JPS61268677A - トコフエロ−ルのメタノ−ル抽出 - Google Patents

トコフエロ−ルのメタノ−ル抽出

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JPS61268677A
JPS61268677A JP10460186A JP10460186A JPS61268677A JP S61268677 A JPS61268677 A JP S61268677A JP 10460186 A JP10460186 A JP 10460186A JP 10460186 A JP10460186 A JP 10460186A JP S61268677 A JPS61268677 A JP S61268677A
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JP
Japan
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tocopherol
phase
temperature
methanol
extraction
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JP10460186A
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ウイリアム・エス・バルドウイン
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D311/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
    • C07D311/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D311/04Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring
    • C07D311/58Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring other than with oxygen or sulphur atoms in position 2 or 4
    • C07D311/70Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring other than with oxygen or sulphur atoms in position 2 or 4 with two hydrocarbon radicals attached in position 2 and elements other than carbon and hydrogen in position 6
    • C07D311/723,4-Dihydro derivatives having in position 2 at least one methyl radical and in position 6 one oxygen atom, e.g. tocopherols

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 トコフェロール化合物は、ビタミンEと言われているが
、ある野菜オイル(oil)の活性成分である。ビタミ
ンE活性は、栄養物の生理学活性に関連している。ビタ
ミンE活性を有する物質はすべてクロ?:/−6−オー
ル(chroman −6−ol)化合物の系列に属す
る。それらの化合物は、すべてイソプレノイド(iso
prenoid)C+a側鎖を有するトコールQoco
l)誘導体である。「トコール」という用語は2−メチ
ル−2−(4’、8°、12°−トリメチルトリデシル
)クロマン−6−オールを意味する。
α−1β−1γ−1およびδ〜トコフェロールのいわゆ
る同族体はビタミンE活性にとって一番重要である。
ビタミンE活性を示す他の化合物は、本明細書において
は「トコフェロール」および「トコフェロール同族体」
という用語に含めるが、一般的にトコ−モノ、ジおよび
トリーエノールと呼ばれる化合物が挙げられる。これら
のトコ−エノールはトコフェロール同族体と不飽和イソ
プレノイドCl1l側鎖を有しているという点だけが異
なっている。
自然のトコ−エノールもビタミンE活性に有用であり、
ビタミンEを収集するのに自然源を使用すると、一般的
に飽和トコフェロール同族体と共に単離される。トコフ
ェロール同族体は、種々の自然源から単離され、普通の
食物に広く分布している。トコフェロール同族体は、主
としてトウモロコシ、小麦、大麦、ライ麦のような各穀
物ブレーンオイル中に高い濃度で存在する。トコフェロ
ール同族体は、またベニバナ、大豆、ビーナツツ、綿の
種子、亜麻仁、ひまわり、菜種、やし、そしてその他の
野菜の野菜オイル中にも存在する。
自然のトコフェロール同族体は、通常野菜オイル源のよ
うな自然物から、エステル化、けん化、抽出、蒸留、イ
オン交換、吸着クロマトグラフィー、ステロールの沈澱
、および晶出等の種々の手順を組み合わせて単離される
。単離したトコフェロール濃縮物は、使用する野菜源、
使用する特定の分離技術によって異なる。
公知の商業的な活性は、さらにトコフェロールを処理し
、α−トコフェロール以外(non−α−tocoph
enols)の品位を良くし、ビタミンE活性を上げて
いる。しかし、そうするためにはビタミンE活性を有す
るトコフェロール同族体を単離し、ステロールを他の不
純物から分離することが望ましく、必要でもある。
トコフェロールを単離する方法としては、塩基性アニオ
ン交換樹脂を使用して、トコフェロール同族体混合物を
分離し、単一成分にするトコフェロール単離方法に関し
てアメリカ合衆国特許第3゜402.182号が知られ
ている。
純粋な形でトコフェロールを製品の流れ(pro−du
ct  stream)から単離する溶液分別(liq
uidfractionat4on)法が、アメリカ合
衆国特許第4゜454.329号に記載されている。そ
の方法に従うとメタノールを含む1種類以上の有□機溶
媒を使用し、脱臭蒸留物のエステル化水素化生成物、あ
るいはその生成物からエステル化脂肪酸を除去した後に
残った残渣に接触させる。溶媒溶液およびトコフェロー
ル含有生成物を放置しておき、上澄み液(溶媒相)を分
離して、回収した上澄み液からトコフェロール濃縮物を
得る。
トコフェロールが簡単に自然源から単離できるかどうか
は、トコフェロールの溶解特性について、不純物の特性
に似ているかどうかによる。たとえば、脱水(dehy
drated)ステロールは、トコフェロールの特性と
同様の特性をしており、分離することは極めて困難であ
る。脱水ステロールは、トコフェロールの沸点に非常に
近いので、それを分離する蒸留手順は知られていない。
さらに、脱水ステロールは晶出によっても効果的に除け
ない。さらにまた、脱水ステロールは有機溶媒中にトコ
フェロールとともに抽出されるという点で水性塩基性抽
出によっても除けない。
本発明の目的は、抽出温度の差異を利用して、2回ある
いはそれ以上の一連の抽出を行うことにより、トコフェ
ロール含有物質をさらに精製する方法を提供することで
ある。他の目的は、以下で明らかとなる。
発明の詳細な説明 本発明によると、2回あるいはそれ以上の抽出を、それ
ぞれ異なった抽出温度で行う。そのようなトコフェロー
ルの精製方法は、以下の工程からなる; (りトコフェロール含有物質を十分な量のメタノールと
接触させ (A) トコフェロールおよび本来供給材料に存在する
数種類の不純物を含有 するメタノール相、および (B)  不純物相 よりなる2相を形成させる: (2)上記2相を分離する、 (3)(A)相の物質の温度をさげ、十分下げることに
より、相分離が起こり、 (C) トコフェロール濃厚メタノール相および (D)トコフェロールおよび不純物のラフィネート(r
af r 1nate)相よりなる2相を形成させる、 (4)上記2相を分離する、そして (5)(C)相の物質からトコフェロールを回収する B相およびD相の物質は、別の抽出を行なってもよい。
さらにB相あるいはD相の相物質を供給物質として添加
してもよいし、ステップ1あるいは3の抽出に使用する
供給物質と組み合わせてもよい。
異なる温度で一連の抽出を行うことによるトコフェロー
ルの精製は、異なる温度でのトコフェロールの溶解性の
差異を利用している。メタノール中のトコフェロールの
溶解性は温度が上がるにつれ増加するので、テップlの
最初の抽出は、高い温度で完了すればする程、それだけ
多量のトコフェロールを溶解する。ステップ3の2回目
の抽出は、温度を低くすればする程、選択性が増し、高
純度のトコフェロールが得られる。
トコフェロールを最初低い温度で抽出する順序にすると
、高い温度で2回目の抽出(ステップ3)を行うことは
、非常に困難となるでろう。
2相系が得られるとしてもトコフェロールの純度は、不
利な影響を受ける。純度は、抽出を異なった温度で何回
も行い、後の抽出温度を低くすることによってのみ最適
になり、改良される。
本方法においては、使用するメタノールは可能な限り乾
燥させる。トコフェロールの溶解性は、水がメタノール
に添加されると、著しく減少する。
それ故、メタノールは水を1Tlil1%より少なく含
むものが好ましい。
ステップlおよびステップ3の抽出が行なわれるメタノ
ールおよび供給材料の各型は、供給材料中のトコフェロ
ール濃度および選択温度といったそれぞれの特性により
、調整することもできる。
トコフェロールの濃厚相物質の温度を低くすると、別の
相分離がおこり、別の抽出を完結させることができる。
メタノール中での溶解性は、低い温度になればなる程、
不純物よりもトコフェノールの方があるので、D相から
よりC相からの方が純粋なトコフェロールが回収される
本発明では次の態様も好ましい。1つの例として、A相
の分離トコフェロール濃厚メタノールの温度を低くする
ことに加えて、さらにステップ3の間トコフェロール含
有供給材料を添加することが好ましい。本発明において
は、ステップ2の分離後、ステップ3の2回目の低温抽
出の前にA相の物質からメタノールを除去することが好
ましい。
CおよびD相の分離後、トコフェロールは晶出、蒸留、
真空ストリブピング(stripping)あるいは別
の抽出等の適当な方法で回収することができる。
水をトコフェロール濃厚メタノール相に添加する回収方
法は好ましくない。水を添加すると、容易に除去できる
トコフェロール相が形成されるが、メタノールから水を
除去することが困難となり、さらにメタノール中に水が
存在するとトコフェロールの抽出に有害な作用をもたら
すので、メタノールの再使用ができなくなる。
本発明の方法は、各抽出工程で多くの相接触が可能な向
流(counter −current)法で行うのが
好ましい。最初トコフェロールがトコフェロール以外の
不純物と一緒に分離されるが、そのトコフェロールは、
後の接触で不純物相から除去することができ、一方、同
時にメタノール相中に一緒に抽出される不純物は取り除
くことができ、不純物相へ入れるので、それらの接触は
ステージ−ワイズ(stage −wtse)な方法で
行なわれるのが最も好ましい。
詳細な説明 抽出は、本明細書においては溶媒中に混合物の特定の成
分を溶解し除去することである。本発明では、トコフェ
ロールがその成分であり、メタノールがその溶媒である
。2相系が達成されると、トコフェロールをメタノール
で抽出することができる。本発明に従い、前の抽出より
低い温度で、もう1度抽出を行うことにより、最終的に
メタノールに分離されたトコフェロールは、益々純度の
良いものとなる。実際、純度は温度を下げることにより
最適にすることができる。種々の濃度をしたトコフェロ
ール濃縮物および自然の有機源の両方を、本発明の供給
材料として使用することができる。トコフェロール含有
物質としてベニバナ、大豆、ビーナツツ、綿の種子、亜
麻仁、ひまわり、菜種およびゃしオイル等を挙げること
ができるが、それらに限られるものではない。出発物質
はまたやしの葉、レタス、アルファルファ、ゴム、ラテ
ックス、および種々の植物物質等の他の植物源を使用す
ることができる。
一般的にトコフェロールとともに存在し、不純物として
分離できる物質として、ステロール、ステロール炭化水
素、スクワレン、および炭化水素を挙げることができる
。これらの物質は、たとえトコフェロールと共沸(co
 −job)するとしても、分離することができる。
本発明は、供給材料のトコフェロールの濃度が低い物で
も高い物でも、いかなる状況の物でも適用できる。本発
明のステップ3の抽出の温度を十分低くし、2相分離を
確実にする。ステップlの抽出の温度とステップ3の抽
出の温度との差は、個々の事情と要求に大きく依存する
。ステップ3の抽出、すなわち2回目のトコフェロール
の抽出については、少なくとも15℃の温度差、好まし
くは20℃の温度差を設けるべきである。そうすること
により、トコフェロールと不純物の溶解性の変化を確実
にするための十分な温度差をもたせることができ、C相
のトコフェロールの方がD相のトコフェロールよりも純
粋になる。所望であれば、相分離はメタノールを除去す
ることにより確実にすることができ、またトコフェロー
ル含有有機物質を2回目の抽出の供給材料として添加し
て゛もよい。
各抽出温度は、供給材料中のトコフェロール濃度に関し
て調整するのが好ましい。そうすると、異なる温度での
トコフェロールの溶解性の差異を有利に利用することが
できる。たとえばトコフェロールを低い温度でメタノー
ルで抽出するとトコフェロールの溶解量は少なくなるが
、トコフェロールは高い温度で抽出した場合より純粋に
なる。
それ故、供給物質のトコフェロールの含量が低い場合、
トコフェロールがより選択的に、そしてより不純物も少
なく抽出されるので、低い温度で抽出を行うことが望ま
しい。得られたトコフェロール濃縮物はさらに高純度な
ものとなる。
本方法にはトコフェロール含有有機物質はいかなるもの
も使用できる。供給材料は、トコフェロールを3から3
5重量%、35から50重量%、50から75重量%そ
して75から95重量%含有するものでも適している。
供給材料が75重景%を越えるトコフェロールを含有す
る場合、2回目の抽出は25℃の温度より低い温度で行
うのが好ましい。
ステップ1の抽出とステップ3の抽出温度の間の厳密な
差は、各人の事情と要求に大きく依存するが、少なくと
も15℃の温度差、好ましくは20℃の温度を設けるべ
きである。いずれにしても、ステップ1とステップ3の
両抽出の正確な温度は、メタノールの液体範囲であれば
、いかなる温度ででも2点設定することができる。しか
し、実際のところ、(ステップ3の)低温抽出は、周囲
温度(25℃)かそれより低い温度で行うべきであり、
その場合、高温抽出はそれより少なくとも15°C高い
温度で、好ましくは20℃高い温度で行う。
それ故、低温抽出は約25℃から約60℃の温度範囲で
、高温抽出は約40℃から約100℃の温度で都合よく
行える。しかし、低温抽出は約−98℃から約60℃の
範囲の温度で行うことも可能であり、その場合、高温抽
出(ステップl)は約lO℃から約100℃の範囲の温
度で適当に行なえる。
好ましくは、高温抽出は、約40℃から約90℃の範囲
の高温で行い、低温抽出は約−10℃から約60°Cの
温度範囲で行う。
高い抽出温度は、メタノール相中でのトコフェロール溶
解性をより大きくするのに有利である。
さらに大気圧を越える圧力では、より高い温度を使用す
ることができる。本発明の方法に使用できる圧力は、l
から4大気圧である。4大気圧では最大温度は約100
℃である。90℃までの温度では、圧力は約1から3大
気圧の範囲が望ましい。
当然に、低温抽出に許される最小温度はメタノール凝固
点である。
ステップ3の抽出を行う場合、トコフェロールは、温度
を徐々に下げることにより回収することができ、それに
よって分離相が徐々に形成する。
このことにより、トコフェロール相形成のあらゆる段階
で、形成相を徐々に除去することができ、あるいは、定
期的に除去あるいは回収できる。形成する相は不純物の
トコフェロールに対する比がメタノール相(C)よりも
高い傾向にあることに気がつくことは重要である。従っ
て新しく形成した相(D)は、メタノールを除去後C相
から回収される物質程トコフェロールが純粋でない。温
度をメタノールの凝固点まで下げなければ、形成相を徐
々にあるいは定期的に回収して、トコフェロール相を除
去し、その中に残っているメタノールを、蒸留によって
取り除き、最も純粋なトコフェロールを回収する。 使
用できる他の重要な変数は、容積である。供給材料とメ
タノールの相対的な容積は、2相系を確実にするために
、種々の温度を通じて調整することができる。低温抽出
は、トコフェロールの回収を最適にするため供給材料の
容積に比べてより多くの量のメタノールで行う。従って
、メタノールの供給材料に対する容積比は約1.5:1
から20:1.好ましくは2:1から12:1に変化さ
せることができる。高温抽出の供給材料に対するメタノ
ールの容積比は、約l=1から約12:lである。
種々の回収方法を使用してメタノール相物質からトコフ
ェロールを分離する。その方法としては、晶出、真空蒸
留、沈澱、吸着、または水あるいは分離トコフェロール
相の分離を引き起こす他の極性物質を添加することによ
る方法等を挙げることができる。いかなる回収方法を使
用しようとも、温度と圧力は使用する回収方法に適した
ものとすべきである。
ステップlあるいはステップ3の抽出後、D相そして時
々B相の不純物相物質は幾らかの量のトコフェロールを
含有している。そのような場合、もう1回抽出を完結さ
せトコフェロールを回収するか、またはその物質に供給
材料を添加して組み合わせてもよい。しかし、ステージ
−ワイズ(stage −wise)な方法で行う連続
抽出を使用し、多くの相接触をさせることがなお好まし
い。そのようなシステムを全工程に使用しくステップ!
およびステップ3の両抽出に)、不純物ともに処分され
るトコフェロールの里を最小にし、またトコフェロール
濃厚メタノールに残る不純物の量を減少させる。
液/液相抽出に適した装置ならいかなる装置をも使用で
きる。それゆえ本方法は、バッチ方法でも連続方法でも
行うことができる。しかし、好ましくは連続抽出システ
ムを使用する。最も好ましい連続方法は、多くの向流(
counter −current)相接触を備える方
法(連続多段向流システム)である。
このような接触がステージワイズな方法で行なわれると
、最初不純な有機物質とともに残るトコフェロールは、
後の段階でメタノール相に移る。同じようにメタノール
とともに分離した不純物は、後の相接触の間に非極性相
中へ移動する。本発明に従い、そのようなシステムによ
りトコフェロールを高収率で高純度で得ることができる
本発明の実施例を示し、さらに詳しく説明するが、本発
明はそれらに限られるものではない。すべての部および
パーセンテージは特に指示がないかぎり重量部、重量パ
ーセンテージである。
実施例1 まず、2つの抽出を室温(おおよそ24°C)で完結さ
せた。供給材料は、トコフェロール64.5重量%の物
を使用した。1つの抽出は、供給材料の100グラム(
g)をメタノールの400gと混合した。もう1つの抽
出は、供給材料の83gをメ゛タノールの325gと混
合した。それぞれの抽出において、A相およびB相が形
成された:A相・・・トコフェロールおよび供給材料に
本来存在する不純物を含有するメタノール相B相・・・
不純物相(ラフィネート) A相とB相を分離して、両抽出のA相を合わせ、十分な
量のメタノールを除去し、その合わせた相の固形分濃度
が12.6重量%から20重量%まで増加させた。その
後、その相の温度を4℃に低下させ(おおよそ20℃低
くした)、次の別の2相を形成させた: C相・・・トコフェロール濃厚メタノール相、D相・・
・トコフェロールおよび不純物のラフィネート相 試料の6相すべてを分析した(表1および表2)。
表1(24℃) 表2(4℃) 実施例2 2つの連続抽出を、連続して連結した2つのカラムを使
用して行った。カラム1は50℃に保持した。純粋なメ
タノールをその下部に供給し、39.4重量%の供給材
料を上部に供給し、向流的に接触させた。カラムlに使
用した供給材料はカラム2で行なった抽出からのラフィ
ネートを使用した。
50℃でカラムlの抽出を行った後、トコフェロール濃
厚メタノールをカラム2に供給した。カラムは20℃に
保持し、更にトコフェロールが48.3重量%である供
給材料を向流的に接触させた。カラム2からのラフィネ
ートはカラムlの供給材料として使用した。カラム1お
よびカラム2の両力ラムに供した後のトコフェロール濃
厚メタノールから試料を取り出した。さらにカラム!お
よびカラム2の供給材料から、モしてカラム2に供した
後残っているラフィネートから試料を取り出した。それ
らの分析結果を以下に示す。
20℃での2回目の抽出後、全部のトコフェロール(最
初に供給材料に存在した)の約81%がメタノール相中
に存在し、供給材料中のトコフェロールの約19%が最
後のラフィネート中に残った。
表−1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)トコフェロール含有物質を十分な量のメタノ
    ールと接触させ (A)トコフェロールおよび本来供給 材料に存在する数種類の不純物を含有 するメタノール相、および(B)不純 物相 よりなる2相を形成させる; (2)上記2相を分離する; (3)(A)相の物質の温度をさげ、十分下げることに
    より、相分離が起こり、 (C)トコフェロール濃厚(enriched)メタノ
    ール相および (D)トコフェロールおよび不純物のラ フィネート(raffinate)相 よりなる2相を形成させる; (4)上記2相を分離する;そして (5)(C)相の物質からトコフェロールを回収する; ことよりなるトコフェロールの精製方法。 2、ステップ1を、約10℃から約100℃の温度範囲
    、1から4大気圧で行い、ステップ3の温度が約−98
    ℃から約60℃の範囲である(ただし、ステップ3の温
    度は、ステップ1の温度より最低でも約15℃低くする
    )第1項記載の方法。 3、ステップ2の後、ステップ3の前に、メタノールを
    A相の物質から除去する第2項記載の方法。 4、ステップ1を、約40℃から約90℃の温度範囲、
    1から3大気圧で行い、ステップ3の温度が約−10℃
    から約60℃の範囲である(ただし、ステップ3の温度
    は、ステップ1の温度より最低でも約20℃低くする)
    第1項記載の方法。 5、連続多段向流(continuous multi
    −stagecounter−current)システ
    ムを全工程に使用する第3項記載の方法。
JP10460186A 1985-05-06 1986-05-06 トコフエロ−ルのメタノ−ル抽出 Pending JPS61268677A (ja)

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