JPS62233411A - 弁リフト可変制御装置 - Google Patents

弁リフト可変制御装置

Info

Publication number
JPS62233411A
JPS62233411A JP7243486A JP7243486A JPS62233411A JP S62233411 A JPS62233411 A JP S62233411A JP 7243486 A JP7243486 A JP 7243486A JP 7243486 A JP7243486 A JP 7243486A JP S62233411 A JPS62233411 A JP S62233411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
lift
engine
lever
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7243486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0726522B2 (ja
Inventor
Hiromichi Bito
尾藤 博通
Seinosuke Hara
誠之助 原
Yasuo Matsumoto
松本 泰郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP7243486A priority Critical patent/JPH0726522B2/ja
Publication of JPS62233411A publication Critical patent/JPS62233411A/ja
Publication of JPH0726522B2 publication Critical patent/JPH0726522B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 零発゛明はエンジンの運転状態に応じて吸・排気弁、の
リフト特性を可変制御する弁リフト可変制御装置に関す
る。
〈従来の技術) この種の弁リフト可変制御装置としては、本出願人によ
り、例えば特開昭60−26109号。
特開昭60−224909号で提案しているように、ロ
ッカアームと接触してロッカアームの支点を形成するレ
バーと、このレバーに係合してその揺動位置を変化させ
ることによりロッカアームの支点位置を変化させる複数
個のカム面を有するリフト制御カムとを設けて、リフト
制御カムの段階的変化に応じて吸・排気弁のリフト特性
を可変とする吸・排気弁リフト可変機構を構成し、エン
ジンの回転数、絞り弁開度などのエンジンの運転状態を
検出して、運転状態のエリアに応じて所定のカム面を選
択するようリフト制御カムを切換制御するようにしたも
のがある。
したがって、これを吸気弁に適用した場合、例えばアイ
ドリング運転時には吸気弁のリフト特性を小すフト量、
小作動角とすることにより安定した燃焼を得て、燃費を
大巾に節約でき、高速I口i負荷運転時には吸気弁のリ
フト特性を大リフト量。
大作動角とすることにより高充填効率を得て、エンジン
の出力を向上させることができる。
(発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような弁リフト可変制御装置にあっ
ては、エンジンの運転状態が略静的な状態にあるときは
所期の効果を得ることができるものの、過渡状態、例と
してエンジンの回転数が急激に変化するような状態にあ
るときは、エンジンの運転状態のエリアが変わってこれ
に基づいてリフト特性を切換えても、切換えが完了した
時点ではエンジンの回転数はすでに大きく変化して、他
のエリアに移っており、十分には弁リフト可変制御の効
果が発揮されず、静的な状態に較べて出力が低下するな
ど、レスポンスの面で問題点があった。
本発明は、このような問題点に鑑み、過渡状態において
も弁リフト可変制御の効果を十分に発揮させることがで
きるようにすることを目的とする。
く問題点を解決するための手段〉 このため、本発明は、第1図に示すように、複数個のカ
ム面を有するリフト制御カムの段階的変化に応じて吸・
排気弁のリフト特性を可変とする吸・排気弁リフト可変
機構aと、エンジンの運転状態を検出する運転状態検出
手段すと、エンジンの運転状態のエリアに応じて所定の
カム面を選択するようリフト制御カムを切換制御する制
御手段Cとを設ける他、エンジンの運転状態の変化量に
応じその変化の方向と反対方向に制御手段による切換え
が行われるエリア間の境界を変更する切換条件変更手段
dを設ける構成としたものである。
〈作用ン 上記の構成においては、エンジンの運転状態が急激に変
化すると、リフト特性の切換条件であるエリア間の境界
がその変化の方向と反対方向にシフトされるので、急激
な変化に見合って早め早めに切換えられる。具体的には
、エンジンの回転数が急激に増大すると、切換条件が低
回転側にシフトされ、通常より低回転側でリフト特性が
切換えられる。これにより、レスポンスが改善される。
(実施例〉 以下に本発明の一実施例を第2図〜第9図に基づいて説
明する。
先ず吸・排気弁リフト可変機構の構成を説明する。
第2図に示すように、機関回転に同期して回転する吸・
排気弁駆動カム11と、吸・排気弁12のステムエンド
とに両端を当接させて、ロッカアーム13が設けられる
。そして、ロッカアームI3の湾曲形成された背面13
aと支点接触すると共に、ロッカアーム13の両側壁か
ら突出するシャフト13bを保持部材14を介して凹溝
15a内に保持するレバー15が設けられる。レバー1
5に形成されたスプリングシート15bと保持部材14
との間には、ロッカアーム13を第2図中下方向に付勢
するバネ定数小のスプリング16が介装される。
また、シリンダヘッド17に取付けられたブラケット1
8に嵌挿保持された油圧ピボット19の球状の下端面が
レバー15の吸・排気弁12のステムエンド側の端部頂
壁に形成された凹陥部15cに嵌合して、該嵌合部を中
心としてレバー15を揺動11山に支持すると共に、ブ
ラケット18に対して後述する如く回転自由に取付けら
れたリフト制御カム2oがレバー15の吸・排気弁駆動
カムll側の端部頂壁に当接してL/バー15の揺動位
置を規制している。
前記油圧とボッ目9は、下端面がレバー15の凹陥部1
5cに嵌合すると共に周面がブラケット18の取付孔1
8a内に摺動自由に嵌挿された外筒19aと、該外筒1
9aに嵌挿される内筒19bとを備え、かつ、両者の間
に形成された油圧室19Cにチェックバルブ19dを備
えている。そして、ブラケット18内部に形成された油
圧供給通路18bから内筒19b内部及びチェックバル
ブ19dを介して油圧を油圧室19Cに供給してバルブ
クリアランスを一定に保つようになっている。
前記リフト制御カム20は、外周面に吸・FJト気弁1
2のリフト量を段階的に変えるように略平らな6つのカ
ム面20a〜2Ofを有すると共に、中心部に後述する
カム制御軸21を挿通ずる孔20gを有する。
また、リフト制御カム20の両側から突出して形成され
た円筒部20hの外周面ば、第3図及び第4図に示すよ
うに、ブラケット18に形成された下部円弧溝18cと
、ブラケット18上にボルト22で締結された一対のキ
ャップ23に形成された上部円弧溝23aとの間に回動
自由に保持される。
そして、気筒数個設けたリフト制御カム20の中心部を
貫通して形成された孔20gに一本のカム制御軸21を
通し、第3図に示すように、カム制御軸21の各リフト
制御カム20両側部分にそれぞれ嵌挿した捩りコイルス
プリング24の一端をカム制御軸21の外周面にねじ込
んだ止めビス21aに係止すると共に、捩りコイルスプ
リング24の他端をリフト制御カム20の円筒部20h
の端面に形成した孔に嵌挿して係止する。
前記カム制御軸21の一端は、第3図に示すように、継
手25を介してアクチュエータ(例えばステッピングモ
ータ)26の駆動軸26aに連結されている。アクチュ
エータ2Gは制御回路27からの駆動信号SKにより駆
動されカム制御軸21を回動するようになっている。
尚、第2図中28はパルプスプリングである。
次に、第5図に基づいて、制御回路27の構成を説明す
る。制御回路27は制御手段としての機能を有しており
、主にCPU30.ROM31.RAM32及びI10
ボート33により構成されている。CPU30はクロッ
ク34により規則的に作動し、ROM31に書込まれて
いるプログラムに従ってI10ボート33より必要とす
る外部データを取込んだり、またRAM32との間でデ
ータの授受をパスライン35を介して行ったりしながら
演算処理し、必要に応じてデータを110ポート33へ
出力する。RAM32は外部データの一時記憶等を行う
一方、エンジンの回転数NEは例えばクランク角センサ
からなる回転数センサ36により検出されて回転数信号
として、また絞り弁の開度CVは絞り弁開度センサ37
により検出されてA/D変換器38によりデジタル信号
に変換された後絞り弁開度信号として、それぞれI10
ボート33に入力される。また、変速機のギヤのニュー
トラル位置はニュートラルスイッチ39により検出され
てニュートラル信号として、またクラッチの踏込みはク
ラッチスイッチ40により検出されてクラッチ踏込み信
号として、それぞれI10ポート33に入力される。
また、カム制御軸21の回動位置はポテンショメータ4
1(位置検出用スイッチでも良い)により検出されてA
/D変換器42でデジタル信号に変換された後回動位置
信号v posとしてI10ボート33に入力される。
さらに、アクチュエータ26の作動・非作動を検出する
作動・非作動信号SAが駆動回路43を介してI10ボ
ート33に入力される。前記回転数センサ36.絞り弁
開度センサ37.ニュートラルスイッチ39及びクラッ
チスイッチ40は全体としてエンジンの運転状態検出手
段を構成しており、制御回路27は運転状態検出手段か
らの各イδ号、アクチュエータ26からの作動・非作動
信号SA及びカム制御軸21の回動位置信号V pos
に基づいて、制御値(カム制御軸21の回動量1回動方
向)を演算し、カム面20a〜20fのうちから所定の
カム面を選択するように駆動回路43を介して駆動信号
SKをアクチュエータ26に出力する。
次に作用を説明する。
第6図はROM31に書込まれているリフト制御カム2
0を切換制御する制御プログラムを示すフローチャート
であり、図中P、−Pユ。はフローチャートの各ステッ
プを示している。このプログラムは例えばエンジン1回
転毎に実行される。
先ず、P1〜P1゜からなる運転状態判別フローUHF
でエンジンの運転状態を判別する。P、〜P、。ではそ
れぞれ次のような条件を判別する。
PI :絞り弁が全閉か P2 :クラッチペダルが踏込まれたがP、:ギャがニ
ュートラル位置にあるかP4 :回転数NEが例えば6
00±30Orpmのアイドル回転域にあるか P5 :エンジンが回転しているか P、:アクチュエータ26が作動中か P? =回転数NEが所定値E、(例えば4000rp
m)以上か PO:回転数NEが所定値E2(例えば300Orpm
)以上か P9 :回転数NEが所定値E、(例えば2000rp
m)以上か Pl。:絞り弁開度CVが所定値T0(例えば40°)
以上か そして、これらの判別結果からエンジンの運転状態が次
に示す(1)〜(V)の何れの状態に該当するかを判別
し、カム面選択フローKSFへ進む。
(1)アイドル状態 P、で絞り弁が全開である、PZでクラッチペダルが踏
込まれていない、P3でギヤがニュートラル位置にある
、P4で回転数NEがアイドル回転域にある、という条
件を満たしているとき、アイドル状態にあると判別し、
pHでフラグF posを1にセットしてカム面選択フ
ローKSFへ進ム。
(II)停止状態 非アイドル状態(すなわち、P、で絞り弁37が全閉で
ない、またはPlを経てPZでクラ・ノチペダルが踏込
まれている、またはP1〜P2を経てP3でギヤがニュ
ートラル位置にない、または21〜P3を経てP4で回
転数NEがアイドル回転域でないとき)であって、P5
でエンジンが回転していないときは、車両が停止状態に
あると判別し、PI3でフラグF posを0にセット
してカム面選択フローKSFへ進む。
(In)発進操作状態 P、〜P、  (非アイドル状態)を経てP5で工満で
ある、P@で回転数NEが300Orpm未満であると
き、P、で回転数NEが200Orpm未満であるとき
、またはP9で回転数NEが200Orpm以上であっ
ても、P、。で絞り弁開度CVが40’未満であるとき
は、車両が発進操作状態に入ったと判別し、P+4でフ
ラグF posを2にセットしてカム面選択フローKS
Fへ進む。
(IV)走行状態 P+−P7を経てP、で回転数NBが300Orpm以
上であるとき、あるいは21〜P9を経てpr。
で絞り弁開度CVが40°以上であるときは、車両が走
行状態にあると判別し、P+5でフラグF posを3
にセットしてカム面選択フローKSFへ進む。
(V)高速走行状態 P1〜P6を経てP、で回転数NEが400Orpm以
上であるときは、車両が高速走行状態にあると判別し、
P 16でフラグF posを4にセットしてカム面選
択フローKSFへ進む。
尚、非アイドル状態であって、P6でアクチュエータ2
6が作動中であるときはPlへ戻る。
ここで、前記フラグFpos=1〜4は、前述したよう
に°して設定されるが、これを図解的に示すと、第7図
のように主にエンジンの回転数NEと絞り弁開度C■と
の関係からそれぞれ各エリアが設定される。この場合、
絞り弁開度CVの代わりに吸入空気量、吸入負圧等のエ
ンジンのft m 4大C。
を示すものに置換えても良い。
次に、カム面選択フローKSFでは、P、□でフラグF
 posのセット値(0〜4)を判別する。すなわち、
Fpos=4であるときはPl’?へ、F 11103
−3であるときはpH+へ、Fpos=2であるときは
P+9へ、Fpos=1であるときはPzoへそれぞれ
進み、Fpos=0であるときはPZIでアクチュエー
タ26の回動を停止する。Pl’l〜PZOではフラグ
F posのセット値(1〜4)に対応してリフト制御
軸21に取付けたポテンショメータ41からのA/D変
換器42を介して入力される回動位置信号■posを判
別する。ここで、このV posは、リフト量の最も大
きなカム面20aから順次リフト量の最も小さなカム面
2Of迄それぞれのカム面20a〜20fに対応した各
所定値(6〜l)となるように設定されている。すなわ
ち、カム面20aのときV pos=6、カム面20b
のときVpos=5、順次同様にカム面2OfのときV
pos=1となるようにそれぞれ設定されている。
PI?ではV posが1〜5のいずれかに8亥当する
ときはP2□でフラグFLhを1にセントしてPlコへ
進み、V posが6 (リフト量が最も大きなカム面
20aに対応している)のときはpitへ進んでアクチ
ュエータ26の回動を停止する。pH+ではV pos
が1〜4のいずれかに該当するときはPZ4でフラグF
thを1にセットしてPZ:lへ進み、V posが6
のときはPZSでフラグFthをOにセットしてP23
へ進み、またv posが5のときはP2+でアクチュ
エータ26の回動を停止する。PI9ではV、posが
1〜3のいずれかに8亥当するときはP26でフラグF
thを1にセットしてPZIへ進み、v posが5ま
たは6のいずれかに該当するときはP2?でフラグFt
hを0にセットしてP2ユヘ進み、またV posが4
のときはPalでアクチュエータ26の回動を停止する
。さらに、P2゜ではV posが2〜6のいずれかに
該当するときはPZBでフラグFthを0にセットして
PH3へ進み、またV posが1のときはP2□でア
クチュエータ26の回動を停止する。
pz3ではフラグFthがOまたはIであるか否かを判
別し、フラグFthが0のときはP29でアクチュエー
タ26(その駆動軸26a)を左方向に回転させ、フラ
グFthが1のときはP、。でアクチュエータ26を右
方向に回転させる。
したがって、例えばエンジンがアイドル状態にあるとき
は、PalでフラグF posを1にセットし、P2゜
でv posを判別する。このとき、V posが最も
リフl−iの大きいカム面20aに対応した6であると
すると、PillでフラグFtk+が0にセットされて
、P29でアクチュエータ26の駆動軸26aは左方向
に回転する。これによりV posが5.4.3゜2と
順次変化し、V posが1 (最もリフトfflが小
さいカム面20fに対応した値)になると、PZIでア
クチュエータ26の駆動軸26aの回動が停止され、要
求カム面20fが選択される。
このようにして、制御カム20がリフト量が小さいカム
面2Ofでレバー15に当接すると、レバー15の吸・
排気弁駆動カム11側の端部は凹陥部15cを支点とし
た揺動によって上昇し、レバー15の下面も上方に後退
する。レバー15の下面はロッカアーム13が吸・排気
弁駆動カム11のリフトを吸・排気弁12に伝えるため
の支点Fとなるが、この支点Fが吸・排気弁12より遠
ざかる側へ移動する。この結果、第8図の曲線りに示す
ように、リフト量が小さく、かつ、開弁時期が遅れ、閉
弁時期が早まる特性となる。この状態ではリフト量と共
に作動角も小さくなるため、フリクションが低減される
と共に燃焼状態が改善され、燃費を大巾に節約すること
ができる。また、バルブメカニズムが発する騒音も低減
されて、エンジンの静粛性を保持できる。
次にクラッチを踏込んで、車両の発進操作を行うと、P
、でフラグF posは2にセットされる。
このとき、PI9でV posを判別すると、前述のよ
うにV posは1 (カム面20fに対応した値)と
なっているので、PZBでフラグFthは1にセットさ
れる。したがって、P、。でアクチュエータ26の駆動
軸26aが右方向に順次回転し、P19でV posが
4になると、駆動軸26aの回転は停止されて所定のカ
ム面20Cが選択される。したがって、レバー15の下
面とロッカアーム13の背面13aとの接触支点Fが、
前記リフl−ff1が最も小さいカム面20fでレバー
15が当接している時に比べて吸・排気弁12側へ移動
する。この結果、第8図の曲線Cに示すように、リフト
量が大きくなり、作動角が広がる特性となり、円滑に加
速状態に移行することができる。
次に車両の走行中、例えばエンジンの回転数NEが40
0Orpm以上となった場合には、PI6でフラグF 
posは4にセットされる。そして、P l?で■po
sが1〜5のいずれかに該当するときはP2□でフラグ
Fthが1にセットされて、P3゜でアクチュエータ2
6の駆動軸26aは順次右方向に回転する。
その後、V posが6になると、PH1でアクチュエ
ータ26の回動が停止されて、リフト量の最も大きいカ
ム面20aが選択される。したがって、第2図に示すよ
うに、リフト制御カム20が最もリフト量の大きいカム
面20aでレバー15に当接し、レバー15が吸・排気
弁駆動カム11側に最も押し下げられた状態となる。こ
のため、ロッカアーム13の背面13aに支点接触され
るレバー15の下面も下がり、支点Fが吸・排気弁駆動
カムll側に移動しつつリフトが吸・排気弁12に伝達
され、第8図の曲線Aに示すようにリフトftが大きく
、かつ、開弁時期が早まり、閉弁時期が遅れる特性とな
る。その結果、高充填効率を確保することができるので
、エンジンの出力を向上させることができる。
また、車両走行中で、例えばエンジンの回転数NEが3
000rpm以上の場合にはPISでフラグF pos
は3にセットされる。したがって、P18でV pos
が5であるとき、Palでアクチュエータ26の回動が
停止され、所定のカム面20bが選択される。その結果
、第8回の曲線Bに示すようなリフト特性が得られ、走
行状態に応じた高充填効率を確保することができる。
このようにして、リフト制御カム20を回動してカム面
202〜2Ofのいずれかを、レバー15に当接させる
ことにより吸・排気弁12のリフト特性をエンジンの運
転状態に応じて段階的に細かく変化させることができる
次に、第9図に基づいて、エンジンの運転状態の変化量
に対応した制御について説明する。第9図に示す割込み
プログラムはROM31に書込まれていて、例えば一定
時間毎に実行され、これにより制御回路27に制御手段
としての機能のみならず、切換条件変更手段としての機
能を具備させている。
先ず、Pillで別のルーチンでバンクグランドジョブ
として一定時間毎に演算処理されているエンジンの回転
数NE、絞り弁011度CVを読込み、P3□で最新の
データをNE、、Cv、 、前回のデータをNE、、C
VZとして、エンジンの回転数の変化量ΔNE=NE、
−NE2と絞り弁開度の変化量A CV = CV I
CV 2とを演算する。
次に、P33においてΔCVが所定値TI(変化率で例
えば200deg/ s )以上が否かを判別し、以上
であればP’+4へ、未満であればP)9へ進む。P3
4ではΔCVが所定値T t (変化率で例えば400
deg/S)以上か否かを判別し、以上であればP3S
へ、未満であればP、lthへ進む。Pusでは変速機
のギヤがニュートラル位置にあるか又はクラッチペダル
が踏込まれているか否かを判別し、いずれかを検出した
場合はPl、tへ、そうでなければP36へ進む。
Pff&ではΔNEが所定値α1(変化率で例えば11
000rp / s )以上か否かを判別し、以上であ
ればPillへ、未満であればpsqへ進む。
P2?に達した場合、すなわちエンジンのレージング(
空吹かし)の場合は、第6図及び第7図で設定している
弁リフト切換の回転数E I+ E 2. E 3の値
をそれぞれEl−ΔElf、E2−ΔE21.  El
−ΔE31と小側に変更する。
Pillに達した場合、すなわちエンジンのレーシング
以外でエンジンの回転数の変化量ΔNE、絞り弁開度の
変化量ΔCVが共に大きい場合は、P37と同様に、弁
リフト切換の回転数E I+ E z、 E :1の値
をそれぞれE、  −ΔE1□、Ez −ΔE2□、 
 E、1−ΔE3□と小側に変更する。尚、E、、>E
、□、E21>E2□+  E 31 〉E32と設定
するのが望ましい。
P39に達した場合、すなわちエンジンの回転数の変化
量ΔNEが小さいか、絞り弁開度の変化量ΔC■が小さ
い場合は、弁リフト切換の回転数E、。
Ez、Elをそれぞれ初期値とする。
この割込みプログラムによって、エンジンのレーシング
時や、ローギヤで加速する場合に、早め早めに弁リフト
切換を行い、良好な加速性能を得ることができる。尚、
その他のギヤでの加速の場合は、変化が緩やかであるた
め、静的な状態の切換パターンで問題はない。
尚、この実施例にあっては、前述のような効果に加えて
、以下に述べるような効果も得ることができる。
いま、カム制御軸21が回動するタイミングで、吸・排
気弁12がリフト中にある気筒においては、ロッカアー
ム13とレバー15との接触支点Fが吸・排気弁駆動カ
ム11側に移動しているため、パルプスプリング2Bの
大きな反力がロッカアーム13.レバー15を介してリ
フト制御カム20に作用する。このため、リフト制御カ
ム2oは固定されたままその両側の瑛リコイルスプリン
グ24を捩りつつ、カム制御軸21のみが回転する。次
いで、吸・排気弁駆動カム11が回転して吸・排気弁1
2が閉じた後は、ロッカアーム13とレバー15との接
触支点Fは、略吸・排気弁12の上方近くに位置するた
め、バルブスプリング28の反力はリフト制御カム2o
には作用せず、リフト制御カム2oに作用する力は、ロ
ッカアーム13とレバー15との間に取付けられたスプ
リング16の弱い力のみとなる。したがって、吸・排気
弁12のリフト中に捩りコイルスプリング24に貯えら
れたトルクが前記スプリング16の弱いカに打勝って、
リフト制御カム20を回動させることができる。このよ
うに一旦捩りコイルスプリング24にトルクを貯えるこ
とにより吸・排気弁2の閉止中にリフト制御カム20を
回動させることができるため、アクチュエータ26に要
求される出力は捩りコイルスプリング24を隣接するカ
ム面の回動周分だけ捩るに要する小さなもので足りる。
したがって、アクチュエータ26は、小型小容量のもの
でよく、制御のためのエンジンの駆動力損失も少なくて
済み、ひいては燃費の向上につながる。また、出力トル
ク軽減に伴い、アクチュエータ26としてステッピング
モータを使用する場合、ステッピングモータの脱調(与
えた駆動パルス数だけモータが回転せず途中で停止して
しまう現象)の発生を抑制できる。
また、この実施例では、リフト制御カム20の孔20g
に対して一本のカム制御軸21をスキマばめの状態で貫
通させる構成としたため、リフト制御カム20がレバー
15によりロックされている間にカム制御軸21を回転
させる場合、両者のフリクシジンの発生が抑えられ、孔
20gとカム制御軸2I外周面との間に特別な潤滑を行
うこともなく、また、コンパクトなレイアウトが可能に
なり、エンジンの高さも低く抑えられる利点がある。
また、第3図に示されるように一対の涙りコイルスプリ
ング24のリフト制御カム20との係止位置を180°
反対側に設けであるので、カム制御軸21の回動時にカ
ム制御軸21がリフト制御カム20の孔20g内側に片
当りしてフリクションが増大するのを防止できる。
さらに、リフト制御カム20に設けた円筒部20hをブ
ラケット18とキャップ22との間に支持させ、レバー
15から受ける荷重を支える構成としたため、カム制御
軸21には前記荷重が作用せず、該荷重に伴う孔20g
との摩擦力の発生を防止することができるため、この面
でも、カム制御軸を回動制御するための必要トルクを軽
減することができる。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、エンジンの運転状
態が急激に変化する場合には、リフト特性が急激な変化
に見合って早め早めに切換えられ、弁リフト可変制御の
レスポンスが向上して、その所期の効果を十分に発揮さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す機能ブロック図、第2図は
本発明の一実施例を示す吸・排気弁リフト可変機構の縦
断面図、第3図は同上の要部平面図、第4図はリフト制
御カムの部分の分解斜視図、第5図は制御回路のブロッ
ク図、第6図は制御プログラムのフローチャート、第7
図は運転状態のエリアを示す図、第8図はリフト特性を
示す図、第9図は割込みプログラムのフローチャートで
ある。 11・・・吸・排気弁駆動カム  12・・・吸・排気
弁13・・・ロッカアーム  15・・・レバー  2
0・・・リフト制御カム  20a〜20f・・・カム
面  21・・・カム制御軸  24・・・捩りコイル
スプリング  26・・・アクチュエータ  27・・
・制御回路  30・・・CPU36・・・回転数セン
サ  37・・・絞り弁開度センサ39・・・ニュート
ラルスイッチ  40・・・タラッチスイフチ  41
・・・ポテンショメータ 特許出願人  日産自動車株式会社 代理人 弁理士 笹 島  冨二雄 第1図 第2図 第4図 第7図 第8図 りうンク角 第9図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数個のカム面を有するリフト制御カムの段階的変化に
    応じて吸・排気弁のリフト特性を可変とする吸・排気弁
    リフト可変機構と、エンジンの運転状態を検出する運転
    状態検出手段と、エンジンの運転状態のエリアに応じて
    所定のカム面を選択するようにリフト制御カムを切換制
    御する制御手段とを備える弁リフト可変制御装置におい
    て、エンジンの運転状態の変化量に応じその変化の方向
    と反対方向に制御手段による切換えが行われるエリア間
    の境界を変更する切換条件変更手段を設けたことを特徴
    とする弁リフト可変制御装置。
JP7243486A 1986-04-01 1986-04-01 弁リフト可変制御装置 Expired - Fee Related JPH0726522B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7243486A JPH0726522B2 (ja) 1986-04-01 1986-04-01 弁リフト可変制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7243486A JPH0726522B2 (ja) 1986-04-01 1986-04-01 弁リフト可変制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62233411A true JPS62233411A (ja) 1987-10-13
JPH0726522B2 JPH0726522B2 (ja) 1995-03-29

Family

ID=13489190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7243486A Expired - Fee Related JPH0726522B2 (ja) 1986-04-01 1986-04-01 弁リフト可変制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0726522B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106460575A (zh) * 2014-06-10 2017-02-22 雅各布斯车辆系统公司 内燃机中的辅助运动源与主运动加载路径之间的联动装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106460575A (zh) * 2014-06-10 2017-02-22 雅各布斯车辆系统公司 内燃机中的辅助运动源与主运动加载路径之间的联动装置
EP3155241B1 (en) * 2014-06-10 2020-02-26 Jacobs Vehicle Systems, Inc. Linkage between an auxiliary motion source and a main motion load path in an internal combustion engine

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0726522B2 (ja) 1995-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2765218B2 (ja) 内燃機関の出力制御装置
KR0127493B1 (ko) 휴통엔진의 절환 제어장치 및 그 방법
JPH04143409A (ja) 内燃機関の可変動弁装置
US5845677A (en) Dual throttle valve
JPH02161147A (ja) エンジンの燃料制御装置
JP3982492B2 (ja) 内燃機関のバルブリフト制御装置
JPS62233411A (ja) 弁リフト可変制御装置
JPH0623527B2 (ja) 多気筒内燃機関
JPS63147957A (ja) エンジンの吸気装置
JP2745955B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP2827768B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP2770654B2 (ja) 内燃機関の吸・排気弁作動装置
JP2722905B2 (ja) 自動車用エンジン
JP2679403B2 (ja) エンジンのバルブ制御装置
JP2985327B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JPS62162710A (ja) 内燃機関の動弁制御装置
JP2806081B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2522207Y2 (ja) エンジンの可変動弁装置
JPH0413381Y2 (ja)
JPS6318761Y2 (ja)
JP2984705B2 (ja) エンジンの吸気制御弁装置
JPH0585723B2 (ja)
JP2697520B2 (ja) 自動車用エンジン
JPS61112710A (ja) 内燃機関の吸・排気弁リフト制御装置
JPH02271015A (ja) エンジンの弁作動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees