JPS62214012A - 自動車の窓ガラス用周縁モ−ル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業−にの利用分野］ 本発明は、自動車に開設される窓開口部と、これに嵌め
込まれ、接着剤で固着される窓ガラスの周縁部との間に
出来る間隙を被い隠すため窓の開口部に沿って装着され
る装飾用の周縁モールに関するものである。

［従来の技術１ 自動車の−Ｉ；述した窓ガラス用周縁モールに関しては
例えば実公昭５８−４９８４７号公報で知られるところ
となっている。

この周縁モールは自動車の窓の開口部に沿って設けられ
る装着窪み（窓開口フランジ）と、この装着窪みに嵌め
入れられる窓ガラスの周縁との間隙を埋めるものとして
使われるもので、上記公報に開示されるように帯板状を
なす主体（装飾部）と、この主体の下面から垂下される
脚部とで略断面丁字形にして脚部の両側面から係止片（
リップ）を各延設してなり、使用に当っては上記主体を
装着窪みのト縁と窓ガラスの周縁との間に渡すようにし
てこの両者間の間隙を被うと共に、脚部をこの間隙を通
して突き入れ窓カラスを固着するため充填しておく接着
剤中に押入れ固着し、併せてこの脚部から延設したｒ１
１１記係止片を窓ガラスの縁部と装着窪みの起１−り壁
に係１１二して」−記接着剤中に押入れた脚部が固着さ
れるまで保持するものとなっている。

この様に周縁モールは窓ガラスと共に充填する接着剤の
固化によって固着されるものとなっているが、この固着
に当って脚部を接着材中に押入れると両側面から張出す
前記係止片が接着剤の表面を押圧するため、接着剤の逃
げ場が失われて従来しばしばモールの押込みが妨げられ
たり、押込み後浮き」−って良好な装着状態が得られな
いことがあった。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は、この様な周縁モールの装着時における問題点
に鑑み、特に脚部の押込みに伴って係止片が接着剤の表
面を前面に亘って押圧し、その逃は場を奪うことに鑑み
、脚部の突き入れの際、接着剤が係止片により圧迫を受
けたとき、この抑圧から解放される切穴き部を設けて接
着剤からの反発を解き脚部の突き入れを容易にすると共
に、装着後の浮き−１−りを有効に回避できるようにし
た周縁モールを提供せんとするものである。

ことに、脚部の押込み時における困難性は脚部を長く形
成して装着時に脚端を接着剤中深く突き入れ、これによ
って窓ガラスの下面の位置より係止片を奥に挿入して窓
カラスの縁に対してｆ面側から鋭角的に係合させる構造
の周縁モールの場合は装着力が強く安定した固着が得ら
れる反面、接着剤中に脚部を深く突き入れる必要から接
着剤の反発力が高く作業性並びに安定性に欠ける問題が
あった。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は−１−述目的に基づき開発されたもので、その
特徴とするところは窓ガラスと窓の開口縁部間に渡り、
両者の間隙を被う帯板状をなす生体と、このＬ体の下面
略中央部から垂下し接着剤中に突き入れられる脚部と、
この脚部から窓ガラスの縁部側と窓の装着窪みの起−１
−り壁側に向けて各延設される第１、第２の係止片とを
有してなる周縁モールにおいて、」−記第１、第２係止
片のそれぞれ若しくはいずれか一方に前記脚部の突き入
れ時に接着剤を係止片の上方に逸す切欠き部を設けてな
ることを特徴とした自動車の窓ガラス用周縁モールにあ
る。

し作　用］ 本発明に係る周縁モールは、自動車の窓開口部に沿って
設けられる装着窪みに窓ガラスの縁部を嵌め入れ、この
縁部の下面と装着窪み内方に張出したフランジ部との間
に接着剤を介挿し止め伺けたのち装着されるもので、実
際には窓ガラスの縁部と装着窪みの起上り壁との間隙を
通して脚部を押入れ、窓ガラスの押付けで膨み出る接着
剤中に脚端を突き入れると同時にこの脚端から延設した
第１、第２の係止片を併せ接着剤中に潜り込ませるもの
で、このとき上記両係止片の下面を接着剤表面に押付は
接合すると共に抑圧によって膨む接着剤をこの係止片に
形成する切欠き部を通して上面側に流動させ、脚部及び
係１１片を接着剤中に潜り込ませるのである。

以下、この発明を図示する実施例に基づき説明し、その
特徴とするところを詳述する。

［実施例］ 図面第１図乃至第９図は本発明に係る周縁モールの第１
の実施例を示したもので、図面において１は自動車のフ
ロント、若しくリアのいずれかの窓となる開口部、２は
この開口部の周縁に沿って車体表面より一段窪ませて設
けた装着窪み、３はこの装着窪みに周縁部を嵌め入れる
ようにして添わせた窓ガラス、４は窓ガラスを固定する
ため充填した接着剤を示し、５はこの接着剤で固定した
窓ガラス３の周縁に沿って装着窪み２との間隙６を埋め
る如く装着する本発明に係る周縁モールを示す。

窓ガラス３は周縁部に沿った内側面（図面第３図におい
て下面）にダムラバー７を予じめ止着し、このダムラバ
ーの外側のガラス面に接着剤４を塗付け、この状態で前
記装着窪み２に嵌め入れて窪みの底の部分となるフラン
ジ部８に１−配接着剤４を押付けて伸展させることによ
ってその取付けが行われる。

この様にして接着剤４を介して装着窪み２に窓ガラス３
を嵌付けたのち周縁モール５を装着することになる。

周縁モールは柔軟性並びに弾力性を有した合成樹脂を素
材にして押出成形されるもので、長尺な帯板状をなす主
体５ａと、この主体の略中央部下面から垂設される脚部
５ｂと、脚部下端の僅かに屈曲させた部分から両方向に
延設される第１の係ＩＩ−片５ｃ、第２の係止片５ｄを
一体に有してなる。

帯板状の主体５ａは窓ガラス３にか−る一方の片部９を
肉厚にして先端縁に下方に向けてリップｌＯを突設して
いる。そして、他方の片部１１は肉薄にして柔軟性を高
め、車体表面部に弾力的に当接するようにしである。

脚部５ｂは主体の肉厚な部分から垂下するように設けて
あり、その脚端は前記窓ガラス３の厚みを越えて下面に
突き出るに充分な長さに形成し、更にこの脚端は前述の
様に窓ガラス３の下面方向に向けて入り込むようにくの
字に屈曲させである。

第１の係止片５Ｃは脚端から肉薄に形成するヒンジ部１
２を介して略折返すように延設され、その先端部にはガ
ラスの縁を受は止める爪１３が設けてあり、係合部１４
が設けである。

一方、第２の係止片５ｄは第１゛の係止片の反対側に向
けて脚部５ｄに対して略直角状に延設し、前記主体の部
分１１に並行するように設けである。

そして、この実施例では」二記第２の係止片５ｄの長さ
方向に一定間隔をおいて端縁から直角に切込み、更にこ
の切込みの奥から長さ方向に沿って直角に切込んでＬ字
形に切欠く切欠き部１５を設け、係止片５ｄの一部を切
離して自由に揺動する舌状片１６を設けている。

この様に形成された周縁モール５は前述の如く窓ガラス
３を装着窪み２に嵌め入れ接着剤４で止め付けたのち、
この窓ガラスの周縁部と接着窪みの起上り壁１７との間
に出来る間隙６に脚部５ｂを差し入れるようにして装着
される。

勿論この作業に当っては長尺に形成された長さを窓ガラ
スの周縁の長さに合せて切断し、こ、の周縁に沿って出
来る間隙６の全長を被うものとすることは言うまでもな
い。

周縁モールの装着は主体の両片部９．１１が窓ガラスの
表面と車体表面に当接するまで押付けて行い、この押付
けで脚部５ｂを充填した接着剤４中に埋入することにな
る。

このとき、脚部から各延設した第１、第２の係止片５Ｃ
１５ｄは接着剤を押のけるようにして窓ガラス３の下面
（内側面）の位置より下に潜り込み、第１の係止片５Ｃ
はヒンジ部１２を支点に屈曲しながらその係合部１４を
ガラスの縁に下から掛止めることになる。そして、他方
の係１片５ｄは押込みの際起−Ｆり壁１７に端縁をこす
り付けながら撓むようにして侵入し、この侵入で脚部５
ｂを窓ガラス方向に押出して接近させると共に、脚端を
ガラス下方に押出して潜り込ませ−Ｊ：記第１の係止片
の係合を助けることになる。

ところで、脚部５ｂの押込みにより係止片５Ｃ１５ｄを
接着剤４に押付けると、窓ガラスの下面側をダムラバー
７で＋Ｌめられた接着剤は逃げ場を失い、結果的に脚部
の押込みの抵抗となって装着作業の妨げとなり、また押
込み後は浮き上りを紹来させて確実な固着の妨げとなる
が、本発明周縁モールにおいては水平に延設する第２係
Ｉト片５ｄの適所に切込み部１５の形成によって揺動す
る舌状片１６を長さ方向に間隔をおいて設けたことから
、係ＩＬ片５Ｃ１５ｄの押付けで圧迫を受けた接着剤４
は舌状片１Ｂを押上げて係１１二片５ｄの上の間隙６に
流出することができるものとなっている。

第２及び第３図は脚部の押込みに伴っての上配接着剤４
の流出を表わしており、舌状片１６を押上げて間隙６に
出た接着剤は係１１　、Ｈ’　５　ｄに乗り１−げてこ
の片を実質的に４ｔｃ着剤中に潜り込ませると共に舌状
片のめくりＩニリによって係Ｉｔｚ片５ｄの端縁のめく
り上りを防止し、これの起ｌ−り壁１７に対する突き当
て機能の低下を防ぐものとなっている。

次に、第１θ図乃至第１７図は本発明の第２の実施例で
、ここでは第１０図の斜視図で示した如く周縁モール５
の第１．第２の係止片５ｃ、５ｄの双方に切欠き部１５
を設けた場合を示す。尚、本発明の各実施例は周縁モー
ルの基本的構造並びにこれを装着する部所を各個とも同
様に揃えたので、特に共通する点については共通した符
号を使用し、本実施例並びに後述する他の実施例ではこ
の共通する符号の使用によって部分の説明を省略する。

当該実施例における切欠き１５は図示する様に（特に第
１Ｏ１１４図参照）第１、第２の係止片５Ｃ１５ｄの長
さ方向に沿って一定の間隔で相対応するように形成して
あり、これによって周縁モールの脚部５ｂを接着剤４中
に押入れだとき、この接着剤が切欠き部１５を通して上
方に流動し、脚部並びに両片の埋入が容易に行われるよ
うにしである。

ことに、第１の係止片５ｃに設けた切欠き部１５は、こ
の係止片の上面に接着剤を逃すと共にこの接着剤で脚部
５ｂと接合し、一体化して窓ガラスを受けることになる
。

次に第１８図乃至第２６図は第３実施例を示したもので
、この実施例では上記第２実施例において第１、第２の
係１Ｆ二片５ｃ、５ｄに対向する如く設けた切欠き部１
５を交Ｗに互い違いに形成した場合である。

この切欠き部は第２実施例と、全く同一の効果を奏する
ものであるが、両係止片に交互に設けることによって接
着剤４中に脚部５ｂを押込んだとき、いずれかの切欠き
部１５を通して−１；方に浮き出し易くして脚端の侵入
を容易にする一方、各係止片においては切欠き部の形成
間隔を広くて片の強度が高くなるようにしである。

第２７図乃至第３４図は第４の実施例で、この実施例で
は第１、第２の係止片５ｃ、５ｄにまたがって切欠き部
１５が一つに連続するように脚部５ｂの’Ｆ＃ｉｆを切
開く如く形成しである。

ここにおける切欠き部１５は長き方向に所要の間隔をお
いて列設してあり、その−っ−っは第１、第２の係止片
５ｃ、５ｄの上面に開放するようにしである。

この実施例における係ＩＬ片はそれぞれ自由端縁を接続
させ切離ぎれていないことから、各片の強度が最も高く
係ＩＦ片本来の機能を最もよく発揮するものとなる。

尚、以］二に説明の各実施例における切欠き部１５は周
縁モールの形状、特に脚部５ｂと係止片５Ｃ１５ｄの肉
厚強度によって変化し一様ではないが、その形成間隔、
切欠き幅、形状等は・接着剤４の流動状態、押込み深さ
等によって適宜形成されることは言うまでもない。

［発明の効果］ 以１−１本発明の周縁モールを図示する各実施例につき
説明したが、上述説明した如く係１！二片に対して切欠
き部を長さ方向に沿って適宜の間隔をおいて形成したこ
とから、周縁モールの装着に当って脚部が接着剤中に押
込まれたとき生ずる接着剤の圧迫はこの切欠きを通して
逃げだし、これがため脚部並びに係１Ｌ片の侵入は容易
となり楽に差込みが出来ると同時に、接着剤が係止片の
上に回り込んで接着剤中への埋入が助けられるためしっ
かりした植付けが出来、堅固な固着が得られることにな
る。

また、本発明周縁モールによれば、脚部を窓ガラスの下
面（内側面）の位置より深く差し込める長さに形成し、
この脚端から延設した第１の係止片５ｃを真下から窓ガ
ラスの縁に掛止めるようにして係合状態を強める構造と
し、更にこの第１の係ＩＬ片５Ｃの掛締めを脚部下端の
屈曲で補助し、また第２の係■に１片５ｄの突出しで真
下からの係合を助けることから強い係合が得られ、これ
によって装着後のモールの浮き」ニリがｌｌｌ’ｌ　＋
Ｉ−されるようになっていることから安定した確実な装
着が期待できるものとなっている。

そして更に本発明における周縁モールは第１の係止片５
ｃが脚部５ｂの一面に寄り添う状態で係合し、且つ第２
の係ＩＩ−片５ｄが起上り壁１７に突当ってこの脚部５
ｂを窓ガラスの縁部に近付くべく伯勢する構造となって
いることがら、装着に伴い自動的に周縁モールは窓ガラ
スに接近し、窓ガラス表面に被る主体５ａの片部９の被
り幅を揃えて均一化する働きがあり、窓ガラスの縁を飾
る周縁モールとして極めて効果的である。

【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示したもので、第１図は第１実
施例における周縁モールの斜視図、第２図は使用状態を
示す縦断面図、第３図は第第８図は背面図、第９図は第
１図ＩＸ−ＩＸ線に沿った断面図である。第１０図は第
２実施例におけき部、１７・・・起上り壁、 第１４図は底面図、第１５図は背面図、第１６図は右側
面図、第１７図は第１３図Ｘ■−Ｘ■線断面である。第
１８図は第３実施例における周縁モールの斜視図、第１
９図は使用状態を示す縦断面図、第２０図は平面図、第
２１図は正面図、第２２図は底面図、第２３図は背面図
、第２４図は右側面図、第２５図は第２１図ＩＩ　Ｘ　
Ｖ　−ＩＩ　Ｘ　Ｖ線断面図、第２８図は第２１図ＩＩ
　Ｘ　Ｖ　Ｉ　−ＩＩ　Ｘ　Ｖ　Ｉ線断面図テアル。第
２７図は第３実施例における周縁モールの斜視図で、第
２８図は使用状態の縦断面図、第２９図は平面図、第３
０図は正面図、第３１図は底面図、第３２図は背面図、
第３３図は右側面図、第３４図は第３０図ｍｘｒｖ−ｍ
ｘｒｖ線断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 窓の開口縁部に設けられる装着窪みに窓ガラスの縁部を
   嵌め入れ、この窪みのフランジ部と窓ガラス下面との間
   に充填する接着剤で固着するに当って上記装着窪みと窓
   ガラス縁部との間に介挿され両者の間隙を被い隠す周縁
   モールであって、 上記窓ガラスと窓の開口縁部間に渡り上記間隙を被う帯
   板状をなす主体と、この主体の下面略中央部から垂下し
   前記接着剤中に突き入れられる脚部と、この脚部から窓
   ガラスの縁部側と窓の前記装着窪みの起上り壁側に向け
   て各延設される第１、第２の係止片とを有してなり、上
   記第１、第２の係止片のそれぞれ若しくはいずれか一方
   に前記脚部の突き入れ時に接着剤を係止片の上方に逃す
   切欠き部を設けてなることを特徴とした合成樹脂製の自
   動車の窓ガラス用周縁モール。