JPS62222867A - カツトシ−トフイ−ダの給紙機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業−トの利用分野〉 本発明は、プリンタのプラテン軸に取り付けられたプラ
テン歯車の正回転と逆回転を輪列にて伝達し給紙ローラ
を駆動し印刷紙をプリンタに供給するカットシートフィ
ーダに関する。

〈発明の背景〉 企業のＯＡ化ブームの中で、特にワードプロセッサの導
入が盛んである。ワードプロセッサによる文書作成によ
りオフィスの合理化は、格段の進歩をとげた。ワードプ
ロセッサの出力端末装置であるプリンタもその機能、オ
プションの充実カ著しい。特にオプシ目ンの中でも、カ
ットシートフィーダは、文書作成時印刷紙をプリンタに
自動供給することから、もはやオプションでなく標準装
備品としてなくてはならないものになって来ている０ プリンタにカットシートフィーダを取り付けた場合、プ
リンタに要求される紙送り能力は、取り付けない場合よ
りも高いものを要求される。それはカットシートフィー
ダから印刷紙を引き出す紙引き出し力を上廻る紙送り能
力を持たねばならないからである。しかしプリンタ本来
の機能、セールスポイントである印字品質はこれに全く
相反する。すなわち印字品質を向上させるには、硬度の
高いプラテンが要求される。硬度の高いゴム材は摩擦係
数も低い事から当然紙送り能力も低くなる。

また最期間の使用により、ワイヤートッド方式、シャト
ル方式等プラテン表面へのヘッドの衝撃により、鏡面化
が発生しさらに摩擦係数が低下する。

従ってプリンタによっては、カットシートフィーダの装
着の不可となる場合や、給紙にまつわるトラブルの発生
がある場合がある。

〈従来の技術〉 第４図、第５図を用いて従来の方式を説明する。

第５図は従来の実施例輪列図である。プラテン歯車１が
逆回転すなわち矢印１６の方向に回転する事により、プ
ラテン伝達歯車４、中間歯車５を介して太陽歯車６が回
転し、回転されるよう軸支された遊星レバー３５が遊星
歯車１０の回転力を受けて矢印２１の方向に動いて遊星
歯車１０が給紙ローラ歯車１４に噛み合い矢印３６の方
向に回転させる。

第４図は、送り出された印刷紙の紙経路図であり、給紙
ローラ４０により送り出された印刷紙４１は、矢印４２
の方向へ進む。しかしプラテン４５は矢印４４、紙送り
ローラ４５は矢印４６の方向に回転しているため印刷紙
はこの接点以上進まずさらに送られるためここにたわみ
が発生する。

次に第５図のプラテン歯車１が正回転矢印１５の方向に
回転すると、プラテン伝達歯車４、中間車５を介して太
陽歯車６が回転し噛み合う遊星歯車１０は、矢印２０の
方向に動くため給紙ローラ歯車１４はフリーの状態とな
る。プラテン歯車１が正回転すると、プラテン４３と紙
送りローラ２９との接点迄進んでいる印刷紙４１は、た
わみのバネ性を受けて、プラテン４５に紙送りローラ２
９が印刷紙４１を押しつけるよう加圧していることによ
りプラテン４３外周と紙案内２に沿って送られる。紙送
り能力はプラテン４３の固有の摩擦係数と紙送りローラ
２９の加圧力によって決定されるため、摩擦係数の低（
Ａプラテンでは、たわみの残存している場合大きな紙送
り能力を必要としないが、たわみが消滅した場合、カッ
トシートフィーダから印刷紙を引き出す力が紙送り力以
下でなくではならない。また、紙のたわみが大きく得ら
れている程、プラテン４６が正回転したわみの消滅時の
プラテン４３への紙の巻き付は角が大きく得られ大きな
紙送り能力を得ることが出来る。

従って紙のたわみが少ない場合シートフィーダからの印
刷紙引き出し力を下廻る紙送り力しが得られずに、印刷
紙をそれ以上送る事が出きず給紙トラブルが発生する。

従ってたわみを大きく取るかあるいは、たわみを長時間
持続する事が給紙トラブル防止には不可欠である。

〈発明の目的〉 この発明の目的は、印刷紙のたわみをプラテンが正回転
して、遊星歯車による給紙ローラ歯車へのクラッチ機能
が働き給紙ローラの印刷紙供給が解除された後も、さら
に印刷紙を供給したわみの存続を実現させ、紙送り能力
のないプラテンに対し印刷紙の巻き付けを大きく取るこ
とにより紙送り能力を増加させて給紙トラブルを防止す
ることである。

〈実施例〉 本発明を第１図、第２図、第３図を用いて詳しく説明す
る。第１図は、本実施例輪列図であり、第２図は、輪列
部の部分構成図である。

第１図の１は、プラテン歯車であり図示しないモータに
駆動される。４及び５は、共に伝達歯車であり、同軸上
に於て、二つの遊星歯車９，１゜を有する遊星レバー７
と、二つの遊星歯車９，１０と、噛み合う太陽歯車６に
、プラテン歯車１の回転を伝達する。遊星レバー７に軸
支された遊星歯車９は、伝達歯車１３を介して給紙ロー
ラ歯車に、回転を伝達する。遊星レバー７に、同様に軸
支された遊星歯車１０は、プラテン歯車１の正回転１５
、逆回転１６により、給紙ローラ歯車１４と・一定の噛
み合い後に終りの６歯の構外形が順次大きくなるクラッ
チ歯車１１にそれぞれ噛み合う。図示しないモータに駆
動されプラテン歯車１が矢印１６方向へ回転すると輪列
を介して太陽歯車６が回転し噛み合う遊星歯車１ｏと遊
星歯車９とが回転し、遊星レバー７は矢印２ｏ方向に動
いて、遊星歯車１０と給紙ローラ歯車１４が噛み合い矢
印１９方向に回転する。給紙ローラ歯車１４は、第６図
のように給紙ローラ軸２５に固定されており、給紙ロー
ラブノン−を介■−て給紙ローラ２８を矢印３０方向に
回転させ印刷紙を送り出す。

送り出された印刷紙は、従来実施例と同じようにプラテ
ン４３と紙送りローラ４５との接点迄進みたわみを発生
させる。次にプラテン歯車１が矢印１５方向に正回転す
ると輪列を介して太陽歯車が回転し今度は遊星レバー７
は矢印２１方向に動いて、遊星歯車１０はクラッチ歯車
１１に噛み合い・遊星歯車９は、伝達歯車１３に噛み合
う。第２図を用いてさらに詳しく説明する。

遊星歯車１０がクラッチ歯車１１に噛み合い矢印２２方
向に回転すると、クラッチ歯車１１は金歯数３１歯のう
ち終りの６歯は、歯外形が順次大きくなるように作られ
ているため、遊星歯車１゜は公転力とは逆方向の矢印２
４方向に動かされて、最後の歯の歯底円の延長部で遊星
歯車１０は中回転し止まる。

従って、第１図のように遊星歯車９は、軸支された同一
遊星レバー７上に有り、矢印１８方向に動いて、伝達歯
車１３に噛み合い、伝達歯車１３に噛み合うプラテン歯
車１４は、矢印１９方向に回転１２給紙ローラ２８を駆
動させて印刷紙を送るが、遊星歯車１０がクラッチ歯車
１１により矢印方向２４に動かされると遊星歯車９は、
伝達歯車１３から矢印１７方向に公転して放れる。従っ
て伝達歯車１３と給紙ローラ歯車１４はフリーとなる。

従って給紙ローラ２８も７リーとなり印刷紙４１の動き
に従動する◇ 上記動作によりプラテンが正回転して、印刷紙を印字側
に送る状態になっても一定量給紙ローラ歯車１４が回転
し印刷紙４２を送り続けるため印刷紙のたわみは存続す
る。なおりラッチ歯車１１はバネ１２と、遊星歯車１０
の矢印２０及び２１方向の動きにより、元の位置に復帰
して印刷紙１枚毎送るたびに１サイクル作動する。

〈発明の効果〉 以上の説明から明らかなように、この発明は、プラテン
の摩擦係数の低いもの、あるいは長期間使用により摩擦
係数の低下したものによる紙送り力の小さなプリンタの
プラテンでも、給紙時に印刷紙のたわみを長く存続させ
る事により、カットシートフィーダからの印刷紙の引き
出し力の大きさに影響されずに給紙可能とし、給紙トラ
ブルの防止が出来る。また簡単な輪列の追加のみで以上
が可能となり安価で高信頼性のカットシートフィーダの
給紙機構が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の給紙装置の輪列を示す図。 第２図は第１図の要部部分機構図〇 第３図は同じく要部機構を示す斜視図。 第４，５図は従来の給紙機構を示す図。 １・・・・・・プラテン歯車　　２・・・・・・紙案内
ろ３・・・・・・プリンタケース　７・・・・・・遊星
レバー以　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プリンタのプラテン歯車から輪列を介して動力を得る太
   陽歯車と、該太陽歯車の同軸上に軸支され、二つの遊星
   歯車を保持する遊星レバーと、前記太陽歯車の近傍にあ
   って、前記遊星歯車の一方と係合可能に位置するクラッ
   チ歯車と、前記遊星歯車の他方と係合可能に位置し常時
   給紙ローラ歯車と係合する伝達歯車とからなることを特
   徴とするカットシートフィーダの給紙機構。