JPS62216986A - 単結晶フエライトの製造法 - Google Patents

単結晶フエライトの製造法

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JPS62216986A
JPS62216986A JP61058917A JP5891786A JPS62216986A JP S62216986 A JPS62216986 A JP S62216986A JP 61058917 A JP61058917 A JP 61058917A JP 5891786 A JP5891786 A JP 5891786A JP S62216986 A JPS62216986 A JP S62216986A
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JP
Japan
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ferrite
single crystal
polycrystalline
dummy
mol
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Application number
JP61058917A
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English (en)
Inventor
Shinichi Tada
多田 信一
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、VTR磁気ヘッド用等に用いられる単結晶フ
エライ1〜を固相反応によって製造する方法に関するも
のである。
(従来の技術) 従来、多結晶フェライトと単結晶フェライトとを接触侵
加熱することにより、単結晶フェライi〜を多結晶フェ
ライト方向に結晶成長させて単結晶フェライトを育成す
るフェライト単結晶の製造法において、多結晶フェライ
トと単結晶フェライトとを接触させて加熱するに際し、
単結晶フェライトを接合する多結晶フェライトの接合面
に対する多結晶フェライトの少なくとも背面に例えばフ
ェライ1−ダミーを接合して不連続粒成長抑制手段を施
し、異結晶方位の結晶の発生を防止する方法が特開昭6
0−195097号公報において開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら上述した方法においては、不連続粒成長抑
制手段のないものに比較して単結晶フェライトの寸法の
大きなものが得られるものの、単結晶フェライトを量産
化してコストの低減を図るためにざらに寸法の大ぎな単
結晶フェライトを得るためには、いまだ満足のいく大き
ざの単結晶フエライ1〜を1qることができなかった。
また上述した方法では、種単結晶を接合した面の歪が大
きい場合があり、その結果法に種として使用する単結晶
フェライトを確保するのが困難となる欠点もあった。
本発明の目的は上述した不具合を解消して、寸法の大き
な単結晶フェライトが得られると共に種単結晶を接合し
た面の歪が小さい単結晶フェライトの製造法を堤供しよ
うとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の単結晶フェライトの製造法は、多結晶フェライ
トの一端面に単結晶フェライトの種を接合して、加熱し
て多結晶フェライトを単結晶に成長さUる単結晶フェラ
イトの製造法において、多結晶フェライトの単結晶フェ
ライトと接合した面の少なくとも背面に、その酸化鉄(
FQ 2OB )の成分が、単結晶化される多結晶フェ
ライトの成分より0.2〜1.2モル%小さい組成より
なる多結晶フェライトダミーを接触させて加熱すること
を′v4′6!iとするものである。
(作 用) 上述した構成において、多結晶フェライトダミーの組成
のうち酸化鉄(Fe 2O3)の含有間を、単結晶化さ
れる多結晶フェライトの酸化鉄<Fe 2O3 )の含
有間よりも0.2〜1.2モル%小さくして、この多結
晶フェライトダミーを少なくとも種単結晶フェライトの
接合面に対する背面、好ましくは背面および両側面に接
合して加熱すると、異方位の結晶発生の少ない大きな寸
法の単結晶フェライトを歪のない形で(9ることができ
る。
なお、多結晶フェライトダミーの酸化鉄の含有間を単結
晶化される多結晶フェライトの酸化鉄の含有量よりも0
.2〜1.2モル%小さいと限定した理由は、組成差が
0.2モル%未満であると寸法の大きな単結晶フェライ
トが得られないと共に、1.2モル%を越えると歪〈反
り)が大きくなりクランクが発生するため0.2〜1.
2モル%と限定した。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図(A)〜(D)は本発明の製造方法の一実施例を
説明するための斜視図で、形状が直方体の例を示してい
る。まず第1図(A)に示すように、−例としてMrr
−7nよりなる多結晶フェライト2と、同組成よりなる
種単結晶フェライト1を準備する。この多結晶フェライ
ト2としては、酸化鉄の原料にスピネル構造を有する酸
化鉄またはスピネル構造の履歴を有する酸化鉄あるいは
それらの混合物より成る酸化鉄を用いて製造した多結晶
フェライトを用いる必要がある。また、多結晶フェライ
トと種単結晶フェライトの熱膨張係数の差は±l0XI
O−’以下が望ましい。次に、多結晶フェライト2と単
結晶フェライト1との接合面を、ダイX7モンド凪粒を
使用して、好ましくは表面粗さを0.5ミクロン以下、
平1■度を0.5ミクロン以下になるように鏡面研磨す
る。なお、フェライトの組成としては、Fe2O3:4
5〜60モル%、好ましくは52〜57モル%、MnO
:2O〜40モル%、好ましくは25〜38モル%、Z
nO: 5〜30モル96、好ましくは9〜22モル%
の組成のものを使用すると好適である。
本発明で重要なのは、多結晶フェライト2の鏡面研磨面
に対向する少なくとも背面に所定の組成の多結晶フェラ
イトダミー3を施す点にある。多結晶フェライトダミー
3としては、スピネル構造を有する酸化鉄すなわちマグ
ネタイl〜を経由しない酸化鉄を用いた多結晶フェライ
トであって、その酸化鉄(r”e 2O3 )の含有f
flが単結晶化される多結晶フェライトの酸化鉄(Fe
 2O3 )の含有量よりも0.2〜1.2モル%小さ
い組成のものを使用する。
次に、鏡面研磨した多結晶フェライト2 jJ3よび単
結晶フェライト1の接合面に有機酸または無機酸を介在
さけて、第1図(B)に示ずように研磨面を富者する。
研磨面を密着した接合体は、多結晶フェライト2の不連
続な結晶粒子成長の起こる温度未満の温度、すなわち上
述した組成の71ライトでは約1330〜1350℃か
ら昇温速度10℃/時間で1430℃まで加熱され単結
晶を育成する。その結果、単結晶フェライト1を多結晶
フェライト2方向に結晶成長させ、多結晶フェライト2
を殆んど全て単結晶フェライトに転換した第1図(C)
に示すような大きい寸法の単結晶フエライ1−4を得る
ことができる。
以下、実施例について説明する。
実施例 マグネタイト(Fe3o4)を経由して製造された酸化
鉄(Fe2Os)r不純物Si 02O.005%、T
i 02 0,005%、Ca O’ 0.005%、
Ni12O0.005%を含む酸化鉄と、純度99.9
%の酸化マンガンJ3よび酸化亜鉛を原料とし、その組
成がMn 027,7モル%、znQ18,5モル%、
FO2O353,8モル%に混合した調合物を仮焼、粉
砕、成形し、平衡rIi素分正分圧下32O℃、4時間
焼成して、Mn−Zn多結晶フェライトを得た。
この多結晶フェライトは、平均粒子(¥が、約10ミク
ロン、気孔率が約0.05%であり、1350 ’C付
近で不連続粒成長する性質を有するものであった。
一方、この多結晶フェライトとほぼ同一組成を右する高
圧ブリッヂマン法で製造された単結晶)1ライトを用意
し、この両方のフェライトよりそれぞれ30x 27x
 5mmと30x 27x O,5mmの直方体形状よ
りなる板を切り出した。そして、この多結晶フェライト
をダイアモンド砥粒(2〜4ミクロン)を使用して、全
表面を表面粗ざRmax  O,05ミクロン、平坦度
0.3ミクロンに鏡面研磨した。
同時に、多結晶フェライトダミーとしてFe2O2の含
有量が多結晶フェライトの1”e 2O3含有量よりも
0.2〜1.2モル%だけ少ない本発明用のダミーと、
その組成差が0.2〜1.2モル%の範囲外の比較例用
のダミーを第1表に示すように準備した。早漏した単結
晶フェライト、多結晶フェライ1へおよび多結晶フェラ
イトダミーから、第1図<8)に承り両側にダミーを設
けない試料と第1図(D)に示す両側にダミーを設けた
試料を作成した。そして、作成した試料をN2ガス雰囲
気中において1150℃で30分間加熱し、引続き02
1度5%のN2ガス雰囲気中において1340℃から昇
温速度10℃/時間で1430℃まで加熱して固相反応
を起させ、単結晶フェライトを多結晶フェライ]・方向
に結晶成長させて多結晶フェライト全体を単結晶化した
得られた単結晶フェライトに対し、単結晶の成長長さ、
反りおよびクラックの有無を評価し第1表に表示した。
ここで、単結晶の成長長さは異方位の結晶がない部分の
良さを測定した。また反りは、種単結晶フェライトを接
着した面に対して測定し、凹状態に反ったものを負、凸
状態に反ったものを正としてその反り伍を表示した。さ
らに、クラックの有無は得られた単結晶フェライトを目
視で11!l!察して1つでもクラックの存在するもの
を×、存在しないものを○として表示した。結果を第1
表に示り′。
第1表から明らかなように、本発明の範囲内の組成の多
結晶フェライトダミーを使用した単結晶フェライトは、
従来のものと比べて成長長さが長く、反りも少なく、ク
ラックも発生せず特に組成差が0.5モル%のものが一
番好結果であると共に、両側ザイドダミーを有するもの
の方がさらに好結果が1与られることがわかった。これ
に対し、組成差が0.2モル%未満の比較例ではクラン
クは発生しないものの成長長さが短く、また組成差が1
.2モル%を越えるものはクラックが発生することがわ
かった。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、幾
多の変形、変更が可能である。例えば上述した実施例で
は、種となる単結晶フェライトの大きさを多結晶フェラ
イトと同じ大きざに設定したが、本発明では異結晶方位
の結晶の成長を有効に防止しているので、種41結晶フ
ェライトの大きさを小さくすることもできる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したところから明らかなように、本発明
の単結晶フェライトの製造法によれば、固相法で単結晶
を育成するに際し、多結晶フェライトの単結晶フェライ
トと接合した面の少なくとも他端面に、そのFe 2O
3の成分が、単結晶化される多結晶フェライトの成分よ
り0.2〜1.2モル%小さい組成よりなる多結晶フェ
ライトダミーを接触させて加熱することにより、寸法が
大きいと共に種単結晶を接合した面の歪が小さい単結晶
フェライトを得ることができる。
その結果、単結晶フェライトを安価かつ収率よく得るこ
とができると共に、ヘッド形状に加工するとぎの自由度
を増すことが可能となる。
本発明により製造した単結晶フェライトは歪や欠陥の少
ない単結晶フェライトであるので、各種の磁気ヘッド特
に高性能のVTR映像用磁気ヘッドに使用でき、工業上
極めて有用な単結晶フェライトの製造法である。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(D)は本発明の製造方法の一実施例を
説明するための斜視図である。 1・・・単結晶フェライト 2・・・多結晶フェライト 3・・・多結晶フェライトダミー 4・・・単結晶フェライト 5・・・多結晶フェライトダミー(サイドダミー)特許
出願人   日本碍子株式会社 代理人弁理士  杉  村  暁  方向  弁理士 
 杉  村  興  作第1図 <A) 3ゲタ筆舌品フシフィト デミー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多結晶フェライトの一端面に単結晶フェライトの種
    を接合して、加熱して多結晶フエライトを単結晶に成長
    させる単結晶フェライトの製造法において、多結晶フェ
    ライトの単結晶フェライトと接合した面の少なくとも背
    面に、その酸化鉄(Fe_2O_3)の成分が、単結晶
    化される多結晶フェライトの成分より 0.2〜1.2モル%小さい組成よりなる異相結晶発生
    防止手段としての多結晶フェライトダミーを接触させて
    加熱することを特徴とする単結晶フェライトの製造法。 2、前記多結晶フェライトダミーを、前記多結晶フェラ
    イトの単結晶フェライトと接合した面の背面のほか、そ
    の両側面にも設ける特許請求の範囲第1項記載の単結晶
    フエライトの製造法。
JP61058917A 1986-03-17 1986-03-17 単結晶フエライトの製造法 Pending JPS62216986A (ja)

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JP61058917A JPS62216986A (ja) 1986-03-17 1986-03-17 単結晶フエライトの製造法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06157197A (ja) * 1992-11-20 1994-06-03 Ngk Insulators Ltd 浮上型磁気ヘッド用非磁性Mn−Zn単結晶フェライト

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06157197A (ja) * 1992-11-20 1994-06-03 Ngk Insulators Ltd 浮上型磁気ヘッド用非磁性Mn−Zn単結晶フェライト

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