JPS62211284A - エレベ−タ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

〔産業上の利用分野〕 この発明は、クリーンルーム内に汚れた空気が混入しな
いように、昇降体内もクリーン化するようにしたエレベ
ータ装置に関する。 〔従来の技術〕 通常クリーン化工場では、乗場はクリーン装置でクリー
ン度が保たれている。このクリーンルームに関しては、
たとえば、電設工業昭和５９年１２月号５１真〜５５頁
に起載されており、半導体製造工程における各プロセス
に対応した最適な構成とすることが必要であり、半導体
集積度の向上にともなって、クリーンルームに対する要
求もますます厳しくなってきている旨記載されている。 クリーンルームの構成において、特に汚れた空気の混入
に対する対処策も重要な要素であり、プロセス上で必要
な部分を周囲の空気から隔離して超高清浄度とするいわ
ゆるクリーンチューブ方式。 トンネル方式、垂直層流方式などが提案され、それぞれ
特徴と適用性を有している。 一方、エレベータの昇降路は経済的な理由で、　　　−
クリーン化されていない場合が多い。 第６図は、従来のエレベータ装置の概略的構成を示す図
である。この第６図において、１は昇降路であり、２は
乗場である。乗場２の空気はクリ−ン状態を保持してお
り、乗場２の一部は図示のごとく、昇降路１内に突出さ
れている。 この乗場２の近傍の昇降路１の壁面には、外扉開閉モー
タ３が取り付けられており、この外扉開閉モータ３に滑
車４が連結されている。滑車４におもり５が吊り下げら
れている。 また、滑車４に外扉６が連結されており、外扉６は外扉
枠内に挿脱可能になっており、外扉枠６は乗場２の乗場
口に取り付けられている。この外扉６は外扉開閉モータ
３の回転方向に応じて、外扉枠７内に挿入されたり、外
扉枠７から出たりするようになっている。つまり、開閉
するようになっている。 一方、８はかごであり、かご８は昇降路１内を昇降する
もので、ローブ９を介して巻上機１０により巻き上げら
れたり、下降したりするようになっている。巻上機１０
は昇降路１の上部に設置されている。また、昇降路１の
上部には滑車１１も設置されている。この滑車１１を介
して、ロープ９の他端にはおもり１２が吊り下げられて
いる。 上記かご８の入口には、内扉枠１３が取り付けられてい
る。この内扉枠１３内に内扉１４が挿脱するように、滑
車１５を介して内扉開閉モータ１６で駆動するようにな
っている。滑車１５はおもり１７が吊り下げられている
。なお、昇降路１は汚れた空気が充満されている。 次に、この従来のエレベータ装置の動作について説明す
る。かご８が乗場に着床すると、内扉開閉モータ１６で
内扉１４を開くとともに、外扉開閉モータ３により外扉
６を開く。 これにより、かご８内の搬送物を乗場２に搬出したり、
乗場２の搬送物をかご８内に搬入する。 搬送物の搬出、ｍ大作業が終了すると、内扉開閉モータ
１６により内扉１４を閉じるとともに、外扉開閉モータ
３により外扉６を閉じる。しかる後に、かご８は所定の
目的階に向けて走行を開始する。

【発明が解決しようとする問題点】

このようなエレベータ装置においては、昇降路１がクリ
ーン化されていないために、クリーン環境を必要とする
搬送物をエレベータやダムウェータなどのかごに乗せて
階移動する際、かご８内の汚れた空気に汚染される不具
合があった。 この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、省エネルギによりかご内を清浄にすることができ
、しかも、比較的安価で且つ小型軽量化することのでき
るエレベータ装置を得ることを目的とする。

【問題点を解決するための手段】

この発明に係るエレベータ装置は、エレベータの昇降体
の入口に設けられた蛇腹と、昇降体の所定位置に配置さ
れたファンとシャッタとを設けたものである。

【作　用】

この発明においては、かごの着床時に蛇腹を閉じた後、
ファンを作動させ、蛇腹内の気圧をクリーンルーム内の
空気よりも下げ、外扉を開けて清浄な空気を蛇腹内に入
れ、シャッタと内側扉を開けて昇降体内の汚れた空気排
出した後、内側扉を閉め、昇降体内の空気を他の空気と
遮断する。

【実施例】

以下、この発明のエレベータ装置の実施例について図面
に基づき説明する。 第１図はその一実施例の全体の構成を示す図である。 この第１図において、第６図と同一部分には重複を避け
るために、同一符号を付してその説明を省略し、第６図
とは異なる部分を主体に説明する。 この第１図を第６図と比較しても明らかなように、第１
図では、第６図の構成に新たに、昇降体としてのかご８
の入口側において、内側扉１３の前面側（乗場に対向す
る側）に蛇１１１１８が取付けられている。蛇腹１Ｂは
蛇腹駆動袋Ｗ１９により開閉されるようになっている。 この蛇腹駆動装置１９はかご８の上部に設置されている
。 更に、かご８の底部には、シャフタ２０とファン２１と
が配設されている。すなわち、シャッタ２０を介してフ
ァン２１がかご８の底部に対向するようになっている。 なお、シャッタ２０、ファン２１はダクト８Ａ内に位置
するようになっており、ダクト８Ａは、かご８の外周面
を包囲するように設けられている。 その他の構成は第６図と同様である。 次に、以下のように構成されたこの発明のエレベータ装
置の動作について説明する。 第５図はその動作のシーケンスを示す図である。 まず、かご８が乗場２に着床すると（第５図（ａ））、
第２図に示すように、蛇腹１８が蛇腹駆動装置１９によ
り駆動されて、蛇腹１８が作動（第５図（Ｃ））すると
ともに、第５図（ｂ）に示すように、ファン２１が回転
する。 これにより、第２図において、矢印Ａ１で示すように、
ダクト８Ａを通って蛇腹１８内の汚れた空気が外部に排
出され、蛇腹１８内の気圧が乗場２内のクリーンルーム
内の気圧よりも下がる。 次に、第３図に示すように、乗場２に設けられた外扉６
を外扉開閉モータ３を駆動することにより開く　（第５
図（ｄ））ことにより、乗場２内のクリーンな空気が矢
印Ａ２で示すように蛇ｎ１ｉａ内に入り、汚れた空気は
ダクト８Ａを通して上記と同様にして外部へ排出される
。 その後、第４図に示すように、シャッタ２０をあける（
第５図（「））と同時に、内扉開閉モータ１６を駆動し
て内扉１４をあける（第５図（ｅ））。 これにより、ファン２１の回転力で、かご８内の汚れた
空気を外部（昇降路１）に排出する。 かご８内の空気がクリーンになった時点で、内扉１４と
シャッタ２０を閉める（第５図（ｅ）、第５図（ｆ））
。したがって、かご８内の空気が他の空気と遮断される
。 その後、外扉６を閉める（第５図（ｄ））とともに、蛇
腹１８を戻しながらく第５図（Ｃ））、ファン２１を止
める（第５図（ｉｌｌ）。 このような一連の動作がすべて終了した後、再〔発明の
効果〕 この発明は以上説明したとおり、昇降体にシャツとファ
ンおよび蛇腹を設け、着床時にファンの回転により蛇腹
内の気圧をクリーンルーム以下に低下させるとともに、
蛇腹内の汚れた空気を外部に排出した後、クリーンルー
ムのクリーンな空気を蛇腹内に入れ、シャッタを開けて
昇降体内の汚れた空気を排出した後、内側扉を閉めて昇
降体内を外部と遮断するようにしたので、着床時のみフ
ァンを作動させるだけでよく、省エネルギ化が可能とな
る。 また、高価な空気浄化装置を設置する必要がなく、比較
的安価で、小型軽量化ができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のエレベータ装置の一実施例の全体の
構成を示す図、第２図ないし第４図はそれぞれ同上エレ
ベータ装置の動作を説明するための図、第５図は同上エ
レベータ装置の動作シーケンスを示す図、第６図は従来
のエレベータ装置の全体の構成を示す図である。 ■・・・昇降路、２・・・乗場、３・・・外扉開閉モー
タ、６・・・外扉、７・・・外扉枠、８・・・昇降体、
９・・・ロープ、１０・・・巻上機、１３・・・内扉枠
、１４・・・内扉、１８・・・蛇腹、１９・・・蛇ｌｌ
Ｉ駆動装置、２０・・・シャッタ、２１・・・ファン なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 昇降体の内扉の前方に設けられ着床時にクリーンルーム
   を形成する乗場の外扉に接合しかつ昇降体内の空気が外
   部と遮断されると元の位置に戻る蛇腹と、上記昇降体に
   設けられ上記蛇腹が乗場に接合した後に作動して蛇腹が
   元の位置に戻るまで回転するファンと、このファンの回
   転により蛇腹内に乗場のクリーンな空気が入った後に上
   記内扉と同時に開いて昇降体内の汚れた空気を排出する
   とともに昇降体内の空気がクリーンになった時点で内扉
   とともに閉めて昇降体内の空気を外部と遮断するシャッ
   タとを備えてなるエレベータ装置。