JPS6221816A - ポリエステルの超高速紡糸方法 - Google Patents

ポリエステルの超高速紡糸方法

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JPS6221816A
JPS6221816A JP11527285A JP11527285A JPS6221816A JP S6221816 A JPS6221816 A JP S6221816A JP 11527285 A JP11527285 A JP 11527285A JP 11527285 A JP11527285 A JP 11527285A JP S6221816 A JPS6221816 A JP S6221816A
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spinneret
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speed
ultrahigh
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耕一 庵原
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大脇 新次
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鈴木 東義
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ・4 利用分野 本発明はポリエステルの高速紡糸方法に関する。更に詳
しくは、本発明は9000m/分以上超高速下で、優れ
た曳糸性を実現したポリエステルの高速紡糸方法に関す
る。
E 従来技術 ポリエチレンテレフタレートで代表されるポリエステル
は、多くの優れた特性を有し工いるため、種々の用途、
特に繊維に広く利用されている。ポリエステル繊維は、
これマチlQOOm/分前後の低紡速で溶融紡糸後。
延伸熱処理することKより使用されている。
一方近年の製糸技術の進歩により、溶融紡糸時の引取速
度は、従来の1000〜2000 m/分から50ff
O*/分に迄上昇させる事が可能になった。4IK25
00〜5000汎/分にして得た中間配向糸は1通常そ
のまま延伸仮撚捲縮加工に供されており、製糸技術の主
流をなしつつある。(例えば化繊月報37巻6号44〜
49ページ参照) 更に引取速度を5000m/分以上として、延伸工程を
経ることなしに十分な機械的特性を備えた繊維を得よう
とする、いわゆる超高速紡糸も試みられている。しかし
ながら、かかる超高速紡糸では紡糸時の糸切れが多発す
るようKなり、そのうえ紡糸速度を6500m/分以上
に高めると配向度をはじめ5強度。
結晶性等が逆に低下してくるという問題がある。
かかる問題を解決するため、紡糸条件例えば紡糸温度、
冷却風食および冷却風温度等の適正化、更には紡糸筒や
紡糸ロ金ノズル那の構造の改良を試みたが、これらの方
策では限度があυ、大幅な改善は期待できなかった。
C6発明の目的 本発明の目的は、上記の紡糸条件の面からの紡糸工種の
改良だけではなく、ポリエステルの分子構造を同時に改
良することによりsooom/分以上の超高速下で、優
れた曳糸性を実現する、ポリエステルの超高速紡糸方法
を提供することにある。
本発明の他の目的は特に、塩基性染料で染色性、の良好
な改質ポリエステルフィラメントを紡糸一工程で効率よ
(製糸することKある。
己 発明の構成 本発明によれば、m−金属スルホ安息香酸化合物の如き
1ケのエステル形成性官能基な有するスルホネート化合
物を末端に導入したポリエステルは超高速紡糸時の糸切
れが格段く減少すると共に、強度、配向性の低下が少な
いことを判明した。
かくして、本発明によれば、 下記一般式 で表わされるスルホネート化合物で少なくとも一部の末
端が封頻されたポリエステルを溶融状態で紡糸口金を通
してフィラメント状に吐出した後、91100雇/分以
上の引取速度で引取ることを特徴とするポリエステルの
高速紡糸方法が提供される。
本発明でいうポリエステルは、プレフタル酸を主たる酸
成分とし、少なくとも1種のグリコール、好ましくはエ
チレンクリコール。
トリメチレングリコール、デトラエチレングリコールか
ら選ばれた少なくとも1種のフルキレングリコールな主
たるグリフール成分とするポリエステルを主たる対象と
するが、その中でも特にポリエチレンテレフタレート(
PET)を対象とする。
また、テレフタル酸成分の一部を他の二官能性カルボン
酸成分で置換えたポリエステルであってもよく、及び/
又はグリコール成分の一部を主成分以外の上記グリコー
ル若しくは他のジオール成分で置換えたポリニスデルで
あってもよい。
かかるポリエステルは田意の方法によって合成したもの
でよい。例えばポリエチレンテレフタレートについて説
明すれば、通常、テレフタル酸とエチレングリコールと
を直接エステル化反応させるか、テレフタル酸ジメチル
の如きテレフタル酸の低級アルキルエステルとエチレン
グリコールとをエステル交換反応させるか又はアレフタ
ル嘔とエチレンオキサイドとt反応させるかしてテレフ
タル酸のグリコールエステル及び/又はその低重合体を
生成させる第1段階の反応と、第1段階の反応生成物を
減圧下加熱して所望の重合度になるまで重縮合反応させ
る第2段階の反応によって製造される。
本発明においては、上記ポリエステルよりなるポリマー
鎖の少なくとも一部の末端が。
下記一般式 で表わされるスルホネート化合物で封鎖されていること
が必要であり、好ましくはポリエステル全末端のso1
以上が上記化合物で封鎖されているのが望ましい。
上記式中、Aはエステル形成性を示し、具体例としては −0−C−R’ 、 −C−Off 、 −C−OR”
 、 (−C)(rloI(。
+1    1!     It o    0   0 −O(CH,ガ6−−〔0(Cl14 )ゴテJO)l
、−Cモo(CL)□910H。
(但し、R1は低級アルキル基又はフェニル基を、lは
1以上の整数を、mは2以上の整数を示す)等をあげる
ことができる。Rは水素原子、水酸基、アルキル基又は
ハロゲン原子であり、Rがフルギル基であるときは直鎖
状であっても、又分岐した側鎖を有していてもよい。こ
のアルキル基の炭素数としては1〜30であるのが好f
:L<、なかでも1〜4であるのが好ましい。ハロゲン
原子としてはC1及びBrが特に好ましい。Mは金属を
示し、なかでもアルカリ金属が好ましい。nは1又は2
である。
かかる化合物の%に好まLい具体例としてm−ナトリウ
ムスルホ安息香酸(又はそのメチルエステル、β−ヒド
ロキシエチルエステル若しくはδ−ヒドロキシブチルエ
ステル)tp−ナトリウムスルホ安息香酸(又はそのメ
チルエステル、β−ヒドロキシエチルエステルF L 
<はδ−ヒドロキシブチルエステル)。
O−ナトリウムスルホ安息香酸(又はそのメ+ ルエス
テル、β−ヒドロキシエチルエステル若しくはδ−ヒド
ロキシブチルニスデル〕。
5−ナトリウムスルホ−m−hルイル酸(又ハソのメチ
ルエステル、β−ヒドロキシエチルエステル若しくはδ
−ヒドロキシブチルエステル)、5−ナトリウムスルホ
−0−+−ルイル酸(又はそのメチルエステル、β−ヒ
トジキシエチルエステル若しくはδ−ヒドロキシブチル
エステル)、5−ナトリウムスルホサリチル酸(又はそ
のメチルエステル、β−ヒドロキシエチルエステル若し
くはδ−しドロキシブチルエステル)15−リチウムス
ルホサリチル酸(又はそのメチルエステル、β−ヒドロ
キシエチルエステル若しくはδ−ヒドロキシグナルエス
テルJ+p  (ρ−ヒドロキシエチル)ベンゼンスル
ホン酸ナトリウム、3−クロロ−5−ナトリウムスルホ
安ホ香酸(又はそのメチルエステル、β−ヒドロキシエ
チルエステル若しくはδ−ヒドロキシブチルエステル)
等をあげることができる。
上記化合物でポリエステル鎖の末端を封鎖するには、前
述したポリエステルの合成が完了する以前の任意の段階
で、好ましくは第1段の反応が終了する以前の任意の段
階で上記化合物を添加すればよい。この際その使用量は
、あまりに少ないと本発明の目的とする超高速下での紡
糸曳糸性向上効果が不充分になり、強度および分子配向
性の低下も認められる。逆1c9まりに多いとiIa合
反応の過程においてポリエステルの重合度があまりに低
いレベルで頭打ちになるため最終的に得られるポリエス
テル繊維の強度等の糸物性が悪化するようになるので、
ポリエステル繊維を構成する二官能性カルボン酸成分に
対して0.5〜5.0モルチ、好ましくは2.2〜3.
3モルチとなる範囲の量が好ましい。
なお、本発明のポリエステルには、必要に応じて任意の
6加剤1例えば触媒、着色防止剤、耐熱剤、S燃剤、蛍
光増白剤、艶消剤。
着色剤等が含!れていてもよい。
かかるポリマーを溶融状態で紡糸口金を通し工吐出する
際には、重合工程と紡糸王権とを直結した、所謂1連紡
”6るいは重合工程で一旦チツブペレット化したポリマ
ーを再溶融してから吐出させる等、任意の方法が採され
る。
ここで、ポリエステルの極限粘度■Cは0.53以下0
.40以上であることが好ましい。ωCが0.53を越
えるような場合、超高速紡糸の除曳糸性が不良であり単
糸切れが起り易くなる。この原因はポリエステルの分子
量が大きく分子鎖間の絡みあいが起り易いこと、細デニ
ールフィラメントの高速紡糸〜繊維構造発現過福におい
ては、これらの絡みあいを解きほぐす時間的余裕がなく
、紡糸張力の集中が起り易い事によって説明される。
逆に■Cが0.40未満の場合、やはり高速紡糸時の曳
糸性が慾化し、羊糸切れ断糸が頻発するようになる。こ
の理由は前とは逆に分子量が小さ過ぎるため、溶融吐出
されたフィラメント中において分子鎖の配向緩和が容易
になり分子・鎖の配向が増加し難い添、およびフィラメ
ント中に発iLだ結晶と結晶をむすびつける新組タイ分
子の数が少ない事に起因すると考えられる。この結果、
得られるポリエステル繊維の力学的性質も低いものにな
る。
以上に対し、〔7211cが0.53以下0.40以上
の場合には良好な超高速紡糸性が期待できる。通常のポ
リエステルの場合この程度の固有粘度ではまだ若干分子
量が低すぎるため、超高速紡糸時にはすぬけるよ5な単
糸切れが発生するのであるが、本発明の他の要件である
分子鎖末端の改質と組合された場合予想外の紡糸性向上
効果がもたらされるのである。
従来の塩基性染料可染ポリエステルの場合、2官能性の
改質6剤、例えば5−ソデイウム′スルホインフタレー
ト等を分子量の内部に共重合するのがほとんどであるが
、この場合分子鎖間で改質剤相互の弱い親和力、所al
l物理的架橋が作用するため高速での紡出性は極めて悪
化し、通常s o o o m/分以上の高速紡糸は不
可能である。fた繊維の強度など力学特性は極めて低い
レベルにある。この点本発明によるポリエステル繊維は
、塩基性染料で染色でさる他力学特性を高める事ができ
る。
本発明九より製造されるポリニスナル繊維は一般にフィ
ラメント全体の複屈折率△nが0.10以上の分子配向
性夕方する。△nがo、1oVC:nたないような場合
には繊維としての構造安定性b”−なく使用VC耐えな
い。又、本発明によるぼりエステル繊維は一般に非晶部
の複屈折率△naが0.035以上の分子配向性を有す
る。△naが0.035 K満たない場合、#ff、4
の力学特性が悪(なり高速曳糸性が6ヒする。
本発明に」べ心よう&でポリエステル分子鎖の末端を改
質する事によって超高速での紡糸引取り性は看しく改傳
されるのであるカー、特に9000m/分以上の伶めて
高速の引取り速度になった場合、得られる繊維の残留伸
度が小さくなり過ぎる傾向がある。これは本発明におけ
るポリニスデルポリマーの場合、通常のポリエステノL
、VC比べて極限粘度が十〜低目のため特Kll!fし
い。このため1次のような紡糸技術を加える事が望まし
い。
れ)紡糸口金の下面より5crs以上の長さにわたり、
150℃以上250℃以下の温度に保たれた加熱ゾーン
を通過させ、しかる后室温めるいは加熱された気流によ
シ冷却する。
(ロ) 紡糸口金より最初の引取り装置迄の間に空気ノ
ズルを設けフィラメント束をg:束する。最初の引取り
装匝はゴデツトcy−ラであってもよいし、あるいは直
接巻重機であっても構わない。空気ノズルとしてはイン
タレースノズルあるいは仮撚りノズル等6を心り、これ
らを被数個用いてもよい。
(ハ) 紡糸口金より最初の引取り一!ie置迄の間に
給油用ノズルガイドな用いて、フィラメント群に給油し
ながら集束する。給油用ノズルガイドはフィラメントの
半ッキング細化の下流であれば出来るだけ紡糸線の上流
に設置することが好ましい。また給油用ノズルガイドは
1個に限定する必要はなく複数俵用いてもよい。
に) 紡糸口金より最初の引取り装置迄のフィラメント
走行長を3m以内とする。
以上の技術のうち、(イ)は分子配向の緩和を促す事に
より、また(口)(ハ)に)はいずれも走行フィラメン
トにかかる空気抗力を軽減する事によってフィラメント
中の分子の過度の配向甲を抑制するものである。この結
果得られる高速引取り繊維の残留伸度を確保できるとと
もに高速下での紡糸性も著しく向上する。
発明の作用・効果 以上述べたように、本発明に−Mいては1個のエステル
形成往′ぎ能基を有するスルホネート化合物を、実用す
ることによって、金属スルホネート基が比較的低分子量
のポリエステルの分子鎖末端に化学的に導入される。こ
の分子胡末増の改質によって、著しい、@高速紡糸曳糸
性の改善が図らねるのである。
この理由については未だ定かではないが、およそ次のと
16りであると考察される。まず従来の末端改質を受け
ていない低分子量ポリエステル繊維の場き、高速紡糸過
程の中で伸長流動が進む一方5分子tBのモビリティ−
が高いため分子配向の緩和が起り、易く嵩速紡糸中の分
子配向は高くならない。また結晶相互を連結するタイ分
子の数が少ないため1、橿高速紡糸時走行フィラメント
は「ずぬけ」が起るように切断する。
次に従来の末端改質を受けていない高分子量ポリエステ
ル繊維の場合、分子鑓関の絡みあいが相対的に多(なる
。この結果、紡糸張力は部分的に絡みあいの多い部分に
集中する。
特に超高速紡糸において1′!強い張力が作用するため
、上記張力の東中は致命的となり繊維は切断される。
以上に対し本発明によるポリエステル慣唯の場合には、
分子軸の複雑な絡&あいは少なく、かつ分子鎖末端シて
存在するスルホン酸金属塩相互の適度VC@い親和力の
ため配向緩和が抑制されるため、極めて良好な高速曳糸
性を得る事ができる。
この他本発明によって1造されるポリエステル繊維の場
合、塩基性染料で染色する事ができる。従来の1基性染
料町染ポリエステルの場合、改質剤がポリエステル分子
鎖の内部に共重合されるため分子軸間に複雑な物理架橋
が起り網目構造が形成される。このため5ooo*/分
以上の超高速紡糸は全く不可能である。
これに対して、本発明による場合には、分子鎖の複雑な
絡みあいは少なく、かつ分子鎖末端に存在するスルホン
酸金属塩相互の適度に軽い親和力のため配向緩和が抑制
されるため、極めて良好な高速曳糸性を確保する事がで
き且つ紡出糸の力学特性も格段に向上する。
尚、本発明において、末端基定量は以下の方法による。
(1UII   定  法〉 (スルホネート基) ポリマー鎖末端に結合したスルホネート基含有化合物の
量は、ポリエステル中のイオウ(蛍光X線分析)および
す) IJウム(原子吸光分析)を定量して求められる
又、5−Naスルホイソフタル酸ジメチルを共重合成分
として併用した場合でも、例えば、試料ポリエステルを
水酸化カリウム/エタノールで加水分解した下沈層から
の水抽出物を塩酸酸性Kしてメタノール抽出すれば、ス
ルホネート基含有化合物はメタノールに抽出されるので
、該抽出物なNMR分析することにより、ポリマー鎖中
に共重合されたスルホネート基含有化合物と末端封鎖の
スルホネート基含有化合物との存在比率が求まり、両者
の分離定量が可能である。
本発明で言う全末端とは、通常のポリエステルの末端を
形成する水酸基、カルボキシル基および炭化水素末端基
と前記スルホネート基含有化合物末端基の緩和であり。
意図的に他の末端停止剤を用いた場合にはこれを全末端
に含める。
即ち、スルホネート基含有化合物で封鎖された末端の全
末端に対する割合S(@は次式により求まる。
なお、上記式中の水酸基、カルボキシル基およびメチル
末端基の数はそれぞれ以下の方法で求めたものをいう。
(水酸基ン ポリエステル中のOH末端基な塩化ベンゾイルを用いて
ベンゾイル化し、次いでエタノールでエステル化し℃生
じる安息香酸エチルをガスクロマトグラフィーで定11
して求め。。
(カルボキシル基) ポリニスデル試料をベンジルアルコールに加熱溶解し、
水酸化ナトリウム溶液で滴液で調定して求める。
(メチル末端率) ポリエステル試料を抱水ヒドラジンで加陵、分解し、上
貨液をガスクロマトグラフィーにかけて定量する。
次に極限粘度艶は、 Incηrel ) 131 m −− C→OC で与えられ以下のようVcして測定して得た値である。
すなわち、ηrelはオルソクールフェノールを溶媒と
するポリエステル稀薄溶液の粘度と同温度、同単位で測
定した前記溶媒の粘度との比であり、e it l O
(lω混合4液中のポリエステルのグラム数である。
更に、本発明においてフィラメントの欠屈折率△nは偏
元頑微境につけたベレツクコンベンセーターを用いて決
められファイバー軸に平行および直角な屈折率の差を示
す。
また、非+1%部の複屈折△IIIILは次式により算
出する。
△n=0.212fcXd+△na (1−Xd )こ
こで、Xdは周知の密度測定により決定される績晶比度
でめる。また結晶配向パラメーターfcは広角X線回折
で決められる平均配向角θかも次のごとく求められる。
但し、θは(010)および(100)回折γ−りの半
!iI!i幅から求める。
f、央り@例 以下に美力例をあげて更に説明する。実施例中の部及び
チは重i部及び重i%を示す。
実施例1 テレフタル酸ジメチル100 部*エチl/7/’リコ
ール66部、第1表に記載した蝋のm−ナトリウムスル
ホ安息香酸メチル(0〜4.3部の範囲で量を変えて実
施した。この量の範囲はテレフタル酸ジメチルに対して
0〜3.5モルチの範囲忙相当する。ン、酢酸マツガン
4水塩0.03S(テレフタル酸ジメチルに対して0.
024モルチフ及びエーテル生成抑制剤として酢酸ナト
リウム3水塩0.112部(テレフタル酸ジメチルに対
して0.16モルチ)をエステル交換缶に仕込み、窒素
ガス雰囲気下4時間かけて140℃から230℃まで昇
温しで生成するメタノールを系外に留去しながらエステ
ル交換反応させた。続いて得られた生成物に正リン酸の
56チ水溶液0.03部(テレフタル酸ジメチルに対し
て0.033モル%)及び三酸化アンチモン0.04部
(0,027モルチ)を添加して重合缶に移した。次い
で1時間かけて760 mHgから10#19まで減圧
し、同時1cIPP間30分かけ°〔230℃から28
0℃まで昇温した。l fliili’以下の減圧下、
重合温度280℃で第1表に記載した極限粘度に違する
まで重合した。
得られたポリマーを常法によシ乾燥しく160Ct 4
時間)、孔径0.35mの円形紡糸孔を12個穿設した
紡糸口金を使用して最高310℃で溶融状態で吐出し、
ゴデツトa−ラーを介することな(直接フインダーに毎
分9500aO速度で巻取ることにより37.5デニー
ル/12フイフメントのマルチフィラメントを潜だ。
なお、この時口金下201の間は走行糸条なとりまく雰
囲気の温度が200℃となるよう加温し、引き続き室温
の冷却風(風速約15α/秒)を用いて口金下20cm
〜90C11の部分を冷却するようにした。また巻取り
機に紡糸口金直下3mの位置に設置した。
以上のようにして得られたポリマーの極限粘度および紡
糸時の曳糸性、得られた繊維の繊維物性をM1表に示す
実施陽lの場合にはm−ナトリウム安息香酸メチルによ
る分子鑓末端の封鎖が無いため、超r速での曳糸性に乏
j−い。これに討し゛〔、陽2〜Nn7においては高速
曳糸性の曳賞が認められる。但し、t2および[姐7の
場合、末端改質がまだ不充分でちるが、あるいはやや過
剰であるため、曳糸性向上に効果は今−歩不満足である
Nn3〜陽6の場峰には曳糸性は格段に良好になる他、
繊維の強度が高くなる等の利点も認められる。
なお、階1〜磁7のサンプルを筒編みし、Cathll
on Blue CD−PRLH/Cathllon 
BlueCL−FBLH=1/1(保塔化学■製)2%
owfで芒硝39/l、酢酸0.311/lを含む染浴
中でL 30 C6(1分集色した所、Fh 3〜1m
 7のサンプルについ℃は青色に濃く染色される事がわ
かった。なお、随2の場合薄い青色に染める事ができる
がlI&llの場合、ンーピングを行うと殆んど青色を
観察することはできなかった。
実施例2 m−ナトリウムスルホ安息香酸メチルおよび5−ナトリ
ウムスルホインフタル酸ジメチルを用い実施例IVc準
じて各種ポリニスナルを重合し、更に9を取速度900
0?lL/分での高速紡糸を行った所、第2表の結果を
得た。
実施阻4は極限粘度が大、実施陽3は極限粘度が小さい
場合であシ、いずれもポリマー分子鎖末端の改質を施し
ていない。これらの場合には紡糸性が不良である。また
、階2は従来のカチオン可染ポリエステルで6D、5−
す) l)ラムスルホイソフタル酸ジメチルが2官能性
であるため分子鎖の中に共重合の形で組みこまれる。
このような場合には、高速紡糸時の曳糸性は更に不良に
なる。
以上の比較例に対しmlの場合は本発明によるものであ
り、高速紡糸性は良好になる。
実施例3 実施例1におけるmlおよびNn6のポリエステルにつ
いて以下の紡糸を行った。すなわち、ポリマーは常法に
よシ乾燥しく160℃、4時間)、孔径U、4 vrm
の円形紡糸孔を8個穿設した紡糸口金を使用して最高3
20℃で溶融吐出した後、引取り速度毎分9000 m
 −12000mで超高速紡糸する事により37.5デ
ニール/8フイラメントのマルチフィラメントを得た。
なお、この時口金下12cILの間は走行糸条な取りま
く雰囲気の温度が220℃となるよう力Q温し、引き続
き50℃の温風を用いて(風速約xoLX/秒)口金下
15cWL〜85cmの部分を冷却するようにした。更
に口金直下80mの位置に給油用ノズルガイドを設けマ
ルチフィラメントを集束するとともに給油、冷却を行っ
た。また巻堰機は紡糸口金直下2.5 mの位置に設置
し、ゴデツトローラを介する事なく、オイリングローラ
により給油した後直ちに巻取った。この時の高速紡糸性
、繊維物性の変化を第3表に示す。
第  3  表 紡糸性評価基準;第1表に同じ * スキンコアー造が著しく測定不可 実m例IIVkLlのポリニスデルの場合紡糸性は劣悪
であり、強度も低い。これに対し実施例1陽6のポリエ
ステルの場合、紡糸性は著しく改善されており、かつ強
度も高い。また本発明によるこれらの超高速引取繊維の
場合、比較例に比較してスキンコツ二l1llII造性
が小さい事、一般的に高い非晶複屈折△naを持つのが
特徴でわり、超高速下での紡糸性が良いことを裏付けて
いる。
なお、m1〜陽8のサンプルを筒編し実施例1と同様の
染色を行った所、階5〜t8の場合青色Km<染色され
た。しかり、ml−N14については殆んど青色に染め
ることはできなかった。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、Aはエステル形形成性官能基、Rは 水素原子、水酸基、アルキル基又はハロゲ ン原子、Mは金属、nは1又は2を示す。 で表わされるスルホネート化合物で少なくとも一部の末
    端が封鎖されたポリエステルを溶融状態で紡糸口金を通
    してフィラメント状に吐出した後、9000m/分以上
    の引取速度で引取ることを特徴とするポリエステルの超
    高速紡糸方法。
  2. (2)ポリエステルがポリエチレンテレフタレートであ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の超高速紡糸方法。
  3. (3)スルホネート化合物の共重合割合がポリエステル
    を構成する二官能性ジカルボン酸を基準として2.2〜
    3.3モル%である特許請求の範囲(1)項又は第(2
    )項記載の超高速紡糸方法。
  4. (4)スルホネート化合物により封鎖された末端が全末
    端の50%以上である特許請求の範囲第(1)、第(2
    )項又は第(3)項記載の超高速紡糸方法。
  5. (5)ポリエステルの極限粘度〔η〕cが0.53以下
    0.40以上である特許請求の範囲第(1)項、第(2
    )項、第(3)項又は第(4)項記載の超高速紡糸方法
  6. (6)引取り後のポリエステル繊維のフィラメントの複
    屈折率△nが0.1以上、非晶部の複屈折率△naが0
    .035以上、切断強度が3g/d以上であり、且つ塩
    基性染色可能である特許請求の範囲第(1)項、記載の
    超高速紡糸方法。
  7. (7)紡糸口金の下面より5cm以上の長さにわたり、
    150℃以上250℃以下の温度に保たれた加熱ゾーン
    を通過される特許請求の範囲第(1)項記載の超高速紡
    糸方法。
  8. (8)紡糸口金より最初の引取り装置迄の間に空気ノズ
    ルを設けフィラメント束を集束する特許請求の範囲第(
    1)項記載の超高速紡糸方法。
  9. (9)紡糸口金より最初の引取り装置迄の間に給油用ノ
    ズルガイドを用いて、フィラメント群に給油しながら集
    束する特許請求の範囲第(1)項記載の超高速紡糸方法
  10. (10)紡糸口金より最初の引取り装置迄のフィラメン
    ト走行長を3m以内とする特許請求の範囲第(1)項記
    載の超高速紡糸方法。
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