JPS6223928Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は複数の単位間仕切パネルを順次連結して
なる間仕切装置に関し、更に詳しくは各単位間仕
切パネルを回動可能若しくは固定して連結してな
る間仕切装置で、少なくとも二つ以上の単位間仕
切パネル１と、ヒンジ基板３ａの一端部３a′上下
には平面角形の突部６を形成し、他端部３a″上下
には突軸５を形成した前記各単位間仕切パネルを
連結するためのヒンジ３と、一方の単位間仕切パ
ネル１側縁部の支柱７上縁部に取付けるべく、前
記ヒンジ３の下向き突部６と略同一形状であり該
突部６を嵌合しうる切欠孔９を形成したヒンジ受
金具２と、前記間仕切パネル１上縁の天レール１
２側端部に取付けられ、前記ヒンジ３の上向き突
部６と略同一平面形状であり該突部６を嵌合しう
る凹陥部１３を下面に形成した天レールキヤツプ
４と、他方の単位間仕切パネル１側縁部の支柱７
上縁部に取付けるべく、前記ヒンジ３の下向き突
軸５を受け入れ回転可能に遊嵌しうる内径の孔１
０を形成したヒンジ受金具２と、該間仕切パネル
１上縁の天レール１２側縁部に取付けられ、前記
ヒンジ３の上向き突軸５を受け入れ回転可能に遊
嵌しうる内径の凹孔１４を下面に形成した天レー
ルキヤツプ４と、よりなり、両ヒンジ受金具２，
２を、連結すべき両単位間仕切パネル１，１側縁
部の支柱７上縁部にそれぞれ取付け、ヒンジ３の
下向きの突部６、突軸５を両ヒンジ受金具２，２
の切欠孔９、孔１０へ嵌合して両単位間仕切パネ
ル１，１を連結し、両天レールキヤツプ４，４
を、その下面の凹陥部１３、凹孔１４をヒンジ３
の上向きの突部６、突軸５へ嵌合して取付け、両
天レールキヤツプ４，４を両ヒンジ受金具２，２
へ固定することにより、両単位間仕切パネル１，
１を連結することを特徴とし、それにより、連結
される各単位間仕切パネルの仮連結を簡単に行
え、且つ簡単、確実に各単位間仕切パネルを回転
可能若しくは固定して連結しうる間仕切装置を提
供することを目的とする。

以下添付図面の実施例に基づいて本案を詳説す
れば、本間仕切装置においてはヒンジ３は第３図
に示すようにヒンジ基板３ａの略中央部で屈曲し
て屈曲片３a′，３a″を形成し、片方の屈曲片３
a″の略先端部の上、下面に突軸５を形成し、他の
片方の屈曲片３a′の上、下面に同形又は異なる形
状の平面角度の突部６を形成してなり、このヒン
ジ３を取付けるためのヒンジ受金具２は第１図に
示すように単位間仕切パネル１側縁に位置する支
柱７に一部を嵌合させ、且つボルト８にて締着固
定され、その上板２′に上記ヒンジ３の下向き突
部６を回転を防止して嵌合保持すべき、ヒンジ３
の下向き突部６と略同一平面形状の切欠孔９又は
凹溝を向きを変えて複数形成するとともにヒンジ
３の突軸５を回転可能に嵌合保持するための、ヒ
ンジ３の下向き突軸５を遊嵌しうる内径の孔１
０，１０及び天レールキヤツプ４取付け用の螺孔
１１，１１を形成している。次に天レールキヤツ
プ４は本来単位間仕切パネル１の上縁に形成され
た天レール１２の両端開口をカバーするための部
材であるが、本実施例ではこの天レールキヤツプ
４の取付けによつて前記したヒンジ３を両単位間
仕切パネル１，１に確実に固定できるようになし
ており、その構成は天レール１２の端部開口に嵌
合される取付部４′と端面を被覆するカバー部
４″を有し、下面にヒンジ３の上向き突部６を回
転防止して嵌合する、ヒンジ３の上向き突部６と
略同一平面形状の凹陥部１３及び突軸５を回転可
能に嵌合する、ヒンジ３の上向き突部５を遊嵌し
うる内径の凹孔１４，１４を形成するとともに取
付部４′に前記ヒンジ受金具２の螺孔１１に合致
すべき位置及び内径の取付孔１５，１５を形成し
ている。該間仕切装置の各単位間仕切パネル１，
１を連結するには、連結すべき間仕切パネル１，
１のヒンジ受金具２，２間にヒンジ３を嵌合して
取付けることによつて両間仕切パネル１，１を仮
連結し、且つ間仕切パネル１の側縁部上端にヒン
ジ受金具２及びヒンジ３を覆う天レールキヤツプ
４をその下面の凹陥部１３、凹孔１４をそれぞれ
ヒンジ３の上向きの突部６及び突軸５に嵌合して
取付け天レールキヤツプ４の取付孔１５，１５と
ヒンジ３の螺孔１１，１１一致させてボルト等で
ヒンジ受金具２に締着固定することによつてヒン
ジ３を何れか片方の間仕切パネル１に確実に固定
し、他方の間仕切パネル１を回転可能に連結しう
るものである。尚、ヒンジ３の突部６，６及び突
軸５，５をおのおの上下同一形状となし、且つ同
位置に上又は下向きに形成するとともにヒンジ受
金具２の切欠孔９、孔１０を天レールキヤツプ４
の凹陥部１３凹孔１４と合致するように形成すれ
ばヒンジ３は上下反転して用いることができので
ある。

以上のように、本案に係る間仕切装置は、連結
する両単位間仕切パネル１，１の何れか片方のヒ
ンジ受金具２にヒンジ３の突部６を回転防止して
嵌合し他の片方の単位間仕切パネル１のヒンジ受
金具２に突軸５を回転可能に嵌合することによつ
て両単位間仕切パネル１，１の仮連結を容易に行
うことができ、しかもヒンジ３の上向きの突部
６、突軸５を天レールキヤツプ４の凹陥部１３、
凹孔１４に嵌合保持し天レールキヤツプ４をヒン
ジ受金具２に固定することによつて、ヒンジ３を
両単位間仕切パネル１，１間に確実に取付けるこ
とができ、各単位間仕切パネル１，１を回転可能
若しくは固定して簡単、確実に連結されうる間仕
切装置を提供するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の一例を示す要部縦断面とした正
面図、第２図は片方の間仕切パネルの天レールキ
ヤツプを取り外した状態の要部平面図、第３図イ
はヒンジの正面図、第３図ロはヒンジの平面図、
第４図は天レールキヤツプの底面図である。 １：単位間仕切パネル、２：ヒンジ受金具、
３：ヒンジ、４：天レールキヤツプ、５：突軸、
６：突部、７：支柱、９：切欠孔、１０：孔、１
２：天レール、１３：凹陥部、１４：凹孔。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 少なくとも二つ以上の単位間仕切パネル１と、
   ヒンジ基板３ａの一端部３a′上下には平面角形の
   突部６を形成し、他端部３a″上下には突軸５を形
   成した前記各単位間仕切パネルを連結するための
   ヒンジ３と、 一方の単位間仕切パネル１側縁部の支柱７上縁
   部に取付けるべく、前記ヒンジ３の下向き突部６
   と略同一形状であり該突部６を嵌合しうる切欠孔
   ９を形成したヒンジ受金具２と、 前記間仕切パネル１上縁の天レール１２側端部
   に取付けられ、前記ヒンジ３の上向き突部６と略
   同一平面形状であり該突部６を嵌合しうる凹陥部
   １３を下面に形成した天レールキヤツプ４と、 他方の単位間仕切パネル１側縁部の支柱７上縁
   部に取付けるべく、前記ヒンジ３の下向き突軸５
   を受け入れ回転可能に遊嵌しうる内径の孔１０を
   形成したヒンジ受金具２と、 該間仕切パネル１上縁の天レール１２側縁部に
   取付けられ、前記ヒンジ３の上向き突軸５を受け
   入れ回転可能に遊嵌しうる内径の凹孔１４を下面
   に形成した天レールキヤツプ４と、よりなり、 両ヒンジ受金具２，２を、連結すべき両単位間
   仕切パネル１，１側縁部の支柱７上縁部にそれぞ
   れ取付け、ヒンジ３の下向きの突部６、突軸５を
   両ヒンジ受金具２，２の切欠孔９、孔１０へ嵌合
   して両単位間仕切パネル１，１を連結し、両天レ
   ールキヤツプ４，４を、その下面の凹陥部１３、
   凹孔１４をヒンジ３の上向きの突部６、突軸５へ
   嵌合して取付け、両天レールキヤツプ４，４を両
   ヒンジ受金具２，２へ固定することにより、両単
   位間仕切パネル１，１を連結することを特徴とす
   る間仕切装置。