JPS62222790A - 電子カメラの記録再生方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電子カメラにより得られた被写体像の映像信号
を記録再生する方法に関し、詳しくは２つの色差信号を
線順次方式を用いて記録再生するような電子カメラの記
録再生方法に関するものである。

（従来技術） 従来、電子カメラの＠像記録方法としては、固体撮像素
子上に結像された被写体像を光電変換により輝度信号（
Ｙ）および３色色信号（Ｒ，Ｇ。

Ｂ）に変換し、これらの信号（Ｙ、Ｒ，Ｇ、Ｂ）から２
つの色差信号（Ｂ−Ｙ、Ｒ−Ｙ）を形成し、この色差信
号を線順次方式にて合成色差信号とし、この合成色差信
号と上記輝度信号を加算して記録媒体に送出する方法が
知られている。

上記撮像記録方法を用いた場合には、再生系において線
順次となっている合成色差信号から２つの色差信号を分
離して同時化した後、これらの２つの色差信号を輝度信
号と共にＣＲＴに送出する再生方法を用いるようにして
いる。

ところで上記再生方法において、２つの色差信号の同時
化を行なうためには各色差信号を確実に判別する必要が
ある。そのため従来は、信号記録の際に２つの色差信号
のうちいずれか一方はオフセットレベルを加算してから
両区差信号を線順次するようにし、信号再生の際にその
オフセットレベルを検出していずれの色差信号であるか
を判別するようにしていた。

しかしながらこのように一方の色差信号にオフセットレ
ベルを加算する方法では、当該一方の色差信号全体のレ
ベルを底上げすることになるから信号処理の関係上オフ
セットレベルの値を余り大きくすることができなかった
。このため信号再生の際にこのオフセットレベルを検出
するのに高い精度が要求され、その検出回路は部品点数
が多くなると共にその回路の構成が複雑となるため再生
回路の製造コストが高くなるという問題があった。

（発明の目的） 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、信号再
生系において両区差信号の判別を容易にし、これにより
この判別を行なう回路の部品点数を減少せしめるととも
に回路の構成を簡易化し、ひいては信号再生回路の製造
コストを低廉化し得る電子カメラの記録再生方法を提供
することを目的とするものである。

（発明の構成） 本発明の電子カメラの記録再生方法は、信号記録系にお
いて、２つの色差信号のうちいずれか一方のポーチ部に
復調後にパルス状の判別信号となり得る信号を重畳し、
信号再生系において、読み取った合成色差信号から２つ
の色差信号を分離する際に上記パルス状の判別信号を検
出することによりこの色差信号を容易に判別し得るよう
にしたことを特徴とするものである。

上］電子カメラ」は撮像・信号記録系回路および信号再
生系回路双方を備えたものだけでなく、踊像、記録系回
路のみを備え再生系回路を有しないものも含むものとす
る。ただし再生系回路別体の場合にも記録系回路と再生
系回路との信号フォーマットの整合性が要求される。

上記「色差信号」とは、輝度信号（Ｙ）と３色色信号（
Ｒ，Ｇ、Ｂ）の差信号であり例えばＲ−Ｙ、Ｒ−Ｂ等の
形で表わされる。

上記［合成色差信号Ｊとは、２つの色差信号を線順次方
式により、すなわち２つの色差信号を１走査線単位で互
い違いにシリアル的に、配列する方式により合成された
色差信号である。

上記「ポーチ部」とは水平帰線消去期間に対応する信号
部分である。

上記［判別信号となり得る信号」はパルス状の信号であ
ってもなくてもよいが、判別信号自体はパルス状の信号
でなくてはならない。例えば記録系でＢ−Ｙ信号に重畳
される３、５８ＭＨｚのカラーバースト信号は再生系で
復調された場合にはシンクチップ状の負のパルス信号と
なるのでこのカラーバースト信号はここにいう［判別信
号となり得る信号」である。

（発明の効果） 本発明の電子カメラの記録再生方法によれば、判別信号
形成の際にオフセットを重畳させる従来の方法のように
一方の色差信号全体のレベルを変化させる必要がなく、
ポーチ部の一部にパルス状の信号となり得る信号を加算
するだけでよい。したがって信号処理上パルス状の信号
のレベルとペデスタルレベルのレベル差を大きな値とす
ることができ、又パルス状の信号の検出は木質的に容易
であるため、映像信号を再生する際判別信号を容易に検
出することができる。これにより判別信号検出回路の構
成を簡易化することができ、信号再生系装置の製造コス
トを安価にすることができる。

（実　施　例） 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図は本発明の電子カメラの記録再生方法を実施する
際に用いられる撮像系・信号記録系装置の一例を示すブ
ロック図である。

固体撮像素子（ＣＯＤ、ＭＯＳ）１上に結像された被写
体の像はＹ信号プロセス手段２およびＣ信号プロセス手
段３により、それぞれＹ信号（１度信号）およびＣ信号
（色信号）に変換される。

このＣ信号はＲ信号、Ｃ信号およびＢ信号の独立した３
色色信号からなる。Ｙ信号およびＣ信号はマトリクス回
路４に入力され２つの色差信号Ｒ−Ｙ信号およびＢ−Ｙ
信号が形成される。この後バースト加算回路５にてＢ−
Ｙ信号の水平帰線消去期間のみにカラーバースト信号が
加暉される。このカラーバースト信号は３．５８ＭＨｚ
の色副搬送波信号であり、８波〜１２波程度の波数を有
している。Ｒ−Ｙ信号と、カラーバースト信号を加算さ
れたＢ−Ｙ信号は線順次色差信号合成回路６にて１走査
線毎に一方が他方の間に挿入される形で合成される。な
お、この合成が行なわれる前にいずれか一方の色差信号
は１走査線分遅延されるようになっている。信号合成回
路６からの合成色差信号は変調回路７にてＦＭ変調され
、Ｙ信号プロセス手段２Ａから出力されたＹ信号と混合
増幅器８にて混合され、この後ビデオレコーダに送出さ
れ、磁気記録媒体に記録される。一方前述したＲ−Ｙ信
号、カラーバースト信号を加算されたＢ−Ｙ信号Ｊ３よ
びＹ信号はカラーエンコーダ９に入力されてコード化さ
れ、電子ビューファインダ（モニタ）に被写体像を映出
するための映像信号としてコンポジットビデオアウトか
ら出力される。

次に、第１図の装置を用いて磁気記録媒体（磁気テープ
、磁気ディスク等）に記録された上記変調信号の再生方
法を第２図を用いて説明する。　　゛記録媒体に記録さ
れた変調信号は磁気ヘッド１１にて読み取られ、Ｙ信号
復調回路１２およびＣ信号復調回路１３にてそれぞれも
とのＹ信号および合成色差信号に復調される。復調され
たＹ信号はＹ信号ブＯセス手段１４において所定フォー
マットのＹ信号に変換されてカラーエンコーダ１５に入
力される。一方復調された合成色差信号はＣ信号プロセ
ス手段１６により所定フォーマットの合成色差信号に変
換されて色差信号判別回路１７に入力される。

この色差信号判別回路１１では負のパルス信号たるカラ
ーバースト信号を検出することにより、そのカラーバー
スト信号が加算されている１走査線分の色差信号がＢ−
Ｙ信号、その他の１走査線分の色差信号がＲ−Ｙ信号と
して、判別され各色差信号別に同時化回路１８に送出さ
れる。同時化回路１８では、記録系装置において遅延操
作が行なりなれなかった方の色差信号に対して１走査線
分の信号遅延が行なわれて両色差信号の同時化が図られ
、この後両色差信号がカラーエンコーダ１５に送出され
る。このカラーエンコーダ１５に入力されたＹ信号おＪ
：び２つの色差信号はコード化されこの後コンポジット
ビデオアウトからＣＲＴに送出される。

このように上述した実施例では、記録系においてＢ−Ｙ
信号のみにカラーバースト信号を加算してから、このＢ
−Ｙ信号とＲ−Ｙ信号を合成して記録するようにしてお
り、再生系において合成信号をもとの２つの色差信号に
分離する際、カラーバースト信号を検出することにより
、Ｂ−Ｙ信号とＲ−Ｙ信号を判別するようにしている。

第３図は上述した実施例において使用される復調後のカ
ラーバースト信号を示ずものである。第３図によればカ
ラーバースト信号１９はシンクチップ形状の負のパルス
信号となっており、ペデスタルレベル２０に対して約−
０，３Ｖ程度のレベルに設定されている。ところで、カ
ラーバースト信号は色副搬送波信号であり通常カラー映
像を形成するには必ず挿入されるものである。したがっ
て、本実施例のように復調後のカラーバースト信号を判
別信号として使用する場合には、特別の判別信号となり
得る信号を加算する必要がなく、従来再生装置において
なされていたカラーバースト信号の除去処理を止めるだ
けでよい。

なお、上記実施例においては判別信号となり得る信号と
してカラーバースト信号を使用しているが、本発明にお
いて使用される判別信号となり得る信号としては復調後
パルス信号を得ることができる信号であればよく、例え
ば記録系において加算される際に単なる方形波状のパル
ス信号であってもよい。

なお、上記実施例においてはＢ−Ｙ信号にカラーバース
ト信号を加算しているが、Ｒ−Ｙ信号の方にカラーバー
スト信号を加算しても良い。

なお、上記実施例においては蹟像手段として固体岡像素
子を用いているが、撮像手段としてはこれに限られるも
のではなく、例えば撮像管を用いるようにしてもよい。

さらに、上記実施例においては記録媒体として磁気記録
媒体を用いているが、これに代えて光記録媒体あるいは
光磁気記録媒体を用いるようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、本発明の一実施例に係る電子カ
メラの記録再生方法を実施するために使用される撮像系
・信号記録系装置および信号再生系装置を示すブロック
図、 第３図は第１図および第２図の装置において信号処理さ
れる両色差信号およびカラーバースト信号のレベル波形
を示す概略図である。 １・・・固体撮像素子（ＣＯＤ、ＭＯＳ）４・・・マト
リクス回路 ５・・・バースト信号加算回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 撮像手段に結像された被写体像を輝度信号と３色色信号
   に変換し、これらの信号から２つの色差信号を形成し、
   これらの色差信号のうちいずれか一方の信号のポーチ部
   に両色差信号を判別するための復調後にパルス状の判別
   信号となり得る信号を重畳し、この後両色差信号を線順
   次方式にて合成色差信号とし、この合成色差信号を変調
   して映像信号記録を行なうとともに、信号再生する際に
   は、復調された前記合成色差信号から、前記判別信号を
   検出して前記２つの色差信号を分離しこの後この２つの
   色差信号の同時化を行なうことを特徴とする電子カメラ
   の記録再生方法。