JPS62224731A - クラツチ圧力制御装置におけるフイリングタイム検出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ギヤトレーンの係脱を油圧クラッチにて行な
うことにより変速するようにしたトランスミッションの
クラッチ圧力制御装置におけるフィリングタイム検出方
法に関するものである。

従来の技術 トランスミッションのクラッチにおいて、クラッチバッ
クに圧油が充満するまでの時間、すなわちフィリングタ
イムが存在する。

発明が解決しようとする問題点 上記フィリングタイム内にはトルクが伝達されず、この
ため変速時に息つき現像（トルクオフ）が発生し、乗り
心地及び加速性という走行性能上において問題となって
い次。特に大型の建設車両ではクラッチ容量が大きいた
め、フィリングタイムが長く、問題であった。

フィリングタイムを短縮させるにはクラッチバックに大
流量を流してやればよいがそうするとパルプ類も大型化
してコストアップにつながるという欠点があつ念。

そして上記のことからフィリングタイムの短縮化を図る
ために、フィリングタイムを検出する必要があるが、従
来にあってはこのフィリングタイムの検出が困難であっ
た。

問題点を解決するための手段及び作用 本発明は上記のことにかんがみなされたもので、フィリ
ングタイムの短縮化を図り、トルクオフを小さくするた
めにはまずフィリングタイムを検出する必要があるが、
本発明はこのフィリングタイムを簡単に検出できる方法
を提供しようとするもので、その構成態様は、油圧源と
クラッチパックとを接続する回路内にコントローラで制
御される電子式圧力制御弁を介装したクラッチ圧力制御
装置において、上記回路を流れる圧油の流量変化によっ
て作動する流量検出弁の動きを検出してフィリングタイ
ムを検出するようになっている。

実施例 本発明の実施態様を第１図を参照して説明する。

図中１はクラッチパック２に圧油が供給されることによ
り作動し、ばね３にて解除されるようにしたクラッチで
あり、このクラッチ１０作ｉυにより図示しないギヤト
レーンの保合がなされるようになっている。４は電子圧
力制御弁、５は流量検出弁であり、これらはクラッチパ
ック２と油圧源６とを接続する回路７に並列に介装して
おる。

上記電子式圧力制御弁４は連通位置４αとクラッチパッ
ク２の圧油をドレンするドレン位置４ｂとを有し、かつ
その切換はソレノイド８にて行なわれるようになってい
る。そしてこのソレノイド８はコントローラ９に接続さ
れている。

またこの電子式圧力制御弁４はばね１０及びクラッチパ
ック２の圧力にてとレン位ｆ１ｔ４ｈ側へ付勢されてい
る。

流量検出弁５は連通位置５αと遮断位置５ｈとを有して
おり、この流量検出弁５はばね１１にて遮断位置５ｂ側
へ付勢されている。またクラッチパック２と両弁４，５
との間の回路には絞り１２が介装されておシ、この絞り
１２の上流側が連通位置５α側に、また下流側が遮断位
置５ｂ側にそれぞれパイロット回路１３．１４にて接続
されている。また流量検出弁５にはこれの連通位置５α
方向への動きを電気的に検出する電磁ピックアップ１５
が設けてあり、この１１Ｌｉピツクアツプ１５で検出し
た信号はコントローラ９に入力されるようになっている
。

上記構成において、電子式圧力制御弁４をコントローラ
９により連通位置４αにすると、油圧源６からの圧油は
電子式圧力制御弁４の連通位ｔ４αを通り、さらに絞り
１２を通ってクラッチパック２へ流れ込む。すると絞り
１２の前後に差圧（２人−ｐｓ）が生じ、この差圧によ
り流量検出弁５が連通位置４α側へ付勢されて開き、油
圧源６からの圧油は上記電子式圧力制御弁４のほかに、
この流量検出弁５を通ってもクラッチパック２へ流れ込
む。

クラッチパック２が圧油で充満すると、いわゆるフィリ
ング終了となり、油は流れなくなるので、絞りＩ２の前
後の差圧がなくなるから、流量検出弁５はばね１１にて
遮断位置５ｂ側へ戻されて閉状態となる。

上記流量検出弁５の動きは′電磁ピックアップ１５にて
検出され、この検出信号はコントローラ９に入力されて
入力情報として検知される。

次に上記のようにして得られたフィリングタイム情報を
利用して変速時のトルクオフ防止法について説明する。

ここで１速から２速へ切換える場合について説明する。

今１速から２速へ変速しようとするとき、電子式圧力制
御弁４を通って絞り１２を介して２速用のクラッチパッ
クへ油が流入する。クラッチパック２に油が充満すると
流量検出弁５はばね力にて遮断位置５ｂへ戻るので、こ
れを！磁ピックアップで検出する。この信号を基点とし
てコントロー、２９によりクラッチ圧力をビルドアップ
させてやればよい。

すなわち、第２図に示すように、１連用のクラッチの油
圧Ａを切る寸前に電子式制御弁４を作動させて２連用の
クラッチに油を満たしておき、１連用のクラッチを切る
と同時に流１を検出弁５の電磁ピックアップからのフィ
リング終了信号を基点に２速用のクラッチの油圧〃をビ
ルドアツブさせてやれはフィリングタイムがなくなり変
速時のトルクオフが防止される。

また第３図に示すように、１連用のクラッチの油圧ＡＩ
ｆ切りながら２連用のクラッチの油圧Ｂ′を供給させる
ことにより、クロスオーバ制御による変速操作が可能で
ある。、 −またクラッチパック２への圧油の流入は電子式圧力制
御弁４と流量検出弁５の双方を通って流入するから、小
型の弁でもって大量の圧油を流すことができフィリング
タイムを短縮することができる。

発明の効果 本発明によれば、クラッチパック２に圧油が充満するま
での時間（フィリングタイム）を簡単に検出することが
できる。

【図面の簡単な説明】

線図である。 ２はクラッチパック、４は電子式圧力制御弁、５は流量
検出弁、７は回路、９はコントローラ、１５はピックア
ップ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 油圧源６とクラッチパック２とを接続する回路７内にコ
   ントローラ９で制御される電子式圧力制御弁４を介装し
   たクラッチ圧力制御装置において、上記回路を流れる圧
   油の流量変化によつて作動する流量検出弁５の動きを検
   出してクラッチパック２へ圧油が充満するまでのフィリ
   ングタイムを検出するようにしたことを特徴とするクラ
   ッチ圧力制御装置におけるフィリングタイム検出方法。