JPS622315B2 - - Google Patents

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JPS622315B2
JPS622315B2 JP11774479A JP11774479A JPS622315B2 JP S622315 B2 JPS622315 B2 JP S622315B2 JP 11774479 A JP11774479 A JP 11774479A JP 11774479 A JP11774479 A JP 11774479A JP S622315 B2 JPS622315 B2 JP S622315B2
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JP
Japan
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key
circuit
performance
signal
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JP11774479A
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English (en)
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JPS5640893A (en
Inventor
Akira Nakada
Eisaku Okamoto
Toshio Sugiura
Kyoshi Yoshida
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Nippon Gakki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Gakki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS622315B2 publication Critical patent/JPS622315B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、操作すべき鍵をランプ等の表示に
よつて指示して、演奏練習を効果的に実行させる
ようにする電子楽器に関する。
電子楽器において、鍵盤部の鍵をランプ等の表
示によつて指示し、その表示された鍵を追従演奏
操作することによつて、所定の演奏曲の演奏練習
を行なわせることは、従来から考えられている。
例えば、特公昭46−36688号に示されるように、
磁気テープ上に演奏音あるいは先生の指導の音声
情報と共に、鍵盤部における操作すべき鍵を指示
する押鍵情報を、2トラツクあるいは多重化して
記録し、このテープを再生して音声情報をヘツド
ホンで聴取しながら、練習生徒は押鍵情報で指示
された鍵を追従操作するものである。すなわち、
操作された鍵を正確に追従操作することによつ
て、所定の曲の演奏が行なえるものである。
この場合、この押鍵のための音高情報は、上記
のように磁気テープに限らず、例えば特開昭52−
116327号に示されるように、シート等に記録し、
光学的に読み取るようにすることも考えられてい
る。
しかし、このような手段では、ランプ等で指示
された鍵を操作することによつて、常に正解の演
奏が実行できるものであるため、結果として生徒
はこの押鍵表示ランプに頼り過ぎるものであり、
楽譜等に関連して充分な教習を実行することがで
きず、ある程度以上の上達が望めない状態とな
る。
また、単に表示指定された鍵を押鍵操作するの
みでは、実際の楽器演奏で必要なリズム感等の音
楽的感覚をやしなうことが困難である。
この発明は上記のような点に鑑みなされたもの
で、練習する生徒に対して、正解の操作鍵を判断
させることを要求し、より高度の鍵盤演奏練習が
実行されるようにする電子楽器を提供しようとす
るもので、記憶された演奏情報を読み出し、操作
すべき鍵を表示指定するようにすると共に、この
指定される鍵に隣接する複数の鍵をも同時に指定
表示するようにしたものである。
以下図面を参照してこの発明の一実施例を説明
する。第1図は演奏情報制御部の構成を示したも
ので、演奏情報を記憶するRAM等でなる記憶装
置11を備える。この記憶装置11に対しては、
図示しない磁気テープその他の外部記憶装置から
の情報を書き込み記憶するもので、この外部記憶
装置は、例えば楽譜に対して磁気記録部を形成
し、この磁気記録部にその楽譜内容に対応した演
奏情報を記録したもので構成すれば効果的であ
り、例えば電子楽器の譜面立て部にその楽譜を設
定することによつて、その記録演奏情報が読み出
され、記憶装置11に書き込まれるようにすれば
効果的である。
ここで、電子楽器においては、主としてメロデ
イ演奏を行なう上鍵盤UK、およびコード和音等
の伴奏音を演奏する下鍵盤LKを備えるものであ
り、したがつて演奏情報は上鍵盤および下鍵盤に
おける演奏音音高を指定するUK情報およびLK情
報で構成される。そして、これら演奏情報は、上
あるいは下鍵盤におけるいずれかの鍵が、押鍵あ
るいは離鍵の操作変換のある状態で区切られるセ
ツト情報で構成され、このセツト情報は上記UK
およびLK情報の他に、押鍵指示された鍵をどの
指で操作するかを指示する運指情報、および区切
りを兼ねる音符長情報が組み合わされる。この音
符長情報は、上記鍵の操作変換のあるタイミング
の相互時間間隔に対応する数値情報で構成される
ものであり、これらUK,LK情報、運指情報、音
符長情報等でなる1つのセツト情報は、演奏操作
順次にしたがつて直列的に記憶装置11に記憶さ
れており、アドレスカウンタ12からのアドレス
指定に対応して読み出し制御される。そして、こ
れら演奏情報の最後には、演奏曲の終了を示す終
了(FINISH)マークが記憶されている。
この記憶装置11からの読み出し情報は、ラツ
チ記憶回路13,14,15、さらに16に供給
されている。またUK情報、LK情報、音符長情報
に関連して設けられるUKマーク、LKマーク、符
長マークの検出回路17,18,19が設けら
れ、UKマーク検出回路17からの検出力信号に
よつてラツチ記憶回路13にラツチ指令を与え、
このラツチ記憶回路13に、読み出されたUK情
報がラツチ記憶されるようにする。この場合、運
指情報はUK情報に連続してシステムクロツクφ
分遅れて読み出されるように設定してなり、UK
マーク検出回路17からのマーク検出信号を、ク
ロツクφで駆動されるデイレードフリツプフロツ
プでなる遅延回路20を介してラツチ記憶回路1
4にラツチ指令として供給することにより、この
ラツチ記憶回路14で運指情報をラツチ記憶する
ようになり、その記憶情報は、運指表示指令とし
て出力される。
そして、LKマーク検出回路18からの検出信
号で、ラツチ記憶回路15にラツチ指令を与える
ことにより、この回路15でLK情報をラツチ記
憶し、符長マーク検出回路19からの検出信号で
ラツチ記憶回路16にラツチ指令を与えることに
よつて、読み出された音符長情報がラツチ記憶回
路16にラツチ記憶される。
ラツチ記憶回路13に記憶されたUK情報は、
デコーダ21で上鍵盤の鍵を指示する音高情報に
変換され、この音高情報はセレクタ22、隣接鍵
指示回路23およびゲート回路24にそれぞれ供
給される。
ここで、隣接鍵指示回路23は、例えば第2図
に示すように各音高それぞれに対応するオア回路
23a,23b…を備え、デコーダ21からの音
高情報に対応するオア回路に信号「1」が供給さ
れるものであり、この場合特にこの信号「1」の
入力される本来のオア回路に隣接する他のオア回
路にも同時に信号「1」が入力されるようにされ
ている。例えばラツチ記憶回路13で記憶された
UK情報がD3の音である場合には、デコーダ21
の各音高に対応する出力ラインの中のD3ライン
に信号「1」が発生し、したがつて隣接鍵指示回
路23においては、オア回路23b,23c,2
3dに信号「1」が入力され、C#,D3,D
#の3つの音高情報が出力されるようになる。
そして、この隣接鍵指示回路23からの出力情報
は、セレクタ22に供給する。
セレクタ22にはセレクトスイツチ22aが設
けられ、このスイツチ22aを投入して「1」の
セレクト信号を与えた時にセレクタ22は隣接鍵
指示回路23からの音高情報を選択し、また開路
状態ではデコーダ21からの情報を選択して、
UK表示指令信号として出力する。
また、ゲート回路24には、制御スイツチ24
aを設け、このスイツチ24aの投入時にゲート
回路24を開いてデコーダ21からの音高情報
を、UKキーイング信号として出力するようにし
てなる。
ラツチ記憶回路15に記憶されるLK情報は、
例えばコード和音を構成する根音情報および和音
の種類、すなわちメジヤ、マイナ、7thの1つを
指定する種類情報でなるもので、このLK情報は
ROM等でなるデコーダ25で、その根音および
和音種類で定まるコード和音を構成する3つの音
高情報でなる和音構成音情報とされる。例えば、
根音がCで和音種類がメジヤであるLK情報が記
憶されている場合には、デコーダ25からC、
E、Gの和音構成音情報が出力され、ゲート回路
26に供給される。このゲート回路26は制御ス
イツチ26aの投入時にゲートが開かれ、上記和
音構成音情報を、下鍵盤LKキーイング信号とし
て出力する。
ラツチ記憶回路16に記憶された音符長情報
は、比較回路27に比較情報Aとして供給する。
この比較回路27には、さらに符長カウンタ28
の計数値情報が比較情報Bとして供給されるもの
で「A=B」の時に一致出力信号EQを発生す
る。ここで、符長カウンタ28は、符長マーク検
出回路19からの検出信号でリセツトされ、後述
する自動リズム発生部で発生されるリズムテンポ
パルスTPによつて計数歩進されるものである。
比較回路27からのイコール信号EQは、微分
回路29で立ち上り微分され、このトリガ状イコ
ール信号TEQは選択スイツチ30の一方の端子
に供給する。この選択スイツチ30の他方の端子
には、比較回路31からのイコール出力EQが供
給されるもので、この比較回路31ではラツチ記
憶回路13で記憶されたUK情報と、下鍵盤部に
おける実際の操作鍵情報とを比較するもので、ラ
ンプ等で表示指定した鍵と、実際に操作された鍵
とが一致した時に、鍵操作正解信号KEQを発生
するものである。
このように、選択スイツチ30から得られた
TEQあるいはKEQの信号は、オア回路32を介
してフリツプフロツプ回路33にセツト指令とし
て供給する。このフリツプフロツプ回路33は、
アドレスカウンタ12の制御用に用いられるもの
で、そのセツト時にアンド回路34にゲート信号
を与え、システムクロツクφをアドレスカウンタ
12にアドレス歩進信号として供給するようにな
つている。そして、このフリツプフロツプ回路3
3は、符長マーク検出回路19からの検出信号に
よつて、前述した1セツトの情報の区切り毎にリ
セツトされる。
35はスタートスイツチであり、このスイツチ
35の投入時に発生される信号「1」は、オア回
路32を介してフリツプフロツプ回路33をセツ
トすると共に、オア回路36を介してアドレスカ
ウンタ12にリセツト指令を与え、さらにフリツ
プフロツプ回路37をリセツト設定する。このフ
リツプフロツプ回路37は、セツト時にオア回路
36に信号を与えアドレスカウンタ12をリセツ
ト状態に保持すると共に、リセツト時には自動リ
ズム演奏部に駆動指令を与えるもので、記憶装置
11から終了マークが読み出され、これが終了マ
ーク検出回路38で検出された時にセツト指令が
与えられるものである。
第3図は上記のような演奏情報制御部に関連し
て設けられる演奏制御部であり、上鍵盤用楽音発
生部39、下鍵盤用楽音発生部40および自動リ
ズム発生部41を備える。そして、楽音発生部3
9,40には、それぞれ上鍵盤42、下鍵盤43
があり、この鍵盤42,43部における鍵の操作
によつて駆動され、操作鍵に対応したキーイング
信号を発生するキースイツチ回路44,45をそ
れぞれ備える。そして、上鍵盤42に対しては、
その各鍵に対応した表示ランプ46a,46b…
を有する押鍵表示機構46を設け、さらに例えば
手の指の型をしてその各指に対応して表示ランプ
を有する運指表示器47を設けてなる。そして、
押鍵表示機構46には、第1図に示した制御部か
らのUK表示指令信号を供給し、また運指表示器
47を表示制御する運指表示回路48に対して
は、運指表示信号を供給する。
上鍵盤用の楽音発生部39においては、第1お
よび第2の楽音形成回路49,50が設けられ、
第1の楽音形成回路49にはキースイツチ回路4
4からのキーイング信号を供給し、上鍵盤42の
鍵操作に対応した楽音信号を発生させるようにす
る。また、第2の楽音形成回路50には、第1図
の制御部からのUKキーイング信号を供給し、ラ
ツチ記憶回路13で記憶された演奏情報にもとづ
く楽音信号を発生させるもので、これら第1およ
び第2の楽音形成回路49,50で発生された楽
音信号は、一括合成して楽音発生部39からの楽
音信号出力として取り出す。この場合、第2の楽
音形成回路50からの出力楽音信号は、適宜可変
ボリユーム51を用いて充分小さなレベルに設定
して取り出す。
下鍵盤用の楽音発生部40にあつては、第1図
の制御部からのLKキーイング信号を、キースイ
ツチ回路45からのキーイング信号と共にオア回
路52に供給し、このオア回路52からの出力キ
ーイング信号を楽音形成回路53に供給する。こ
の下鍵盤用の楽音形成回路53では、供給された
和音構成音状のキーイング信号にもとづき、コー
ド和音を構成する3つの楽音信号を形成すると共
に、適宜その根音に対して1゜、5゜の関係にあ
るベース音信号も発生し、自動リズム発生部41
からのリズムパルスに対応して取り出すようにし
てなる。
第4図は、この下鍵盤用の楽音形成回路53の
具体的構成例を示したもので、オア回路52から
のコード和音を構成するキーイング信号は開閉回
路54に供給され、音源回路55からの各音高そ
れぞれに対応する音源信号から、所定のコード和
音を構成する3つの音源信号を選択開閉して取り
出す。そして、この開閉回路54から取り出され
たコード和音を構成する音源信号は、音色フイル
タ回路56で音色形成してゲート回路57に供給
し、リズムパルスRPで制御されるゲート回路5
7からのリズム拍に対応した出力信号を、コード
和音楽音信号として取り出す。
また、上記オア回路52からのコード和音構成
音のキーイング信号は、1゜、5゜の検出回路5
8に供給し、上記コード和音の根音に対して1゜
および5゜の関係にあるキーイング信号を検出す
る。そして、この1゜および5゜のキーイング信
号で開閉回路59を制御して、音源回路60から
のベース音源信号を開閉導出し、その1゜および
5゜のベース音源信号はそれぞれ音色フイルタ回
路61a,61bで音色形成する。そして、この
音色フイルタ回路61a,61bで音色形成され
た1゜および5゜のベース楽音信号は、それぞれ
ゲート回路62a,62bを介して取り出すもの
で、このゲート回路62a,62bはリズムパル
スRPによつて例えば交互にゲート制御され、リ
ズムに対応したベース楽音信号が取り出されるよ
うにする。そして、前記コード和音の楽音信号と
共に、この楽音形成回路53からの出力信号、す
なわち楽音発生部40からの出力楽音信号として
取り出し、前記上鍵盤用の楽音発生部39からの
出力楽音信号と適宜合成してサウンドシステムを
構成する増幅器63に供給する。この増幅器63
で増幅された楽音信号は、スピーカ64から演奏
音として発音されるものである。
自動リズム発生部41は、テンポ速度調節で発
振周波数の制御されるテンポ発振器65を備え
る。このテンポ発振器65では、例えば128分音
符に相当するテンポパルスTPを発生するもの
で、このテンポパルスTPは前述した符長カウン
タ28に計数歩進信号として供給すると共に、複
数桁のバイナリ計数値信号を発生するカウンタ6
6に歩進信号として供給する。このカウンタ66
は、前記第1図の制御部のフリツプフロツプ回路
37のリセツト時に駆動指令が与えられ、計数動
作するもので、そのバイナリ計数値情報に対応し
て、順次周期の異なる複数の信号を発生し、リズ
ムパターンメモリ67に供給する。このパターン
メモリ67では、供給された複数の周期の異なる
信号を組み合わせて、リズム種類にそれぞれ対応
したリズムパターン信号を発生するもので、リズ
ムセレクタ68で選択指定されたリズム種類のリ
ズムパターン信号を出力し、このリズムパターン
信号でリズム音源回路69を駆動し、リズムパタ
ーンに対応したリズム音源信号を発生する。そし
て、このリズム音源信号は、発音制御スイツチ7
0を介して前記増幅器63に供給し、スイツチ7
0の投入時に、スピーカ64から自動リズム演奏
音が得られるようにしてなる。
また、リズムパターンメモリ67からは、選択
されたリズム種類に対応して、コード和音、ベー
ス音の発生拍に対応するリズムパルス信号RPを
出力し、このリズムパルス信号RPを前記楽音形
成回路53の制御用に用いるものである。
第5図は上記のような電子楽器の記憶装置11
に書き込み記憶される演奏情報のデータフオーマ
ツトの例を示すもので、1つのセツト情報はUK
情報、運指情報、LK情報、音符長情報の順で直
列状に配置された組み合わせでなるもので、この
セツト情報が音符長情報を区切りとする状態で直
列状に順次配列される。この場合、通常メロデイ
音に相当するUK情報は、1小節内で複数回変化
するが、コード和音を含む伴奏音を指定する情報
は、通常小節単位に変化し、複数のセツト情報の
間LK情報が変化しない場合が多い。このような
場合には、続くLK情報は適宜省略し、その前の
LK情報をそのまま使用するようにすればよい。
セツト情報の中にLK情報が存在しない場合、LK
マークも存在しないものであるため、第1図に示
したラツチ記憶回路15に対するラツチ指令が発
生されず、したがつてLK情報を省略することに
よつて、その間ラツチ記憶回路15の記憶情報は
前の状態を継続し、同一のLKキーイング信号の
発生状態が継続されるものである。
第6図のA〜Dは、それぞれUK、運指、LK、
音符長の各データの状態を示すもので、それぞれ
先頭の2ビツトでUKマーク、運指マーク、LKマ
ーク、符長マークを構成し、残りのビツトで、オ
クターブ、ノートのコードによる音高情報、指デ
ータ、さらに計数値による符長データを構成する
ようにしてなる。この場合、LK情報にあつて
は、特に音高はノートコードのみにより表現し、
残りのビツトでメジヤ、マイナ、7th等のコード
和音の種類情報を設定する。また、実施例の場
合、運指情報を記憶するラツチ記憶回路14に対
するラツチ指令は、UKマーク検出信号によつて
行なつているので、特に運指マークは必要としな
いものである。
そして、データフオーマツトの最終位置、すな
わち1つの曲の演奏情報の最終位置には、第6図
のEに示すようなオール「1」でなる終了マーク
(FINISH)を配置してなる。
上記のように構成される装置にあつて、今セレ
クタ22に対するセレクトスイツチ23aが図の
ように開路の状態にあつて、デコーダ21からの
直接のキーイング信号を選択出力する状態にあ
り、且つ選択スイツチ30が図の状態にあつて、
比較回路31からの鍵操作正解信号KEQでフリ
ツプフロツプ回路33がセツトされる状態にある
と仮定する。この時、記憶装置11に対しては、
適宜外部記憶装置からの演奏情報が、第5図に示
したような状態で書き込み設定されている。
このような状態でスタートスイツチ35を操作
すると、このスイツチ35からの「1」の信号に
よつて、アドレスカウンタ12がリセツトされて
初期設定される。同時に、フリツプフロツプ回路
33がセツトされ、アンド回路34にゲート信号
を与えて、システムクロツクφによつて、アドレ
スカウンタ12が初期状態から計数歩進され、記
憶装置11の記憶情報を先頭番地から順次読み出
し出力するようになる。この読み出された情報
は、ラツチ記憶回路13〜16に並列的に供給さ
れるものであり、UK、運指、LK、音符長の各情
報は、それぞれUK、LK、符長のマーク検出回路
17〜19からの検出信号に対応して、各対応す
るラツチ記憶回路13〜16にそれぞれラツチ記
憶される。そして、1つのセツト情報が読み出さ
れ、その区切りとなる音符長情報が読み出し出力
された時に、符長マーク検出回路19からの検出
信号によつてフリツプフロツプ回路33がリセツ
トされ、アンド回路34のゲートを閉じて、アド
レスカウンタ12の計数歩進を停止し、記憶装置
11からの新しい情報の読み出しを停止する。同
時に符長カウンタ28をリセツトし、新たにテン
ポパルスを計数して、先にラツチ記憶回路16に
記憶された符長情報と比較回路27で比較動作す
るようになるものであるが、この場合選択スイツ
チ30が図の状態にあり、比較回路27の出力を
使用しない状態であるので、この部分の説明はし
ない。
上記のようにして、ラツチ記憶回路13,1
4,15に対して、UK情報、運指情報、LK情報
がラツチ記憶されると、デコーダ21から記憶さ
れたUK情報に対応したUKキーイング信号が得
られ、セレクタ22およびゲート回路24に供給
される。この時、前述したようにセレクタ22は
デコーダ21からの信号を選択する状態にあるた
め、セレクタ22から上記デコーダ21からのキ
ーイング信号が取り出され、第3図に示した上鍵
盤用の楽音発生部39の押鍵表示機構46に表示
指令として供給され、記憶された演奏曲を演奏す
るために必要な操作鍵を、表示ランプ46a,4
6b…の選択表示によつて指定表示するようにな
る。すなわち、その表示指定された鍵を操作する
ことによつて記憶された曲を演奏表現するための
キーイング信号がキースイツチ回路44から得ら
れ、その薬音信号が楽音形成回路49から発生さ
れて、スピーカ64で演奏音として表現されるよ
うになる。
また、ゲート回路24にあつては、スイツチ2
4aによつてゲート信号を与えることにより、デ
コーダ21からのUKキーイング信号を取り出
し、楽音発生部39の楽音形成回路50に対して
供給され、この楽音形成回路50では記憶装置1
1からの読み出し情報にもとずく上鍵盤用の演奏
楽音信号が発生されるようになり、この楽音信号
がスピーカ64から自動演奏者として発音される
ようになる。この場合、この上鍵盤用の自動演奏
音は、前述したように充分低いレベルで発生さ
れ、指示音として作用し、練習者の上鍵盤42の
操作に対応して得られた楽音形成回路49からの
楽音信号にもとずく演奏音と聴覚上で対比し、鍵
操作の正解を確認し得るようになるものである。
このような押鍵表示による上鍵盤42の操作に
際して、ラツチ記憶回路14からの運指情報によ
つて、運指表示器47が表示制御され、上鍵盤4
2における指定された鍵を操作すべき指の種類を
指示するものであり、この指示された指によつて
指定された鍵を操作することにより、鍵盤楽器の
演奏練習がより効果的に実行されるものである。
ラツチ記憶回路15に記憶されたLK情報は、
デコーダ25で和音構成音情報をされ、スイツチ
26aでゲート回路26に対してゲート信号を与
えることによつて、その和音構成音情報は下鍵盤
用の楽音発生部40に供給される。すなわち、和
音構成音のキーイング信号は楽音形成回路53に
供給され、第4図で説明したように上記キーイン
グ信号に対応したコード和音およびベース音の楽
音信号を発生するようにする。
この場合、前記スタートスイツチの投入に伴な
いフリツプフロツプ回路37がリセツトされて、
自動リズム発生部41に対して駆動指令が与えら
れているため、リズムセレクタ68で選択指定さ
れたリズム種類のリズムパターン信号がパターン
メモリ67から発生され、そのリズム拍に対応す
るリズムパルスRPが楽音形成回路53に与えら
れているため、この楽音形成回路53からは、リ
ズム拍に対応したコード和音およびベース音の楽
音信号出力が得られ、スピーカ64から、コード
和音およびベース音による伴奏音の自動演奏音が
得られる。同時に、発音スイツチ70を投入する
ことによつて、自動リズム発生部41からのリズ
ム音源信号もスピーカ64部に供給され、自動リ
ズム演奏音も発生されるようになる。
このようにして、最初のセツト情報による上鍵
盤42の表示指定による鍵操作が行なわれ、その
操作された鍵が正しいものであつた時には、キー
スイツチ回路44からのキーイング信号と、ラツ
チ記憶回路13で記憶されたUK情報とが一致
し、比較回路31から押鍵正解信号KEQが発生
される。この信号KEQは、スイツチ30、オア
回路32を介してフリツプフロツプ回路33のセ
ツト端子に与えられ、これをセツトしてアンド回
路34にゲート信号を与え、アドレスカウンタ1
2をクロツクφで再び計数歩進させる。
すなわち、記憶装置11から次の音符長マーク
で区切られるまでの次のセツト情報が読み出し出
力され、ラツチ記憶回路13,14,15にUK
情報、運指情報、LK情報がラツチ記憶されて、
上鍵盤42の押鍵表示機構46において、次に操
作すべき鍵を指定表示し、運指表示器47におい
てその鍵操作に使用する指を指定表示するように
なる。
この場合、第5図に関連して説明したように、
UK情報のみが変化してLK情報の変化しない時に
は、この2番目に読み出されたセツト情報には
LK情報は含まれていない。したがつて、この2
番目のセツト情報が記憶装置11から読み出され
る時には、当然のことながらLKマーク情報も読
み出されず、したがつてLKマーク検出回路18
から検出信号が発生されないので、ラツチ記憶回
路15の記憶情報はそれ以前の状態から変化しな
い。すなわち、上鍵盤42における操作指定鍵は
変化しても、下鍵盤用楽音発生部40から得られ
る自動演奏による伴奏音は変化せずに継続し、メ
ロデイ音の変換操作の練習が行なわれるようにな
る。
そして、この新しい押鍵指示による鍵操作が正
しい時には再び比較回路31から出力が得られ、
次のセツト情報を読み出すように動作し、一連の
演奏情報にもとずく、鍵盤の演奏練習が継続され
るようになる。そして、記憶装置11に演奏情報
が全て読み出されて終曲の状態となつた時に、記
憶装置11から終了マークが読み出され、終了検
出回路38でそれが検出される。この検出回路3
8からの検出信号は、フリツプフロツプ回路37
をセツトして、オア回路36を介してアドレスカ
ウンタ12を初期状態にリセツトし、且つ自動リ
ズム発生部41に対する駆動指令を断つて、この
自動演奏を伴なう上鍵盤42の演奏練習を終了さ
せる。
上記のような練習モードは、上鍵盤42におい
て操作すべき鍵のみを表示指定し、且つこの表示
指定した鍵が正確に操作された時にのみ次のステ
ツプに進む、極く初歩的な演奏練習を行なわせ
る。特に、この場合第2の楽音形成回路50を用
いて、正解である指示音も発生して、特に初歩的
な練習に効果的である。
そして、このような練習モードにおいて、選択
スイツチ30を図の状態から切替え、比較回路2
7からの一致信号TEQによつてフリツプフロツ
プ回路33をリセツト制御するようにした場合に
は、次のようになる。
すなわち、記憶装置11から読み出されたセツ
ト情報の中のUK情報、運指情報、LK情報は前述
したと同様にラツチ記憶回路13,14,15に
ラツチ記憶され、上鍵盤42に対する押鍵表示、
さらに伴奏音の自動演奏がされるようになる。そ
して、同時に読み出される音符長情報は、ラツチ
記憶回路16にラツチ記憶され、この記憶された
符長情報は、比較回路27で符長カウンタ28の
計数値と比較される状態となる。ここで、符長カ
ウンタ28は、上記符長情報がラツチ記憶回路1
6にラツチ記憶される時に、符長マーク検出回路
19からの検出信号によつて同期性をもつてリセ
ツトされ初期設定されるもので、その初期設定さ
れた後は自動リズム発生部41からのテンポパル
スTPによつて計数歩進される。したがつて、上
記記憶された符長情報に対応する時間の経過後
に、符長カウンタ28の計数値は音符長情報と一
致し、比較回路27から一致信号TEQが発せら
れ、フリツプフロツプ回路33にセツト指令を与
えるようになる。
すなわち、この場合には記憶装置11にUK情
報、LK情報と共に記憶されている音符長情報に
対応した間隔タイミングで、記憶装置11からセ
ツト情報が順次自動的に読み出されるもので、上
鍵盤42における押鍵表示は、その演奏曲の演奏
テンポに対応した変換表示される。そして、練習
者はその自動的に変換する表示に追従して、自動
伴奏音、自動リズム演奏音に確実に同期して鍵操
作練習をすることを要求されるものである。
以上のようにセレクタ22においてデコーダ2
1からの出力キーイング信号を直接選択するモー
ドの場合には、いずれも上鍵盤42において操作
すべき鍵のみが表示指定される。
次に、セレクタ22のセレクトスイツチ22a
を投入した場合を考えると、セレクタ22では隣
接鍵指示回路23からのキーイング信号を選択し
楽音発生部39の上鍵盤42の押鍵表示機構46
に供給するようになる。
すなわち、前述したと同様にスタートスイツチ
35の操作に対応して記憶装置11から演奏情報
が読み出され、ラツチ記憶回路13〜15にそれ
ぞれ所定の情報がラツチ記憶されるようになる
と、デコーダ21から上鍵盤42における操作す
べき鍵を指示する正解のキーイング信号が出力さ
れる。そして、これに対応して第2図を用いて説
明したように隣接鍵指示回路23からは、この正
解のキーイング信号を含み、隣接する他の鍵を指
示する複数のキーイング信号が出力され、押鍵表
示機構46で上鍵盤42の複数の鍵を同時に表示
指定するようになる。
演奏練習者は、誤りを含む複数の表示を見なが
ら、楽譜等を参考にしてデコーダ21からの正解
キーイング信号に対応する正解の鍵を判別して、
その鍵を操作する。すなわち、押鍵表示の追従の
みでは、記憶装置11に記憶設定された演奏情報
にもとずく鍵盤演奏の実行できないものであり、
指定された複数の鍵の中から正解の鍵を選択操作
することによつてはじめて正解な鍵操作による演
奏がされるようになるものである。
すなわち、セレクタ22において隣接鍵指示回
路23からの出力信号を選択するように設定する
ことによつて、演奏練習者は操作すべき鍵を判断
して演奏練習するようになるものであり、前記操
作鍵のみを指示する場合に比較して、充分高度な
範囲までの演奏練習を可能とするものである。
この場合、スイツチ24aによつてゲート回路
24のゲートを開いておくことによつて、デコー
ダ21からのキーイング信号にもとずく自動演奏
音が第2の楽音形成回路50によつて形成され、
指示音として発音されるものであり、この指示音
をも参考にして操作すべき鍵の選択判断を実行す
ることができるもので、音感覚を伴なつた効果的
な演奏練習を可能とするようになるものである。
そして、このような演奏練習も、選択スイツチ
30によつて正解鍵の操作に対応して歩進する初
歩的な段階から、演奏情報に含まれる符長情報に
もとずき自動的に歩進される高度な練習まで、任
意選択設定することができる。
尚、上記のような電子楽器において、演奏情報
の読み出し制御部は、コンピユータ回路によつて
構成することのできるもので、例えば第7図に示
すようになる。すなわち、磁気テープ、カードそ
の他の外部記録装置71に演奏情報が記録されて
いるもので、この外部記録装置71からの読み出
し情報は、インタフエース72を介してコモンバ
ス73に導かれる。このコモンバス73には、
CPU74、データメモリ75、和音データメモ
リ76、ワーキングメモリ77、プログラムメモ
リ78およびそれぞれインタフエース79,80
を介してコントロールスイツチ群81,82の結
合されるものであり、さらにUKデータ出力レジ
スタ83、運指データ出力レジスタ84、UKキ
ーデータ入力レジスタ85、LKデータ出力レジ
スタ86およびリズム制御レジスタ87からなる
インタフエース88が接続される。そして、UK
データ出力レジスタ83からの出力情報は、第1
図で示したデコーダ21に供給し、セレクタ2
2、ゲート回路24からの出力信号を第3図で示
した楽音発生部39に供給する。また、運指デー
タ出力レジスタ84からの出力情報も適宜スイツ
チで制御されるゲート回路89を介して楽音発生
部39に供給し、LKデータ出力レジスタ86か
らの出力情報もゲート回路90を介して楽音発生
部40に供給する。そして、楽音発生部39にお
ける鍵操作に伴なうキーイング信号は、UKキー
データ入力レジスタ85に供給し、リズム制御レ
ジスタ87によつて自動リズム発生部41を制御
するようにしてなる。91は第3図のスピーカ6
4を含むサウンドシステムである。
第8図は上記ワーキングメモリ77の内容を示
すもので、同一内容のNEXTレジスタ(Nレジス
タと称する)とEXHIBITレジスタ(Eレジスタ
と称する)とを有し、それぞれ前述したデータフ
オーマツトに相当する長さ(符長)、UK、運
指、LK、さらにFINISHデータを記憶するように
なつており、さらに和音コードを示す根音および
2つの従音からなる3つのLKキーイング信号
LK1,LK2,LK3を記憶するようになつている。
そして、このワーキングメモリ77には、さらに
制御用ポインタレジスタPoテンポカウンタTC、
ステツプモードレジスタの要素を備えている。
ここで、コントロールスイツチ群81において
は、演奏情報をデータメモリ75に順次書き込む
ための選択制御を行なうもので、演奏前に外部記
録装置71のデータをデータメモリ75に転送制
御する。また、コントロールスイツチ群82は、
各種モードの指定制御を行ない、さらにスタート
制御、音符長で歩進あるいは正解鍵操作で歩進の
選択制御を行なう。
そして、第9図のフローチヤートで示すように
スタート指令の後のイニシヤルセツトにおいて、
ワーキングメモリ77のNレジスタおよびEレジ
スタがクリアされ、ポインタレジスタPoをデー
タメモリ75の先頭番地にセツトする。同時にテ
ンポカウンタTCをクリアし、ステツプモードレ
ジスタをコントロールスイツチ群82による設定
状態にセツトする。そして、この状態でポインタ
レジスタPoのアドレス指定に対応してデータメ
モリ75の先頭データが読み出されNレジスタに
転送するロードデータ(RD DATA)が行なわ
れ、Nレジスタに記憶されたLKデータに対応し
て和音データメモリ76によつてコード和音を構
成するキーデータLK1〜LK3が発生され、Nレジ
スタに書き込み設定される。そして、CPU74
からの指令でNレジスタからEレジスタへのデー
タ伝送を行なうプログラムリードデータ(RD
DATA)が行なわれ、その伝送の終了に対応し
てCPUからの命令でポインタレジスタPoを1つ
歩進し、データメモリ75から次のデータを読み
出してNレジスタに転送し、そのLKデータに対
応して和音を構成するキーコードLK1〜LK3を和
音データメモリ76から発生してこれを記憶す
る。そして、上記伝送されたEレジスタの記憶デ
ータがインタフエース88に供給され、リズム制
御レジスタ87によつて自動リズム演奏のスター
ト制御が行なわれる。この場合、コートロールス
イツチ群82によつてセレクタ22、ゲート回路
89,90の制御で行なわれるもので、さらに音
符長にもとずく自動歩進の場合にはSMA/K=
1の指令信号が発せられている。
このようにして自動リズム演奏がスタートされ
て、終了(FINISH)マークの存在しない時に
は、インタフエース86からUK、運指、LK1
LK3の情報が出力され、前述したと同様の演奏練
習が実行されるようになる。この状態でSMA/
K=1すなわち音符長による自動歩進のモードの
時には、音符長側定(LENGTH)して、以後循
環して、演奏練習を継続させ、終了コード検出で
出力レジスタ部をクリアして終了する。また、
SMA/K=0の時には、楽音発生部39からUK
キーイング信号を取り込み、これをUKデータと
比較してその一致条件で上記動作を繰り返し循環
させるものである。
第10図は隣接鍵指示回路27の他の例を示し
たもので、デコーダ21からの正解鍵のキーイン
グ信号はオア回路92を介して出力すると共に、
上2音、上下各1音、下2音をそれぞれ選択する
オア回路93a,93b,93cに供給する。す
なわち、この各オア回路93a〜93cそれぞれ
からは、デコーダからのキーイング信号に対し
て、上方の隣接する2音のキーイング信号、上下
それぞれ隣接する1音のキーイング信号、さらに
下方の隣接する2音のキーイング信号を出力し、
それぞれセレクタ94に供給する。このセレクタ
94に対しては、UKマーク検出回路17からの
検出信号で計数されるカウンタ95によつて指令
制御されるロジツク回路96によつてセレクタ信
号が与えられ、オア回路93a〜93cからのキ
ーイング信号がランダム的に選択されてオア回路
92に供給されるようになつている。すなわち、
オア回路92からは、正解のキーイング信号の他
に、ランダム的に選択される隣接鍵を指定するキ
ーイング信号が得られ、上鍵盤部の押鍵表示指定
に供されるようになるものである。
尚、実施例では鍵盤部を上鍵盤および下鍵盤で
構成し、上鍵盤のみを押鍵表示指定して鍵操作練
習をするようにしたが、これは鍵盤部全てを対象
にしてもよいことはもちろんであり、またこれに
関連して鍵盤練習効果を向上させる自動演奏要素
も、各鍵盤部に任意設定できるものである。
以上のようにこの発明によれば、記憶された演
奏情報にもとずき、操作すべき鍵をランプ等で表
示指定し、鍵の操作練習を効果的に実行させ得る
ものであり、この場合特に操作すべき鍵の他に、
隣接する他の鍵までもランダム的に表示指定し、
演奏練習者において、操作すべき鍵の判断作素を
も付加することができるようになる。すなわち、
演奏練習者は、単なる表示も追従する単純な練習
から、演奏者自身の判断要素を加えた高度の練習
まで実行できるものであり、教習効果を著るしく
向上させることのできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る電子楽器の
演奏情報制御部を示す構成図、第2図は上記制御
部における隣接鍵指示手段の例を示す図、第3図
は上記電子楽器の演奏音発生部を示す構成図、第
4図は上記発生部における伴奏音の楽音形成回路
の例を示す図、第5図および第6図は上記電子楽
器において使用されるデータフオーマツトおよび
各データの状態を示す図、第7図はこの発明の他
の実施例を示す図、第8図はこの実施例のワーキ
ングメモリの内容を説明する図、第9図は同じく
フローチヤートを示す図、第10図は隣接鍵指示
回路の他の例を示す図である。 11…記憶装置、12…アドレスカウンタ、1
3〜16…ラツチ記憶回路、17〜19…マーク
検出回路、21,25…デコーダ、22…セレク
タ、23…隣接鍵指示回路、27,31…比較回
路、28…符長カウンタ、39,40…楽音発生
部、41…自動リズム発生部、42…鍵、46…
押鍵表示機構、47…運指表示器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 演奏操作すべき鍵盤と、この鍵盤の押鍵操作
    にもとづく演奏音を発生する楽音発生手段と、上
    記鍵盤の操作すべき鍵を指定表示する押鍵表示機
    構と、上記鍵盤の操作すべき鍵を少なくとも1つ
    の鍵が操作変換される毎に1つの単位として指定
    する演奏情報がその単位毎に順次記憶される記憶
    装置と、この記憶装置から上記1つの単位毎に演
    奏情報を読み出す手段と、この読み出された演奏
    情報にもとづき指定される鍵およびこの鍵に隣接
    する他の鍵をそれぞれ指示する押鍵指示情報を発
    生する隣接鍵指示回路とを具備し、この指示回路
    からの指示情報で上記押鍵表示機構を表示制御す
    ることを特徴とする電子楽器。 2 上記演奏情報に音符長情報も含ませ、音符長
    をリズムパルスで計測して、その音符長時間単位
    に記憶装置を読み出し制御し、記憶された演奏情
    報を順次読み出すようにした特許請求の範囲第1
    項記載の電子楽器。 3 押鍵表示機構にしたがう鍵盤部の操作押鍵情
    報と、その時の表示制御に供される演奏情報とを
    比較し、その一致検出で記憶装置から次の演奏情
    報を読み出し制御するようにした特許請求の範囲
    第1項記載の電子楽器。 4 前記記憶装置から読み出された演奏情報にも
    とづく押鍵指示情報と、前記隣接鍵指示回路から
    の押鍵情報の一方を選択するセレクタを設け、こ
    のセレクタからの情報を押鍵表示機構に供給する
    ようにした特許請求の範囲第1項記載の電子楽
    器。 5 前記記憶装置から読み出された演奏情報にも
    とづき制御される補助的な楽音発生手段を設け、
    押鍵指示に対応する指示音を発生するようにした
    特許請求の範囲第1項記載の電子楽器。
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