JPS62215443A - 選択式給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は選択式給紙装国に関するものであり、更に詳
しくは異る複数の紙トレイから予裁断された紙シートま
たは袋を選択的に回転印字部に供給する技術の改良に関
するものである。

（従来技術とその問題点） ここ数年というものＯＡの分野では目覚ましい進歩が遂
げられている。典型的な例を挙げると、従来のタイプラ
イタ−は種々の機能を具えたワープロに取って代られて
いる。これらワープロが紙シート上に印字する速度も益
々早くなっている。

この種機器に賦与される速度と機能としては、情報を集
めて印字されるべき体裁に組織する機能に対して、実際
に紙シート上に言葉を置く作業は補助的なものとなって
きている。柔軟性と速度とを兼ね具えるために、オペレ
ーターがブラウン管などの上で言葉を操作して所望の体
裁にする形式のシステムが種々開発されている。これら
全ての開発に関連して今日時間や有用性の観点から発展
のネックとなっているのは、最終的なハードコピーを得
るための紙シートの印字ヘッドへの供給および通過速度
である。

勿論連続有孔紙シートを用いることもできる。

コンピューターがそれで、両側にスブロツケット孔を具
えていて、インパクトプリンターを通して紙シートを通
過させている。しかしこれには特殊な紙シートを必要と
し、通常のタイプライタ−には合わないのである。

コピー機や再生機にあっては、紙シートを自動的に印字
部や再生部に通過させている。これらの機器にあっては
、紙シートを供給する前に紙シート上に印字されるべき
情報が既に組織されていて、紙シートは印字部を連続的
に通過するようになっている。しかしこにのやりかたは
インパクトプリンターには一般に不適である。何故なら
インパクトプリンターの場合紙シートはどちらかという
と不動状であり、加えて通常のタイプライタ−形式の印
字では印字されるべき情報に応じて紙シートを間欠的の
みならず前後に動かすことが必要であるからである。更
に従来のこの種機器にあっては、プリンターから機器を
切離すことなしに、寸法や厚さの異る紙シートを個々に
手送りすることは一般に不可能である。

アメリカ特許第４．３２６．８１５号に開示された紙シ
ート供給装置は取外可能な紙トレイを有に汎用でき、ま
た該機器と一緒に販売できるものである。このような汎
用性の故に現存する印字機器の改造も必要としないで、
しかも高速紙シート供給の要求に応えることができるも
のである。

現存の印字機器に汎用できるものとしては、この他にも
アメリカ特許第４．２４８．４１５号に開示された紙シ
ート供給装置がある。前者の例では営業的には成功して
いるものの、紙トレイの選択は記憶されたプログラムに
よるソフトウェア−によっている、このためマイクロプ
ロセッサ−および特に設計されたプログラムに反応する
ハードウェアーの使用が必要となる。また後者の例では
機械的な構成であるため、長期の使用における信頼性の
低い機械ユニットを使用せざるを得ないのである。

（発明の要旨） この発明の目的は上記の如き従来技術に見られる欠点を
除くことにある。

即ちこの発明によれば、紙シートを収容する複数の紙ト
レイと、それぞれの紙トレイと組合わされた複数の紙供
給ロールと、印字版の回転を紙供給ロールに伝達する伝
達手段とが設けられており、印字版が織前進方向と逆方
向に回転し続いて織前進方向に回転したときに、紙シー
トが選ばれた紙トレイから供給されるように伝達手段が
機能するものである。

（実施態様） 第１図に示すように紙シート供給装置１００は印字装置
１０２に架設されて協働するものである。印字装置１０
２は横方向に延在してかつ横設軸１０６について回転す
る印字版１０４と印字版１０４を横切って前後動する印
字ヘッドｌＯ８とを有している。また従来のものと同じ
く印字ヘッド１０８によって印字される紙シート１］０
は印字版１０４と曲がった紙ガイド１］２と印字版１０
４に係合して紙シートを前進させる押圧ロール１］４と
の間に収受されるようになっている。

この印字ヘッド１０Ｂはモーター駆動されて印字版１０
４を横切って移動するキャリッジによって支持されてお
り、かつ印字版１０４に対して僅かに離間して印字ヘッ
トが印字版の端部間を移動する間に１行の印字を行う。

印字作業中印字版１０４は横設軸１０６について間欠的
に回転して、印字ヘッドｌｏ８に対して紙シート１］０
を前進させて、次の行の印字を行う。この印字作業は従
来のタイプライタ−の場合と同じに左から右へと印字を
行い、印字ヘッド１０８を右から左に動かして次の行の
印字を行うようにしてもよい。

この後者の方法は多くのワープロにおいて採用されてい
るものである。

印字装置１］０２は一般に自動印字機能を有したもので
あり、全くあるいは殆ど使用者の指示なくして、全頁の
印字が行われるものである。この場合印字されるべき文
書はディス力もしくはブラウン管のメモリーに予め記憶
されており、必要に応じて所望の情報が紙シートｔｉｏ
上に印字される。

一般に印字作業に当っては、印字は行毎に一括して行わ
れ、紙シート１］０は次々と自動送りされて全頁の印字
が完了する。これは一般にインパクト印字と呼ばれ、印
字ヘッド１０８が紙シートｔｉｏを印字版１０４に打付
て印字を行う、しかしこの発明の紙シート供給装置１０
０は他のタイプのもの、例えばインキジェット式プリン
ター、ラインプリンター、非インパクト式静電プリンタ
ーなどと組合せて用いることもできる。

第２図に示すように紙シート供給装置１００は１対の側
板１］６、側板１］８とを有しており、この間に下側紙
トレイ１２０と上側紙トレイ１２２とが収容されている
。これら紙トレイの上側には横方向に延在して回転細軸
１２４．１２６が設けられており、それぞれ１対の平行
離間した給紙ロール１２８．１３０を支持している（図
中その一方のみを示す）。これらの紙ロール１２８．１
３０は細軸１２４．１２６に固定されて共回転する。

この細軸１２４．１２６を非円形断面として、給紙ロー
ル１２８．１３０を共回転させながらかつ横方向に可動
として、上下の紙トレイ１２０．１２２と一線をなし得
るようにしてもよい。

紙トレイ１２０．１２２から供給された紙シート１］０
は矢印で示すそれぞれの経路に沿って印字版１０４に向
けて前進される。この経路は紙ガイド１３２〜１４０に
よって画定されるものである。

紙シート供給装置１００の前側で印字版１０４の上側に
は、袋供給ユニット１４２が設けられている。この袋供
給ユニット１４２は横方向に延在する回転袋軸１４４を
有しており、これがゴム部分を具えた袋供給ロール１４
６を支持している。

袋の積重群１４８はその前面を紙ガイド１４０により、
またその下端を紙ガイド１５０によりそれぞれ支持され
ている。袋供給ロール１４６と印字版１０４との間の袋
供給経路は紙ガイド１３６と１５２によって画定されて
いる。

先頭の袋の下側は両端にギア１５６を具えて横方向に延
在する袋抑え１５４により袋供給ロール１４６と接触状
に保たれている。側板１］６と側板１］８に形成された
複数のギア歯１６０を具えた傾斜溝１５８が袋抑え１５
４のギア１５６を収受して係合している。かくして袋抑
え１５４は自動的に下側に傾斜した経路に沿って■ｊ勅
し先頭の袋１４８の下側前面を袋供給ロール１４６と接
触状に保つ。袋抑え１５４を傾斜溝１５８に沿って上方
に移動することにより袋１４８の供給を更新することが
できる０袋抑え１５４を開放すると、ギア１５６とギア
歯１６０の係合が袋１４８に対して袋抑え１５４を下方
に移動させ、袋供給ロール！４６との接触を確実にする
。

袋供給ユニット１４２と印字版１０４との間には１対の
Ｌ形のブラケット１６２が可動状に設けられており、こ
のブラケットはそれぞれ水平脚１６３とＵ形開口１６６
を具えた下方に延在する脚１６４とを有しており、この
開口が印字版１０４を支持する横設軸ｔＯＳの端部を捕
捉する。各ブラケット１６２はハト状部分１６８により
側板１］６と側板１］８のいずれか一方に可動状に組付
られており、このハト状部分１６８は水平脚１６３に係
合し側板１］６と側板１］８に対する摺動を可能にして
いる。かくして、ブラケット１６２を調節することによ
り、Ｕ形間口１６６の距離を変えて種々の長さの印字版
１０４を収容する。この調整幅は１６インチ位である。

開口１６６が印字版１０４を支持する横設軸１０６を捕
捉すると、セットネジ１７０を締めてブラケット１６２
の摺動を防止する。

第２図において、ブラケット１６２の脚１６４は印字装
置の空間に侵入して横設軸１０６と係合している。１対
の支体１７２が側板１］６、側板１］８に取付けられて
いて、紙シート１］０を印字装置１０２の上側にほぼ水
平状に支持している。この支体１フ２は複数の溝１７６
を具えた可撓性の脚から構成されている。側板１］６と
側板１］８の下端には溝１７８が形成されており、溝１
７６を介して支体１７２の脚１７４を捕捉する。かくし
て、支体１７２は側板１］６と側板１］８に沿って前後
上下に動き、印字装置１０２に対して紙シート供給装置
１００を適切なレベルで支持する。

第２．３図において、大径の組付ギア１８０と一体の起
動ギア１７８を有した伝達手段は軸１８２の延長部１８
２を介して側板１］８に組付られている。組付ギア１８
０より大径の選択ギア１８４は周縁をノツチされたセグ
メント１８６を有し、かつギア１７８と１８０および側
板１］８の間で軸の延長部１８１に軸承されている。選
択ギア１８４と延長部１８１との間には板バネ１８７が
設けられている。かかる構成により、選択ギア１８４の
回転とは独立にギア１７８と１８０は軸１８２について
一体に回転することができる。

しかし選択ギア１８４とギア１７８．１８０間に弱い結
合力を及ぼすバネ１８７により完全な自由回転は阻止さ
れているのである。

駆動ギア１７８の回転はこれおよびテンションプーリー
１９０、スパーギア１９２、ブラケット１６２上の軸１
９６に軸承されたギア１９４と係合する駆動ベルト１８
８によって行われる。

スパーギア１９８はブラケット１６２上の軸２０６．２
０８上のスパーギア２０２．２０４によって印字版ギア
２００に連結されている。この構成の結果、印字版１０
４が回転すると、ベルト１８８が印字版ギア２００に結
合しているために、ギア１７８と１８０が逆方向に回転
する。ギア１９４．１９８．２０２．２０４は異る位置
で軸１９６．２０６．２０８にそれぞれ固定して、ハト
状体１６８によるブラケット１６２の調節を可能として
、異る寸法の印字版１０４を収容できるようにしてもよ
い。

第３．６図に示すように、選択ギア１８４の内面には軸
１８２を囲んでカム溝２１０が形成されている。また側
板１］８には軸承点２１４においてこのカム溝２１０に
対向して三角カム板２１２が軸承されており、バネ２１
５によって反時計方向に付勢されている。このカム板２
１２のコロ２１６はカム溝２１０に収受されており、短
い突起２１８はカム溝内にはない、カム面２２２を有し
た梨形の選択アーム２２０が軸承点２２４を介して選択
ギア１８４の周縁部に軸承されている。第６図に示すよ
うに選択アーム２２０はバネ２２６により時計方向に付
勢されている。選択アーム２２０の時計方向の回転は選
択ギア１８４から突出して選択アーム２２０の一部と係
合するストッパー２２８により制約されている。かくし
て、選択アーム２２０はバネ２２６の力に抗して反時計
方向に回転し、ストッパー２２８との係合によりその時
計方向回転を阻止されている。

選択ギア１８４には錠止ユニット２３０が付設されてお
り、セグメント！８６の中央に位置するラム状面２３２
．２３４を有している。この抑止ユニット２３０はバネ
２３８によって引伸された動作位置に付勢されている錠
止駆動アーム２３６を支持している。この駆動アーム２
３６はコロ２１６または各カム板２１２の突起２１８と
選択的に係合することのできる丸端２４０と組付ギア１
８０と選択的に係合できる突出上＃２４２とを有してい
る。かくして、この上端２４２は通常はバネ２３８に付
勢されて組付ギア１８０と係合し、ギア１８４．１フ８
．１８０を共回転させている。駆動アーム２３６の丸端
２４０とコロ２１６または突起２１８との係合は上端２
４２を組付ギア１８０との係合から脱せしめ、これによ
　゛リギア１８４をギア１７８．１８０との係合から脱
せしめる。

側板１］８の外側において細軸１２４．１２６の端部に
は駆動ギアユニット２４４．２４６が架設されている。

側板１］８の装輪１４４近傍に設けられたＮ２５０には
他の駆動ギアユニット２４８が架設されている。これら
の駆動ギアユニット２４４〜２４８は寸法は別として同
じタイプのものである。駆動ギアユニット２４４．２４
６および装輪１４４に付設されたスパーギア２７８は内
側一方向クラッチを有しており、これにより軸１２４．
１２６および１４４は一方向にのみ共回転することがで
きる。しかし、軸１２４．１２６および１４４個々には
自由に時計方向または反時計方向に回転できる。これら
のユニット２４４．２４６および２４８は選択ギア１８
４に対してそれぞれの軸１２４．１２６および２５０に
沿って係合位置と非係合位置間を摺動することができる
。各ユニットは駆動ギア２４４．２４６．２４８と軸方
向に可動なフランジ２５８．２６０，２６２を有してい
る。これらの駆動ギアとフランジ間の距離は第４図に示
すように選択ギア１８４の周縁部を非接触で収受できる
程度のものになっている。

各駆動ギア２４４〜２４８の近傍において側板１］８に
は軸承点２６６において位置決めアーム２６４が軸承さ
れている。各位置決めアーム２６４は駆動ギア２５２〜
２５６と係合する突起２７０とカムフランジ２５８〜２
６２に係合する２個のＶ形ノツチ２フ２を有した位置決
めヘッド２６８を有している。軸承点２６６近傍におい
て側板１］８に固定された付勢ピン２７４によって位置
決めヘッド２６２は駆動ギアユニット２４４〜２４８と
係合状態に付勢されている。

位置決めアーム２６４上の各突起２フ０はギア２５２〜
２５６のいずれかと係合することにより、不測の回転を
阻止されており、その歯を選択ギア１８４のそれと会合
させている。位置決めアーム２６４のノツチ２７２は駆
動ギアユニットの矢印方向への不測の摺動を阻止してい
る。

第５図に示す例の場合、ギア１８４．２５２〜２５６の
歯はベベル面２７６を有しており、これが誤噛合した場
合に噛合をマツチングするようになっている。即ちギア
２５４が右に摺動すると、ベベル面２７６の接触により
駆動ギアが若干回転されて、マツチングを達成する。こ
の際選択ギア１８４の歯が駆動ギアのそれと噛合っても
よい。

このマツチングは選択ギア１８４の第１．２．４．５．
６の歯を第３の歯より短くすると一段と促進される。し
たがって当初は選択ギア１８４の第３の歯が組付ギア１
８０の歯とマツチングしていれば足りるのである。駆動
ギアユニット２４４〜２４８の係合、脱係合状態はフラ
ンジ２５８〜２６２が交互に位置決めアーム２６４のノ
ツチ２７２のいずれかに係合することにより保たれる。

スペース上の要請から、袋１４８を供給するためのギア
ユニット２４８はスパーギア２７８により袋供給ロール
１４６を支持する装輪に組付られる。このスパーギア２
７８は装輪１４４に付設されて、常にその歯を駆動ギア
２５６のそれと完全に噛合わせている。即ち駆動ギア２
５６の歯はスパーギア２７８の歯と摺動係合状態にある
。しかして選択ギア１８４によって駆動ギア２５６が回
転されると、スパーギア２７８ひいては装輪１４４によ
り袋供給ロール１４６が回転することになる。

次に動作について説明する。

第６図に示すように、選択ギア１８４が中立位置に有る
とき錠止ユニット２３０はほぼ４時の位置にある。この
とき錠止ユニッと２３０の光端２４０にはかむ板２１２
のコロ２１６が係合している。このコロはカム溝２１０
の側壁に沿って乗っている。この係合の結果、駆動アー
ム２３６の上端２４２は半径方向外側に付勢されて組付
ギア１８０との係合から脱し、これによりギア１７８．
１８０は独立に時計方向に回転でき、選択ギア１８４は
静止状態を保つ。このギア１７８．１８０の時計方向の
回転は印字版１０４の紙供給方向への回転（反時計方向
）に対応する。下側紙トレイ、上側紙トレイまたは袋供
給ユニット１４２のいずれかを選択するために、印字版
１０４は時計方向に回転され、ベルト１８８を介してギ
ア１７８．１８０が反時計方向に回転する。組付ギア１
８０が反時計方向に回転すると、駆動アーム２３６はカ
ム板２１２のコロ２１６との係合を脱し、上端２４２が
組付ギアｉａｏの歯と係合する０組付ギア１８０が反時
計方向に回転すると、バネ１８７による結合力および光
端２４０の動き傾向により上＠２４２が組付ギアの歯と
係合する。駆動アーム２３６の上端２４２はこれにより
選択ギア１８４をギア１７８．１８０と直接係合させ共
回転させる。

印字版１０４が反紙供給方向にｍ線回転すると、選択ギ
ア１８４は反時計方向回転を続けて第７図に示す状態に
なり上側紙トレイ１２２を選択する。駆動ギア２４６は
、選択ギア１８４の歯が駆動ギア２５４とフランジ２６
０間の空間に一線を成すように配置されている。選択ギ
ア１８４が更に反時計方向に回転すると、選択アーム２
２０のカム面２２２が７ランジ２６９の内面に係合し、
駆動ギア２５４が選択ギアに係合してフランジが第２の
ノツチ２７２に係合するまで、細軸１２６に沿って駆動
ギア２４６が摺動する。第７図の状態において選択アー
ム２２０はギアユニット２４６のすぐ左に位置し、錠止
ユニット２３はすぐ右に位置する。カム板２１２のコロ
２１６はカム溝２１０中に捕捉され、選択ギア１８４の
回転により前進されている。

上側の紙トレイ１２２を選択した後も印字版１０４の回
転は続くが、その向きは第７図中反時計方向となる。給
紙ロール１３０は内部クラッチにより細軸１２６に沿っ
て紙供給方向に駆動され、紙シート１］０が上側紙トレ
イ１２から引き出されて印字版１０４に向けて前進され
る。選択ギア１８４が時計方向に回転する間、カム板２
１２のコロ２１６はカム溝２１０内に捕捉されている。

したがフて、コロがカム溝から解放されて再び側壁２１
］上の原位置において錠止ユニット２３０の係合を解く
までに、選択ギア１８４は約４００′回転する必要があ
る。即ちコロ２１６は、第６図の原位置にある錠止ユニ
ット２３０に係合するまで、カム溝２１０から出た後側
壁２１］上に乗る。

この選択ギア１８４の原位置への時計方向回転間、錠止
ユニット２３０はギアユニット２４６を通過し、ラム状
面２３４がフランジ２６０に係合して細軸１２６に沿っ
て摺動させることにより駆動ギア２５４を組付ギア１８
０から解放する。加えて、選択アーム２２０が軸承状態
なので、回転間ギアユニット２４６と干渉することがな
い。この結果、印字版１０４が紙供給方向に継続回転し
てもギアユニット２４６に係合している給紙ロール１３
０が駆動されることはない。

紙シート１］０が印字版１０４と完全に係合したら、ギ
アユニット２４６が上記のように係合を解き、錠止ユニ
ット２３０が最終的に原位置に戻る前に印字版１０４は
再び時計方向に回転される。これにより紙シート１］０
は印字版１０４との係合から脱し、上側紙トレイ１２０
の方に戻される。しかしギアユニット２４６は内部一方
向クラッチを具えているので、この印字版１０４の回転
によって給紙ロール１３０が逆転することはない。この
結果、１０は屈曲しその先端を印字版１０４の入口にマ
ツチングする。すると印字版１０４は再び紙供給方向に
回転され、指定された行への印字を開始する状態になる
。この印字版１０４の回転間、錠止ユニット２３０は選
択ギア１８４と共に原位置に回転され選択ギアを駆動ギ
ア１７８から解放する。紙シート１］０は印字版１０４
により連続的に前進されて収納トレイ（図示せず）に放
出される。

下側の紙トレイ１２０を選択するには、印字版１０４を
原位置から時計方向に回転することにより選択ギア１８
４を反時計方向に回転させて、錠止ユニット２３０をギ
アユニット２４４の前にまた選択アーム２２０を第８図
に示す位置に置く。

カム面２２２がフランジ２５２に係合すると、摺動によ
り駆動ギア２５４が選択ギア１８４と係合する。この間
コロ２１６はカム溝２１０中に捕捉されている。

上側紙トレイ１２２のギアユニット２４６は既に選択ア
ーム２３０により係合されているから、下側紙トレイ１
２０のギアユニット２４４と係合する前に係合を脱して
いなければならない。選択ギア１８４の反時計方向回転
間ラム状面２３２がフランジ２６０と係合し、駆動ギア
２５４を摺動させて選択ギアとの係合から解く、下側紙
トレイ１２０からの紙シート１］Ｏの供給は続く。錠止
ユニット２３０が時計方向に回転してギアユニット２４
４を過ぎてその原位置に達すると、ラム状面２３４がフ
ランジ２５８に係合して駆動ギア２５２を選択ギア１８
４から解放し、印字版１０４の継続回転による給紙ロー
ル１２８のそれ以上の回転を阻止する。即ち上下の紙ト
レイ１２０の選択は同じ方法で行われるのである。

ギアユニット２４８による袋供給ユニット１４２の選択
も同じやり方で行われる。印字版１０４の時計方向回転
により選択ギア１８４が反時計方向に回転される。第９
図に示すように、ギアユニット２４８が選択アーム２２
０の働きにより選択される。既に係合しているギアユニ
ット２４４．２４６の解放はラム状面２３２の働きによ
り行う６選択ギア１８４は、第９図に示す位置から更に
反時計方向に回転されると、ギア１フ８．１８０から解
放される。これには突起２１８が丸＠２４０に係合する
。この保合により、上端２４２が半径方向外側に付勢さ
れて組付ギア１８０の歯から解放され、選択ギア１８４
をギア１７８．１８０から解放する。突起２１８はコロ
２１６がカム溝２１０の端部で捕捉されたときに錠止ユ
ニット２３０に係合するようになっている。

ギアユニット２４８の解放は上記のようにしてもよいが
、袋解放ユニット２８０をこのために別設してもよい。

このユニット２８０は錠止ユニット２３０によるよりも
早く解放を行うものであり、これにより袋１４８が紙シ
ート１］０より短いという事実に対処しているのである
。このユニット２８０は軸２８４において側板１］８に
軸承されたＬ形しバー２８２を有しており、このレバー
の下端には梨形のカム面２８６が形成されており、また
上端には傾斜カム面２８８が形成されている。セグメン
ト１８６近傍において選択ギア１８４からはビン２９０
が突出している。

選択ギア１８４が時計方向に回転すると、ピン２９０が
カム面２８８に係合してレバー２８２が軸２８４につい
て回転する。これによりカム面２８６がフランジ２６２
に係合し、駆動ギア２５６を摺動させて選択ギア１８４
から解放する。解放ユニット２８０の動作を点線で示す
。即ち袋供給ユニット１４２を解放するのに錠止ユニッ
ト２３０がギアユニット２４８を通過回転する必要がな
いのである。

使用に当ってはまず紙シート供給装置１００をプリンタ
ーに装填し、ついで印字版１０４を反時計方向に回転し
て、ラム状面２３４との係合によリギアユニット２４４
．２４６．２４８をリセットする。印字版１０４をまず
時計方向についで反時計方向に回転して下側紙トレイ１
２０を選択し、紙シート１］０を印字版１０４に向けて
前進させる。印字版１０４の時計方向回転により紙シー
ト１］０の先端が印字版１０４の人口にマツチングされ
、更に反時計方向回転により紙シートが第１印字行にマ
ツチングされる。ついで印字版１０４の回転により下側
の場合と同様に上側紙トレイ１２０を選択する０袋１４
８の選択は印字版１０４の時計方向回転により行われる
。この場合には厚みの関係もあって紙シート１］０のよ
うな屈曲は起さないようにする。印字が完了したら印字
版１０４が再び時計方向に回転して次の紙シート１］０
を選択する。

【図面の簡単な説明】

第１．２図はこの発明の一実施悪様を示す一部切除側面
図、第３図は伝達手段の構成を示す断面図、第４図は被
駆動ギアを示す斜視図、第５図はその部分図、第６〜９
図は第２図に示す構成の側面説明図である。 １００・・・紙シート供給装置 １０２・・・印字装置 １０４・・・印字版 ｔｏｅ・・・横設軸 １０８・・・印字ヘッド １］０・・・紙シート １］６．１］８・・・側板 １４８・・・袋の積重群 １５４・・・袋抑え

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］複数の紙シートを収容するための複数の紙トレイ
   （１２０、１２２、；１４０、１５６）と、横方向に延
   在する軸（１２４、１２６；１４４）に架設されてかつ
   異る紙トレイと組合わされた複数の紙供給ロール（１２
   ８、１３０；１４６）と、印字版（１０４）の回転運動
   を紙供給ロールに伝達すべく印字版に共回転すべく組付
   られた駆動手段（１７８、１８４）と紙供給ロールに組
   付られて印字版の回転に応じて駆動手段に選択係合する
   複数の被駆動ギアユニット（２４４、２４６；２４８）
   とを有した伝達手段とを有し、印字版（１０４）が紙前
   進方向と逆方向に回転したとき被駆動ギアユニット（２
   ４４、２４６；２４８）を駆動手段との係合位置に選択
   的に配置し、かつ印字版が該逆方向に継続回転したとき
   被駆動ギアユニットを駆動手段との非係合位置に選択的
   に配置すべく、伝達手段が構成されており、かつ 印字版が上記逆方向に回転しかつ紙前進方向に継続回転
   した結果、対応する被駆動ギアユニットが選択係合する
   と個々の紙シートが選ばれた紙トレイ（１２０、１２２
   ；１４０、１５６）から供給される ことを特徴とする選択式給紙装置。 ［２］駆動手段が印字版（１０４）によって駆動される
   中央選択ギア（１８４）を有しており、かつ非駆動ギア
   ユニットがこの選択ギアに対して係合位置と非係合位置
   間を摺動可能に横方向に延在する軸に架設されている 如き特許請求の範囲第［１］項記載の装置。 ［３］駆動手段が印字版によって騒動されかつ選択ギア
   に組付られた駆動ギア（１７８）を有しており、 伝達手段が、選択ギアと共通の軸（１８２）に別個に回
   転可能な組付ギア（１８０）と選択ギアに付設されてか
   つ組付ギアと選択ギアを該軸（１８２）について共回転
   すべく組付るギア錠止ユニット（２３０）とを有してい
   る 如き特許請求の範囲第［２］項記載の装置。 ［４］選択ギアユニット（２３０）がバネ （２３８）によつて付勢されて動作位置にある被駆動ア
   ーム（２３６）を支持している 如き特許請求の範囲第［３］項記載の装置。 ［５］被駆動アーム（２３６）が組付ギア （１８０）に係合する突出上端（２４２）を有している 如き特許請求の範囲第［４］項記載の装置。