JPS62233217A - 型厚調整装置のスプロケツト取付機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は型厚調整装置のスプロケット取付機構に関し、
とくにスプロケットのタイバーナツトへの取付を正確か
つ容易に行えるようにしたスプロケット取付機構に関す
る。

従来の技術 射出成形機の型締装置において、フロント、リア、ムー
ビングプラテンを支持する各タイバーのリアプラナ１ン
側螺刻端部に螺合するタイバーナツトを、リアプレート
に回転、自在かつタイバー軸方向に移動不能に配設する
と゛共に、該タイバーナットに該ナツトと一体回転自在
にスプロケットを固設し、該スプロケット間に張設され
た駆動用チェーンをモータで周回駆動することによりタ
イバーナツトを回転させてリアプレートをタイバーに沿
って移動させ、使用する金型間の厚さの相違を補間して
所定の型締力を得るようにしだ型厚調整装置は公知であ
る。そして、この種の型厚調整装置においてはその構成
部品に無理な力が加わるのを防止し、また型厚調整を正
確かつ円滑に行うために、各スプロケットにチェーンの
駆動力が均等に加わるようにする必要がある。換言すれ
ば、チェーンに対する各スプロケットの外歯のかみ合い
状態を同一にする必要がある。

このため従来は、タイバーに螺合させたタイバーナツト
にスプロケットを嵌合させ、各スプロケットを目視監視
の下で周方向に微動させてチェーンに対する各スプロケ
ットのかみ合い状態が均一となるようにした状態でネジ
穴を形成し、第４図に示すように、該ネジ穴５１に螺合
するネジ５２でスプロケット５３をタイバーナツト５４
に固定している。しかしながら、このようなスプロケッ
ト取付作業は手間がかかると共に各ネジ穴５１を正確な
位置に形成するのが難しく各スプロケット５３を所要の
かみ合い位置に取り付（プるのか困難であった。

発明が解決しようとする問題点 本発明は、従来のスプロケット取付機構における上述の
不具合を解消するもので、タイバーナツトに各スプロケ
ットを所要のかみ合い位置に正確かつ容易に固定できる
ようにしだ型厚調整装置のスプロケット取付装置を提供
することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明の型厚調整装置のスプロケット取付機構は、リア
プラテン内に回転自在に配されると共に各タイバーの螺
刻端部にそれぞれ螺合するタイバーナツトに一体回転自
在にスプロケットを固定し、該スプロケット間に張設さ
れた駆動用チェーンを周回駆動することによりアブラテ
ンを移動させて型厚調整を行うようにした射出成形機に
おいて、前記タイバーナツトと該タイバーナツトに遊嵌
される前記スプロケット間の間隙に介在するシュパンリ
ングと、該シュパンリングを前記間隙に圧入させるだめ
の圧入部材とを設けることにより、上記問題点を解決し
た。

作用 各タイバーの螺刻端部に螺合したタイバーナツトにシュ
パンリングを介してスプロケットを嵌合させてタイバー
ナツトに仮止めした後、これらスプロケットにチェーン
を張設する。そして、チェーンに対する各スプロケット
の外歯のかみ合い状態が均一になるまで各スプロケット
を周方向に微動させる。次いで、圧入部材で該シュパン
リングをタイバーナラ１〜側に押圧する。この結果、該
シュパンリングのくさび作用によりスプロケットはチェ
ーンに対するかみ合い状態が互いに均一な状態でタイバ
ーナツトに確実に固定される。

実施例 第２図は本発明のスプロケット取付装置が装備される射
出成形機のトグル式型締装置を示し、タイバー１の両端
に配されたフロントプラテン２とリアプラテン３間には
ムービングプラテン４が配され、該プラテン４はプラテ
ン３，４間に配設されたトルクは構５により駆動されて
タイバー１上を１ｇ動するようにされ、プラテン２，４
には金型６．７が装着されている。リアプラテン３内に
はトグル機＠５に連結されたポールスクリュ８に螺合す
るポールナツト９が配され、該ポールナツトは一対の歯
車を介してトグル駆動用サーボモータ１０に連結されて
いる。リアプラテン３の外方端面にはタイバー１の外方
端螺刻部１ａに螺合するタイバーナツト１１が回転自在
かつタイバー軸線方向に移動不能に配され、該タイバー
ナツト１１にスプロケット１２が一体回転自在に固設さ
れている。また、各スプロケット１２間にはチェーン１
３が張設され、該チェーン１３は支持部材１４を介して
リアプラテン３に固設されたリアプラテン移動用ザ、−
ボモータ１５の出力軸に設けたスプロケット１６にかみ
合わされている。そして、型厚調整にあたり、スプロケ
ット１６．チェーン１３およびスプロケット１２を介し
てサーボモータ１５により各タイバーナツト１１を回転
駆動してリアプラテン３をタイバー１に沿って移動させ
、モータ１５の回転量を従来公知のように制御すること
により該プラテン３の移動量を制−御し、所要の型厚調
整を行うようになっている。また、型開き型閉じ動作は
、従来公知のように、サーボモータ１０を駆動し、ポー
ルスクリュ８．ポールナツト９．トグル機構５を介して
ムービングラテン４をタイバー１に沿って摺動させるこ
とにより行われる。

第１図は本発明の一実施例によるスプロケット取付装置
を示し、該スプロケット取付装置はタイバーナツト１１
と該タイバーナツト１１の外方端小径部１１ａに遊嵌さ
れるスプロケット１２間に介在するシュパンリング２０
を備え、該シュパンリング２０は内側リング２１と外側
リング２２とより成る。内側リング２１は、タイバーナ
ツト１゛１の外方端小径部１１ａに密に嵌合するように
され、また外方端側に向けて径大となる円錐状外周面を
有し、スプロケット１２の中央孔に密に嵌合しかつ外方
端側に向けて径大となる内鑵状中央孔２２ａが形成され
た外側リング２２に対して摺動自在に嵌合している。な
お、外側リング２２の中央孔２２ａの最大半径と内側リ
ング２１の最大厚さとの和がスプロケット１２の中央孔
半径より大きくなるようにされている。

そして、スプロケッ１〜１２の外方端面には略円筒状の
圧入部材を構成する蓋体３０がその周壁内方端面におい
て該スプロケットと一体に固設されてシュパンリング２
０およびタイバーナツト１１と同軸に配され、その端壁
がシュパンリング２０およびタイバーナツト１１の外方
端面に沿って延在している。この蓋体３０の端壁にはシ
ュパンリング２０の外方端面に整合する半径方向位置に
適宜数のネジ孔３１が円周方向に等間隔に形成され、圧
入部材を構成するボルト４０が対応するネジ孔３１に螺
着されるようになっている。３２は蓋体３０に穿設した
タイバー１を挿通する挿通孔、４１はボルト４０の緩み
防止のためのナツトである。

なお、タイバーナツト１１を非鉄系材料で構成し、タイ
バー１に沿って円滑に摺動可能に設けた場合、該タイバ
ーナツト１１の小径部１１　ａ＃よびリング２０の軸方
向長さはスプロケット１２の装着時の変形を防止するた
め、好ましくは、大きい値に設定される。

以下、上述のように構成されるスプロケット取付装置の
作用を説明する。

先ず、各タイバー１の外方端螺刻部１ａに螺着したタイ
バーナツト１１の外方端小径部１１ａに内側リング２１
と外側リング２２とを嵌合させてなるシュパンリング２
０を嵌合させ、ざらにこのシュパンリング２０にスプロ
ケット１２を嵌合し、各スプロケット１２をタイバーナ
ツト１１に該リング２０を介する摩擦係合により仮止め
し、これらスプロケット１２まわりに駆動用チェーン１
３″を張設する。そして、目視監視下でチェーン１３に
対する各スプロケット１２の外歯のかみ合い状態が均一
になるまで各スプロケット１２を周方向に微動させてか
み合い状態の調節を行う。次いで、ボルト４０を蓋体３
Ｑの各ネジ孔３１に螺着すると、各ボルト４０の内方押
圧端が内側リング２１の外方端面に整合する。そして、
各ボルト４０を均等に締め付けて行くと、該ボルト４０
により内側リング２１が反ボルト４０側に押圧されて外
側リング２２を同方向に押圧しつつタイバーナツト１１
の小径部１１ａ上を反ボルト４０側に摺動し、外側リン
グ２２の内方端面がタイバーナツト１１の小径部”１１
ａと大径部との段差面に当接するに至る。この結果、リ
ング２１のくさび作用によりスプロケット１２はその周
方向位置を変えることなく、換言すれば、各スプロケッ
ト１２のチェーン１３に対するかみ合い状態が互いに均
一な状態に保たれたままタイバーナラ１〜１１に確実に
固定される。

第３図は本発明の別の実施例によるスプロケット取付機
構を示し、この実施例は上記実施例と基本構成は同一で
あるが、シュパンリング圧入のための圧入部材の構成が
相違し、以下、この相違点について説明する。

蓋体３０−は、第１図の蓋体３０と相違して直接スプロ
ケット１２に固定されるものでなく、ボルト４０−を介
して該スプロケット１２に固定されるようにされ、また
、シュパンリング２０をクイパーナツト１１とスプロケ
ット１２間に圧入するに必たり、シュパンリング２０を
直接ボルトで押圧するのではなく、蓋体３０″″を介し
て押圧力を加えるようにしている。このため、蓋体３０
”の外周縁部にはシュパンリング２０の内側リング２１
を抑圧可能な厚肉部３２′が形成されボルト４０”が螺
合するネジ穴１４はスプロケット１２のシュパンリング
２０に関し半径方向外方位置に形成され、蓋体３０′に
はネジ穴１４に整合する位置にボルト挿通孔３１′が形
成されている。

次に、このように構成されるスプロケット取付機構の作
用を説明する。先ず、第１図のものと同様に、シュパン
リング２０を介して各スプロケット１２をタイバーナツ
ト１１に仮止めした後、これらスプロケット１２まわり
に張設した駆動用チェーン１３に対する各スプロケット
１２の周方向位置ずなわらかみ合い状態を均一に調節す
る。次いで、ボルト４０’″を蓋体３０″のボルト挿通
孔３１−を介してスプロケッ１〜２０のネジ穴１４に螺
着し、各ボルト４０−を均等に締め付けて行くと、蓋体
３０−の厚肉部３２−により内側リング２１が反ボルト
４０′側に押圧されて外側リング２２を同方向に押圧し
つつタイバーナツト１１の小径部１１ａ上を反ボルト４
０−側に摺動じ、外側リング２２の内方端面がタイバー
ナツト１１の段差面に当接し、リング２１のくさび作用
により各スプロケット１２はチェーン１３に対し均等に
かみ合った状態でタイバーナツト１１に固定される。

発明の効果 上述のように、本発明によれば、リアプラテン内に回転
自在に配されると共に各タイバーの螺刻端部にそれぞれ
螺合するタイバーナツトに一体回転自在に固設されたス
プロケット間に張設された駆動用チェーンを周回駆動す
ることによりリアプラテンを移動させて型厚調整を行う
ようにした射出成形機において、タイバーナツトと該ナ
ツトに遊嵌されるスプロケット間にシュパンリングを圧
入し、該シュパンリングのくさび作用により、各プロケ
ラトをチェーンに対するかみ合い状態が互いに均一にな
るよう予め調節した周方向位置に固定するようにしたの
で、駆動用チェーンに対するかみ合い状態が所定のもの
となるようにスプロケットをタイバーナツトに正確かつ
容易に固定でき、射出成形機における型厚調整を正確か
つ円滑に行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による型厚調整装置のスプロ
ケット取付機構の上半部を示す部分断面図、−第２図は
第１図のスプロケット取付は横を袋幅した射出成形機の
型締装置を示す一部断面概略図、第３図は本発明の別の
実施例によるスプロケット取付機構の上半部を示す部分
断面側面図、および第４図は従来のスプロケット取付は
構を例示する一部断面部分側面図である。 １・・・タイバー、１ａ・・・螺刻部、３・・・リアプ
ラテン、１１・・・タイバーナツト、１１ａ・・・小径
部、１２・・・スプロケット、１２ａ・・・円錐状中央
孔、１３・・・駆動用チェーン、２０・・・シュパンリ
ング、３０゜３０−・・・蓋体、４０．４０′・・・ボ
ルト。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）リアプラテン内に回転自在に配されると共に各タ
   イバーの螺刻端部にそれぞれ螺合するタイバーナットに
   一体回転自在にスプロケットを固定し、該スプロケット
   間に張設された駆動用チェーンを周回駆動することによ
   りリアプラテンを移動させて型厚調整を行うようにした
   射出成形機において、前記タイバーナットと該タイバー
   ナットに遊嵌される前記スプロケット間の間隙に介在す
   るシュパンリングと、該シュパンリングを前記間隙に圧
   入させるための圧入部材とを備える型厚調整装置のスプ
   ロケット取付機構。
2. （２）前記圧入部材は前記スプロケットに固設された蓋
   体と、該蓋体に前記シュパンリングに対向して形成され
   た複数のネジ孔に螺合する複数のボルトで構成され、該
   ボルトを締め付けることにより前記シュパンリングを押
   圧して前記間隙に圧入するようにした特許請求の範囲第
   １項記載の型厚調整装置のスプロケット取付装置。
3. （３）前記圧入部材は前記スプロケットに形成された複
   数のネジ穴に螺合する複数のボルトと該ボルトによる締
   め付けに伴い移動しシュパンリングを押圧して前記間隙
   に圧入する蓋体より構成された特許請求の範囲第１項記
   載の型厚調整装置のスプロケット取付装置。