JP2570068B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

Info

Publication number
JP2570068B2
JP2570068B2 JP4241178A JP24117892A JP2570068B2 JP 2570068 B2 JP2570068 B2 JP 2570068B2 JP 4241178 A JP4241178 A JP 4241178A JP 24117892 A JP24117892 A JP 24117892A JP 2570068 B2 JP2570068 B2 JP 2570068B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
accompaniment pattern
chord
tone
accompaniment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4241178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05257470A (ja
Inventor
明男 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP4241178A priority Critical patent/JP2570068B2/ja
Publication of JPH05257470A publication Critical patent/JPH05257470A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2570068B2 publication Critical patent/JP2570068B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動伴奏を伴って自
動的に楽曲演奏を行なうことができる自動演奏装置に関
し、特に楽曲演奏用の音高情報及び時間情報と共に伴奏
パターン選択用のパターン選択情報を記憶したことによ
り所定長の伴奏パターンの途中で伴奏パターンを変更可
能としたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動リズム演奏装置としては、1
小節等の所定長のリズムパターンを何回反復演奏するか
指示するデータを楽曲進行に従って記憶するものが知ら
れている(例えば、特開昭57−201297号公報参
照)。
【0003】また、1小節毎にリズム演奏の要否及び演
奏すべきリズムパターンの番号を表わすデータをコード
(和音)進行情報と共に記憶するものも知られている
(例えば、特開昭56−91298号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術によ
ると、所定長のリズムパターンの途中でリズムパターン
を変更することができず、伴奏内容が制限される不都合
があった。
【0005】この発明の目的は、例えば1小節の途中等
であっても自動的に伴奏パターン変更を行なうことがで
きる新規な自動演奏装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による自動演奏
装置は、互いに異なる第1及び第2の伴奏パターンを記
憶する伴奏パターン記憶手段と、楽曲演奏用の音高情報
及び時間情報を楽曲進行に従って記憶する情報記憶手段
であって、記憶に係る情報の配列の途中位置には前記第
2の伴奏パターンを選択するための伴奏パターン選択情
報が前記時間情報を前記音高情報と共有するようにして
記憶されているものと、前記情報記憶手段から前記時間
情報に基づいて前記音高情報及び前記伴奏パターン選択
情報を読出す第1の読出手段と、前記伴奏パターン記憶
手段から前記第1の伴奏パターンを読出す第2の読出手
段であって、前記伴奏パターン選択情報の読出しに応答
して前記伴奏パターン記憶手段から前記第1の伴奏パタ
ーンに代えて前記第2の伴奏パターンを選択して読出す
ものと、前記情報記憶手段から読出される音高情報に従
って楽音信号を発生すると共に前記伴奏パターン記憶手
段から読出される伴奏パターンに従って伴奏音信号を発
生する楽音発生手段とを備えたものである。ここで、
「第1の伴奏パターン」及び「第2の伴奏パターン」
は、後述の実施例の説明では、「ノーマル伴奏パター
ン」及び「特殊伴奏パターン」にそれぞれ対応する。ま
た、「第1の読出手段」は、図1のデータ読出回路24
又は図4のデータ読出回路74に対応し、「第2の読出
手段」は、図1ではレジスタ14,40、セレクタ2
0、テンポ発振器26及びカウンタ36を含む回路部に
対応し、図4ではレジスタ76,80、インバータ7
8、テンポ発振器26及びカウンタ36を含む回路部に
対応する。このような対応関係は、請求項1の記載につ
いても妥当する。
【0007】
【作用】この発明の構成によれば、楽曲演奏用の時間情
報と共にパターン選択情報を記憶しておき、時間情報に
従ってパターン選択情報を読出して伴奏パターンを選択
するようにしたので、所定長の伴奏パターンの途中の任
意の個所で伴奏パターンを変更することができる。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の一実施例による自動演奏
装置をそなえた電子楽器を示すものである。
【0009】外部記録手段10は、例えば磁気テープに
特定の演奏曲に関する音楽データを記録したもので、そ
の記録データフォーマットは一例として図2に示すよう
になっている。図2において、PTNは演奏曲独自の特
殊な伴奏パターンを示す特殊伴奏パターンデータ、IP
Sは演奏開始時の伴奏パターンを指定する初期伴奏パタ
ーン指定データ、TCDはメロディ音、和音、アルペジ
ョ音、ベース音、リズム音等の各楽音種類毎の音色を指
定する音色データ、MPDは演奏曲の音符進行にしたが
ってメロディデータ、和音名データ及び伴奏パターン選
択データを含む演奏データである。なお、外部記録手段
としては、穿孔記録式のもの、バーコード表示式のもの
などを用いてもよい。
【0010】データ読取装置12は、外部記録手段10
から音楽データを読取るもので、読取データのうち、パ
ターン関連データPT(前述のPTN又はIPS)をレ
ジスタ14に、音色データTCDを音色レジスタ16
に、演奏データMPDをRAM(ランダム・アクセス・
メモリ)からなる演奏データメモリ18にそれぞれ供給
するようになっている。
【0011】データ読取装置12からは最初に特殊伴奏
パターンデータPTNが直列形式で送出され、このデー
タPTNはレジスタ14で並列形式のデータに変換され
る。そして、レジスタ14からの特殊伴奏パターンデー
タPTNはセレクタ20を介して伴奏パターンメモリ装
置22内のRAMからなる特殊伴奏パターンメモリ22
aに供給される。このとき、メモリ22aには、データ
読取装置12から書込制御信号WTが供給されているの
で、特殊伴奏パターンデータPTNは書込制御信号WT
に応じてメモリ22aに書込まれる。なお、伴奏パター
ンメモリ装置22のROM(リード・オンリィ・メモ
リ)からなるノーマル伴奏パターンメモリ22bには、
予め各種の演奏曲に共通に使用しうる複数組のノーマル
伴奏パターンデータがストアされている。
【0012】特殊伴奏パターンデータPTNにつづいて
データ読取装置12からは初期伴奏パターン指定データ
IPSが送出され、レジスタ14にストアされる。
【0013】レジスタ14の初期伴奏パターン指定デー
タIPSはセレクタ20を介して伴奏パターンメモリ装
置22に供給され、メモリ22b内の読出すべき1組の
ノーマル伴奏パターンデータを指定する。
【0014】初期伴奏パターン指定データIPSにつづ
いてデータ読取装置12からは音色データTCDが送出
され、音色レジスタ16にストアされる。
【0015】この後、データ読取装置12からは演奏デ
ータMPDが順次に送出され、一例として図3のような
フォーマットで演奏データメモリ18に順次にストアさ
れる。図3において、MLPはメロディ音高データ、C
HDは和音名データ(根音データ及び和音タイプデータ
からなるもの)、MLLはメロディ符長データ、PST
は特殊伴奏パターン指定データ、PEDは特殊伴奏パタ
ーン指定解除データをそれぞれ示す。
【0016】メロディに関する各音符は音高データML
Pと符長データMLLとに分けて表現され、各音符毎の
音高データMLP及び符長データMLLは音符N1 ,N
2 ,N3 …の進行にしたがって順次に配列される。この
ようなメロディ音高・符長データ配列において、最初の
和音に対応する和音名データは最初のメロディ音に対応
する音符N1 の音高データMLP及び符長データMLL
の間に挿入され、2番目以降の各和音に対応する和音名
データは和音変更したい個所に同様にして挿入される。
また、特殊伴奏パターン指定データPST及び特殊伴奏
パターン指定解除データPEDはそれぞれ特殊伴奏パタ
ーンに変更したい任意の個所及びノーマル伴奏パターン
に変更したい任意の個所に挿入される。このようにする
と、任意の個所で伴奏パターンを変更することができ
る。また、メロディに関するデータは、1小節中に多数
存在するので、メロディデータ配列中にパターン指定デ
ータ又はパターン指定解除データ等のパターン変更デー
タを挿入しておくと、所定長の伴奏パターンの途中で伴
奏パターンを変更することができる。
【0017】次に、自動演奏動作を説明する。まず、図
示しない演奏スタートスイッチをオンすると、データ読
出回路24が演奏データメモリ18から最初の音符N1
に対応したメロディ音高データMLP、和音名データC
HD及び符長データMLLを順次に読出す。ここで、符
長データMLLが読出されると、その符長データMLL
の示す符長に相当する時間を、テンポ発振器26からの
テンポクロック信号TCLを計数することにより測定
し、その時間に達すると、次の音符N2 に対応した音高
データMLP及び符長データMLLを順次に読出す。そ
して、音符N3 以降の各音符についても同様のデータ読
出動作を行なう。
【0018】このようにして順次に読出される音高デー
タMLPはメロディ音高レジスタ28を介してメロディ
用楽音形成回路30に供給される。楽音形成回路30は
音色レジスタ16からのメロディ用音色データに基づい
てレジスタ28からの各音高データ毎にそれに対応する
楽音信号を形成し、出力アンプ32を介してスピーカ3
4に供給する。従って、スピーカ34からは、オートメ
ロディ音が奏出される。
【0019】演奏開始時において、伴奏パターンメモリ
装置22では、前述のように初期指定された1組のノー
マル伴奏パターンデータがテンポクロック信号TCLを
計数するカウンタ36の計数出力に応じてメモリ22b
から読出される。このため、伴奏パターンメモリ装置2
2からは、初期指定されたノーマル伴奏パターンにした
がって和音発音タイミング信号CDT、アルペジョ発音
制御データAR、ベース発音制御データBS及び各打楽
器種類毎のリズムタイミング信号RPが発生される。こ
こで、各アルペジョ発音制御データARは発音すべきア
ルペジョ音が和音の根音から何音目の音であるか示すも
のであり、各ベース発音制御データBSは発音すべきベ
ース音の和音の根音に対する音程を示すものである。
【0020】各打楽器種類毎のリズムタイミング信号R
Pはリズム用楽音形成回路38に供給される。この楽音
形成回路38は各種の打楽器音源をリズムタイミング信
号RPに応じて選択的に駆動することによりリズム音信
号を形成するもので、形成されたリズム音信号は出力ア
ンプ32を介してスピーカ34に供給される。従って、
スピーカ34からは、初期指定されたノーマル伴奏パタ
ーンにしたがってオートリズム音が奏出される。
【0021】この後、演奏データメモリ18から特殊伴
奏パターン指定データPSTが読出されると、このデー
タPSTはレジスタ40にストアされる。そして、デー
タPST中のマークビットの信号MB=“1”がセレク
タ20に選択信号SBとして供給されるので、データP
ST中の特殊伴奏パターン指定ビットの信号がセレクタ
20を介して伴奏パターンメモリ装置22に供給され、
メモリ22aからの特殊伴奏パターンデータの読出しを
指令する。このため、メモリ22aからはカウンタ36
の計数出力に応じて特殊伴奏パターンデータが読出さ
れ、和音発音タイミング信号CDT、アルペジョ発音制
御データAR、ベース発音制御データBS及びリズムタ
イミング信号RPはいずれも特殊伴奏パターンにしたが
って発生されるようになる。
【0022】リズムタイミング信号RPが特殊伴奏パタ
ーンにしたがって発生されると、オートリズムの演奏パ
ターンはノーマル伴奏パターンに対応したものから特殊
伴奏パターンに対応したものに変化する。
【0023】この後、演奏データメモリ18から特殊伴
奏パターン指定解除データPEDが読出されると、この
データPEDはレジスタ40をクリアする。このため、
セレクタ20の選択信号SBは“0”になり、伴奏パタ
ーンメモリ装置22にはレジスタ14からの初期伴奏パ
ターン指定データIPSが供給される。従って、和音発
音タイミング信号CDT、アルペジョ発音制御データA
R、ベース発音制御データBS及びリズムタイミング信
号RPはいずれもノーマル伴奏パターンにしたがって発
生されるようになる。この結果、オートリズムの演奏パ
ターンはノーマル伴奏パターンに対応したものに復帰す
る。
【0024】演奏データメモリ18から読出された最初
の和音名データCHDは和音レジスタ42にストアされ
る。そして、レジスタ42の和音名データCHDは和音
データ形成回路44に供給される。
【0025】従音データ形成回路44は、レジスタ42
からの和音名データに基づいて従音データを形成するも
ので、形成した従音データを根音データと共に和音構成
音データとして和音用楽音形成回路46に供給する。一
例として、和音名データCHDがCメジャを指定するな
らば、楽音形成回路46には、C,E,Gの3音に対応
した和音構成音データが供給される。
【0026】楽音形成回路46は、音色レジスタ16か
らの和音用音色データ及び従音データ形成回路44から
の和音構成音データに基づいて和音信号を形成するもの
で、形成された和音信号の送出タイミングは和音発音タ
イミング信号CDTに応じて制御される。このとき、和
音発音タイミング信号CDTは、前述のように、ノーマ
ル伴奏パターンにしたがって発生されている。楽音形成
回路46から送出される和音信号は出力アンプ32を介
してスピーカ34に供給されるので、スピーカ34から
はオートコード音がノーマル伴奏パターンにしたがっ
て、しかもリズムに同期して奏出される。
【0027】この後、演奏データメモリ18から2番目
の和音名データCHDが読出されると、上記したと同様
に和音信号形成が行なわれ、オートコード音としては、
2番目の和音名データに対応した和音が発生されるよう
になる。同様にして、メモリ18から新たな和音名デー
タが読出されるたびに和音発音が変化する。また、前述
したように、和音発音タイミング信号CDTが特殊伴奏
パターンにしたがって発生されるようになると、オート
コードの演奏パターンはノーマル伴奏パターンに対応し
たものから特殊伴奏パターンに対応したものに変化す
る。この後、和音発音タイミング信号CDTが前述の如
くノーマル伴奏パターンにしたがって発生されるように
なると、オートコードの演奏パターンはノーマル伴奏パ
ターンに対応したものに復帰する。
【0028】アルペジョ音データ形成回路48は、アル
ペジョ発音制御データARに基づいて和音レジスタ42
からの各和音データ毎に順次発音すべきアルペジョ音に
対応したアルペジョ音データを形成するものである。こ
こで、アルペジョ音データの形成は、一例として、アル
ペジョ発音制御データARが1音目を指示すると、和音
名データにおける根音データを第1音データとして送出
し、データARが2音目を指示すると、根音データに3
度の音程データを加算したものを第2音データとして送
出し、データARが3音目を指示すると、第2音データ
にさらに3度の音程データを加算したものを第3音デー
タとして送出するように行なわれる。そして、データ形
成回路48からのアルペジョ音データはアルペジョ用楽
音形成回路50に供給される。
【0029】楽音形成回路50は、音色レジスタ16か
らのアルペジョ用音色データ及びデータ形成回路48か
らのアルペジョ音データに基づいてアルペジョ音信号を
形成するもので、形成されたアルペジョ音信号は出力ア
ンプ32を介してスピーカ34に供給される。従って、
スピーカ34からは、オートアルペジョ音が奏出され
る。
【0030】和音レジスタ42が以前とは異なる和音名
データを送出すると、この和音名データに基づいて新た
なアルペジョ音データが形成されるので、オートアルペ
ジョ音は和音変化に連動して変化する。また、オートア
ルペジョの演奏パターンは、前述の和音の場合と同様
に、伴奏パターンメモリ装置22から読出される伴奏パ
ターンの種類(すなわち、ノーマル伴奏パターンか特殊
伴奏パターンか)に応じて変化する。
【0031】ベース音データ形成回路52は、ベース発
音制御データBS及び和音レジスタ42からの和音名デ
ータに基づいて、発音すべきベース音に対応したベース
音データを形成するものである。ここで、ベース音デー
タの形成は、和音名データにおける根音データに音程デ
ータであるベース発音制御データBSを加算することに
よって行なうことができる。そして、データ形成回路5
2からのベース音データはベース用楽音形成回路54に
供給される。
【0032】楽音形成回路54は、音色レジスタ16か
らのベース用音色データ及びデータ形成回路52からの
ベース音データに基づいてベース音信号を形成するもの
で、形成されたベース音信号は出力アンプ32を介して
スピーカ34に供給される。従って、スピーカ34から
はオートベース音が奏出される。
【0033】和音レジスタ42が以前とは異なる和音名
データを送出すると、この和音名データに基づいて新た
なベース音データが形成されるので、オートベース音は
和音変化に連動して変化する。また、オートベースの演
奏パターンは、前述の和音の場合と同様に、伴奏パター
ンメモリ装置22から読出される伴奏パターンの種類に
応じて変化する。
【0034】鍵盤56はマニアル演奏用のものである。
キースイッチ回路58は鍵盤56で押された鍵を示す押
鍵データを楽音形成回路60に供給するようになってい
る。
【0035】楽音形成回路60は、音色セレクタ62か
らの音色データ及びキースイッチ回路58からの押鍵デ
ータに基づいて、押された鍵に対応する楽音信号を形成
するもので、形成された楽音信号は出力アンプ32を介
してスピーカ34に供給される。従って、スピーカ34
からは、マニアル演奏音も奏出される。
【0036】上記したオートメロディ、オートリズム、
オートコード、オートアルペジョ、オートベース等は図
示しない選択スイッチによって発音又は非発音を適宜選
択できるので、演奏者は好みの自動演奏音を選択し、選
択した自動演奏音に合わせてマニアル演奏を行なうこと
ができる。
【0037】図4は、この発明の他の実施例による自動
演奏装置をそなえた電子楽器を示すものであり、図1に
おけると同様な部分には同様な符号を付して詳細な説明
を省略する。
【0038】図4の実施例の主な特徴は、音楽データス
トア手段としてワンパッケージ型の着脱可能なメモリ装
置70を設けたことである。
【0039】メモリ装置70は、ROMからなる演奏曲
データメモリ70aと、ROMからなる特殊伴奏パター
ンメモリ70bとをそなえている。メモリ70aには、
演奏曲に関する初期伴奏パターン指定データ、各楽音種
類毎の音色データ及び演奏データがストアされており、
演奏データの記憶フォーマットは図3に示したものと同
様にすることができる。また、メモリ70bには、演奏
曲独自の特殊な伴奏パターンを示す特殊伴奏パターンデ
ータがストアされている。
【0040】ノーマル伴奏パターンメモリ72はROM
からなるもので、予め、各演奏曲に共通に使用しうる複
数組のノーマル伴奏パターンデータがストアされてい
る。
【0041】いま、図示しない演奏スタートスイッチを
オンすると、データ読出回路74は、演奏曲データメモ
リ70aから初期伴奏パターン指定データIPSを読出
してレジスタ76に供給する。そして、レジスタ76に
ストアされたデータIPSはノーマル伴奏パターンメモ
リ72に供給され、読出すべき1組のノーマル伴奏パタ
ーンデータを指定する。このとき、メモリ72はインバ
ータ78の出力信号“1”をイネーブル信号ENとして
受信しており、イネーブル状態にある。このため、メモ
リ72では、カウンタ36の計数出力に応じて、初期指
定された1組のノーマル伴奏パターンデータが読出され
る。従って、メモリ72からは、初期指定されたノーマ
ル伴奏パターンにしたがって和音発音タイミング信号C
DT、アルペジョ発音制御データAR、ベース発音制御
データBS及びリズムタイミング信号RPが発生され
る。
【0042】次に、データ読出回路74は、演奏曲デー
タメモリ70aから各楽音種類毎の音色データTCDを
読出す。そして、読出された音色データTCDは音色レ
ジスタ16にストアされ、各種楽音を形成する際に利用
される。前述したように、音色レジスタ16にストアさ
れたリズム用音色データとリズムタイミング信号RPと
に基づいてオートリズム演奏が可能になる。
【0043】次に、データ読出回路74は、演奏曲デー
タメモリ70aから演奏データを読出す。この場合の演
奏データ読出動作はテンポクロック信号TCL及び符長
データを用いて行なわれるもので、図1のデータ読出回
路24について述べたものと同様である。演奏曲データ
メモリ70aから順次に読出されるメロディ音高データ
MLPはメロディ音高レジスタ28に供給されるので、
前述したと同様にオートメロディ演奏が可能になる。ま
た、メモリ70aから読出される和音名データCHDは
和音レジスタ42に供給されるので、前述したと同様に
オートコード、オートアルペジョ、オートベースの演奏
が可能になる。
【0044】オートメロディ演奏の進行中にデータ読出
回路74が演奏曲データメモリ70aから特殊伴奏パタ
ーン指定データPSTを読出すと、このデータPSTは
レジスタ80にストアされる。そして、データPST中
のマークビットの信号MB=“1”が特殊伴奏パターン
メモリ70bにイネーブル信号ENとして供給され、同
メモリをイネーブル状態にする。このとき、インバータ
78はマークビットの信号MB=“1”に応じて出力信
号“0”を送出するので、ノーマル伴奏パターンメモリ
72はディスエーブル状態となる。
【0045】イネーブル状態となったメモリ70bで
は、カウンタ36の計数出力に応じて特殊伴奏パターン
データが読出される。従って、メモリ70bからは、特
殊伴奏パターンにしたがって和音発音タイミング信号C
DT、アルペジョ発音制御データAR、ベース発音制御
データBS及びリズムタイミング信号RPが発生され
る。この結果、オートリズム、オートコード、オートア
ルペジョ、オートベースの演奏パターンはいずれもノー
マル伴奏パターンに対応したものから特殊伴奏パターン
に対応したものに変更される。
【0046】この後、データ読出回路74が演奏データ
メモリ70aから特殊伴奏パターン指定解除データPE
Dを読出すと、このデータPEDはレジスタ80をクリ
アする。このため、特殊伴奏パターンメモリ70bはデ
ィスエーブル状態となると共に、ノーマル伴奏パターン
メモリ72はイネーブル状態となる。従って、和音発音
タイミング信号CDT、アルペジョ発音制御データA
R、ベース発音制御データBS及びリズムタイミング信
号RPはいずれもノーマル伴奏パターンにしたがって発
生されるようになり、この結果として、オートコード、
オートアルペジョ、オートベース、オートリズムの演奏
パターンはいずれもノーマル伴奏パターンに対応したも
のに復帰する。
【0047】なお、上記実施例では、和音、アルペジョ
音、ベース音及びリズム音の発生を、これらの伴奏音に
共通する特殊伴奏パターンにしたがって制御するように
したが、各伴奏音毎に専用の特殊伴奏パターンをストア
しておき、演奏時には各伴奏音の発生を対応する特殊伴
奏パターンにしたがって個別的に制御するようにしても
よい。
【0048】また、図4の実施例の場合、着脱可能なメ
モリ装置70に複数曲分の演奏曲データ及び特殊伴奏パ
ターンデータをストアしておき、曲選択を行なうことに
より、選択された曲を自動演奏するようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、所定
長の伴奏パターンの途中で伴奏パターンを変更すること
ができるので、変化に富んだ伴奏が可能となる効果が得
られるものである。
【0050】また、自動伴奏については、従来技術のよ
うに所定長の伴奏パターンの反復演奏回数を指示するデ
ータを記憶したり、1小節毎に演奏の要否や伴奏パター
ン番号を表わすデータを記憶したりする必要がなく、し
かも伴奏パターン選択情報と音高情報とを時間情報を共
有するように記憶するので、記憶容量が少なくて済む利
点がある。その上、楽曲演奏用の音高情報及び時間情報
を楽曲進行に従って記憶すると共に記憶に係る情報の配
列の途中位置に伴奏パターン選択情報を記憶し、音高情
報及び伴奏パターン選択情報を共通の読出手段で読出す
ようにしたので、読出しのための構成又は処理が簡単と
なる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による自動演奏装置をそ
なえた電子楽器を示すブロック図である。
【図2】 外部記録データのフォーマットを示す図であ
る。
【図3】 演奏データメモリにおける演奏データのフォ
ーマットを示す図である。
【図4】 この発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10:外部記録手段、12:データ読取装置、14,4
0,76,80:レジスタ、18:演奏データメモリ、
20:セレクタ、22:伴奏パターンメモリ装置、22
a,70b:特殊伴奏パターンメモリ、22b,72:
ノーマル伴奏パターンメモリ、24,74:データ読出
回路、36:パターン読出用カウンタ、38:リズム用
楽音形成回路、46:和音用楽音形成回路、50:アル
ペジョ用楽音形成回路、54:ベース用楽音形成回路、
70:着脱可能なメモリ装置、70a:演奏曲データメ
モリ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる第1及び第2の伴奏パターン
    を記憶する伴奏パターン記憶手段と、 楽曲演奏用の音高情報及び時間情報を楽曲進行に従って
    記憶する情報記憶手段であって、記憶に係る情報の配列
    の途中位置には前記第2の伴奏パターンを選択するため
    の伴奏パターン選択情報が前記時間情報を前記音高情報
    共有するようにして記憶されているものと、 前記情報記憶手段から前記時間情報に基づいて前記音高
    情報及び前記伴奏パターン選択情報を読出す第1の読出
    手段と、 前記伴奏パターン記憶手段から前記第1の伴奏パターン
    を読出す第2の読出手段であって、前記伴奏パターン選
    択情報の読出しに応答して前記伴奏パターン記憶手段か
    ら前記第1の伴奏パターンに代えて前記第2の伴奏パタ
    ーンを選択して読出すものと、 前記情報記憶手段から読出される音高情報に従って楽音
    信号を発生すると共に前記伴奏パターン記憶手段から読
    出される伴奏パターンに従って伴奏音信号を発生する楽
    音発生手段とを備えた自動演奏装置。
JP4241178A 1992-08-18 1992-08-18 自動演奏装置 Expired - Lifetime JP2570068B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4241178A JP2570068B2 (ja) 1992-08-18 1992-08-18 自動演奏装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4241178A JP2570068B2 (ja) 1992-08-18 1992-08-18 自動演奏装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58071781A Division JPS59197088A (ja) 1983-04-23 1983-04-23 自動演奏装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05257470A JPH05257470A (ja) 1993-10-08
JP2570068B2 true JP2570068B2 (ja) 1997-01-08

Family

ID=17070402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4241178A Expired - Lifetime JP2570068B2 (ja) 1992-08-18 1992-08-18 自動演奏装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2570068B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3177374B2 (ja) * 1994-03-24 2001-06-18 ヤマハ株式会社 自動伴奏情報発生装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4829416A (ja) * 1971-08-20 1973-04-19
JPS57185490A (en) * 1981-05-11 1982-11-15 Tokyo Jiki Insatsu Kk Automatic performance apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05257470A (ja) 1993-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH045995B2 (ja)
JPS6157640B2 (ja)
US4887503A (en) Automatic accompaniment apparatus for electronic musical instrument
JP3239411B2 (ja) 自動演奏機能付電子楽器
JP2570068B2 (ja) 自動演奏装置
JPH0367276B2 (ja)
JPH0125994Y2 (ja)
JP2660462B2 (ja) 自動演奏装置
JPS6028359B2 (ja) 電子楽器
JPH058638Y2 (ja)
JP2660457B2 (ja) 自動演奏装置
JPH06337674A (ja) 電子楽器の自動演奏装置
JP2636393B2 (ja) 自動演奏装置
JP2670946B2 (ja) 自動演奏装置
JPH0343638B2 (ja)
JP2572317B2 (ja) 自動演奏装置
JP2670944B2 (ja) 電子鍵盤楽器
JPH038559B2 (ja)
JP2674331B2 (ja) 自動伴奏装置
JP2639380B2 (ja) 自動演奏装置
JPS6356559B2 (ja)
JPH027480B2 (ja)
JPH05188961A (ja) 自動伴奏装置
JP2576296B2 (ja) 電子楽器の自動伴奏装置
JPS61290495A (ja) 自動演奏装置