JPS62212670A - 画像形成装置における用紙搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 この発明は複写機などの画像形成装置における用紙搬送
装置に関するもので、特に用紙を一旦停止させた後、正
確なタイミングで画像形成部へ搬送する用紙搬送装置に
関する。

〈発明の概要〉 この発明は、用紙に所定の画像を形成する画像形成部に
対して正確なタイミングで用紙を搬送することによって
、用紙に対する画像形成位置を正確に一致させるように
した用紙搬送装置に関し、特に画像形成部に対して正確
なタイミングで用紙を搬送するために、用紙が一時停止
されたとき、用紙の先端部が一時停止領域内のどの位置
に停止したかを検出する検出手段を設け、画像形成部に
対する用紙搬送開始タイミングを補正することにより、
一時停止した停止位置の誤差を除去できるようにしたも
のである。

〈従来技術とその欠点〉 第６図は従来の複写機における用紙搬送装置の要部を表
す図である。１は感光体ドラム、４はタイミングローラ
であり、用紙３は二つのローラからなるタイミングロー
ラによって感光体ドラム方向に搬送される。通常の複写
機では、光学系により感光体ドラムに原稿像が投影され
る露光点と、給紙部より送られてくる用紙が感光体ドラ
ムと接触し転写が開始される接触点との距離はドラム面
上で１１だけ離れている。また、タイミングローラ１と
接触点との距離は１２である。

光学系は加減速の必要な複雑な動きを要するため、給紙
部等の駆動部とは切り離されている。このため用紙を途
中で停止させることな（、給紙部から送られてきた用紙
の流れに合わせて光学系を制御することは困難である。

また逆に、光学系が定速度域（例えば原稿先端位置の直
前）に入ってから給紙部を作動させることは不可能であ
る。なぜなら、用紙のバスすなわち給紙カセット内の用
紙先端から接触点までの距離はｊ！１より相当長く、光
学系が原稿先端に達するよりかなり以前に給紙部を作動
させなければならず、制御することができない。

そこで、従来は給紙部から送られてきた用紙を接触点の
直前で一時停止させ、待機状態とするタイミングローラ
を設け、予め給紙部からタイミングローラまで用紙を搬
送しておき、光学系が原稿先端位置に達してｔ時間後に
タイミングローラを回転させることにより、用紙先端を
感光体ドラム上の原稿像の先端と一致させることが行わ
れている。第６図に示すように感光体ドラム上の露光点
から接触点までの距離をｚｌとし、タイミングローラ４
から接触点までの距離を１２とし、それぞれ速度Ｖの速
さで駆動した場合、次の関係式が成り立つ。

ｌｌ／ｖ＝　（１２／ｖ）＋ｔ しかしながら、上記の関係は、タイミングローラが回転
を開始したと同時に用紙が搬送されることが前提であり
、実際は用紙とタイミングローラ間の滑りによる時間遅
れおよび第７図に示すようなタイミングローラへの用紙
のかみ込み不良（■は理想状態であり、二つのローラの
接線に当接しているが、■、■はいずれかのローラのみ
に当接している）による時間遅れがあり、且つその時間
は不安定であるため、用紙に対する原稿像の複写される
位置に不確定なずれ（先端ばらつき）が生じる。

〈発明の目的〉 この発明の目的°は、前述したようなタイミングローラ
に対する用紙のかみ込み不良により不確定な位置ずれを
防止して、用紙の所定位置に確実に画像を形成すること
を可能とした、画像形成装置における用紙搬送装置を提
供することにある。

〈発明の構成および効果〉 この発明は、用紙を一旦停止させた後、所定のタイミン
グで画像形成部に搬送する用紙搬送手段を備えた用紙搬
送装置において、用紙先端の到来を検出する用紙先端到
来センサと、このセンサが用紙先端の到来を検出した後
、用紙先端一時停止領域内に一時停止させる一時停止手
段と、この一時停止の状態で一時停止領域内の停止位置
をフォトセンサの検知出力によって検出する用紙先端停
止位置検出手段と、この手段によって検出された用紙先
端停止位置から、前記画像形成部に対する用紙の搬送開
始タイミングを補正する用紙搬送開始タイミング補正手
段と、を設けたことを特徴とする。

以上のように構成したことによって、第７図に示したよ
うに用紙搬送ローラに対して用紙が正確に当接しなかっ
た場合でも、用紙搬送ローラが用紙を完全に挟持した後
、一時停止される。このとき用紙先端停止位置検出手段
はフォトセンサの検知出力によって用紙の停止位置を検
出することができ、用紙搬送開始タイミング補正手段が
一時停止された用紙の停止位置と基準となる停止位置と
のずれを補正することにより、画像形成部に正確なタイ
ミングで搬送を開始することができる。これにより用紙
に対して正確な位置に画像を形成することができる。

〈実施例〉 第１図はこの発明の実施例である用紙搬送装置の概略構
成図である。感光体ドラム１と用紙搬送ローラ４との関
係は第６図に示した場合と同様である。用紙搬送ローラ
４の手前に紙検知スイッチ７が設けられていて、用紙３
が図中矢印方向に搬送されて、その先端がこの紙検知ス
ィッチのアクチュエータに当接したことを検知する。用
紙搬送ローラ４と感光体ドラム１との間にＬＥＤからな
る発光部５とフォトセンサ２が用紙搬送路途中に設けら
れている。このフォトセンサ２は一定の検知範囲があり
、この範囲内で用紙の先端が停止したとき、その先端位
置をフォトセンサの検知出力で求めることができる。

第３図は前記フォトセンサ２の検知範囲（用紙先端一時
停止領域）の各位置で用紙の先端が停止したときの検知
出力特性を表す図である。用紙先端がフォトセンサの受
光面にさしかかる直面であればその出力は１００％であ
り、例えばＣ点で用紙の先端が停止したときフォトセン
サの出力は６０％となる。また、フォトセンサの受光面
を全て覆う位置に停止したとき、その出力は“０”とな
る。このように用紙の停止位置とフォトセンサの出力と
の関係は一義的に定まり、フォトセンサの出力から用紙
の停止位置を求めることができる。

第２図は同用紙搬送装置の制御部のブロック図である。

全体の制御はＣＰＵｌ０のプログラム処理で行われ、そ
の制御プログラムはＣＰＵ内のＲＯＭにあらかじめ書き
込まれている。また、ＣＰＵ内には演算用のレジスタや
タイマとして用いるメモリを内蔵している。ＬＥＤ５は
ＣＰＵの出力信号に基づき、ドライバ１３とトランジス
タによって駆動される。フォトセンサ２の出力は増幅回
路（ＡＭＰ）１１によって増幅され、その出力信号ｖは
Ａ／Ｄコンバータによってデジタルコードに変換され、
ＣＰＵがこれを読み取ることによって、フォトセンサの
受光量、すなわち用紙先端の停止位置を求めることがで
きる。用紙搬送ローラモータ１５はＣＰＵの出力信号に
よって回転／停止制御が行われる。キー人力袋ｙ１１６
はプリントスイッチを含む各種指示キーである。給紙ソ
レノイド１７はドライバ１４によって駆動され、給紙部
から用紙を送り出し、第１図に示した用紙搬送装置へ給
紙を開始するためのソレノイドである。

第５図は前記制御部の処理手順を表すフローチャートで
ある。まず、プリントスイッチが操作されると、給紙を
開始し、紙検知スィッチ７の状態を読み取り用紙先端の
到来を待つ（ｎ１４）、紙検知スィッチが用紙の先端を
検知したとき、用紙搬送ローラモータ（ＰＳＭ）をオン
するとともに、タイマ（１）をスタートさせる（ｎ１６
−ｎ１８）。

その後、タイマ（１）の値があらかじめ定められた時間
Ｔａを超えた時、用紙搬送ローラモータをオフする（ｎ
　２２）。この用紙搬送時間Ｔａは第１図に示した紙検
知スィッチ７からフォトセンサ２の検知範囲内まで用紙
を搬送する時間であり、用紙の厚みやこしなどによって
ばらつく。

第４図に示したように用紙の先端がフォトセンサの検知
範囲内の用紙搬送遅延時間Ｔｘに相当する距離まで侵入
した後停止した場合、その時間ＴＸはフォトセンサの検
知出力から求めることができる。

すなわち、第４図に示すように検知出力最大時間に相当
するフォトセンサの検知出力すなわち１００％出力の値
から用紙が停止した状態でのフォトセンサの検知出力（
ｋｖの時間に相当するフォトセンサの検知出力）を減算
することによって、用紙がフォトセンサの検知範囲内に
侵入した時間Ｔｘを求めることができる。

第５図においてその後、用紙搬送ローラをオンする基準
信号となる信号Ｔｃの到来を待つ（ｎ２６）。基準信号
Ｔｃがオンされたならタイマ（２）をスタートさせる（
ｎ２８）。その後、タイマ（２）が前記用紙搬送遅延時
間Ｔｘに達したとき、用紙搬送ローラモータをオンし、
用紙を感光体ドラムへ搬送開始する。その後はいわゆる
電子写真方式の複写プロセスが実行される（ｎ　３４）
。

マルチコピーモードの時は、マルチコピーが終了するま
で上記処理を繰り返す。

以上のようにして用紙先端をフォトセンサの検知範囲（
用紙先端一時停止領域内）に一時停止させ、フォトセン
サの検知出力によって用紙先端停止位置を求め、その位
置に応じて用紙搬送開始タイミングを補正することがで
き、極めて正確なタイミングで用紙を画像形成部へ搬送
開始することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例である用紙搬送装置の概略構
成図、第２図は同用紙搬送装置の制御部のブロック図、
第３図はフォトセンサの検知範囲内における用紙の停止
位置とその出力との関係を表す図、第４図はフォトセン
サの検知範囲内における用紙先端の停止位置の関係を説
明するための図、第５図は前記制御部の処理手順を表す
フローチャートである。第６図と第７図は従来の用紙搬
送装置の動作を説明する図である。 ｌ−感光体ドラム（画像形成部）、 ２−フォトセンサ、 ３−用紙、４−用紙搬送ローラ、 ７−紙検知スィッチ（用紙先端到来センサ）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）用紙を一旦停止させた後、所定のタイミングで画
   像形成部に搬送する用紙搬送手段を備えた用紙搬送装置
   において、 用紙先端の到来を検出する用紙先端到来センサと、 このセンサが用紙先端の到来を検出した後、用紙先端一
   時停止領域内に一時停止させる一時停止手段と、 この一時停止の状態で一時停止領域内の停止位置をフォ
   トセンサの検知出力によって検出する用紙先端停止位置
   検出手段と、 この手段によって検出された用紙先端停止位置から、前
   記画像形成部に対する用紙の搬送開始タイミングを補正
   する用紙搬送開始タイミング補正手段と、を設けたこと
   を特徴とする画像形成装置における用紙搬送装置。