JPS62235282A - けいふんその他の有機質肥料の製造方法 - Google Patents

けいふんその他の有機質肥料の製造方法

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JPS62235282A
JPS62235282A JP61080797A JP8079786A JPS62235282A JP S62235282 A JPS62235282 A JP S62235282A JP 61080797 A JP61080797 A JP 61080797A JP 8079786 A JP8079786 A JP 8079786A JP S62235282 A JPS62235282 A JP S62235282A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈発明の目的〉 産業上の利用分野 本発明はけい15%んその他の有機質の悪臭物の脱臭処
理法に係り、詳しくは、例えば、けい15%んを生の状
態のままであっても悪臭を効果的にかつ完全に近く除去
でき、乾燥性が高められて、処理後に得られる処理物中
の殺菌や殺虫、つまり、微生物もほとんど殺菌され、処
理後のこれら微生物による分解が防止でき、更に、処理
物は植物に対してきわめてすぐれた有機質肥料として利
用できるけい15%んその他の有機質の悪臭物の脱臭処
理法に係る。
なお、ここで、有機質の悪臭物とは、糖類、タンパク質
、脂肪などが通性嫌気性菌によって分解されて低級脂肪
酸、アミン酸、イオウ化合物、アンモニアその他の揮発
性物質が発生するもので、以下に説明するけい4・んの
ほかに、豚、S−ん、牛5−んその他の鳥、獣類の排せ
つ物や、魚介類、鳥獣類等の内臓等が含まれる。
従来の技術 一般に、けい・5%ん、豚15%ん、牛!−ん等の魚、
獣類の排せつ物の中には未消化の糖類、タンパク質、脂
肪等が多量に含まれ、これらがバクテリア等により脱炭
酸、脱アミノ分解されて低級脂肪酸やアンモニア等が発
生し、強い悪臭を発する。また、これら排せつ物の中で
、けい73%んは糖類等の未消化物が液状の尿と混合し
た型で排せつされ、この尿により多量の窒素分が含まれ
て肥料として有効であるが、微生物による分解も一謂促
進されるため、他の排せつ物に比較すると、とくに、刺
激性の強い悪臭を発すると云われ、肥料としての直接の
利用に限界が生じている。また、けいz5tんを含めて
排せつ物の中には、はい、ウジ等の衛生害虫やその幼虫
等が含まれ、このため、肥料としての有効成分を多階に
含むのにも拘らず、有効利用が完全にはかられていない
ほか、けい、5−ん等は汚物感を与える故に、その処理
は最もきられれている作業の一つであって、清潔化も望
まれている。この点から、従来から種々の観点でけい、
5・ん等の処理法が提案されているが、何れの方法も生
の状態のけい23・ん(以下、生けい、s・んという。
)の如く多量に水分を含むものの処理には不適当であっ
て、生けい・5・んを直接に処理できる処理法は開発も
実施もされてもいない。
すなわち、特公昭47−32552号公報には石灰窒素
ならびに活性炭より成る脱臭剤が記載され、この脱臭剤
をけい、5・んに添加混合すると、石灰窒素または活性
炭を単独で添加した場合と比べて1112臭効果が一奢
向上する口とが記載されている。この脱臭剤は石灰窒素
ならびに活性炭の添加による脱臭効果を利用しかつ石灰
窒素の肥料としての有効性、つまり、けいJ−ん中の窒
素成分を安定化し、窒素含有率を高めて肥効を高めるこ
とを活用するものである。しかし、生けい7S・んには
多階に水分が含まれ、この脱臭剤ではその分を効果的に
除去することができず、この点から、特開昭53−13
01GG号公報に記載される如く、石灰窒素のほかに、
水分調整剤としてオガクズ、モミガラ等を添加し、更に
、酸化カルシウムを配合してけいJ−ん等を脱臭処理す
る方法が提案されている。この方法は、酸化カルシウム
の水との反応による発熱乾燥効果を利用して水分を除去
し、除去できない水分をオガクズ等により吸収するもの
であるが、この水との反応では発熱量が小さく、水分が
それほど除去できないため、生けい、5−んを直接処理
するのには不適当である。
また、特公昭55−3006@公報にはけい7S・んに
JlaMならびに合成ウオラストナイトを添加混合して
ごの合成ウォラスI・ナイトのJ硫酸による中和処理に
より珪酸ゲル等を生成し、この珪酸ゲルの脱臭能を利用
して脱臭し、この処理物を径3〜15mm程度の粒状に
して取扱いを容易にする方法が記載されている。この方
法は上記の方法に代って脱臭剤として珪酸ゲルを生成し
、この脱臭能を利用するものであるlメ、石灰窒素や活
性炭に比べると、脱臭能が劣り、珪酸ゲル自体は肥料成
分としての働きがない。また、処理時に合成ウオラスト
ナイトの硫酸による中和処理によって珪酸ゲルを生成さ
せると云っても、けい、S・ん等の粘着性固形物が谷在
する状態では珪石ゲルの生成反応の進行に時間がかかり
、多山にIa酸や合成ウオラス]・ナイトを添加するこ
とになって、濃硫酸の一部が残存し、この残存硫酸根に
よって土壌が酸性になり、肥料としての特性が失なわれ
る。また、合成ウオラストナイトの′a硫酸による中和
処理時の発熱量が小さく、処理温度は35〜G5℃程度
であって、けい7s、ん等に含まれる菌や害虫等の殺菌
、殺虫が不十分であると共に乾燥も不完全で、処理物中
には相当の水分が残る。また、口の処理物は粒状化され
ているため、処理浚の未発酵成分の発酵が困難になり、
処理物の悪臭除去には例えば1〜2ケ月の相当の時間が
かかり、更に、処理1変には残存閑の分解によって一旦
除去された臭気が再び発生するという大きな欠点がある
更に詳しく説明すると、合成ウォラストナイ[・は特公
昭42−19321号公報に記載される如く、元来、窯
業原料として開発されたもので、一般には、偽珪灰石と
云われるものである。この偽珪灰石は、鉱物の珪灰石(
CaSi03)が花コウ炭などの深成岩と石灰石の接触
部で加圧加熱による変性をうけて接触交代鉱床として産
出されることに着目し、この生成過稈をロータリーキル
ン内で実現したものである。換言すると、珪酸と石灰と
に、Na、 Ba%Zr%Ti、 Al 、 B、 P
bなどの融剤とを加圧してベレット化し、この融剤のも
とてベレットを焼成して偽珪灰石を製造する。
従って、偽珪灰石は組成的には珪灰石鉱物に近いが合成
したものであり、とくに、融剤成分が混入している。こ
のため、これらの成分が肥料として土壌中に入り集積さ
れると、窯業原料としては優れていても農作物には悪影
響を与える。
また、珪酸ゲルの製造にあたって、珪灰石と同等の性質
を持つ水ガラス(Na2Sin3)を酸によって中和処
理し、ゲル状の珪酸を沈澱させて生成することが行なわ
れている。しかし、この場合では水ガラスを水溶液とし
てこれを酸によって中和処理するもので、固体状態では
反応が弱められ、とくに、けい15%ん等の粘性物が介
在すると一層弱められる。また、珪灰石鉱物を硫酸によ
る中和処理して珪酸ゲルを生成し、溶接棒等のフラック
ス剤として使用されているが、この珪酸ゲルは元来溶接
時のガスや不純物等の吸着にとどまって、けい−5=ん
等脱臭を行なうには多量に必要になり、処理費用がきわ
めて高くなる。
発明が解決しようとする問題点 本発明はこれらの問題点を解決することを目的とするも
ので、具体的には、けい、5・んその他の有機質の悪臭
物を処理時に珪酸ゲルを生成させて脱臭する際に、この
珪酸ゲルの生成には元来窯業原料として開発された偽珪
灰石では不適当であることに着目し、これに代って珪灰
石鉱物を用い、この珪酸ゲルの生成時にけい15%ん等
の粘性物の介在のために脱臭反応が相当低下することを
考慮して、鉄粉等を添加して脱臭反応を促進し、更に、
生石灰を添加してその硫酸との反応による発熱乾燥性を
利用して脱臭性能を−I!向上させると共に、殺菌、殺
虫効果を高め、併せて、生石灰によって硫酸根の固定を
行なって残存硫酸根を減少させることによってけい、5
・んその他の有機質の悪臭物を脱臭処理する方法を提案
する。
〈発明の構成〉 問題点を解決するための 手段ならびにその作用 すなわち、本発明方法は、処理すべきけい、S、んその
他の有機質の悪臭物に硫酸を添加して混合攪拌後、少な
くとも珪灰石鉱物、生石灰ならびに鉄若しくはその合金
の粉末を添加して混合攪拌し、悪臭物中から悪臭を除去
し、少なくとも半乾燥状態で排出することを特徴とする
従って、本発明方法によると、はじめに、けい15%ん
その他の有11質の悪臭物c以下、単に悪臭物という。
)に硫酸が添加され、この1illlIによって悪臭物
中の有機質成分が酸化されて分解されるが、続いて、生
石灰ならびに鉄粉が添加されるため、その反応熱により
少なくとも70℃とくに85℃以上に昇温する(なお、
硫酸としては必ずしもS硫酸を添加する必要がなく(け
い、5−ん等の水分により相当希釈される)希硫酸でも
良いが濃硫酸であると、使用する装置の腐食の程度を弱
めることができるので好ましい。)。
すなわち、硫酸に続いて生石灰を添加すると、悪臭物中
に相当の水分が含まれていても、硫酸と反応し、著しく
昇温する。このため、悪臭物の水分の蒸発が促進されて
乾燥が大巾に進行し、少なくとも70℃とくに85℃以
上の高温が得られるために、殺菌効果が高められ、悪臭
が除去され、処理後に悪臭が戻ることもない。また、生
石灰とともに添加される鉱物の珪灰石は天然から得られ
るものであるから、この鉱物中にはCaSiO3で示す
珪灰石以外に、CaOや5in2が結合されていない状
態で含み、このCaOが上記の生石灰と同等に発熱乾燥
性を発揮するために、悪臭の除去や乾燥が一層促進され
る。
次に、本発明方法によると、珪灰石鉱物ならびに生石灰
以外に鉄若しくはその合金の粉末を添加する。このため
、この鉄等の粉末ははじめに硫酸と反応し、添加量が僅
かであっても大きな反応熱を発生し、これによって著し
く昇温させて、水分除去を促進して悪臭を更に効果的に
除去する。また、硫酸との反応の生成物の硫酸鉄の存在
によって悪臭物中の有機物の分解が促進され、悪臭は一
層効果的に除去される。
そこで、これら手段たる構成ならびにその作用について
更に詳しく説明すると、次の通りである。
まず、例えば、けい・S・ん等の悪臭物は鶏舎から取出
し、そのままの状態、つまり、相当に水分を含む状態で
処理する。
なお、このような生けい75−んのままで処理すること
もできるが、従来例の如く、処理前に予め、1〜2日程
度の天日乾爆その伯の加熱処理等によって、ある程度付
着水分を除去し、この半乾燥状態で処理する口とができ
る。また、半乾燥状態のけい−5−んに対して生のけい
、5・んを配合して水分調整でき、このときは、半乾燥
のもの30〜70重量部と生けい、S、ん70〜30重
量部と混合するのが好ましい。
すなわち、けい、5・ん等の悪臭物は水分阻に比例して
臭気が強くなり、粘性が高められて取扱いに<<、後記
の如く、硫酸、とくに、1lti!を酸を添加する場合
には、ヒユームの発生山が多くなり、この面から処理前
に付着水分をなるべく除去するのが好ましく、従来例で
は、例えば、処理前に1〜2日間ヤード等に放置付着水
分を除去することが必要になっている。しかし、このよ
うなり−ドの敢百は、周囲に悪臭を発し、きわめて広い
ヤードが必要になって、通常、人家の少ない山間部以外
では実施することが不可能になっている。これに対し、
本発明方法は、1妥記の如く、珪灰石鉱物以外に生石灰
ならびに鉄粉等を添加するため、相当、例えば、20〜
50%程度の水分が存在しても、これらの反応熱によっ
て除去され、けいJ−ん等は生の状態でも処理でき、こ
のところが一つの特徴となっている。
次に、このけい、5%ん等の悪臭物に対し、はじめにW
INを添加して混合攪拌する。この硫酸としては、市販
のl−12S04 ;4度が98%以上の濃硫酸を添加
することもできるが、濃@酸を添加してもげい、5%ん
等の中には40〜50%程度の水分により希釈されるた
め、希硫酸を添加しても良く、8硫酸であると添加時の
ヒユームの発生を低くおさえることができる。
すなわち、反応容器に対する腐食の上からは硫酸濃度の
高い方が好ましいがけい−5−ん等は多層の水分を含み
、!ii!酸濃度は希釈されるために、反応容器の耐食
性を高めて希硫酸を添加し、ヒユームの発生を低くおさ
えるのが工業的には好ましい。しかし、あまりti酸濃
度が低いて添加目的が失なわれ、濃度は60%以上が好
ましい。また、硫酸の添加量は硫酸濃度との関連で決め
ることが必要であるが、通常は、けい75%ん等の悪臭
物100重量部に対して5〜40重量部重量部上くに、
15〜30重壱部添加する。この理由は5重量部以下で
は添加効果がなく、40重量部をこえると、鉄粉等や生
石灰を添加しても残存硫酸根が多くなるからである。
次に、以上の通りに硫酸を添加し、この混合状態のとご
ろに珪灰石鉱物ならびに生石灰とともに鉄若しくはその
合金の粉末、つまり、鉄粉等を添加して混合攪拌する。
この珪灰石鉱物とは、上記の如く、化学成分CaSiO
3として示され、白色または灰白色、板状またはtiI
i射線状の塊状をなして産出されるもので、一般には、
花コウ岩などの深成岩と石灰岩との接触部に接触交代鉱
床をなして産出されているものである。
従って、珪灰石鉱物中にはCaSiO380重量%以上
を含むほか、石炭(Sin2)や方解石fcac03>
、生石灰(Cab)等がある程度含まれる。また、この
珪灰石鉱物は我が国では福井系の大野地方、岐阜用の春
日地区、山口系の大和鉱山等でかなりの鉱床が知られて
いるのにも拘らず、現在のところでは工業的に溶接棒の
フラックス剤としての用途に限られているため、産出量
が少なく、その有効利用が望まれている(なお、米国等
ではタイル等の窯業原料として需んに用いられているこ
ともあって、ニューヨーク州のウオルスボロ近くで大規
模に採掘されている。)。
そこで、本発明者らはけい、5・ん等の脱臭処理には上
記の通りに鉱物として得られる珪灰石であると、 ”CaSiO3以外に含まれるものが、5in2. C
aO1CaC03等であって、これらの組成物は土壌に
入って全く害を与えることがなく、むしろ、これら組成
物の一部は肥料成分として有効な面を持っていること、
°” に着目し、珪灰石鉱物を添加する。
しかしながら、珪灰石鉱物はCabi0380%以上で
純度が劣り、珪酸ゲル生成に寄与する小止りがきわめて
低く、硫酸との反応熱に小さい。
このため、珪灰石鉱石と硫酸との反応がけい・5・ん等
の悪臭の除去にある程度寄与するが、これは悪臭除去手
段の一つの意味を持つに過ぎない。
従って、けい、5−ん等の悪臭処理を行なって悪臭の戻
り等を除去するのには、珪灰石鉱物等の脱臭性の向上、
殺菌性の向上、乾燥性の向上、更に、乾燥の効率化を行
なう必要がある。
この点から、本発明方法では少量の鉄若しくはその合金
の粉末を添加し、併せて生石灰を添加する。
換言すると、生石灰は一般的に化学式CaOで示される
が、市販のものにはCaOが90%以上含まれて、この
CaOは硫酸と反応し大きな反応熱を生成して殺菌作用
を行なう。この反応時に硫酸根は石こうとして固定され
石こうfcasO+ lはほとんど溶解性を示さないた
め、土壌において問題が生じない。更に、けい、5−ん
中の水分はCaOによって吸収されてCa(叶)2とな
り、けい、5−ん中の水分が除去され乾燥が促進され、
要するに、生石灰によって乾燥の促進、乾燥の効率化、
殺菌により脱臭性を向上させる。また、鉄粉等はその中
のFe分が硫酸と反応してこの反応熱により乾燥を促進
し、殺菌が行なわれる。また、この反応により硫酸鉄を
生成し、硫酸鉄によって脱臭反応(例えば、珪灰石鉱物
からの珪酸ゲルによる)を促進させ、更に、硫酸鉄自体
でも糖類、タンパク賀等の分解により低級脂肪酸等の揮
発性物質を吸着し、これらによって悪臭を除去する。ち
なみに、けい、5−んに対し還元鉄粉(Fe 97%)
を2%添加すると、2週間後でもほとんど臭気の戻りが
なく、むしろ悪臭が一層除去されているのに対し、還元
鉄粉を添加しないものは2週間後には相当悪臭が戻り、
悪臭除去のために更に4ケ月程度の発酵期間をおく必要
がある。また、鉄粉は還元鉄粉以外にアトマイズ鉄粉で
も用いることができるが、反応性の上からは還元鉄粉が
好ましく、とくに、密度2.0〜3.50/CI’程度
のものが好ましい。
なお、上記の如く、珪灰石鉱物、生石灰ならひに鉄粉等
を添加するほか、所望に応じて、例えば、金属ケイ素そ
の他の発熱剤や、石灰窒素、活性炭、骨炭、モミガラ等
の水分調整剤等を添加することができる。これらの中で
金属ケイ素の粉末の一部は硫酸と反応して発熱するほか
、酸化生成物の珪酸が一部ゲル化して珪酸ゲルを生成し
、これにより脱臭効果を向上させることができる。また
、石灰窒素は添加混合によりその主成分のシアナミドが
揮発性悪臭成分に作用して悪臭成分を変化させると共に
、シアナミドの殺菌力により殺菌が行なわれ、多量(例
えば、21%程度)に含まれる窒素がけい、5−ん等の
尿素中の窒素に加味されて肥料としての品質が大巾に向
上する。
なお、以上の各添加剤の好適配合割合について説明する
と、次の通りである。
まず、硫酸はけいJ−ん100重一部に対して上記の如
く添加されるのが好ましい。
次に、珪灰石鉱物はIall!添加量ならびにその3J
留に関連して定められるが、3〜50重量部、好ましく
は、5〜15重量部である。
次に、生石灰は5〜30重量部、好ましくは、10〜2
5重量部添加する。
鉄粉は1〜10重1部、とくに、1〜5重階部が好まし
く、鉄合金粉のときはFe分がこのように添加されるよ
う添加する。
次に、石灰窒素は1〜10重陽部、好ましくは、3〜1
0重量部添加し、他の添加剤は水分、臭気の度合等を考
慮して添加する。
また、以Eの通りにけい75・ん等を攪拌しているとこ
ろに徐々に滴下し、珪灰石鉱物、生石灰及び鉄粉等は個
別的に添加しても予め混合して添加することもできる。
更に、l!i!を酸の添加混合時の攪拌時間は2〜15
分間程度、その後、上記添加剤を添加してからの攪拌時
間は5〜60分、好ましくは、10〜30分である。
実  施  例 次に、実施例について説明する。
まず、生けいJ−ん10000重量水分30重量%)を
逆円錐状の容器中において攪拌羽根の回転速度sor、
p、mで攪拌し、濃度GO〜98%の各種硫酸5〜40
重壷部を添加して5〜10分間攪拌し、その後、これに
珪灰石鉱物(CaSi0382%)の粉末(粒度1μ下
)3・〜50重量部、生石灰の粉末(粒度200μ下)
3〜30重曇部及び還元鉄(Fe 98%)粉(密度2
.9す/i、10μ下)0.5〜5重陽部を予め混合し
て添加し10〜50分間で攪拌した。何れの場合に冑ら
れたものは十分乾燥され、悪臭のないものであり、更に
これを1ケ月間ヤードに放置したとごろ、臭気の戻りも
全くなく、サバサバしたものであったが、各場合につい
て個別的に示すと次の通りであった。
(1)硫酸濃度を60%、69%、15%、80%、9
8%の如く変化させて他の条件を一定して処理したとき
、 (イ) 60%のときは、添加後の攪拌時間を40分程
度にしないと、臭気が除去できなかった。
(ロ)69%〜80%のときは、攪拌時間20分程度で
十分に臭気が除去できた。
(ハ)98%のときは、添加時にヒユームが発生し、硫
酸がとびちり、添加攪拌時間を10分間にしないと添加
が不可能であった。
(ニ)何れの場合でも、添加剤との混合攪拌時の処理物
の温度は70℃以上であったが、98%、90%のとき
に生石灰30〜50重量部および鉄粉4〜5重量部添加
したとぎは処理物温度が120℃程度となり、乾燥性は
促進され、所謂乾燥けい75・んと同じものになって肥
料として好ましかった。
(2)珪灰石鉱物を3部、10部、15部・、20部、
40部、50部を添加し、他の条件を一定にして処理し
たとき、 (イ)3部のときは、処理後にやや臭気が残ったが、1
ケ月間放置すると、その戻りがない。しかし、鉄粉4部
、生石灰20部に、5=ヤしたときには珪灰石鉱物3部
でも処理後に全く臭気が残らなかった。
(ロ)10部、15部、20部、40部、50部のとき
には、何れも鉄粉0.5部にすると処I!]!+1に臭
気が残り、1ケ月の放置でもかえって臭気が残っていた
。更に、鉄粉1部とし、生石灰3部としたときには、処
理温度が60℃前1変となり、処理直後は乾燥されてい
たが、1ケ月放置の間に個分を持ち、ベタベタした状態
になった。
(3)生石灰3部、5部、20部、30部とし、他の条
件を一定として処理したとき、 (イ)3部のときは、鉄粉5部、珪灰石鉱物40部の如
く添加しても処理後にややベタツク程度に水分が残り、
これにともなって臭気も未だ相当残っていた。
(ロ)30部以Fのときは、鉄粉0.5部としても処理
温度が130℃程度まで上昇し処理物は完全に乾燥し有
F!5Ill!料的価値が失なわれた。
(4)鉄粉0.5部、1部、3部、4部、5部とし、他
の条件を一定として処理したとき、 (イ)鉄粉1.3.4.5部のときは、珪灰石鉱物3部
、生石灰3部の如く少量添加であっても、処理物はほと
んど悪臭がなく、1ケ月後放置後でも戻りがなく、この
中で鉄粉5部のときは、処理直後ではやや鉄粉のにおい
が残って1ケ月後には口のにおいが消失した。
(ロ)鉄粉0.5部のときは、珪灰石鉱物40部、50
部と75、ヤしたときには処理直世にほとんど悪臭がな
かったが、2週間後にサンプルをとったところ、悪臭が
やや戻り、1ケ月後には相当の悪臭がもどり、口のため
、ヤードにおいて処理物を攪拌し、4ケ月程度処理した
ところ、悪臭がやっと消失した。
Cハ)比較のために、還元鉄粉密度2.1〜4.o9/
cIJのものを添加したが、密度4,0す/−程度にな
ると、その添加山を4〜5部程度に・S・やす必要があ
った。
〈発明の効果〉 以上詳しく説明した通り、本発明方法は、けL)、5.
んその他の有機質の悪臭物に硫酸を添加して混合攪拌後
、少なくとも珪灰石鉱物、生石灰ならびに鉄若しくはそ
の合金の粉末を添加して混合攪拌し、悪臭物中から悪臭
を除去し、少なくとも半乾燥状態で排出することを特徴
としている。
すなわち、はじめに、有機質の悪臭物に硫酸を添加し、
この硫酸によって有機質の悪臭成分を酸化分解するが、
これに加えて生石灰ならびに鉄粉等を添加する。このた
め、硫酸との反応熱により少なくとも70℃とくに85
℃以上に昇温し、悪臭物中の水分や、悪臭揮発成分の蒸
発が促進され、併せて乾燥の大巾向上によって脱臭効果
を高め、悪臭物の処理は少なくとも70℃とくに85℃
以上の高温状態で攪拌混合が行なわれるために、殺菌効
果が高められ、これにより雑菌や害虫等が殺されること
から、処理後に悪臭が戻ることもなく、雑菌等による分
解が行なわれないため、乾燥効率を大巾に上昇させる口
とができる。更に、硫酸根は珪灰石鉱物中のCaOとと
もに生石灰によりほとんど完全に固定され、土壌中にお
いて酸性化等のトラブルが発生しない。
また1、生石灰や鉄粉等と共に添加される珪灰石鉱物は
一般に花コウ岩等と石灰石の接触部に接触交代鉱床とし
て産出されるものである。この鉱物中には化学式cas
 i 03で示すものを主成分とするが、このほかにC
aOやSiO□等を含み、ごれらは鉱物組成であって処
理物を肥料として添加しても円滑に土壌の一部となり、
この中でCaOが上記の生石灰と同等に発熱乾燥性を発
揮するために、悪臭の除去や乾燥が一層促進され、Ca
5iOうで示されるものの一部は硫酸の中和処理により
珪酸ゲルを生成し、脱臭反応が向上する。
また、鉄若しくはその合金の粉末は硫酸との反応によっ
て添加量が僅かであっても大きな反応熱を発生し、硫酸
との反応により硫酸鉄が生成し、これによって脱臭反応
が促進され、更に、有機質の分解も促進され、悪臭は一
層効果的に除去される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 処理すべきけいふんその他の有機質の悪臭物に硫酸を添
    加して混合攪拌後、少なくとも珪灰石鉱物、生石灰なら
    びに鉄若しくはその合金の粉末を添加して混合攪拌し、
    悪臭物中から悪臭を除去し、少なくとも半乾燥状態で排
    出することを特徴とするけいふんその他の有機質の悪臭
    物の脱臭処理法。
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