JPS62223652A - 欠陥検査装置 - Google Patents

欠陥検査装置

Info

Publication number
JPS62223652A
JPS62223652A JP6596086A JP6596086A JPS62223652A JP S62223652 A JPS62223652 A JP S62223652A JP 6596086 A JP6596086 A JP 6596086A JP 6596086 A JP6596086 A JP 6596086A JP S62223652 A JPS62223652 A JP S62223652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
detection signal
defect
absolute value
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6596086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0543265B2 (ja
Inventor
Minoru Tanaka
稔 田中
Mitsuyoshi Koizumi
小泉 光義
Yoshimasa Oshima
良正 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6596086A priority Critical patent/JPS62223652A/ja
Publication of JPS62223652A publication Critical patent/JPS62223652A/ja
Publication of JPH0543265B2 publication Critical patent/JPH0543265B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被検査試料、特に磁気ディスク塗膜、  等
の傷、突起等の欠陥を光電変換素子等の検出器で検出し
て検査する欠陥検査装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、鋼板あるいは磁気ディスク塗膜等の被検査試料の
上に存在する傷、突起などの欠陥を検査する方法として
、被検査試料をテレビカメラ等で撮像し、得られた映像
信号を閾値で2値化することにより傷、突起等の欠陥の
認識を行なう方法が用いられている。
上記の方法において、検査面の状態が安定な場合には、
正常面からの検出信号は一定であるため。
固定の閾値で2値化して欠陥を抽出することが可能であ
る。
しかし検査面の状態が不安定な場合、例えば磁気ディス
ク塗膜面の塗膜厚さが変化している場合には、検出信号
Sは第7図に示すように変化し、固定閾値で欠陥を認識
することが不可能である。
これに対処する方法としては、例えば特開昭54−36
38号公報に示されているような浮動形2値化法がある
この方法は、検出信号Sを縮小、平滑し、更に一定レベ
ルを加減算したものを閾値として2値化するものである
。この方法によれば、例えばプリント板の欠陥検査等の
場合には、パターンおよび微小欠陥の検出が可能である
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記従来技術では、第7図に示したような検出
信号Sの場合において、微小欠陥イ〜ホを弁別しようと
すると背景の変化まで2値化することになり、欠陥検出
を行なうことができないという問題がある。
すなわち、第7図に示すように、信号の縮小平滑信号L
□、L2を小さくし、固定レベルを加減することにより
、欠陥イ、口、二を弁別することができるが、この場合
には欠陥ハ、ホは検出することができない。
欠陥ハ、ホも検出するためには閾値L 、/、(L、’
)を第8図のようにしなければならないが、この場合に
はハ、ホの2値化の他に、背景も2値化してしまうので
、誤検出となってしまう。
また、一般に浮動閾値法は電気回路の動的応答を利用し
ているので、検査速度を大幅に変化させたい場合や、背
景の変動周期(周波数)が異なる試料を検査したい場合
には、電気的時定数を変更せねばならないので、手間を
要するという問題もある。
又、外観不良欠陥の中には、正常部とのコントラストは
低いが、面積が比較的大きい為、目視検査では容易に検
出可能であるが、光学的な自動検出が困難なものがある
このような欠陥の検出信号は第7図のへの如き波形とな
り、出力レベルの変化だけで欠陥判定しようとする場合
、ノイズレベルと全く区別できなくなり、欠陥を見逃し
てしまうという問題もある。
本発明の目的は、上記のごとき従来の問題点に鑑みて、
検出信号のレベルが欠陥信号の変化に比べて緩やかに大
きく変動し、更に面積は比較的大きいが、正常部とのコ
ントラストが低い為、出力変化がノイズレベルと同等で
あるような欠陥信号も感度よく抽出することができるよ
うにした欠陥検査装置δを提供することにある。
〔問題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため本発明においては、検出信号
から検出信号の低周波成分の信号を減算して両者の差信
号を求め、上記検出信号に現れる欠陥信号の時間幅と略
同等の値に予め設定した所定時間幅のゲート信号を次々
にオーバラップして発生し、上記の各ゲート信号の時間
幅内において上記差信号を積分して絶対値に変換し、そ
の積分値の絶対値を予め設定した所定の閾値と比較しそ
の絶対値が閾値以上のとき欠陥と判定する(特許請求の
範囲第1項)か、若しくは、上記差信号を先ず絶対値に
変換し、上記の各ゲート信号の時間幅内において上記差
信号の絶対値を積分し、その積分値を予め設定した所定
の閾値と比較しその積分値が閾値以上のとき欠陥と判定
する(特許請求の範囲第2項)ように構成している。
〔作用〕
欠陥信号やノイズ信号を含む検出信号から該検出信号の
低周波成分を減算した差信号を求め、上記検出信号に現
れる欠陥信号の時間幅と略同等の値に予め設定した所定
時間幅毎に積分すると、欠陥部の積分値は、正常部の積
分値に比べて著しく大きな値になる。
すなわち、上記の積分する時間幅を欠陥信号の継続時間
幅と略同等にすることにより、検出信号の緩やかで大き
な変動を受けないようにすることが出来る。
また、差信号の積分値の絶対値を求めることにより、コ
ントラストが低くて大きさが比較的大きな欠陥も確実に
検出することが出来る。
また、特許請求の範囲第2項に記載するごとく、差信号
を先ず絶対値に変換したのち、その積分値を求めるもの
においては、差信号の振幅が正負にほぼ均等に分布して
いるような欠陥の場合でも欠陥を適確に抽出するするこ
とが出来る。
したがって、前記のごとく構成することにより、ノイズ
成分を含む検出信号から、欠陥部を感度良く、かつ、正
確に検出することが出来る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図がら第6図により具体的
に説明する。
第1図は本発明の一実施例の全体構成を示したもので、
磁気ディスク塗膜面等の被検査試料の面を螺旋状に走査
して光電素子により欠陥検出を行なう外観検査装置の例
である。
第1図において、1は磁気ディスク、2は直進テーブル
、3はスピンドル、4.5は駆動用のモータ、6は光電
素子、7はリニアエンコーダ、8はロータリエンコーダ
、9は増幅器、10はA/D変換器、11.12はカウ
ンタ、13は分周回路、14はodd (奇数)回路、
15はevan (偶数)回路、16及び17は信号処
理器、18は閾値設定器、19はOR回路、20はメモ
リである。
欠陥検出は、磁気ディスク1を直進テーブル2上に設け
たスピンドル3に取付け、駆動モータ4及び5により光
電素子6に対して螺旋状に走査して行なう(第2図)。
この検出動作により、光電素子6からは塗膜面の明るさ
に応じて第5図(A)の如き検出信号Sが増幅器9に、
リニアエンコーダ7からは直進テーブル2のR座標がカ
ウンタ11に、ロータリエンコーダ8からはスピンドル
3(磁気ディスク1)のO座標がカウンタ12に出力さ
れる。
第5図(B)は第5図(A)に示すへの部分を拡大して
示した図である。なお、第5図において、(A)のみは
時間軸を縮小して示してあり、(B)〜(K)は同一時
間軸で示しである。
上記の光電素子6からの検出信号は増幅器9で増幅され
た後、A/D変換器10に入力する。A/D変換器10
においては、ロータリエンコーダ8がらの出力信号(第
5図(G))をクロックとして用い、検出信号をA/D
変換して信号処理器16及び信号処理器17に出力する
信号処理器16.17では、A/D変換器10からのE
OC信号(第5図(H))が入力する毎に、検出信号S
の低周波成分(第5図(A)(B)のM)の抽出及び検
出信号Sと低周波信号Mとの差の演算を行ない、該差信
号(第5図(C)のR)を基に、分周回路13、odd
回路14、even回路15によって創成したゲート信
号時間内における差信号Rの積分値の絶対値と閾値設定
器18により設定した閾値とを比較し、閾値より大きい
場合のみ書き込み命令21によりメモリ20に差信号R
の積分値の絶対値を書き込む。この時カウンタ11.1
2からのR座標、0座標を欠陥の位置情報として用いる
分周回路13からの出力信号を第5図(I)に、odd
回路14からの出力信号を第5図(J)に。
eVQn回路15からの出力信号を第5図(K)に示す
上記の各信号は、第5図(D)に示したゲート信号を創
成するための信号で、odd (奇数)信号により第5
図(D)に示すi、にのゲート信号を、even (偶
数)信号により第5図CD)に示す、j、aのゲート信
号を割成する。
本実施例においては、分周クロックの周期をW/2、o
dd信号、 even信号の周期をW、odd信号とe
ven信号との位相差をW/2とした。
第5図(H)にはA/D変換器10から出力されるEO
C信号を示す。この信号は、検出信号のA/D変換が終
了する毎に出力される信号で、第5図(G)に示すエン
コーダ出力よりΔtだけ遅れて出力される。
次に、第3図により、第1図の信号処理器16.17の
構成及び動作を詳述する。なお、信号処理器16と信号
処理器17はゲート信号が1/2周期ずれて動作する以
外は、構成、動作共全く同一であるため、信号処理器1
6についてのみ説明する。
第3図において、22.23はN/2ビツトのシフトレ
ジスタ、 24.25.30は加算器、26.27.3
2は減算器、 28.29.34.35はラッチ回路、
31は除算器、33は加減算を行なう演算器、36は絶
対値交換器、37は比較器、38はAND回路である。
まず検査開始前にシフトレジスタ22.23及びラッチ
回路28.29.34.35の内容をクリアする。
次に、シフトレジスタ22.23、加算器30、除算器
31により検出信号Sの低周波成分(第5図(A)(B
)のM)の抽出を行なう。この低周波成分の抽出は、検
出信号Sの一定範囲を順次平均化していくことにより行
なう6すなわち第3図の如く。
シフトレジスタ22とシフトレジスタ23とは直列に接
続されており、A/D変換器10からEOC信号が出力
される毎にA/D変換器10からのA/D変換された検
出信号(以後A/D信号と記述する)はシフ1−レジス
タ22と加算器24に、シフトレジスタ22から出力さ
れたA/D信号はシフトレジスタ23と加算器25に入
力する。
加算器24ではA/D変換器10からのA/D信号とラ
ッチ回路28にラッチしたデータとを加算し、減算器2
6に出力する。
減算器26では、加算器24の加算データからシフトレ
ジスタ22から出力されたA/D信号を減算してラッチ
回路28に出力する。
以上の動作をA/D変換器10からEOC信号が出力さ
れる毎に行なうことにより、シフトレジスタ22にスト
アしたデータの積分値を常にラッチ回路28にラッチす
ることができる。
同様に加算器25、減算器27、ラッチ回路29により
、シフトレジスタ23にストアしたデータの積分値をラ
ッチ回路29にラッチすることができる。
ラッチ回路28.29にラッチしたデータは加算器30
により加算し、この加算結果を除算器31により1/N
に除算することにより、シフトレジスタ22と23にス
トアされているN個のA/D信号の平均値を求めること
ができる。
また減算器32では、シフトレジスタ22から出力され
た(N/2)+1番目のA/D信号から除算器31から
出力された平均値を減算して演算器33に出力する。
この信号処理は、第5図(B)、(C)において検出信
号Sから低周波信号Mを減算して差信号Rを求める動作
に相当する。
次に演算器33.ラッチ回路34.35により、分周回
路13. odd回路14によって創成したゲート信号
時間内における前記差信号Rの積分値を求める。
すなわち演算器33では、減算器32から順次出力され
る差信号Rと、ラッチ回路34にラッチしたデータとの
加減算を行ない、演算結果をEOC信号が入力する毎に
ラッチ回路34に出力し、ラッチ回路34のデータを更
新する。
ラッチ回路34では1次のodd信号が入力するまでデ
ータの更新を続け、odd信号が入力されたらラッチ回
路35にデータを出力する。
上記の動作により、ラッチ回路35には、ゲート信号時
間内における差信号Rの積分値が、 odd信号が入力
される毎に更新されてラッチされる。
ラッチ回路35から出力されたデータは、絶対値変換器
36によって絶対値に変換され、比較器37に送られる
比較器37では、絶対値変換器36から出力されたゲー
ト信号時間内における差信号Rの積分絶対値と閾値設定
器18で設定した閾値とを比較し、絶対値変換器36か
ら出力された差信号Rの積分絶対値が大きい場合のみ“
1″の信号をAND回路38に出力し、oddの“1″
信号とのANDを取り、OR回路19を介してメモリ2
0に書き込む。
この時、同時にリニアエンコーダ7及びロータリエンコ
ーダ8のカウンタ11.12から検出位置のR座標、θ
座標も取込み、欠陥の位置情報として用いる。
メモリ20へのデータの書込みは、AND回路38によ
り、比較器37からの書込み信号とodd回路14かの
odd信号(第5図(J))の論理積をとって書込み命
令21により行なう。
以上の説明では、odd信号によって信号処理を行なう
信号処理器16についてのみ説明したが1本実施例にお
いては、第1図に示した如(even信号によって信号
処理を行なう信号処理器17が併設しである。
上記の信号処理器16と信号処理器17の違いは、前述
した如(odd信号(第5図(J))とeven信号(
第5図(K))の位相が172周期ずれていることであ
る。これは、ゲート信号を互いにオーバラップさせて欠
陥信号の見落としを防止したもので、オーバラップ量は
ゲート幅Wの1/2以外でもよい。要は、odd、 e
venの処理が時間的に交差していればよい。
第5図は、第1図〜第3図に示した実施例の各部におけ
る信号を示したものである。
第5図において1、(A)は欠陥信号イ〜へを含む検出
信号S及び低周波信号Mを示し、検出信号Sは、磁気デ
ィスク塗膜面等の被検査試料1の反射率の変化を光電素
子6により検出した場合の例である。
検出信号Sは欠陥信号イ〜への変化に比べて緩やかに大
きく変動しており、更に欠陥信号と同程度の周期で変化
するノイズ成分を含んでいる。
これらの検出信号の変動は、塗膜の塗布むらや照明光の
明るさ変動、塗膜面の表面粗さ等が原因である。
次に、(B)は(A)における欠陥信号への周辺を時間
tの範囲に渡って拡大した検出信号Sと低周波信号Mを
示したもので、コントラストが低くて大きさが比較的大
きい欠陥の検出信号例である。なお、(A)のみは時間
軸を縮小して示してあり、(B)〜(K)は同一時間軸
で示しである。
る。
また(C)は(B)におけろ検出信号Sと低周波信号M
との差信号Rを示したものである。
また(D)は時間Wのゲート幅を有するゲート信号をi
、j、に、Qの順に走査していく様子を示しており、ゲ
ート幅時間は欠陥信号の時間幅、すなわち欠陥信号への
継続時間幅と同等、もしくは僅かに大きい値に設定しで
ある。
また1次々と発生するゲート信号は、欠陥信号の見落と
しをなくすため互いにオーバラップさせることが肝要で
ある。(D)の例では、オーバラップ時間がW/2の場
合を示す。
上記のように、ゲート幅W時間内の検出信号Sと低周波
信号Mとの差信号Rの積分絶対値を順次抽出していくこ
とにより、欠陥信号イ〜へを容易に抽出することが本発
明の要点である。すなわち。
ゲート幅Wの時間幅を欠陥信号の時間幅と略同等にした
ことにより、検出信号Sの緩やかで大きな変動を受けな
いようにし、更に差信号Rの積分絶対値を抽出すること
により、コントラストが低くて、大きさが比較的大きい
欠陥も容易に抽出できるわけである。
次に、(E)はゲート信号i、j、に、Qに対応した差
信号Rの積分値ΣR,、ΣRJ、ΣRk。
ΣR1を示したものであり、(F)はこの積分値の絶対
値1ΣR+1.IΣRjl、1ΣRh l、1ΣRal
と閾値りを示している。
図示のごとく、上記の欠陥信号への部分を走査したj、
にのゲート信号においては、閾値りを超える差信号Rの
積分値の絶対値1ΣRJ1. IΣRklが抽出され、
他のノイズ成分のみの積分値の絶対値1ΣRi1.1Σ
Ratとはっきり区別できることが判る。
また、(G)はロータリエンコーダ8がらの出力信号、
(H)はA/D変換器10から出力されるEOC信号、
(I)は分周回路13から出力される分周信号、 (J
)はodd回路14から出力されるodd信号、(K)
はeven回路15から出力されるQVOn信号を示し
ている。
以上の原理及び構成により、検出信号のレベルが欠陥信
号の変化に比べて緩やかに大きく変動し、欠陥信号と同
程度の周期で変化するノイズ成分を含む場合において、
コントラストが低くて大きさが比較的大きい欠陥があっ
た場合でも、欠陥信号のみを感度よく安定に抽出できる
ようになった。
次に、第4図は本発明の他の実施例図であり、第6図は
第4図の実施例の信号波形図である。
第4図は、信号処理器16のうちで第3図の内容と異な
る部分のみを示したものであり、その他の部分は前記第
1〜3図と同様である。
本実施例の特徴は、検出信号Sと低周波信号Mとの差信
号に対して絶対値変換を行なった後、ゲート時間内にお
ける積分値を演算する点にある(前記第3図の実施例で
は、差信号を積分した後、絶対値変換を行なっている)
このため回路は第4図の如く構成した。すなわち減算器
32で検出信号Sと低周波信号Mとの減算を行なった後
、この差信号をまず絶対値変換器39に入力して絶対値
に変換する。
次に、絶対値変換器39から出力される差信号の絶対値
を、加算器40、ラッチ回路34.35から成る積分手
段に入力し、この積分値と閾値設定器18に設定した閾
値を比較器37で比較する。
比較の結果、ラッチ回路35から出力されるゲート時間
内の積分値が大きい場合のみ1711#なる信号をAN
D回路38に出力し、oddの(t I IIなる信号
とANDを取り、OR回路19を介してメモリ2゜に書
き込む。
本実施例による欠陥検査装置は、検出信号Sと低周波信
号Mとの差信号が第6図(C′)のR′の如き場合に特
に有効である。
以下1本実施例の効果を第6図により説明する。
第6図において、(C′)は、検出信号Sと低周波信号
Mとの欠陥部の差信号R′の一例を示したので、前記第
5図(C)の例とは異なり、出力が正、負にほぼ均等に
分布した例である。
このような差信号R′を前記第3図の実施例で示した検
査装置で処理すると、(D)に示したi、j、 k、n
のゲート時間内の積分値は、(E′)のΣR′!、ΣR
′j、ΣR/k、ΣR/2となり、その絶対値は(F′
)の如くいずれも閾値り以下となるので欠陥として抽出
できない。この理由は、欠陥部の差信号R′の出力が正
、負にほぼ均等に分布しているため、ゲート時間内で積
分した時、正、負の出力が互いにキャンセルして小さな
積分値しか得られなくなるためである。
そこで本実施例では、先に差信号R′を絶対値に変換し
、その後ゲート内の積分値を求めることにした。
第6図(C“)は差信号の絶対値R“を示し、その出力
値は全て正の値である。
この差信号の絶対値R“を(D)に示したi、j、k、
Ωのゲート時間内で積分した結果が(F”)のΣR′′
+、ΣR″j、ΣR″転、ΣR#Qである。
図示の如、く、上記の欠陥部を走査したj、にのゲート
信号において、閾値りを超える積分値ΣR″j、ΣR/
/kが抽出され、他のノイズ成分のみの積分値ΣR#i
、ΣR”lとはっきり区別できることが判る。
なお、これまでの実施例では、磁気ディスクを例として
、検査方法を説明したが、本発明は磁気ディスク以外の
試料の検査にも適用できることは明白である。
更に、前記の実施例では、A/D変換を用いて検出信号
の低周波成分の抽出、検出信号と低周波信号の差の演算
、ゲート信号内の差信号の積分等を行なっているが、ロ
ーパスフィルタ等を使用したアナログ的な方法により行
なうこともできる。
又、前記の実施例では、エンコーダクロックを基本にし
てゲートの発生を行なっているが、必ずしもこれを用い
る必要はない。すなわち、回転速度が一定のモータを用
いた場合には、水晶発振器などを用いて非同期なりロッ
クによりA/D変換、ゲート発生等を行なっても構わな
い。このような構成にすればより安価な構成となるが、
欠陥の位置情報は前記実施例に比べて多少不正確になる
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、検出信号に現れる
欠陥信号の時間幅と略同等の時間幅を有するゲート信号
を互いにオーバラップするように実時間で発生させ、該
ゲート幅内での検出信号と低周波信号との差信号の積分
値の絶対値、あるいは差信号の絶対値の積分値が、設定
した閾値を超えた時、欠陥信号と判定するようにしたの
で、検出器より得られる検出信号のレベルが欠陥信号の
変化に比べて緩やかに大きく変動し、欠陥信号と同程度
の周期で変化するノイズ成分を含み、更にコントラスト
が低くて大きさが比較的大きい欠陥の場合でも、欠陥信
号を見落しなく感度よく抽出できる効果を奏する。
特に、差信号の絶対値の積分値と所定の閾値とを比較す
るもの(第4図の実施例)においては、検出信号が正負
にほぼ均等に分布した差信号の場合でも、欠陥を適確に
抽出することが出来る。
また本発明によれば簡単な回路構成でもって欠陥を感度
よく検査できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の欠陥検査装置の一実施例の全体構成図
、第2図は被検査試料の走査方法を説明するための平面
図、第3図は第1図における信号処理器の内部構成及び
動作を説明するための図、第4図は本発明の他の実施例
図、第5図は第1図〜第3図に示した実施例の各部にお
ける信号を示した図、第6図は第4図の実施例の各部に
おける信号を示した図、第7図及び第8図は従来例を説
明するための信号波形図である。 〈符号の説明〉 1・・・磁気ディスク   2・・・直進テーブル3・
・・スピンドル    4.5・・・モータ6・・・光
f!!素子     7・・・リニアエンコーダ8・・
・ロータリエンコーダ 9・・・アンプ      IO・・・A/D変換器1
1.12・・・カウンタ   13・・・分周回路14
−= odd回路      15−even回路16
.17・・・信号処理器  18・・・閾値設定器19
・・・OR回路     2o・・・メモリ21・・・
書込み命令    22.23・・・シフトレジスタ2
4、25.30.40・・・加算器 26.27.32・・・減算器 28.29.34.35・・・ラッチ回路31・・・除
算器      33・・・演算器36.39・・・絶
対値変換器 37・・・比較器38・・・AND回路 代理人弁理士  中 村 純之助 t2図    1’1  図 才3図 ?−4列 才5図 才6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被検査試料を相対的に走査して物理的な変化を検出
    する検出器と、該検出器から出力される検出信号の低周
    波成分の信号のみを抽出する低周波信号抽出手段と、上
    記検出信号から低周波信号を減算して両者の差信号を出
    力する減算手段と、上記検出信号に現れる欠陥信号の時
    間幅と略同等の値に予め設定した所定時間幅のゲート信
    号を次々にオーバラップして発生するゲート発生手段と
    、上記の各ゲート信号の時間幅内において上記差信号を
    積分する積分手段と、該積分手段で積分した値を絶対値
    に変換する変換手段と、該変換手段から出力される積分
    値の絶対値を予め設定した所定の閾値と比較しその絶対
    値が閾値以上のとき欠陥と判定する比較判定手段とを備
    えたことを特徴とする欠陥検査装置。 2、被検査試料を相対的に走査して物理的な変化を検出
    する検出器と、該検出器から出力される検出信号の低周
    波成分の信号のみを抽出する低周波信号抽出手段と、上
    記検出信号から低周波信号を減算して両者の差信号を出
    力する減算手段と、上記差信号を絶対値に変換する変換
    手段と、上記検出信号に現れる欠陥信号の時間幅と略同
    等の値に予め設定した所定時間幅のゲート信号を次々に
    オーバラップして発生するゲート発生手段と、上記の各
    ゲート信号の時間幅内において上記変換手段から出力さ
    れる差信号の絶対値を積分する積分手段と、該積分手段
    から出力される積分値を予め設定した所定の閾値と比較
    しその積分値が閾値以上のとき欠陥と判定する比較判定
    手段とを備えたことを特徴とする欠陥検査装置。
JP6596086A 1986-03-26 1986-03-26 欠陥検査装置 Granted JPS62223652A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6596086A JPS62223652A (ja) 1986-03-26 1986-03-26 欠陥検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6596086A JPS62223652A (ja) 1986-03-26 1986-03-26 欠陥検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62223652A true JPS62223652A (ja) 1987-10-01
JPH0543265B2 JPH0543265B2 (ja) 1993-07-01

Family

ID=13302062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6596086A Granted JPS62223652A (ja) 1986-03-26 1986-03-26 欠陥検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62223652A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003014703A (ja) * 2001-07-04 2003-01-15 Sanshin Denshi:Kk 超音波気泡検出装置
JP2006194900A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Komag Inc テストヘッドからプロセッサへデータを選択的に供給する方法及び装置
US11092570B2 (en) * 2017-01-26 2021-08-17 Shimadzu Corporation Magnetic body inspection apparatus and magnetic body inspection method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003014703A (ja) * 2001-07-04 2003-01-15 Sanshin Denshi:Kk 超音波気泡検出装置
JP2006194900A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Komag Inc テストヘッドからプロセッサへデータを選択的に供給する方法及び装置
US11092570B2 (en) * 2017-01-26 2021-08-17 Shimadzu Corporation Magnetic body inspection apparatus and magnetic body inspection method

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0543265B2 (ja) 1993-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62223652A (ja) 欠陥検査装置
JP2001005970A (ja) 欠陥情報処理装置及び方法
JPH0525061B2 (ja)
JP2635758B2 (ja) 欠陥判別装置
JP2536727B2 (ja) パタ―ン検査装置
JP2000180375A (ja) フラットパネル表示器検査方法及び装置
JP2961777B2 (ja) 画像の比較方法
JP2500649B2 (ja) Ic異物検査装置
JPS61140804A (ja) パタ−ン検査装置
JP2803388B2 (ja) 部品検査装置
JPH05130512A (ja) 固体撮像素子の画素欠陥測定装置
JP2721199B2 (ja) 傷検知装置
JP3197040B2 (ja) 外観検査方法
JPS6176903A (ja) 部品検査装置
JPH01207878A (ja) 輪郭検査装置
JPS6055474A (ja) 画像間差異検出装置
JPH0514858B2 (ja)
JPS6096088A (ja) 軸対称物体の欠陥検査装置
KR890002448B1 (ko) 이미지 프로세싱을 이용한 pcb 라인 검출장치
JPH11185037A (ja) 欠陥情報処理装置及び方法
JPS5858404A (ja) 信号の浮動2値方式
JP3537958B2 (ja) 欠陥検査方法
JPH0368806A (ja) 欠陥抽出装置
JPS5988631A (ja) アナログ系計器の自動精度判定装置
JPH09179979A (ja) 欠陥検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees