JPH045279A - 新規なオキシムエーテル誘導体およびそれを有効成分とする除草剤および農園芸用殺菌剤 - Google Patents

新規なオキシムエーテル誘導体およびそれを有効成分とする除草剤および農園芸用殺菌剤

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JPH045279A
JPH045279A JP10536690A JP10536690A JPH045279A JP H045279 A JPH045279 A JP H045279A JP 10536690 A JP10536690 A JP 10536690A JP 10536690 A JP10536690 A JP 10536690A JP H045279 A JPH045279 A JP H045279A
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agricultural
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JP10536690A
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Atsushi Go
郷 敦
Yoshihiro Usui
義浩 臼井
Koichi Araki
恒一 荒木
Keiko Ideguchi
井手口 惠子
Keiji Endo
遠藤 恵次
Takashi Kaji
鍛治 孝
Seiichiro Yamada
誠一郎 山田
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規なオキシムエーテル誘導体及びこれを有
効成分として含有する除草剤及び農園芸用殺菌剤に関す
るものである。
(従来技術) エーテルオキシム誘導体として例えば下記化合物が公知
である。
(a) CH。
CH。
[Arm、 Khim、 Zh、 39 (10) 6
61〜661(1986)参照] (b) [S ynth、 Commun、上5 (3)171
−177(1985)参照1 (本発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これらの公知化合物については除草活性
、抗菌活性を含む生物活性は記載されていない。
本発明者らは、除草活性か高く、しかも有用作物に対す
る安全性が高い化合物を見い出すべく鋭意研究を重ねた
結果、特定構造の置換オキシムエーテル誘導体が種々の
水田雑草に対し高い殺草活性を示すと共にイネに優れた
選択性を有し、さらに農園芸用殺菌剤としても活性を示
すことを見い出し、本発明を完成した。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、一般式(I) 1式中、Aは水素原子、シアノ基または低級アルコキシ
カルボニル基を示し、ZはCHまたはNを示し、R1お
よびR2は同一または異なり、低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基、ジフルオロメトキシ基またはハロゲン原子
を示し、Xはハロゲン原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、低級アルコキシカルボニル基またはトリフル
オロメチル基を示し、nは0.l、2または3の整数を
示す。]で表わされるオキシムエーテル誘導体およびそ
れを有効成分として含有する除草剤および農園芸用殺菌
剤が提供される。
前記一般式(I)中、Aにおける低級アルコキンカルボ
ニル基としては、炭素数1〜4のものが好ましく、例え
ばメトキノカルボニル、エトキンカルボニル、イソプロ
ポキンカルボニルなどか例示できる。R1およびR2に
おける低級アルキル基としては、炭素数1〜3のものが
好ましく、例えはメチル、エチル、イソプロピルなどが
例示できる。低級アルコキン基としては、炭素数1〜3
のものが好ましく、例えばメトキシ、エトキン、イソプ
ロポキシなどが例示できる。ハロゲン原子としてはフッ
素、塩素、臭素原子などが例示されるか好ましくは塩素
である。Xにおけるハロゲン原子としてはフッ素、塩素
、臭素原子などが例示されるが好ましくはフッ素または
塩素である。低級アルキル基としては、炭素数1〜3の
ものが好ましく、例えばメチル、エチル、イソプロピル
などが例示できる。低級アルコキシ基としては、炭素数
1〜3のものが好ましく、例えばメトキシ、エトキ7、
インプロポキシなどが例示できる。低級アルコキシカル
ボニル基としては、炭素数1〜4のものか好ましく、例
えばメトキシカルボニル、エトキ・7カルポニル、イソ
プロポキンカルボニルなとが例示できる。
前記したXは、nが2または3の時、互いに同でもまた
異なっていてもよい。
勿論、前記一般式(I)で表わされる化合物の立体異性
体(syn型およびAnti型)は本発明の範囲にある
ことを理解すべきである。
前記一般式(I)で表わされる本発明化合物の具体例を
第1表に例示する。
尚、化合物番号(No、)は以後の記載において参照さ
れる。また表中“Me”はメチル基、“E【″はエチル
基を意味する。
本発明化合物は下記の方法に従って製造することかでき
るか、 これらの方法に限定されるもので はない。
A法 B法 C法 酸エチルで抽出し、乾燥および濃縮して目的物3゜0i
?(収率92%)を得た。
λn 前記各反応式中のYはハロゲン原子またはメタンスルホ
ニル基を示し、Rは低級アルキル基を示し、Z、R’、
R2、Xおよびnは前記式(I)に定義されたものと同
じである。
次に実施例を掲げて本発明を説明する。
実施例12.6−ジクロロベンズアルドオキシムの合成
: ヒドロキシルアミン塩酸塩水溶液10g (0゜018
8モル)に水酸化ナトリウム水溶液5g (00188
モル)を加えた。これをエタノール(10m+2)中の
2,6−ジクロロベンズアルデヒド3.0g  (0,
0171モル)に滴下し室温で3時間撹拌した。反応液
を希塩酸で中和した後、酢2.6−シクロロペンズアル
ドオキシム0.227  (0,0012モル)をテト
ラヒドロフラン2mQに溶解し、これに60%水素化ナ
トリウム0.06s  (0,0015モル)を加え、
室温で30分撹拌した。これに2−メタンスルホニル4
.6−シメトキシピリミジン0.289  (0゜00
13モル)を加え室温で1時間撹拌した。反応液を氷水
に注ぎ酢酸エチルで抽出し、乾燥および濃縮した。得ら
れた残渣をカラムクロマトグラフィーにて精製し目的物
0.259  (収率66%)を得た。
ナトリウム0.239  (0,01モル)をエタノー
ル5m12に溶解させ、これに3−メチルフェニルアセ
トニトリル1.33g (0,01モル)と亜硝酸イソ
アミル1.17g (0,01モル)の混合液を滴下し
室温で45分撹拌した。反応液を半分に濃縮し、これに
エーテルlQm(2を加え、結晶を炉別し、目的物1.
42g (収率77%)を得た。
ヒドロキシイミノ−3−メチルフェニルアセトニトリル
ナトリウム塩0.27g (0,0015モル)をDM
F3m<1に溶解し、これに2−メタンスルホニル−4
,6−ジメトキシピリミジン0゜339  (0,00
15モル)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液を氷
水に注ぎ、結晶を炉別しカラムクロマトグラフィーにて
精製して目的物0゜15g (収率33%)を得た。
2.6−ジクロロベンゾイルぎ酸メチル6.19g (
0,0266モル)に、ヒドロキシルアミン塩酸塩2.
47g (0,0355モル)、ピリジン5.3m12
.メタノール27mQを加え1日還流した。冷却後、エ
ーテル186m12を加え、10%塩酸、10%炭酸ナ
トリウム水溶液で1回ずつ洗浄した。さらに有機層を飽
和食塩水で洗浄した後、乾燥及び濃縮した。残渣をカラ
ムクロマトグラフィーで精製し、目的物Anti体0.
53g (収率8%)Syn体3.59  (収率53
%)を得た。
l) ; 60%水素化ナトリウム0.139 (0,0033モ
ル)をDMF3mQに懸濁させ、これにヒドロキシイミ
ノ−2,6−ジクロロフェニル酢酸メチル(syn体)
0.8g (0,0032モル)を加え、室温で30分
撹拌した。これに、2−クロロ−4,6−シメチルピリ
ミジン0.469  (00032モル)を加え、室温
で2時間撹拌しlこ。
反応液を氷水に注ぎ酢酸エチルで抽出し、乾燥および濃
縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーにて精製し目
的物0.74g (収率65%)を得tこ。
同様の方法により、下記第2表に記載の化合物を合成し
た。以下にそれらの化合物のN、M、R。
データを示す。
第2表 第 表 第2表 本発明の除草剤及び殺菌剤は、前記一般式(I)の新規
オキシムエーテル誘導体を有効成分として含有している
本発明の前記化合物を除幕剤及び殺菌剤として用いる場
合には、担体もしくは希釈剤、添加剤及び補助剤等とそ
れ自体公知の手法で混合して、通常農薬として用いられ
る製剤形態、例えば粉剤、粒剤、水利剤、乳剤、水溶剤
、フロアブル剤等に調製して使用される。また他の農薬
、例えば殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、他の除草剤、植物
生長調節剤及び肥料、土壌改良剤等と混合または併用し
て使用することができる。特に他の除草剤と混合使用す
ることにより、使用薬量を減少させ、また省力化をもた
らすのみならず、両薬剤の共力作用による殺草スペクト
ラムの拡大並びに相乗作用による一層高い効果も期待で
きる。
製剤に際して用いられる担体若くは希釈剤としては、一
般に農業上使用される固体ないしは液体の担体が用いら
れる。固体担体としてはカオリナイト群、モンモリロナ
イト群あるいはアバタルジャイト群等で代表されるクレ
ー類やタルク、雲母、ロウ石、軽石、バーミキュライト
、石膏、炭酸カルシウム、ドロマイト、けいそう土、マ
グネシウム石灰、りン灰石、ゼオライト、無水ケイ酸、
合成ケイ酸カルシウム等の無機物質;大豆粉、タバコ粉
、クルミ粉、小麦粉、木粉、でんぷん、結晶セルロース
等の植物性有機物質:クマロン樹脂、石油樹脂、アルキ
ッド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアルキレングリフール
、ケトン樹脂、エステルガム、コーパルガム、ダンマル
ガム等の合成または天然の高分子化合物;そのほかカル
ナウバロウ、蜜ロウ等のワックス類あるいは尿素等が例
示できる。
適当な液体担体としては、例えば、ケロシン、鉱油、ス
ピンドル油、ホワイトオイル等のパラフィン系もしくは
ナフテン系炭化水素;トルエン、キシレン、エチルベン
ゼン、クメン、メチルナフタレン等の芳香族炭化水素;
ジオキサン、テトラヒドロ7ラン等のエーテル類;アセ
トン、メチルエチルケトン、ジイソブチルケトン、シク
ロヘキサノン、アセトフェノン、インホロン等のケトン
類:酢酸エチル、酢酸アミル、エチレングリコールアセ
テート、ジエチレングリコールアセテート、マレイン酸
ジブチル、コハク酸ジエチル等のエステル類:メタノー
ル、n−ヘキサノール、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコー
ル等のアルコール類:エチレングリコールエチルエーテ
ル、エチレングリコールフェニルエーテル、ジエチレン
グリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールブチ
ルエーテル等のエーテルアルコール類;ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒あるいは水
等が挙げられる。
その他に本発明の化合物の乳化、分散、湿潤、拡展、結
合、崩壊性調節、有効成分安定化、流動性改良、防錆等
の目的で界面活性剤その他の補助剤を使用することもで
きる。使用される界面活性剤の例としては、非イオン性
、陰イオン性、陽イオン性及び両性イオン性のいずれの
化合物も使用しうるが、・通常は非イオン性及び(又は
)陰イオン性の化合物が使用される。適当な非イオン性
界面活性剤としては、例えば、ラウリルアルコール、ス
テアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級アル
コールにエチレンオキシドを重合付加させた化合物;イ
ソオクチルフェノール、ノニルフェノール等のアルキル
フェノールにエチレンオキシドを重合付加させた化合物
;ブチルナフトール、オクチルナフトール等のアルキル
ナフトールにエチレンオキシドを重合付加させた化合物
;パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の高級脂
肪酸にエチレンオキシドを重合付加させた化合物、ソル
ビタン等の多価アルコールの高級脂肪酸エステル及びそ
れにエチレンオキシドを重合付加させた化合物;エチレ
ンオキシドとプロピレンオキシドをブロック重合付加さ
せた化合物等が挙げられる。
適当な陰イオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、オレイルアルコール硫酸エステルア
ミン塩等のアルキル硫酸エステル塩;スルホこはく酸ジ
オクチルエステルナトリウム、2−エチルヘキセンスル
ホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸塩:イソプロ
ビルナ7タレンスルホン酸ナトリウム、メチレンビスナ
ックレンスルホン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸ナ
トリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等の
アリールスルホン酸塩等が挙げられる。
更に本発明の除草剤及び殺菌剤には製剤の性状を改善し
、除草効果及び殺菌効果を高める目的で、カゼイン、ゼ
ラチン、アルブミン、ニカワ、アルギン酸ソーダ、カル
ボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、ポリビニルアルコール等の高分子
化合物や他の補助剤を併用することもできる。
上記の担体および種々の補助剤は製剤の剤型、適用場面
等を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独あるいは組み
合わせて適宜使用される。
このようにして得られた各種製剤形における本発明化合
物(有効成分)含有率は製剤形により種々変化するもの
であるが、通常0.1〜99重量%が適当であり、とり
わけ1〜80重量%が最も好ましい。
粉剤の場合は、たとえば有効成分化合物を通常1〜25
重量%含有し、残部は固体担体である。
水利剤の場合は、たとえば有効成分化合物を通常25〜
90!i量%含有し、残部は固体担体、分散湿潤剤であ
って、必要に応じて保護コロイド剤、消泡剤等が加えら
れる。
粒剤の場合は、たとえば有効成分化合物を通常1〜35
を量%含有し、残部は大部分が固体担体及び界面活性剤
等である。有効成分化合物は固体担体と均一に混合され
ているか、あるいは固体担体の表面に均一に固着もしく
は吸著されており、粒の径は約0.2ないしL5mmで
ある。
乳剤の場合は、たとえば有効成分化合物を通常5〜30
重量%含有しており、これに約5ないし20重量%の乳
化剤が含まれ、残部は液体担体であり、必要に応じて防
錆剤が加えられる。
フロアブル剤の場合は、例えば有効成分化合物を通常5
〜50%含有しており、これに3ないし10重量%の分
散湿潤剤が含まれ残部は水であり必要に応じて保護コロ
イド剤、防腐剤、消泡剤等が加えられる。
本発明の新規なオキシムエーテル誘導体は一般式(I)
の化合物のままあるいは上述した様な任意の製剤形態で
施用することができる。
本発明化合物を除草剤として用いる時は、水田および畑
地に成育する発生前から生育期までの諸雑草の駆除また
は防除に施用できる。その施用量は一般式(I)で表わ
される化合物量(有効成分量)としてlha当り、0.
01〜5kg程度、好ましくは0.01−1kg程度で
あり、目的とする雑草の種類、生育段階、施用場所、施
用時期、天候等によって適宜に選択変更できる。
本発明化合物を殺菌剤として用いる時は、殺菌剤中には
一般に活性成分が0.1〜95重量%、を利には0.5
〜90重量%含有される。使用量は、所望の効果の種類
に応して、lhaあたり活性成分0.02〜3kgまた
はそれ以上である。この薬剤ないしはこれから得られた
既製の調製剤、例えば溶液、乳濁液、懸濁剤、粉末剤、
ダスト剤、ペースト剤、または粒剤は、公知方法で、例
えばスプレー法、噴霧化法、ダスト法、散布法、浸漬法
または、注入法によって施用される。
次に、本発明の化合物を用いた製剤例の数態様を示す。
下記製剤例中の「部」は重量基準である。
製剤例1(粒剤) 化合物No、1             5部ベント
ナイト             50部タルク   
              40部ドデシルベンゼン
スルホン酸ソーダ  2部リグニンスルホン酸ソーダ 
      2部ポリオキシエチレンスチリル フェニルエーテル      1部 以上を充分に混合した後、適量の水を加えて混練し、造
粒機を用いて造粒して粒剤100部を得た。
製剤例2(水利剤) 化合物No、6            20部ケイソ
ウ±              60部ホワイトカー
ボン          15部リグニンスルホン酸ソ
ーダ       3部ドデシルベンゼンスルホン酸ソ
ーダ  2部以上を混合し、ニーダ−で均一に混合粉砕
して水和剤100部を得た。
製剤例3(乳剤) 化合物No、7            30部キシレ
ン              55部シクロヘキサノ
ン          10部ドデシルベンゼンスルホ
ン酸 カルシウム          3部 ポリオキシエチレンスチリル フェニルエーテル      2部 以上を均一に混合溶解して乳剤100部を得た。
上述の製剤例に準じて本発明の化合物を用いた薬剤がそ
れぞれ製剤できた。
(発明の効果) 本発明の上記式CI)で表わされるオキシムエーテル誘
導体は、本発明者らの知る限り、文献未載の新規な化合
物である。本発明の上記式(I)で表わされるオキシム
エーテル誘導体は、オキシ結合している点に1つの特色
を有している。その構造的特徴および他の置換基によっ
て、本発明の置換オキシムエーテル誘導体は、除草剤お
よび農園芸用殺菌剤としての特徴ある優れた特性が発現
されるものであろうと推察している。
本発明の前記置換オキシムエーテル誘導体は、これを除
草剤として使用すると、イネに対して選択性を有し有害
雑草に対し殺草スペクトラムが広く、そして通常の除草
剤と比較して極めて少ない使用量でその除草活性を充分
発現する。
この新規化合物を農園芸用殺菌剤として用いる場合一般
的に云って、植物病原性菌類、殊に卵菌類、子のう菌類
および担子菌類、不完全菌類からの菌類の輔広のスペク
トルに対して極めて有効である、この新規化合物の幾つ
かは、体系的な作用を有し、かつ茎葉防黴剤および土壌
除黴剤として使用することができる。
この殺菌作用を有する化合物は、種々の栽培植物または
それらの種子、殊にコムギ、ライムギ、オオムギ、カラ
スムギ、イネ、トウモロコシ、シバ、ワタ、ダイズ、コ
ーヒー、サトウキビ、果樹および園芸の観賞植物、葡萄
栽培ならびにキュウリ、マメ類およびウリ類のような野
菜類に対して多数の菌類を防除するために特に重要であ
る。
この新規化合物は殊に次の植物病を防除するのに適当で
ある。
イネいもち病  P yricularia oryz
aeイネ胡麻葉枯病 Cochl 1obolus m
1yabeanusキユウリベとF’t  Pseud
operonospora cubeusisコムギ赤
さび病 P ucc in ia recond i 
ta本発明の殺菌剤は植物に噴霧するか、または散布し
、或いは植物の種子を処理することにより、使用される
この殺菌剤は、菌類による植物または種子の感染前また
は感染後のいずれにも使用することかできる。
次に本発明除草剤及び殺菌剤の効果を試験例をあげて説
明する。
試験例I 水田溢水発芽前処理 面積200cm”(高さ9cm)の角型プラスチックポ
ットに水田土壌を充填し、適当量の水を注ぎ代掻きを実
施した。
これに予め温室内生育させた2、2葉期の水稲(品種コ
シヒカリ)を2株(2本/株)移植し、更に、ケイヌビ
エ、アゼナ、コナギ及びホタルイの各種子を一定量土壌
表層に混和播種し、3cm深の溢水を実施し、温室内で
生育させた。
水稲移植及び雑草播種3日後に、第3表に示す各化合物
を製剤例2に準じて水利剤に調製し、その所定量を湛水
面にそれぞれ滴下処理した。
その結果を下記第3表に示した。
調査は、薬剤処理21日後に水稲薬害及び除草効果を下
記評価基準に従って観察調査した。
評価基準 第3表 薬剤処理を水稲移植及び雑草播種後12日後(ケイ7ヒ
エ1.5葉期)とした他は試験例1と同様に実施した。
その結果を下記第4表に示した。
第4表 鉢で育成したイネ(品種:コシヒカリ、3葉期)を用い
製剤例2に準じて調製した水利剤で所定濃度に希釈調整
した供試薬液(1000ppm)を鉢当たりlOm(i
散布した。このイネを室内に一昼装置き、イネいもち病
(P yricularia oryzae)の胞子懸
濁液(100倍で1視野に50個)を噴霧し接種を行っ
た。接種を行ったイネを温度25°C1相対湿度95%
以上の接種箱に一昼夜入れた。
この後温室に置き接種7日後に1葉あたりのイネいもち
病病斑数を調査し、次式により防除価(%)を算出した
結果を下記第5表に示した。
鉢で育成したイネ(品種:コシヒカリ、3葉期)を用い
、製剤例2に準じて調製した水利剤を所定濃度に希釈調
整した供試薬品(1000ppm)を鉢当たり10m+
2散布した。このイネを室内に一昼装置き、イネ胡麻集
結病菌(Cochl 1obolus m1yabea
nus)の胞子懸濁液(100倍で1視野に10個)を
噴霧し、接種を行った。接種を行ったイネを温度25℃
、相対湿度95%以上の接種箱に一昼夜入れた。この後
温室に置き接種5日後に1集光たりのイネ胡麻葉枯病病
斑を調査し次式により防除価(%)を算出した。
第  5  表 結果を下記第6表に示した。
第  6  表 2週間体で育成したキュウリ(品種:相撲半白)を用い
製剤例3に準じて調製した乳剤を所定濃度に希釈調製し
た供試薬液を鉢当たりlOmQ散布した。このキュウリ
を室内に一昼装置き、キュウリベと病菌(P 5eud
operonospora cubsnsis)の胞子
懸濁液(100倍で1視野に20個の胞子)を噴霧し接
種を行った。キュウリベと病菌の胞子を接種したキュウ
リを20°C1相対湿度100%の部屋に24時間置き
、しかる後温室に移して発病を待った。接種7日経過後
に病斑面積歩合を求めこれより罹病度を下記基準により
類別評価し得られた罹病より次式に従い防除価を算出し
た。
病斑面積歩合(%) 2以下 3〜5 6〜15 16〜30 31〜50 51以上 直径6cmのポットで育成したコムギ(農林61号1〜
2葉期)に製剤例2に準じて調製した水利剤で所定濃度
に希釈調整した供試検液(1000ppm)を鉢当たり
10m12散布した。散布翌日、コムギ赤さび病菌(P
 uccinia recondita)夏胞子懸濁液
(100倍、−視野50個の胞子)を噴霧し、温度20
℃、相対湿度95%以上の接種箱に一昼夜入れた。その
後グロースチャンバーに置き接種10日後に形成された
病斑面積を測定し、下記の式に従い防除価を算出した。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、Aは水素原子、シアノ基または低級アルコキシ
    カルボニル基を示し、ZはCHまたはNを示し、R^1
    およびR^2は同一または異なり、低級アルキル基、低
    級アルコキシ基、ジフルオロメトキシ基またはハロゲン
    原子を示し、Xはハロゲン原子、低級アルキル基、低級
    アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基またはトリ
    フルオロメチル基を示し、nは0、1、2または3の整
    数を示す。] で表わされるオキシムエーテル誘導体。
  2. (2)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、Aは水素原子、シアノ基または低級アルコキシ
    カルボニル基を示し、ZはCHまたはNを示し、R^1
    およびR^2は同一または異なり、低級アルキル基、低
    級アルコキシ基、ジフルオロメトキシ基またはハロゲン
    原子を示し、Xはハロゲン原子、低級アルキル基、低級
    アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基またはトリ
    フルオロメチル基を示し、nは0、1、2または3の整
    数を示す。] で表わされるオキシムエーテル誘導体を含有することを
    特徴とする除草剤。
  3. (3)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、Aは水素原子、シアノ基または低級アルコキシ
    カルボニル基を示し、ZはCHまたはNを示し、R^1
    およびR^2は同一または異なり、低級アルキル基、低
    級アルコキシ基、ジフルオロメトキシ基またはハロゲン
    原子を示し、Xはハロゲン原子、低級アルキル基、低級
    アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基またはトリ
    フルオロメチル基を示し、nは0、1、2または3の整
    数を示す。] で表わされるオキシムエーテル誘導体を含有することを
    特徴とする農園芸用殺菌剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005169125A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Mixpac Systems Ag 分配装置用塗布器
EP2512482A1 (en) * 2009-12-17 2012-10-24 Dow AgroSciences LLC 2-aldoximino-5-fluoropyrimidine derivatives

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