JPS62227522A - 金属コイル巻き取り・巻き戻し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は金属コイルの巻き取りまたは巻き戻しを行うた
めの装置に関する。

（従来の技術） 従来、金属板等のコイルの巻き取りまたは巻き戻しを行
うための装置としては、例えば特開昭５５−１１１３４
８号公報、日立評論６５（２）（１９８３−２）ｐ、１
０９〜１１４、三菱重工技報２１　（６）（１９８４−
１１）ｐ、８６７〜８７２に示されるごとく、駆動装置
にマンドレルが設けられている。

リールにコイルを装着または取外しを行う場合は、コイ
ルをコイルカーで支え、駆動装置の反対側からマンドレ
ルにコイルを装着または取外しを行っていた。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、従来方法では重量の大きなコイルをコイルカ
ーでコイルの幅方向に移動させるため、急な加減速か出
来ず、コイル着脱のための時間がかかる、またコイル内
径とマンドレルの隙間が不十分な場合にはコイルとマン
ドレルの間に摩擦力が生じ、コイルはコイルカーからビ
ット内に転落して、その復旧に多大の時間と人手が必要
なケースがあった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は金属コイルを搬送する搬送ラインを設け、前記
搬送ラインをはさんで一方の側にマンドレル駆動機構を
設け、他方の側に拡縮可能なマンドレルと、前記マンド
レルを回転可能に支持するマンドレル支持機構と、前記
金属コイルの内径を通って前記マンドレル駆動機構に着
脱させるマンドレル進退機構を設けたことを特徴とする
金属コイル巻き取り・巻き戻し装置である。

（作　用） 本発明は金属コイルを、コイル巻き取り・巻き戻し装置
のマンドレルから着脱する場合、不安定で重量のある金
属コイルを動かさないで、マンドレルの方を動かすため
に迅速な動作が出来、かつ金属コイルを動かす場合、マ
ンドレルとの摩擦によってコイルとコイルカーの間です
べりが発生しやすいという欠点を解消する。

（実施例） 本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。

第１図は本発明の１実施例を示すもので、シングルマン
ドレルタイプの巻き取り・巻き戻し装置である。第１図
（ａ）はコイル内径にマンドレルが挿入されている状態
である。

電動機１６で発生した回転力はスピンドル１７およびギ
ア１８を経由してカップリング１９に伝達される。カッ
プリング１９とマンドレル支持機構１２により支持され
たマンドレル１５はカップリング１９から動力をうけて
回転しコイル２を巻き取る。ここにおいて、電動機１６
、スピンドル１７、ギア１８、カップリング１９をマン
ドレル駆動機構と称す。

第１図（ｂｌはコイルからマンドレルを抜いた状態を示
したものである。まずコイルカー１４がコイル２を円周
方向に支え、マンドレル１５にコイル荷重がかからない
ようにする。したがってコイルは前後に転がらない。次
いでマンドレル１５の径が縮小してコイル２の内径とマ
ンドレル１５との間に間隙をつくる。そしてシリンダー
１１によりマンドレル支持機構１２を移動させてマンド
レル１５をコイル２から引き抜く。

次いでコイルカー１４で図示しないコイルコンベアーに
積載して払い出す。そしてまたマンドレルを第１図（ａ
ｌの状態に戻して次のコイルを巻き取る。

第２図は本発明の他の実施例で、マンドレル支持機構が
回転可能に設けられ、かつ２つのマンドレルを支持した
もの（以下刃ローゼルリールと称す）である。

電動機２６Ａ、２６Ｂで発生した回転力はスピンドル２
７Ａ、２７Ｂおよびギア２８、さらにスピンドル３５Ａ
、３５Ｂを経由してカローゼルリール３０にあるカップ
リング２９Ａ、２９Ｂに伝達される。カップリング２９
Ａ、２９Ｂとサポート２２Ａ、２２Ｂに支持されたマン
ドレル２５Ａ。

２５Ｂ（図示せず）は、カップリング２９Ａ。

２９Ｂから回転力を受けて回転し、コイル３Ａ。

３Ｂを巻き取る。

カローゼルリールについて第３図で説明する。

第３図は第２図のマンドレル支持機構（カローゼルリー
ル）を詳細に示したものである。

ストリップ１は、まず第３図（ａ）に示すように、ピン
チロール３４に近い方のマンドレル２５Ａに巻き取られ
始める。次に第３図中）に示すごとく、カローゼルリー
ル３０は公転軸３２を中心にして公転し、マンドレル２
５Ａはもとマンドレル２５Ｂのあった位置へくる。マン
ドレル２５Ａに所定の量のストリップが巻き取られると
、図示しないシャーでストリップｌが分割され、第３図
（ｅ）に示すようにその先端がマンドレル２５Ｂに巻き
取られ始め、同時にマンドレル２５Ａの巻きおわったコ
イルはコイルカー２４で払い出される。

この時点でまた第３図（ａ）の状態に戻る。以下この繰
返しである。なおマンドレル２５Ａとマンドレル２５Ｂ
は説明の便宜上区別したが、その機能は同じものである
ことが好ましい。

第２図は上述した第３図（Ｃ１の状態にある。まずコイ
ル３Ａがコイルカー２４で支持され、コイル固定機構３
３Ａがサポートフレーム３１から図示しないシリンダー
で押し出される。次にサポート２２とカップリング２９
によって支持されているマンドレル２５Ａがその外径を
コイル内径よりも小さく縮小したあと、シリンダー２１
でサポート２２、マンドレル２５の位置に引き抜かれる
。そして自由になったコイル３Ａはコイルカー２４Ａで
図示しない払だしコンベアーへ運ばれる。

コイル３Ａの払だしが終わったあとマンドレル２５Ａは
再び所定の径に拡大され、サポー）２２Ｃとマンドレル
２５Ｃはシリンダー２１でサポート２２Ａとマンドレル
２５Ａの位置へと戻される。

なおサポートフレーム３１とカローゼルリール３０は図
示しないギアとシャフトで機械的に同期を保ちながら公
転するようになっている。

第４図は従来のカローゼルリールと本発明によるカロー
ゼルリールのコイル払だしに要する時間を比較したもの
である。コイルカーでコイルを払出す場合、従来はコイ
ルカー上昇に５秒、アウターボード（コイルを出し入れ
する側でマンドレルを支える装置）外しに７秒（マンド
レル径縮小はアウターボード外しと並行作業で４秒）、
その後マンドレルにコイル内径側が引っかからないよう
にしながら、徐々にコイルを引き出すのに２５秒、全体
で３７秒要した。一方本発明を適用することにより、コ
イルカー上昇とマンドレル径縮小に要する時間は従来と
同じであるが、マンドレルの方をコイルから引抜くのに
７秒、コイルが安定な、マンドレル軸芯に直角な方向に
引き出すのに１１秒、全体で２７秒要し、従来方法の３
７秒に比較して１０秒もの時間短縮が可能となり、かつ
従来時々生じていたコイルがコイルカーから転落すると
いう事故がなくなる。

（発明の効果） 本発明を適用することによって （１）マンドレルへのコイル装着あるいはマンドレルか
らコイルの取出時間が従来に比較して大幅に短縮される
。

（２）　　コイルがコイルカーから転落する事故をなく
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例で、シングルマンドレルタイ
プの巻き取り・巻き戻し装置を示す図、第２図はマンド
レル支持機構としてカローゼルリールを適用した図、第
３図はカローゼルリールの動作説明図、第４図は本発明
装置と従来装置のコイル払だし時間を比較した図である
。 １ニストリツプ、２：コイル、３：コイル、１１ニジリ
ンダ−１１２コマンドレル支持機構、１３：レール、１
４：コイルカー、１５：マンドレル、１６：電動機、１
７：スピンドル、１８：ギア、１９：カップリング、２
１ニジリンダ−１２２；サポート、２３：レール、２４
：コイルカー、２５：マンドレル、２６；電動機、２７
；スピンドル、２８：ギア、２９：カップリング、３０
：カローゼルリール、３１：サポートフレーム、３２：
公転軸、３３：コイル固定機構、３４３ピンチロール、
３５ニスピンドル。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）金属コイルを搬送する搬送ラインを設け、前記搬
   送ラインをはさんで一方の側にマンドレル駆動機構を設
   け、他方の側に拡縮可能なマンドレルと、前記マンドレ
   ルを回転可能に支持するマンドレル支持機構と、前記金
   属コイルの内径を通って前記マンドレル駆動機構に着脱
   させるマンドレル進退機構を設けたことを特徴とする金
   属コイル巻き取り・巻き戻し装置。
2. （２）前記支持機構は回転可能に設けられかつ２つのマ
   ンドレルを支持することを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の金属コイル巻き取り・巻き戻し装置。
3. （３）コイル固定機構を、マンドレル支持機構に進退自
   在に設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項また
   は第２項記載の金属コイル巻き取り巻き戻し装置。