JP3090161B2 - 自動給紙装置及び記録装置 - Google Patents

自動給紙装置及び記録装置

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JP3090161B2
JP3090161B2 JP04046318A JP4631892A JP3090161B2 JP 3090161 B2 JP3090161 B2 JP 3090161B2 JP 04046318 A JP04046318 A JP 04046318A JP 4631892 A JP4631892 A JP 4631892A JP 3090161 B2 JP3090161 B2 JP 3090161B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録シートを自動的に
1枚ずつ給送する自動給紙装置と該自動給紙装置を備え
た記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の記
録装置は転送されてくる画像情報に基づいて、記録ヘッ
ドのエネルギ発生体を駆動することにより紙やプラスチ
ック薄板などの記録シート上にドットパターンからなる
画像を記録していくように構成されている。
【0003】上記記録装置は記録方式により、インクジ
ェット式、ワイヤドット式、サーマル式、電子写真式等
に分けることができる。また記録装置で使用される記録
シートには普通紙の他にハガキや封筒等の厚紙やプラス
チック薄板等の特殊シート等がある。記録シートの供給
は、1枚ずつ手差しで挿入する他、自動給紙装置によっ
て自動かつ連続的に送り込むことが行われている。
【0004】図18に従来の記録装置Bに自動給紙装置
Aを装着した斜視図を示し、図19に自動給紙装置A
構成を示す斜視図を示す。図に示すように、前記自動給
紙装置Aは、一般に、左右の給紙ローラ(L)101、
給紙ローラ(R)102、給紙ローラ軸106、駆動ギ
ヤ107等から構成される給紙駆動部と左右のサイド
ガイド(L)103、サイドガイド(R)104、圧板
105等から構成され、記録シートが装填される給紙セ
ット部を備えている。そして、記録装置の記録シート搬
送系の駆動力を駆動ギヤ107に伝達し、給紙ローラ
(L)101、給紙ローラ(R)102を駆動すること
により、左右の分離爪(L)109、分離爪(R)11
0等により記録シートを1枚ずつ分離供給するように構
成されている。
【0005】このような記録装置においては、記録シー
ト給送後のバックテンションによる画像の乱れや、トル
クの増大、等の問題を防止するために、圧板105を左
右の給紙ローラ(L)101、給紙ローラ(R)102
から不図示のカム等の圧板解除手段を用いて解除してい
る。しかしながら、給紙時には、給紙ローラ(L)10
1、給紙ローラ(R)102が圧板105に圧接してお
く必要があるため、給紙と圧接のタイミングを一定にと
らなければ、上記問題点を解決できず、記録シートの給
送量の制御ができなくなるおそれがある。
【0006】このため、図20に示すようなクラッチ1
19が用いられている。これは給紙ローラ軸106に回
転自在に遊嵌されている給送ギヤ121と、ピン等で給
送ローラ軸106と一体的に回転するクラッチドラム1
22と、上記給送ギヤ121からクラッチドラム122
への駆動力伝達のため両者の隣接部に巻き付けたクラッ
チバネ123と、そのクラッチバネ123の外周に制御
環124が嵌合して構成されている。
【0007】上記制御環124の外周に係合部を設け
て、ロック爪125に係合させた時に、給送ギヤ121
からクラッチドラム122に対し駆動力が非伝達(OF
F)状態となり、上記係合部がロック爪125より解放
されて制御環124が回転可能となった時、駆動力が伝
達(ON)状態になる。
【0008】上記制御環124の係合部と給紙ローラ及
び圧板解除手段の位相を合わせておけば、常に給紙時に
給紙ローラ(L)101、給紙ローラ(R)102を圧
板105に所定のタイミングで圧接することができる。
【0009】また上記ロック爪125の解除は、図示し
ないソレノイドで行ったり、あるいは制御環124の外
周にカム形状の突起を突設して、制御環124自体を正
逆回転させることで、上記ロック爪125の解除を行っ
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、メカ的な1回転クラッチを用いているために
次のような欠点があった。 (1) 構成が複雑になり、部品点数が多くなるので装
置コストが高くなってしまう。更に、装置サイズが大き
くなってしまう。 (2) メカ的な機構部品が多いので、部品精度及び摩
耗等により、信頼性、耐久性が低下する。 (3) クラッチバネ等の空転トルクが給紙ローラが回
転しない場合でも常に負荷となるため、モータの負荷が
増大する。 (4) 空転を解除する際に逆転と動作を必要とするた
めに、逆転駆動を伝達する機構を必要とする。 (5) 給紙ローラ及び圧板等の角度位置の検出ができ
ないので、給紙制御の自由度が制限される。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、部品点数及び負荷の削
減、信頼性、耐久性、制御自由度の向上が図れる自動給
紙装置及び記録装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、記録シートを積載可能な積載
手段と、前記積載手段に積載されている前記記録シート
に当接して送り出すために設けられた回転給送体と、
記回転給送体を回転させるための駆動手段と、 前記回転
給送体により送り出された前記記録シートを1枚ずつ分
離する分離手段と、前記回転給送体の回転に位相を合わ
せて連動して、前記記録シートを積載した積載手段と前
記回転給送体とを離すリリース手段と、前記回転給送体
の角度位置を検出する角度位置検出手段と、を有し、
記角度位置検出手段による前記回転給送体の角度位置の
検出に基づいて前記駆動手段を制御することを特徴とす
る。
【0013】また、給紙を積載可能な積載手段と、前記
積載手段から記録シートを送り出すために設けられた回
転給送体と前記積載手段に積載されている記録シートを
前記回転給送体による給送時に記録シートを1枚ずつ分
離する分離手段を有する自動給紙装置において、給送時
以外は、前記記録シートを積載した積載手段と、前記回
転給送体とを離すリリース手段と、前記リリース手段の
位置を検出する手段と、を有することを特徴とする。
【0014】記録シートを積載可能な積載手段と、前記
積載手段に積載されている前記記録シートに当接して
り出すために設けられた回転給送体と、前記回転給送体
を回転させるための駆動手段と、前記回転給送体により
送り出された前記記録シートを1枚ずつ分離する分離手
段と、前記回転給送体の回転に位相を合わせて連動し
て、前記記録シートを積載した前記シート積載手段
記回転給送体とを離すリリース手段と、前記回転給送体
の角度位置を検出する角度位置検出手段と、前記分離手
段の下流側に配置され、1枚に分離されて搬送される前
記録シートの先端を検出するシート先端検出手段と、
を有する自動給紙装置において、前記回転給送体の角度
位置及び1枚に分離されて搬送される前記記録シートの
先端を検出することで、前記回転給送体及び前記リリー
ス手段の位置に対する前記記録シートの先端管理し、
前記回転給送体及び前記リリース手段が所定位置に設定
されたときに、前記記録シートの先端所定位置にそろ
えることを特徴とする。
【0015】前記回転給送体及び前記リリース手段が給
紙開始時に所定のイニシャル位置にない場合に、前記
転給送体及び前記リリース手段を回転または移動させな
がら前記角度位置検出手段により位置を検出してイニシ
ャル位置に設定し、この時に、1枚に分離されて搬送さ
れる前記記録シートの先端を前記シート先端検出手段に
よって検出することにより、前記前記回転給送体及び
リリース手段がイニシャル位置に設定された時の前記
記録シートの先端位置を管理し、前記記録シートの先端
を所定位置にそろえることを特徴とする。
【0016】
【作用】以上構成に基づき、積載手段に積載された記録
シートは、駆動手段によって回転する回転給送体により
給送されると共に分離手段により1枚ずつ分離される。
給送時以外は、前記記録シートを積載した積載手段ある
いは、前記回転給送体をリリース手段により移動され、
かつ回転給送体の角度位置は角度位置検出手段により
される。
【0017】また、回転給送体に位相を合わせて連動し
ているリリース手段の角度位置も上記角度位置検出手段
により検出されて、記録シートの給紙シーケンスにおけ
る制御のタイミングが計られる。
【0018】これにより、従来のメカ的な1回転クラッ
チを用いた圧板等のリリース機構に比べて、少い部品点
数、簡単な構成ながら、従来と同様のリリースの作用が
働くのでバックテンションによる画像の乱れが少い、良
好な画像を提供し、かつ装置コスト、装置サイズを小さ
くすることができる。
【0019】更に、回転給送体及びリリース手段が給紙
開始時に所定のイニシャル位置にない場合に、回転給送
体及びリリース手段を回転または移動させながら角度位
置検知手段により位置を検出し、イニシャル位置に設定
する。この時に、搬送された記録シートの先端をシート
先端検出手段で検出することにより、前記回転給送体及
びリリース手段がイニシャル位置に設定された時の記録
シートの先端位置を管理し、記録シートの先端を所定位
置にそろえる。
【0020】これにより、少い部品点数、簡単な構成な
がら従来と同様のリリースの作用が働く制御を行えるの
で、バックテンションによる画像の乱れが少い良好な画
像を提供し、かつ装置コスト、装置サイズを小さくする
ことができる。
【0021】更に、回転給送体及びリリース手段が給紙
開始時に所定のイニシャル位置にない場合に、回転給送
体及びリリース手段を所定位置にしながら記録シートの
先端を所定位置にそろえることができるので、記録シー
トを無駄にすることなく、ユーザの使い勝手をより向上
させることができる。
【0022】
【実施例】図1〜図8、図14に本発明の第1実施例を
示す。本実施例は、自動給紙装置一体型の記録装置であ
り、給紙部、送紙部、排紙部、キャリッジ部、クリーニ
ング部から構成されている。先ず、これらの概略の構成
と作用を説明する。
【0023】図1に全体構成の斜視図、図2に給紙部の
正面図、図3に給紙部の側面図を示す。
【0024】給紙部11は30°〜60°の角度をもっ
て本体側に取り付けられており、セットされた記録シー
トPは印字後、水平に排紙される構成となっている。給
紙部11は、給紙ローラ5、分離爪17、可動サイドガ
イド19、ベース20、圧板21、圧板バネ22、駆動
ギヤ25〜30、リリースカム31、爪バネ32、解除
レバー33、解除カム35等からなる。通常はリリース
カム31が圧板21を図5に示す位置まで押し下げてい
るので、記録シートPは給紙ローラ5から離れている。
【0025】記録シートPがセットされた状態で、搬送
ローラ36の駆動をギヤ25〜30により、給紙ローラ
5及びリリースカム31に伝達する。リリースカム31
が圧板21より離れると圧板21が図6に示す位置まで
上昇し、給紙ローラ5と記録シートPが接し、給紙ロー
ラ5の回転に伴いピックアップされ、分離爪17により
1枚ずつ分離される。分離された記録シートPは送紙部
へ送られる。給紙ローラ5とリリースカム31は記録シ
ートPを送紙部11へ送り込むまで1回転し、再び圧板
21を給紙ローラ5に対してリリースした状態で送紙ロ
ーラ5からの駆動が切られ、このイニシャル状態を保持
する。
【0026】送紙部12は、搬送ローラ36、ピンチロ
ーラ37、ピンチローラガイド39、ピンチローラバネ
40、PEセンサレバー41、PEセンサ42、PEセ
ンサバネ43、上ガイド45、プラテン46等からな
る。送紙部12に送られた記録シートPは、プラテン4
6とピンチローラガイド39、上ガイド45をガイドに
して、搬送ローラ36とピンチローラ37のローラ対に
送られる。このローラ対の前にPEセンサレバー41が
設けられており、記録シートPの先端を検知し、記録シ
ートP上での印字位置を求めている。ピンチローラ37
はピンチカラーガイド39をピンチローラバネ40によ
り付勢することで、搬送ローラ36に押し付けられ、記
録シートPの搬送力を生み出している。前記ローラ対3
6,37により送られた記録シートPはLFモータ47
によりローラ対36,37が回転することによりプラテ
ン46上を沿って進み、記録ヘッド49により所定の画
像情報に基づいた記録を行うことができる。記録ヘッド
49はインクタンクと一体に構成され、交換容易なイン
クジェット記録ヘッドである。記録ヘッド49には電気
交換体を備え、印加される熱エネルギにより生じる膜沸
騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力変化を利
用して吐出口よりインクを吐出させて記録を行う。
【0027】キャリッジ部15は記録ヘッド49を取り
付けるキャリッジ50とキャリッジ50、記録シートP
の搬送方向に対し直角方向に往復走査させるためのガイ
ド軸51とキャリッジ50の後端を保持し、ヘッド〜紙
間を維持するガイド52、キャリッジモータ53の駆動
をキャリッジ50に伝達するタイミングベルト55、タ
イミングベルト55を張設するアイドルプーリ56、記
録ヘッド49へ電気基板からのヘッド駆動信号を伝える
ためのフレキシブル基板57等からなる。前記記録ヘッ
ド49、キャリッジ50と一体となり走査されることに
より、プラテン46上を搬送される記録シートP上に画
像を形成する。
【0028】排紙部は、排紙ローラ59と排紙ローラ5
9に搬送ローラ36の駆動を伝える伝達ローラ60と排
出を補助するための拍車61、排紙トレイ62が設けら
れている。排紙ローラ59及び拍車61により排紙トレ
イ62上に記録シートP上の画像を汚すことなく排紙ト
レイ62上に排出される。
【0029】クリーニング部16は、記録ヘッド49の
クリーニングを行うポンプ63と記録ヘッド49の乾燥
を抑えるためのキャップ65及び搬送ローラ36からの
駆動を給紙部11及びポンプ63に切り換える駆動切り
換えアーム66から構成されている。給紙時、クリーニ
ング時以外は駆動切り換えアーム66は図1に示した位
置にあり、搬送ローラ36の軸芯を中心に回転する不図
示の遊星ギヤを所定の位置で固定しているので、搬送ロ
ーラ36の駆動はポンプ63、そして給紙部11へは伝
達されない。キャリッジ50を移動させることで、駆動
切り換えアーム66を矢印A方向に移動させると搬送ロ
ーラ36の正転、逆転に応じて遊星ギヤが移動し、搬送
ローラ36の正転時に給紙部に駆動が伝達され、逆転時
にポンプ63に駆動が伝達されるように構成されてい
る。
【0030】また、搬送ローラ36等を駆動するLFモ
ータ47及びキャリッジ50を駆動するキャリッジモー
タ53は、不図示のドライバより送られる信号に応じ
て、所定の角度だけ回転するステッピングモータを用い
ている。
【0031】給紙ローラ5には、給紙ローラ5に取り付
けられた給紙ローラゴム67の径よりも小さい半径でな
るセンサ板69が設けられている。センサ板69は一部
が切り欠かれており、給紙ローラ5及びリリースカム3
1が図5に示す圧板21解除のイニシャル位置にある場
合のみ、電気基板70上に直接設けられたフォトインタ
ラプタ等からなるローラセンサ71を遮光せずに透光状
態とするように構成されている。このセンサ板69の状
態を検出することで、給紙ローラ5の角度位置及び給紙
ローラ5に位相を合わせ連動されているリリースカム3
1の角度位置を検出することができ、記録シートPの給
紙シーケンスにおける制御のタイミングを計ることがで
きる。
【0032】次に、前記給紙部11の主要各部の詳細に
ついて述べる。
【0033】給紙部11はベース20に給紙部の各部品
が取り付けられてユニットを形成している。本実施例の
給紙部11は、記録シートPの片側を基準としたもので
あり、ベース20右側板の内側が紙基準となっている。
ベース20は圧板21が図5に示す如く退避でき、かつ
給紙ローラ5のローラ部5cにほぼ対向する位置に圧板
バネ72を設けるための凹部が形成されている。圧板2
1は両端上部の圧板軸21bでベース20に結合されて
いて、圧板軸21bを中心に回転可能となっている。圧
板21の給紙ローラの位置には、人工皮等の摩擦係数の
比較的大きいものからなる分離パット73が設けられて
おり、枚数が少なくなったときの重送等を防止してい
る。また、圧板21上を左右にスライドできる可動サイ
ドガイド19が取り付けられており、サイズの異なる記
録シートPを紙基準面にセットできるようになってい
る。
【0034】給紙ローラ5はベース20に両端を保持さ
れ回転可能に構成されている。給紙ローラ5は軸部5b
とローラ部5cからなるプラスチック等の一体成形品で
あり、ローラ部5cの回りに記録シートPの搬送を行う
ための給紙ローラゴム67が設けられている。ローラ部
5cはD形(または半月部)に構成されており、更にロ
ーラ部5cの各外側に給紙ローラ5に取り付けられた給
紙ローラゴム67の半径より0.5〜3mm小さい半径
のローラコロ75が設けられており、給紙時以外に記録
シートPが給紙ローラ5のローラゴム67に触れること
により、画像の汚れあるいは給紙ローラ5の位置ズレを
防いでいる。
【0035】また、ローラ部5cは2個設けられてお
り、紙基準より各々約40mmと約170mmの位置に
固定されている。従って、A4サイズ等は2個のローラ
部1cで搬送し、ハガキ等は、紙基準側の1個のローラ
で搬送している。
【0036】前述のクリーニング部16の駆動切り換え
アーム66を矢印A方向にキャリッジ50で移動させ、
搬送ローラ36を正転させると、不図示の遊星ギヤが移
動し、入力ギヤ25と噛み合うことで給紙部に駆動が伝
達される。入力ギヤ25はアイドラギヤ26,27を介
して給紙ローラ5に結合している給紙ローラギヤ28に
駆動を伝達し、給紙ローラ5を回転させることで記録シ
ートPを搬送することができる。更に、給紙ローラギヤ
28はクラッチギヤ29、アイドラギヤ30を介してリ
リースカム31に駆動が伝達される。この時、給紙ロー
ラ5とリリースカム31は1回転ごとの位相が合うよう
に構成されており、図4及び図5に示した圧板21をリ
リースした状態においては、給紙ローラ5は図5に示す
如く半月部が圧板21に対向する位置にする様に構成さ
れている。リリースカム31は給紙ローラ5の半月部の
角度約120°の間のみ、圧板21を解除するような形
状になっており、給紙ローラ5の半月部以外が圧板21
と対向する時は、必ず記録シートPまたは圧板21と2
00g〜500gの圧力で接するように構成されてい
る。更に、リリースカム31はベース20の右側板に開
いた穴より出た圧板21の押し下げ部21cを押し下げ
ることで圧板21の解除を行っている。この時、ベース
20に取り付けられた圧板カム76を圧板21の押し下
げ部21cに近い側のカム21dが押し下げられ圧板カ
ム76が中心76bを中心に回転する。そして、左側の
給紙ローラ部5cの外側のカム5fを圧板カム76が引
き下げる。以上により、圧板21の端部の押し下げ部2
1cを下げても、圧板21はベース20に対して傾か
ず、ほぼ平行に解除される。クラッチギヤ29の中部に
は、クラッチバネ77が設けられており、図3の矢印B
方向にはバネが締る方向に構成されており逆転しないよ
うになっている。このことで、レジ合せ等を行う時に給
紙ローラ5が記録シートPの弾性等により回転すること
がないので、良好なレジ合せを行うことができる。
【0037】分離爪17は中心17bを中心に回転可能
であり、爪バネ32により記録シートPまたは圧板21
に20g〜100gで付勢されている。分離爪17は、
いわゆる普通紙の記録シートPの給紙の際の分離を行う
もので、図2に示す如く紙基準側のみに設けられてお
り、記録シートPの角部を三角形におおうような形状を
している。記録シートPは、この三角形の部分で抵抗を
受けることで、1枚ずつ分離することができる。また、
普通紙以外の厚紙等の分離は、分離爪17を記録シート
Pにかけずにベース20の下ガイド部20bに突き当て
ることで、この下ガイド部の抵抗を用いて1枚ずつ分離
することができる。
【0038】リリースレバー33及び解除カム35は、
リリースカム31と同軸上に設けられている。リリース
レバー33及び解除カム35はリリースカム31とは連
動しておらず、独立したもので、ユーザが記録シートP
をセットするためのものである。リリースレバー33及
び解除カム35はギヤで連結されている。リリースレバ
ー33は フィードポジション 厚紙セットポジシ
ョン 普通紙セットポジションの3つのポジションを
有しており、各々のポジションが約20°〜50°の角
度位置間隔で設けられている。このリリースレバー33
の3つのポジションに対応し、解除カム35が約90°
ずつ回転するように互いのギヤ比が設定されている。 フィードポジションにおいては解除カム35は圧板2
1の押し下げ部21c及び分離爪17の押し下げ部17
cには働かない。通常の給紙時は、このポジションにあ
る。 厚紙セットポジションにおいては、解除カム35が圧
板21の押し下げ部21cのみを押し下げるので、分離
爪17は圧板21に沿って下がり、分離爪17を記録シ
ートPにかけない厚紙セットが行える。 普通紙セットポジションにおいては、解除カム35が
圧板21の押し下げ部21c及び分離爪17の押し下げ
部17cの両方を押し下げるので分離爪17が圧板21
に対して上げられるので、分離爪17を記録シートPに
かける普通紙セットを行えることができる。
【0039】なお、前述のギヤ群(給紙ローラ軸79を
除く)及び分離爪17、リリースレバー33、解除カム
35等はベース20の右側板上に設置した軸に設けられ
ており、軸中心に回転可能に構成されている。
【0040】次に、前記給紙部11の給紙時の作用及び
制御を詳細に述べる。
【0041】図10、図11に全体の制御のフローチャ
ートを、図8、図9に給紙動作の説明図を示す。図に示
す如く、この制御は給紙ローラ5が所定のイニシャル位
置にある場合と無いトラブルの場合に大別できる。先
ず、初めに給紙ローラ5が所定のイニシャル位置にある
場合の制御について述べる。
【0042】図10、図11中のS201において給紙
スタートの信号に応じて、先ずS202において、キャ
リッジ50を移動させ、駆動切り換えアーム66を移動
させ、搬送ローラ36の駆動が給紙部に伝達できるよう
にする(ASFポジション)。次に、S203において
ローラセンサ71の状態を判断し、イニシャル位置に給
紙ローラ5がある場合はS204に進み、そうでない場
合はS220に進む。給紙ローラ5がイニシャル位置に
ある場合は、S204において給紙ローラ5を回転さ
せ、S205においてセンサ板69のエッジを検知し、
検知してからのLFモータ47の駆動パルスをカウント
(N1)することで、給紙ローラ5の角度位置を正確に
管理することで精度の良い制御を行うことができる。
【0043】給紙ローラ5が約60°回転し、給紙ロー
ラゴム67の円形部が記録シートPに対向する位置にく
ると、給紙ローラ5に連動して回転しているリリースカ
ム31が圧板21を解除することで給紙ローラゴム67
と記録シートPは圧板バネ72の付勢力により圧接され
るので、記録シートPの搬送力が生じる。(図8(a)
)。S207,208において、搬送される記録シー
トPの先端の検知をPEセンサ42で行っている。給紙
ローラ5が所定量回転しても、PEセンサ42が記録シ
ートPの先端を検知できない場合は、記録シートPが圧
板21上に無いか、一定量以上スリップした場合である
ので、S217に進み、給紙ローラ5をイニシャル位置
まで回転させ、ストップしてエラー表示を行い(S21
8)、終了する(S219)。
【0044】給紙ローラ5が所定量回転する以内に、P
Eセンサ42がONになった場合は、PEセンサ42が
ONになった給紙ローラ5の角度位置、S209におい
て、紙先端位置データを求めN2の保存を行う。次に、
S210において搬送ローラ36とピンチローラ37の
ローラ対まで、記録シートPを搬送し、レジスト合せの
ための頭出しを行う。本実施例の場合、PEセンサ42
がONになってから搬送ローラ31とピンチローラ37
のローラ対まで7.5mm更に頭出し量3.5mmとす
るので、計11mmを搬送して、給紙ローラをストッ
プする(図8(b) )。そして、S211において、搬送
ローラ36を逆転させ搬送ローラ31とピンチローラ3
7のローラ対から記録シートPの先端をはずすそのた
めに、頭出し量及び斜行量を含めて7mm程度を逆転さ
せている。
【0045】この時、給紙ローラ5に駆動を伝達するた
めの不図示の遊星ギヤが入力ギヤ25から離れるので、
給紙ローラ5は逆転の駆動は伝達されない。また、給紙
ローラ5は圧板21と記録シートPを介して圧接されて
いるので、記録シートPのレジスト合せのために記録シ
ートPが搬送ローラ36により逆に送られると、記録シ
ートPの弾性により、給紙ローラ5を逆転する方向に加
わるが、クラッチギヤ30に設けられているクラッチバ
ネ77が締り方向に働くために給紙ローラ5は固定さ
れ、記録シートPには自らの弾性により、ループを形成
し、先端のレジスト合せを行うことができる(図8(c)
)。
【0046】次に、S212において、給紙ローラ5を
その半月部が記録シートPに対向する位置であるイニシ
ャル位置まで回転させる。この動作の中で、リリースカ
ム31が圧板21の押し下げ部21cを再び押し下げる
ことで、再び圧板21を解除した状態にすることができ
る(図9(d) ) 。この状態では、記録シートPの先
端は記録ヘッド49のノズルの先端より頭出し量が所定
の余白1.5mmより多く出ている。従って、S213
に示す如く、搬送ローラ36を逆転させ、搬送ローラ3
6とピンチローラ37のローラ対より本実施例において
は11.5mmの位置まで戻す(図9(e) )。戻し
量は前述の紙先端位置データN2から算出することがで
きる。そして、S214において、キャリッジ50を移
動させて、駆動切り換えアーム66を移動し、搬送ロー
ラ36の駆動が給紙部に伝達できないようにする。次
に、S215においてギヤのバックラッシュを取るため
の搬送ローラ36の正転を行い、0.7mm記録シート
Pを搬送して、記録ヘッド27のノズル先端より、記録
シートPの先端までの余白量1.5mmを実現できる
(図9(f) )。
【0047】次に、給紙開始時に給紙ローラ5が所定の
イニシャル位置にないトラブルの場合の制御について述
べる。
【0048】先ず、S220〜S223において、給紙
ローラ5の角度位置を検出するために、給紙ローラ5を
回転させて、ローラセンサ71で、給紙ローラ5の角度
位置を検出する。この時に、給紙ローラ5の回転により
記録シートPが搬送される可能性があるので、PEセン
サ42の信号を読む。給紙ローラ5ローラセンサ71
がONになる前にPEセンサ42がONになった場合、
紙先端位置を検知するためにLFモータ47の駆動パル
カウント開始する(N3)。S221において、
ローラセンサ71がONになった状態で給紙ローラ5の
角度位置検出できる。この状態でS224において、
N3=0であれば、記録シートPの先端が、まだ、PE
センサレバー41まで届いていないので、給紙ローラ5
がイニシャル位置にある前述の制御が可能であるので、
205の制御に入ることができる。
【0049】PEセンサ42がONの場合は、給紙ロー
ラ5の回転を続け、S225〜S227においてセンサ
板69のエッジを検知し、検知してからのLFモータ4
7の駆動パルスをカウント(N1)することで、給紙ロ
ーラ5の角度位置を正確に管理することで、精度良い制
御を行うことができる。また、PEセンサ42がONに
なってから、この時点までの駆動パルスのカウント(N
3)から記録シートPの先端がどの位置にあるかという
紙先端位置データを求め保存する(N4)。
【0050】そして、N4所定パルスと比較し、記録シ
ートPの先端が搬送ローラ36とピンチローラ37のロ
ーラ対に達しているか否かをS228において判断し、
記録シートPの先端がPEセンサと搬送ローラ36との
にある場合はS229に進み、搬送ローラ36より先
に出ている場合はS236に進む。
【0051】先ず、前者の場合の制御を述べる。
【0052】先ず、S229において、リリースカム
が圧板21を解除し、給紙ローラゴム67の円形部材
が記録シートPを介して圧板21に圧接されるまで給紙
ローラ5を回転し、更に記録シートPの先端から搬送ロ
ーラ36までの不足分、そしてレジスト合せ用の頭出し
量3.5mm分だけ、給紙ローラ5を回転する。そして、
前述のS211と同様に、S230において搬送ローラ
36を逆転し、7mm記録シートPを戻し、レジスト合せ
を行う。
【0053】次に、S231において、給紙ローラ5を
その半月部が記録シートPに対向する位置であるイニシ
ャル位置まで回転させる。この動作の中で、リリースカ
ム31が圧板21の押し下げ部21cを押し下げること
で、圧板21を解除した状態にすることができる。この
状態では記録シートPの先端は記録ヘッド49のノズル
の先端より頭出し量が所定余白1.5mmより多く出て
いる。従って、S232に示す如く、搬送ローラ36を
逆転させ、搬送ローラ7とピンチローラ37のローラ対
より本実施例においては11.5mmの位置まで戻す。
戻し量は、前述S226の紙先端位置のデータN4から
算出する。その後は、前述の初めに給紙ローラ5がイニ
シャル位置にある場合と同様にできるのでS214の制
御に入り、S214,S215の制御を行い給紙を終了
する。
【0054】次に、S228の分岐点において、記録シ
ートPが搬送ローラ36とピンチローラ37のローラ対
よりも先に出ている場合の制御を述べる。
【0055】先ず、S233において、レジスト合せを
行うための記録シートPのループ量を小さくするため
に、給紙ローラ5を、給紙ローラゴム67部が記録シー
トPに接しない程度まで回転させる。そして、S234
において、搬送ローラ7から記録シートPが出ていた量
+7mm程度戻して、搬送ローラ36とピンチローラ3
7のローラ対より、記録シートPの先端を外す。搬送ロ
ーラ36から記録シートPが出ていた量は、前述S22
6の紙先端位置データN4から算出する。この時、記録
シートPと給紙ローラ1は接していないので、記録シー
トPは、圧板21あるいは真下に積載されている記録シ
ートP上をすべり、ループをつくることなく戻ることが
できる。
【0056】次に、S235において、給紙ローラ5を
回転し、記録シートPをレジスト合せを行うための頭出
し量3.5mmだけ送る。そして、前述のS211と同
様にS236において搬送ローラ36を逆転し、7mm
記録シートPを戻し、レジスト合せを行う。
【0057】次に、S237において、給紙ローラ5を
その半月部が記録シートPに対向する位置であるイニシ
ャル位置まで回転させる。この動作の中で、リリースカ
ム31が圧板21の押し下げ部21cを押し下げること
で、圧板21を解除した状態にすることができる。この
状態では記録シートPの先端は記録ヘッド49のノズル
の先端より頭出し量が所定の余白1.5mmより一定量
多く出ている。従って、S238において、搬送ローラ
36を逆転させ、搬送ローラ36とピンチローラ37の
ローラ対より、本実施例においては、11.5mmの位
置まで一定量を戻す。その後は、前述の初めに給紙ロー
ラ5がイニシャル位置にある場合と同様にできるのでS
214の制御に入り、S214,S215の制御を行い
給紙を終了する。
【0058】以上の如く、給紙ローラ5がイニシャル時
にない場合においても、記録シートPを排紙することな
く、給紙ローラ5をイニシャル位置にすることができ
る。 〈第2実施例〉 前記実施例においては、給紙ローラ5及びリリースカム
31の角度位置は、電気基板70上に設けたローラセン
サ71により検知したが、図12に示す如く、キャリッ
ジ50に搭載されたホームポジションセンサ80を用い
て検出してもよい。
【0059】図12において、81は給紙ローラ5及び
給紙ローラ5と位相を合わせ連動されているリリースカ
ム31の検出を行うためのローラフラグである。ローラ
フラグ81は支点81cを中心に回転可能で、自らの弾
性を用いたバネ部81bが不図示のシャーシ等を押すこ
とで矢印C方向に回転する力が働く。従って、給紙ロー
ラ5がイニシャル位置にない場合は、給紙ローラ5に取
り付けられたフラグカム82が逃げるので、ホームポジ
ションセンサ80をローラフラグ81が遮光していな
い。しかし、図12に示すイニシャル位置に給紙ローラ
5が回転してきて、フラグカム82がローラフラグ81
を押し、支点81cを中心に回転させることでホームポ
ジションセンサ80を遮光する。このホームポジション
センサ80の状態の変化で給紙ローラ5の角度位置を検
知することができる。
【0060】なお、上述の動作時のキャリッジ50の位
置は給紙を行う時のキャリッジ50の位置と等しく、ロ
ーラフラグ81もそのキャリッジ50の位置でホームポ
ジションセンサ81を遮光あるいは透光できる位置に設
けられることはいうまでもない。その他の構成について
は、第1実施例と同様である。 〈第3実施例〉前記実施例においては、給紙時に圧板2
1が圧板バネ72により給紙ローラ5に圧接することで
記録シートPを給紙できる構成としたが、図13に示す
如く、圧板21をなくし、給紙ローラ5を記録シートP
に圧接し、給紙する構成としてもよい。
【0061】図13において、給紙ローラ5はその両端
をローラ支持板85に支持され、支点84bを中心に回
転可能に構成されている。ローラ支持板85は、付勢バ
ネ86で押されることにより、給紙ローラ5を記録シー
トPに圧接する。また、その対向位置付近において、ロ
ーラ支持板85はリリースカム83により、給紙のタイ
ミングに応じて押し上げられるので、給紙ローラ5を記
録シートPから解除することができる。その他の構成に
ついては第1実施例と同様である。 〈第4実施例〉前記実施例において、給紙ローラ5がイ
ニシャルの角度位置にない場合に、給紙ローラ5及びリ
リースカム31をイニシャル位置まで回転したときの記
録シートPの先端位置を求め、S228において、記録
シートPの先端位置がPEセンサレバー41と搬送ロー
ラ36とピンチローラ37のローラ対の間にある場合と
搬送ローラ7とピンチローラ37のローラ対より先にあ
る場合に分岐し、各々S229〜S232,S233〜
S238といった独立した制御を行った。しかし、図1
4、図15に示したフローチャートの如く、記録シート
Pの先端がPEセンサレバー41と搬送ローラ36とピ
ンチローラ37のローラ対の間にある場合は、S239
において、給紙ローラ5を更に1回転させることで、記
録シートPの先端を搬送ローラ36とピンチローラ37
のローラ対よりも先に送り出すことで、S233〜S2
38の制御を行うことができる。
【0062】以上の構成より、制御がより簡単になる。
【0063】その他の構成、制御については第1実施例
と同じである。 〈第5実施例〉前記実施例においては、給紙ローラ5が
通常1回転で給紙を終了し、再度イニシャル位置に戻る
構成、制御としたが、給紙ローラ1と搬送ローラ36と
ピンチローラ37のローラ対の距離が構成上長くなり、
1回転では給紙できない場合には、給紙ローラ5を複数
回回転させて給紙を行うことも可能である。この場合の
制御のフローチャート図を図16、図17に示す。
【0064】先ず、給紙開始時に給紙ローラ5がイニシ
ャル位置にある場合は、前記実施例と同様で給紙ローラ
5を余計に回転させる。この時、ローラセンサ71を1
回転ごとに検出することができるので、パルスのカウン
タと比較することで給紙ローラ5の位置を確認でき、ギ
ヤの歯飛び等によるカウンタとのズレを補正することが
可能となる。
【0065】また、給紙開始時に給紙ローラ5がイニシ
ャル位置にない場合に、給紙ローラ5が初めにイニシャ
ル位置まで回転しても、PEセンサレバー41の位置が
前記実施例と同様であれば、PEセンサレバー41まで
記録シートPの先端が届くことは通常ではなく、給紙ロ
ーラ5がイニシャル位置にある場合と同様のS205の
制御にほとんどの場合が入ることになる。従って、給紙
ローラ5が初めにイニシャル位置まで回転して、PEセ
ンサレバー41まで記録シートPの先端が届いた場合
は、トラブルとして、S217〜S219にてエラー処
理とする。その他の構成、制御については第1実施例と
同様である。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果がある。 (1) 従来のメカ的な1回転クラッチを用いた圧板等のリ
リース機構に比べて、少ない部品点数、簡単な構成なが
ら、同様のリリースの作用が働くので、バックテンショ
ンによる画像の乱れが少ない、良好な画像を提供し、か
つ装置コスト、装置サイズを小さくすることができる。 (2) メカ的な機構部品が少ないので、部品の信頼性、耐
久性が向上する。 (3) 回転給送体が回転しない時に、クラッチバネ等によ
る空転トルクが働かないのでモータの負荷を小さくでき
る。 (4) 回転給送体とリリース手段への回転駆動の伝達方向
を一方向のみとしたので、送紙ローラ逆転時に回転給送
、リリース手段が逆転方向の力を受けることがない。
更に、逆転方向にロックする手段を設けたことにより、
記録シートの先端のレジ合せを確実に行うことができ
る。 (5) 回転給送体及びリリース手段の角度位置の検出をセ
ンサを用いて行っているので、給紙の制御が容易にな
り、自由度を増すことができる。 (6) キャリッジ上のホームポジションセンサで回転給送
とリリース手段の角度位置を検出する構成にすること
により、電気回路の構成をより簡単にでき、コストの低
減及び信頼性をより向上させることができる。 (7) 従来のメカ的な1回転クラッチを用いた圧板等のリ
リース機構に比べて、少ない部品点数、簡単な構成なが
ら同様のリリース作用が働く制御が行えるので、バック
テンションによる画像の乱れが少ない、良好な画像を提
供し、かつ装置コスト、装置サイズを小さくすることが
できる。 (8) 回転給送体及びリリース手段が給紙開始時に所定の
イニシャル位置に無い場合に回転給送体及びリリース手
段を所定位置にしながら記録シートの先端を所定位置に
そろえることができるので、記録シートを無駄にするこ
となくユーザの使い勝手をより向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す記録装置の斜視
図。
【図2】同じく自動給紙装置の正面図。
【図3】同じく自動給紙装置の側面図。
【図4】同じく自動給紙装置の側面図。
【図5】同じく自動給紙装置の縦断側面図。
【図6】同じく自動給紙装置の縦断側面図。
【図7】同じく記録装置の縦断側面図。
【図8】同じく給紙動作の作用図。
【図9】同じく給紙動作の作用図。
【図10】同じく記録装置の制御フローチャート。
【図11】同じく記録装置の制御フローチャート。
【図12】本発明の第2の実施例に係る記録装置の縦断
側面図。
【図13】同じく第3の実施例に係る自動給紙装置の縦
断側面図。
【図14】本発明の第4の実施例に係る制御フローチャ
ート。
【図15】同じく制御フローチャート。
【図16】本発明の第5の実施例に係る制御フローチャ
ート。
【図17】同じく制御フローチャート。
【図18】従来の記録装置の一例を示す斜視図。
【図19】同じく自動給紙装置の斜視図。
【図20】同じく1回転クラッチ部の縦断正面図。
【符号の説明】
1 記録装置 2 自動給紙装置 5 給紙ローラ(給送回転体) 11 給紙部 17 分離手段 21 圧板(積載手段) 31 リリース手段(リリースカム) 33 解除レバー 41 PEセンサレバー 42 PEセンサ 69 センサ板(角度位置検出手段) 72 回転体及びリリースカムの検出センサ(角度
位置検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 啓之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 谷黒 昌宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 平松 壮一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 才川 悟志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 佐々木 政夫 東京都港区三田3丁目9番7号 キヤノ ンソフトウェア株式会社内 (72)発明者 鈴木 哲夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 川上 英明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−38339(JP,A) 特開 昭63−97534(JP,A) 実開 昭64−45628(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録シートを積載可能な積載手段と、 前記積載手段に積載されている前記記録シートに当接し
    送り出すために設けられた回転給送体と、前記回転給送体を回転させるための駆動手段と、 前記回転給送体により送り出された前記 記録シートを1
    枚ずつ分離する分離手段と、前記回転給送体の回転に位相を合わせて連動して、前記
    記録シートを積載した積載手段と前記回転給送体とを離
    すリリース手段と、 前記回転給送体の角度位置を検出する角度位置検出手段
    と、 を有し、前記角度位置検出手段による前記回転給送体の角度位置
    の検出に基づいて前記駆動手段を制御することを 特徴と
    する自動給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記回転給送体と前記リリース手段への
    回転駆動の伝達を一方向のみとする構成としたことを特
    徴とする請求項記載の自動給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記回転給送体と前記リリース手段の回
    転駆動の伝達方向と逆方向への回転を規制する手段を設
    けたことを特徴とする請求項記載の自動給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記回転給送体の角度位置を検出する角
    度位置検出手段を、記録ヘッドの位置を検出する手段と
    兼ねたことを特徴とする請求項1記載の自動給紙装置。
  5. 【請求項5】 記録シートを積載可能な積載手段と 前記積載手段に積載されている前記記録シートに当接し
    送り出すために設けられた回転給送体と 前記回転給送体を回転させるための駆動手段と、 前記回転給送体により送り出された前記 記録シートを1
    枚ずつ分離する分離手段と、前記回転給送体の回転に位相を合わせて連動して、前記
    記録シートを積載した積載手段と前記回転給送体とを離
    すリリース手段と、 前記回転給送体の角度位置を検出する角度位置検出手段
    と、 前記分離手段により分離された前記記録シートに画像を
    形成する記録手段と、を有し、 前記検出手段による前記回転給送体の角度位置の検出に
    基づいて前記駆動手段を制御すること を特徴とする記録
    装置。
  6. 【請求項6】 前記記録手段が、熱エネルギにより生じ
    る膜沸騰による気泡の成長・収縮によって生じる圧力変
    化を利用してインクを吐出させて画像を記録するインク
    ジェット方式である請求項記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 記録シートを積載可能な積載手段と、前記 積載手段に積載されている前記記録シートに当接し
    送り出すために設けられた回転給送体と、前記回転給送体を回転させるための駆動手段と、 前記回転給送体により送り出された前記記録シートを1
    枚ずつ分離する分離手段と、前記回転給送体の回転に位相を合わせて連動して、 前記
    記録シートを積載した前記シート積載手段前記回転給
    送体とを離すリリース手段と、 前記回転給送体の角度位置を検出する角度位置検出手段
    と、前記分離手段の下流側に配置され、1枚に分離されて搬
    送される前記 記録シートの先端を検出するシート先端検
    手段と、 を有する自動給紙装置において、前記 回転給送体の角度位置及び1枚に分離されて搬送さ
    れる前記記録シートの先端を検出することで、前記回転
    給送体及び前記リリース手段の位置に対する前記記録シ
    ートの先端管理し、前記回転給送体及び前記リリース
    手段が所定位置に設定されたときに、前記記録シートの
    先端所定位置にそろえることを特徴とする自動給紙装
    置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記回転給送体及び前記リリース手段が
    給紙開始時に所定のイニシャル位置にない場合に、前記
    回転給送体及び前記リリース手段を回転または移動させ
    ながら前記角度位置検出手段により位置を検出してイニ
    シャル位置に設定し、この時に、1枚に分離されて搬送
    される前記記録シートの先端を前記シ ート先端検出手段
    によって検出することにより、前記前記回転給送体及び
    前記リリース手段がイニシャル位置に設定された時の
    記録シートの先端位置を管理し、前記記録シートの先
    端を所定位置にそろえることを特徴とする請求項7記載
    の自動給紙装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7222847B2 (en) 2003-08-29 2007-05-29 Canon Kabushiki Kaisha Feeding apparatus and recording apparatus having the same

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