JPS62212603A - カラ−フイルタ−の製造方法 - Google Patents

カラ−フイルタ−の製造方法

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JPS62212603A
JPS62212603A JP61056724A JP5672486A JPS62212603A JP S62212603 A JPS62212603 A JP S62212603A JP 61056724 A JP61056724 A JP 61056724A JP 5672486 A JP5672486 A JP 5672486A JP S62212603 A JPS62212603 A JP S62212603A
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Kohei Nakajima
中島 絋平
Kazuo Zushi
図司 和夫
Kanetake Ooura
大浦 兼武
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、画像形成材として感光基を有する耐熱性芳香
族ポリアミドを用いた、カラー撮像素子やカラーセンサ
ー及びカラーディスプレー等の微細色分解用のカラーフ
ィルターの製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、カラーフィルターの製造方法としては、ガラス等
の透明基板上にゼラチン等を用いて染色形有機色素フィ
ルターを形成し、該フィルターを接着剤により固体撮像
素子上に貼り合わせる方法がある。
この従来のカラーフィルターの製造方法の概略を第2図
を参照し乍ら説明すると、先ず、ガラス基板1上に感光
性を付与したゼラチン等を塗布、乾燥後、所望のマスク
・パターンを通して露光し、現像して形成された被染色
層を染色して、第1色目、例えば赤のフィルター成分2
°を形成し〔第2図(^)〕、次に混色防止のために全
面に遇明な中間保護層3を被着する〔第2図(B) )
 、次に同様にして被染色層を形成し、染色して、第2
色目、例えば緑のフィルター成分4を形成し〔第2図(
C)〕、この工程を繰り返し、中間像IFJ3を介して
〔第2図(D) ) 、第3色目、例えば青のフィルタ
ー成分5を形成°シ〔第2図(E) ) 、最後に表面
保護層6を被着してガラス基板上にカラーフィルターが
形成される〔第2図(F) ) 。
また、カラーフィルターの如き多色表面着色体を製造す
るための最も簡便な手段としては、印刷による方法があ
る。
また、特開昭6O−2374Q3号公報には、感光性を
有する耐熱性フィルム形成材料として知られているポリ
イミド樹脂を用いてカラーフィルターを製造する方法が
開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記のゼラチン等を用いた従来のカラーフィルターの製
造方法には、下記(1)及び(2)のような問題がある
(1)画像形成材として耐熱性の乏しいゼラチン等を使
用しているため、カラーフィルター貼り合わせ工程にお
ける接着剤の選択及びカラーフィルター形成又は貼り合
わせ後のアセンブリ一工程における熱処理に制約を受け
たり、熱により褪色したりする問題がある。
(2)各色毎に感光性ゼラチンの塗布、パターン露光、
現像によるパターン形成、染色、中間保護層の被着とい
う複雑で面倒な工程を必要とし、多色フィルターではこ
れを数回繰り返さなければならないのでカラーフィルタ
ー形成における高い歩留まり及び低価格化が困難である
また、前記の印刷による方法は、多色刷りの際の位置決
めが難しく、位置精度及び寸法精度に制限があり、高精
度且つ高細度なカラーフィルターを製造することができ
ない。
また、前記の特開昭60−237403号公報に開示さ
れている方法は、次のような問題を有している。即ち、
一般にポリイミド樹脂は可視領域、特に400〜4so
nsにおける光透過性に劣るため、青色については濁り
が生じ、またポリイミド樹脂はポリイミド前駆体として
供されるため、良好な皮膜特性を有するポリイミドにす
るには200〜300℃又はそれ以上の高温処理が必要
であり、そのために熱により有機顔料が劣化する等の問
題がある。更に、ポリイミド樹脂は黄色に着色している
という問題もある。
従って、本発明の目的は、耐熱性及び透明性に優れ、且
つ精度の高いカラーフィルターを低温下で簡便に製造す
ることができる方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、種々検討した結果、画像形成材として特
定の芳香族ポリアミドを用いることにより、上記目的が
達成されることを知見した。
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、支持体上
に、感光基を有する耐熱性芳香族ポリアミド及び第1色
目の色相を呈する有機顔料を含有する顔料分散ポリアミ
ド溶液を塗布し、乾燥して、該支持体上に感光性ポリア
ミド皮膜を形成し、該感光性ポリアミド皮膜をパターン
露光した後現像して第1色目の着色画像を形成し、 次に、第1色目の着色画像の形成された支持体上におけ
る第1色目の着色画像の形成されていない部分に、上記
芳香族ポリアミド及び第2色目の色相を呈する有機顔料
を含有する顔料分散ポリアミド溶液を用いて、上記の第
1色目の着色画像の形成と同様にして第2色目の着色画
像を形成し、然る後、第1色目及び第2色目の着色画像
の形成された支持体上における第1色目及び第2色目の
着色画像の形成されていない部分に、上記の第2色目の
着色画像の形成と同様にして第3色目の着色画像を形成
する ことを特徴とするカラーフィルターの製造方法を提供す
るものである。
以下に本発明のカラーフィルターの製造方法について詳
述する。
本発明で用いられる感光基を有する耐熱性芳香族ポリア
ミドの好ましい例としては、下記一般式(1)で表され
る構成単位を10モル%以上、好ましくは20モル%以
上、更に好ましくは40モル%以上及び下記一般式(■
)で表される構成単位を90モル%以下、好ましくは8
0モル%以下、更に好ましくは60モル%以下の割合で
有する芳香族ポリアミド、又は、下記一般式(1)で表
される構成単位を有する芳香族ポリアミドを10モル%
以上、好ましくは20モル%以上、更に好ましくは40
モル%以上と下記一般式(II)で表される構成単位を
有する芳香族ポリアミドを90モル%以下、好ましくは
80モル%以下、更に好ましくは60モル%以下の割合
で混合した芳香族ポリアミドの混合物を挙げることがで
きる。
一般式(1) 一触式(II) (但し、上式(1)及び(II)中、R+、Rz。
R1及びR4は、各々、水素原子又は反応性有機化合物
の残基を示し、Ar1 、 Arl及びAr、は、各々
、芳香族残基を示し、Ar□は、感光基を有する芳香族
残基を示す、) 前記一般式(1)及び(II)においてArl及びAr
3で示される芳香族残基としては、芳香族ジカルボン酸
の芳香族残基が挙げられ、該芳香族ジカルボン酸として
は、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、4,4° 
−ジカルボキシ−ビフェニル、4.4°−ジカルボキシ
−ジフェニルメタン、4゜4″ −ジカルボキシ−ジフ
ェニルエーテル等の芳香族ジカルボン酸とそれらの酸ハ
ロゲン化物を挙げることができる。これらの芳香族ジカ
ルボン酸成分のうちでも、上記芳香族ジカルボン酸の酸
ハロゲン化物、特に酸塩化物が好ましい。
また、前記一般式(りにおいて、Arzで示される感光
基を有する芳香族残基としては、感光基を有する芳香族
ジアミンの芳香族残基が挙げられ、該芳香族ジアミンと
しては、例えば、3.5−ジアミノ安息香酸エチルアク
リル酸エステル、2゜4−ジアミノ安息香酸エチルアク
リル酸エステル、3.5−ジアミノ安息香酸エチルメタ
クリル酸エステル、2,4−ジアミノ安息香酸エチルメ
タクリル酸エステル、3.5−ジアミノ安息香酸グリシ
ジルアクリレートエステル、2.4−ジアミノ安息香酸
グリシジルアクリレートエステル、3゜5−ジアミノ安
息香酸グリシジルメタクリレートエステル、2.4−ジ
アミノ安息香酸グリシジルメタクリレートエステル、3
,5−ジアミノ安息香酸ケイ皮エステル、2,4−ジア
ミノ安息香酸ケイ皮エステル等の安息香酸エステル[;
3.5−ジアミノベンジルアクリレート、3.5−ジア
ミノベンジルメタクリレート、2,4−ジアミノベンジ
ルアクリレート、2,4−ジアミノベンジルメタクリレ
ート等のベンジルアクリレート類;4−アクリルアミド
−3,4°−ジアミノジフェニルエーテル、2−アクリ
ルアミド−3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4
−シンナムアミド−3,4゛−ジアミノジフェニルエー
テル、3゜4°−ジアクリル7ミドー3゛、4−ジアミ
ノジフェニルエーテル、3,4°−ジンンナムアミドー
3°、4−ジアミノジフェニルエーテル、4−メチル−
2″−(2−メタクリロイルオキシエトキシカルボニル
)−3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4−メチ
ル−2°−(2−アクリロイルオキシエトキシカルボニ
ル”)−3,4°−ジアミノジフェニルエーテル等のジ
フェニルエーテル類i及び4,4°−ジアミノカルコン
、3゜3°−ジアミノカルコン、3,4゛−ジアミノカ
ルコン、3′、4−ジアミノカルコン、4°−メチル−
3“ 、4−ジアミノカルコン、4゛−メトキシ−3″
 、4−ジアミノカルコン、3゛−メチル−3,5−ジ
アミノカルコン等のカルコン類等を挙げることができる
また、前記一般式(n)において、Ar4で示される芳
香族残基としては、感光基を有さない芳香族ジアミンの
芳香族残基が挙げられ、該芳香族ジアミンとしては、例
えば、3.5−ジアミノ安息香酸、パラフェニレンジア
ミン、メタフェニレンジアミン、2,4−ジアミノトル
エン、4,4゜−ジアミノジフェニルエーテル、4.4
°−ジアミノジフェニルメタン、0−トリジン、1.4
−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、2゜2°−
ビス(4−アミノフェノキシフェニル)プロパン、0−
トルイジンスルホン等のジアミン、及び9,9−ビス(
4−アミノフェニル)−1〇−アンスロン、1.5−ジ
アミノアントラキノン、1.4−ジアミノアントラキノ
ン、3.3°−ジアミノベンゾフェノン、4°−N、N
−ジメチ、ルアミノー3.5−ジアミノベンゾフェノン
、1−ジメチルアミノ−4−(3,5−ジアミノベンゾ
イル)−ナフタレン等のケトン基を含有するジアミンを
挙げることができる。これらのうちでも特に、ケトン基
を含有するジアミンがポリアミドの感度、解像度を一層
向上させ得るので好ましい。
また、前記一般式(+)及び(n)において、R1,R
t 、Ri及びR4で示される反応性有機化合物の残基
は、ポリアミドのアミド結合の水素原子に対して反応性
ををする有機化合物(反応性有機化合物)がポリアミド
のアミド結合の水素原子と置換反応した結果形成された
を線系であり、その例としては、アセチル基、アクリロ
イル基、メタクリロイル基、シンナモイル基、パラアジ
ドベンゾイル基等を挙げることができ、特にアクリロイ
ル基、メタクリロイル基、シンナモイル基等の感光基を
含有する有機基がポリアミドの感度、解像度を一層向上
させ得るので好ましい、これらの残基を有する反応性有
機化合物としては、例えば、メタクリル酸クロライド、
アクリル酸クロライド、ケイ皮酸クロライド、酢酸クロ
ライド、塩化ベンジル、パラアジド塩化ベンゾイル等が
挙げられる。
前記芳香族ポリアミドは、例えば、前述の芳香族ジカル
ボン酸成分と、前述の感光基を有する芳香族ジアミン及
び前述の感光基を有さない芳香族ジアミンからなる芳香
族ジアミン成分とを、大略等モル使用して、有機溶媒中
で100℃以下、好ましくは80℃以下の反応温度下に
0.1〜48時間重合反応を行うことにより製造される
。また、前記芳香族ポリアミドにおいて、R,、R,、
R1及びR4の少なくとも一つが反応性を線化合物の残
基であるものは、上述の如くして合成したR1、Rs、
R1及びR4が水素原子である芳香族ポリアミドを、そ
の合成反応溶液中に、前述のR+、Rs、Rs及びR1
に相当する有機基を有する反応性有機化合物を添加し、
−5〜100℃の反応温度で0.1〜48時間反応させ
ることにより製造される。
前記芳香族ポリアミドにおいて、前記一般式(n)で表
される構成単位の存在は、ポリアミドの熱的性質を向上
させる効果があるが、多過ぎると、感光基濃度が低くな
り光感度が低下するので、前記の割合の範囲内で適宜調
整すると良い。
また、前記芳香族ポリアミドは、ポリアミド0.5g/
N−メチル−2−ピロリドン100m1の濃度の溶液と
して30℃において測定した対数粘度が0.1〜3.5
特に0.2〜2.0の範囲内にあるものが好ましい。
また、前記芳香族ポリアミドは、可視領域(400〜7
00nm)で光i3過率が90%以上のものを用いるこ
とが好ましい。
本発明で用いられる前記芳香族ポリアミドは、例えば、
N、N−ジメチルホルムアミド、N、  N−ジメチル
アセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチレンホスホルアミド、ジグラ
イム等の有a溶媒に可溶であり、該有機溶媒に約1〜4
0重量%程度の濃度で均一に溶解させることができる。
また、本発明で用いられる有機顔料としては、透明性が
良く、且つ耐熱性、耐光性及び耐溶剤性に優れたものが
好ましく、その例としては、アゾキレート系、縮合アゾ
系、フタロシアニン系、ベンゾイミダゾロン系、キナク
リドン系、イソインドリノン系、ピランスロン系、ジブ
ロムアンザンスロン系、インダンスロン系、アンスラピ
リミジン系、フラバンスロン系、ペリレン系、ペリノン
系、キノフタロン系、チオインジゴ系、ジオキサジン系
、アントラキノン系等の有aun料を挙げることができ
、これらから一種又は二種以上を適宜選択して用いられ
る。
上記有機顔料は、光透過性、膜表面の均−性等の観点か
ら、その粒径が1μm以下のものを用いることが好まし
い。
次に、本発明のカラーフィルターの製造方法の好ましい
実施態様について第1図を参照し乍ら説明する。
先ず、前記の感光基を有する耐熱性芳香族ポリアミド及
び第1色目の色相例えば赤を呈する前記有機顔料を含有
する顔料分散ポリアミド溶液を調製し、この溶液を、ガ
ラス基板等の支持体上に塗布し、乾燥して、第1図Ta
+に示す如<、該支持体l上に赤色の感光性ポリアミド
皮膜2を形成する。
上記顔料分散ポリアミド溶液の調製は、例えば、前記芳
香族ポリアミドを溶解し得る前記有a溶媒に予め前記有
機顔料を加え、攪拌又は超音波により分散した後、これ
を1μmのフィルターで濾過して有機顔料の粒径をIA
整して顔料分散有機溶媒溶液を得、該溶液に前記芳香族
ポリアミドを加え、更に必要に応じてこのポリアミド溶
液を1μmのフィルターで′a、過して行うか、或いは
、前記芳香族ポリアミドを前記有機溶媒に溶解した後、
該ポリアミド溶液に前記有機顔料を加え、これを三本ロ
ール等で十分混練し、1μmのフィルターで濾過して行
えばよい。
前記芳香族ポリアミドと前記有a頭料との混合比は、芳
香族ポリアミド100!!it部に対して、有i鎖料が
10〜3QQ!!量部、特に20−150重量部である
のが好ましい。
また、上記顔料分散ポリアミド溶液は、その回転粘度(
25℃)を約0.5〜1000ボイズ、特にl〜500
ボイズ程度にすることが好ましい。
上記顔料分散ポリアミド溶液には、必要に応じ、有機顔
料の分散性を高めるために界面活性剤等の分散助剤を加
えても良く、また支持体との密着性を高めるためにシラ
ンカップラー等の結合促進剤を加えても良い。
また、上記顔料分散ポリアミド溶液には、例えば、ミヒ
ラーズケトン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル
、ベンツインエチルエーテル、ペンツインイソプロピル
エーテル、2−t−ブチルアントラキノン、1.2−ベ
ンゾ−9,10−アントラキノン、4.4°−ビス(ジ
エチルアミノ)ベンゾフェノン、アセトフェノン、ベン
ゾフェノン、1,5−アセナフテン、チオキサントン又
はその誘導体(例えばクロルチオキサントン、メチルチ
オキサントン)、アントラニル酸ジメチルアミノベンゾ
エート等の光重合開始剤及び増感剤を配合することがで
き、また、ハイドロキノン、2.6−t−ブチル−4−
メチルフェノール(BHT) 、メチルエーテルハイド
ロキノン、ベンゾキノン等の熱重合防止剤が配合されて
いても良い。
上記顔料分散ポリアミド溶液の支持体への塗布は、例え
ば、回転塗布法、ロールコート法、浸漬法、スプレー法
等の方法により行うことができる。
塗布膜の乾燥は、熱風乾燥器、ホットプレート等により
150℃以下、特に100℃以下で1〜60分間、特に
10〜30分間程度行うことが好ましい、この際減圧は
してもしなくても良い。
また、上記感光性ポリアミド皮膜の厚さは、通常、約0
.2〜3.0#mであるのが好ましい。
次いで、上記の如くして形成した感光性ポリアミド皮膜
に、トンドパターン、ストライプパターン等の所定形状
のマスクを密着し、該マスクを通して、例えば超高圧水
銀灯(250W)の平行光線等を照射してパターン露光
した後現像し、第1図(blに示す如(、支持体1上に
赤色画像2a(第1色目の着色画像)を形成する。
パターン露光された感光性ポリアミド皮膜の現像は、該
皮膜を適当な現像液に約θ〜100℃の温度下に浸漬す
る等して該皮膜の未光硬化部分を溶出し、除去すること
によって行われる。
上記現像液としては、N、N−ジメチルホルムアミド、
N、N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド
、N−メチル−2−ピロリドン、ヘキサメチレンホスホ
ルアミド、ジグライム等の有機溶媒、及びこれらの有機
溶媒とメタノール、エタノールとの混合系等を用いるこ
とができる。
また、上記現像の際には、現像液に超音波を作用させる
ことが適当である。
また、現像後、形成された着色画像を、1.1゜l−ト
リクロロエタン、イソプロピルアルコール等によりリン
スし、次いで、熱風乾燥器、ホントプレート等により約
150〜200℃で10〜120分間熱処理することが
好ましい。
次に、赤色画像2a(第1色目の着色画像)の形成され
た支持体1上における赤色画像2aの形成されていない
部分に、前記芳香族ポリアミド及び第2色目の色相例え
ば緑を呈する前記有機顔料を含有する顔料分散ポリアミ
ド溶液を用いて、上記の赤色画像の形成と同様にして、
第1図(C1に示す如く、赤色画像2aに隣接する緑色
画像2b(第2色目の着色画像)を形成する。
然る後、赤色画像及び緑色画像の形成された支持体1上
における赤色画像2a及び緑色画像2bの形成されてい
ない部分に、上記の緑色画像の形成と同様にして、第1
図(dlに示す如く、赤色画像2a及び緑色画像2bに
隣接する青色画像2c(第3色目の着色画像)を形成す
る。
かくして、第1図+dlに示す如く、同一平面上に3原
色の着色画像が配されたカラーフィルターが得られる。
尚、第1図(dlには3原色の着色画像が密接して形成
された例を示したが、各着色画像間の一部又は全部に着
色画像の形成されていない部分を設けることもできる。
〔実施例〕
以下に本発明で用いられる感光基を有する耐熱性芳香族
ポリアミドの製造例及び本発明の実施例を挙げ、本発明
を更に詳しく説明する。
製造例1 三つロフラスコに乾燥した窒素ガスを通してフラスコ内
のガスを置換した後、塩化リチウム3gと3.5−ジア
ミノ安息香酸エチルメタクリル酸エステル31.714
gとを入れ、これにN−メチル−2−ピロリドン(NM
P)240mlを加えて溶解した。溶解後、3℃に冷却
し攪拌しながらテレフタル酸ジクロライド24.364
 gを加えた。
この時発熱があり、溶液の温度が34℃まで上昇した。
これを30分間、氷水中で攪拌した後、室温で1時間攪
拌を続け、重合反応をさせた。
次いで、反応液にNMP300曽1を加えて希釈した後
、これをメタノール61と水61との混合液に加え、芳
香族ポリアミドを析出させた。
その析出物を濾過して回収し、乾燥し、白色の芳香族ポ
リアミド粉末42.01gを得た。
この芳香族ポリアミド粉末の対数粘度(濃度;0.5 
g / 100m1溶媒、溶媒、NMP、測定温度;3
0℃)は、1.73であった。
実施例1 ・  ・  ポリアミドt゛の斎 N−メチル−2−ピロリドン(NMP)86.0gに赤
色顔料としてペリレンレッド4.25gG加え、混合攪
拌後、水槽中で5owの超音波を約1時間作用させて上
記顔料を分散させ、次いでこれを1μmのテフロンフィ
ルターを用いて加圧濾過し、顔料分散NMP溶液を得た
次いで、この顔料分散NMP溶液に、熱重合防止剤とし
てハイドロキノンモノメチルエーテル0゜26g及び上
記製造例1で得られた芳香族ポリアミド粉末8.5gを
加え、十分に攪拌し均一な粘稠液とした後、この粘稠液
に光重合開始剤としてミヒラーズケトン0.34 gを
加え攪拌した。この溶液を三本ロールで混練し、lII
mのテフロンフィルターを用いて加圧濾過し、赤色顔料
分散ポリアミド溶液を調製した。
また、赤色顔料ペリレンレッドの代わりに緑色顔料とし
てフタロシアニングリーンを用いた以外は上記の赤色顔
料分散ポリアミド溶液の調製と同様にして、緑色顔料分
散ポリアミド溶液を調製した。
また、赤色顔料ペリレンレッドの代わりに青色顔料とし
てフタロシアニンブルーを用いた以外は上記の赤色顔料
分散ポリアミド溶液の調製と同様にして、青色顔料分散
ポリアミド溶液を調製した。
・カラーフィルターの1゛6 前記赤色顔料分散ポリアミド溶液をガラス基板上に乾燥
膜厚が1.5μmになるように回転塗布し、塗布膜を7
0℃で20分間乾燥して、ガラス基板上に感光性ポリア
ミド皮膜を形成し、該感光性ポリアミド皮膜を所定形状
のマスクを介して超高圧水銀灯で密着露光した。
次いで、パターン露光された感光性ポリアミド皮膜を、
ジグライム溶液を用いて超音波現像し、イソプロピルア
ルコールでリンスした後、200℃で30分間熱処理し
て、第1図Φ)に示す如(赤色画像を形成した。
次に、上記赤色画像の形成されたガラス基板上全面に、
前記緑色顔料分散ポリアミド溶液をガラス基板上に乾燥
膜厚が1.5μmになるように回転塗布し、塗布膜を7
0℃で20分間乾燥して、ガラス基板上に感光性ポリア
ミド皮膜を形成し、該感光性ポリアミド皮膜に所定形状
のマスクを精密に位置合わせした後、上記赤色画像の形
成と同様にして密着露光、現像、リンス、熱処理して、
第1図fc)に示す如くガラス基板上における赤色画像
の形成されていない部分で且つ赤色画像に隣接する位置
に緑色画像を形成した。
更に、上記の赤色及び緑色画像の形成されたガラス基板
上全面に、前記青色顔料分散ポリアミド溶液をガラス基
板上に乾燥膜厚が1.5μmになるように回転塗布し、
塗布膜を70℃で20分間乾燥して、ガラス基板上に感
光性ポリアミド皮膜を形成し、該感光性ポリアミド皮膜
に所定形状のマスクを精密に位置合わせした後、上記緑
色画像の形成と同様にして密着露光、現像、リンス、熱
処理して、第1図(dlに示す如くガラス基板上におけ
る赤色及び緑色画像の形成されていない部分で且つ赤色
及び緑色画像に隣接する位置に青色画像を形成し、同一
平面上に3原色の着色画像が配されたカラーフィルター
を得た。
〔発明の効果〕
本発明のカラーフィルターの製造方法によれば、次のよ
うな効果が奏される。
(1)2色以上で構成されるカラーフィルターの形成に
おいて、着色画像を隣接して支持体上に設ける際に、各
色毎に透明な防染用樹脂膜を形成する必要がなく、且つ
同一平面上に着色画像を形成できるため、製造工程が簡
略化される。
(2)耐熱性及び透明性に優れ、且つ精度の高いカラー
フィルターを容易に製造することができる。
特に、可視領域(400〜700n−)で光透過率90
%以上の芳香族ポリアミドを用いることにより、掻めて
高い透過度を有するカラーフィルターを製造することが
できる。
(3)特定の芳香族ポリアミドを用いているため、従来
のポリイミド樹脂を用いた場合のように高温処理を必要
とせず、150〜200℃の低温処理により部品組立時
及び使用中の高熱下に耐える皮膜特性を存するカラーフ
ィルターを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカラーフィルターの製造方法の工程順
序を示す概略図、第2図はゼラチンを用いた従来のカラ
ーフィルターの製造方法の工程順序を示す概略図である
。 1・・支持体  2・・感光性ポリアミド皮膜2a、2
b、2c=着色画像

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体上に、感光基を有する耐熱性芳香族ポリアミド及
    び第1色目の色相を呈する有機顔料を含有する顔料分散
    ポリアミド溶液を塗布し、乾燥して、該支持体上に感光
    性ポリアミド皮膜を形成し、該感光性ポリアミド皮膜を
    パターン露光した後現像して第1色目の着色画像を形成
    し、 次に、第1色目の着色画像の形成された支持体上におけ
    る第1色目の着色画像の形成されていない部分に、上記
    芳香族ポリアミド及び第2色目の色相を呈する有機顔料
    を含有する顔料分散ポリアミド溶液を用いて、上記の第
    1色目の着色画像の形成と同様にして第2色目の着色画
    像を形成し、然る後、第1色目及び第2色目の着色画像
    の形成された支持体上における第1色目及び第2色目の
    着色画像の形成されていない部分に、上記の第2色目の
    着色画像の形成と同様にして第3色目の着色画像を形成
    する ことを特徴とするカラーフィルターの製造方法。
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