JPS6223678B2 - - Google Patents

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JPS6223678B2
JPS6223678B2 JP291981A JP291981A JPS6223678B2 JP S6223678 B2 JPS6223678 B2 JP S6223678B2 JP 291981 A JP291981 A JP 291981A JP 291981 A JP291981 A JP 291981A JP S6223678 B2 JPS6223678 B2 JP S6223678B2
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JP
Japan
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lead
tip
rear end
lead core
tightening ring
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JP291981A
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English (en)
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JPS57116698A (en
Inventor
Kazuhiko Sekiguchi
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ZEBURA KK
Original Assignee
ZEBURA KK
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Publication date
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Publication of JPS57116698A publication Critical patent/JPS57116698A/ja
Publication of JPS6223678B2 publication Critical patent/JPS6223678B2/ja
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスライドパイプの先端を紙面等に押圧
し、該スライドパイプを後退推移させ、次いで押
圧を解除することによつて鉛芯を筆記可能に突出
せしめうる機構を具えたノツク式シヤープペンシ
ルに関するものである。
先金に設けたスライドパイプの先端を紙面等に
押圧することによつてスライドパイプを一定区間
後退させ、後退させたスライドパイプの位置で鉛
芯をスライドパイプより筆記可能な状態に自動的
に突出せしめうるようにしたノツク式シヤープペ
ンシルがすでに提案されている(特開昭53−8220
号公報)。このシヤープペンシルにおいてはスラ
イドパイプの先端を押圧して鉛芯を繰出すことが
できるという便利さはあるけれども、押圧を繰返
えすにつれてスライドパイプが順次一定区間ずつ
後退していくので、ついにはスライドパイプの後
退が制限せられ、鉛芯の繰出しが不可能になつて
しまい、その際には改めて本来のノツク操作によ
りスライドパイプを最突出位置にもたらして鉛芯
を繰出さねばならないという難点がある。
一方、筆記圧力によつて自動的に鉛芯をスライ
ドパイプ先端より突出せしめるようにしたシヤー
プペンシルも公知である(特開昭54−14823号公
報)。このシヤープペンシルではスライドパイプ
がばね圧下に先金先端から突出しているので、鉛
芯の消耗に従つてスライドパイプは後退して行く
ことはないが筆記過程でのスライドパイプの後退
距離は極めて僅かにすぎずしたがつて鉛芯の繰出
しも僅かでありしかも筆記中に筆圧を解除しなけ
れば鉛芯の繰出しは行なわれないから、十分にし
て円滑な書記を行ない難いという欠点がある。
更に、先端ノツク式シヤープペンシルにおい
て、鉛芯の定長繰り出しを可能とした形式のもの
が、特開昭57−14099号公報に開示されている
が、この筆記具においては先端ノツク操作により
スライダーが一定の後退距離に到達しない限り、
該スライダーが後退位置に係止されないので、一
定長さでの鉛芯の繰り出しは出来るが、任意の長
さに鉛芯を繰り出すことが出来ないという難点が
ある。
本発明の主目的は従来の自動芯出しシヤープペ
ンシルの難点を完全に排除し、通常のノツク操作
により筆記状態に鉛芯を繰出すことができるほか
に、スライドパイプの先端から突出している鉛芯
が消耗した際に、スライドパイプあるいはスライ
ドパイプの先端から突出した鉛芯を押して後退せ
しめ次いで押圧を解除することによつてスライド
パイプを元の位置に復帰せしめると共に鉛芯をス
ライドパイプから筆記に十分な長さに突出せしめ
うるようにした、筆記に著しく便利な新規な先端
及び後端ノツク式シヤープペンシルを提供しよう
とするものである。
本発明の他の目的は、筆記中に鉛芯に過大な筆
圧が加わつた場合に、チヤツク機構がばね圧に抗
して後退して筆圧を吸収し、鉛芯折れを防止しう
る筆記具を提供せんとするにある。
本発明の前記の目的は、 (a) らせんばね13,113,213のばね圧下
に互いに係合する割り爪チヤツク4,104,
204と締付リング5,105,205とから
なり、該割り爪チヤツクに掴持された鉛芯1
1,111,211自体が該割り爪チヤツクか
ら筆記先端側へ前進する際は鉛芯に対する割り
爪チヤツクの掴持作用が解除され、他方鉛芯が
筆記後端側へと後退する力が該鉛芯に作用する
際は鉛芯に対する該割り爪チヤツクの掴持作用
が働くように構成した一方式チヤツク機構; (b) 前記締付リングの外周に対して、ペンシル本
体1,101,201の先端側内腔部1b,1
01b,201bに内装されたばね14,11
4,214,314の圧力下に、該締付リング
を常時筆記先端側へ押圧する如く遊嵌係合さ
れ、かつ該締付リングの推移に連行される如く
摺動可能に該内腔部1b,101b,201b
に内装されたスライドスリーブ6,106,2
06; (c) 先金の内腔2b,102b,202bに軸方
向に推移自在に内装されかつ鉛芯を摩擦抵抗に
より保持する芯ホルダ8,108,208を内
蔵するスライドグリツパー7,107,207
を後端に具備しかつ先金の内腔2b,102
b,202bに内装されたばね15,115,
215の圧力下に常に先金開孔2f,102
f,202fから突出するように該先金開孔内
を推移自在なスライドパイプ10,110,2
10; (d) 先金の内腔2d,102d,202d内に内
装され、スライドパイプを摩擦抵抗により制動
する機能を有するリング9,109a,209
a; からなるスライドパイプ先端押圧による鉛芯繰り
出し機構を具備し、更に、之等に加えて、 (e) 前記締付リングの管状体5a,105a,2
05aの後端側において、摩擦リング17,1
17,217を介して該管状体と摩擦係合状態
にありかつ後端側内腔部に内装されたばね1
2,112,214,314のばね圧下に尾部
3,103,203の前端段部3a,103
a,203aに当接するフランジ20a,12
0a,220aを備えた鉛芯ガイド部20,1
20,220; (f) 該鉛芯ガイド部の後端に嵌着された鉛芯ケー
ス21,121,221; (g) 該鉛芯ケースの後端に装着したノツクキヤツ
プ22,122,222; (h) 締付リング5,105,205が、ノツクキ
ヤツプ22,122,222の押圧により摩擦
リング17,117,217を介して一定距離
先端側に前進せしめられた際に、該締付リング
の先端が当接する先金2,102,202の後
端側段部2a又は環状ストツパー119,21
9; からなり、締付リング5,105,205が先金
の後端側段部2a又は環状ストツパー119,2
19に当接後に、更にノツクキヤツプ22,12
2,222の押圧を継続して鉛芯ガイド部20,
120,220を摩擦リング17,117,21
7の摩擦抵抗に抗して摺動前進せしめることによ
り、該鉛芯ガイド部の先端が割り爪チヤツク4,
104,204の後端を押圧して該割り爪チヤツ
クが前進せしめられ、かくして該割り爪チヤツク
と締付リングとの係合が解除されうるように構成
した通常のノツク操作による鉛芯繰り出し機構を
具備することを特徴とするノツク式シヤープペン
シル、 によつて達成される。
本発明を図面に示す実施例にもとづいて説明す
る。
第1図乃至第5図は第1の実施例の説明図であ
る。
図において1はペンシル本体、2はペンシル本
体1の先端に取付けられた先金、3はペンシル本
体1の後端に取付けられた尾部である。ペンシル
本体1の内腔は中間の環状隔壁1aによつて先端
側内腔部1bと後端側内腔部1cとに区画されて
いる。
先端側内腔部1bは先金2の後端側段部2aに
よつて区画されており、該内腔部1b内には筆記
圧に抗して鉛芯11を掴持するが、鉛芯11が筆
記先端側へ推移するときは、その掴持状態を解放
する一方式チヤツク機構が内装されている。
この一方式チヤツク機構は割り爪チヤツク4、
締付リング5および該締付リングに遊嵌されかつ
締付リングにばね14のばね圧下に係合するスラ
イドスリーブ6からなる。割り爪チヤツク4は第
6図および第7図に示す如く先端側に掴持部4
a,4a′を有し、その各々にはボール16の保持
凹部4b,4b′が形成され、また中心部には鉛芯
11を掴持するための溝4c,4c′が設けられて
いる。割り爪チヤツク4の掴持部4a,4a′は、
先端側へ向かつて径が拡大される如くテーパー状
内側面を有する締付リング5(第1図)によつ
て、ボール16を介して抱持されている。締付リ
ング5は割り爪チヤツク4を包囲する管状体5a
を後端部に具備しており、該管状体は環状隔壁1
aを通過して、後端側内腔部1c内に突入してい
る。しかして締付リング5の後端面5bと割り爪
チヤツク4の後端部に結合されたスリーブ18の
前端面18aとの間に介装されたらせんばね13
の押圧力下で、割り爪チヤツク4と締付リング5
とは互いに係合保持されている。
締付リング5を包囲するスライドスリーブ6の
後端面と環状隔壁1aの前端面との間にはらせん
ばね14が介装されており、このばね圧下でスラ
イドスリーブ6は段部6aを以つて、締付リング
5の段部5cと係合している。このスライドスリ
ーブ6は第1図の状態において、その先端面が締
付リング5の先端より突出して先金2の後端側の
内腔段部2aに当接する如き寸法を有する。
先金2は、ペンシル本体1の内腔1bに連通す
る内腔2bと、段部2cを経て該内腔2bに連通
する縮径内腔2dと、段部2eを経て該内腔2d
に連通する先金開孔2fとを有し、該先金開孔2
fを通つてスライドパイプ10が軸方向に前後に
推移しうる。
スライドパイプ10の後端には、先金2の内腔
2b内で軸方向に推移自在であるスライドグリツ
パー7が固着されており、該グリツパー7はその
内腔部7a内に鉛芯11を摩擦抵抗により保持す
る例えば弾性ゴム等よりなる芯ホルダ8が装着さ
れ、しかしてグリツパー7の後端面と、内腔2b
の後端側に設けられた環状ストツパー19との間
にはらせんばね15が介装されている。また先金
2の内腔2d内には、スライドパイプ10の推移
を摩擦抵抗により制動する例えば弾性ゴムからな
るリング9が内装されている。
ペンシル本体1の後端側内腔1c内には、さき
にのべた如く、締付リング5の管状体5aの後端
部が突入しており、この管状体5aの後端側開口
に、尾部3内に挿入された鉛芯ケース21の先端
開口に結合された鉛芯ガイド部20の縮径部20
bが挿入されており、しかして縮径部20bの外
周には摩擦リング17が設けられ、該摩擦リング
17を介して管状体5aと縮径部20bとは摩擦
係合状態にある。前記鉛芯ガイド部20は、縮径
部20bのほかに、中心に鉛芯ガイド孔20d、
鉛芯ケース21内の鉛芯を鉛芯ガイド孔20dに
案内するための円錐状の凹部20cおよび尾部3
の前端段部3aに当接するフランジ20aを備え
る。しかして環状隔壁1aの後端面とフランジ2
0aの前端面との間には、らせんばね12が介装
されている。
本発明筆記具の作動の態様を第1図〜第5図に
ついて述べる。
第1図は筆記中に鉛芯11が消耗した状態を示
す。この状態から、スライドパイプ10の先端を
紙面等に押圧することによつて鉛芯11を筆記可
能の状態に突出せしめるためには、次の如く操作
する。
先づ一点鎖線X−Xで示す紙面に対し、スライ
ドパイプ10の先端を押圧すると、スライドパイ
プ10は、その後端のスライドグリツパー7を以
つてらせんばね15を押圧しつつ距離aだけ後退
し、その際鉛芯11が同時に後退する。この鉛芯
11の後退によつて、鉛芯11を掴持する割り爪
チヤツク4は、之に係合する締付リング5および
スライドスリーブ6と共にらせんばね14のばね
圧に抗して後退する。その際締付リング5の管状
体5aは鉛芯ケース21の鉛芯ガイド部20の縮
径部20bの摩擦リング17の抵抗に打克つて後
退する(第2図)。
次いでスライドパイプ10の押圧を解除する
と、圧縮されていたらせんばね14の復元力によ
つて、スライドスリーブ6、之に係合する締付リ
ング5および割り爪チヤツク4が元の位置迄、す
なわちスライドスリーブ6の前端が先金2の内腔
段部2aに当接する迄前進し、その際鉛芯11は
割り爪チヤツク4に掴持されているので、割り爪
チヤツク4の前進に伴ない前進する。他方、スラ
イドパイプ10は、先金2の内腔2d内に装着さ
れたリング9の摩擦抵抗により、短時間の間、圧
縮されているらせんばね15の復元力の作用によ
る前進が制動されるように配慮してあるので、鉛
芯11のみがスライドパイプ10の先端より距離
aだけ突出する(第3図)。
次いで、らせんばね15の復元力がリング9の
摩擦制動力に打克つようになるからスライドパイ
プ10は元の位置へと前進し、その際スライドグ
リツパー7の芯ホルダ8が鉛芯11を保持して連
行するので、スライドパイプ10の先端から鉛芯
11が突出した状態のままスライドパイプ10は
前進し、第4図の状態となる。すなわちこの第4
図の状態で筆記可能となるものである。なお上記
の過程は説明の都合上、第3図の状態から第4図
の状態への移行を段階的に説明したが、実際には
極く短時間で行なわれうる。
通常の筆記においては、鉛芯11が消耗したそ
の都度、スライドパイプ10の先端を押圧して後
退せしめ、次いで押圧を解除することによつて、
鉛芯11を筆記可能な状態に突出させることがで
きる。
なお本実施例の筆記具は鉛芯ケース21の後端
に嵌着されたノツクキヤツプ22を押圧すること
によつて通常のノツク式シヤープペンシルと同様
にして鉛芯を繰出すことができる。すなわちノツ
クキヤツプ22を押圧すると、之に嵌着された鉛
芯ケース21の先端開口に結合された鉛芯ガイド
部20が先端側へ押圧され、その際摩擦リング1
7を介して該鉛芯ガイド20に摩擦係合している
締付リング5の環状体5aが先端側へ前進せしめ
られ、先づ締付リング5の前端が先金2の段部2
aに当接する。その際、締付リング5と係合した
割り爪チヤツク4は鉛芯11を掴持して、先金2
の内腔段部2aと締付リング5の先端との距離b
を前進するので、スライドパイプ10の先端から
鉛芯11が長さbだけ突出する。続いてさらにノ
ツクキヤツプ22の押圧を継続すると、締付リン
グ5はそれ以上前進できない状態にあるので、鉛
芯ガイド部20は摩擦リング17の摩擦抵抗に打
克つて前進を続け、鉛芯ガイド部20の先端面が
鉛芯チヤツク4の後端部に結合されたスリーブ1
8の後端面18bに当接した後、割り爪チヤツク
4を前進せしめるが、その際、締付リング5は前
進を阻止されているから割り爪チヤツク4は締付
リング5との係合から解放され、従つて鉛芯11
の掴持を解放したまま先金内腔2bの環状ストツ
パー19に当接するまで前進する(第5図)。次
いでノツクキヤツプ22の押圧を解除すると、ら
せんばね12の復元力により鉛芯ガイド部20が
後退すると共に環状体5a、すなわち締付リング
5が元の位置に復帰し、その際ほぼ同時にらせん
ばね13の復元力により割り爪チヤツク4が鉛芯
11をその位置に残したまま元の位置に復帰す
る。
前記した如きノツクキヤツプ22の押圧及び解
除を繰返えすことによつて、鉛芯11を所望の長
さにスライドパイプ10の先端から突出せしめる
ことができる。
なお、本発明の筆記具においては多数のらせん
ばねを使用しているが、一例をあげるとスライド
スリーブ6を押圧するらせんばね14は通常の筆
圧、例えば400gの筆圧に耐えるものを選択し、
スライドグリツパー7を押圧するらせんばね15
は100gの力に耐え、締付リング5を押圧するら
せんばね13は10gの力に耐えるものを選ぶ。
本発明による筆記具の第2の実施例を第8図〜
第12図に示す。
図において101はペンシル本体、102は先
金、103は尾部、104は割り爪チヤツク、1
05は締付リング、106はスライドスリーブ、
107はスライドグリツパー、108は芯ホル
ダ、109は摩擦リング109aを保持する摩擦
リング用ケース、110はスライドパイプ、11
1は鉛芯、112,113,114,115はら
せんばね、116はボール、117は摩擦リン
グ、118は割り爪チヤツク後端部スリーブ、1
19は先金内腔の環状ストツパー、120は鉛芯
ガイド部、121は鉛芯ケース、122はノツク
キヤツプであり、之等の各構成要素の機能は第1
図に示した実施例の筆記具の対応する構成要素の
それと同一であるが、以下の点で若干構成が異な
つている。
すなわち本実施例においては、先づ第1に、ら
せんばね115がスライドグリツパー107の外
周において、該グリツパーのフランジ107aと
環状ストツパー119との間に介装されており、
また該グリツパーのスリーブ体107bが、環状
ストツパー119の開口を通過しうるようになつ
ている。
第2に、締付リング105に係合するスライド
スリーブ106はペンシル本体101の前部内腔
101bの段部101dにらせんばね114の弾
機下に当接しており、かつ該スライドスリーブ1
06はその後退位置が環状ストツパー101aに
よつて制限されている。
この実施例におけるスライドパイプ110の先
端ノツク操作による鉛芯111の繰出しの態様は
第1図〜第4図に関する説明から明らかである
が、この場合スライドパイプ110が第8図の位
置から第9図の位置まで後退する距離cはスライ
ドスリーブ106の後退距離に等しく、従つて鉛
芯の突出長さはcである。またノツクキヤツプ1
22のノツク操作による鉛芯111の繰出しに際
しての1回のノツク操作による鉛芯の繰出し長さ
は、締付リング105が第8図の位置から環状ス
トツパー119への当接位置までの距離dであ
る。
この実施例の構成の利点は、何らかの理由で先
金102を取外した際に、チヤツク機構がばらけ
ない点である。
次に本発明の第3の実施例を第13図により説
明する。
図において201はペンシル本体、201bは
ペンシル本体の先端側内腔部、202は先金、2
03は尾部、204は割り爪チヤツク、205は
締付リング、206はスライドスリーブ、207
はスライドグリツパー、208は芯ホルダー、2
09は摩擦リング209aを保持するケース、2
10はスライドパイプ、211は鉛芯、213,
214,215はらせんばね、216はボール、
217は摩擦リング、218は割り爪チヤツク後
端部スリーブ、219は先金内腔の環状ストツパ
ー、220は鉛芯ガイド部、221は鉛芯ケー
ス、222はノツクキヤツプである。
この実施例が前記した2つの実施例と大きく異
なる点は、ペンシル本体201の内腔部を第1図
に示す実施例の如く環状隔壁1aあるいは環状ス
トツパー101aによつて区分せずに、スライド
スリーブ206aの後端と鉛芯ガイド部220の
基部前端220aとの間に1個のらせんばね21
4が介装されている点である。このためらせんば
ねの使用が他の実施例より1個少なくてすむ。
また前記第13図の実施例の変形として第14
図に示される筆記具があげられる。
図において第8図と同一符号で示されている部
分は、該図と同一の部分を示している。両者の異
なる点はスライドグリツパー309に段部309
aが設けられており、該スライドグリツパー30
9が後退した際に段部309aが環状ストツパー
119に当接し、その後退距離を制限しているこ
と、および第8図における環状ストツパー101
aを欠いているので、同図において2個のらせん
ばね112,114を用いる代りに、1個のらせ
んばね314が用いられていることである。すな
わちこの実施例においても1個のらせんばねを省
略することができる。
以上の説明から明らかなように本発明の筆記具
はスライドパイプの1回の押圧、すなわち1回の
先端ノツクにより、常に筆記に好都合な一定の長
さに鉛芯をスライドパイプより突出せしめうるも
ので、後端ノツク式による鉛芯の繰出しの場合の
如く鉛芯の過大な繰出しが避けられるので筆記能
率向上は、はかり知れないものがある。
なお以上の各実施例においては、筆記圧が過大
になつた際に、この筆記圧を吸収して芯折れを防
止すべく、チヤツク機構がスライドスリーブを押
圧するばね圧に抗して後退しうる構成となつてい
ることは言うまでもない。
以上、本発明を図示の実施例について説明した
が、本発明は之等実施例に限定されることなく、
本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の変形、
改変を行ないうることは勿論である。
以上の如く、本発明によれば通常のノツク操作
により筆記位置への鉛芯の繰出しができ、また筆
記中の鉛芯の摩耗に際してもスライドパイプの先
端あるいは鉛芯を紙面等へ押圧し、次いで押圧を
解除することによつて一定長さづつ筆記可能に鉛
芯をスライドパイプ先端より突出せしめ筆記を継
続し得ると共に、筆記中の筆圧過大による芯折れ
を防止することができるという実用上極めて有利
な効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明のノツク式シヤープ
ペンシルの第1の実施例の要部ならびにスライド
パイプの押圧操作による鉛芯繰出しの態様を示す
断面図、第6図は一方式チヤツク機構の割り爪チ
ヤツクの斜視図、第7図はチヤツク機構の正面
図、第8乃至第12図は本発明の第2の実施例の
要部ならびにスライドパイプ及びノツクキヤツプ
の押圧操作による鉛芯繰出しの態様を示す断面
図、第13図及び第14図は第3および第4の実
施例の断面図である。 1,101,201:ペンシル本体、1a:環
状隔壁、101a:環状ストツパー、1b,10
1b,201b:先端側内腔部、1c:後端側内
腔部、101d:段部、2,102,202:先
金、2a:後端側段部、2b,102b,202
b:内腔、2c:段部、2d,102d,202
d:縮径内腔、2e:段部、2f,102f,2
02f:先金開口、3,103,203:尾部、
3a,103a,203a:前端段部、4,10
4,204:割り爪チヤツク、4a,4a′:掴持
部、4b,4b′:凹部、4c,4c′:溝、5,1
05,205:締付リング、5a,105a,2
05a:管状体、5b:後端面、5c:段部、
6,106,206:スライドスリーブ、6a:
段部、206a:後端、7,107,207:ス
ライドグリツパー、7a:内腔部、107a:フ
ランジ、107b:スリーブ体、8,108,2
08:芯ホルダ、9:リング、109,209:
摩擦リング用ケース、109a,209a:摩擦
リング、10,110,210:スライドパイ
プ、11,111,211:鉛芯、12,11
2:らせんばね、13,113,213:らせん
ばね、14,114,214,314:らせんば
ね、15,115,215:らせんばね、16,
116,216:ボール、17,117,21
7:摩擦リング、18,118,218:スリー
ブ、18a:前端面、18b:後端面、19,1
19,219:環状ストツパー、20,120,
220:鉛芯ガイド部、20a,120a,22
0a:フランジ、20b:縮径部、20c:円錐
状凹部、20d:鉛芯ガイド孔、21,121,
221:鉛芯ケース、22,122,222:ノ
ツクキヤツプ、309:スライドグリツパー、3
09a:段部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) らせんばね13,113,213のばね
    圧下に互いに係合する割り爪チヤツク4,10
    4,204と締付リング5,105,205と
    からなり、該割り爪チヤツクに掴持された鉛芯
    11,111,211自体が該割り爪チヤツク
    から筆記先端側へ前進する際は鉛芯に対する割
    り爪チヤツクの掴持作用が解除され、他方鉛芯
    が筆記後端側へと後退する力が該鉛芯に作用す
    る際は鉛芯に対する該割り爪チヤツクの掴持作
    用が働くように構成した一方式チヤツク機構; (b) 前記締付リングの外周に対して、ペンシル本
    体1,101,201の先端側内腔部1b,1
    01b,201bに内装されたばね14,11
    4,214,314の圧力下に、該締付リング
    を常時筆記先端側へ押圧する如く遊嵌係合さ
    れ、かつ該締付リングの推移に連行される如く
    摺動可能に該内腔部1b,101b,201b
    に内装されたスライドスリーブ6,106,2
    06; (c) 先金の内腔2b,102b,202bに軸方
    向に推移自在に内装されかつ鉛芯を摩擦抵抗に
    より保持する芯ホルダ8,108,208を内
    蔵するスライドグリツパー7,107,207
    を後端に具備しかつ先金の内腔2b,102
    b,202bに内装されたばね15,115,
    215の圧力下に常に先金開孔2f,102
    f,202fから突出するように該先金開孔内
    を推移自在なスライドパイプ10,110,2
    10; (d) 先金の内腔2d,102d,202d内に内
    装され、スライドパイプを摩擦抵抗により制動
    する機能を有するリング9,109a,209
    a; からなるスライドパイプ先端押圧による鉛芯繰り
    出し機構を具備し、更に、之等に加えて、 (e) 前記締付リングの管状体5a,105a,2
    05aの後端側において、摩擦リング17,1
    17,217を介して該管状体と摩擦係合状態
    にありかつ後端側内腔部に内装されたばね1
    2,112,214,314のばね圧下に尾部
    3,103,203の前端段部3a,103
    a,203aに当接するフランジ20a,12
    0a,220aを備えた鉛芯ガイド部20,1
    20,220; (f) 該鉛芯ガイド部の後端に嵌着された鉛芯ケー
    ス21,121,221; (g) 該鉛芯ケースの後端に装着したノツクキヤツ
    プ22,122,222; (h) 締付リング5,105,205が、ノツクキ
    ヤツプ22,122,222の押圧により摩擦
    リング17,117,217を介して一定距離
    先端側に前進せしめられた際に、該締付リング
    の先端が当接する先金2,102,202の後
    端側段部2a又は環状ストツパー119,21
    9; からなり、締付リング5,105,205が先金
    の後端側段部2a又は環状ストツパー119,2
    19に当接後に、更にノツクキヤツプ22,12
    2,222の押圧を継続して鉛芯ガイド部20,
    120,220を摩擦リング17,117,21
    7の摩擦抵抗に抗して摺動前進せしめることによ
    り、該鉛芯ガイド部の先端が割り爪チヤツク4,
    104,204の後端を押圧して該割り爪チヤツ
    クが前進せしめられ、かくして該割り爪チヤツク
    と締付リングとの係合が解除されうるように構成
    した通常のノツク操作による鉛芯繰り出し機構を
    具備することを特徴とするノツク式シヤープペン
    シル。
JP291981A 1981-01-12 1981-01-12 Knock type propelling pencil Granted JPS57116698A (en)

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