JPS6222556A - 高純度卵黄レシチンの製造方法 - Google Patents

高純度卵黄レシチンの製造方法

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JPS6222556A
JPS6222556A JP60163570A JP16357085A JPS6222556A JP S6222556 A JPS6222556 A JP S6222556A JP 60163570 A JP60163570 A JP 60163570A JP 16357085 A JP16357085 A JP 16357085A JP S6222556 A JPS6222556 A JP S6222556A
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徳田 靖則
Kazuo Honma
本間 一雄
Fumio Ibuki
伊夫伎 文雄
Hiroshi Yamamoto
浩 山本
Yuji Komori
小森 勇嗣
Hiroshi Wada
弘 和田
Hironobu Iwashita
岩下 博信
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Daigo Nutritive Chemicals Ltd
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    • Y02P20/54Improvements relating to the production of bulk chemicals using solvents, e.g. supercritical solvents or ionic liquids

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、卵黄粉末からレシチンを製造する方法に関し
、簡便な繰作によって卵黄粉末から高純度レシチンを安
価に製造でとるものを提供する。
く従来技術及びその問題点〉 レシチンは安全な乳化剤として、食品分野或いは薬剤、
軟膏等の医薬分野に幅広く用いられており、また、卵黄
中にはこのレシチンが多量に(例えば、卵黄粉末中には
略18ωL%)含まれていることは周知である。
そして、近年、市場には各種の卵黄レシチンが製品化さ
れて売られているが、その純度は65〜75%程度であ
り、なかには高純度に精製したもの(95%程度)もあ
るが、精製操作が煩雑である。
しかも、卵黄中には高血圧症の原因となるフレステa−
ルが本来的に多く含まれるためC例えば、卵黄粉末中に
は2〜4ωt%)、必然的に市販の卵黄レシチンにはこ
のコレステロールが不純物としてかなり混入している。
因みに、98.3%の高純度を誇る卵黄レシチンでも、
その残りの不純物1.7%のうち、はとんどがコレステ
ロールであるというのが実状である。
そこで、上記諸事情を具体的に明らかにするために、ま
ず、有機溶媒を用いて卵黄からレシチンを得る従来方法
を述べると、特公昭59−526゜3号公報に示すよう
に、エタノールを溶媒として約35°C以下で乾燥卵黄
からレシチンを抽出するものがある。
この方法では、エタノール濃度を変化させても、卵黄成
分とエタノールとの親和性に限界があるので、約60%
を越える粗製卵黄レシチンしか得られず、その回収率は
余り高くないうえ、コレステロールの混入を避は得ない
また、上述のように、卵黄中にはコレステロールが多く
含まれるため、最終製品中のコレステロール含有量を低
減することを目的としたものとして、例えば、特開昭4
7−19062号に係る発明がある。
当該発明は、アセトンを抽出剤として卵黄からコレステ
ロールを抽出し、その残留成分を低コレステロール性の
卵黄製品として取り出すものである。
この方法では、コレステロールこそ低減できるが、本質
的に高純度のレシチンを得る方法ではないうえ、アセト
ンが卵黄製品に残留する虞れが大きい。
従って、上述の従来技術では最終製品としての卵黄レシ
チンに不純物が混入することを回避できず、純度の高い
レシチンを得ようとすれば、有機溶媒による抽出繰作を
複数回繰り返す必要があり(溶媒によっては、許容量以
下にこれを流去する繰作も必要であり)、繰作が複雑に
なる。
本発明は、簡単な繰作で卵黄粉末からレシチンを高純度
、高収率で安価に回収で外ることを技術的課題とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明者等は、拡散性、溶解能力ともに大きい超臨界炭
酸ガスを抽出溶媒に適用することを検討し、卵黄粉末に
超臨界炭酸ガスを接触させると、その親和性との関係で
、トリグリセリド、コレステロール等の中性脂質を溶出
し、卵黄粉末中のレシチンを残留成分にとどめて中性脂
質から分離できること、上記残留成分に超臨界炭酸ガス
若しくは液化炭酸ガスのいずれがとニタ/−ルとの混合
溶媒を作用させると、タンパク質等を不溶成分にとどめ
てレシチンから分離できることに着目し、有機一体的に
本発明を完成した。
即ち、本発明は、抽出槽内に収容した卵黄粉末に超臨界
炭酸ガスを接触させて、超臨界炭酸ガスで中性脂質を抽
出し、この中性脂質を溶解したままの超臨界炭酸ガスを
抽出槽外に取り出すとともに、卵黄粉末のうち当該抽出
槽内に残留した成分に、超臨界炭酸ガス若しくは液化炭
酸ガスのいずれかとエタノールとの混合溶媒を接触させ
て、上記残留成分から混合溶媒でレシチンを抽出するこ
とを特徴とするものである。
上記超臨界炭酸ガスは、臨界圧カフ5.2kg/cm2
、臨界温度31.1℃を超える超臨界状態にある炭酸ガ
スをいい、液化炭酸ガスは、液体状態にある炭酸ガスを
いう。
原料となる卵黄粉末は、卵白と分離した卵黄を凍結乾燥
、低温乾燥、噴霧乾燥等で乾燥させたものである。
〈抽出工程〉 卵黄レシチンを製造するについての実際上の抽出工程を
第1図に基いて詳述する。
(イ)原料収容工程 市販の卵黄粉末を抽出槽1に収容する。
(ロ)抽出剤供給工程 抽出剤として炭酸ガスを用い、炭酸ガス供給源2から開
閉弁3を介して炭酸ガスを導出しながら、加圧器(コン
プレッサ等)4で加圧、熱交換式の加熱器5で加熱して
、上記臨界圧力及び臨界温度を超える超臨界炭酸ガスに
し、これを抽出WJ1に供給する。
(ハ)中性脂質抽出工程 抽出槽1内で卵黄粉末に超臨界炭酸ガスを接触させて卵
黄中の中性脂質を超臨界炭酸がス内に溶出させ、卵黄を
構成する他の成分、即ち、レシチン、各種タンパク質等
を不溶成分として抽出槽1に残留せしめて、中性脂質を
分離する。
(ニ)中性脂質回収工程 中性脂質を含む超臨界炭酸ガスを一次圧力設定用調圧弁
6により減圧し、抽出槽1から分離槽7に連続的にこれ
を移送することにより、臨界圧カフ 5.2 kg/c
m2以下の圧力状態にする。
この臨界圧力以下の炭酸が又は、中性脂質に対する親和
性を急速に失うので容易に中性脂質を分離でき、分離槽
7にはトリグリセリド、コレステロール等から成る中性
脂質を迅速に回収できる。
回収された中性脂質は開閉弁8を開いて分離槽外に取り
出されたのち、栄養剤、薬剤等の活用に供する。
(ホ)抽出剤供給工程 開閉弁3・11を同時に開いて炭酸ガス供給源2より炭
酸ガスを、また、エタ7−ル供給源10よりエタ/−ル
を供給し、加圧器4及び加熱器5で加圧、加熱して超臨
界炭酸ガスとエタノールとの混合溶媒を抽出槽1に供給
する。
(へ)レシチン抽出工程 抽出wJi内に残留する成分に上記混合溶媒を接触させ
て残留成分中のレシチンを混合溶媒中に溶出させ、残留
成分を構成する池の成分、即ち、各種タンパク質等を不
溶成分として残留せしめて、レシチンより分離する。
(ト)レシチン回収工程 上記(ニ)の工程と同様に、レシチンを含む超臨界炭酸
ガスを調圧弁6で減圧しながら、抽出WIlから分離槽
7に連続的に移送し、臨界圧力以下の圧力状態にする。
分離槽7内は、溶解成分を含むエタノールの液相と炭酸
ガス相に分かれ、炭酸が又を分離槽7カ・ら排出したの
ち、エタノールを蒸発させてこれに溶解しているレシチ
ンを回収する。
また、抽出槽1には超臨界炭酸ガス及びこれとエタノー
ルとの混合溶媒のいずれにも不溶であるタンパク質等の
栄養分が残留成分として残存しているので、これを回収
して食品等の種々の用途に供する。
尚、(ホ)〜(ト)の抽出・回収工程においては、抽出
剤として超臨界炭酸ガス及びエタ/−ルの混合溶媒を用
いる代りに、液化炭酸ガスとエタノールとの混合溶媒を
使用することができる。
この場合、(ホ)の抽出剤供給工程では、炭酸ガス供給
源を開いて液化炭酸がスをそのまま供給するだけで良い
ので、これを加圧・加熱する必要はない。
〈発明の効果〉 (1)卵黄粉末に超臨界炭酸ガスを作用させる工程(以
下「第一段抽出」という)で中性脂質を排除して残留成
分内にレシチンをいわば濃縮し、超臨界炭酸ガス又は液
化炭酸ガスのいずれかとエタノールとの混合溶媒を作用
させる工程(以下「第二段抽出」という)でこの残留成
分からレシチンのみを回収するので、抽出過程において
レシチンの流失がほとんどないうえ、選択抽出ができ、
もって、卵黄からレシチンを高純度、高収率で回収でき
る。
(2)第一段抽出の残留成分にそのまま第二段抽出を施
すので、連続操作ができるうえ、第一段と第二段の抽出
繰作に炭酸ガスを兼用するので、抽出設備全体をコンパ
クトに設計でき、−回の抽出工程内での操作を簡単にで
とる。
また、本発明は、(1)で述べたように、レシチンを効
率的に回収できるので、従来のように抽出繰作を複数回
繰り返す必要がなく、一度の抽出繰作で高純度のレシチ
ンが得られ、抽出繰作を迅速に行なえる。
(3)本発明は炭酸ガスとエタノールを用いて抽出を行
なうので、炭酸ガスが常温、常圧で気体であることから
最終レシチンにこのガスが残留することはまず起こり得
ず、しかも、エタノールは最終レシチンに@量残存して
も安全性には問題がないので、いずれにしても安全・無
毒な状態でレシチンを活用できる。
(4)一般的に、有機溶媒を用いる抽出法においては、
有機溶媒が抽出槽の残渣内にかなりの割合で残っている
場合が多い。
しかしながら、本発明方法によれば、混合溶媒に用いた
エタノールを、第二段抽出後、炭酸ガスのみを流すこと
により抽出槽から容易に回収して再使用できるので、従
来例に比較して経済的な抽出が行なえる。
(5)第一段抽出で得られた抽出成分は大部分が中性、
脂質であり、また、第二段抽出における不溶成分はその
ほとんどかタンパク質であるので、これらの成分は、そ
のまま、或いは、追加操作を施せば、健康食品又は薬剤
等として利用することが大いに期待でき、もって、本発
明の製造方法の付加価値を高められる6 〈実施例〉 本発明を実施して得られる以下の成分A、B、Cについ
て、エタノールによる抽出法との比較を通じて、各々の
収量及び組成を実験により確認した。
(、)第一段抽出により得られる第一次抽出成分A(b
)@二段抽出1こより得られる第二人抽出成分B(c)
第二段抽出により得られる最終残留成分C(1)抽出実
験例1 市販の卵黄粉末500gを4Cの抽出槽に収容し、温度
40℃、圧力400kg/cm”の超臨界炭酸ガスを用
いて、平均流量10kg/hrで5時間抽出を行ないな
がら、超臨界炭酸ガスを分離槽に減圧移送して、第一次
抽出成分Aを炭酸ガスから分離、回収した。
次いで、抽出槽に温度40°C1圧力400kg/cm
2、平均流filokg/hrの条件で、超臨界炭酸ガ
スとエタノールとの混合液状物(混合溶媒全量に対する
エタノールの割合は10ωt%)を5時間流して、上記
第一段抽出で抽出槽内に残留した成分の抽出を行ない、
不溶成分を抽出槽に残留させたまま、抽出成分を溶解し
た当該混合液状物を分離槽に減圧移送した。
このとき、分離槽内は気・液の2相に分かれるので、エ
タノール液相を炭酸ガスから分離して、エタノール液相
に溶解している成分を第二人抽出成分Bとして回収する
とともに、上記抽出槽内の不溶成分を最終残留成分Cと
して回収した。
各成分A、B、Cの収量は次の通りであった。
第一次抽出成分A   214.9g 第二次抽出成分B    74.0g 最最終残留分Cl97.6g (2)抽出実験例2 実験例1では、超臨界炭酸が又とエタノールとの混合溶
媒を用いて第二段抽出を行なったが、本実験例では、液
化炭酸ガスとエタノールとの混合溶媒を用いて抽出を行
なった。
即ち、市販の卵黄粉末500gに超臨界炭酸ガスを接触
させて第一次抽出成分Aを回収したのち、抽出槽に温度
20″C1圧カフ0kg/cm”、平均流量10kg/
hrの条件で、液化炭酸が又とエタノールとの混合液状
物(混合溶媒全量に対するエタノールの割合は 10ω
t%)を5時間流して、第一段抽出に際し抽出槽に残留
した成分の抽出を行なった。
次いで、実験例1と同様の操作により、分離槽から第二
人抽出成分Bを、また、抽出槽から最終残留成分Cを各
々回収した。
各成分A、B、Cの収量は次の通りであった。
第一次抽出成分A  211,6g 第二次抽出成分B   4LOg 最終残留成分C221,3g (3)比較抽出例 卵黄粉末500gを4aの抽出槽に収容し、常圧、温度
30°C1平均流量2.5kg/hrでエタノールを流
し、3時間抽出を行なったのち、エタノール液相から以
下の収量の抽出成分りを回収した。
抽出成分D   126.8g (4)第一次抽出成分A、第二次抽出成分B及び最終残
留成分Cの組成確認試験例 抽出実験例1若しくは2から得られた各成分A、B、C
について、最初に薄層クロマトグラフィーによる定性試
験を施してその成分を明らかにしたのち、定量試験を行
なって組成割合を調べた。
ヘキサン/エーテル(1:1)の溶媒を用いてシリカゲ
ル60F254の薄層板上に第一次抽出成分Aを展開さ
せたところ、第2図のクロマトグラムが得られた。
同りロマトダラムによれば、抽出成分Aはトリグリセリ
ド、ジグリセリド及びモノグリセリドのグリセリドとコ
レステロールがら成ることが判る。
また、抽出実験例1.2がら得られた各第二次抽出成分
B及び比較例から得られた抽出成分りについて、これら
をクロロホルム/メタ/−ル/水(65:25:4)の
溶媒を用いてシリカゾル60F254の薄層板上に展開
させたところ、第3図のクロマトグラムが得られた。
同りロマトダラムによれば、抽出実験例1及び2には、
ホスファチジルフリン、ホス7アチジルエタノールアミ
ン、スフィンゴミエリン及びリゾホスファチジルコリン
から成るレシチン群のスポットが顕著に現われていたが
、グリセリド及びコレステロールを示すスポットは痕跡
程度しか現われていなかった。
これに対し、比較例にはレシチンのスポット群以外にも
、グリセリドのほか、特にコレステロールのスポットが
明瞭に現われていた。
そこで、抽出実験例1から得られた各成分A、B、 C
を以下の常法によって定量し、組成割合を明らかにした
まず、第二人抽出成分Bを三つの試料に分割上その一つ
にアレン法(Alien法、RoJ、L、A11en。
J、Biochela、 、34.858(1940)
)を適用してレシチン含有量を求めた(尚、最終的な組
成割合は、この試料中のレシチン含有量を、分析前の成
分A、B、Cの各全量に対してレシチン含有量が占める
割合(%)に換算し直して示した、以下、同じ)。
また、池の試料にゼオライトを作用させてレシチン、フ
レステロール等を除去し、得られたグリセリドについて
ケン化、酸化、付加反応を通してその中に含まれるグリ
セリンを3.5−ノアセチル−1,4−シ゛ヒドロルチ
ジンに変化させ、その吸光度を測定することによって、
当該試料中のグリセリド含有量を求めた。
最後の試料にアベル抽出法(Abell抽出法、L。
L、Abell等、J、Biochem、 、195,
357(1952))を施してコレステロールを遊離の
形で抽出し、これをリーベルマン反応で青緑色に呈色さ
せ、その吸光度を測定することによって当該試料中のコ
レステロール含有量を求めた。
また、各成分A、B、Cにホルヒ法(いわゆるクロロホ
ルム=メタ/−ル抽出法)を適用したところ、成分Cの
ほとんどは不溶成分として残留したので、この不溶成分
についてビユレット反応による赤紫色の呈色を確認した
のち、真空乾燥して重量を測定し、これをタンパク質含
有量とした。
第4図はその結果を示す図表であって、同図表によれば
、第1次抽出成分Aにはグリセリドが93.6%、コレ
ステロールが6.2%含まれ、この両者で略100%を
占めた。
この結果は、当該成分Aについての上述の薄層クロマト
グラム(第2図参照)とも一致する。
第二人抽出成分Bは98.6%の数値が示すように、大
部分がレシチンであって、コレステロールは0.2%し
か混入していなかった。
これは、当該成分Bについての上述の薄層クロマトグラ
ム(第3図参照)に一致する。
また、最終残留成分Cは、その96.6%がタンパク質
であった。
(5)第二人抽出成分B中のレシチン含有率の確認試験
例 抽出実験例1.2かち得られた各第二次抽出成分B及び
比較例から得られた抽出成分りについて、これらを前記
(4)の試験例で用いた方法によって分析し、各々の抽
出成分に含まれる純正レシチンの割合(%)を調べた。
第5図はその結果を示す図表であって、同図表によれば
、抽出実験例1のレシチン含有率は98゜6%、抽出実
験例2のそれは98.7%であるのに対し、比較例のレ
シチン含有率は67.7%であった。
しかも、抽出実験例1.2に含まれるコレステロール含
有率はともに0.2%と微量であるが、比較例では6.
3%にも達した。
従って、抽出実験例1.2から得られる抽出成分B、即
ち、卵黄レシチンは、98%以上の高純度を示すととも
に、残りの不純物中にもコレステ°−″”″”°″″’
ft < ゛(t[l+i”1”4.、、(7)i“ 
    1用に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施装置の概略説明図、第2図は抽出
実験例1の第一次抽出成分Aについての薄層クロマトグ
ラム、第3図は抽出実験例1.2の各第二次抽出成分B
及び比較例の抽出成分りの薄層クロマトグラム、第4図
は抽出実験例1の各成分A、B、Cについての組成分析
結果を示す図表、第5図は抽出実験例1.2の各第二次
抽出成分B及び比較例の抽出成分りについてのm成分析
結果を示す図表である。 1・・・抽出槽、  2・・・炭酸ガス供給源、4・・
・加圧器、  5・・・加熱器、  7・・・分離槽、
10・・・エタノール供給源。 特許出願人  大五栄養化学株式会社 同    岩谷産業株式会社 同    大阪水素工業株式会社 第4(21 (≠) 第5f21 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、抽出槽内に収容した卵黄粉末に超臨界炭酸ガスを接
    触させて、超臨界炭酸ガスで中性脂質を抽出し、この中
    性脂質を溶解したままの超臨界炭酸ガスを抽出槽外に取
    り出すとともに、卵黄粉末のうち当該抽出槽内に残留し
    た成分に、超臨界炭酸ガス若しくは液化炭酸ガスのいず
    れかとエタノールとの混合溶媒を接触させて、上記残留
    成分から混合溶媒でレシチンを抽出することを特徴とす
    る高純度卵黄レシチンの製造方法
JP60163570A 1985-07-24 1985-07-24 高純度卵黄レシチンの製造方法 Expired - Fee Related JPH0675472B2 (ja)

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