JPH0569569B2 - - Google Patents
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- JPH0569569B2 JPH0569569B2 JP61027998A JP2799886A JPH0569569B2 JP H0569569 B2 JPH0569569 B2 JP H0569569B2 JP 61027998 A JP61027998 A JP 61027998A JP 2799886 A JP2799886 A JP 2799886A JP H0569569 B2 JPH0569569 B2 JP H0569569B2
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Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は都市ごみ焼却炉、産廃焼却炉、し尿・
下水汚泥焼却炉等の排ガス処理装置に適用するこ
とができる乾式排ガス処理方法に関し、特に、排
ガス中の水銀成分と酸性ガス成分とを除去するた
めの処理方法に関する。
下水汚泥焼却炉等の排ガス処理装置に適用するこ
とができる乾式排ガス処理方法に関し、特に、排
ガス中の水銀成分と酸性ガス成分とを除去するた
めの処理方法に関する。
従来、燃焼排ガス中の水銀及び水銀化合物と酸
性ガスを同時に除去する方法としては、湿式除去
法だけが知られており、本発明のように乾式法は
なかつた。湿式除去法とは、カセイソーダ水溶
液、炭酸カルシウム又は消石灰スラリー溶液を用
い、気液接触によりガス中の水銀と酸性ガスを液
側へ移行させるものであつた。
性ガスを同時に除去する方法としては、湿式除去
法だけが知られており、本発明のように乾式法は
なかつた。湿式除去法とは、カセイソーダ水溶
液、炭酸カルシウム又は消石灰スラリー溶液を用
い、気液接触によりガス中の水銀と酸性ガスを液
側へ移行させるものであつた。
従来の湿式除去法では、水銀を含有する排水の
処理が必要となり設備が繁雑になるとの欠点があ
つた。従つて、乾式法で水銀が除去でき、且つ酸
性ガスが同時に除去できるならば、排水処理の懸
案が解決できまた同一システムで水銀と酸性ガス
が処理でき効果は大きいものと期待された。
処理が必要となり設備が繁雑になるとの欠点があ
つた。従つて、乾式法で水銀が除去でき、且つ酸
性ガスが同時に除去できるならば、排水処理の懸
案が解決できまた同一システムで水銀と酸性ガス
が処理でき効果は大きいものと期待された。
本発明は従来の、水銀及び酸性ガスを含有する
排ガス処理方法の欠点を解消し、乾式法により水
銀と酸性ガスとを同時処理を可能とし、かつ、処
理粉末を電気集じん器等で容易に除去可能とした
排ガス処理方法を提供しようとするものである。
排ガス処理方法の欠点を解消し、乾式法により水
銀と酸性ガスとを同時処理を可能とし、かつ、処
理粉末を電気集じん器等で容易に除去可能とした
排ガス処理方法を提供しようとするものである。
本発明は排ガス中に、硫黄または水不溶性硫黄
化合物と酸性ガス中和剤を粉体状で噴射し、排ガ
ス中の水銀成分を化学的に安定な硫化水銀の粉末
とし、かつ、排ガス中の酸性ガスを酸性ガス中和
剤で中和して除去することを特徴とする排ガスの
処理方法である。
化合物と酸性ガス中和剤を粉体状で噴射し、排ガ
ス中の水銀成分を化学的に安定な硫化水銀の粉末
とし、かつ、排ガス中の酸性ガスを酸性ガス中和
剤で中和して除去することを特徴とする排ガスの
処理方法である。
なお、水不溶性硫黄化合物としてはFeS、
ZnS、CaS、CuS等の粉末を用いることができ
る。これらの硫黄または水不溶性硫黄化合物から
なる水銀反応剤と排ガス中の水銀及び水銀化合物
との反応は固気相反応であるので、反応を促進さ
せるためには反応剤粒子の表面積を大きくし、即
ち、粒子を極力小さくする必要がある。しかし、
反応剤は煙道に噴霧して気流に乗せる必要があ
り、また、電気集じん器等で捕集する必要がある
ところから、反応剤の粒度は10〜300メツシユ、
好ましくは200〜300メツシユの範囲である。
ZnS、CaS、CuS等の粉末を用いることができ
る。これらの硫黄または水不溶性硫黄化合物から
なる水銀反応剤と排ガス中の水銀及び水銀化合物
との反応は固気相反応であるので、反応を促進さ
せるためには反応剤粒子の表面積を大きくし、即
ち、粒子を極力小さくする必要がある。しかし、
反応剤は煙道に噴霧して気流に乗せる必要があ
り、また、電気集じん器等で捕集する必要がある
ところから、反応剤の粒度は10〜300メツシユ、
好ましくは200〜300メツシユの範囲である。
また、酸性ガス中和剤はカルシウム、又はマグ
ネシウムの水酸化物、炭酸塩、酸化物などを用い
ることができる。
ネシウムの水酸化物、炭酸塩、酸化物などを用い
ることができる。
粉体の噴射量は水銀反応剤について排ガス量当
り0.1〜10ｇ／Ｎm3、中和剤については１〜10
ｇ／Ｎm3が好ましい。
り0.1〜10ｇ／Ｎm3、中和剤については１〜10
ｇ／Ｎm3が好ましい。
水銀反応剤と中和剤を煙道中に噴射するときに
各々個別的に行なうこともでき、また、２種の粉
体を予じめ混合して同じノズルから噴射すること
もできる。
各々個別的に行なうこともでき、また、２種の粉
体を予じめ混合して同じノズルから噴射すること
もできる。
反応温度については、通常の燃焼排ガスの露点
が100〜120℃以上であり、それ以下では結露を生
じて反応剤に濡れ現象を起し、反応剤が固着、付
着が生じノズルの閉塞するなどの不都合が生ずる
ので、120℃で操作する必要がある。また、高温
で熱分解を起すので、120〜400℃の範囲で反応を
行なうことが好ましい。
が100〜120℃以上であり、それ以下では結露を生
じて反応剤に濡れ現象を起し、反応剤が固着、付
着が生じノズルの閉塞するなどの不都合が生ずる
ので、120℃で操作する必要がある。また、高温
で熱分解を起すので、120〜400℃の範囲で反応を
行なうことが好ましい。
第１図は本発明を実施するための装置の構成図
である。
である。
燃焼排ガス発生源１で発生した水銀及び水銀化
合物と酸性ガス（例えば塩化水素、硫黄酸化物な
ど）を含む燃焼排ガス中に、電気集じん器３のガ
ス流れ前方の排ガスダクト２中に、粉体供給ノズ
ル６，６′によつて、水銀反応剤と酸性ガス中和
剤を噴射する。水銀反応剤と中和剤は粉体サイロ
７，７′に貯蔵されており、粉体定量供給機８，
８′で供給量を調節して前記粉体供給ノズルに送
るようになつている。また、このノズルの位置は
前後いずれでもよい。排ガス中に噴射された各粉
体のうち、水銀反応剤は迅速に排ガス中の水銀及
び水銀化合物と反応し、水銀をガス側から粉体側
へ固定する一方、酸性ガス中和剤は排ガス中の酸
性ガス（例えば、塩化水素、硫黄酸化物）と反応
して、酸性ガスをガス側から粉体側へ固定する。
合物と酸性ガス（例えば塩化水素、硫黄酸化物な
ど）を含む燃焼排ガス中に、電気集じん器３のガ
ス流れ前方の排ガスダクト２中に、粉体供給ノズ
ル６，６′によつて、水銀反応剤と酸性ガス中和
剤を噴射する。水銀反応剤と中和剤は粉体サイロ
７，７′に貯蔵されており、粉体定量供給機８，
８′で供給量を調節して前記粉体供給ノズルに送
るようになつている。また、このノズルの位置は
前後いずれでもよい。排ガス中に噴射された各粉
体のうち、水銀反応剤は迅速に排ガス中の水銀及
び水銀化合物と反応し、水銀をガス側から粉体側
へ固定する一方、酸性ガス中和剤は排ガス中の酸
性ガス（例えば、塩化水素、硫黄酸化物）と反応
して、酸性ガスをガス側から粉体側へ固定する。
水銀を固定した水銀反応剤と酸性ガスを中和し
固定した中和剤は、排ガス流れ後方の電気集じん
器３において、燃焼排ガス中のばいじんと一緒に
捕集され、捕集灰１０として系外へ排出される。
そして、水銀と酸性ガスを除かれた排ガスはクリ
ーンなガスとなつて排気フアン４を経由して煙突
５より放出される。
固定した中和剤は、排ガス流れ後方の電気集じん
器３において、燃焼排ガス中のばいじんと一緒に
捕集され、捕集灰１０として系外へ排出される。
そして、水銀と酸性ガスを除かれた排ガスはクリ
ーンなガスとなつて排気フアン４を経由して煙突
５より放出される。
第１図の装置を用いて次の実験を行なつた。
塩化水素700ppm、硫黄酸化物50ppm、水銀及
び水銀化合物を0.3mg／Ｎm3含む200〜250℃の排
ガス中に、酸性ガス中和剤として325メツシユパ
ス96％の消石灰を５ｇ／Ｎm3、水銀反応剤として
200〜300メツシユパス95％のZnSを１ｇ／Ｎm3噴
射した。
び水銀化合物を0.3mg／Ｎm3含む200〜250℃の排
ガス中に、酸性ガス中和剤として325メツシユパ
ス96％の消石灰を５ｇ／Ｎm3、水銀反応剤として
200〜300メツシユパス95％のZnSを１ｇ／Ｎm3噴
射した。
その結果、排ガス中の塩化水素、硫黄酸化物及
び水銀濃度はそれぞれ140ppm、35ppm、0.12
mg／Ｎm3と低減することができ、当初の濃度に対
して、それぞれ80、30及び60％除去できた。
び水銀濃度はそれぞれ140ppm、35ppm、0.12
mg／Ｎm3と低減することができ、当初の濃度に対
して、それぞれ80、30及び60％除去できた。
本発明は燃焼排ガス中の煙道に、硫黄または硫
黄化合物と消石灰又は類似の酸性ガス中和剤を粉
体状で噴射することにより、排ガス中の塩化水素
や硫黄酸化物などの酸性ガス及び水銀及び水銀化
合物を捕集灰として電気集じん器で簡単に除去す
ることができ、燃焼排ガスを効果的に浄化でき
る。
黄化合物と消石灰又は類似の酸性ガス中和剤を粉
体状で噴射することにより、排ガス中の塩化水素
や硫黄酸化物などの酸性ガス及び水銀及び水銀化
合物を捕集灰として電気集じん器で簡単に除去す
ることができ、燃焼排ガスを効果的に浄化でき
る。
第１図は、本発明を実施するための装置の構成
図である。
図である。
Claims (1)
- １ 排ガス中に、硫黄または水不溶性硫黄化合物
と酸性ガス中和剤を粉体状で噴射し、排ガス中の
水銀成分を化学的に安定な硫化水銀の粉末とし、
かつ、排ガス中の酸性ガスを酸性ガス中和剤で中
和して除去することを特徴とする排ガスの処理方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61027998A JPS62186925A (ja) | 1986-02-13 | 1986-02-13 | 排ガス処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61027998A JPS62186925A (ja) | 1986-02-13 | 1986-02-13 | 排ガス処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62186925A JPS62186925A (ja) | 1987-08-15 |
| JPH0569569B2 true JPH0569569B2 (ja) | 1993-10-01 |
Family
ID=12236488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61027998A Granted JPS62186925A (ja) | 1986-02-13 | 1986-02-13 | 排ガス処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62186925A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4938021A (en) * | 1988-10-27 | 1990-07-03 | Sundstrand Corporation | Sustainer propulsion system |
| EP0454885A1 (de) * | 1990-05-02 | 1991-11-06 | Ftu Gmbh | Verfahren zur Reinigung von Gasen und Abgasen von Schadstoffen |
| JPH04330917A (ja) * | 1991-05-01 | 1992-11-18 | Kubota Corp | 排ガス集塵方法 |
| EP0801971A1 (en) * | 1995-10-06 | 1997-10-22 | Kaneka Corporation | Waste gas and dust treatment method |
| US6855859B2 (en) | 1999-03-31 | 2005-02-15 | The Babcock & Wilcox Company | Method for controlling elemental mercury emissions |
| US6503470B1 (en) * | 1999-03-31 | 2003-01-07 | The Babcock & Wilcox Company | Use of sulfide-containing liquors for removing mercury from flue gases |
| CN108889110B (zh) * | 2018-08-08 | 2021-05-07 | 中国恩菲工程技术有限公司 | 烟气的除汞方法 |
-
1986
- 1986-02-13 JP JP61027998A patent/JPS62186925A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62186925A (ja) | 1987-08-15 |
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