する。
えば、処理回路７からの処理信号の判定を行ったり、処
理回路７で行われる補正に必要なデータのメモリ９への
保存、あるいは読出し等を行う。Ｄ／Ａコンバータ１０
は、ＣＰＵ８から一定の値がセットされ、一定の出力を
制限抵抗１１を介して光源３に出力する。
【００１６】次に、このような構成において、図３に示
すフローチャートを参照しつつ動作を説明する。すなわ
ち、センサ４は、光源３からの光を受光するとともに、
紙幣１が図示しない搬送手段によって搬送方向２へ搬送
されて光源３からの光を遮った際に紙幣１の透過光を受
光する。センサ４は、光源３の直接光、または紙幣１の
透過光を受光して電気信号に変換して増幅器５に出力す
る。
すフローチャートを参照しつつ動作を説明する。すなわ
ち、センサ４は、光源３からの光を受光するとともに、
紙幣１が図示しない搬送手段によって搬送方向２へ搬送
されて光源３からの光を遮った際に紙幣１の透過光を受
光する。センサ４は、光源３の直接光、または紙幣１の
透過光を受光して電気信号に変換して増幅器５に出力す
る。
【００１７】増幅器５は、入力された電気信号を増幅
し、Ａ／Ｄコンバータ６へ出力する。Ａ／Ｄコンバータ
６は、入力される増幅器５からのアナログ信号をディジ
タル信号に変換して処理回路７に出力する。処理回路７
では、入力されたディジタル信号をＣＰＵ８からの指示
により各種補正、演算処理を行ってＣＰＵ８に出力す
る。ＣＰＵ８は、処理回路７からの出力信号により紙幣
の判別を行う。
し、Ａ／Ｄコンバータ６へ出力する。Ａ／Ｄコンバータ
６は、入力される増幅器５からのアナログ信号をディジ
タル信号に変換して処理回路７に出力する。処理回路７
では、入力されたディジタル信号をＣＰＵ８からの指示
により各種補正、演算処理を行ってＣＰＵ８に出力す
る。ＣＰＵ８は、処理回路７からの出力信号により紙幣
の判別を行う。
【００１８】上記検出動作の間、ＣＰＵ８は、Ｄ／Ａコ
ンバータ１０に一定の値をセットして、Ｄ／Ａコンバー
タ１０から一定の出力を制限抵抗１１を介して光源３に
出力させている。従って、光源３の発光光量は一定とな
っているので、センサ４で検出する光量の変化分は紙幣
１の透過光によるものである。また、ＣＰＵ８は、メモ
リ９に保存されている補正に必要なデータを読出して、
処理回路７に供給している。次に、メモリ９に保存され
る補正データの収集について説明する。
ンバータ１０に一定の値をセットして、Ｄ／Ａコンバー
タ１０から一定の出力を制限抵抗１１を介して光源３に
出力させている。従って、光源３の発光光量は一定とな
っているので、センサ４で検出する光量の変化分は紙幣
１の透過光によるものである。また、ＣＰＵ８は、メモ
リ９に保存されている補正に必要なデータを読出して、
処理回路７に供給している。次に、メモリ９に保存され
る補正データの収集について説明する。
【００１９】図示しないスイッチ等の方法で補正データ
収集が指示された際、ＣＰＵ８は、紙幣１の搬送待機
中、または紙幣１が光源３の光を遮る位置にない時にデ
ータ収集を行う。
収集が指示された際、ＣＰＵ８は、紙幣１の搬送待機
中、または紙幣１が光源３の光を遮る位置にない時にデ
ータ収集を行う。
【００２０】ＣＰＵ８は、Ｄ／Ａコンバータ１０に数種
類のデータ値を順番にセットして、光源３の発光光量を
変化させる。この各データ値ごとの状態において、光源
３で発光された光はセンサ４で受光される。センサ４は
電気信号に変換して増幅器５に出力し、増幅器５はセン
サ４からの電気信号を増幅してＡ／Ｄコンバータ６に出
力し、Ａ／Ｄコンバータ６は増幅器５からのアナログ信
号をディジタル信号に変換して処理回路７に出力する。
ＣＰＵ８は、処理回路７に各種補正、演算処理を行わせ
ないで処理回路７に入力された各データ値ごとのディジ
タル信号をメモリ９に保存する。
類のデータ値を順番にセットして、光源３の発光光量を
変化させる。この各データ値ごとの状態において、光源
３で発光された光はセンサ４で受光される。センサ４は
電気信号に変換して増幅器５に出力し、増幅器５はセン
サ４からの電気信号を増幅してＡ／Ｄコンバータ６に出
力し、Ａ／Ｄコンバータ６は増幅器５からのアナログ信
号をディジタル信号に変換して処理回路７に出力する。
ＣＰＵ８は、処理回路７に各種補正、演算処理を行わせ
ないで処理回路７に入力された各データ値ごとのディジ
タル信号をメモリ９に保存する。
【００２１】ＣＰＵ８は、メモリ９に保存した各データ
値ごとのディジタル信号により補正用のデータを作成し
てメモリ９に保存する。ＣＰＵ８は、メモリ９から補正
用データを読出して紙幣１の検出補正の補正データとし
て処理回路７に供給する。この場合の補正の対象として
は、例えばセンサ４の出力の非直線性に対する補正があ
る。
値ごとのディジタル信号により補正用のデータを作成し
てメモリ９に保存する。ＣＰＵ８は、メモリ９から補正
用データを読出して紙幣１の検出補正の補正データとし
て処理回路７に供給する。この場合の補正の対象として
は、例えばセンサ４の出力の非直線性に対する補正があ
る。
【００２２】図４の（ａ）、（ｂ）、（ｃ）のように光
源３の発光光量に対してセンサ出力が非直線性の特性を
示す場合、ＣＰＵ８が上記の方法によりデータを収集し
てメモリ９に保存するとともに、メモリ９に保存したデ
ータから補正データを作成して同じくメモリ９に保存す
る。
源３の発光光量に対してセンサ出力が非直線性の特性を
示す場合、ＣＰＵ８が上記の方法によりデータを収集し
てメモリ９に保存するとともに、メモリ９に保存したデ
ータから補正データを作成して同じくメモリ９に保存す
る。
【００２３】ＣＰＵ８は、メモリ９に保存された補正デ
ータを読出して処理回路７に供給し、処理回路７は供給
される補正データを用いて図４の（ｄ）に示すような直
線性の特性にセンサ４からの出力を補正する。
ータを読出して処理回路７に供給し、処理回路７は供給
される補正データを用いて図４の（ｄ）に示すような直
線性の特性にセンサ４からの出力を補正する。
【００２４】また、非直線性への補正もある。例えば図
５の（ａ）のような直線性のセンサ４が有った場合のセ
ンサ４の検出領域として、暗い領域が重要であれば図５
の（ｂ）に示すように補正し、明るい領域と暗い領域が
重要で中間領域はあまり重要でなければ図５の（ｃ）に
示すように補正し、明るい領域が重要であれば図５の
（ｄ）に示すように補正する。補正の方法としてはテー
ブル参照方式等があるが、補正を精度よく行うためには
各発光光量におけるセンサ４の出力のデータを多く収集
する必要がある。また、補正データの収集は、紙葉類判
別装置の設置時、電源投入時、あるいは経年変化を考慮
して再補正を一定時間ごとに設定しておいても良い。
５の（ａ）のような直線性のセンサ４が有った場合のセ
ンサ４の検出領域として、暗い領域が重要であれば図５
の（ｂ）に示すように補正し、明るい領域と暗い領域が
重要で中間領域はあまり重要でなければ図５の（ｃ）に
示すように補正し、明るい領域が重要であれば図５の
（ｄ）に示すように補正する。補正の方法としてはテー
ブル参照方式等があるが、補正を精度よく行うためには
各発光光量におけるセンサ４の出力のデータを多く収集
する必要がある。また、補正データの収集は、紙葉類判
別装置の設置時、電源投入時、あるいは経年変化を考慮
して再補正を一定時間ごとに設定しておいても良い。
【００２５】なお、上記実施例では、紙幣（紙葉類）透
過方式のセンサについて述べたが、反射光方式のセンサ
についても同様の方式で補正を行うことができる。この
場合、光源から発光される光が搬送路上に設けられた基
準板に反射する反射光をセンサが受光するもので、光源
の光が基準板上を搬送される紙幣に反射することにより
変化するセンサの出力を上述した方法で補正して判別す
る。また、Ｄ／Ａコンバータを使用して光源の光量を変
更したが、抵抗アレイとスイッチの組み合わせによっ
て、光源の光量を変更することも可能である。
過方式のセンサについて述べたが、反射光方式のセンサ
についても同様の方式で補正を行うことができる。この
場合、光源から発光される光が搬送路上に設けられた基
準板に反射する反射光をセンサが受光するもので、光源
の光が基準板上を搬送される紙幣に反射することにより
変化するセンサの出力を上述した方法で補正して判別す
る。また、Ｄ／Ａコンバータを使用して光源の光量を変
更したが、抵抗アレイとスイッチの組み合わせによっ
て、光源の光量を変更することも可能である。
【００２６】以上説明したように上記実施例によれば、
調整用テスト券に依存することなく、光センサの受光光
量に対する出力のデータを細かく収集することにより出
力特性を得て、この出力特性に基づいて補正データを作
成するので精度の良い補正を行うことができる。
調整用テスト券に依存することなく、光センサの受光光
量に対する出力のデータを細かく収集することにより出
力特性を得て、この出力特性に基づいて補正データを作
成するので精度の良い補正を行うことができる。
【００２７】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
調整用テスト券に依存することなく、光センサの出力特
性を精度良く補正して正確に紙葉類を判別することので
きる紙葉類判別装置を提供することができる。
調整用テスト券に依存することなく、光センサの出力特
性を精度良く補正して正確に紙葉類を判別することので
きる紙葉類判別装置を提供することができる。
【図１】この発明の一実施例における紙葉類判別装置の
全体の構成を示すブロック図。
全体の構成を示すブロック図。
【図２】紙葉類（紙幣）の搬送状態を説明するための
図。
図。
【図３】図１の紙葉類判別装置の動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図４】センサ出力の非直線性から直線性への補正を説
明するための図。
明するための図。
【図５】直線性のセンサ出力から目的に合わせて非直線
性へ補正する例を示す図。
性へ補正する例を示す図。
１…紙葉類（紙幣）、２…搬送方向、３…光源、４…セ
ンサ、５…増幅器、６…Ａ／Ｄコンバータ、７…処理回
路、８…ＣＰＵ、９…メモリ、Ｄ／Ａコンバータ１０、
１１…制限抵抗。
ンサ、５…増幅器、６…Ａ／Ｄコンバータ、７…処理回
路、８…ＣＰＵ、９…メモリ、Ｄ／Ａコンバータ１０、
１１…制限抵抗。
Claims (2)
- 【請求項１】 紙葉類を搬送する搬送手段と、 この搬送手段で搬送される紙葉類の搬送路上に設けられ
た光源と、 この光源から発光された光を受光して電気信号に変換す
る光電変換手段と、 上記光源の光量を所定範囲の間で複数の値に調整する調
整手段と、 この調整手段で調整される光量ごとの上記光電変換手段
の出力を補正データとして保存する保存手段と、 上記光源の光が上記搬送手段で搬送される紙葉類を透過
することにより変化する上記光電変換手段の出力を上記
補正データで補正する補正手段と、 この補正手段の出力を用いて上記紙葉類を判別する判別
手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類判別装置。 - 【請求項２】 紙葉類を搬送する搬送手段と、 この搬送手段で搬送される紙葉類の搬送路上に設けられ
た光源と、 この光源から発光される光の基準板からの反射光を受光
して電気信号に変換する光電変換手段と、 上記光源の光量を所定範囲の間で複数の値に調整する調
整手段と、 この調整手段で調整される光量ごとの上記光電変換手段
の出力を補正データとして保存する保存手段と、 上記光源の光が上記搬送手段で搬送される紙葉類に反射
することにより変化する上記光電変換手段の出力を上記
補正データで補正する補正手段と、 この補正手段の出力を用いて上記紙葉類を判別する判別
手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類判別装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4258670A JPH06111096A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 紙葉類判別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4258670A JPH06111096A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 紙葉類判別装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06111096A true JPH06111096A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17323472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4258670A Pending JPH06111096A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 紙葉類判別装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06111096A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999050798A1 (fr) * | 1998-04-01 | 1999-10-07 | Kabushiki Kaisha Nippon Conlux | Procede et appareil de traitement de papier-monnaie |
| JP2008276678A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Lasertec Corp | 検査装置、補正方法、検査方法及びパターン基板の製造方法 |
| JP2014130391A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-10 | Fujitsu Frontech Ltd | 紙葉類鑑別装置、紙葉類鑑別装置の調整方法、及び、プログラム |
-
1992
- 1992-09-28 JP JP4258670A patent/JPH06111096A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999050798A1 (fr) * | 1998-04-01 | 1999-10-07 | Kabushiki Kaisha Nippon Conlux | Procede et appareil de traitement de papier-monnaie |
| AU731646B2 (en) * | 1998-04-01 | 2001-04-05 | Kabushiki Kaisha Nippon Conlux | Method and apparatus for processing paper money |
| US6437356B1 (en) | 1998-04-01 | 2002-08-20 | Kabushiki Kaisha Nippon Conlux | Method and apparatus for processing paper money |
| JP2008276678A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Lasertec Corp | 検査装置、補正方法、検査方法及びパターン基板の製造方法 |
| JP2014130391A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-10 | Fujitsu Frontech Ltd | 紙葉類鑑別装置、紙葉類鑑別装置の調整方法、及び、プログラム |
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