JPS6223677B2 - - Google Patents
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- JPS6223677B2 JPS6223677B2 JP3307480A JP3307480A JPS6223677B2 JP S6223677 B2 JPS6223677 B2 JP S6223677B2 JP 3307480 A JP3307480 A JP 3307480A JP 3307480 A JP3307480 A JP 3307480A JP S6223677 B2 JPS6223677 B2 JP S6223677B2
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Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はスライドパイプまたは該スライドパイ
プから突出した鉛芯の先端を紙面等に押圧し、該
スライドパイプを後退推移させ、次いで押圧を解
除することによつて鉛芯を筆記可能に突出せしめ
うる機構を具えたノツク式シヤープペンシルに関
するものである。
プから突出した鉛芯の先端を紙面等に押圧し、該
スライドパイプを後退推移させ、次いで押圧を解
除することによつて鉛芯を筆記可能に突出せしめ
うる機構を具えたノツク式シヤープペンシルに関
するものである。
先金に設けたスライドパイプの先端を紙面等に
押圧することによつてスライドパイプを一定区間
後退させ、後退させたスライドパイプの位置で鉛
芯をスライドパイプより筆記可能な状態に自動的
に突出せしめうるようにしたノツク式シヤープペ
ンシルがすでに提案されている(特開昭53−8220
号公報)。このシヤープペンシルにおいてはスラ
イドパイプの先端を押圧して鉛芯を繰出すことが
できるという便利さはあるけれども、押圧を繰返
えすにつれてスライドパイプが順次一定区間ずつ
後退していくので、ついにはスライドパイプの後
退が制限せられ、鉛芯の繰出しが不可能になつて
しまい、その際には改めて本来のノツク操作によ
りスライドパイプを最突出位置にもたらして鉛芯
を繰出さねばならないという難点がある。
押圧することによつてスライドパイプを一定区間
後退させ、後退させたスライドパイプの位置で鉛
芯をスライドパイプより筆記可能な状態に自動的
に突出せしめうるようにしたノツク式シヤープペ
ンシルがすでに提案されている(特開昭53−8220
号公報)。このシヤープペンシルにおいてはスラ
イドパイプの先端を押圧して鉛芯を繰出すことが
できるという便利さはあるけれども、押圧を繰返
えすにつれてスライドパイプが順次一定区間ずつ
後退していくので、ついにはスライドパイプの後
退が制限せられ、鉛芯の繰出しが不可能になつて
しまい、その際には改めて本来のノツク操作によ
りスライドパイプを最突出位置にもたらして鉛芯
を繰出さねばならないという難点がある。
一方、筆記圧力によつて自動的に鉛芯をスライ
ドパイプ先端より突出せしめるようにしたシヤー
プペンシルも公知である(特開昭54−14823号公
報)。このシヤープペンシルではスライドパイプ
がばね圧下に先金先端から突出しているので、鉛
芯の消耗に従つてスライドパイプは後退して行く
ことはないが筆記過程でのスライドパイプの後退
距離は極めて僅かにすぎずしたがつて鉛芯の繰出
しも僅かでありしかも筆記中に筆圧を解除しなけ
れば鉛芯の繰出しは行なわれないから、十分にし
て円滑な書記を行ない難いという欠点がある。
ドパイプ先端より突出せしめるようにしたシヤー
プペンシルも公知である(特開昭54−14823号公
報)。このシヤープペンシルではスライドパイプ
がばね圧下に先金先端から突出しているので、鉛
芯の消耗に従つてスライドパイプは後退して行く
ことはないが筆記過程でのスライドパイプの後退
距離は極めて僅かにすぎずしたがつて鉛芯の繰出
しも僅かでありしかも筆記中に筆圧を解除しなけ
れば鉛芯の繰出しは行なわれないから、十分にし
て円滑な書記を行ない難いという欠点がある。
また、同様に鉛芯の先端をノツクすることによ
り鉛芯を繰出すようにした他の型式のシヤープペ
ンシルが特開昭53−145734号公報に開示されてい
る。このシヤープペンシルは、鉛芯の先端を押圧
することにより後退した挾持機構が、押圧を解除
したときに、摺動管(スライドパイプ)よりも先
に前進して元に帰るか、あるいはおくれて元に帰
るようにした遅延機構を具備することを特徴とし
ているが、遅延機構として特殊なカム構造を構成
するためにペンシル本体の内腔部に複雑な形状の
加工を施さねばならず、かつカム機構のための特
殊な部品を必要とするなど、製品価格の上昇は免
れ得ないし、又かなり精密な構造となるところか
ら、使用中に故障が起こり易いという難点があ
る。
り鉛芯を繰出すようにした他の型式のシヤープペ
ンシルが特開昭53−145734号公報に開示されてい
る。このシヤープペンシルは、鉛芯の先端を押圧
することにより後退した挾持機構が、押圧を解除
したときに、摺動管(スライドパイプ)よりも先
に前進して元に帰るか、あるいはおくれて元に帰
るようにした遅延機構を具備することを特徴とし
ているが、遅延機構として特殊なカム構造を構成
するためにペンシル本体の内腔部に複雑な形状の
加工を施さねばならず、かつカム機構のための特
殊な部品を必要とするなど、製品価格の上昇は免
れ得ないし、又かなり精密な構造となるところか
ら、使用中に故障が起こり易いという難点があ
る。
本発明の目的は従来の自動芯出しシヤープペン
シルの難点を完全に排除し、通常のノツク操作に
より筆記状態に鉛芯を繰出すことができるほか
に、スライドパイプの先端から突出している鉛芯
が消耗した際に、スライドパイプあるいはスライ
ドパイプの先端から突出した鉛芯を押して後退せ
しめ次いで押圧を解除することによつてスライド
パイプを元の位置に復帰せしめると共に鉛芯をス
ライドパイプから筆記に十分な長さに突出せしめ
うるようにした、筆記に著しく便利な新規な先端
及び後端ノツク式シヤープペンシルを提供しよう
とするものである。
シルの難点を完全に排除し、通常のノツク操作に
より筆記状態に鉛芯を繰出すことができるほか
に、スライドパイプの先端から突出している鉛芯
が消耗した際に、スライドパイプあるいはスライ
ドパイプの先端から突出した鉛芯を押して後退せ
しめ次いで押圧を解除することによつてスライド
パイプを元の位置に復帰せしめると共に鉛芯をス
ライドパイプから筆記に十分な長さに突出せしめ
うるようにした、筆記に著しく便利な新規な先端
及び後端ノツク式シヤープペンシルを提供しよう
とするものである。
本発明の前記の目的は、鉛芯自体が筆記先端側
へ前進する際は、鉛芯への掴持作用が解除され、
鉛芯自体が後退する際は、鉛芯を掴持するように
構成した一方式チヤツク機構4,5,124,1
25と、前記チヤツク機構のクラツチ5,125
に対してばね圧下に筆記先端側へ常時押圧される
如く係合遊嵌されたスライドスリーブ6,140
と、スプリング11,131のばね圧下に常に先
金2,122の先端から突出しているスライドパ
イプ8,128とを具備し、該スライドパイプは
その後端部において、鉛芯保持力が前記スプリン
グの押圧力に打ち克つように設定された鉛芯ホル
ダー12,137を装着したグリツプスライダー
7,127を有してなり、該スライドパイプまた
は該スライドパイプから突出した鉛芯13,13
6の先端の押圧により該スライドパイプ内の鉛芯
がグリツプスライダーにより連行されて後退せし
められると、鉛芯の後退に応じて該鉛芯を掴持し
たまま前記一方式チヤツク機構が後退せしめら
れ、次いでスライドパイプまたは鉛芯の先端の押
圧を解除すると、先ずスライドパイプが前記スプ
リング11,131のばね圧の作用下に元の位置
に前進復帰し、その際鉛芯は割り爪チヤツク4,
124の掴持作用から解放されて、グリツプスラ
イダー7,127によつて元の位置に連行復帰せ
しめられ、他方ばね圧の作用下での一方式チヤツ
ク機構4,5,124,125の元の位置への復
帰は、スライドパイプ8,128のほぼ復帰完了
後に開始される如く制限され、その際割り爪チヤ
ツク4,124は鉛芯を掴持して復帰し、鉛芯を
その元の位置よりも、更に鉛芯の前記後退距離だ
け前進した位置に繰り出しうるように構成した先
端ノツク式鉛芯繰り出し機構と共に、前記一方式
チヤツク機構4,5,124,125と、該一方
式チヤツク機構の割り爪チヤツク4,124の後
端側に接続された鉛芯ガイドスリーブ3または鉛
芯収容筒135の後端に設けたノツクキヤツプ1
4,142とよりなり、該ノツクキヤツプのノツ
ク操作により前記一方式チヤツク機構を作動せし
めて鉛芯を筆記位置に繰り出しうるように構成し
た鉛芯繰り出し機構を備えたノツク式シヤープペ
ンシルにおいて、前記一方式チヤツク機構の後退
位置から元の位置への復帰が、前記前記スライド
スリーブ6,140の外周に設けた摩擦抵抗体6
d,143とペンシル本体1,121の内腔部の
内周面との間の摩擦接触により一時的に抑制ない
し減速されるようにしたことを特徴とするノツク
式シヤープペンシルによつて達成される。
へ前進する際は、鉛芯への掴持作用が解除され、
鉛芯自体が後退する際は、鉛芯を掴持するように
構成した一方式チヤツク機構4,5,124,1
25と、前記チヤツク機構のクラツチ5,125
に対してばね圧下に筆記先端側へ常時押圧される
如く係合遊嵌されたスライドスリーブ6,140
と、スプリング11,131のばね圧下に常に先
金2,122の先端から突出しているスライドパ
イプ8,128とを具備し、該スライドパイプは
その後端部において、鉛芯保持力が前記スプリン
グの押圧力に打ち克つように設定された鉛芯ホル
ダー12,137を装着したグリツプスライダー
7,127を有してなり、該スライドパイプまた
は該スライドパイプから突出した鉛芯13,13
6の先端の押圧により該スライドパイプ内の鉛芯
がグリツプスライダーにより連行されて後退せし
められると、鉛芯の後退に応じて該鉛芯を掴持し
たまま前記一方式チヤツク機構が後退せしめら
れ、次いでスライドパイプまたは鉛芯の先端の押
圧を解除すると、先ずスライドパイプが前記スプ
リング11,131のばね圧の作用下に元の位置
に前進復帰し、その際鉛芯は割り爪チヤツク4,
124の掴持作用から解放されて、グリツプスラ
イダー7,127によつて元の位置に連行復帰せ
しめられ、他方ばね圧の作用下での一方式チヤツ
ク機構4,5,124,125の元の位置への復
帰は、スライドパイプ8,128のほぼ復帰完了
後に開始される如く制限され、その際割り爪チヤ
ツク4,124は鉛芯を掴持して復帰し、鉛芯を
その元の位置よりも、更に鉛芯の前記後退距離だ
け前進した位置に繰り出しうるように構成した先
端ノツク式鉛芯繰り出し機構と共に、前記一方式
チヤツク機構4,5,124,125と、該一方
式チヤツク機構の割り爪チヤツク4,124の後
端側に接続された鉛芯ガイドスリーブ3または鉛
芯収容筒135の後端に設けたノツクキヤツプ1
4,142とよりなり、該ノツクキヤツプのノツ
ク操作により前記一方式チヤツク機構を作動せし
めて鉛芯を筆記位置に繰り出しうるように構成し
た鉛芯繰り出し機構を備えたノツク式シヤープペ
ンシルにおいて、前記一方式チヤツク機構の後退
位置から元の位置への復帰が、前記前記スライド
スリーブ6,140の外周に設けた摩擦抵抗体6
d,143とペンシル本体1,121の内腔部の
内周面との間の摩擦接触により一時的に抑制ない
し減速されるようにしたことを特徴とするノツク
式シヤープペンシルによつて達成される。
本発明を第1図〜第4図に示す実施例にもとづ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
図において1はペンシル本体、2はペンシル本
体の先端に取付けられた先金である。ペンシル本
体1の内腔1c内には、鉛芯13の収容部3′と
ガイド部3″とからなりかつガイド部3″の先端に
鉛芯掴持用の割り爪チヤツク4および該チヤツク
と共働するクラツチ5を具備する鉛芯ガイドスリ
ーブ3が内装され、内腔1cの先端側段部1aと
鉛芯ガイドスリーブ3の段部3aとの間に、第1
のコイル状スプリング9が介装されている。
体の先端に取付けられた先金である。ペンシル本
体1の内腔1c内には、鉛芯13の収容部3′と
ガイド部3″とからなりかつガイド部3″の先端に
鉛芯掴持用の割り爪チヤツク4および該チヤツク
と共働するクラツチ5を具備する鉛芯ガイドスリ
ーブ3が内装され、内腔1cの先端側段部1aと
鉛芯ガイドスリーブ3の段部3aとの間に、第1
のコイル状スプリング9が介装されている。
ペンシル本体1には、内腔1cに続いて、段部
1aを経て、縮径内腔1dが形成され、続いて段
部1bを経て拡径内腔1eが形成されている。
1aを経て、縮径内腔1dが形成され、続いて段
部1bを経て拡径内腔1eが形成されている。
先金2の螺合開口部2aは、ペンシル本体1の
先端に螺合せしめられており、内腔1eと連通す
る内腔を有し、この内腔に続いて段部2bを経て
縮径内腔2cが形成され、内腔2cに続いて、先
細りのテーパー部2dを経て縮径内腔2eが形成
され、続いて段部2fを経て開口2gが形成され
ている。
先端に螺合せしめられており、内腔1eと連通す
る内腔を有し、この内腔に続いて段部2bを経て
縮径内腔2cが形成され、内腔2cに続いて、先
細りのテーパー部2dを経て縮径内腔2eが形成
され、続いて段部2fを経て開口2gが形成され
ている。
内腔1dおよび之に続く1e内には、クラツチ
5を包囲する如くスライドスリーブ6が内装され
る。該スライドスリーブ6は先端にフランジ6b
を有し、また該スリーブの内腔にはそのほぼ中央
部に形成された段部6aにより前部拡径内腔が形
成され、この拡径内腔内に位置するクラツチ5の
後端面は段部6aと当接係合している。
5を包囲する如くスライドスリーブ6が内装され
る。該スライドスリーブ6は先端にフランジ6b
を有し、また該スリーブの内腔にはそのほぼ中央
部に形成された段部6aにより前部拡径内腔が形
成され、この拡径内腔内に位置するクラツチ5の
後端面は段部6aと当接係合している。
チヤツク4の前端掴持部4aの周面は前端に向
かつて拡径される如くテーパー面4bを有してお
り、このテーパー面4bとクラツチ5の内腔の前
端角部5aとはほぼ線接触しうる如く構成されて
いる。従つてかかる構成のチヤツク機構は、鉛芯
自体が筆記先端側へ前進するときは鉛芯への掴持
作用が解除され、鉛芯自体が後退するときは鉛芯
を掴持するように作用する一方チヤツク機構であ
る。
かつて拡径される如くテーパー面4bを有してお
り、このテーパー面4bとクラツチ5の内腔の前
端角部5aとはほぼ線接触しうる如く構成されて
いる。従つてかかる構成のチヤツク機構は、鉛芯
自体が筆記先端側へ前進するときは鉛芯への掴持
作用が解除され、鉛芯自体が後退するときは鉛芯
を掴持するように作用する一方チヤツク機構であ
る。
スライドスリーブ6のフランジ6bとペンシル
本体1の段部1bとの間に第2のコイル状スプリ
ング10が介装されており、そのため通常はフラ
ンジ6bはばね圧下に先金2の段部2bに当接し
ている(第1図)。チヤツク4は第1のスプリン
グ9のばね圧により軸後方へ向う力が加わり、他
方クラツチ5には、スライドスリーブ6を介して
第2のスプリング10のばね圧が作用して軸前方
へ向う力が加わつているので、チヤツク4は鉛芯
13を掴持している。
本体1の段部1bとの間に第2のコイル状スプリ
ング10が介装されており、そのため通常はフラ
ンジ6bはばね圧下に先金2の段部2bに当接し
ている(第1図)。チヤツク4は第1のスプリン
グ9のばね圧により軸後方へ向う力が加わり、他
方クラツチ5には、スライドスリーブ6を介して
第2のスプリング10のばね圧が作用して軸前方
へ向う力が加わつているので、チヤツク4は鉛芯
13を掴持している。
スライドスリーブ6は軸方向への推移が自在と
なるような形状ではあるが、本発明に従つて、そ
の軸方向への推移が抑制されるように、スライド
スリーブ6の後端部表面に環状の溝6cが形成さ
れ、この溝6c内にペンシル本体1の内腔1dの
内面と摩擦接触する如く、例えば合成ゴム製の弾
性Oリング6dが装着されている。
なるような形状ではあるが、本発明に従つて、そ
の軸方向への推移が抑制されるように、スライド
スリーブ6の後端部表面に環状の溝6cが形成さ
れ、この溝6c内にペンシル本体1の内腔1dの
内面と摩擦接触する如く、例えば合成ゴム製の弾
性Oリング6dが装着されている。
先金2の内腔2cおよび之に続く内腔2e内
に、内腔2c、テーパー部2d、内腔2eの形状
に対応して形成されたグリツプスライダー7が軸
方向に推移自在に内装されている。しかして該グ
リツプスライダー7の先端部には、開口2g内を
軸方向に推移自在なスライドパイプ8が内装結合
されている。さらにグリツプスライダー7の内腔
には、鉛芯13を摩擦抵抗により保持する弾性ゴ
ム等よりなる芯ホルダー12が装着される。内腔
2cの後端には環状突起2hが設けられており、
この環状突起2hとグリツプスライダー7の後端
面7aの間にスプリング11が介装されており、
之によつてグリツプスライダー7は先金2の先端
側へと常に押圧されている。
に、内腔2c、テーパー部2d、内腔2eの形状
に対応して形成されたグリツプスライダー7が軸
方向に推移自在に内装されている。しかして該グ
リツプスライダー7の先端部には、開口2g内を
軸方向に推移自在なスライドパイプ8が内装結合
されている。さらにグリツプスライダー7の内腔
には、鉛芯13を摩擦抵抗により保持する弾性ゴ
ム等よりなる芯ホルダー12が装着される。内腔
2cの後端には環状突起2hが設けられており、
この環状突起2hとグリツプスライダー7の後端
面7aの間にスプリング11が介装されており、
之によつてグリツプスライダー7は先金2の先端
側へと常に押圧されている。
この実施例のノツク式シヤープペンシルの作動
を第1図〜第4図にもとづいて説明する。
を第1図〜第4図にもとづいて説明する。
第1図は鉛芯13がスライドパイプ8の前端面
まで消耗した状態を示している。
まで消耗した状態を示している。
そこで第2図に矢印で示す如く、スライドパイ
プ8の先端を紙面に押しつけ距離aだけ後退させ
ると、スライドパイプ8は之に固定されたグリツ
プスライダー7と共に後退し、その際鉛芯13を
挟持した鉛芯チヤツク4も距離aだけ後退する。
プ8の先端を紙面に押しつけ距離aだけ後退させ
ると、スライドパイプ8は之に固定されたグリツ
プスライダー7と共に後退し、その際鉛芯13を
挟持した鉛芯チヤツク4も距離aだけ後退する。
次いでスライドパイプ8の先端に対する押圧力
を解除すると、第1のスプリング9よりも強いば
ね圧を有する第2のスプリング10の作用下にあ
るスライドスリーブ6および之に係合するチヤツ
ク機構4,5と、スプリング11の作用下にある
スライドパイプ8が元の位置に復帰しようとする
が、スライドスリーブ6は、その表面の弾性Oリ
ング6dがペンシル本体の内腔1dの内面に摩擦
接触しているので、元の位置への復帰が一時阻止
され、その間にスライドパイプ8が元の位置に復
帰する(第3図)。この際グリツプスライダー7
の鉛芯ホルダ12がその摩擦保持力により鉛芯1
3を保持しているので、スライドパイプ8の復帰
にともない鉛芯13も、該スライドパイプに固定
されているグリツプスライダー7により連行され
ようとする。しかしてその際鉛芯13を掴持して
いるチヤツク機構4,5は、前記した如く鉛芯1
3が筆記先端側へ前進する際は鉛芯への掴持作用
が解除される如く一方チヤツク機構として構成さ
れているから、鉛芯13の復帰はチヤツク機構に
関して自由となり、第3図に示す如く、鉛芯13
もまた元の位置に復帰する。他方スライドスリー
ブ6およびチヤツク機構4,5は第3図の状態に
おいて、弾性Oリング6dの摩擦抵抗により一時
その位置に保持されているが、やがてスプリング
10の復元作用に抗し得なくなつて、スライドパ
イプ8の復帰におくれて、第4図に示す如く、元
の位置に復帰する。この際チヤツク機構4,5は
鉛芯13を掴持して復帰するので、その復帰距離
aの長さだけ鉛芯13がスライドパイプ8の先端
より突出することになる(第4図)。
を解除すると、第1のスプリング9よりも強いば
ね圧を有する第2のスプリング10の作用下にあ
るスライドスリーブ6および之に係合するチヤツ
ク機構4,5と、スプリング11の作用下にある
スライドパイプ8が元の位置に復帰しようとする
が、スライドスリーブ6は、その表面の弾性Oリ
ング6dがペンシル本体の内腔1dの内面に摩擦
接触しているので、元の位置への復帰が一時阻止
され、その間にスライドパイプ8が元の位置に復
帰する(第3図)。この際グリツプスライダー7
の鉛芯ホルダ12がその摩擦保持力により鉛芯1
3を保持しているので、スライドパイプ8の復帰
にともない鉛芯13も、該スライドパイプに固定
されているグリツプスライダー7により連行され
ようとする。しかしてその際鉛芯13を掴持して
いるチヤツク機構4,5は、前記した如く鉛芯1
3が筆記先端側へ前進する際は鉛芯への掴持作用
が解除される如く一方チヤツク機構として構成さ
れているから、鉛芯13の復帰はチヤツク機構に
関して自由となり、第3図に示す如く、鉛芯13
もまた元の位置に復帰する。他方スライドスリー
ブ6およびチヤツク機構4,5は第3図の状態に
おいて、弾性Oリング6dの摩擦抵抗により一時
その位置に保持されているが、やがてスプリング
10の復元作用に抗し得なくなつて、スライドパ
イプ8の復帰におくれて、第4図に示す如く、元
の位置に復帰する。この際チヤツク機構4,5は
鉛芯13を掴持して復帰するので、その復帰距離
aの長さだけ鉛芯13がスライドパイプ8の先端
より突出することになる(第4図)。
この状態で、ペンシルは筆記可能になり、筆記
を継続することができるが、鉛芯が消耗して再び
第1図の状態になれば、前記と同様にしてスライ
ドパイプ8の先端を押圧し、次いで解除すると、
前記したと同様の過程で再び鉛芯13をスライド
パイプ8先端より長さaだけ突出せしめることが
できる。
を継続することができるが、鉛芯が消耗して再び
第1図の状態になれば、前記と同様にしてスライ
ドパイプ8の先端を押圧し、次いで解除すると、
前記したと同様の過程で再び鉛芯13をスライド
パイプ8先端より長さaだけ突出せしめることが
できる。
以上、第1図ないし第4図により、スライドパ
イプ先端の押圧による鉛芯の繰出しの態様につい
て説明したが、スライドパイプの先端より突出し
た鉛芯を押圧することによつても鉛芯を繰出すこ
とができる。この場合には鉛芯ホルダ12の鉛芯
保持力を、スプリング11の押圧力に打克つよう
に設定しておけばよい。すなわちこの場合には鉛
芯13の先端を押圧することによつてその後退に
伴ないスライドパイプ8が連行後退せしめられう
る。その後の鉛芯の繰出し過程は前記したとおり
である。
イプ先端の押圧による鉛芯の繰出しの態様につい
て説明したが、スライドパイプの先端より突出し
た鉛芯を押圧することによつても鉛芯を繰出すこ
とができる。この場合には鉛芯ホルダ12の鉛芯
保持力を、スプリング11の押圧力に打克つよう
に設定しておけばよい。すなわちこの場合には鉛
芯13の先端を押圧することによつてその後退に
伴ないスライドパイプ8が連行後退せしめられう
る。その後の鉛芯の繰出し過程は前記したとおり
である。
なお本実施例のノツク式シヤープペンシルは、
鉛芯ガイドスリーブ3の後端に設けたノツクキヤ
ツプ14を押圧することによつて通常のノツク式
シヤープペンシルと同様にして鉛芯を繰出すこと
ができる。すなわちノツクキヤツプ14を押圧す
ると、鉛芯チヤツク4はクラツチ5と共同して鉛
芯13を挟持したまま先端側へ、クラツチ5の前
端が先金2の内腔の段部2bに当接するまでの距
離を進み、かくしてノツクキヤツプの押圧を繰返
えすことによつて先金2の先端部より所望の長さ
だけ繰出すことができる。
鉛芯ガイドスリーブ3の後端に設けたノツクキヤ
ツプ14を押圧することによつて通常のノツク式
シヤープペンシルと同様にして鉛芯を繰出すこと
ができる。すなわちノツクキヤツプ14を押圧す
ると、鉛芯チヤツク4はクラツチ5と共同して鉛
芯13を挟持したまま先端側へ、クラツチ5の前
端が先金2の内腔の段部2bに当接するまでの距
離を進み、かくしてノツクキヤツプの押圧を繰返
えすことによつて先金2の先端部より所望の長さ
だけ繰出すことができる。
第5図〜第15図は本発明のさらに好ましい実
施態様を示す図である。
施態様を示す図である。
本実施例では後記において第9図、第10図に
より詳細に説明する如く、鉛芯ガイド123とク
ラツチ125の係合の態様が、ノツクキヤツプの
押圧による鉛芯の繰出しに一そう有利なように構
成されていることが特徴である。
より詳細に説明する如く、鉛芯ガイド123とク
ラツチ125の係合の態様が、ノツクキヤツプの
押圧による鉛芯の繰出しに一そう有利なように構
成されていることが特徴である。
第5図における構成要素は第1図において説明
したものとほぼ同一の構成及び機能を有する。す
なわち図において121,121′はペンシル本
体部材、122は先金、123は鉛芯ガイド部、
124は一方チヤツク、125はクラツチ、12
7はグリツプスライダー、128はスライドパイ
プ、129はスプリング、131はスプリング、
132は転動ボール、134はスプリング、13
5は鉛芯収容筒、136は鉛芯、138は止めリ
ング、140はスライドスリーブ、141はスプ
リング、142はノツクキヤツプである。
したものとほぼ同一の構成及び機能を有する。す
なわち図において121,121′はペンシル本
体部材、122は先金、123は鉛芯ガイド部、
124は一方チヤツク、125はクラツチ、12
7はグリツプスライダー、128はスライドパイ
プ、129はスプリング、131はスプリング、
132は転動ボール、134はスプリング、13
5は鉛芯収容筒、136は鉛芯、138は止めリ
ング、140はスライドスリーブ、141はスプ
リング、142はノツクキヤツプである。
本実施例筆記具の先端側ノツクによる鉛芯繰出
しの態様について説明する。
しの態様について説明する。
第5図は鉛芯136がスライドパイプ128の
先端面まで消耗した状態を示す。この状態から鉛
芯136を繰出すためには、スライドパイプ12
8の先端を紙面等に押圧すると、第6図に示す如
くスライドパイプ128と共に鉛芯136が図に
おいて右方向へ推移される。この鉛芯136の右
方向への推移によつて、鉛芯136を掴持してい
るチヤツク124と共に之に係合しているクラツ
チ125ならびに該クラツチに係合しているスラ
イドスリーブ140がスプリング141のばね圧
に抗して右方向へ推移される。クラツチ125と
鉛芯ガイド部123とは互いに軸方向に推移自在
に構成されているから、前記したクラツチ125
の右方向への推移は、鉛芯ガイド部123には無
関係である。
先端面まで消耗した状態を示す。この状態から鉛
芯136を繰出すためには、スライドパイプ12
8の先端を紙面等に押圧すると、第6図に示す如
くスライドパイプ128と共に鉛芯136が図に
おいて右方向へ推移される。この鉛芯136の右
方向への推移によつて、鉛芯136を掴持してい
るチヤツク124と共に之に係合しているクラツ
チ125ならびに該クラツチに係合しているスラ
イドスリーブ140がスプリング141のばね圧
に抗して右方向へ推移される。クラツチ125と
鉛芯ガイド部123とは互いに軸方向に推移自在
に構成されているから、前記したクラツチ125
の右方向への推移は、鉛芯ガイド部123には無
関係である。
次いでスライドパイプ128の先端面の押圧を
解除すると、スプリング131の作用によりスラ
イドパイプ128、およびスプリング141の作
用下にあるスライドスリーブ140、之と係合す
るクラツチ125およびチヤツク124は元の第
5図の位置に復帰しようとするが、スライドスリ
ーブ140はその表面に装着されている弾性Oリ
ング143がペンシル本体121の内腔に摩擦接
触しているので、元の位置への復帰が一時阻止さ
れ、その間に先づスライドパイプ128が第7図
に示す如く元の位置に復帰する。この際グリツプ
スライダー127の鉛芯ホルダ137がその摩擦
保持力により鉛芯136を保持しているので、ス
ライドパイプ128の復帰に伴ない鉛芯136
も、該スライドパイプに固定されているグリツプ
スライダー127により連行されようとする。し
かしてその際鉛芯136を掴持しているチヤツク
機構124,125は前記した如く鉛芯136自
体が筆記先端側へ(図において左方向へ)前進す
る際は鉛芯への掴持作用が解除される如く一方チ
ヤツク機構として構成されているから、鉛芯13
6の復帰はチヤツク機構124,125に関して
自由となり、第7図に示す如く鉛芯136もまた
元の位置に復帰する。他方スライドスリーブ14
0およびチヤツク機構124,125は第7図の
状態において、弾性Oリング143の摩擦抵抗に
より一時その位置に保持されているが、やがてス
プリング141の復元作用に抗し得なくなつて、
スライドパイプ128の復帰に遅れて第8図に示
す如く元の位置に復帰する。この際チヤツク機構
124,125は鉛芯136を掴持して復帰する
のでその復帰距離D(第6図におけるスライドス
リーブ140の先端と先金122の内腔段部12
2aとの間隔)の長さだけ鉛芯136がスライド
パイプ128の先端より突出する。
解除すると、スプリング131の作用によりスラ
イドパイプ128、およびスプリング141の作
用下にあるスライドスリーブ140、之と係合す
るクラツチ125およびチヤツク124は元の第
5図の位置に復帰しようとするが、スライドスリ
ーブ140はその表面に装着されている弾性Oリ
ング143がペンシル本体121の内腔に摩擦接
触しているので、元の位置への復帰が一時阻止さ
れ、その間に先づスライドパイプ128が第7図
に示す如く元の位置に復帰する。この際グリツプ
スライダー127の鉛芯ホルダ137がその摩擦
保持力により鉛芯136を保持しているので、ス
ライドパイプ128の復帰に伴ない鉛芯136
も、該スライドパイプに固定されているグリツプ
スライダー127により連行されようとする。し
かしてその際鉛芯136を掴持しているチヤツク
機構124,125は前記した如く鉛芯136自
体が筆記先端側へ(図において左方向へ)前進す
る際は鉛芯への掴持作用が解除される如く一方チ
ヤツク機構として構成されているから、鉛芯13
6の復帰はチヤツク機構124,125に関して
自由となり、第7図に示す如く鉛芯136もまた
元の位置に復帰する。他方スライドスリーブ14
0およびチヤツク機構124,125は第7図の
状態において、弾性Oリング143の摩擦抵抗に
より一時その位置に保持されているが、やがてス
プリング141の復元作用に抗し得なくなつて、
スライドパイプ128の復帰に遅れて第8図に示
す如く元の位置に復帰する。この際チヤツク機構
124,125は鉛芯136を掴持して復帰する
のでその復帰距離D(第6図におけるスライドス
リーブ140の先端と先金122の内腔段部12
2aとの間隔)の長さだけ鉛芯136がスライド
パイプ128の先端より突出する。
この状態で筆記可能となり、筆記を継続するこ
とができるが、鉛芯が消耗して再び第5図の状態
になれば、スライドパイプ128の先端を押圧
し、次いで解除すれば前記したと同様の過程で鉛
芯136を繰出すことができる。
とができるが、鉛芯が消耗して再び第5図の状態
になれば、スライドパイプ128の先端を押圧
し、次いで解除すれば前記したと同様の過程で鉛
芯136を繰出すことができる。
以上、第5図ないし第8図により、スライドパ
イプ128の先端の押圧および押圧解除による鉛
芯繰出しの態様について説明したが、スライドパ
イプ128の先端より突出した鉛芯136を押圧
し、次いで押圧を解除することによつても鉛芯を
繰出すこともできる。この場合にはグリツプスラ
イダー127の鉛芯ホルダ137の鉛芯保持力を
スプリング131の押圧力に打克つように設定し
ておけばよい。すなわちこの場合には突出した鉛
芯136の先端を押圧することによつて、鉛芯1
36が図において右方向へ推移されると、それに
伴なつてスライドパイプ128が連行されて右方
向へ推移され第6図と同様な位置にもたらされ
る。チヤツク機構124,125が鉛芯136の
前記推移によつて第6図の如く右方向へ推移され
るのは勿論である。以後の鉛芯136の繰出しの
態様は前記したと同様の経過をとる。
イプ128の先端の押圧および押圧解除による鉛
芯繰出しの態様について説明したが、スライドパ
イプ128の先端より突出した鉛芯136を押圧
し、次いで押圧を解除することによつても鉛芯を
繰出すこともできる。この場合にはグリツプスラ
イダー127の鉛芯ホルダ137の鉛芯保持力を
スプリング131の押圧力に打克つように設定し
ておけばよい。すなわちこの場合には突出した鉛
芯136の先端を押圧することによつて、鉛芯1
36が図において右方向へ推移されると、それに
伴なつてスライドパイプ128が連行されて右方
向へ推移され第6図と同様な位置にもたらされ
る。チヤツク機構124,125が鉛芯136の
前記推移によつて第6図の如く右方向へ推移され
るのは勿論である。以後の鉛芯136の繰出しの
態様は前記したと同様の経過をとる。
本実施例の筆記具は鉛芯収容筒135の後端に
設けられたノツクキヤツプ142を押圧すること
によつても鉛芯を繰出すことができるが、本実施
例においては、ノツクキヤツプ142による鉛芯
136の繰出しをより合理的に実施しうるように
クラツチ125と鉛芯ガイド部123とを第9図
および第10図に示す如き構成とする。
設けられたノツクキヤツプ142を押圧すること
によつても鉛芯を繰出すことができるが、本実施
例においては、ノツクキヤツプ142による鉛芯
136の繰出しをより合理的に実施しうるように
クラツチ125と鉛芯ガイド部123とを第9図
および第10図に示す如き構成とする。
すなわち、鉛芯ガイド部123はクラツチ12
5との係合部123aおよび鉛芯収容筒135と
の嵌合部123bを有する。係合部123aは弾
性を有するスリーブ状体であり、縦方向に複数の
スリツト123a1が穿設され、内腔には係合段部
123a2が設けられている。
5との係合部123aおよび鉛芯収容筒135と
の嵌合部123bを有する。係合部123aは弾
性を有するスリーブ状体であり、縦方向に複数の
スリツト123a1が穿設され、内腔には係合段部
123a2が設けられている。
クラツチ125は、之に係合された鉛芯ガイド
部123の係合部123aが軸方向に自由に推移
可能な如く縮径された縮径部125aおよび係合
フランジ125bを有する。またクラツチ125
の先端にはスライドスリーブ140に係合する係
合フランジ125cが設けられている。
部123の係合部123aが軸方向に自由に推移
可能な如く縮径された縮径部125aおよび係合
フランジ125bを有する。またクラツチ125
の先端にはスライドスリーブ140に係合する係
合フランジ125cが設けられている。
ノツクキヤツプ142の押圧による鉛芯136
の繰出しの態様について、第11図ないし第15
図について説明する。
の繰出しの態様について、第11図ないし第15
図について説明する。
先づノツクキヤツプ142を押圧すると、之と
一体に結合されている鉛芯ガイド部123は図に
おいて左方向へ推移し、第11図に示す如く鉛芯
ガイド部123の係合部123aの先端がクラツ
チ125の縮径段部125a1に当接する。次い
で、この当接した状態でノツクキヤツプ142の
押圧を続けると、クラツチ125が左方向へ前進
せしめられ、ついには第12図に示す如くクラツ
チ125の係合フランジ125cの端面が先金1
22の内腔段部122aに当接するに至る。この
クラツチ125の推移(その推移距離はb)によ
つてこのクラツチ125と共働しているチヤツク
124も鉛芯136を掴持した状態で推移される
ので、鉛芯136はスライドパイプ128の先端
からbの長さだけ突出する。
一体に結合されている鉛芯ガイド部123は図に
おいて左方向へ推移し、第11図に示す如く鉛芯
ガイド部123の係合部123aの先端がクラツ
チ125の縮径段部125a1に当接する。次い
で、この当接した状態でノツクキヤツプ142の
押圧を続けると、クラツチ125が左方向へ前進
せしめられ、ついには第12図に示す如くクラツ
チ125の係合フランジ125cの端面が先金1
22の内腔段部122aに当接するに至る。この
クラツチ125の推移(その推移距離はb)によ
つてこのクラツチ125と共働しているチヤツク
124も鉛芯136を掴持した状態で推移される
ので、鉛芯136はスライドパイプ128の先端
からbの長さだけ突出する。
さらにノツクキヤツプ142を押し続けると、
鉛芯ガイド部123の係合部123aは、弾性体
でありかつスリツト123a1が設けられているの
でその径を拡開してクラツチ125の段部125
a1を乗り越えて嵌合し、クラツチ本体表面上を左
方向へと滑動推移する。かくして鉛芯ガイド部1
23の底部123cがチヤツク124の後端にあ
る鉛芯ガイドフランジ124aに当接し、チヤツ
ク124を前進せしめ、ガイドフランジ124a
がクラツチ125の後端フランジ125bの端面
に当接するに至る(第13図)。このチヤツク1
24の左方向への推移により、チヤツク124は
鉛芯136への掴持作用を解除し、従つて鉛芯1
36の繰出しは行なわれない。
鉛芯ガイド部123の係合部123aは、弾性体
でありかつスリツト123a1が設けられているの
でその径を拡開してクラツチ125の段部125
a1を乗り越えて嵌合し、クラツチ本体表面上を左
方向へと滑動推移する。かくして鉛芯ガイド部1
23の底部123cがチヤツク124の後端にあ
る鉛芯ガイドフランジ124aに当接し、チヤツ
ク124を前進せしめ、ガイドフランジ124a
がクラツチ125の後端フランジ125bの端面
に当接するに至る(第13図)。このチヤツク1
24の左方向への推移により、チヤツク124は
鉛芯136への掴持作用を解除し、従つて鉛芯1
36の繰出しは行なわれない。
次いでノツクキヤツプ142の押圧を解除する
と、スプリング129の作用下にある鉛芯ガイド
部123が右方へと復帰推移されるが、その際係
合部123aはクラツチ125の表面に嵌合した
状態になつているので、先づクラツチ125が係
合部123aの推移に連行され、第14図の状態
まで復帰する。その際チヤツク124もクラツチ
125との関係位置は変らず同様に復帰推移され
るので、クラツチ124の鉛芯136への掴持作
用は解除されたままである。
と、スプリング129の作用下にある鉛芯ガイド
部123が右方へと復帰推移されるが、その際係
合部123aはクラツチ125の表面に嵌合した
状態になつているので、先づクラツチ125が係
合部123aの推移に連行され、第14図の状態
まで復帰する。その際チヤツク124もクラツチ
125との関係位置は変らず同様に復帰推移され
るので、クラツチ124の鉛芯136への掴持作
用は解除されたままである。
次いでさらに鉛芯ガイド部123が右方へと元
の位置へと復帰し、その際鉛芯ガイド部123の
底部123cがチヤツク124の鉛芯ガイドフラ
ンジ124aから離去するので、チヤツク124
はスプリング134の作用で、クラツチ125に
関して右方向へ推移し、鉛芯136を掴持する
(第15図)。
の位置へと復帰し、その際鉛芯ガイド部123の
底部123cがチヤツク124の鉛芯ガイドフラ
ンジ124aから離去するので、チヤツク124
はスプリング134の作用で、クラツチ125に
関して右方向へ推移し、鉛芯136を掴持する
(第15図)。
かくして前記の鉛芯の繰出操作工程は、所望の
鉛芯の長さになるまで繰返えされ、筆記に供され
うる。
鉛芯の長さになるまで繰返えされ、筆記に供され
うる。
なお本実施態様において、クラツチ125に縮
径部125aを設けずに、鉛芯ガイド部123の
係合部123aと嵌合せしめた構成としても鉛芯
の繰出し操作は可能である。
径部125aを設けずに、鉛芯ガイド部123の
係合部123aと嵌合せしめた構成としても鉛芯
の繰出し操作は可能である。
以上本発明を図面に示す実施例について説明し
たが、当該技術者であれば本発明の精神を逸脱し
ない範囲で、種々の変形、改変を行ないうること
は勿論である。
たが、当該技術者であれば本発明の精神を逸脱し
ない範囲で、種々の変形、改変を行ないうること
は勿論である。
以上の如く、本発明によれば通常のノツク操作
により筆記位置への鉛芯の繰出しができると共
に、筆記中の鉛芯の摩耗に際してもスライドパイ
プの先端あるいは鉛芯を紙面等へ押圧し、次いで
押圧を解除することによつて一定長さづつ筆記可
能に鉛芯をスライドパイプ先端より突出せしめ筆
記を継続し得るという実用上極めて有利な効果が
奏せられる。
により筆記位置への鉛芯の繰出しができると共
に、筆記中の鉛芯の摩耗に際してもスライドパイ
プの先端あるいは鉛芯を紙面等へ押圧し、次いで
押圧を解除することによつて一定長さづつ筆記可
能に鉛芯をスライドパイプ先端より突出せしめ筆
記を継続し得るという実用上極めて有利な効果が
奏せられる。
さらに、本発明に従い、スライドスリーブ6,
140の外周に摩擦抵抗体6d,143を設け、
この摩擦抵抗体とペンシル本体1,121の内腔
部の内周面との間の摩擦接触により一方式チヤツ
ク機構の後退位置から元の位置への復帰が一時的
に抑制ないし減速されるように構成したことによ
つて、従来のこの種筆記具が持つ難点、すなわ
ち、特殊なカム構造の遅延機構を用いるが故に、
ペンシル本体の内腔部に複雑な形状の加工を施さ
ねばならずかつカム機構のための特殊の部品を必
要とするなど、製品価格の上昇を免れえず、しか
もかなり精密な構造となるところから、故障がお
こり易いという難点が完全に排除され、構造が極
めて簡単であるにも関わらず先端ノツク式シヤー
プペンシルとしての機能に著しくすぐれ、また簡
単な構造であるが故に制作が容易でありしかも故
障のない耐久性の優れた安価なノツク式シヤープ
ペンシルを提供することが出来るという実用的効
果が奏される。
140の外周に摩擦抵抗体6d,143を設け、
この摩擦抵抗体とペンシル本体1,121の内腔
部の内周面との間の摩擦接触により一方式チヤツ
ク機構の後退位置から元の位置への復帰が一時的
に抑制ないし減速されるように構成したことによ
つて、従来のこの種筆記具が持つ難点、すなわ
ち、特殊なカム構造の遅延機構を用いるが故に、
ペンシル本体の内腔部に複雑な形状の加工を施さ
ねばならずかつカム機構のための特殊の部品を必
要とするなど、製品価格の上昇を免れえず、しか
もかなり精密な構造となるところから、故障がお
こり易いという難点が完全に排除され、構造が極
めて簡単であるにも関わらず先端ノツク式シヤー
プペンシルとしての機能に著しくすぐれ、また簡
単な構造であるが故に制作が容易でありしかも故
障のない耐久性の優れた安価なノツク式シヤープ
ペンシルを提供することが出来るという実用的効
果が奏される。
第1図乃至第4図は本発明のノツク式シヤープ
ペンシルの第1実施例の要部ならびに鉛芯繰出し
の態様を示す断面図、第5図乃至第8図は本発明
の第2実施例の要部ならびにスライドパイプの押
圧操作による鉛芯繰出しの態様を示す断面図、第
9図はクラツチ及び鉛芯ガイド部の一部断面斜視
図、第10図は同じく係合状態を示す斜視図、第
11図乃至第15図は前記第2実施例におけるノ
ツクキヤツプ押圧操作による鉛芯繰出しの態様を
示す断面図である。 1,121,121:ペンシル本体、2,12
2:先金、3:鉛芯ガイドスリーブ、4,12
4:割り爪チヤツク、5,125:クラツチ、
6,140:スライドスリーブ、6d,143:
弾性Oリング、7,127:グリツプスライダ
ー、8,128:スライドパイプ、10,14
1:スプリング、11,131:スプリング、1
2,137:芯ホルダー、13,136:鉛芯、
14,142:ノツクキヤツプ、135:鉛芯収
容筒。
ペンシルの第1実施例の要部ならびに鉛芯繰出し
の態様を示す断面図、第5図乃至第8図は本発明
の第2実施例の要部ならびにスライドパイプの押
圧操作による鉛芯繰出しの態様を示す断面図、第
9図はクラツチ及び鉛芯ガイド部の一部断面斜視
図、第10図は同じく係合状態を示す斜視図、第
11図乃至第15図は前記第2実施例におけるノ
ツクキヤツプ押圧操作による鉛芯繰出しの態様を
示す断面図である。 1,121,121:ペンシル本体、2,12
2:先金、3:鉛芯ガイドスリーブ、4,12
4:割り爪チヤツク、5,125:クラツチ、
6,140:スライドスリーブ、6d,143:
弾性Oリング、7,127:グリツプスライダ
ー、8,128:スライドパイプ、10,14
1:スプリング、11,131:スプリング、1
2,137:芯ホルダー、13,136:鉛芯、
14,142:ノツクキヤツプ、135:鉛芯収
容筒。
Claims (1)
- 1 鉛芯自体が筆記先端側へ前進する際は、鉛芯
への掴持作用が解除され、鉛芯自体が後退する際
は、鉛芯を掴持するように構成した一方式チヤツ
ク機構4,5,124,125と、前記チヤツク
機構のクラツチ5,125に対してばね圧下に筆
記先端側へ常時押圧される如く係合遊嵌されたス
ライドスリーブ6,140と、スプリング11,
131のばね圧下に常に先金2,122の先端か
ら突出しているスライドパイプ8,128とを具
備し、該スライドパイプはその後端部において、
鉛芯保持力が前記スプリングの押圧力に打ち克つ
ように設定された鉛芯ホルダー12,137を装
着したグリツプスライダー7,127を有してな
り、該スライドパイプまたは該スライドパイプか
ら突出した鉛芯13,136の先端の押圧により
該スライドパイプ内の鉛芯がグリツプスライダー
により連行されて後退せしめられると、鉛芯の後
退に応じて該鉛芯を掴持したまま前記一方式チヤ
ツク機構が後退せしめられ、次いでスライドパイ
プまたは鉛芯の先端の押圧を解除すると、先ずス
ライドパイプが前記スプリング11,131のば
ね圧の作用下に元の位置に前進復帰し、その際鉛
芯は割り爪チヤツク4,124の掴持作用から解
放されて、グリツプスライダー7,127によつ
て元の位置に連行復帰せしめられ、他方ばね圧の
作用下での一方式チヤツク機構4,5,124,
125の元の位置への復帰は、スライドパイプ
8,128のほぼ復帰完了後に開始される如く制
限され、その際割り爪チヤツク4,124は鉛芯
を掴持して復帰し、鉛芯をその元の位置よりも、
更に鉛芯の前記後退距離だけ前進した位置に繰り
出しうるように構成した先端ノツク式鉛芯繰り出
し機構と共に、前記一方式チヤツク機構4,5,
124,125と、該一方式チヤツク機構の割り
爪チヤツク4,124の後端側に接続された鉛芯
ガイドスリーブ3または鉛芯収容筒135の後端
に設けたノツクキヤツプ14,142とよりな
り、該ノツクキヤツプのノツク操作により前記一
方式チヤツク機構を作動せしめて鉛芯を筆記位置
に繰り出しうるように構成した鉛芯繰り出し機構
を備えたノツク式シヤープペンシルにおいて、前
記一方式チヤツク機構の後退位置から元の位置へ
の復帰が、前記スライドスリーブ6,140の外
周に設けた摩擦抵抗体6d,143とペンシル本
体1,121の内腔部の内周面との間の摩擦接触
により一時的に抑制ないし減速されるようにした
ことを特徴とするノツク式シヤープペンシル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3307480A JPS56129196A (en) | 1980-03-15 | 1980-03-15 | Knock type propelling pencil |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3307480A JPS56129196A (en) | 1980-03-15 | 1980-03-15 | Knock type propelling pencil |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56129196A JPS56129196A (en) | 1981-10-09 |
JPS6223677B2 true JPS6223677B2 (ja) | 1987-05-25 |
Family
ID=12376565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3307480A Granted JPS56129196A (en) | 1980-03-15 | 1980-03-15 | Knock type propelling pencil |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56129196A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60138780U (ja) * | 1984-02-27 | 1985-09-13 | 三菱鉛筆株式会社 | シヤ−プペンシル |
-
1980
- 1980-03-15 JP JP3307480A patent/JPS56129196A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56129196A (en) | 1981-10-09 |
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