JPS6221154A - 感光性平版印刷版の現像処理方法及び装置 - Google Patents

感光性平版印刷版の現像処理方法及び装置

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JPS6221154A
JPS6221154A JP16084185A JP16084185A JPS6221154A JP S6221154 A JPS6221154 A JP S6221154A JP 16084185 A JP16084185 A JP 16084185A JP 16084185 A JP16084185 A JP 16084185A JP S6221154 A JPS6221154 A JP S6221154A
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JP
Japan
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developing
development
lithographic printing
developer
washing
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Application number
JP16084185A
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English (en)
Inventor
Akira Nogami
野上 彰
Masabumi Uehara
正文 上原
Minoru Kiyono
清野 実
Mieji Nakano
中野 巳恵治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPS6221154A publication Critical patent/JPS6221154A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/30Imagewise removal using liquid means

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性平版印刷版の現像処理方法およびそのた
めの現像処理装置に関するものであり、更に詳しくは現
像を少なくとも2浴で行なう場合の現像方法と現像処理
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
感光性平版印刷版を2浴で現像する方法は大別して2つ
のタイプが知られている。
ひとつは特開昭55”140843号公報に記載されて
いるごとく、同じ現像液を2槽に分け、現像液の汚染を
少な(し、安定して良好な画像を得、しかも処理能力を
改良しようとするものである。
もうひとつのタイプは第1浴と第2浴に別々の現像能力
を有する現像剤(たとえば、ネガ型感光性平版用現像液
と、ポジ型感光性平版用現像液)を別々に入れ、1台の
自動現像装置でネガ型感光性平版印刷版とポジ型感光性
平版印刷版を共通して現像しようとするもので、特開昭
60−64351号公報に記載されている。
上記特開昭55−140843号公報に記載の技術は第
1現像浴でほとんどの非画像部が除去されるため、第1
の現像液が汚れ、しだいにそのよごれが第2現像液に持
ちこまれて現像むらを生じ、また第2現像後の処理液例
えばガム液を疲労させる。
上記特開昭60−64351号公報に記載の技術は、実
質的には第1現像がネガ型用現像液で、第2現像がポジ
型用現像液であり、これによりネガ・ポジ共通現像をな
し得ている。しかしながら、処理を続けていると第1現
像液が第2現像液に混入し、第2現像液の現像性が変化
して(る。このため安定して良好な印刷版を得るのが困
難となる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は下記(イ)〜に)において改良された少
なくとも2浴で現像する感光性平版印刷版の現像処理方
法及び現像処理装置を提供することである。
(イ)現像むらのない印刷版が得られること。
(ロ)第1の現像槽より後の現像槽での現像性の変化を
少な(して安定した現像を行なうこと。
(ハ) ネガ型感光性平版印刷版yポジ型感光性平版印
刷版とを多数枚現像処理する場合の現像結果の安定性(
ランニング性)。
に)現像工程に続(処理工程の処理液の疲労。
本発明のその他の目的は以下の記載から明らかにされる
〔発明の構成〕
本発明の目的は、現像を少なくとも第1現像と第2現像
とに分け、これらの現像を順次行なう現像工程を含む感
光性平版印刷版の現像処理方法であって、上記各現像の
間の少なくとも1つに水洗工程を有することを特徴とす
る感光性平版印刷版の現像処理方法、及び現像槽を少な
くとも第1現像槽と第2現像槽とに分け、感光性平版印
刷版を順次通過させて処理するようになした現像処理装
置であって、各現像槽の間の少なくとも1つに水洗槽を
設けたことを特徴とする感光性平版印刷版の現像処理装
置によって達成される。
従来、水洗工程は2浴現像方式を含めて現像工程の終了
後に設けるのが普通であるが、本発明では複数の各現像
工程の間に水洗工程を設けることにより、現像安定性等
を格段に高め得たものである。即ち、従来の2浴現像で
は、第1現像後、ローラないしフロア−で現像液をスク
イーズして取り去る方法が知られているが、この方法で
は現像液を完全には取りきれずに版の表面に付着して残
った現像液が第2現像槽に少量ずつ混入する。そして、
この混入する現像液が現像活性を有し、しかも感光層成
分を含んでいるため、ネガ型とポジ型の感光性平版印刷
版を1台の自動現像機で処理するような場合に第2現像
への影響が特に大きい。
本発明はこの混入の影響を排除して現像安定性を意想外
に高め得たものである。
本発明における現像工程の間に設ける水洗工程に用いる
水洗水は単なる水道水でもよいが、実質的に次の現像に
影響を与えない現像不活性な物質であればそのような物
質を含む水でもよい。従ってこの水洗水は種々の添加剤
を含むことができる。
添加剤の例としては界面活性剤、有機溶剤、酸、アルカ
リ、親水性高分子化合物、錯化剤、pH緩衝剤等が挙げ
られる。これらのうち錯化剤及び界面活性剤は好ましい
添加剤である。現像工程の間の水洗工程に用いる水洗水
に錯化剤及び界面活性剤から選ばれる少なくとも1つを
含有させることにより第1の現像より後の現像液が長時
間安定して使用可能になる。
錯化剤としては、例えばEDTA (エチレンジアミン
四酢酸)及びその塩、NTAにトリロ三酢酸)及びその
塩、CyDTA(シクロヘキサンジアミン四酢酸)及び
その塩、HEDTA (ヒドロキシエチルエチレンジア
ミン三酢酸)及びその塩、EHPG(エチレンビス(ヒ
ドロキシフェニルグリシン)〕及びその塩、N−ジヒド
ロキシエチルグリシン及びその塩の如きアミノカルボン
酸類及びその塩類、CMT (Na0OC−CH20−
C<S=’、 )、CMOS (Na0OCCH20C
HCH2COONa )の如き低分子カル0ONa H ボン酸塩、CA (Na0OCCH2C−CH2COO
Na )、クエン逼 OOH 酸及びその塩の如きヒドロキシカルボン酸及びその塩、
マレイン酸ナトリウム−アクリル酸ナトリウム共重合体
、アクリル酸ナトリウム−メタクリル酸ナトリウム共重
合体、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリマレイン酸ナト
リウム、ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸ナトリウム、
ポリイタコン酸ナトリウムの如き高分子電解質、フィチ
ン酸及びその塩の如きり/酸エステル、ヘキサメタリン
酸ナトリウムの如きポリリン酸塩等が挙げられる。
上記高分子電解質としては、分子量so、ooo以下の
ものが好ましい。
本発明の水洗工程に用いる水洗水が含有することのでき
る錯化剤の中では、−座配位子よりも多座配位子、いわ
ゆるキレート試薬が好ましく、特に水溶性キンート化合
物を形成するキレート試薬が好ましい。又、カルボキシ
ル基及び/又はその塩からなる基を有するもの、特に3
以上800以下有するものが好ましい。塩としては、ナ
トリウム塩、カリウム塩が好ましい。
本発明において好ましい錯化剤を具体的に挙げれば、E
DTA及びその塩、NTA及びその塩、C)rDTA 
 。
及びその塩、CMT、 CMO8,CA及びヘキサメタ
リン酸ナトリウムが挙げられる。
本発明において、錯化剤は1種または2種以上を組みあ
わせて使用することができる。錯化剤の含有量は水洗水
中、0.01重量%以上、特に0.01〜10重量%が
好ましく、0.03〜5重量%が最も好ましい。
界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
類、ポリオキシエチレンホIJ スーy−ジルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレンホリオキシプロビレンア
ルキルエーテル、グリセリン脂肪酸部分エステル類、ソ
ルビタン脂肪酸部分エステル類、ペンタエリスリトール
脂肪酸部分エステル類、プロピレングリコールモノ脂肪
酸エステル、しよ糖脂肪酸部分エステル、ポリオキシエ
チンンソルピタン脂肪酸部分エステル類、ポリオキシエ
チレンソルビトール脂肪酸部分エステル類、ポリエチレ
ンプリコール脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸
部分エステル類、ポリオキシエチレン化ひまし油類、ポ
リオキシエチレングリセリン脂肪酸部分エステル類、脂
肪酸ジェタノールアミド類、N、N−ビス−2−ヒドロ
キシアルキルアミン類、ポリオキシエチレンアルキルア
ミン、トリエタノールアミン脂肪酸エステル、トリアル
キルアミンオキシドなどの非イオン性界面活性剤、脂肪
酸塩類、アビチェン酸塩類、ヒドロキシアルカンスルホ
ン酸塩類、アルカンスルホン酸塩類、ジアルキルスルホ
こは(酸エステル塩類、直鎖アルキルベンゼンスルホン
酸塩類、分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸[M 、ア
ルキルナフタレンスルホン酸塩類、アルキルフエノキシ
ポリオキシエチノンプロビルスルホン酸塩類、ポリオキ
シエチレンアルキルスルホフェニルエーテル塩M、N−
メチル−N−オレイルタウリンナトリウム類、N−アル
キルスルホこは(酸モノアミドニナトリウム塩類、石油
スルホン酸塩類、硫酸化ひまし油、硫酸化牛脚油、脂肪
酸アルキルエステルの硫酸エステル塩類、アルキル硫酸
エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸エステル塩類、脂肪酸モノグリセリド硫酸エステル塩
類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸
エステル塩類、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエ
ーテル硫酸エステル塩類、アルキルりん酸エステル塩類
、ポリオキシエチレンアルキルエーテルりん酸エステル
塩類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルり
ん酸エステル塩類、スチレン−無水マレイン酸共重合物
の部分けん化物類、オレフィン−無水マレイン酸共重合
物の部分けん化物類、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリ
ン縮合物類などのアニオン性界面活性剤、アルキルアミ
ン塩類、第四級アンモニウム塩類、ポリオキシエチレン
アルキルアミン塩類、ポリエチレンボリアミン誘導体な
どのカチオン性界面活性剤、カルボキシベタイン類、ア
ミノカルボン酸類、スルホベタイン類、アミン硫酸エス
テル類、イミダシリン類などの両性界面活性剤があげら
れる。以上挙げた界面活性剤の中でポリオキシエチレン
とあるものは、ポリオキシメチレン、ポリオキシプロピ
レン、ポリオキシブチレンなどのポリオキシアルキレン
に読み替えることもでき、それらの界面活性剤もまた包
含され、以下の説明においても同様である。これらの内
、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチ
レンポリスチリルフェニルエーテル類、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、グリセ
リン脂肪酸部分エステル類、ソルビタン脂肪酸部分エス
テル類、ペンタエリスリトール脂肪酸部分エステル類、
プロピレングリコールモノ脂肪酸エステル類、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸部分エステル類、ポリオキ
シエチレングリセリン脂肪酸部分エステル類、ポリエチ
レングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン
化ひまし油、ジアルキルスルホこはく酸塩類、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩類、アルキルナフタレンスルホ/
酸塩類、アルキル硫酸エステル塩類、脂肪酸塩類、アル
キルりん酸エステル塩類、ナフタレンスルホン酸塩ホル
マリン縮合物、ポリオキシエチVンアルキル硫酸iステ
ル塩類、ポリオキシエチレンアルキルアミン塩類、アル
キルアミン塩類、第四級アンモニウム塩類は平版印刷版
の画像部の感脂性の低下を抑える傾向もあるので好まし
く、その中でモホリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル類、ポリオキシエチレンポリスチリルフェニルエ
ーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、グ
リセリン脂肪酸部分エステル類、ソルビタン脂肪酸部分
エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸部分
エステル類、ペンタエリスリトール脂肪酸部分エステル
類、プロピレングリコールモノ脂肪酸エステル類、ポリ
エチレングリコール脂肪酸エステル類、ジアルキルスル
ホこは(酸エステル塩類、アルキル硫酸エステル塩類及
びアルキルベンゼンスルホン酸塩類は特に好ましい。最
も好ましいものは分散力の強いアルキルベンゼンスルホ
ン酸塩類及びジアルキルスルホこはく酸エステル塩類で
ある。
上記の界面活性剤は、単独もしくは2種以上を組み合わ
せて使用することができ、水溶液中に約0.1重量%か
ら約20重量%、より好ましくは0.5重量%から10
重量%の範囲で使用される。
上記の水洗工程における好ましいその他の条件は次の通
りである。
水洗方式:シャワ一方式、ブラシロールによる擦りを併
用。
水洗水の温度=20〜40°C 水洗時間=1〜lO秒 水洗水量: 100〜10000 ml/rr1本発明
における現像間の水洗工程は水洗水を循環して用いる方
法(循環水洗)を適用することができ、この方法は装置
の簡易化、水洗水の節減等の点から好ましい。この方法
において使用の限度に達した水洗水を交換する方法及び
水洗水を補充しそのオーパフa−を廃棄する方法の何れ
も適用により連通させておき1つの水洗水タンクから水
洗水をこれらの1方(好ましくは現像後の水洗槽)に供
給すると装置のコンパクト化の点から有利である。この
場合を含めて本発明の水洗工程及び必要に応じて設げる
第2の水洗工程に用いる水洗水は酸及び/又は界面活性
剤を含有するいわゆるリンス液であってもよい。
本発明に用いる現像液は各現像工程に用いる現像液が同
じであってもまた異なっても良いが、特に本発明の効果
が顕著なのは水洗工程をはさむ2つの現像工程に用いる
現像液の現像能力が異なる場合である。これは現像液相
互の混入の影響は両者の現像能力が異なるほど大きいか
らである。現像能力の違いは種々の場合が包含される。
例えば、同じ現像液で液温が異なる場合、同じ現像液で
濃度が異なる場合、現像液組成が異なる場合等がある。
特に水洗工程をはさむ2つの現像工程に用いる現像液の
現像液組成が異なることで現像能力の違いを生じている
ような場合に、本発明の効果が特に顕著である。
この代表的な場合がネガ型感光性平版印刷版とポジ型感
光性平版印刷版を共通して処理する場合であり、このよ
うな場合に本発明はより好ましく適合する。さらに、現
像工程が第1と第2の2つからなり、第1の現像液と第
2の現像液が異なる現像能力を有しネガ型感光性平版印
刷版とポジ型感光性平版印刷版を共通現像する場合に本
発明の効果が特に著しい。その具体例として、第1の現
像液がpH12以下で、主にネガ型感光性平版印刷版に
対して良好な現像性を有し、第2の現像液がpH12以
上で主にポジ型感光性平版印刷版に対して良好な現像性
を有しネガ型感光性平版印刷版とポジ型感光性平版印刷
版を無差別に処理するような共通現像を行なう場合があ
げられる。
本発明に用いる現像槽が3槽以上の場合は、例えば現像
槽が第1現像槽、第2現像槽、第3現像槽と分かれてい
る場合、第1現像槽と第2現像槽のそれぞれの現像槽の
次に水洗槽を設けて水洗を行なってもよいし、あるいは
第1現像槽及び第2現像槽のいずれかひとつの現像槽後
に水洗槽を設けてもよい。基本的には現像槽が3つ以上
のときは、現像液の混入を防ぎたい部分に水洗工程を入
れることが重要である。従つぞ現像槽が3つ以上の現像
においては各現像槽後に必ず水洗工程を入れな(てもよ
(、現像槽が連続してつながる場合があってもよい。
また本発明の現像処理方法は前記現像工程の他に必要な
らば現像処理工程後、現像停止処理工程(停止処理液は
使い捨て方式や循環使用の方式を含む)、不感脂化処理
工程の各々個々の処理工程、現像停止処理工程とそれに
引継ぐ不感脂化処理工程、現像処理工程と不感脂化処理
と組み合わせた処理工程、或いは現像停止処理工程と不
感脂化処理工程とを組み合わせた例えば特開昭54−8
002号公報記載の処理工程等を含んでいてもよい。
本発明の方法及び装置に適用される感光性平版印刷版は
、水を主成分としてアルカリ剤を含む現像液で現像処理
できるものであり、光照射によって溶解性の変化する感
光層が支持体上に塗布されているものかまたは電子写真
方式等によって画像様レジスト層を設は得る溶解性層が
支持体上に設けられているものであるときに本発明の効
果が特に顕著である。
前記の感光性平版印刷版に使用される支持体としては、
紙、プラスチック(例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレンなど)ラミネー゛ト紙、アルミニウム
(アルミニウム合金も含む)、亜鉛、銅などのような金
属の板、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、フロピ
オン酸セルロース、ポリエチンンテVフタレート、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリビ
ニルアセタールなどのようなプラスチックのフィルム、
上記の如き金属がラミネートもしくは蒸着された紙もし
くはプラ°スチックフィルム、アルミニウムもしくはク
ロームメッキが施された鋼板などが挙げられ、これらの
うち特にアルミニウムおよびアルミニウム被覆された複
合支持体が好ましい。
また、アルミニウム材の表面は、保水性を高め感光層と
密着性を向上させる目的で粗面化処理されていることが
望ましい。
粗面化方法としては、一般に公知のブラシ研磨法、ボー
ル研磨法、電解エツチング、化学的エツチング、液体ホ
ーニング、サンドブラスト等の方法およびこれらの組み
合わせが挙げられ、好ましくはブラシ研磨法、電解エツ
チング、化学的エツチングおよび液体ホーニングが挙げ
られ、これらのうちで特に電解エツチングの使用を含む
粗面化方法が好ましい。また、電解エツチングの際に用
いられる電解浴としては、酸、アルカリまたはそれらの
塩を含む水溶液あるいは有機溶剤を含む水性溶液が用い
られ、これらのうちで特に塩酸、硝酸またはそれらの塩
を含む電解液が好ましい。さらに粗面化処理の施された
アルミニウム板は、必要に応じて酸またはアルカリの水
溶液にてデスマット処理される。こうして得られたアル
ミニウム板は陽極酸化処理されることが望ましく、特に
好ましくは、硫酸またはリン酸を含む浴で処理する方法
が挙げられる。また、さらに必要に応じて封孔処理、そ
の他部化ジルコニウム僚カリウム水溶液への浸漬などに
よる表面処理を行なうことができる。
本発明に使用される感光性平版印刷版の感光性層は必須
成分として感光性物質を含んでおり、感光性物質として
露光またはその後の現像処理により、その物理的、化学
的性質が変化するもので、例えば露光により現像液に対
する溶解性に差が生じるもの、露光の前後で分子間の接
着力に差が生じるもの、露光またはその後の現像処理に
より水および油に対する親和性に差が生じるもの、更に
電子写真方式により画像部を形成できるもの、また、特
開昭55−166645号公報に記載されている多層構
成のもの0等であることができる。
感光性物質の代表的なものとしては、例えば感光性ジア
ゾ化合物、感光性アジド化合物、エチレン性不飽和二重
結合を有する化合物、酸触媒で重合を起こすエポキシ化
合物、酸で分解するC−0−C−基を有する化合物等が
挙げられる。感光性ジアゾ化合物としては、露光により
アルカリ可溶性に変化するポジ型のものとして0−キノ
ンジアジド化合物、露光により溶解性が減少するネガ型
のものとして芳香族ジアゾニウム塩等が挙げられる。
0−キノンジアジド化合物の具体例としては、例えば特
開昭47−5303号、同48−63802号、同48
−63803号、同49−387旧号、同56−104
4号、同56−1045号、特公昭41−11222号
、同43−28403号、同45−9610号、同49
−17481号の各公報、米国特許第2,797,21
3号、同第3,046,120号、同第3.188,2
10号、同第3,454,400号、同第3,544,
323号、同第3,573,917号、同第3,674
,495号、同第3,785,825号、英国特許第1
,227,602号、同第1,251,345号、同第
1,267.005号、同第1,329,888号、同
第1,330,932号、ドイツ特許第854,890
号などの各明細書中に記載されているものを挙げること
ができ、これらの化合物を単独あるいは組み合わせて感
光成分として用いた感光性平版印刷版に対して少なくと
も本発明を好ましく適用することができる。
これらの感光成分には芳香族ヒドロキシ化合物の0−キ
ノンジアジドスルホン酸エステルまたは0−キノンジア
ジドカルボン酸エステルおよび芳香族アミノ化合物の。
−キノンジアジドスルホン酸または0−キノンジアジド
カルボン酸アミドが包含され、また、これら0−キノン
ジアジド化合物を単独で使用したもの、およびアルカリ
可溶性樹脂と混合し、この混合物を感光層として設けた
ものが包含される。
アルカリ可溶性樹脂には、ノボラック型フェノール樹脂
が含まれ、具体的にはフェノールホルムアルデヒド樹脂
、クレゾールホルムアルデヒド樹脂、フェノールクレゾ
ール混合ホルムアルデヒド樹脂、クレゾールキシレノー
ル混合ホルムアルデヒド樹脂などが含まれる。更に特開
昭50−125806号公報に記されているように、上
記のようなフェノール樹脂と共に、t−ブチルフェノー
ルホルムアルデヒド樹脂のような炭素数3〜8のアルキ
ル基で置換されたフェノールまたはクレゾールとボルム
アルデヒドとの縮合物とを併用したものも適用できる。
0−キノンジアジド化合物を感光成分とする感光層には
、必要に応じて更に染料、可塑剤、プリントアウト性能
を与える成分などの添加剤を加えることができる。
0−キノンジアジド化合物を感光成分とする感光層の単
位面積当りの量は好ましくは約0.5〜7971の範囲
について本発明を適゛用できる。
本発明を適用するポジ型感光性平版印刷版の画像露光は
特に変える必要はな(常法に従えばよい。
ネガ型感、光層の感光成分の代表的なものはジアゾ化合
物であり、例えばジアゾニウム塩および/またはp−ジ
アゾフェニルアミンとホルムアルデヒドとの縮合物であ
るジアゾ樹脂、特公昭52−7364号公報に記載され
ているp−ジアゾジフェニルアミンのフェノール塩また
はフルオロカプリン酸塩等、特公昭49−48001号
公報に記載されている3−メトキシジフェニルアミン−
4−ジアゾニウムクロライドと4−二トロジフェニルア
ミンとホルムアルデヒドとの共重縮合物の有機溶媒可溶
性塩からなるジアゾ樹脂、p−ジアゾジフェニルアミン
とホルムアルデヒドとの縮合物の2−メトキシー4− 
ヒ)’クキシー5−ベンゾイルベンゼンスルホン酸塩、
p−ジアゾジフェニルアミンとホルムアルデヒドとの縮
合物のテトラフルオロホウ酸塩、ヘキサフルオロリン酸
塩等が挙げられる。
これらを感光成分とするネガ型感光性平版印刷版に対し
て少なくとも本発明を好ましく適用できる。
これらのジアゾ化合物を単独で使用したもののほかに感
光層の物性を向上させるため、種々の樹脂と混合して用
いたものに対しても本発明を適用できる。かかる樹脂と
しては、シェラツク、ポリビニルアルコールの誘導体等
のほか特開昭50−118802号公報中に記載されて
いる側鎖にアルコール性水酸基を有する共重合体、特開
昭55−155355号公報中に記載されているフェノ
ール性水酸基を側鎖に持つ共重合体が挙げられる。
これらの樹脂には下記一般式で示される構造単位を少な
くとも50重量%含む共重合体、(式中、R7は水素原
子またはメチル基を示し、R2は水素原子、メチル基、
工f・ル基またはクロロメチル基を示し、nは1〜10
の整数である。−)および芳香族性水酸基を有する単量
体単位を1〜80モル%、ならびにアクリル酸エステル
および/またはメタクリル酸エステル単量体単位を5〜
90モル%有し、10〜200の酸価を持つ高分子化合
物が包含される。
本発明が適用されるネガ型感光性平版印刷版の感光層に
は、更に染料、可塑剤、プリントアウト性能を与える成
分等の添加量を加えることができる。
上記感光層の単位面積当りの量は少なくとも0.1〜7
 g / rrlの範囲について本発明を適用できる。
本発明の方法及び装置で現像するネガ型感光性平版印刷
版の画像露光は特に変える必要はなく常法に従えばよい
前記水を主成分と1−てアルカリ剤を含む現像液のうち
、ジアゾ化合物等を感光性物質としたネガ型感光性平版
印刷版に対しては、アルカリ剤、有機溶剤、アニオン型
界面活性剤、亜硫酸塩等を水を溶媒として含ませたもの
が好ましく用いられる。
アルカリ剤としては、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、第三リン酸ナ
トリウム、第ニリン酸ナトリウム、第三リン酸カリウム
、第ニリン酸カリウム、第三リン酸アンモニウム、第ニ
リン酸アンモニウム、メタケイ酸ナトリウム、重炭酸ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモ
ニウムなどのような無機アルカリ剤、モノ−、ジーまた
はトリエタノールアミンおよび水酸化テトラアルキルア
ン□モニアのような有機アルカリ剤および有機珪酸アン
モニウム等が有用である。アルカリ剤の現像液組成物中
における含有量は0.05〜20重量パーセントの範囲
で用いるのが好適であり、より好ましくは0.1〜10
重量パーセントである。
有機溶剤としては、エチレングリコールモノフ工二ルエ
ーテル、ベンジルアルコール、n−7”ロビルアルコー
ル等が有用である。有機溶剤の現像液組成物中における
含有量としては0.5〜15重量パーセント程度に押え
るのが好適であり、より好ましい範囲としては1〜5重
量パーセントである。
アニオン型界面活性剤としては、高級アルコール(C8
〜C22)硫酸エステル塩類〔例えば、ラウリルアルコ
ールサルフェートのナトリウム塩、オクチルアルコール
サルフェートのナトリウム塩、う’> +J /L’ 
フルコールサルフェートのアンモニウム塩、「ティーポ
ールB−81J(商品名・シェル化学展)、第二ナトリ
ウムアルキルサルフェートなと〕、脂肪族アルコールリ
ン酸エステル塩類(例えば、セチルアルコールリン酸エ
ステルのナトリウム塩なと)、アルキルアリールスルホ
ン酸塩類(例えば、ドテシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム塩、イソプロピルナフタレンスルホン酸のナトリウ
ム塩、シナフタリンジスルホン酸のナトリウム塩、メタ
ニトロベンゼンスルホン酸のナトリウム塩ナト)、アル
キルアミドのスルホン酸塩類(例えば、C,7H33C
0NCH2CH,SO3Naなど)、二塩基性脂肪酸工
CH3 ステルのスルホン酸塩類(例えば、ナトリウムスルホコ
ハク酸ジオクチルエステル、ナトリウムスルホコハク酸
ジヘキシルエステルなど)がある。
これらの中で特にスルホン酸塩類が好適に用いられる。
亜硫酸塩としては、水溶液で水不溶性ジアゾ樹脂を溶解
する動きを有し、特に疎水性樹脂と組み合わせた感光層
から成る平版印刷版の現像に於いて、製造後長期間経時
した版材でも汚れのない印刷版を作ることが出来る。亜
硫酸塩としては、ナトリウム、カリウム、リチウムの如
きアルカリ金属およびマグネシウムの如きアルカリ土類
金属塩等が有用である。
他方、0−キノンジアジド化合物を含む感光層を有する
ポジ型感光性平版印刷版に対しては上記アルカリ剤を通
常0.1〜30重量ノ重量上ント、好ましくは05〜2
0重量パーセント含有した水溶液が用いられ、通常pH
9〜13の範囲で用いられるのが好ましい。
このような現像液には更に現像性能を高めるために以下
のような添加剤を加えることができる。
例えば、特開昭58−75152号公報記載のNaCl
KCl 、 KBr等の中性塩、特開昭58−1909
52号公報記載のEDTA 、 NTA等のキレート剤
、特開昭59−124336号公報記載の(Co(NH
3)6 〕c13. COCl2・6H20等の錯体、
特開昭50−51324号公報記載のアルキルナフタレ
ンスルホン酸ソーダ、N−テトラデシル−N、N−ジヒ
ドロキシエチルベタイン等のアニオンまたは両性界面活
性剤、米国特許第4.374,920号明細書記載のテ
トラメチルデシンジオール等の非イオン性界面活性剤、
特開昭55−95946号公報記載のp−ジメチルアミ
ノメチルポリスチレンのメチルクロライド4級化物等の
カチオニックボリマー、特開昭56−142528号公
報記載のビニルベンゼンジルトリメチルアンモニウムク
ロライドとアクリル酸ソーダの共重合体等の両性高分子
電解質、特開昭57−192952号公報記載の亜硫酸
ソーダ等の環元性無機塩、特開昭58−59444号公
報記載の塩化リチウム等の無機リチウム化合物、特公昭
50−34442号公報記載の安息香酸リチウム等の有
機リチウム化合物、特開昭59−75255号公報記載
のSi、Ti等を含む有機金属界面活性剤、特開昭59
−842/I 1号公報記載の有機硼素化合物、ヨーロ
ッパ特許第101010号明細書記載のテトラアルキル
アンモニウムオキサイド等の4級アンモニウム塩、ベン
ジルアルコール、エチレングリコールモノフェニルエー
テル等の有機溶剤等が挙げられる。
次に本発明の現像方法を良好に効率よ(行なうための現
像処理装置に関して説明する。第1図は、本発明の現像
処理装置の1実施例の略断面図である。
まず、感光性平版印刷版1は搬送ローラー2aにより第
1現像槽3上の第1現像ゾーンへ搬送される。ここでノ
ズル4a及び4bから第1現像液をシャワーで感光性平
版印刷の感光層面へ噴射させ、更にブラシローラー5a
で感光層の表面が擦られ、そのあと一対のスクイーズロ
ーラー6aにより第1現像液が絞り取られる。次に搬送
ローラ2bで第1水洗槽7上の第1水洗ゾーンに送られ
る。ノズル8から噴射された水洗水と、ブラシローラー
5bとで版上に取り残された第1現像液を十分に洗い落
とす。ここで非画像部の除去を行なえばより好ましい。
スクイーズローラー6bで水洗水を絞り取ったあと、搬
送ローラー20で第2現像槽9上の第2現像ゾーンへ送
られ、ノズル10から第2現像液が噴射され更にブラシ
ローラー5Cで版面が擦られる。
このあとスクイーズローラー6cで現像液が絞り取られ
、最後に第2水洗槽11上の第2水洗ゾーンでノズル1
2からの水洗水で十分に水洗される。水洗水はスクイー
ズローラー6dで取り除かれて製版が終了する。13a
、 13b、 13c及び13dはポンプである。
なお、第1現像と第2現像の現像時間は異なっていても
よい。さらに上記の現像処理装置には、第1現像ゾーン
と第2現像ゾーンに現像能力を回復させるための補充装
置が取り付けられていてもよい。また、必要に応じて第
2現像ゾーンの後に水洗ゾーン以外の処理工程が連続し
ても良く、定着ゾーン、保護ガム塗布ゾーン、リンスゾ
ーン、乾燥ゾーンを取り付けて使用することもできる。
これらのゾーンは水洗ゾーンの次に連続していてもよい
。またそれぞれの槽に補充装置を備え付けることもでき
る。
〔実施例〕
更に、本発明を実施例で詳細に説明する。
なお、実施例は、具体的実施態様の一例を示すのみであ
り、本発明を限定するものではない。
実施例1 電解エツチング法により砂目立てし、その後に陽極酸化
処理1、更に熱水封孔処理を行なった厚さ0.24mm
のアルミニウム板に下記の感光液を回転塗布機により塗
布し、100℃で4分間乾燥し、ポジ型感元性平版印刷
版を得た。
〔感光液〕
・ナフトキノン−(1,2)−ジアジド−(2) −5
−スルホン酸クロライトトレシルシン−ベンズアルデヒ
ド樹脂との縮合物(特開昭56−1044号公報の実施
例1に記載)      ・・・3.5I・m−クレゾ
ール−ホルムアルデヒドノボラック樹脂”MP−707
’”(群栄化学工業(株)製)・・・9I ・ナフトキノン−(1,2)−ジアジド−(2) −4
−スルホン酸クロライド      ・・・0.15g
・ビクトリアピーアブルーBOH(採土ケ谷化学工業株
製)・・・0.2ト メチルセロソルブ        ・・・100 g乾
燥後の塗布膜厚重量は2.597mであった。
この感光性平版印刷版の上にポジ型透明原肩を密着し、
2 Kwメタルハライドランプを光源とし、8.0 m
W/ crlの放射照度で70秒間露光したものを多数
枚作製した。これらを下記〔1〕及び〔2〕の2通りの
現像方法で下記現像液Aと下記ガム液を用い、第1図に
示した現像処理装置で現像処理した。
〔現像液A〕
・ケイ酸ソーダ ° (日本工業規格ケイ酸ソーダ3号)1335g・水
酸化ナトリウム         115g・水   
          30g以上の組成物を水で7倍希
釈したもの。
〔ガム液〕
5GQ−3(小西六写真工業@)M)を水で2倍希釈し
たもの。
現像方法〔1〕(本発明) 現像液Aを第1現像槽と第2現像槽に入れ、第1現像槽
の次の第1水洗槽に水道水を入れ、第2水洗槽に保護ガ
ム液を入れた。
第1現像は30℃で15秒間、第2現像は5℃で15秒
間行なった。第1水洗は5°C,10秒間、ガム液は5
℃で10秒間処理した。
現像方法〔2〕(比較) 現像液Aを第1現像槽と第2現像槽に入れ、第1現像槽
の次の水洗槽には水を入れず、第2現像槽後の水洗槽に
保護ガム液を入れ第1現像と第2現像のあいだの水洗を
省いた。第1現像は30℃で15秒間、第2現像は5℃
で15秒間行なった。ガム処理は5℃で10秒間行なっ
た。
上記2つの現像方法で、それぞれ連続して多数枚の前記
感光性平版印刷版を処理したところ、本発明の現像方法
〔1〕では第2現像槽に感光層成分が混入せず、均一な
汚れのない実用上問題のないレベルの製版が3.2 m
 /13までできた。一方、現像方法〔2〕では第2現
像槽にスクイーズしきれないで版上に残された第1稈像
液が持ち込まれ、連続して使用していると第1現像液で
除去された感光層成分が混入して第2現像液を汚染し実
際には、2.4rFl!/iの処理能力しかなかった。
しかも、現像方法〔1〕の場合は現像方法〔2〕の場合
と比較してガム液の汚染が小さく、ガム液の寿命は1.
9倍に延びた。
実施例2 厚さ0.24mmのアルミニウム板を20%リン酸ナト
リウム水溶液に浸漬して脱脂し、これを0.2N塩酸浴
中で3A/lの電流密度で電解研磨したのち、硫酸浴中
で陽極酸化した。このとき陽極酸化量は4、!7 / 
m”であった1、更にメタケイ酸り・トリウノ、水溶液
で封孔処理し、感光性平版印刷版に用いるアルミニウム
板を作成した。次にこのアルミニウム板上に次の感光液
を回転塗布機で塗布し、85℃で3分間乾燥してネガ型
感光性平版印刷版を得た。
〔感光液〕
・N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド:
アクリロニトリル:エチルアクリレート:メタクリル酸
=27:33:41 : 6 (重量比)の共重合体(
酸価=80) (特開昭55−155355号に例示された高分子重合
体)・・・5.OI ・p−ジアゾジフェニルアミンのパラホルムアルデヒド
縮合物のへキサフルオロリン酸塩 ・・・0.5g・ジ
ュリマ−AC■OL(日本純薬(株)製)  ・・・0
.059・酒石酸             ・・・0
.05p・ビクトリアピュアブルーBOI( (採土ケ谷化学工業(株)製)    ・・・0.1 
、p・ノボラック樹脂(PP−3121)(群栄化学(
株)製)・・・015I ・プルロニックL−64(商品名、旭電化(株)製、界
面活性剤)          ・・・0.005 g
・メチルセロソルブ        ・・・100 m
l乾燥後の塗布膜厚重量は1.8g/mであった。
この平版印刷版の上に透明原稿を密着し、2Kwメタル
ハライドランプを光源とし、8.0 mW /criの
放射照度で40秒間露光したものを多数枚作製した。
これを第1図の現像処理装置を用いて実施例1に記した
現像方法〔1〕と現像方法〔2〕で現像処理した。
ただし、現像液は実施例1の現像液Aのかわりに下記の
現像液Bを用いた。
〔現像液B〕
・亜硫酸ナトリウム         ・・・3.0g
・ベンジルアルコール       ・・・30  g
・トリエタノールアミン       ・・・20g・
モノエタノールアミン      ・・・ 5g・ペレ
ックスNBL          ・・・30  g(
1−ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム、花王アト
ラス@)製) ・  水                     
−1000m/上記2通りの現像方法で連続して多数枚
の版を処理したところ、本発明の現像方法〔1〕の場合
は第2現像液が汚れず良好な処理を続けることができ、
処理能力は5.’3i/lであった。現像方法〔2〕の
場合は処理を続けていると第2現像液に第1現像液で除
去された感光層のかすが取り込まれ、第2現像液に浮遊
物を生じ、これが原因で現像ムラを起こした。現像能力
は4.1m/13であった。また、第2現像後のガム液
の寿命は現像方法〔1〕の方が現像方法〔2〕に比べて
、1.7倍大きかった。
実施例3 実施例1で用いたポジ型感光性平版印刷版と実施例2で
用いたネガ型感光性平版印刷版を2Kwメタルハライド
ランプでそれぞれ70秒間及び110秒間の画像露光を
行なった。次に、第1図に示すような2つの現像槽の間
に水洗槽を有する水平搬送式の現像処理機の第1現像槽
に実施例2で用いた現像液B (pH10,s)をto
 l仕込み、液温を30℃に調製した。次で第1現像部
の次の第1水洗槽に水道水を51入れ5℃に保ち、次の
第2現像槽に実施例1で用いた現像液A (pH12,
9)を106仕込み、液温を5℃に調節した。最後の第
2水洗槽にはラウリルアルコール硫酸エステルナトリウ
ム塩の界面活性剤を1%含むリンス液を31入れ、液温
を5℃に保った。処理時間は第1現像20秒、第1水洗
IO秒、第2現像20秒、第2水洗(リンス部)10秒
に設定した。
前記の画像露光したネガ型感光性平版印刷版とポジ型感
光性平版印刷版を無差別に上記の現像処理機に通して処
理した。このように連続的に処理を続け、ネガ型感光性
平版印刷版とポジ型感光性平版印刷版を良好に多数枚処
理することができた。
一方、従来知られているような第1水洗のない処理方法
で処理を続けた場合には、第1現像でスクイーズして残
った現像液が第2現像液に混ざり、第2現像の現像性が
変化し、版の性能を一定に保つのが困難となった。
本発明の前記方法で現像処理したものは、従来の第1水
洗のない方法で処理した場合に比べ、処理能力はネガ型
感光性平版印刷版では1.7倍、ポジ型平版印刷版では
2.1倍に増し、膜はがれの現象が極端に減少した。
実施例4 実施例1において第1現像の後の水洗水に2.5%  
□のエチレンジアミン四酢酸四ナトリウムニ水塩の水溶
液を用いた以外は実施例1と同じように実験を行なった
結果、連続使用した場合、第1現像の後の水洗水に単な
る水道水を用いたときよりも、第2現像槽中の白色沈殿
物の量が少なかった。
実施例5 実施例1における第1現像の時間を長(して現像を5秒
間行ない、第2現像の時間を短(して5秒間行なったほ
かは実施例1と同様の実験を行なったところ、実施例1
の結果と同じような結果を得た。
〔発明の効果〕
(1)本発明の方法により現・像むら及び現像処理して
得られる印刷版の品質の安定性が改良され、同一量の現
像液で処理できる感光性平版印刷版の量(面積)が増大
し、また現像工程に続く処理工程の処理液の疲労が減少
する。
また、ネガ型感光性平版印刷版とポジ型感光性平版印刷
版のように適する現像液の能力が互いに異なる2種の感
光性平版印刷版を混ぜ、第1現像と第2現像とで異なる
能力を有する現像液を用いて多数枚を現像する場合の現
像結果の安定性が改良される。
(2)本発明の装置により、従来の技術における前の現
像で感光性平版印刷版に付着して次の現像の現像液に持
ち込まれる感光性層成分、前の現像の現像液等が次の現
像前に効果的に除去されるので上記(1)に記した効果
が有利に得られる。
(3)現像間の水洗工程に用いる水洗水に錯化剤及び界
面活性剤から選ばれる少なくとも1つを含有させる本発
明の方法の好ましい態様においては上記の効果に水洗が
効率的に行なわれ、第2現像液の寿命がのびる効果が更
に加わる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための装置の例を示す要部の
側面図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)現像を少なくとも第1現像と第2現像とに分け、
    これらの現像を順次行う現像工程を含む感光性平版印刷
    版の現像処理方法であって、上記各現像の間の少なくと
    も1つに水洗工程を有することを特徴とする感光性平版
    印刷版の現像処理方法。
  2. (2)上記水洗工程をはさむ2つの現像に用いる現像液
    が現像能力において異なることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の感光性平版印刷版の現像処理方法。
  3. (3)上記現像工程がネガ型感光性平版印刷版とポジ型
    感光性平版印刷版を共通して処理することが可能である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載
    の感光性平版印刷版の現像処理方法。
  4. (4)上記水洗工程において水洗水を循環使用すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の感光性平版印
    刷版の現像処理方法。
  5. (5)現像槽を少なくとも第1現像槽と第2現像槽とに
    分け、感光性平版印刷版を順次通過させて処理するよう
    になした現像処理装置であって、各現像槽の間の少なく
    とも1つに水洗槽を設けたことを特徴とする感光性平版
    印刷版の現像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0311063A2 (de) * 1987-10-09 1989-04-12 Du Pont De Nemours (Deutschland) Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Behandeln eines photographischen Aufzeichnungsmaterials
JPH023064A (ja) * 1988-06-17 1990-01-08 Fuji Photo Film Co Ltd 感光性平版印刷版処理機

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