JPS6223135Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6223135Y2 JPS6223135Y2 JP1980020675U JP2067580U JPS6223135Y2 JP S6223135 Y2 JPS6223135 Y2 JP S6223135Y2 JP 1980020675 U JP1980020675 U JP 1980020675U JP 2067580 U JP2067580 U JP 2067580U JP S6223135 Y2 JPS6223135 Y2 JP S6223135Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistors
- amplifier circuit
- stage
- differential input
- push
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- Amplifiers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は音響機器等に使用される対称型プツシ
ユプル増幅器に関する。
ユプル増幅器に関する。
従来の代表的なプツシユプル増幅器は第１図に
示すように、初段増幅回路１の出力側にカレント
ミラー段２を有するが、一般的には該カレントミ
ラー段２を構成するトランジスタＱ１，Ｑ２の特
性差のために、コレクタ−エミツタ電圧ＶCEが等
しくないので、DC電圧を等しくする為にインピ
ーダンスＺを挿入している。しかしこの構成によ
ると、トランジスタＱ１，Ｑ２の前記電圧ＶCEに
大きな差が生じ、これに伴い、ベース−エミツタ
間の容量Ｃ1S，Ｃ2Sに差が生じるので、このよう
な差のある容量成分による帰還の為、対称なプツ
シユプル動作が出来なくなつたり、抵抗Reを小
さくする事が困難である為、電源利用率が低下す
るという欠点がある。
示すように、初段増幅回路１の出力側にカレント
ミラー段２を有するが、一般的には該カレントミ
ラー段２を構成するトランジスタＱ１，Ｑ２の特
性差のために、コレクタ−エミツタ電圧ＶCEが等
しくないので、DC電圧を等しくする為にインピ
ーダンスＺを挿入している。しかしこの構成によ
ると、トランジスタＱ１，Ｑ２の前記電圧ＶCEに
大きな差が生じ、これに伴い、ベース−エミツタ
間の容量Ｃ1S，Ｃ2Sに差が生じるので、このよう
な差のある容量成分による帰還の為、対称なプツ
シユプル動作が出来なくなつたり、抵抗Reを小
さくする事が困難である為、電源利用率が低下す
るという欠点がある。
このような欠点を解決する手段として、第２図
に示すような対称型プツシユプル増幅回路の使用
が考えられるが、この回路の場合、初段増幅回路
のトランジスタＱ３，Ｑ４とＱ５，Ｑ６とが異極
性である為、特性差によつて歪を生じて十分なプ
ツシユプル動作をなし得ず、さらに温度ドリフト
性能が良くないという欠点がある。
に示すような対称型プツシユプル増幅回路の使用
が考えられるが、この回路の場合、初段増幅回路
のトランジスタＱ３，Ｑ４とＱ５，Ｑ６とが異極
性である為、特性差によつて歪を生じて十分なプ
ツシユプル動作をなし得ず、さらに温度ドリフト
性能が良くないという欠点がある。
この考案の目的は、上記した従来技術の欠点を
無くすること、即ちドリフト特性を改善すると共
に、トランジスタの特性差による歪を無くするこ
とにある。
無くすること、即ちドリフト特性を改善すると共
に、トランジスタの特性差による歪を無くするこ
とにある。
第３図はこの考案の一実施例を示す概略回路図
であり、本回路は、初段増幅回路３の基本構成
を、エミツタ接地とベース接地とを組合わせた型
の差動増幅回路とし、その出力を上下それぞれに
とり、出力段のトランジスタＱ３，Ｑ４を駆動す
るようにしたものである。INは入力端子、OUT
は出力端子、Ｉは定電流回路で、抵抗R1＝R2，
R3＝R4である。
であり、本回路は、初段増幅回路３の基本構成
を、エミツタ接地とベース接地とを組合わせた型
の差動増幅回路とし、その出力を上下それぞれに
とり、出力段のトランジスタＱ３，Ｑ４を駆動す
るようにしたものである。INは入力端子、OUT
は出力端子、Ｉは定電流回路で、抵抗R1＝R2，
R3＝R4である。
この構成によれば、初段増幅回路３を構成する
トランジスタＱ５，Ｑ６の電流I1，I3は等しく
（I1＝I3）、またトランジスタＱ７，Ｑ８の電流
I2，I4も等しい（I2＝I4）。この関係は、増幅すべ
き信号成分についてもドリフト成分についても成
立するので、十分な対称出力を得ることが出来、
かつ第２図の回路に比べて同相ドリフト分を極減
させることが出来る。
トランジスタＱ５，Ｑ６の電流I1，I3は等しく
（I1＝I3）、またトランジスタＱ７，Ｑ８の電流
I2，I4も等しい（I2＝I4）。この関係は、増幅すべ
き信号成分についてもドリフト成分についても成
立するので、十分な対称出力を得ることが出来、
かつ第２図の回路に比べて同相ドリフト分を極減
させることが出来る。
第４図はこの考案の具体例であり、４，５，６
はそれぞれ初段、中間段、終段増幅回路であつ
て、各段回路は正側、負側信号対応に動作する対
称型に構成されており、初段増幅回路４を構成す
る並列接続のFET７，８及び９，１０はそれぞ
れ第３図のトランジスタＱ５，Ｑ７に相当し、ト
ランジスタ１１，１２はそれぞれ第３図のトラン
ジスタＱ６，Ｑ８に相当するので、第３図の回路
と等価であり、この考案に含まれるものである。
はそれぞれ初段、中間段、終段増幅回路であつ
て、各段回路は正側、負側信号対応に動作する対
称型に構成されており、初段増幅回路４を構成す
る並列接続のFET７，８及び９，１０はそれぞ
れ第３図のトランジスタＱ５，Ｑ７に相当し、ト
ランジスタ１１，１２はそれぞれ第３図のトラン
ジスタＱ６，Ｑ８に相当するので、第３図の回路
と等価であり、この考案に含まれるものである。
以上述べたように、この考案のプツシユプル増
幅器は、初段増幅回路をエミツタ接地の差動入力
トランジスタと、この差動入力トランジスタに接
続されたベースに定電流駆動源を設けた一対のト
ランジスタとによつて差動増幅回路を構成すると
共に、その初段増幅回路の出力を、差動増幅回路
の一方のエミツタ接地の差動入力トランジスタと
ベース接地のトランジスタとから取り出し、その
両出力を出力段のプツシユプル電力増幅回路を構
成するトランジスタにそれぞれ供給し駆動するよ
うに構成したので、ドリフト特性が改善されると
共に、従来の異極性トランジスタを用いたものに
おける特性差による歪がなくなり、良好なプツシ
ユプル動作が行える。
幅器は、初段増幅回路をエミツタ接地の差動入力
トランジスタと、この差動入力トランジスタに接
続されたベースに定電流駆動源を設けた一対のト
ランジスタとによつて差動増幅回路を構成すると
共に、その初段増幅回路の出力を、差動増幅回路
の一方のエミツタ接地の差動入力トランジスタと
ベース接地のトランジスタとから取り出し、その
両出力を出力段のプツシユプル電力増幅回路を構
成するトランジスタにそれぞれ供給し駆動するよ
うに構成したので、ドリフト特性が改善されると
共に、従来の異極性トランジスタを用いたものに
おける特性差による歪がなくなり、良好なプツシ
ユプル動作が行える。
第１図、第２図は従来のプツシユプル増幅器の
構成例をそれぞれ示す概略回路図、第３図はこの
考案の一実施例を示す概略回路図、第４図はこの
考案の具体例を示す回路図である。 ３……初段増幅回路、Ｑ３〜Ｑ８，１１，１２
……トランジスタ、７〜１０……FET。
構成例をそれぞれ示す概略回路図、第３図はこの
考案の一実施例を示す概略回路図、第４図はこの
考案の具体例を示す回路図である。 ３……初段増幅回路、Ｑ３〜Ｑ８，１１，１２
……トランジスタ、７〜１０……FET。
Claims (1)
- 第１の一対の差動入力トランジスタと、前記差
動入力トランジスタの各々のエミツタにそれぞれ
のエミツタが接続され、かつ共通接続されたベー
スには定電流駆動源が接続された第２の一対のト
ランジスタとで構成された初段増幅回路を備えた
対称型プツシユプル増幅器であつて、前記初段増
幅回路の出力を、一方の差動入力トランジスタの
コレクタ側から取り出すと共に、他方の差動入力
トランジスタに接続されたトランジスタのコレク
タ側からも取り出し、その両出力を出力段のプツ
シユプル電力増幅回路のトランジスタにそれぞれ
供給し駆動するように構成したことを特徴とする
対称型プツシユプル増幅器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980020675U JPS6223135Y2 (ja) | 1980-02-20 | 1980-02-20 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980020675U JPS6223135Y2 (ja) | 1980-02-20 | 1980-02-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56123621U JPS56123621U (ja) | 1981-09-19 |
| JPS6223135Y2 true JPS6223135Y2 (ja) | 1987-06-12 |
Family
ID=29616861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980020675U Expired JPS6223135Y2 (ja) | 1980-02-20 | 1980-02-20 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6223135Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008098845A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | New Japan Radio Co Ltd | 差動増幅回路 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5487461A (en) * | 1977-12-20 | 1979-07-11 | Threshold Corp | Hiifi audio amplifier |
-
1980
- 1980-02-20 JP JP1980020675U patent/JPS6223135Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5487461A (en) * | 1977-12-20 | 1979-07-11 | Threshold Corp | Hiifi audio amplifier |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008098845A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | New Japan Radio Co Ltd | 差動増幅回路 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56123621U (ja) | 1981-09-19 |
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