JP3544272B2 - 自動給紙装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置、プリンタあるいは文字読取装置等における自動給紙装置に関し、特に自動給紙の際に大きな音が発生しないようにして、良好な環境を保持する自動給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近では、パソコンを端末にしてインターネットでデータを送受信する場合が多用されているが、インターネットのプロトコルに対応したソフトウェアや通信機器の設定作業が必要となり、面倒である。そこで、出願人はこれらの作業を殆んど省略できるファクシミリ複合機を開発した。この機器では、フレキシブルディスク装置(FDD)やパーソナルコンピュータ(PC)のスロットも具備し、FDに収められたワードプロセッサの文章データやディジタルカメラの写真データも、電話番号を指定するだけで簡単に転送できるようになっている。
しかしながら、上記機器の自動給紙装置として、従来の機構(例えば、特開平5−208746号公報に記載の自動給紙装置)を利用する場合には、複数枚装填された記録シート中から1枚ずつ分離して給紙部から記録部(または読取部)に送り出した後、リリースカム等によりシートが装填された圧板を押し下げることにより圧板の解除を行っている。この圧板を解除する瞬間に大きな音が発生し、この音は1枚送出する毎に発生するため、連続的な音の雑音となって周囲の良好な環境を破壊している。
【0003】
図10は、従来の記録装置に自動給紙装置を装着した斜視図であり、図9は、図10の自動給紙装置に用いられたクラッチの側断面図である。
図10におけるAは自動給紙装置であり、Bは記録装置である。自動給紙装置Aでは、記録シートが給紙セット部に装填されると、記録装置Bの記録シート搬送系の駆動力を駆動ギャに伝達して給紙ローラを駆動することにより、左右の分離爪で記録シートを1枚ずつ分離供給している。
図9に示すクラッチ119は、給紙ローラ軸120に回転自在に取り付けられている給送ギャ121と、ピン等で給紙ローラ軸120と一体的に回転するクラッチドラム122と、給送ギャ121からクラッチドラム122への駆動力伝達のため両者の隣接部に巻き付けられたクラッチバネ123と、そのクラッチバネ123の外周に制御環124とが嵌合されている。制御環124の外周には係合部が設けられており、ロック爪125に係合させた時点で給送ギャ121からクラッチドラム122に対して駆動力がオフ状態となり、係合部がロック爪125より解放されて制御環124が回転可能となった時点で、駆動力がオン状態となる。ロック爪125の解除は、ソレノイドで行ったり、または制御環124の外周にカム形状の突起を設けて制御環124自身を正逆回転させることにより、ロック爪125の解除を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記クラッチを用いた場合には、(a)部品点数が多くなってコストアップを招くとともに、装置が大型化してしまうこと、(b)部品精度が悪く、信頼性が低下すること、(c)クラッチバネ等の空転トルクが給紙ローラが回転しなくても常時負荷となるため、モータの負荷が増加すること、(d)空転を解除する時点で逆転と動作が必要であるため、逆転駆動の伝達機構が必要となること、(e)給紙ローラと圧板の角度位置の検出ができず、給紙制御を行うことが困難であること、等の問題の他に、(f)1枚給送する毎に圧板を解除する際、大きな音が発生する等のため、雑音対策が必要となっていた。
そこで、本発明の目的は、このような課題を解決し、シートの装填されている圧板がバネに対抗して押し下げられている状態から、圧板を解除して上昇状態に移る際に、大きな音がしないようにして、周囲の良好な環境を保持することが可能な自動給紙装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の自動給紙装置では、圧板(21)を解除する際に、カムギャ(31)が、そのカムギャ(31)を覆う形で付加されている圧切替板(85)を反時計回りに回転しながら摺動面(87)を押し進み、圧切替板(85)を時計回りに回転させ、引き込み部(89)が圧板カム(76)の腕部を引き込み、圧板カム(76)が中心(76b)を軸に回転して、押下げ部(21f)を押し下げることにより圧板(21)の解除を行う。この時点で、押下げ部(21f)は2個のローラー部(5c)の中間に設けてあるため、圧板(21)はベース(20)に対して傾かずほぼ平行に解除される。
カムギャ(31)がピックアップ状態になるときに圧切替板(85)から外れるが、急に外れると圧板(21)がローラ(5)に強く当って大きい音が発生するので、本発明では、この圧切替板(85)がカムギャ(31)から徐々に外れるようにした。その結果、音の発生が防止された。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明の自動給紙装置の全体斜視図であり、図2は、図1における給紙部の正面図であり、図3は、図2における給紙部の側面図である。また、図4は、同じく給紙部の圧板が押し下げられた状態の側面図であり、図5は、同じく給紙部の圧板が上昇した状態の側面図である。
図1に示すように、給紙部1は30℃〜60℃の角度で本体(記録部3)に取り付けられ、圧板21に装填された記録シートPは給紙部1から給送された後、記録ヘッド49で記録され、記録後は水平に排紙される。給紙部1は、図2に示すように、給紙ローラ5、分離爪17、可動サイドガイド19、ベース20、圧板21、圧板バネ22(図4参照)、駆動ギャ25〜28、圧切替板85、カムギャ31、セットレバー84等から構成される。図3に示すように、通常は、圧板カム76が圧板21を図4に示す位置まで押し下げているため、記録シートPは給紙ローラ5から離されている。記録シートPがセットされた状態で、搬送ローラ36(図6参照)の駆動ギャ25〜28(図3参照)により給紙ローラ5およびカムギャ31に伝達する。カムギャ31が圧切替板85より離れると、圧板バネ22のバネ力により圧板21が図5に示す位置まで上昇し、給紙ローラ5と記録シートPが触接して、給紙ローラ5の回転に伴って記録シートPがピックアップされ、分離爪17(図3参照)により1枚ずつ分離される。
分離された記録シートPは、図8に示す送紙部に送出される。図5において、給紙ローラ5とカムギャ31は記録シートPを送紙部に送り込むまで1回転し、再び圧板21を給紙ローラ5に対してリリースした状態で送紙ローラ5からの駆動が切られて、初期状態を保持する(図4参照)。
【0007】
図6は、本発明の記録部と給紙部を含む装置全体側面図、図7は給紙部のカムギャと圧切替板の回転状態を示す図、図8は、給紙部における給紙動作の説明図である。
図6において、先ず、給紙ローラ5が図4に示す初期位置にある場合には、給紙ローラ5を回転させ、ローラ5のゴム67の円形部が記録シートPに対向する位置に到達すると、給紙ローラ5に連動して回転しているカムギャ31が圧板21を解除することにより、図5の位置になり、給紙ローラゴム67と記録シートPは圧板バネ22の付勢力により圧接されるため、記録シートPの搬送力が生じる。このようにして、図8(a)(b)(c)の順に記録シートPが搬送ローラ36とこれに接触するピンチローラ37の位置まで送り出され、プラテン46上を搬送される。
ローラ対36,37により搬送された記録シートPは、プラテン46上に沿って進み、図1に示す記録ヘッド49により画像情報の記録が行われる。この記録ヘッド49は、インクタンクと一体で構成され、交換可能なインクジェット記録ヘッドである。
図1および図6に示すように、キャリッジ部15は、記録ヘッド49を取り付けるキャリッジ50と、キャリッジ50および記録シートPの搬送方向に対して直角方向に往復走査させるガイド軸51と、キャリッジ50の後端を保持してヘッドから紙の間を維持するガイド52と、キャリッジモータ53の駆動をキャリッジ50に伝達するタイミングベルト55と、タイミングベルト55を張設するアイドルプーリ56と、記録ヘッド49にヘッド駆動信号を伝達するフレキシブル基板57等から構成される。記録ヘッド49は、キャリッジ50と一体となって走査することにより、プラテン46上を搬送する記録シートP上に画像を形成する。
【0008】
図1、図6に示すように、排紙部は、排紙ローラ59と排紙ローラ59に搬送ローラ36の駆動を伝達する伝達ローラ60と排出を補助する拍車61と、排紙トレイ62とから構成される。排紙ローラ59と拍車61により、排紙トレイ62上に記録シートP上の画像を汚さずに、記録シートPを排紙トレイ62上に排出する。クリーニング部16は、記録ヘッド49の清掃を行うポンプ63と、記録ヘッド49の乾燥を抑えるキャップ65と、搬送ローラ36からの駆動を給紙部11とポンプ63に切り換える駆動切り換えアーム66から構成される。給紙時と清掃時以外には、駆動切り換えアーム66は、図1に示す位置にあって、搬送ローラ36の軸心を中心に回転する遊星ギャ(図示省略)が所定位置で固定されているため、搬送ローラ36の駆動はポンプ63、給紙部11へは伝達されない。キャリッジ50を移動させることにより、駆動切り換えアーム66を矢印方向に移動させると、搬送ローラ36の正転、逆転に応じて遊星ギャが移動し、搬送ローラ36の正転時に給紙部に駆動が伝達され、逆転時にポンプ63に駆動が伝達される。
搬送ローラ36を駆動するLFモータ47とキャリッジ50を駆動するキャリッジモータ53は、ドライバから送られた信号に応じて所定の角度だけ回転するステッピングモータを用いる。
【0009】
図2および図6に示すように、給紙ローラ5には、給紙ローラ5に取り付けられた給紙ローラゴム67(図4参照)の径より小さい半径のセンサ板69が設けられる。センサ板69は一部切り欠きが設けられ、給紙ローラ5とカムギャ31が図4に示す圧板21の解除の初期位置にある場合にのみ、基板70上に直接設けられたフォトインタラプタ等からなるローラセンサ71を遮光せずに透光状態となるように構成される。このセンサ板69の状態を検出することにより、給紙ローラ5の角度位置と給紙ローラ5に位相を合わせ連動されているカムギャ31の角度位置を検出することができるとともに、記録シートPの給紙シーケンスにおける制御タイミングを計ることができる。
【0010】
給紙部11の各部の詳細について説明する。
図4に示すように、給紙部11は、ベース20に給紙用の各部品が取り付けられてユニットを形成している。すなわち、給紙部11は記録シートPの片側を基準としており、ベース20の右側板の内側が紙基準となっている。ベース20は、圧板21が図4に示すように退避することができるように、給紙ローラ5のローラ部5cにほぼ対向する位置に圧板バネ22を取り付けるための凸部が形成されている。図3に示すように、圧板21は、両端上部の圧板軸21bでベース20に結合されており、圧板軸20bを中心に回転可能となっている。図2に示すように、圧板21の給紙ローラの位置には、人工皮等の摩擦係数の比較的大きいもので構成された分離パッド73が設けられており、これにより枚数が少なくなったときの重送等を防止する。また、圧板21上を左右にスライドできる可動サイドガイド19が設けられ、サイズの異なる記録シートPを紙基準面にセットできるようにしている。
図2、図4に示すように、給紙ローラ5は、ベース20に両端を保持され、回転可能に構成されており、また軸部5bとローラ部5cからなる樹脂等の一体成形品で構成され、さらにローラ部5cの回りには記録シートPの搬送を行うための給紙ローラゴム67が設けられている。ローラ部5cは、半月部分に形成され、ローラ部5cの各外側に給紙ローラゴム67の半径よりも0.5〜3mm小さい半径のローラコロ75が設けられ、給紙時以外に記録シートPが給紙ローラ5のローラゴム67に触れることにより、画像の汚れや給紙ローラ5の位置ずれを防止している。
【0011】
図2に示すように、ローラ部5cは2個設けられており、A4幅の端面左右より各々25mmの位置に固定される。そのために、A4幅等は2個のローラ部で搬送し、ハガキを読み取るときには、紙基準側の1個のローラで搬送する。
図1に示すように、クリーニング部16の駆動切り換えアーム66を矢印方向にキャリッジ50で移動させ、搬送ローラ36を正転させると、遊星ギャが移動して入力ギャ25と噛み合うことにより給紙部に駆動が伝達される。図3に示すように、入力ギャ25はクラッチギャ26、アイドラギャ27を介して給紙ローラ5に結合している給紙ローラギャ28に駆動を伝達し、給紙ローラ5を回転させることにより記録シートPを搬送することが可能となる。さらに、給紙ローラギャ28は、カムギャ31に駆動が伝達される。このとき、給紙ローラ5とカムギャ31は1回転毎の位相が合うように構成され、図3、図4に示す圧板21をリリースした状態では、給紙ローラ5は半月部分が圧板21に対向する位置になるように構成されている。つまり、カムギャ31は、給紙ローラ5の半月部分の角度約120°の間だけ圧板21を解除するような形状になっている。従って、図5に示すように、給紙ローラ5の半月部分以外が圧板21と対向する時には、必ず記録シートPまたは圧板21と200g〜500gの圧力で接するように構成される。
【0012】
さらに、カムギャ31は、カムギャ31を覆う形で付加されている圧切替板85を、図7の矢印で示すように反時計回りで回転させながら摺動面87を押し進め、その後、圧切替板85を時計回りに回転させる。そして、図3に示すように、引き込み部89が圧板カム76の腕部を引き込み、圧板カム76は中心部76bを軸に回転し、押下げ部21fを押し下げることにより圧板21の解除を行っている。この時、押下げ部21fは2個のローラー部5cの中間に設けられているので、圧板21はベース20に対して傾かずほぼ平行に解除される。
なお、図4に示す圧板21の初期位置から図5に示す動作位置に移る際に、カムギャ31がピックアップ状態になる時点で、圧切替板85から外れるが、急激に外れると圧板21が給送ローラ5に強く衝突して大きい音が発生する。しかし、本実施例では、図7に示すように、圧切替板85が回転する際に、摺動部87とカム部86とで接触を行うことにより、圧切替板85がカムギャ31から徐々に外れるので、音の発生を防止することができる。
クラッチギャ29の中央部にはクラッチバネ77が設けられており、図3の矢印B方向にはバネが締る方向に取り付けられて、逆転しないようになっている。これにより、レジ合わせを行う場合には、給紙ローラ5が記録シートPの弾性により回転することがないため、良好なレジ合わせを行うことが可能となる。
分離爪17は、中心部17bを軸に回転可能であり、自重により記録シートPまたは圧板21に付勢されている。分離爪17は、普通紙の記録シートPの給紙の際の分離を行うことができ、図2に示すように、紙基準側のみに設けられ、記録シートPの角部を三角形に覆う形状である。記録シートPは、この三角形の部分で抵抗を受けることにより、1枚ずつ分離することができる。また、普通紙以外の厚紙等の分離は、分離爪17を記録シートPにかけずにベース20の下ガイド部20b(図4参照)に突き当てることにより、この下ガイド部の抵抗を用い1枚ずつ分離することが可能である。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カムギャがピックアップ状態になるために圧切替板から外れる時点で、圧切替板をカムギャから徐々に外れるようにしたので、大きな音の発生がなく、周囲の良好な環境を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動給紙装置の全体斜視図である。
【図2】図1における給紙部の正面図である。
【図3】図2における給紙部の側面図である。
【図4】同じく給紙部の圧板が押し下げられた状態の側面図である。
【図5】同じく給紙部の圧板が上昇した状態の側面図である。
【図6】本発明の記録部と給紙部全体の側面図である。
【図7】図2における給紙部の圧切替板が反時計方向に回転する状態を示す要部側面図である。
【図8】同じく給紙部の搬送ローラの動作状態説明図である。
【図9】従来の自動給紙装置におけるクラッチの側断面図である。
【図10】従来の自動給紙装置を記録装置に装着した状態の装置斜視図である。
【符号の説明】
1…装置本体、3…記録部、5…給紙ローラ、5c…ローラ部、
5b…軸部、11…給紙部、12…送紙部、15…キャリッジ部、
16…クリーニング部、17…分離爪、17b…中心、
19…可動サイドガイド、19a…サイドガイド摺動部、20…ベース、
20b…バガキ分離土手、21…圧板、21b…圧板軸、21f…押下げ部、
21G…分離爪待避部、22…圧板バネ、25…駆動ギャ、
26…グラッチギャ、27…アイドラギャ、28…給紙ローラギャ、
31…カムギャ、33…セットレバー、36…搬送ローラ、
37…ピンチローラ、39…ピンチローラガイド、40…ピンチローラバネ、
41…PEセンサレバー、42…PEセンサ、43…PEセンサバネ、
45…上ガイド、46…プラテン、47…LFモータ、49…記録ヘッド、
50…キャリッジ、51…ガイド軸、52…ガイド、55…タイミングベルト、57…フレキシブル基板、59…排紙ローラ、60…伝達ローラ、61…拍車、62…排紙トレイ、63…ポンプ、65…キャップ、66…駆動切替えアーム、67…給紙ローラゴム、69…センサ板、70…電圧基板、
71,72…ローラセンサ、73…分離パッド、75…ローラコロ、
76…圧板カム、76c…記録紙上面ガイド、76b…中心、
77…クラッチバネ、81…分離爪切替板摺動部、82…分離爪切替板、
83…切替板バネ、84…セットレバー、85,85′…圧切替板、
86…カム部、87…摺動部、88…レバー支点、89…引き込み部、
P…記録シート。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置、プリンタあるいは文字読取装置等における自動給紙装置に関し、特に自動給紙の際に大きな音が発生しないようにして、良好な環境を保持する自動給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近では、パソコンを端末にしてインターネットでデータを送受信する場合が多用されているが、インターネットのプロトコルに対応したソフトウェアや通信機器の設定作業が必要となり、面倒である。そこで、出願人はこれらの作業を殆んど省略できるファクシミリ複合機を開発した。この機器では、フレキシブルディスク装置(FDD)やパーソナルコンピュータ(PC)のスロットも具備し、FDに収められたワードプロセッサの文章データやディジタルカメラの写真データも、電話番号を指定するだけで簡単に転送できるようになっている。
しかしながら、上記機器の自動給紙装置として、従来の機構(例えば、特開平5−208746号公報に記載の自動給紙装置)を利用する場合には、複数枚装填された記録シート中から1枚ずつ分離して給紙部から記録部(または読取部)に送り出した後、リリースカム等によりシートが装填された圧板を押し下げることにより圧板の解除を行っている。この圧板を解除する瞬間に大きな音が発生し、この音は1枚送出する毎に発生するため、連続的な音の雑音となって周囲の良好な環境を破壊している。
【0003】
図10は、従来の記録装置に自動給紙装置を装着した斜視図であり、図9は、図10の自動給紙装置に用いられたクラッチの側断面図である。
図10におけるAは自動給紙装置であり、Bは記録装置である。自動給紙装置Aでは、記録シートが給紙セット部に装填されると、記録装置Bの記録シート搬送系の駆動力を駆動ギャに伝達して給紙ローラを駆動することにより、左右の分離爪で記録シートを1枚ずつ分離供給している。
図9に示すクラッチ119は、給紙ローラ軸120に回転自在に取り付けられている給送ギャ121と、ピン等で給紙ローラ軸120と一体的に回転するクラッチドラム122と、給送ギャ121からクラッチドラム122への駆動力伝達のため両者の隣接部に巻き付けられたクラッチバネ123と、そのクラッチバネ123の外周に制御環124とが嵌合されている。制御環124の外周には係合部が設けられており、ロック爪125に係合させた時点で給送ギャ121からクラッチドラム122に対して駆動力がオフ状態となり、係合部がロック爪125より解放されて制御環124が回転可能となった時点で、駆動力がオン状態となる。ロック爪125の解除は、ソレノイドで行ったり、または制御環124の外周にカム形状の突起を設けて制御環124自身を正逆回転させることにより、ロック爪125の解除を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記クラッチを用いた場合には、(a)部品点数が多くなってコストアップを招くとともに、装置が大型化してしまうこと、(b)部品精度が悪く、信頼性が低下すること、(c)クラッチバネ等の空転トルクが給紙ローラが回転しなくても常時負荷となるため、モータの負荷が増加すること、(d)空転を解除する時点で逆転と動作が必要であるため、逆転駆動の伝達機構が必要となること、(e)給紙ローラと圧板の角度位置の検出ができず、給紙制御を行うことが困難であること、等の問題の他に、(f)1枚給送する毎に圧板を解除する際、大きな音が発生する等のため、雑音対策が必要となっていた。
そこで、本発明の目的は、このような課題を解決し、シートの装填されている圧板がバネに対抗して押し下げられている状態から、圧板を解除して上昇状態に移る際に、大きな音がしないようにして、周囲の良好な環境を保持することが可能な自動給紙装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の自動給紙装置では、圧板(21)を解除する際に、カムギャ(31)が、そのカムギャ(31)を覆う形で付加されている圧切替板(85)を反時計回りに回転しながら摺動面(87)を押し進み、圧切替板(85)を時計回りに回転させ、引き込み部(89)が圧板カム(76)の腕部を引き込み、圧板カム(76)が中心(76b)を軸に回転して、押下げ部(21f)を押し下げることにより圧板(21)の解除を行う。この時点で、押下げ部(21f)は2個のローラー部(5c)の中間に設けてあるため、圧板(21)はベース(20)に対して傾かずほぼ平行に解除される。
カムギャ(31)がピックアップ状態になるときに圧切替板(85)から外れるが、急に外れると圧板(21)がローラ(5)に強く当って大きい音が発生するので、本発明では、この圧切替板(85)がカムギャ(31)から徐々に外れるようにした。その結果、音の発生が防止された。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明の自動給紙装置の全体斜視図であり、図2は、図1における給紙部の正面図であり、図3は、図2における給紙部の側面図である。また、図4は、同じく給紙部の圧板が押し下げられた状態の側面図であり、図5は、同じく給紙部の圧板が上昇した状態の側面図である。
図1に示すように、給紙部1は30℃〜60℃の角度で本体(記録部3)に取り付けられ、圧板21に装填された記録シートPは給紙部1から給送された後、記録ヘッド49で記録され、記録後は水平に排紙される。給紙部1は、図2に示すように、給紙ローラ5、分離爪17、可動サイドガイド19、ベース20、圧板21、圧板バネ22(図4参照)、駆動ギャ25〜28、圧切替板85、カムギャ31、セットレバー84等から構成される。図3に示すように、通常は、圧板カム76が圧板21を図4に示す位置まで押し下げているため、記録シートPは給紙ローラ5から離されている。記録シートPがセットされた状態で、搬送ローラ36(図6参照)の駆動ギャ25〜28(図3参照)により給紙ローラ5およびカムギャ31に伝達する。カムギャ31が圧切替板85より離れると、圧板バネ22のバネ力により圧板21が図5に示す位置まで上昇し、給紙ローラ5と記録シートPが触接して、給紙ローラ5の回転に伴って記録シートPがピックアップされ、分離爪17(図3参照)により1枚ずつ分離される。
分離された記録シートPは、図8に示す送紙部に送出される。図5において、給紙ローラ5とカムギャ31は記録シートPを送紙部に送り込むまで1回転し、再び圧板21を給紙ローラ5に対してリリースした状態で送紙ローラ5からの駆動が切られて、初期状態を保持する(図4参照)。
【0007】
図6は、本発明の記録部と給紙部を含む装置全体側面図、図7は給紙部のカムギャと圧切替板の回転状態を示す図、図8は、給紙部における給紙動作の説明図である。
図6において、先ず、給紙ローラ5が図4に示す初期位置にある場合には、給紙ローラ5を回転させ、ローラ5のゴム67の円形部が記録シートPに対向する位置に到達すると、給紙ローラ5に連動して回転しているカムギャ31が圧板21を解除することにより、図5の位置になり、給紙ローラゴム67と記録シートPは圧板バネ22の付勢力により圧接されるため、記録シートPの搬送力が生じる。このようにして、図8(a)(b)(c)の順に記録シートPが搬送ローラ36とこれに接触するピンチローラ37の位置まで送り出され、プラテン46上を搬送される。
ローラ対36,37により搬送された記録シートPは、プラテン46上に沿って進み、図1に示す記録ヘッド49により画像情報の記録が行われる。この記録ヘッド49は、インクタンクと一体で構成され、交換可能なインクジェット記録ヘッドである。
図1および図6に示すように、キャリッジ部15は、記録ヘッド49を取り付けるキャリッジ50と、キャリッジ50および記録シートPの搬送方向に対して直角方向に往復走査させるガイド軸51と、キャリッジ50の後端を保持してヘッドから紙の間を維持するガイド52と、キャリッジモータ53の駆動をキャリッジ50に伝達するタイミングベルト55と、タイミングベルト55を張設するアイドルプーリ56と、記録ヘッド49にヘッド駆動信号を伝達するフレキシブル基板57等から構成される。記録ヘッド49は、キャリッジ50と一体となって走査することにより、プラテン46上を搬送する記録シートP上に画像を形成する。
【0008】
図1、図6に示すように、排紙部は、排紙ローラ59と排紙ローラ59に搬送ローラ36の駆動を伝達する伝達ローラ60と排出を補助する拍車61と、排紙トレイ62とから構成される。排紙ローラ59と拍車61により、排紙トレイ62上に記録シートP上の画像を汚さずに、記録シートPを排紙トレイ62上に排出する。クリーニング部16は、記録ヘッド49の清掃を行うポンプ63と、記録ヘッド49の乾燥を抑えるキャップ65と、搬送ローラ36からの駆動を給紙部11とポンプ63に切り換える駆動切り換えアーム66から構成される。給紙時と清掃時以外には、駆動切り換えアーム66は、図1に示す位置にあって、搬送ローラ36の軸心を中心に回転する遊星ギャ(図示省略)が所定位置で固定されているため、搬送ローラ36の駆動はポンプ63、給紙部11へは伝達されない。キャリッジ50を移動させることにより、駆動切り換えアーム66を矢印方向に移動させると、搬送ローラ36の正転、逆転に応じて遊星ギャが移動し、搬送ローラ36の正転時に給紙部に駆動が伝達され、逆転時にポンプ63に駆動が伝達される。
搬送ローラ36を駆動するLFモータ47とキャリッジ50を駆動するキャリッジモータ53は、ドライバから送られた信号に応じて所定の角度だけ回転するステッピングモータを用いる。
【0009】
図2および図6に示すように、給紙ローラ5には、給紙ローラ5に取り付けられた給紙ローラゴム67(図4参照)の径より小さい半径のセンサ板69が設けられる。センサ板69は一部切り欠きが設けられ、給紙ローラ5とカムギャ31が図4に示す圧板21の解除の初期位置にある場合にのみ、基板70上に直接設けられたフォトインタラプタ等からなるローラセンサ71を遮光せずに透光状態となるように構成される。このセンサ板69の状態を検出することにより、給紙ローラ5の角度位置と給紙ローラ5に位相を合わせ連動されているカムギャ31の角度位置を検出することができるとともに、記録シートPの給紙シーケンスにおける制御タイミングを計ることができる。
【0010】
給紙部11の各部の詳細について説明する。
図4に示すように、給紙部11は、ベース20に給紙用の各部品が取り付けられてユニットを形成している。すなわち、給紙部11は記録シートPの片側を基準としており、ベース20の右側板の内側が紙基準となっている。ベース20は、圧板21が図4に示すように退避することができるように、給紙ローラ5のローラ部5cにほぼ対向する位置に圧板バネ22を取り付けるための凸部が形成されている。図3に示すように、圧板21は、両端上部の圧板軸21bでベース20に結合されており、圧板軸20bを中心に回転可能となっている。図2に示すように、圧板21の給紙ローラの位置には、人工皮等の摩擦係数の比較的大きいもので構成された分離パッド73が設けられており、これにより枚数が少なくなったときの重送等を防止する。また、圧板21上を左右にスライドできる可動サイドガイド19が設けられ、サイズの異なる記録シートPを紙基準面にセットできるようにしている。
図2、図4に示すように、給紙ローラ5は、ベース20に両端を保持され、回転可能に構成されており、また軸部5bとローラ部5cからなる樹脂等の一体成形品で構成され、さらにローラ部5cの回りには記録シートPの搬送を行うための給紙ローラゴム67が設けられている。ローラ部5cは、半月部分に形成され、ローラ部5cの各外側に給紙ローラゴム67の半径よりも0.5〜3mm小さい半径のローラコロ75が設けられ、給紙時以外に記録シートPが給紙ローラ5のローラゴム67に触れることにより、画像の汚れや給紙ローラ5の位置ずれを防止している。
【0011】
図2に示すように、ローラ部5cは2個設けられており、A4幅の端面左右より各々25mmの位置に固定される。そのために、A4幅等は2個のローラ部で搬送し、ハガキを読み取るときには、紙基準側の1個のローラで搬送する。
図1に示すように、クリーニング部16の駆動切り換えアーム66を矢印方向にキャリッジ50で移動させ、搬送ローラ36を正転させると、遊星ギャが移動して入力ギャ25と噛み合うことにより給紙部に駆動が伝達される。図3に示すように、入力ギャ25はクラッチギャ26、アイドラギャ27を介して給紙ローラ5に結合している給紙ローラギャ28に駆動を伝達し、給紙ローラ5を回転させることにより記録シートPを搬送することが可能となる。さらに、給紙ローラギャ28は、カムギャ31に駆動が伝達される。このとき、給紙ローラ5とカムギャ31は1回転毎の位相が合うように構成され、図3、図4に示す圧板21をリリースした状態では、給紙ローラ5は半月部分が圧板21に対向する位置になるように構成されている。つまり、カムギャ31は、給紙ローラ5の半月部分の角度約120°の間だけ圧板21を解除するような形状になっている。従って、図5に示すように、給紙ローラ5の半月部分以外が圧板21と対向する時には、必ず記録シートPまたは圧板21と200g〜500gの圧力で接するように構成される。
【0012】
さらに、カムギャ31は、カムギャ31を覆う形で付加されている圧切替板85を、図7の矢印で示すように反時計回りで回転させながら摺動面87を押し進め、その後、圧切替板85を時計回りに回転させる。そして、図3に示すように、引き込み部89が圧板カム76の腕部を引き込み、圧板カム76は中心部76bを軸に回転し、押下げ部21fを押し下げることにより圧板21の解除を行っている。この時、押下げ部21fは2個のローラー部5cの中間に設けられているので、圧板21はベース20に対して傾かずほぼ平行に解除される。
なお、図4に示す圧板21の初期位置から図5に示す動作位置に移る際に、カムギャ31がピックアップ状態になる時点で、圧切替板85から外れるが、急激に外れると圧板21が給送ローラ5に強く衝突して大きい音が発生する。しかし、本実施例では、図7に示すように、圧切替板85が回転する際に、摺動部87とカム部86とで接触を行うことにより、圧切替板85がカムギャ31から徐々に外れるので、音の発生を防止することができる。
クラッチギャ29の中央部にはクラッチバネ77が設けられており、図3の矢印B方向にはバネが締る方向に取り付けられて、逆転しないようになっている。これにより、レジ合わせを行う場合には、給紙ローラ5が記録シートPの弾性により回転することがないため、良好なレジ合わせを行うことが可能となる。
分離爪17は、中心部17bを軸に回転可能であり、自重により記録シートPまたは圧板21に付勢されている。分離爪17は、普通紙の記録シートPの給紙の際の分離を行うことができ、図2に示すように、紙基準側のみに設けられ、記録シートPの角部を三角形に覆う形状である。記録シートPは、この三角形の部分で抵抗を受けることにより、1枚ずつ分離することができる。また、普通紙以外の厚紙等の分離は、分離爪17を記録シートPにかけずにベース20の下ガイド部20b(図4参照)に突き当てることにより、この下ガイド部の抵抗を用い1枚ずつ分離することが可能である。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カムギャがピックアップ状態になるために圧切替板から外れる時点で、圧切替板をカムギャから徐々に外れるようにしたので、大きな音の発生がなく、周囲の良好な環境を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動給紙装置の全体斜視図である。
【図2】図1における給紙部の正面図である。
【図3】図2における給紙部の側面図である。
【図4】同じく給紙部の圧板が押し下げられた状態の側面図である。
【図5】同じく給紙部の圧板が上昇した状態の側面図である。
【図6】本発明の記録部と給紙部全体の側面図である。
【図7】図2における給紙部の圧切替板が反時計方向に回転する状態を示す要部側面図である。
【図8】同じく給紙部の搬送ローラの動作状態説明図である。
【図9】従来の自動給紙装置におけるクラッチの側断面図である。
【図10】従来の自動給紙装置を記録装置に装着した状態の装置斜視図である。
【符号の説明】
1…装置本体、3…記録部、5…給紙ローラ、5c…ローラ部、
5b…軸部、11…給紙部、12…送紙部、15…キャリッジ部、
16…クリーニング部、17…分離爪、17b…中心、
19…可動サイドガイド、19a…サイドガイド摺動部、20…ベース、
20b…バガキ分離土手、21…圧板、21b…圧板軸、21f…押下げ部、
21G…分離爪待避部、22…圧板バネ、25…駆動ギャ、
26…グラッチギャ、27…アイドラギャ、28…給紙ローラギャ、
31…カムギャ、33…セットレバー、36…搬送ローラ、
37…ピンチローラ、39…ピンチローラガイド、40…ピンチローラバネ、
41…PEセンサレバー、42…PEセンサ、43…PEセンサバネ、
45…上ガイド、46…プラテン、47…LFモータ、49…記録ヘッド、
50…キャリッジ、51…ガイド軸、52…ガイド、55…タイミングベルト、57…フレキシブル基板、59…排紙ローラ、60…伝達ローラ、61…拍車、62…排紙トレイ、63…ポンプ、65…キャップ、66…駆動切替えアーム、67…給紙ローラゴム、69…センサ板、70…電圧基板、
71,72…ローラセンサ、73…分離パッド、75…ローラコロ、
76…圧板カム、76c…記録紙上面ガイド、76b…中心、
77…クラッチバネ、81…分離爪切替板摺動部、82…分離爪切替板、
83…切替板バネ、84…セットレバー、85,85′…圧切替板、
86…カム部、87…摺動部、88…レバー支点、89…引き込み部、
P…記録シート。
Claims (2)
- 多数枚のシートを装填する圧板と、該シートを給送する給紙ローラと、該給紙ローラにより該シートを給送する際に、該シートを1枚ずつ分離する分離手段とを具備した自動給送装置において、
上記圧板上のシートを上記給紙ローラから離した初期状態にするため、該圧板をバネに対抗して押し下げる圧板カムと、
給紙の初期状態と動作状態とを切り替える圧切替板と、
上記圧板をバネに対抗して押し下げた状態から該圧板を上昇状態に解放する押下げ部と、
上記圧切替板を反時計回りに回転しながら摺動部を押し進め、次に該圧切替板を時計回りに回転させるカムギャと、
上記カムギャの回転により上記圧板カムの腕部を引き込み、上記押下げ部を押し下げることにより上記圧板の解除を行う引き込み部とを具備したことを特徴とする自動給送装置。 - 前記押下げ部は、2個の給紙ローラの中間に設けられており、該押下げ部が押し下げられた時に、圧板は基準ベースに対して傾かずにほぼ平行に解除されることを特徴とする請求項1に記載の自動給紙装置。
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JP29471496A JP3544272B2 (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 自動給紙装置 |
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Family Applications (1)
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JP29471496A Expired - Fee Related JP3544272B2 (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 自動給紙装置 |
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JP (1) | JP3544272B2 (ja) |
-
1996
- 1996-11-07 JP JP29471496A patent/JP3544272B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10139177A (ja) | 1998-05-26 |
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