JPS6222762A - イソインドリン誘導体およびそれを含有する農園芸用殺菌剤 - Google Patents

イソインドリン誘導体およびそれを含有する農園芸用殺菌剤

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JPS6222762A
JPS6222762A JP16376485A JP16376485A JPS6222762A JP S6222762 A JPS6222762 A JP S6222762A JP 16376485 A JP16376485 A JP 16376485A JP 16376485 A JP16376485 A JP 16376485A JP S6222762 A JPS6222762 A JP S6222762A
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Takayuki Ueda
隆之 上田
Tadashi Murakami
忠 村上
Junzo Hizuka
飛塚 淳三
Itsuro Nakanishi
中西 逸郎
Yasuhiko Kondo
近藤 泰彦
Makoto Ozasa
小笹 誠
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、イソインドリン−1,3−ジオン誘導体お
よびそれを有効成分とする農園芸用殺菌剤に関する。
従来の技術 イソインドリン−1,3−ジオン誘導体は、従来より数
多く知られてとり、たとえば、特公昭5?−45723
号公報には、次の一般式を有する化合物が農園芸用殺菌
剤として有用であることが記載されている。
上記式中、R4およびR2はエチル基またはイングロビ
ル基であり1.そしてXlおよびX2はニ方が水素原子
であり、他方が塩素原′子ま゛た。ゴメチル基である。
               。
また、特公昭4111640号公報および特公昭42−
14839号公報には、次の一般式を有する化合物が開
示されている。
上記式中、Rは水素原子、ハロゲン、低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ、低級アルコキシカルボニル
基、低級アルキルチオ基、トリフルオロメチル基、シア
ノ、フェニルまたはアセトアミド基である。これらの化
合物は、インインドリン糧上に水酸基を有す轡点で1、
本願の化合物と類似しているが、上記公報は、アニリン
部分の2位が低級アルコキシ基でそして6位が低級アル
キル基または低級アルケニル基で置換された化合物知つ
いては、何ら具体的に記載していない。また、上記化合
物は、その水酸基を利用することによって、殺虫性のリ
ン酸エステルに誘導するための合成中間体であることが
記載されているが、それ自体の抗菌活性ないしは農園芸
用殺菌剤としての有用性については何ら記載されそいな
い。
発明が解決しようとする問題点 前記した、特公昭57−4”1723号公報に記載の化
合物は、□イネの紋枯病や、つIJ aのリゾクトニア
性病害に対して有効であることが知られているが、後記
の試験例から明らかなとおり、アブラナ科作物の重要病
害である根こぶ病に対する薬効は十分ではない。同じく
前記した、特公昭41−1164’0号および42−1
4839号公報に記載の化合物は、後記の試験例から明
らかなように、各種の植物病害に対して、殆ど有効性を
示さない。本発明者等は、イソインドリン−1,3−ジ
オン誘導体について種々探索を重ねた結果、後記の一般
式で表わされる化合物が、特公昭5T−45723号の
化合物で有効な植物病害のみならず根こぶ病に対しても
優れた効果を有することを見出した。
問題点を解決するための手段 すなわち、本発明の化合物は、次の式(1)で表わされ
るイソインドリン−1,3−ジオン化合物である。
前記式(1)においてR2およびR3が低級アルキル基
である場合は、それらは、たとえば、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、6θC−ブチル、t
−ブチルのような炭素数1ないし4を有す・る直鎖状ま
たは分岐鎖状゛のアルキル基で、あり2、R4がアルキ
ル基である場合・は、上記の低級アルキル基の他、オ□
クチルまたはドデシルのような炭素数1ないし12を有
する直鎖状または分岐鎖状のアルキル基があげられ、る
。アリール基としては、例えばフェニルまたは3−メト
キシフェニル基があげられる。低級アルカノイル基とし
ては、アセチル、グロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ルまたはバレリルのような炭素数2ないし5のアルカノ
イル基があげられる。
前記一般式(1)で表わされる化合物を例示する ・と
次のとおりである。化合物名に付された番号は以下の記
載において参照される。
(1) 2−(2−5ea−ブチル−6−メドキシフエ
ニル)−5−ヒドロキシイソインドリン−1゜3−ジオ
ン               。
+21 2− [、j2−メトキシ−6−□(1−メチ
ル−2−7’ロベニル)フェニル]−S−ヒドロキシイ
ソインドリン−1,3−ジオン I3)  2 j (27sec−ブチル−6−メドキ
シフエニル)−5−カルボキシイソインドリン−1゜3
−ジオン (412−[2−メトキシ−6−(1−メチル−2−プ
ロペニル)フェニル] −47カルホキシイソインドリ
ンー1,3−ジオン (512−(2−eoc−ブチルー6−メトキシフエニ
ル)−5−メトキシカルボニルイソインドリン−1,3
−ジオン 16+2−(2−θθC−ブチル−6−メドキシフエニ
ル)−5−−1;/)キシカルボニルイソインドリン−
1,3−ジオン f7)  2− (2−aec−ブチル−6−メトキシ
フエニル)−5−ドデシルオキシカルボニルイソインド
リン−1,3−ジオン f812−(2−eθC−ブチル−6−メドキシフエニ
ル)−5−(3−メトキシフエノキシ力ルホニル)−1
G/インドリン−1,3−ジオン(9) 2−(2−θ
θC−ブチル−6−メドキシフエニル)−5−アセトキ
シイソインドリン−1,3−ジオン 前記一般式(1)を有する化合物は下記の反応式に従っ
て製造することができる。
(式中、R6は0OOHもしくはOHを示し、R1、R
2およびR3は前記と同意義を示す0) 工程1はフタル酸もしくはその無水物を、対応する2、
6−ジ置換アニ+)ンと溶媒の存在下もしくは不存在下
に加温してlaを得る工程である。
適当な溶媒としては、たとえば、トルエン、ギシレン、
ニトロベンゼン、ジクロルベンゼン等の芳香族炭化水素
類、メチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノンのようなケトン類、ブタノール、ヘキサ
ノールのようなアルコール類、またけジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン供与性極性
溶媒等が挙げられる。
反応は、通常加温下におこなわれ、約110℃ないし約
180℃の沸点を有する有機溶媒を用いてその還流温度
で反応をおこなうことが好ましい0 この反応は脱水反応であるので、通常の”脱水反応の場
合におけるのと同様に、水と共沸する不活性有機溶媒中
で共沸下に、生成する水を除去しながら反応を行うこと
が好ましい。8侠であれば、硫酸やp−)ルエンスルホ
ン酸のような脱水触媒が存在しても差支えない。フタル
酸もしくはその酸無水物と、2,6−ジ置換アニリンの
]吏用割合は、通常、前者1モルに対して後者1ないし
2倍モルであり、反応性および経済性を勘案すると1:
1ない□し1:1.1モルの比で反応さすることが好ま
しい。反応時間は、溶媒およ゛び脱水触媒の有無および
種類等によって大幅に異なるが、通常は15分ないし8
時間程度である。
反応終了後、目的物は、常法に従って採取され必゛要に
応じて精製される。
工程2は工程1で得られたlaヲエステル化する工程で
ある。R6が0OOHである場合((は常法によりハロ
ゲン化試薬と反応させることによりクロロカルボニル基
に変換した後、適当な溶媒中、脱酸剤の存在下、アルコ
ール類もしくはフェノール類と水冷下ないし加温下に反
応させることによりl a +を得ることができる。R
6がOHである場合には、適当な溶媒中、脱酸剤の存在
下対応する酸ハライドもしくけ酸無水物と水冷下ないし
加温下に反応させることにより・(alに導、びくこと
かできる。エステル化反応に用いられる脱酸剤としては
、例えばトリエチルアミン、トリブチルアミンもしくは
ピリジンなどがあげられる。また溶媒としては、本反応
に関与しないものであれば特に限定はなく、例えばベン
ゼン、クロロホルム、ジクロロメタン、ジエチル 1エ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニト
リルなどがめげられる。
上記の方法てより得られる本発明の式(1)の化合物は
、農園芸用殺菌剤として、土I!施用または茎葉敗布に
よって植物の病気に対して治療的かつ保護的効果を示す
。とくに、アブラナ科植物に発生して、従来防除が困難
であった根とぶ病に卓効を示す。本発明の化合物は、ま
た、稲作の重要病害である紋枯病に有効であり、かつ、
リゾクトニア菌に起因するビート、棉、ウリ類等の各種
作物の苗立枯病知も有効である。
本発明の化合物は、担体および心安に応じて他の補助剤
と混合して、農園共用殺菌剤として通常用いられる製剤
形態、例えば、粉剤、粗粉剤、微粒剤、粒剤、水利剤、
乳剤、懸濁剤、水溶剤、等に調製されて使用される。こ
こでいう担体とは、処理すべき部位へ有効成分化合物の
到達性全助け、また、有効成分化合物の貯蔵、輸送ある
いは取り扱いを容易にするために、農園芸用殺菌剤中に
混合される合成または天然の無機または有機物質を意味
する。
適当な固体担体としては、カオリナイト群、モンモリロ
ナイト群あるいにアクパルジャイト群等で代表されるク
レー類、タルク、霞母、葉ロウ石、軽石、バーミニキラ
イト、石こう、炭酸カルシウム、ドロマイト、けいそう
土、マグネクラム石灰、りん灰石、ゼオライト、無水ケ
イ酸、合成ケイ酸カルシウム、等の無機物質、大豆粉、
タバコ粉、クルミ粉、小麦粉、木粉、でんぷん、結晶セ
ルロース等の植物性有機!l:Il!I質、クマ四ン樹
脂、石油樹脂、アルギド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリア
ルキレングリコール、ケトン+m 脂s エステルガム
、コーパルガム、ダンマルガム等の合成または天然の高
分子化合物、カルナバロウ、密ロウ等のワックス類、あ
るいけ尿素等があげられる。
適当な液体担体としては、ケロシン、鉱油、スピンドル
油、ホワイトオイル等のパラフィン系もしくはナフテン
系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベ
ンゼン、クメン、メチルナフタリン等の芳香族炭化水素
、四塩化炭素、クロロホルム、トリクロルエチレン、モ
ノクロルベンゼン、0−クロルトルエン等の塩素化炭化
水素、ジオキサン、テトラヒドロフランのようなエーテ
ル類、アセトン、メチルエチルケトン、シイ、ツブチル
ケトン、シクロヘキサノン、アセトフェノン、イソホロ
ン等のケトン類、酢酸エテル、酢酸アミル、エチレング
リコールアセテート、ジエチレングリコールアセテート
、マレイン酸シフチル、コノ)り酸ジエチル等のエステ
ル類、メタノール、n−へキサノール、jl−F−レン
クリコール、ジエチレンクリコール、シクロヘキサノー
ル、ベンジルアルコール等ノアルコール類、エチレング
リコールエテルエーテル、エチレンクリコールフェニル
エーテル、ジエチレンクリコールエチルエーテル、ジエ
チレングリコールブチルエーテル等のエーテルアルコー
ル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等
の極性溶媒あるいは水等があげられる。
乳化、分散、湿潤、拡展、結合、崩壊性調節、有効成分
安定化、流動性改良、防錆等の目的で使用される界面活
性剤は、非イオン性、陰イオン性、陽イオン性および両
性イオン性のいずれのものをも使用しうるが、通常は非
イオン性および(または)陰イオン性のものが使用され
る。
適当な非イオン性界面活性剤としては、たとえば、ラウ
リルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアル
コール等の高級アルコールにエチレンオーキシドを重合
付加させたもの、イソオクチルフェノール、ノニ□ルフ
ェノール等のアルキルフェノールにエチレンオキシドを
重合付加させたもの、ブチルナフトール、オクチルナフ
トール等のアルキルナフトールにエチレンオキシド全重
合付加させたもの、バルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸等の高級脂肪酸にエチレンオキシドを重合付加さ
せたもの、ステアリルりん酸、ジラウリルりん酸等のモ
ノもしくはジアルキルりん酸にエチレンオキシドを重合
付加させたもの、ドデシルアミン、ステアリン酸アミド
等のアミンにエチレンオキシドを重合付加させたもの、
ソルビタン等の多価アルコールの高級脂肪酸エステルお
よびそれにエチレンオキシドを重合付加させたもの、エ
チレンオキシドとプロピレンオキシドを重合付加させた
もの等があげられる。適当な陰イオン性界面活性剤とし
ては、たとえば、ラウリル硫酸ナトリウム、オレイルア
ルコール硫酸エステルアミン塩等のアルキル硫酸エステ
ル塩、スルホこは〈酸ジオクチルエステルナトリウ轟、
2−エチルヘキセンスルホン酸ナトリウム等のアルキル
スルホン酸塩、インクロビルナフタレンスルホン酸ナト
リウム、メチレンビスナフタレンスルホン酸ナトリウム
、リグニンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム等のアリールスルホン酸塩等があげ
られる。
さらに、本発明の農園芸用殺菌剤には製剤の性状を改善
し、生物効果を高める目的で、カゼイン、ゼラチン、ア
ルブミン、ニカワ、アルギン酸ソーダ、カルボキシメチ
ルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール等の高分子化合物や仙
の補助剤、例えば活性炭、サイクロデキストリン。
固fflパラフィンまたはステアリン酸のような高級脂
肪酸等を併用することもできる。
上記の担体および種々の補助剤は製剤り剤型、適用場面
等を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独にあるいは組
合わせて適宜使用される。
粉剤は、例えば有効成分化合物を通常01ないし25重
量部含有し、残部は固体担体である。
水利剤は、例えば有効成分化合物を通常5ないし90重
量部含有し、残部は固体担体、分散湿潤剤であって、必
要に応じて保獲コロイド剤、チキソトロピー剤、消泡剤
等が加えられる。
粒剤は、例えば有効成分化合物を通常0.1ないし35
重量部含有し、残部は大部分が固体担体である。有効成
分化合物は固体担体と均一に混合されているか、るるい
は固体担体の表面に均一に固着もしくは吸着されており
、粒の径は約0.05ないし1.7mm程度である。
乳剤は、例えば有効成分化合物を通常5ないし50重量
部含有しており、これに約5ないし20重量部り乳化剤
が含まれ、残部は液体担体でろり、必要に応じてその他
補助剤が加えられる。
このようにして種々の剤型に調製された本発明の農園芸
用殺菌剤を、たとえば、畑地又は水田において貴作物に
病気の発生する前または発生後に作物の茎葉に散布、ま
たは土壌もしくけ水面に施用するときは、10aあたり
有効成分として1ないし5000.!i’好ましくは1
0〜1000g100O を投することにより、有効に病害を防除することができ
る。
また、本発明の農園芸用殺菌剤を種子処理、たとえば種
子粉衣剤として使用するときは1種子重量あたり有効成
分として0,01%〜2多好ましくは0.1〜05%を
粉衣することにより、有効に土壌もしくは種子伝染性病
害を防除できる。
本発明の農園芸用殺菌剤は、殺菌スペクトラムを広げる
ために他の農園芸用殺菌剤が配合されることは好ましく
、場合によっては相乗効果を期待することもできる。
このような他の殺菌剤の例としては、たとえば、チオフ
ァネート、チオファネートメチル、ベノミル、カルペン
ダゾール、ハイメキサゾール、テクロフタラム、クロロ
タロニル、フェンチンハイドロキサイド、キャブタン、
キャプタホル、サーラム、エディフェンホス、トリジク
ラゾール、■BP 、 PONB 、  フサライド、
カスガマイシン、ビンクロプリン、グロシミドン、イン
ブロチオラン、グロベナゾール、ピロキロン。
クロペンテアゾン(S−1901)、% メタラキシル
、エクロメゾール、イプロジオン、プロピコナゾール、
エタコナゾール、トリアジメホン、グロクロラツツ、4
−メチルスルホニルオキシフェニル N−メチルチオー
ルカーバメ−) (NK−191)、N−(1−ブトキ
シ−2,2,2−)リクロロエチル)サリシルアミド(
NK−483)  ダゾメット等の殺菌剤があげられる
が、これらに限られるものではない。さらに必要に応じ
て他の殺虫剤、たとえば、イソキサチオン、フェニトロ
チオン、ダイアジノン、トリクロロホン、ダイスルホト
ン、アセフェート、カルバリール、グロボクシュア、メ
ソミル、チオシクラム、カルタップ、ピレスリン、アレ
スリン、フェンバレレート等、また殺ダニ剤、除草剤、
植物生長調節剤、殺線虫剤、殺バクテリア剤、土壌改良
剤、改良資材、ペーパーポット、合成培土、堆肥もしく
は化学肥料等と適宜混合して使用することもできる。
本発明の農園芸用殺菌剤と、特に稲栽培上におけるイモ
チ、ごま葉枯れ、白葉枯病剤やメイ虫、ウンカおよび/
またはヨコバイ駆除剤との配合は省力化のメリットが大
きい。同時防除剤として本発明の殺菌剤と配合しうる薬
剤は前記した通りである。配合量は防除の対象訃よび製
剤形態によって異なり、防除に8髪な有効成分量全含有
させるよう調製して使用される。
次に式(I)を有する化合物の製造法を合成例によって
説明する。
合成例 2−[2−メトキシ−6−(1−メチルL2−フロベニ
ル)フェニル」−5−ヒドロキシイソインドリン−1,
3−ジオン(化合物番号2)4−ヒドロキシフタル酸0
.7g、2−メトキシ−6−(1−メチル−2−プロペ
ニル)アニリン0.76 g及びニトロベンゼン2 m
lの混合物を150〜170°Cで3時間攪拌した。放
冷後、反応混合物をシリカゲルカラムクロマドグ77(
−(展開溶媒:ヘキサンー酢酸エテル=10’:1〜2
:1)に付し分画精製する□と融点159〜162℃を
有する目的化合物0.65.9が得られた。
上記合成法に準じて次の化合物が製造された。
2− (2−’5eC−ブチルー6−メドキシフエ三ル
)−5−ヒドロキシイソインドリン−1,3−ジオン 
融点118〜1808C 2−[2−メトキシ−6−(1−メチル−2−フロベニ
ル)フェニル1−5−カルホキジイソインドリン−1,
3−ジオン 融点205〜201°C2−(2−θeQ
−ブチル−6−メドキシフエニル)−5−カルボキシイ
ソインドリン−1,3−ジオン 融点213〜214℃ 次に本発明の農園芸用殺菌剤の製造例をあげる。文中、
単に部とあるのは全て重量部を意味する。
製剤例1 粉 剤 化合物番号(1)の化合物2.5部、メルク41.5部
、クレー47部及びホワイトカーボン3部を混合機中で
均一に混合し、ノ1ンマーミルで粉砕して粉剤を得た○ 製剤例2 粒 剤 化合物番号il+の化合物5部、ベントナイト20部、
リクニンスルホン酸カルシウム1部及びクレー74部全
混合し、適量の水を加え練合し、スクリュー押出型造粒
機により造粒後乾燥整粒して粒剤を得た。
製剤例3 水和剤 化合物番号(1)の化合物50部、ホワイトカーボン5
部、ツルポールAC−2495G (東邦化学社商品名
)5部及びクレー40部を混合機中で均一に混合し、ハ
ンマーミルで粉砕して水和剤を得た。
製剤例4 乳 剤 化合部番号(1)の化合物10部、キシレン10部、パ
ラコールPS−2(日本乳化剤社商品名)12部及びシ
クロヘキサノン68部を混合し、均一に溶解させて乳剤
を得た。
次に本発明の化合物の農園芸用殺菌剤としての効果を示
す試験例をあげる。
試験例中、対照として使用された公知化合物は次のとお
りである。
A:2−(2−メチルフェニル)−s−ヒドロキシイン
インドリン−1,3−ジオン B:2−(2+6−ジニチルフエニル)−5−クロルイ
ソインドリン−1,3−ジオン C: 2− (2,6−ジイソプロビルフエニル)−5
−クロルイソインドリン−1,3−ジオンD : 2−
 (2,6−ジイソプロピルフエニル)−5−メチルイ
ソインドリン−1,3−ジオンなお、Aは持分1@ 4
1−11640号公報に、BないしDは特公昭57−4
5723号公報に、それぞれ具体的に記載された化合物
である。
ゞ””fGi#′″″″9″”6“”!I(fllli
io)   。
根こぶ病(病原菌Plasmodiophora br
assicae)     。
に罹病した白菜根を摩砕して土壌に混合し、根2カヨツ
えよ□、工い。ヤ。□0.オ  [壌に供試化合物を対
±12.5ppmとなるように混    1和して30
0m1容ポツトに入れ、白菜種子(品種無双)f:播種
した(1ボツトに5粒播種し、出芽後1本仕立とした)
0温室内で45日間育菌    :した後抜き取り、根
部の発病程度を下記の基準で調査し、1区5ボツトの平
均発病程度として第1表に示した。
発病程反 0 根こぶを着生しない 1(Illl根に根こぶ全作るが小さく少々い 2 側根に小さな根こぶを沢山作る、 あるいは大きな根こぶを作る 3 主根に小さな根こぶ全作る、側根 の根こぶは少ない 4 主根に大きな根こぶ全作る、側根 の根こぶ中程度 5 主根・側根に大きな根こぶ全沢山 作る (Rhizoctonia 5olani)を土壌に均
一に混合し、試験例2. 稲もんがれ病防除試験(予防
散布)4〜5葉期の稲酌(品種二日本晴)に3ボツト5
0dめて300 ppmの供試薬液を散布し、24時間
室温に放置した後、予めもんがれ病菌(RMzocto
nia 80mn1 )を培養したえんば〈粒を稲の茎
際に4〜5粒置き、25〜21℃の温室に移し、菌接種
7日後に発病の程度を病斑形成の高さくCrIL)によ
って調査した。その結果を第2表に示す。
第  2  表 13.4 24.0 無処理    23.9 試験例3 キス91フ フスマに28℃で2週間培養した苗立枯病菌この土壌を
径12釧のポットに入れ、キュウリ(品種:和積半白)
を20粒ずつ播種したのち、上から250ppmの供試
薬液を31/m2 0割合で潅注した。鉢を25℃の温
室に2週間保ち、苗立枯病の発病菌数(本)を調査した
。1区3連制とし、その合計値を第3表に示す。
第  3  表

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1はCOOR^4またはOR^5を示し、R
    ^4は水素原子、アルキル基またはアリール基を示し、
    R^5は水素原子または低級アルカノイル基を示す。 R^2は低級アルキル基または低級アルケニル基を示し
    、R^3は低級アルキル基を示す。)で表わされる化合
    物またはその塩。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1はCOOR^4またはOR^5を示し、R
    ^4は水素原子、アルキル基またはアリール基を示し、
    R^5は水素原子または低級アルカノイル基を示す。 R^2は低級アルキル基または低級アルケニル基を示し
    、R^3は低級アルキル基を示す。)で表わされる化合
    物またはその塩を有効成分とする農園芸用殺菌剤。
JP16376485A 1985-07-24 1985-07-24 イソインドリン誘導体およびそれを含有する農園芸用殺菌剤 Granted JPS6222762A (ja)

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JP16376485A JPS6222762A (ja) 1985-07-24 1985-07-24 イソインドリン誘導体およびそれを含有する農園芸用殺菌剤

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06154374A (ja) * 1992-11-16 1994-06-03 Hitachi Cable Ltd ゴルフボール集球装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06154374A (ja) * 1992-11-16 1994-06-03 Hitachi Cable Ltd ゴルフボール集球装置

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