JPS62216630A - 燃焼排ガス中の水銀及び酸性ガス除去方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野〕 本発明は都市ごみ焼却炉、産廃焼却炉、し尿・下水汚泥
焼却炉のａｔガス処理方法に関し、該排ガス中より水銀
（又は水銀化合物）及び酸性ガスを同時に除去する方法
に関する。

し従来の技術］ 燃焼排ガス中に含まｎる酸性ガス（例えば、ＨＯ４ＳＯ
ｘ　）と水銀（又は水銀化合物）全除去する方法として
は、湿式法、すなわちｐＨｆ７〜９位に調整しにアルカ
リ吸収液中に液体キレートを添加して、この吸収液と排
ガスとの気液接触を図り、酸性ガスと水銀を同時に吸収
敵側へ移行させる方法かある。（弁用・古川・戊申１都
市と廃棄物”ｖｏＬ　１５．　Ｎｏ、　５．６７〜０６
　（ｔ９８５））しかしながら、乾式法で酸性ガスと水
銀を同時に除去する方法は従来なかった。

〔発明が解決しようとする問題点」 本発明は、今までに行わｊしていなかつ友燃焼排ガス中
に含まｎろ酸性ガスと水銀忙乾式法で同時に除去で′＠
る方法全提供しようとするものである。

すなわち、酸性ガスを乾式法で除去する方法は従来から
ａっだので、本発明では、燃焼排ガス中の水銀全乾式法
で除去するための方法と前記の乾式法による酸性ガス除
去方法との調和的接合方法を提供することを技術的課題
とするものである。

〔問題点１ｒ：解決する九めの手段〕 本発明は、燃慎排ガスの煙道中に、反応助剤と水銀反応
剤のａ＠粉宋を噴射し、て併ガス中の水銀を粉体側へ固
定するとともに、酸性ガス中和剤粉末を噴射して排ガス
中の酸性ガスを除去し、噴射後方にバグフィルタ−を設
けて排ガス中より燃焼ばいじんと一緒に系外へ排出する
ことを特徴とする燃焼排ガス中の水銀及び酸性ガス除去
方法である。

本発明においては、バグフィルタ−の通気性を高め、か
つ吸湿防止ケ図る九めに排ガス中に噴射する水銀反応剤
（Ｓ、　ＦｅＳ、　ＺｎＳ、　Ｏａ日、０ｕｒ）の粉末
に反応助剤（ゼオライト、アルミナ、ケイソウ土、パー
ライト、活性白土２　カオリン、長石等）の粉末を予め
温合しておき、これらを同時に排ガス煙道中に噴射する
。反応助剤と水銀反応剤の混合比は、ｔＪ「ガス条件に
よって左右されるが、一般的には重量比で水銀反応剤：
反応助剤＝１：１〜５０、好ましくは１：１〜１０であ
る。

又、酸性ガス中和剤（消石灰、炭酸カルシウム、酸化カ
ルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸
化マグネシウム等）粉末は上記混合粉末の噴射の前又は
後に排ガス煙道中に噴射する。水銀反応剤は酸性ガスの
共存下で活性化され易いので、酸性ガス中和剤は上記温
合粉末の噴射後に噴射することが好ましい〇このように
して、煙道中に噴射した粉末との各々の反応生成物及び
燃焼ばいじんをバグフィルタによって効率よく捕集除去
する。

〔作用〕

（１）本発明方法によｐ、酸性ガスと水銀全同時に除去
できる。

（２）　　水銀反応剤で反応助剤に混合して同時に排ガ
ス中へ噴射できるため、水銀除去のため跋たな設備を必
要としない◎ （３）　　水銀反応剤を反応助剤に混合するので、水銀
反応剤の粉末希釈が図れ、単独噴射の場合に比べて、排
ガス中への分散効果が筒まる。

（４）　　バグフィルタ−上で一部未反応の水銀反応剤
及び酸性ガス中和剤のケーキ層が形成さｎるので、その
層を排ガスが通過するとき、水銀と反応剤及び酸性ガス
と中和剤との固気反応が進行し、それぞ扛の除去効率が
高まる。

以下、本発明の実施態様を第１図によって詳述する。

第１図において、１は燃焼排ガス発生源（例えば都市ご
み焼却炉、産廃焼却炉、し尿・下水汚泥焼却炉）、２に
排ガスダクト、３はバグフィルタ、４は排気ファン、５
は煙突、６は反広助剤と水銀反応剤混合サイロ、７．７
′は粉体定量供給機、８．８′は粉体輸送９気ファン、
９は酸性ガス中和剤サイロ、１０．ＩＱ’は粉体供給ノ
ズル、１１は捕集灰である。

燃焼排ガス発生源１で発生し危水銀と酸性ガスを含む燃
焼排ガス中に、バグフィルタ３のガス流ｎ前号の排ガス
ダクト２から、粉体供給ノズル１０によって反応助剤と
水銀反応混合粉体を噴射する。反応助剤と水銀反応混合
粉体は混合サイロ６から、粉体定量供給機７によって所
定分切出し、粉体輸送ファン８ρ蔦ら送らｎる空気によ
って粉体供給ノズル１０へ輸送する。っぎに、反応助剤
と水銀反応混合粉体を供給し几ガスｙＬｎ後万の排ガス
ダクト２から、同・深にして散性ガス中和剤全排ガス中
へ噴射する。

反応助剤と水銀反応混合粉体の噴射位置と酸性ガス中和
剤の噴射位置は、上記位置と前後しても支障ないが、本
説明位置の万が好ましい。

排ガス中に噴射さｎｘ水銀反応剤及び酸性ガス中和剤は
各々、Ｖ「ガス中の水銀及び酸性ガスと迅速に反応し水
銀及び酸性ガスケガス１１１ＩＺ）”ら粉体側へ固定す
る。

水銀及び酸性ガスを固定した反応剤及び中和剤と未反応
の反応剤及び中１ｆ剤、燃焼はいしんは後流に位置する
バグフィルタ３上に捕集さｎ、逆洗操作によって払い落
さ扛て系外へυＦ出さｎる。

未反応の水銀反応剤及び酸性ガス中和剤が一緒にバグフ
ィルタ３上にケーキ層全形成すりので、その層を排ガス
が通過するとき更に水炊及び酸性ガスと反応剤及び中和
剤との固気反応が進行し、各々の除去率が高まる。水銀
及び酸性ガスが取り除かｔ友燃焼ガスは、排気ファ／４
を経由して煙突５より排出さｎる。

第２図にバグフィルタ３布表面の粉体堆積層の概念図を
示す。

排ガス中に噴射した水銀反応剤、酸性ガス中和剤、反応
助剤及び燃焼ばいじんは第２図に示すように、３布１２
表面に逐次堆積していく。

図中０１は排ガス、１３は反応助剤からなるプレコート
層、１４は堆積層、１５は水銀反応剤、１６は酸性ガス
中和剤、１７は反応助剤の存在を示す。

ここで酸性ガス中和剤としては、消石灰、炭酸カルシウ
ム、酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネ
シウム、酸化マグネシウムなどのアルカリ中和剤が挙げ
らｎる。

水銀反応剤としては、Ｓ、　Ｆｅｅ、　Ｚｎ８．　Ｏａ
ｋ、（３ｕ８が挙げらｎる。

反応助剤としては、ゼオライト、アルミナ、クイソウ土
、パーライト、活性白土、カオリン、長石等の粉末の中
から選ばｎ几１８Ｉもしくは２種以上の混曾粉宋を使用
する。

〈実施例〉 都市ごみ焼却炉刃１らｖＦ出される水銀とＩＣ！ｔの除
去を下記条件にて行なっ几。

条件： 焼却量：　１５０　Ｔ／日 排ガスｉｉ　：　３０，００　ＯＮｍ３／）ＩＨ９濃度
二０５ｍ？／Ｎｒｎ’ ＨＯ７，［１度ニア００ｐｐｍ ガス温度：２００〜２３０℃ 要領： 反応助剤と水銀反応剤の混合粉体’ｉ５０に９／）１（
混会比：反応助剤／水銀反応剤（■量比）１〜５０）吹
き込んだ。反応助剤としてはパーライト、水銀反応剤と
しては粒度２００〜３００メツシユのＺｎ８紛宋を便用
した。混合粉体噴射後、０秒から２〜３秒後に混＠粉体
全吹き込んだ後流で消石灰粉ぶ１ｏ　ｏｙ、ｙ／ｈ吹き
込み、水銀とＨＣｌ（酸性ガス）を除去した。

結果： 上記試験の結果、排ガス中の水銀は最高７６％、ＨＯ２
は９ａ６チ除去できた口し発明の効果〕 ・本発明によって、燃焼排ガス中の水銀と酸性ガスを乾
式で且つ同時に処理することができる。

・集じんと反応促進を兼ねたバグフィルタ−を用いるこ
とによって、高い除去率を達成できる。

・水銀反応剤と反応助剤を混合噴射することによって、
設備の簡素化と、水銀反応剤の排ガス中への噴射時の分
散性を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施態様全説明する皮めの図であ
り、第２図は、本発明にＬるバグフィルタ−３布の表面
堆積層の概念図を示すものである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 燃焼排ガスの煙道中に、反応助剤と水銀反応剤の混合粉
   末を噴射して排ガス中の水銀を粉体側へ固定するととも
   に、酸性ガス中和剤粉末を噴射して排ガス中の酸性ガス
   を除去し、噴射後方にバグフイルターを設けて排ガス中
   より燃焼ばいじんと一緒に系外へ排出することを特徴と
   する燃焼排ガス中の水銀及び酸性ガス除去方法。