JP2003160251A - 給送補助シート、自動給送装置、記録装置および給送方法 - Google Patents

給送補助シート、自動給送装置、記録装置および給送方法

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JP2003160251A
JP2003160251A JP2001357993A JP2001357993A JP2003160251A JP 2003160251 A JP2003160251 A JP 2003160251A JP 2001357993 A JP2001357993 A JP 2001357993A JP 2001357993 A JP2001357993 A JP 2001357993A JP 2003160251 A JP2003160251 A JP 2003160251A
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sheet
separating
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automatic
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JP2001357993A
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Haruyuki Yanagi
治幸 柳
Shunei Wada
俊英 和田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現行の自動給送装置の性能を低下させること
なく、多種の記録媒体、特にコート面を有する記録媒体
を損傷することなく良好に給送する。 【構成】 自動給送部2の給送トレイ201に装着され
てシート材Pが積載される給送補助シートベース12
と、シート材Pの給送時に自動給送部2の分離パッド2
41を覆う位置に配置されて、シート材Pを一枚ずつ分
離する分離シートベース13および分離シート14とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプリンタ、
複写機、ファクシミリ等の記録装置においてシート材を
一枚ずつ分離、給送するシート給送装置に用いる給送補
助シート、およびこの給送補助シートを備える自動給送
装置、記録装置給送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、複写機,ファクシミリ
等の記録装置においては、シート材として、普通紙の他
にはがきや封筒等の厚紙やプラスチック薄板等の特殊シ
ート等が使用され、シート材の供給は、一枚ずつ手差し
で挿入する、あるいは自動給送装置によって自動的かつ
連続的に送り込むことによって行われている。
【0003】従来の自動給送装置は、複数枚積載された
シート材を一枚ずつ分離して給送するために、分離パッ
ドと、この分離パッドに対向する分離ローラと、を備え
ている。分離ローラを用いた分離方式は、分離性能が高
く、普通紙から厚紙までの多種の記録媒体に対応が可能
である。
【0004】また、記録媒体においては、高画質を実現
するために記録媒体上でのインクの浸透性等を最適化す
るために、シート材として、記録紙の表面にインク受容
層からなるコート層が設けられたコート紙等が多く用い
られるようになってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た分離ローラを用いた自動給送装置において、上述した
コート紙を用いる場合には、以下に述べる問題があっ
た。
【0006】多種の記録媒体に対応するためには、分離
パッドの摩擦係数をある程度大きくする必要がある。コ
ート紙のコート面を分離パッド側に押し付けて搬送する
時に、コート層の強度が乏しく、その裁断方向からコー
ト層側にバリが発生していた場合には、コート紙の搬送
方向の下流側に位置する前端のコート層のめくれや剥離
等の損傷が発生する可能性があった。
【0007】特に、コート層を通信面に有するようなコ
ート紙はがきの場合、印刷面をピックアップする給送方
式でも、宛名面側に記録する際は、通信面側のコート層
が分離パッドに当接されることになり、シート材のコー
ト層の損傷が懸念される。
【0008】そこで、本発明は、現行の自動給送装置の
性能を低下させることなく、多種の記録媒体、特にコー
ト面を有する記録媒体を損傷することなく良好に給送す
ることを可能とする給送補助シート、およびこの給送補
助シートを備える自動給送装置、記録装置、ならびに給
送補助シートを用いた給送方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係る給送補助シートは、記録媒体を積載
する積載手段と、この積載手段に積載された記録媒体を
給送する少なくとも1つの回転給送体を有する給送手段
と、記録媒体を一枚ずつ分離する分離手段と、を備える
自動給送装置に装着されて記録媒体の給送を補助する給
送補助シートである。そして、本発明に係る給送補助シ
ートは、自動給送装置の積載手段に装着されて記録媒体
が積載される基材部と、記録媒体の給送時に自動給送装
置の分離手段を覆う位置に配置されて記録媒体を一枚ず
つ分離する分離部とを有する。
【0010】以上のように構成した本発明に係る給送補
助シートによれば、自動給送装置に装着されることによ
り、記録媒体が分離部によって分離されて給送されるた
め、記録媒体に対応した分離部による分離特性に変更さ
れて、分離特性を最適化することが可能とされる。そし
て、本発明に係る給送補助シートよれば、特にコート層
を有する記録媒体の場合に、記録媒体の給送方向の前端
が損傷することが防止される。
【0011】また、本発明に係る給送補助シートは、自
動給送装置の積載手段に記録媒体が積載されるときに回
転給送体と分離手段が当接されている自動給送装置の給
送動作により、分離部が、回転給送体によって給送され
て、自動給送装置の分離手段を覆う位置に配置されるこ
とが好ましく、自動給送装置によって自動的に配置する
ことが可能とされる。
【0012】また、本発明に係る給送補助シートは、分
離部が、基材部に積載された記録媒体側に曲げられてい
ることが好ましく、給送補助シートが回転給送体と分離
手段との間に確実に進入される。
【0013】また、本発明に係る給送補助シートは、基
材部に、自動給送装置側に係合することにより、分離部
が、自動給送装置の回転給送体によって分離部が給送さ
れる給送量を規制する規制手段が設けられることが好ま
しく、規制手段によって、分離部を所定の位置に確実に
配置される。
【0014】また、本発明に係る給送補助シートによれ
ば、基材部に、自動給送装置の回転給送体が逆転し、分
離部が、回転給送体と自動給送装置の分離手段によって
記録媒体の給送方向の上流側に戻された時に、自動給送
装置側に係合することにより、回転給送体と分離手段と
のニップ部から分離部が離間することを規制する更に他
の規制手段が設けられることが好ましく、この他の規制
手段によって、分離部の位置ズレが確実に防止される。
【0015】また、本発明に係る給送補助シートは、基
材部に、自動給送装置の積載手段に積載された記録媒体
の主面が水平方向に対してなす積載角度に比して、基材
部に積載された記録媒体の積載角度を大きくする傾斜手
段が設けられることが好ましく、この傾斜手段によっ
て、分離部に対する記録媒体の前端の進入角度が大きく
なるため、分離手段による摩擦係数が大きくされる。
【0016】また、本発明に係る自動給送装置は、上述
した給送補助シートを備える。
【0017】また、本発明に係る記録装置は、上述した
自動給送装置を備えて、自動給送装置によって給送され
た記録媒体に情報を記録する。
【0018】また、本発明に係る給送方法は、上述した
給送補助シートを用いて、記録媒体を給送する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について図面を参照して説明する。
【0020】(第1の実施形態)本発明の第1の実施形
態を図1〜図10を参照して説明する。図1は、第1の
実施形態における給送補助シートを示す図であり、
(a)に平面図、(b)に正面図、(c)に側面図、
(d)に背面図をそれぞれ示す。図2は、第1の実施形
態における給送補助シートを用いる自動給送装置を備え
た記録装置の正面図である。図3は、第1の実施形態に
おける給送補助シートとそれを用いる給送装置を備えた
記録装置の構成断面図である。図4は、第1の実施形態
における給送補助シートとこの給送補助シートを用いる
給送装置の正面図である。図5は、第1の実施形態にお
ける給送補助シートを用いる給送装置を備えた記録装置
の側面図である。図6は、第1の実施形態における給送
補助シートを用いる給送装置の駆動切換の動作を説明す
るための側面図である。図7は、第1の実施形態におけ
る給送補助シートに対する給送ローラと分離パッドの位
置関係を説明するための平面図である。図8は、第1の
実施形態における給送補助シートの給送装置への装着状
態の動作を説明するための側面図である。図9は、第1
の実施形態における給送補助シート装着状態での給送装
置の給送時の動作を説明するための側面図である。図1
0は、第1の実施形態における給送補助シート使用時の
操作状態を説明するためのフローチャートである。
【0021】本発明の給送補助シートが適用された自動
給送装置を備える記録装置1は、自動給送部2と、搬送
部3と、排出部4と、キャリッジ部5と、クリーニング
部6とを備えて構成されている。そこで、これらを項目
に分けて概略を順次説明する。なお、本実施形態におい
て、シート材Pとしては、両面にインク受容層からなる
コート層が設けられたはがきが適用されるが、コート層
を有する他のフィルム等のシート材が適用されてもよい
ことは勿論である。
【0022】(1)自動給送部 自動給送部2は、シート材Pを積載する圧板21とシー
ト材Pを給送する給送ローラ28がベース20に取り付
けられる構成となっている。給送ローラ28は円弧部の
一部が切り欠かれたD型形状をしている。前記圧板21
には可動サイドガイド23が移動可能に設けられて、シ
ート材Pの積載位置を規制している。圧板21はベース
20に結合された回転軸を中心に回転可能で、圧板バネ
212により給送ローラ28に付勢される。給送ローラ
28と対向する圧板21と可動サイドガイド23の部位
には、それぞれシート材Pの重送を防止する人工皮革等
の摩擦係数の大きい材質からなる分離パッド213、2
34が設けられている。
【0023】さらに、ベース20には、シート材Pを一
枚ずつ分離するための分離パッド241を取り付けた分
離パッドホルダ24がベース20に設けられた回転軸を
中心に回転可能で、分離パッドバネ242により給送ロ
ーラ28に付勢される。分離パッドホルダ24には回転
コロ251が取り付けられた回転コロホルダ25が回転
コロバネ252によって分離パッド241に所定圧で付
勢される。
【0024】圧板21と給送ローラ28の当接を解除す
るリリースカムギア299が設けられている。そして、
圧板21が所定位置まで下がると、給送ローラ28の円
弧部の一部が切り欠かれた切り欠き部285が分離パッ
ド241に対向する位置になるように設定されており、
分離パッド241を給送ローラ28から離隔させること
ができる。この状態で、回転コロ251が分離パッド2
41に当接し、重送を防いでいる。
【0025】上記構成において、待機状態ではリリース
カムギア299が圧板21を所定位置まで押し下げてい
る。これにより、圧板21と給送ローラ28の当接、分
離パッド241と給送ローラ28の当接は解除される。
そして、この状態で搬送ローラ36の有する駆動力が、
ギア等により給送ローラ28およびリリースカム299
に伝達されると、リリースカム299は圧板21から離
れるので圧板21は上昇し、給送ローラ28とシート材
Pが当接し、給送ローラ28の回転に伴いシート材Pは
ピックアップされ給送を開始し、分離パッド241によ
って一枚ずつ分離されて搬送部3に送られる。シート材
Pを搬送部3に送り込んだところで、給送ローラ28と
圧板21、分離パッド241がリリースカムギア299
によってリリースされる。さらに、シート材Pの記録が
終了し、排出動作が完了したところで、戻しレバー26
が分離パッド26上に入り込んだシート材Pに作用し、
圧板21上の積載位置までシート材を戻す。
【0026】ところで、図5において、295は駆動切
り替えギアであり、この駆動切り替えギア295には搬
送ローラ36の正回転が入力ギア291を介して伝達さ
れるようになっている。図6にその駆動切り替えの動作
図を示す。図6(a)に示すように、駆動切り替えギア
295へ伝達された駆動力は遊星ギア298に伝達され
る。なお、通常、遊星ギア298の位置を規制するソレ
ノイドピン273が、遊星ギア298が取り付けられた
遊星ギアアーム274の規制溝に作用し、これより遊星
ギア298の位置が規制されているため、搬送ローラ3
6が正逆回転しても駆動力が他の部分に伝達されること
はない。
【0027】一方、図6(b)に示すように、ソレノイ
ド271が作用することにより、ソレノイドピン273
が矢印C方向に移動すると、遊星ギア298は規制位置
を解かれる。これにより、駆動切り替えギア295が正
転すると遊星ギアアーム274は矢印A方向に移動する
ようになり、この結果、遊星ギア298がアイドラギア
293に作用し、これに伴い給送ローラギア294に駆
動が伝達され、給送ローラ28が回転する。ここで、給
送ローラ28は既述したように切り欠き部285を有し
ており、リリースギア229とその位相が合うように構
成されている。また、この給送ローラ28は、図5に示
すようにアイドラギア292を介して圧板21リリース
またはリリース解除を行うリリースカム299を回転さ
せるようになっている。そして、このようにリリースカ
ム299が回転することにより、圧板21は、給送ロー
ラ28から離間される、あるいは給送ローラ28に当接
される。
【0028】また、図6(c)に示すように、駆動切り
替えギア295が逆転すると遊星ギア298は矢印B方
向に移動し、これにより戻しレバーカムギア296を介
して戻しレバーカム軸262に取り付けられた戻しレバ
ー駆動ギア297に作用し、この結果、戻しレバーカム
261が回転し、戻しレバー26が回転する。なお、ソ
レノイド271が作用を解除すると、ソレノイドピン2
73はソレノイドバネ272の付勢力により、遊星ギア
アーム274の規制溝に入り込むようになるため、所定
の規制位置に遊星ギア298を保持することができる。
【0029】(2)搬送部 搬送部3は、曲げ起こした金属板からなるシャーシ8に
取り付けられている。搬送部3は、シート材Pを搬送す
る搬送ローラ36と、シート材Pの前端、後端を検知す
るPEセンサーとを有している。搬送ローラ36は、金
属軸の表面にゴム等の弾性体を巻き付けて構成されてお
り、両軸の金属部分を導電性の軸受け38、39に支持
されて、シャーシ8に取り付けられている。搬送ローラ
36には、回転時の負荷を与えて安定した搬送を行うた
めに、軸受け38と搬送ローラ36の間に搬送ローラテ
ンションバネ381が設けられて、搬送ローラ36を付
勢することで所定の負荷を与えている。
【0030】搬送ローラ36には、従動する複数のピン
チローラ37が当接して設けられている。ピンチローラ
37は、ピンチローラガイド30に保持されており、ピ
ンチローラバネ31の付勢力によって搬送ローラ36に
圧接されて、シート材Pを搬送する搬送力を発生してい
る。ピンチローラ37は、シート材Pの全域を覆う構成
ではなく、分割されて所定範囲のみを覆うように構成さ
れている。したがって、ピンチローラ37が無い部分に
は、ピンチローラガイド30からガイド301を設け
て、シート材P等の浮き上がりを防止している。この
時、ピンチローラガイド30の回転軸が上ガイドの軸受
けに取り付けられ、軸受けの軸心を中心に回転する。さ
らに、シート材Pが搬送されてくる搬送部3の進入口に
は、シート材Pをガイドする上ガイドおよびプラテン3
4がそれぞれ配設されている。また、上ガイドには、シ
ート材Pの前端、後端の検出をPEセンサーに伝達する
PEセンサーレバー35が設けられている。プラテン3
4は、シャーシ8に取り付けられる搬送ローラ36に嵌
合し、摺動する軸受け部と、シャーシ8に直接取り付け
られる取り付け軸343によって位置決めされて設けら
れている。
【0031】また、プラテン34のシート基準側には、
シート材Pの端部を覆うシート押さえ344が設けられ
ている。これによって、端部が変形またはカールしたシ
ート材Pにおいても、端部が浮き上がってキャリッジ5
0、または記録ヘッド7と干渉することが防止されてい
る。さらに、搬送ローラ36のシート材Pの搬送方向に
おける下流側には、記録情報に基づいて画像等を記録す
る記録ヘッド7が設けられている。
【0032】上述した構成において、搬送部3に送られ
たシート材Pは、プラテン34、ピンチローラガイド3
0および上ガイドに案内されて、搬送ローラ36とピン
チローラ37とのローラ対に搬送される。この時、PE
センサーレバー35が搬送されてきたシート材Pの前端
を検知して、これによりシート材Pの記録位置を求めて
いる。また、シート材Pは、LFモーター88によりロ
ーラ対36、37が回転されることで、プラテン34上
を搬送される。
【0033】なお、記録ヘッド7としは、インクタンク
と一体に構成された交換が容易なインクジェット記録ヘ
ッドが用いられている。この記録ヘッド7は、ヒータ等
によりインクを加熱するように構成されている。そし
て、記録ヘッド7は、インクが加熱されることにより膜
沸騰し、この膜沸騰による気泡の成長または収縮によっ
て生じる圧力変化によって、記録ヘッド7のノズルから
インクが吐出されて、シート材P上に画像等の情報を記
録する。
【0034】(3)キャリッジ部 キャリッジ部5は、記録ヘッド7が取り付けられるキャ
リッジ50を有している。そして、キャリッジ50は、
シート材Pの搬送方向と交差する方向に往復走査させる
ためのガイド軸81と、キャリッジ50の後端を保持し
て記録ヘッド7とシート材Pとの隙間を維持するガイド
レール82とによって移動可能に支持されている。ガイ
ド軸81は、シャーシ8に取り付けられている。ガイド
レール82は、シャーシ8に一体に形成されている。以
上のように、ガイドレール82をシャーシ8と一体に形
成する構成とすることで、部品点数の削減、取り付け工
数の削減となり、製造コストの低減が図られている。ま
た、ガイドレール82の曲げによって、シャーシ8の剛
性が向上されるため、強度的な信頼性が向上する。さら
に、従来の強度で十分な場合は、シャーシ8を形成する
板金の板厚を小さくできるため、製造コストの更なる低
減を図ることが可能とされる。
【0035】また、キャリッジ50はシャーシ8に取り
付けられたキャリッジモータ80によりタイミングベル
ト83を介して駆動される。このタイミングベルト83
は、アイドルプーリ84によって張設されて支持されて
いる。さらに、キャリッジ50には、電気基板9から記
録ヘッド7のヘッド信号を伝えるためのフレキシブル基
板56を備えている。
【0036】上述した構成において、シート材Pに情報
を記録するときには、記録する行位置(シート材Pの搬
送方向の位置)にローラ対36、37がシート材Pを搬
送するとともに、キャリッジモータ80によりキャリッ
ジ50を記録する列位置(シート材Pの搬送方向に交差
する方向の位置)に移動させて、記録ヘッド7を所定の
記録位置に対向させる。その後、電気基板9からの信号
により記録ヘッド7がシート材Pに向けてインクを吐出
して画像等が記録される。
【0037】(4)排出部 排出部4は、伝達ローラ40が搬送ローラ36に当接
し、さらに、伝達ローラ40は排出ローラ41と当接し
て設けられている。したがって、搬送ローラ36の駆動
力が伝達ローラ40を介して排出ローラ41に伝達され
る。また、排出ローラ41に従動して回転可能なように
拍車42が排出ローラ41に当接されている。
【0038】拍車42は、プラテン34に設けられた一
体型の拍車ステーに取り付けられている。このように、
拍車ステーをプラテン34に一体で設けることにより、
拍車42と排出ローラ41との寸法を同一部品内で管理
することができるので、寸法精度を高精度に確保するこ
とができる。
【0039】また、拍車ステーの一部には、切り欠きが
設けられており、記録ヘッド7交換時にキャリッジ50
がこの位置まで移動されて、記録ヘッド7の着脱を行う
フックレバー53の操作が行えるようなスペースが確保
されている。
【0040】以上の構成によって、キャリッジ部5によ
って画像等の情報が記録されたシート材Pは、排出ロー
ラ41と拍車42とのニップ部に挟まれて搬送されるこ
とにより、不図示の排出トレイ等に排出される。
【0041】(5)クリーニング部 クリーニング部6は、記録ヘッド7のクリーニングを行
うポンプ60と、記録ヘッド7の乾燥を抑えるためのキ
ャップ61と、搬送ローラ36からの駆動力を自動給送
部2およびポンプ60に切り替える駆動切り替えアーム
62とを備えて構成されている。駆動切り替えアーム6
2が給送、クリーニング動作以外の時は、搬送ローラ3
6の軸心を中心に回転する遊星ギア63を所定位置に固
定しているため、自動給送部2およびポンプ60に駆動
力が伝達されない。キャリッジ50が移動することによ
り、駆動切り替えアーム62が切り替えられると、遊星
ギア63がフリーになるため、搬送ローラ36の正転、
逆転に応じて遊星ギア63が移動される。搬送ローラ3
6が正転したときには、自動給送部2に駆動力が伝達さ
れる。また、搬送ローラ36が逆転したときは、ポンプ
60に駆動力が伝達される。但し、自動給送部2への駆
動伝達の際は、遊星ギアを入力ギア291に作用する位
置に保持するように構成されているため、正逆回転を伝
達することが可能となる。
【0042】次に、本発明に係る給送補助シートについ
て詳細に説明する。
【0043】まず、給送補助シート1の構成について述
べる。図1(a)〜図1(d)および図7に示すよう
に、給送補助シート11は、シート材Pが積載される給
送補助シートベース12に、分離シートベース13、分
離シート14、保護テープ15、ストッパ16、傾斜台
17の各部がそれぞれ設けられて構成されている。
【0044】給送補助シートベース12は、厚さ1mm
程度の、例えば厚紙、またはABS(アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン樹脂)等の樹脂シートによって
形成されている。図11(a)に示すように、給送補助
シートベース12の後端部の両端には、自動給送部2に
給送補助シート11を装着する際に、記録装置1の搬送
部3内まで給送されることを防止するためのストッパ1
9がそれぞれ設けられている。ストッパ19は、位置を
規制する効果を高めるために、図1に示すように、給送
補助シートベース12のシート材Pの積載面に対して、
寸法E=2〜6mm程度をなす傾斜角度をもって形成さ
れている。給送補助シートベース12の背面側には、給
送補助シートベース12の前端部の両側に、0.1〜
0.2mm程度のPET(ポリエチレンテレフタラー
ト)のシートからなる分離シートベース13上に、例え
ばフェルト等からなる厚さ0.2〜0.7mm程度の分
離シート14がそれぞれ取り付けられている。この部分
が、シート材Pの給送時に、自動給送部2が備える分離
パッド241上に位置し、分離シート14によってシー
ト材Pを一枚ずつ分離する。
【0045】図7に示すように、分離シートベース13
および分離シート14は、給送方向に交差する方向の幅
が、給送ローラゴム282、分離パッド241の幅より
も大きくそれぞれ形成されている。分離シートベース1
3および分離シート14は、給送補助シートベース12
のシート材積載側に位置して配設されているため、シー
ト材Pを積載する時に、シート材Pの前端が分離シート
ベース13、分離シート14に引っ掛かる事を防止する
ために、厚さ40〜80μm程度のポリエステルからな
る保護テープ15によって覆っている。
【0046】また、補助シート11を装着する際に、給
送補助シート11の分離シートベース13、分離シート
14が給送ローラ28の方向に確実に導入できるよう
に、図1に示すように、保護テープ15の下端部付近か
ら曲げあるいは反りを設け、給送補助シートベース12
のシート材Pの積載面から寸法D=3〜10mm程度の
距離を保つようになっている。
【0047】また、給送補助シートベース12の上端部
には、シート材Pの積載面に対して高さG=10〜13
mm程度とされた傾斜台17が設けられており、図1に
示すように、積載された記録シートPの分離シート14
に対するシート材Pの進入角度を最適化することができ
る。
【0048】さらに、給送補助シートベース12の背面
には、自動給送部2の圧板21に設けられたストッパ係
合部215に当接されるストッパ16が設けられてい
る。このストッパ16は、樹脂材料または発泡材によっ
てブロック状に形成されており、給送補助シートベース
12に固定されて設けられている。あるいは、ストッパ
16は、樹脂材料からなる給送補助シートベース12に
一体に成型されてもよい。ストッパ16によって、給送
補助シート11は、シート材Pを給送する時の動作によ
り上方へ移動されて、分離シート14が作用しなくなる
ことが防止されている。
【0049】以上のように構成された記録装置1につい
て、給送補助シート11を装着する動作および記録動作
を図面を参照して説明する。
【0050】まず、図10に示すように、ステップS1
0から開始されて、使用するシート材Pの大きさ(用紙
サイズ)に応じて、可動サイドガイド23を対応するガ
イド位置に移動して調整する(ステップS11)。可動
サイドガイド23が調整された後、図4および図8
(a)に示すように、給送補助シート11を自動給送部
2の給送トレイ201上に載置する(ステップS1
2)。分離シートベース13は、前端が自動給送部2の
積載部に当接された状態に保持される。
【0051】この状態で、記録装置1に記録信号を送出
する(ステップS13)。図8(b)〜図8(e)に示
すように、給送ローラ28が回転されることに伴って、
給送ローラ28が分離シートベース13および分離シー
ト14に当接され、給送補助シート11を下流側に引き
込もうとする。このとき、給送補助シートベース12に
設けられたストッパ19が、可動サイドガイド23と自
動給送部2のベース20のシート基準部202の壁に作
用し、所定量以上給送補助シート11を引き込めないよ
うにされている。したがって、給送ローラゴム282
は、分離シート14と滑りながら所定量だけ回転する。
【0052】そして、記録装置1は、給送補助シート1
1上にシート材Pが積載されていない状態であると判断
して、給送エラー信号を送出し、図8(f)に示すよう
に、給送ローラ28が逆方向に回転し、初期位置に復帰
する。この時に、ストッパ16が圧板21のストッパ係
合部215に当接し、給送補助シート11が所定位置に
装着される。この時、戻しレバー26も回転してくる
が、分離シートベース13、分離シート14は、戻しレ
バー26が作用する位置を避けているため、分離シート
ベース13、分離シート14の前端が給送ローラゴム2
82と分離パッド241とのニップ部に残っている。
【0053】次に、図9(a)に示すように、所定枚数
のシート材Pを給送補助シート11上に積載する(ステ
ップS14)。そして、記録装置1のリジュームキーを
操作して、記録を再開する(ステップS15)。図9
(b)〜図9(f)に示すように、シート材Pの給送動
作、記録動作が繰り返される。このとき、ストッパ16
が圧板21のストッパ係合部215に係合することによ
って、シート材Pの給送動作においても、上方へ上がっ
てくることが防止されているため、分離シートベース1
3、分離シート14の前端が給送ローラゴム282と分
離パッド241とのニップ部に必ず残っている。そのた
め、分離シートベース13、分離シート14は、確実に
分離パッド241上に位置するため、シート材Pが分離
パッド241に当接することによって、シート材Pが損
傷することが防止される。
【0054】記録が終了した後、給送補助シート11を
取り外して記録動作を終了するか否かを判断する(ステ
ップS16)。このとき、分離シートベース13、分離
シート14の前端は、給送ローラゴム282と分離パッ
ド241とのニップ部に必ず残っているため、容易に取
り外すことができる。ストッパ16がストッパ係合部2
15に引っ掛かる場合があるため、図3に示すように、
斜め上方である図3中矢印F方向に引き上げた方がより
円滑に外すことができる。
【0055】また、記録が終了していない時は、補充の
シート材Pを積載する(ステップS18)。そして、記
録信号が残っている給送エラーの場合はステップS15
に移行してレジュームキーを押す、あるいは記録信号が
無い場合は記録信号を送り(ステップS20)、記録を
行う。
【0056】そして、ステップS16において、記録を
終了することが判断された場合、給送補助シート11を
取り外して(ステップS17)、記録動作が終了する
(ステップS21)。
【0057】上述した第1の実施形態の記録装置1は、
給送補助シート11を備えることによって、シート材P
として使用されたコート紙の前端のコート層のめくれや
剥離等の損傷を防止することができる。また、給送補助
シート11によれば、搬送部3、排出部4、キャリッジ
部5等を備える装置本体や自動給送部2とは別体に構成
されたことにより、この給送補助シート11を現行の記
録装置に容易に適用することが可能とされて、現行の記
録装置においても同様の効果を確実に得ることが可能と
される。
【0058】(第2の実施形態)上述した第1の実施形
態の記録装置1が備える給送補助シート11は、分離シ
ートベース13および分離シート14の各幅が、給送ロ
ーラゴム282および分離パッド241の各幅より大き
く構成されたが、図11に示すように、分離パッド24
1の幅方向の外側の一部を覆わずに、分離パッド241
の一部分の分離性能を用いてシート材Pを分離する他の
給送補助シートを備える構成とされてよい。なお、他の
給送補助シートは、上述した給送補助シート11と基本
構成が同一であるため、同一箇所には同一符号を付して
説明を省略する。
【0059】図11に示すように、この他の給送補助シ
ート111には、給送補助シートベース12の前端の両
側端側に、分離シートベース113がそれぞれ設けられ
ている。これら分離シートベース113は、幅が分離パ
ッド241の幅よりやや小さく形成されており、分離パ
ッド241の一部をシート材Pに臨ませるように位置さ
れている。
【0060】この給送補助シート111によれば、分離
パッド241によってシート材Pを分離するための分離
性能が十分に確保されるため、分離シート18が単なる
0.1〜0.2mm程度のPET等のシートによって形
成されてもよい。シート材Pの一部が分離パッド241
にかかるが、シート材Pの前端を主に分離シート18で
受けるため、シート材Pの前端が損傷することを抑制す
ることができる。したがって、この給送補助シート11
1によれば、分離シート18の構成の簡素化が図られ
る。なお、第2の実施形態の記録装置は、第1の実施形
態の記録装置1と基本構成が同一であるため、同一部材
には同一符号を付して説明を省略する。
【0061】(第3の実施形態)最後に、本発明に係る
第3の実施形態を図面を参照して説明する。
【0062】第1の実施形態の記録装置において、二組
の給送ローラ28および分離パッド241を備える自動
給送部2に対応する給送補助シート11について述べた
が、図12に示すように、自動給送部が、不図示のクラ
ッチバネ等によるトルクリミッターを搭載した分離ロー
ラ243を用いたリタード方式を採用することにより、
一組の分離ローラ243および給送ローラ29を備える
ように構成されてもよい。なお、第3の実施形態の記録
装置は、第1の実施形態の記録装置1と基本構成が同一
であるため、同一部材には同一符号を付して説明を省略
する。
【0063】図13に、リタード方式の自動給送部に対
応する更に他の給送補助シート121を示す。図13に
示すように、給送補助シート121は、給送補助シート
ベース12の中央部の1箇所のみに、分離シートベース
123および分離シート124が設けられている。この
給送補助シート121によれば、一組の分離部を備える
リタード方式の自動給送部にも対応することが可能であ
る。
【0064】さらに、上述した各実施形態では、給送補
助シート11,111,121を自動給送部2に装着す
る際に、通常の記録モードを用いて、給送エラー状態で
シート材Pが積載されたが、給送補助シート11を用い
て記録を行う場合に他の専用の記録モードを別途に設け
て、給送エラーが表示されないように構成されてもよ
い。この構成によれば、操作者は違和感無く安心して使
用することが可能とされる。
【0065】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、給送補
助シートが、自動給送装置の積載手段に装着されて記録
媒体が積載される基材部と、記録媒体の給送時に自動給
送装置の分離手段を覆う位置に配置されて、記録媒体を
一枚ずつ分離する分離部とを有することにより、記録媒
体の給送方向の前端が損傷することを防止することがで
きる。
【0066】また、本発明によれば、自動給送装置と別
体の給送補助シートを用いることにより、現行の自動給
送装置の性能を変化させることなく容易に対応すること
ができるため、性能のバランスを壊すことによる他の記
録媒体での性能低下や、さらに自動給送装置に構成部品
等を追加して対応するためのコストアップ等をすること
なく、記録媒体の給送方向の前端が損傷することを防止
することができる。
【0067】また、本発明によれば、給送補助シートの
分離部が自動給送装置の回転給送体と分離手段とのニッ
プ部への導入部分と、記録媒体の分離を行う分離部分と
に分割されて、分離部が記録媒体積載側に曲げられてい
ることにより、確実に給送補助シートを回転給送体と分
離部の間に進入させることができる。
【0068】また、本発明によれば、基材部に、自動給
送装置側に係合することにより、分離部が、自動給送装
置の回転給送体によって分離部が給送される給送量を規
制する規制手段が設けられることにより、分離部を所定
の位置に確実に配置させることができる。
【0069】また、本発明によれば、規制手段が、基材
部に設けられて、基材部の記録媒体が積載される積載面
に対して、積載面の裏面側に曲げられたストッパを有す
ることにより、自動給送装置に対して給送補助シートを
確実に係合させることができる。
【0070】また、本発明によれば、基材部に、自動給
送装置の回転給送体が逆転し、分離部が、回転給送体と
自動給送装置の分離手段によって記録媒体の給送方向の
上流側に戻された時に、自動給送装置側に係合すること
により、回転給送体と分離手段とのニップ部から分離部
が離間することを規制する更に他の規制手段が設けられ
ることによって、給送補助シートが所定の装着状態から
外れる等が防止されて、分離部の位置ズレを確実に防止
することができる。
【0071】また、本発明によれば、基材部に、自動給
送装置の積載手段に積載された記録媒体の主面が水平方
向に対してなす積載角度に比して、基材部に積載された
記録媒体の積載角度を大きくする傾斜手段が設けられる
ことによって、記録媒体の前端の分離シートに当接する
角度を最適化することができる。したがって、傾斜手段
によって、分離部に対する記録媒体の前端の進入角度が
大きくなるため、分離手段による摩擦係数を大きくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の記録装置が備える給
送補助シートを示す図であり、(a)が平面図、(b)
が正面図、(c)が側面図、(d)が背面図である。
【図2】前記第1の実施形態の記録装置の正面図であ
る。
【図3】前記第1の実施形態の記録装置を示す断面図で
ある。
【図4】前記第1の実施形態の記録装置が備える自動給
送部を示す正面図である。
【図5】前記第1の実施形態の記録装置を示す透視側面
図である。
【図6】前記自動給送部の駆動切換動作を説明するため
に示す側面図である。
【図7】前記第1の実施形態における給送補助シート
と、給送ローラおよび分離パッドとの相対位置を説明す
るために示す平面図である。
【図8】前記第1の実施形態における給送補助シートを
自動給送部に装着する動作を説明するために示す側面図
である。
【図9】前記第1の実施形態における給送補助シートの
装着状態で、自動給送部の給送動作を説明するために示
す側面図である。
【図10】前記第1の実施形態の記録装置の記録動作を
説明するために示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施形態の記録装置が備える
他の給送補助シートと、給送ローラおよび分離パッドと
の相対位置を説明するために示す平面図である。
【図12】本発明の第3の実施形態の記録装置が備える
リタード方式の自動給送部を説明するために示す側面図
である。
【図13】前記第3の実施形態における更に他の給送補
助シートと、給送ローラおよび分離ローラとの相対位置
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 記録装置 2 給送装置 3 搬送部 4 排出部 5 キャリッジ部 6 クリーニング部 7 記録ヘッド 8 シャーシ 9 電気基板 11 給送補助シート 12 給送補助シートベース 13 分離シートベース 14 分離シート 15 保護テープ 16 ストッパ 17 傾斜台 18 分離シート 19 ストッパ 111 給送補助シート 113 分離シート 121 給送補助シート 123 分離シートベース 124 分離シート 20 ベース 201 給送トレイ 202 シート基準部 21 圧板 212 圧板バネ 213 分離パッド(圧板側) 215 ストッパ部 23 可動サイドガイド 234 分離パッド(可動サイドガイド側) 24 分離パッドホルダ 241 分離パッド 242 分離パッドバネ 243 分離ローラ 25 回転コロホルダ 251 回転コロ 252 回転コロバネ 26 戻しレバー 261 戻しレバーカム 262 戻しレバーカム軸 27 駆動切り替え部 271 ソレノイド 272 ソレノイドバネ 273 ソレノイドピン 274 遊星ギアアーム 28 給送ローラ 282 給送ローラゴム 285 切り欠き部 29 他の給送ローラ 291 入力ギア 292 アイドラギア 293 アイドラギア 294 給送ローラギア 295 駆動切り替えギア 296 アイドラギア 297 戻しレバー駆動ギア 298 遊星ギア 299 リリースカムギア 30 ピンチローラガイド 31 ピンチローラバネ 34 プラテン 343 シャーシ取り付け軸 344 シート押さえ 35 PEセンサーレバー 36 搬送ローラ 37 ピンチローラ 38 軸受け 381 搬送ローラテンションバネ 39 軸受け 40 伝達ローラ 41 排出ローラ 42 拍車 50 キャリッジ 53 フックレバー 56 フレキシブル基板 60 ポンプ 61 キャップ 62 駆動切り替えアーム 63 遊星ギア 80 キャリッジモータ 81 ガイド軸 82 ガイドレール 83 タイミングベルト 84 アイドルプーリ 88 LFモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F343 FA02 FA14 FB02 FB03 FB04 FC01 FC17 GA02 GB01 GC01 GD01 HA34 HB02 HB08 HC12 HC30 JD08 JD33 KB03 KB05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を積載する積載手段と、前記積
    載手段に積載された記録媒体を給送する少なくとも1つ
    の回転給送体を有する給送手段と、記録媒体を一枚ずつ
    分離する分離手段と、を備える自動給送装置に装着され
    て記録媒体の給送を補助する給送補助シートにおいて、 前記自動給送装置の前記積載手段に装着されて記録媒体
    が積載される基材部と、 記録媒体の給送時に前記自動給送装置の前記分離手段を
    覆う位置に配置されて、記録媒体を一枚ずつ分離する分
    離部とを有する、ことを特徴とする給送補助シート。
  2. 【請求項2】 前記自動給送装置の前記積載手段に記録
    媒体が積載されるときに前記回転給送体と前記分離手段
    が当接されている前記自動給送装置の給送動作により、
    前記分離部は、前記回転給送体によって給送されて、前
    記自動給送装置の前記分離手段を覆う位置に配置される
    請求項1に記載の給送補助シート。
  3. 【請求項3】 前記分離部は、前記自動給送装置の前記
    回転給送体と前記分離手段とのニップ部内に記録媒体を
    導入するための導入部分と、記録媒体を分離するための
    分離部分とを有する請求項2に記載の給送補助シート。
  4. 【請求項4】 前記分離部は、前記基材部に積載された
    記録媒体側に曲げられていることを特徴とする請求項3
    の給送補助シート。
  5. 【請求項5】 前記分離部は、前記自動給送装置の前記
    分離手段の全域を覆う請求項2に記載の給送補助シー
    ト。
  6. 【請求項6】 前記分離部は、前記自動給送装置の前記
    分離手段の一部を覆う請求項2に記載の給送補助シー
    ト。
  7. 【請求項7】 前記基材部には、前記自動給送装置側に
    係合することにより、前記分離部が、前記自動給送装置
    の前記回転給送体によって前記分離部が給送される給送
    量を規制する規制手段が設けられた請求項2ないし6の
    いずれか1項に記載の給送補助シート。
  8. 【請求項8】 前記規制手段は、前記基材部に設けられ
    て、前記基材部の記録媒体が積載される積載面に対し
    て、前記積載面の裏面側に曲げられたストッパを有する
    請求項7に記載の給送補助シート。
  9. 【請求項9】 前記基材部には、前記自動給送装置の前
    記回転給送体が逆転し、前記分離部が、前記回転給送体
    と前記自動給送装置の前記分離手段によって記録媒体の
    給送方向の上流側に戻された時に、前記自動給送装置側
    に係合することにより、前記回転給送体と前記分離手段
    とのニップ部から前記分離部が離間することを規制する
    更に他の規制手段が設けられた請求項1ないし8のいず
    れか1項に記載の給送補助シート。
  10. 【請求項10】 前記基材部には、前記自動給送装置の
    前記積載手段に積載された記録媒体の主面が水平方向に
    対してなす積載角度に比して、前記基材部に積載された
    記録媒体の積載角度を大きくする傾斜手段が設けられた
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載の給送補助シー
    ト。
  11. 【請求項11】 前記自動給送装置の通常の給送動作を
    用いて前記自動給送装置に装着される請求項2ないし1
    0のいずれか1項に記載の給送補助シート。
  12. 【請求項12】 前記自動給送装置の前記給送補助シー
    ト専用の給送動作を用いて前記自動給送装置に装着され
    る請求項2ないし10のいずれか1項に記載の給送補助
    シート。
  13. 【請求項13】 前記記録媒体は、少なくとも一方の面
    に、インク受容層からなるコート層が形成されている請
    求項1ないし12のいずれか1項に記載の給送補助シー
    ト。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれか1項に
    記載の給送補助シートを備える自動給送装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の自動給送装置を備
    え、 前記自動給送装置によって給送された記録媒体に情報を
    記録する記録装置。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし13のいずれか1項に
    記載の給送補助シートを用いて、記録媒体を給送する給
    送方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009208857A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Brother Ind Ltd 下敷き体及びこれを備えた給紙装置
US7913997B2 (en) 2007-02-14 2011-03-29 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Sheet feeding device, sheet feeding cassette used for the same, and image forming apparatus

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7913997B2 (en) 2007-02-14 2011-03-29 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Sheet feeding device, sheet feeding cassette used for the same, and image forming apparatus
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