JPH0673612B2 - みみずの糞土を使用した脱臭方法 - Google Patents
みみずの糞土を使用した脱臭方法Info
- Publication number
- JPH0673612B2 JPH0673612B2 JP63204811A JP20481188A JPH0673612B2 JP H0673612 B2 JPH0673612 B2 JP H0673612B2 JP 63204811 A JP63204811 A JP 63204811A JP 20481188 A JP20481188 A JP 20481188A JP H0673612 B2 JPH0673612 B2 JP H0673612B2
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- JP
- Japan
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- worm
- deodorizing
- soil
- manure
- wood vinegar
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、みみずの糞土を使用した脱臭方法に関し、特
に、活性炭が不要で、しかも脱臭効果の高い脱臭方法で
ある。
に、活性炭が不要で、しかも脱臭効果の高い脱臭方法で
ある。
みみずの糞土を使用した脱臭方法（例えば特公昭54-105
53）は、ごみ、屎尿、下水等の処理施設や、斃獣処理
場、化製場、畜産場、飼料工場、肥料工場などから発生
する臭気を脱臭する方法として、同じ生物酸化方法とし
ての活性汚泥脱臭法あるいは土壌脱臭法、または活性炭
吸着法などに比較しても有効な方法である。
53）は、ごみ、屎尿、下水等の処理施設や、斃獣処理
場、化製場、畜産場、飼料工場、肥料工場などから発生
する臭気を脱臭する方法として、同じ生物酸化方法とし
ての活性汚泥脱臭法あるいは土壌脱臭法、または活性炭
吸着法などに比較しても有効な方法である。
みみずの糞土の脱臭作用は、個々の糞粒が多孔質であっ
て、臭気成分を吸蔵・吸着する性質を持つうえに、みみ
ずの糞土中には種々の臭気成分を分解する消化酵素やバ
クテリア等が生息して脱臭効果を発揮しており、これら
の消化酵素やバクテリアを活動させるには適当量の湿分
が必要であり、このために湿潤させなければならない。
て、臭気成分を吸蔵・吸着する性質を持つうえに、みみ
ずの糞土中には種々の臭気成分を分解する消化酵素やバ
クテリア等が生息して脱臭効果を発揮しており、これら
の消化酵素やバクテリアを活動させるには適当量の湿分
が必要であり、このために湿潤させなければならない。
しかし、みみずの糞土にみみずの卵包が混入している
と、卵包は乾燥状態では孵化しないが（卵包は乾燥状態
では数週間〜数カ月も仮死状態のまま休暇することがで
きる）、湿度が孵化に都合のよい状態（含水率50〜60重
量％）のときは、孵化したり、さらに幼虫が成長するこ
とがある。
と、卵包は乾燥状態では孵化しないが（卵包は乾燥状態
では数週間〜数カ月も仮死状態のまま休暇することがで
きる）、湿度が孵化に都合のよい状態（含水率50〜60重
量％）のときは、孵化したり、さらに幼虫が成長するこ
とがある。
孵化成長したみみずが死滅すると、みみず特有の臭気を
発生し、この臭気を脱臭するために脱臭装置の脱臭ガス
出口に活性炭を充填させなければならず、活性炭は吸着
能力が飽和した時に交換する必要があり、作業が繁雑で
あるばかりでなく多額の費用を要していた。
発生し、この臭気を脱臭するために脱臭装置の脱臭ガス
出口に活性炭を充填させなければならず、活性炭は吸着
能力が飽和した時に交換する必要があり、作業が繁雑で
あるばかりでなく多額の費用を要していた。
本発明は上記従来技術における活性炭の使用を不要とし
ようとするものである。
ようとするものである。
本発明は、みみずの糞土中の卵包を死滅させることによ
り、上記課題を解決するために、みみずの糞土を使用し
た脱臭方法において、みみずの糞土に木酢液を混合し、
該混合物を保管したのち水分調整を行い、該水分調整物
を使用することを特徴とするみみずの糞土を使用した脱
臭方法を提供するものである。
り、上記課題を解決するために、みみずの糞土を使用し
た脱臭方法において、みみずの糞土に木酢液を混合し、
該混合物を保管したのち水分調整を行い、該水分調整物
を使用することを特徴とするみみずの糞土を使用した脱
臭方法を提供するものである。
本発明は、みみずの糞土に木酢液を添加することによ
り、卵包の孵化を阻止して孵化したみみずの死滅による
悪臭の発生を防止すると共に、木酢液自体の消臭作用に
より脱臭効果を向上させるものである。
り、卵包の孵化を阻止して孵化したみみずの死滅による
悪臭の発生を防止すると共に、木酢液自体の消臭作用に
より脱臭効果を向上させるものである。
本発明に用いられる木酢液は、木材の乾留によって得ら
れる水溶液で、その組成は、例えば５〜６重量％（以下
単に％と記す）の酢酸、３％程度のメチルアルコール、
このほかアセトン、酢酸メチルなどを含むもので、その
作用機構は詳らかではないが、前記各成分の相互作用に
よって、みみずの卵包を死滅させ、消化酵素やバクテリ
アは生存させながら大腸菌、赤痢菌、腸チブス菌等の細
菌を死滅させると共に、各種悪臭物質に対し中和反応、
マスキング効果、さらに化学反応による消臭効果が得ら
れるものである。
れる水溶液で、その組成は、例えば５〜６重量％（以下
単に％と記す）の酢酸、３％程度のメチルアルコール、
このほかアセトン、酢酸メチルなどを含むもので、その
作用機構は詳らかではないが、前記各成分の相互作用に
よって、みみずの卵包を死滅させ、消化酵素やバクテリ
アは生存させながら大腸菌、赤痢菌、腸チブス菌等の細
菌を死滅させると共に、各種悪臭物質に対し中和反応、
マスキング効果、さらに化学反応による消臭効果が得ら
れるものである。
みみずの糞土は乾燥の程度により含水量が変化し、該糞
土に添加された木酢液の濃度が変化するので、木酢液の
該糞土に対する添加量は、上記含水量、みみずの卵包お
よびその他の含有物の量、処理温度などを勘案し選定さ
れる。
土に添加された木酢液の濃度が変化するので、木酢液の
該糞土に対する添加量は、上記含水量、みみずの卵包お
よびその他の含有物の量、処理温度などを勘案し選定さ
れる。
該糞土と木酢液との混合物は、みみずの卵包が死滅する
と共に、木酢液が前記消臭作用を発揮するように保管さ
れる。保管時間は該糞土のみみずの卵包およびその他の
含有量の量、木酢液の添加量、処理温度などを勘案し選
定される。
と共に、木酢液が前記消臭作用を発揮するように保管さ
れる。保管時間は該糞土のみみずの卵包およびその他の
含有量の量、木酢液の添加量、処理温度などを勘案し選
定される。
保管後の前記混合物は、消化酵素やバクテリアの活動に
必要な水分になるまで水を添加して水分調整を行ったの
ち使用される。
必要な水分になるまで水を添加して水分調整を行ったの
ち使用される。
実施例１ 乾燥みみず糞土（含水率35％）1kgを撹拌しながら、第
１表に特性を示した木酢液10gを20倍に希釈して上記糞
土上に噴霧して混合した。
１表に特性を示した木酢液10gを20倍に希釈して上記糞
土上に噴霧して混合した。
得られた混合物を１時間保管した後、直径5cmのアクリ
ル製円筒に高さ60cm充填し、養豚舎内の空気を25l/min
にて30日間吹込み、上記円筒より排出される空気の臭気
を嗅覚により検討した。
ル製円筒に高さ60cm充填し、養豚舎内の空気を25l/min
にて30日間吹込み、上記円筒より排出される空気の臭気
を嗅覚により検討した。
排出される空気の臭気は、養豚舎内の空気の臭気が大幅
に軽減されているだけでなく、みみずの糞土の臭気も軽
減された。
に軽減されているだけでなく、みみずの糞土の臭気も軽
減された。
なお、円筒内に充填された混合物においては、みみずの
卵包の孵化は認められなかった。
卵包の孵化は認められなかった。
比較例１ 木酢液を使用しなかったほかは実施例と同一として実験
を行った。
を行った。
円筒より排出される空気は吹き込まれた空気より悪臭が
さらに激しく、円筒内に充填された混合物には死んだみ
みずが多数観察された。
さらに激しく、円筒内に充填された混合物には死んだみ
みずが多数観察された。
本発明により、みみずの糞土を使用した脱臭方法を、活
性炭を用いず、しかも脱臭効果を向上させることができ
た。
性炭を用いず、しかも脱臭効果を向上させることができ
た。
Claims (1)
- 【請求項１】みみずの糞土を使用した脱臭方法におい
て、みみずの糞土に木酢液を混合し、該混合物を保管し
たのち水分調整を行い、該水分調整物を使用することを
特徴とするみみずの糞土を使用した脱臭方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63204811A JPH0673612B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | みみずの糞土を使用した脱臭方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63204811A JPH0673612B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | みみずの糞土を使用した脱臭方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0256216A JPH0256216A (ja) | 1990-02-26 |
| JPH0673612B2 true JPH0673612B2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=16496764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63204811A Expired - Fee Related JPH0673612B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | みみずの糞土を使用した脱臭方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0673612B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH052723U (ja) * | 1991-06-27 | 1993-01-19 | 川崎製鉄株式会社 | 生物学的脱臭装置 |
| KR20020077740A (ko) * | 2001-04-02 | 2002-10-14 | 반채연 | 농업용 용토(작물재배용 토양)제조 방법 |
| KR20020011351A (ko) * | 2001-08-30 | 2002-02-08 | 정욱진 | 황화수소를 포함한 악취가스의 저감을 위한생물탈취장치의 담체 및 그 제조방법 |
| KR100513268B1 (ko) * | 2002-12-13 | 2005-09-07 | 박종웅 | 주정폐액과 지렁이 분변토를 이용한 악취제거방법 및탈취장치 |
| JP6100411B1 (ja) * | 2016-02-02 | 2017-03-22 | Ｗｅｌｌ Ｓｔｏｎｅ 有限会社 | 消臭剤の製造方法、及び、消臭剤 |
-
1988
- 1988-08-19 JP JP63204811A patent/JPH0673612B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0256216A (ja) | 1990-02-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |