JPS61146781A - 単結晶の製造法 - Google Patents

単結晶の製造法

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JPS61146781A
JPS61146781A JP26853484A JP26853484A JPS61146781A JP S61146781 A JPS61146781 A JP S61146781A JP 26853484 A JP26853484 A JP 26853484A JP 26853484 A JP26853484 A JP 26853484A JP S61146781 A JPS61146781 A JP S61146781A
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JP
Japan
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single crystal
dummy core
seed
crystal
polycrystalline
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JP26853484A
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English (en)
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Kei Yamada
圭 山田
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、固相反応による多結晶体の均一な単結晶化に
関するもので、特に多結晶体を単結晶化するのに必要な
種単結晶を安価に得る単結晶の製造法に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、単結晶の製造法として、本出願人は特開昭55−
162496号公報において固相反応法による単結晶製
造法を開示した。この製造法では、種となる単結晶と多
結晶体の接合面を鏡面研磨した後、塩酸、硝酸等の強酸
を接合面に介在させて接合し、多結晶体の不連続粒成長
温度未満の一定の温度で加熱して多結晶体を単結晶化し
ていた。
さらに本出願人は、特願昭59−53231号において
、上記多結晶体の単結晶が接合する面と対向する面に不
連続結晶粒成長しないほぼ多結晶体と同一の組成を有す
るダミーコアを設けて、異常結晶を減少させ安定的に高
歩留に単結晶を得る方法を開示している。
上述した固相反応による製造法においては、種単結晶は
リサイクル使用が可能ではあるが使用回数を増す毎に劣
化するため、大量生産に際しては所定の割合(例えば5
回ごと)で新しい種単結晶と交換する必要があった。
(発明が解決しようとする問題点) 種単結晶は上述したように一定の割合で交換する必要が
あるが、ブリッジマン法による場合は種単結晶が高価と
なり、上述した固相反応による場合は良品から切り出し
て種単結晶を作製するため高価な単結晶を切断すること
になり、また切りくずも沢山出すこととなり、どちらの
場合でも生産コストが高くなる欠点があった。
本発明の目的は上述した不具合を解消して、ダミーコア
材を利用することにより安価かつ簡単に種単結晶を得る
ことができる単結晶の製造法を提供しようとするもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の単結晶の製造法は、多結晶体と単結晶とを接触
して加熱することにより、単結晶を多結晶体方向に結晶
成長させて単結晶を得る方法において、 多結晶体と単結晶との接合面および多結晶体の単結晶と
接合する面に対向する背面であって結晶成長しないほぼ
多結晶体と同一の組成を有するダミーコアとの接合面を
好ましくは鏡面研磨し、それらの鏡面研磨面間に酸を介
在させて多結晶体に単結晶およびダミーコアを接合し、
接合した状態で加熱して多結晶体を単結晶化した後、ダ
ミーコアの表面に単結晶の薄層を残して切断し、そのダ
ミーコアの表面に残った単結晶をダミーコアと共に単結
晶製造時の種単結晶として使用することを特徴とするも
のである。
(作 用) 本発明は、先に本出願人が出願した特願昭59−532
31号におけるダミーコアを設けた固相反応による多結
晶体の単結晶化において、ダミーコアを生成した単結晶
から切り離すときに生成した単結晶の薄層を残して切断
することにより、次の単結晶製造時の種単結晶として使
用すると生産効率が上がりコストを抑えることができる
ことを見出したことによるものである。
上述したように、従来の種単結晶は使用回数を増す毎に
劣化するため、そのリサイクル数は5回程度が限度であ
り、その都度新しい種単結晶を別に生産して供給する必
要があったが、本発明によると1回の単結晶育成で新し
い種単結晶を常に1個供給できることとなるため全体を
通じて種結晶のリサイクル数は2回程度となり、常に新
しく劣化の少ない種単結晶を用いることができるように
なる。また、種単結晶は薄層であるため生成した単結晶
に対して占める割合は数%であり、単結晶自体の収率に
大きな影響を与えることはない。
(実施例) 以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明する。
本発明の単結晶の製造法は、多結晶体であればどのよう
な組成のものにでも適用できるが、実際に好適に使用さ
れるものとしては以下のような組成があげられる。
■ フェライト Mn0  20〜40モル%Zn0 
  5〜30モル% Fe、02  残(好ましくは48〜60モル%)■ 
フェライト  NiO15〜40モル%Zn0   1
5〜40モル% Fe、O,残(好ましくは45〜55モル%)■ ガー
ネット;ガーネットには3Y、01・5Fe203と3
hOs・5A I!103 とがあり何れも本発明の方
法で製造可能で ある。その配合割合はYzol:FezO:+=3:5
又はY、0.l ;^l z(h= 3:5である。
■ スピネル ;スピネルはMgO・ A 1 zo*
の組成であり、配合割合はMgO:^1203・l:1
である。
第1図(a)〜(d)は、本発明において種単結晶を作
製する方法を工程順に示した斜視図である。
まず第1図(a)に示すように、上述したような組成の
多結晶体lの上下に、はぼ多結晶体lと同一組成を有す
る種単結晶2と、はぼ多結晶体1と同一組成で不連続結
晶粒成長を示さないダミーコア3を、゛それぞれの接合
面をダイヤモンド砥粒で鏡面研磨した後塩酸、硝酸等の
強酸を介して接合し、接合体4を得る。次に接合体4を
一定の熱処理スケジュールで加熱して、第1図(b)に
示すように多結晶体1を完全に単結晶5とした生成単結
晶体6を得る。このとき、昇温加熱に先立って接合体4
を相対湿度70%以上の雰囲気に2時間以上保持すると
好適である。また熱処理スケジュールとしては、接合体
4を接合した状態で、多結晶体の不連続粒成長温度点の
前後−50℃〜+40℃の温度範囲(例えば、フェライ
トではほぼ1330℃〜1420℃)内を平均昇温速度
1℃/時〜20℃/時で昇温加熱すると好適である。さ
らに、単結晶体6を上述した加熱により得た後、単結晶
5中の残留グレインを消滅するため直ちに上記温度より
高い温度(例えば、フェライトでは1500℃程度)ま
で温度を昇温すると好適である。
次に、第1図(b)に示すように、この単結晶体6のう
ちダミーコア3と接する薄層の単結晶部7を残して図中
線で示した部分から切断し、第1図(c)に示すように
ダミーコア3と単結晶部7からなる種単結晶体8を得る
。その後、第1図(d)に示すように単結晶部7の切断
面7aをダイヤモンド砥粒により鏡面研磨して、種単結
晶8を次の種単結晶として使用する。
さらに、多結晶体1とダミーコア3の組成の影響を調べ
るため、ダミーコア3の組成を変化させてその影響を調
べた。
寒施拠土 純度99.9%の炭酸マンガンを焙焼して得られた酸化
マンガンと、純度99.9%の酸化亜鉛および酸化第二
鉄を原料とし、その組成がFe、0.・52.5モル%
、MnO= 31.5  モル%、ZnO= 16.0
モル%の調合物を成形し、平衡温度分圧下で1320℃
、4時間焼成してマンガン亜鉛フェライト多結晶体を得
た。
このフェライト多結晶体と、そのフェライト多結晶体と
ほぼ同一組成を有するフェライト単結晶と、第1表に示
す8種類の組成を有し不連続結晶粒成長を示さないダミ
ーコアとから同一形状の板を切り出し、それぞれの接合
面をダイヤモンド砥粒で鏡面研磨した後、第1図(a)
に示すような接合体を各試料尚に対しそれぞれ100ブ
ロンク得た。
その後、各接合体を所定の同一の熱処理スケジュールに
従って加熱し、固相反応を生起させて単結晶体を得た。
各試料毎に完全に単結晶化したブロックの割合を良品率
として求め第2表に示した。
第2表 ゛第2表から明らかなように、ダミーコアの組成と多結
晶体の組成はほぼ同一のものを使用した方が好結果が得
られ、少なくとも組成の差がFe、03で±3.0モル
%以内の組成をもつダミーコアを用いる必要があること
がわかる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したところから明らかなように、本発明
の単結晶の製造法によれば、従来の単結晶の製造法によ
り単結晶を製造する過程において確実に種単結晶を作る
ことができるため、種単結晶を安価に得ることができる
と共に常に劣化の少ない種単結晶を使用することができ
る。その結果、単結晶製造のコストを大幅に減らすこと
ができると共に大量生産に好適である。また、本発明方
法により得られたフェライト単結晶はV T RI気ヘ
ッドとして好適に使用できる。
4、発明の詳細な説明 第1図(a)〜(d)は、本発明において種単結晶を作
製する方法を工程順に示した斜視図である。
1−多結晶体     2一種単結晶 3−・−ダミーコア    4・−接合体5・−・単結
晶      6−生成単結晶体7−単結晶部    
 7a・−切断面8一種単結晶体

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多結晶体と単結晶とを接触して加熱することにより
    、単結晶を多結晶体方向に結晶成長させて単結晶を得る
    方法において、 多結晶体と単結晶との接合面および多結晶 体の単結晶と接合する面に対向する背面であって結晶成
    長しないほぼ多結晶体と同一の組成を有するダミーコア
    との接合面を鏡面研磨し、多結晶体に単結晶およびダミ
    ーコアを接合し、接合した状態で加熱して多結晶体を単
    結晶化した後、ダミーコアの表面に単結晶の薄層を残し
    て切断し、そのダミーコアの表面に残った単結晶をダミ
    ーコアと共に単結晶製造時の種単結晶として使用するこ
    とを特徴とする単結晶の製造方法。 2、前記加熱に先立って接合体間に酸を介在させ、相対
    湿度70%以上の雰囲気に2時間以上保持することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の単結晶の製造法。 3、前記加熱を多結晶体の不連続粒成長温度点の前後−
    50℃〜+40℃の温度範囲内を平均昇温速度1℃/時
    〜20℃/時で行なうことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の単結晶の製造法。 4、前記多結晶体、単結晶、ダミーコアがフェライトか
    らなり、フェライト多結晶体とフェライトダミーコアの
    組成の差がFe_2O_3で±3.0モル%以内である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の単結晶の
    製造法。
JP26853484A 1984-12-21 1984-12-21 単結晶の製造法 Pending JPS61146781A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06157197A (ja) * 1992-11-20 1994-06-03 Ngk Insulators Ltd 浮上型磁気ヘッド用非磁性Mn−Zn単結晶フェライト
JPH06172094A (ja) * 1992-12-08 1994-06-21 Ngk Insulators Ltd Mn−Zn系単結晶フェライトの製造法

Cited By (3)

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JPH06157197A (ja) * 1992-11-20 1994-06-03 Ngk Insulators Ltd 浮上型磁気ヘッド用非磁性Mn−Zn単結晶フェライト
JPH06172094A (ja) * 1992-12-08 1994-06-21 Ngk Insulators Ltd Mn−Zn系単結晶フェライトの製造法
JP2579728B2 (ja) * 1992-12-08 1997-02-12 日本碍子株式会社 Mn−Zn系単結晶フェライトの製造法

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