JP3446858B2 - クリーンルーム用の昇降装置 - Google Patents
クリーンルーム用の昇降装置Info
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Description
載手段が備えられた昇降台と、その昇降台を昇降駆動す
る昇降駆動手段と、略筒状に形成されて、内部空間が前
記昇降台の昇降通路となる昇降枠体とが設けられ、前記
昇降枠体の周壁部における上下方向複数箇所に、前記荷
を移載するための開口が形成されたクリーンルーム用の
昇降装置に関する。
略筒状に形成された昇降枠体の内部空間を昇降通路とし
て、荷の移載を行う移載手段を備えた昇降台を、昇降枠
体に形成した荷を移載するための開口間に亘って昇降駆
動し、各開口で荷の移載を行うことで、各開口間で荷を
昇降搬送するものであり、例えば、クリーンルームを2
階建て以上の複数階構成とし、昇降枠体を複数階を貫通
する状態で設置し、昇降枠体の開口を各階毎に形成し
て、荷を各階間で搬送する場合等に利用される。ここ
で、昇降台の昇降通路を略筒状に形成しているのは、昇
降台の昇降機構により発生する塵埃がクリーンルーム内
に飛散するのを防止するためであり、又、昇降台に移載
手段を備えているのは、各開口毎に移載手段を設ける構
成に較べて構成の簡素化を図れるからである。
通常、極めて塵埃を嫌うものであり、これは昇降枠体内
の昇降通路を搬送する場合においても同様で、クリーン
ルーム内と同様に塵埃の除去を考慮する必要ある。昇降
枠体の内部空間を除塵する一般的な構成としては、昇降
枠体の内部空間に清浄空気をいわゆるダウンフロー状態
で通風する構成が従来から考えられている。
を有することで塵埃の発生源となる移載手段が荷の昇降
搬送を行う昇降台に備えられる構成に対しては、上記従
来の除塵のための構成を適用しても、搭載される荷の近
くに塵埃の発生源が存在することから、除塵が不十分と
なる虞れがあった。本発明は、上記実情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、昇降台に移載手段が備え
られた場合においても、昇降通路を的確に除塵し、荷に
塵埃が付着するのを可及的に防止する点にある。
を備えることにより、昇降台の昇降通路となる昇降枠体
の内部空間の塵埃を、清浄手段が通風によって除去する
と共に、昇降台の移載手段により発生する塵埃は、昇降
台に備えられた補助清浄手段が通風によって除去する。
つまり、昇降台の昇降通路全体を清浄手段にて除塵し、
搬送される荷と共に昇降移動する塵埃の発生源に対して
は、その発生源近くで的確に除塵する構成としているの
であり、もって、清浄手段と補助清浄手段とによって昇
降通路を的確に除塵し、荷に塵埃が付着するのを可及的
に防止できるものとなる。
により、送風機と除塵フィルタとが一体的に備えられて
清浄空気を送風する送風ユニットにて、昇降枠体の内部
空間の塵埃を通風により除去するのであるが、その送風
ユニットは、昇降枠体において上下方向に並ぶ状態で複
数個設けられている。従って、昇降枠体の内部空間にお
いて単にダウンフロー状態で通風したのでは、下方に向
かうほど塵埃の密度が高くなって除塵が不完全になり、
又、昇降枠体の内部空間は必ずしも滑らかな側面を有す
るものではないので、通風の状態が乱れて部分的に除塵
が不完全となる場合もあることから、昇降通路の塵埃の
除去が上下方向で不均一となるのに対し、上記のように
送風ユニットを上下方向に複数個並べて配置すること
で、昇降通路の除塵を上下方向で均一に行うことができ
る。
により、昇降台は、平面視による断面形状が四角形とな
るように形成されて昇降通路を昇降して荷の昇降搬送を
行う。この昇降通路を形成する昇降枠体には、前記四角
形をなす一側面に送風ユニットが備えられており、送風
ユニットが備えられた側面に隣接する両側面は二重壁状
に形成されて、送風ユニットによる通風の帰還流路を形
成し、更に、送風ユニットが備えられた側面に対向する
側面は、その帰還流路に連通している。つまり、送風ユ
ニットから送風された清浄空気の主な流路は、昇降通路
を通過した後、対向する側面を経由して送風ユニットに
対して左右の側面となる二重壁状の帰還流路を通過して
送風ユニットを設けた側面に戻る。従って、清浄空気が
先ず除塵対象空間である昇降通路を通過することを基本
として、昇降通路を通過した後に左右の帰還流路に分か
れて戻ることになり、昇降通路を的確に除塵しながら、
送風ユニットによる通風の流路を全体として均整のとれ
たものとでき円滑に除塵を行える。
により、二重壁状の側面にて形成される通風の帰還流路
内に設けられた昇降機構が昇降駆動手段の駆動力を伝達
して、昇降台を昇降させる。昇降機構は駆動力の伝達す
る機構であるので可動部を有し、塵埃の発生源となる。
このような塵埃の発生源を上記の帰還流路内に配置する
ことで、発生した塵埃が昇降通路に漏れ出るのを可及的
に防止でき、昇降通路を一層清浄なものとできる。
により、昇降台は、昇降台に連設され且つ通風の帰還流
路内に位置する被案内体が、索状体に吊下げ支持された
状態で案内レールに昇降案内されることで昇降する。こ
のような構成で昇降案内されることで、昇降台は安定姿
勢で昇降するものとなるが、その反面で被案内体と案内
レールとの接触作用で塵埃が発生することになる。そこ
で、被案内体及び案内レール等からなる昇降機構を通風
の帰還流路内に配置することで、安定して昇降案内でき
ながらも、昇降通路を清浄なものとできる。
により、昇降台に連設された被案内体を吊下げ支持する
索状体に、昇降台の重量を補償するためのバランスウェ
イトが連結されているので、昇降駆動手段にて昇降台を
昇降駆動するときに必要な駆動力を可及的に小さくでき
るが、その反面でバランスウェイトが周囲の部材との接
触により塵埃が発生する場合もある。そこで、このバラ
ンスウェイトも通風の帰還流路内に配置することで、小
さい駆動力で昇降台を昇降駆動できながらも、昇降通路
を清浄なものとできる。
により、送風ユニットを備えた側面に対向する側面に装
置点検用のはしごが設けられている。昇降通路を構成す
る昇降枠体は一般的に上下方向に長尺となるので昇降枠
体の内部を点検するのが容易ではない。そこで、装置点
検用のはしごを設け、作業者がこのはしごを利用して昇
降通路を移動し、各種装置の点検を行えるようにしてい
る。しかも、この装置点検用のはしごの設置位置は、送
風ユニットを備えた側面に対向する側面に設置されてお
り、送風ユニットによる通風を乱すことも少ないものと
してあり、昇降通路の除塵を的確に行えるものとしなが
ら、装置のメンテナンスに便利なものすることができ
る。
ーンルーム間で、複数枚の半導体ウェハ等をキャリアに
収納した状態の荷Cを搬送する設備に適用した場合の実
施の形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2に示
すように、クリーンルームCLは2階建てに構成され、
荷Cの昇降搬送のための昇降枠体TFが、一階の通風可
能な作業用床面WF及び天井フィルタFC並びに2階の
建屋の床面CF及び作業用床面WFを貫通する状態で設
置されている。
体TF内には昇降枠体TFの内部空間を昇降通路とする
昇降台1が昇降自在に設けられ、昇降枠体TFの一側面
には送風機2aとその送風機2aの送風方向下手側に位
置する高性能の除塵フィルタ2bとを備えた送風ユニッ
ト2が昇降枠体内方側に送風する姿勢で上下方向に並ぶ
状態で複数個取付られている。又、昇降枠体TF内を冷
却する等のために、昇降枠体TFの上端及び2階のクリ
ーンルームCLの作業用床面WFの下方側に外気取り入
れ口AIが備えられ、2階のクリーンルームCLの作業
用床面WFの下方側及び昇降枠体TFの下端近くに排気
ファンを備えた排気口AOが備えられており、更に、昇
降枠体TFの上端から取り入れた空気を清浄にするため
に昇降枠体TFの上端近くにも、下方に向けて送風する
送風ユニット2が取り付けられている。
階のクリーンルームCLと2階のクリーンルームCLと
の間で荷Cを昇降搬送するのであるが、昇降台1に荷C
を移載するために、1階及び2階のクリーンルームCL
の夫々において昇降枠体TFに上下一対の開口3が形成
され、各開口3の夫々には、自動開閉式の扉ユニットD
Uが取り付けられ、各開口3の夫々に対応して荷Cを搬
送するコンベア装置TCが1階及び2階のクリーンルー
ムCLに設置されている。尚、コンベア装置TCと昇降
台1との荷Cの移載は、昇降台1に備えられた移載手段
MMにて行う。
に概略的に示すように、昇降台1を昇降案内するための
案内レール4、その案内レール4に接触案内される案内
用ローラ5aを備えて昇降台1に連設される被案内体
5、その被案内体5を吊下げ支持する索状体であるワイ
ヤ6、ワイヤ6の途中に連結されて昇降台1の重量を補
償するためのバランスウェイト7及びワイヤ6を案内す
るガイドプーリ8等から構成される昇降機構UMを、ワ
イヤ6の巻き取り及び送り出しをする巻き取り装置9の
駆動力にて作動させるものである。この昇降機構UM等
について更に説明すると、図4に示すように、昇降台1
を昇降駆動する昇降駆動手段である巻き取り装置9は、
駆動源である昇降駆動用モータ9a、その昇降駆動用モ
ータ9aの回転速度を減速する減速機9b及びその減速
機9bの出力軸にて一体的に回転駆動される一対の巻き
取りドラム9c,9dとから構成され、被案内体5、ワ
イヤ6及びバランスウェイト7も一対の巻き取りドラム
9c,9dに対応して夫々一対に設けられている。
Fは、図1におけるA−A断面図である図5に示すよう
に、昇降通路の平面視による断面が四角形となるよう
に、昇降枠体TF自体が略正方形となっている。昇降枠
体TFは、第1〜第4の主マスト10a,10b,10
c,10d、6本の補助マスト11、上下方向適宜箇所
においてこれらの主マスト10a,10b,10c,1
0d及び補助マスト11を連結する横フレーム12並び
にこれらを四方からカバーする外パネル13を主体とし
て構成されている。第1〜第4の主マスト10a,10
b,10c,10dのうち、第1主マスト10a及び第
3主マスト10cは、それの一部に昇降台1の被案内体
5を昇降案内する案内レール4が一体的に形成されてお
り、昇降枠体TFと支持部材としての機能と、昇降台1
と昇降案内する昇降機構UMとしての機能とを兼ね備え
ている。又、第2主マスト10b及び第4主マスト10
dには、バランスウェイト7の案内用ローラ7aの案内
面16が形成されて、バランスウェイト7を昇降案内す
る。
角形を構成する一側面に、除塵フィルタ2bが昇降枠体
TFの内方側を向く姿勢で補助マスト11に取り付けら
れており、送風ユニット2を設置している側面に隣接す
る両側面は、補助マスト11に取り付けられた一対の内
カバー14a,14bによって二重壁状としてある。更
に、送風ユニット2を設置している側面に対向する側面
には、装置点検用のはしご15が備えられ、図示を省略
する扉から昇降枠体TF内に入った作業者が昇降枠体T
F内を装置の点検のために昇降できるようにしてある。
昇降枠体TFの一側面に備えた送風ユニット2を送風作
動させると、送風機2aから送り出された風は、図5と
同位置を示す図6において概略的に矢印Bに示すよう
に、主に、除塵フィルタ2bを通過して除塵された後、
昇降通路を通過して送風ユニット2設置側面に対向する
側面から二重壁状の側面の内部を通り送風機2aの背面
側に戻る。従って、二重壁状の側面で送風ユニット2に
よる通風の帰還流路を形成しており、送風ユニット2設
置側面に対向する側面がその帰還流路と連通して、被案
内体5,ワイヤ6及びバランスウェイト7等の昇降機構
UMが通風の帰還流路に位置している。尚、送風ユニッ
ト2による通風経路を平面視によって説明したが、昇降
枠体TFの上端には昇降枠体TF内を冷却する等のため
に下方に送風する送風ユニット2が備えられているの
で、矢印Bで示す通風は必ずしも水平方向を向くもので
はない。送風ユニット2による通風によって昇降枠体T
Fの内部空間の塵埃が除塵フィルタ2bに集められるの
で、送風ユニット2は、昇降枠体TFの内部空間の塵埃
を通風により除去する清浄手段ACとして機能する。
昇降台1は、図7及び図8に示すように、被案内体5に
連設される架台17に、主に架台17の上方側に位置す
る荷Cの移載手段MMと、架台17の下部にカバー体1
8にて覆われる状態の小型送風ユニット19とが備えら
れて構成されている。移載手段MMは、荷Cを把持する
左右一対の把持アーム20aをモータ20bにて接近離
間方向に駆動移動自在の把持装置20と、その把持装置
20をクリーンルームCLに設置されたコンベア装置T
Cに対してモータ21aの駆動力にて出退させるいわゆ
るランニングフォーク機構を備えた出退装置21と、把
持装置20及び出退装置21取り付けた旋回台22bを
モータ22aの駆動力にて縦軸芯回りで旋回させる旋回
装置22とから構成されている。移載手段MMは、図3
に示すように昇降台1側と地上側とに夫々設けられた光
伝送装置23,24との通信によって地上側からの指令
を受け取り、出退装置21が出退動作し、又、旋回装置
22が旋回作動する。
えられる送風ユニット2と同様の構成で、送風機19a
及び除塵フィルタ19bからなり、移載手段MM内を送
風機19aにて吸引して除塵フィルタ19bにて除塵し
た後、下方に向けて排出することで、移載手段MMにて
発生した塵埃を通風により除去している。移載手段MM
のうち把持装置20は小型送風ユニット19の吸引力を
直接作用させるのは困難であるので、把持装置20と旋
回台22bをパイプ22cで接続し、図示しない真空ポ
ンプにて把持装置20内を吸引して旋回台22b内に排
出することで把持装置20内の除塵を行っている。従っ
て、小型送風ユニット19は、移載手段MMにより生じ
た塵埃を通風により除去する補助清浄手段SAとして機
能する。
対して荷Cの移載を行う開口3には、上述のように扉ユ
ニットDUが設けられ、この扉ユニットDUは、図1に
おけるD−D断面図である図9及び図10に示すよう
に、昇降枠体TFの内方側へ観音開き式に開閉自在の左
右一対の扉体25a,25bが備えられ、扉体25a,
25bが閉じ状態のときには、昇降枠体TFの開口3を
ほぼ密閉状態とする。左右一対の扉体25a,25bを
開閉するための機構は、図10に示すように扉体25
a,25bの下方側に設けられ、図11に示すように、
扉体25a,25bの回動軸を連結杆26a,26bを
介して回動駆動する回転駆動体27と、扉体25a,2
5bを回動駆動するためのモータ28と、そのモータ2
8の回転軸とタイミングベルト28aによって連動し、
回転駆動体27の回転軸27aに回転自在に取り付けら
れたプーリ29と、プーリ29の回転力を回転駆動体2
7の回転軸27aに伝達して縦軸芯回りに回動させる状
態と伝達を切り離す状態との切換える電磁クラッチ30
とから構成され、扉体25a,25bの開閉を検出する
ために、回転駆動体27の周部の適宜位置に形成された
回転位置検出用凸部27bに押し操作される一対のリミ
ットスイッチ31が設けられている。
リ29の回転力を回転軸27aに伝達する状態となって
おり、通常は通電状態で使用される。この状態で、図示
しない制御手段からの指令により、昇降台1の昇降とタ
イミングと取りながらリミットスイッチ31の検出信号
に基づいてモータ28を作動させて扉体25a,25b
を開閉操作する。但し、手動操作で扉体25a,25b
を開閉操作することも可能で、図10に示すように扉ユ
ニットDUのクリーンルームCL側の面に備えられた操
作スイッチ32にて自動開閉から手動開閉に切り換え
て、開きスイッチ又は閉じスイッチを押し操作して扉体
25a,25bの開閉を行う。又、電磁クラッチ30
は、図3に示す煙感知器33が昇降枠体TF内で煙を感
知すると非通電状態となって、プーリ29と回転駆動体
27の回転軸27aとの連結を切り離し、図示しない付
勢手段によって閉じ側に付勢された扉体25a,25b
は閉じ作動する。つまり、扉体25a,25bは防火扉
としての機能をも備えている。尚、停電や断線によって
電磁クラッチ30が非通電状態となったときも同様の動
作をする。
は、各階に上下に2箇所設けられ、上側の開口3はクリ
ーンルームCLからの荷Cの搬出用であり、下側の開口
3はクリーンルームCLへの荷Cの搬入用である。これ
ら各開口3に適正に昇降台1を停止させるために、図5
及び図7に示すように、昇降台1にフォトインタラプタ
形式の光センサ34が備えられ、昇降枠体TF側に、光
センサ34の検出対象となる被検出板35が適宜位置に
設置されている。光センサ34の検出信号を伝える信号
線は、電力供給線等ともにケーブルベア式の電線保持具
36に保持された状態で地上側の制御手段に接続され
る。昇降台1を各開口3に位置させる場合、昇降台1の
停止高さは、把持装置20の把持アーム20aの高さが
コンベア装置TC上に載置されている荷Cを把持可能な
高さとなる把持アーム操作位置と、その把持アーム操作
位置より若干高い持ち上げ位置とがあり、これらの位置
に対応して上記光センサ34の検出対象である被検出板
35が設置されている。
御を簡単に説明すると、例えば、荷Cを1階のクリーン
ルームCLから2階のクリーンルームCLに搬送する場
合は、昇降駆動用モータ9aを作動させて1階の上側の
開口3に対する把持アーム操作位置に昇降台1を位置さ
せ、扉体25a,25bを開き操作する。次に、移載手
段MMの出退装置21を作動させて一対の把持アーム2
0aを荷Cの両側位置に進出させた後、モータ20bを
作動させて一対の把持アーム20aを接近方向に移動さ
せて荷Cを把持する。荷Cを把持すると昇降台1を持ち
上げ位置に上昇させて、把持装置20を昇降枠体TF内
に引き込み、扉25a,25bを閉じ操作する。この状
態で、昇降台1を2階の下側の開口3に対する持ち上げ
位置に移動させ、扉25a,25bを開き操作した後、
出退装置21により把持している荷Cをコンベア装置T
C上に位置させる。この後、昇降台1を把持アーム操作
位置に降下させて荷Cをコンベア装置TC上に載置し、
把持アーム20aによる把持を解除して、把持装置20
を昇降枠体TF内に引き込み、扉体25a,25bを閉
じ操作して、荷Cの昇降搬送を終了する。
は、昇降枠体TFの上端近くに昇降枠体TF内の冷却等
のために送風ユニット2を配置しているが、この送風ユ
ニット2の設置を省略しても良い。 上記実施の形態
では、移載手段MMをランニングフォーク式の出退装置
21等にて構成しているが、多関節式のマニピュレータ
等により構成しても良い。 上記実施の形態では、移
載手段MMにより生じた塵埃を通風により除去する補助
清浄手段SAを送風機と除塵フィルタを一体化した小型
送風ユニット19にて構成しているが、送風機と除塵フ
ィルタを別体とし、設置箇所も異ならせる構成としても
良い。
ーンルームCL間で荷の搬送を行う場合に本発明を適用
しているが、例えば、一つのクリーンルーム内におい
て、天井近くに設置された案内レールに沿って移動体が
荷搬送を行う天井搬送式の搬送設備のステーションに設
置して、案内レールの設置位置と床面側との間で荷の昇
降搬送を行う場合に適用しても良い。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
成を示す側面図
成を示す正面図
Claims (5)
- 【請求項1】 荷の移載を行う移載手段(MM)が備え
られた昇降台(1)と、 その昇降台(1)を昇降駆動する昇降駆動手段(9)
と、 略筒状に形成されて、内部空間が前記昇降台(1)の昇
降通路となる昇降枠体(TF)とが設けられ、 前記昇降枠体(TF)の周壁部における上下方向複数箇
所に、前記荷を移載するための開口(3)が形成された
クリーンルーム用の昇降装置であって、 前記昇降枠体(TF)の内部空間の塵埃を通風により除
去する清浄手段(AC)が設けられ、 前記昇降台(1)に、前記移載手段(MM)により生じ
た塵埃を通風により除去する補助清浄手段(SA)が設
けられ、 前記清浄手段(AC)が、送風機(2a)と除塵フィル
タ(2b)とが一体的に備えられた送風ユニット(2)
にて構成され、 前記昇降枠体(TF)に、前記送風ユニット(2)が上
下方向に並ぶ状態で複数個設けられ、 前記昇降通路の平面視による断面形状が四角形となるよ
うに前記昇降枠体(TF)が形成され、 前記送風ユニット(2)が、前記昇降枠体(TF)にお
ける前記四角形をなす一側面に備えられ、 前記送風ユニット(2)設置側面に隣接する両側面が二
重壁状に形成されて、前記送風ユニット(2)による通
風の帰還流路を形成するように構成され、 前記送風ユニット(2)設置側面に対向する側面が前記
帰還流路と連通するように構成されている クリーンルー
ム用の昇降装置。 - 【請求項2】 前記昇降駆動手段(9)の駆動力により
前記昇降台(1)を昇降させるための昇降機構(UM)
が、前記通風の帰還流路内に設けられている請求項1記
載のクリーンルーム用の昇降装置。 - 【請求項3】 前記昇降機構(UM)は、前記昇降台
(1)に連設され且つ前記通風の帰還流路内に位置する
被案内体(5)と、その被案内体(5)を昇降 案内する
案内レール(4)と、前記被案内体(5)を吊下げ支持
する索状体(6)とを備えて構成されている請求項2記
載のクリーンルーム用の昇降装置。 - 【請求項4】 前記昇降機構(UM)に、前記昇降台
(1)の重量を補償するためのバランスウェイト(7)
が、前記通風の帰還流路内に位置する前記索状体(6)
に連結される状態で備えられている請求項3記載のクリ
ーンルーム用の昇降装置。 - 【請求項5】 前記送風ユニット(2)設置面に対向す
る側面に装置点検用のはしご(15)が設けられている
請求項1、2、3又は4記載のクリーンルーム用の昇降
装置。
Priority Applications (1)
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JP09218996A JP3446858B2 (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | クリーンルーム用の昇降装置 |
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JPH09278321A JPH09278321A (ja) | 1997-10-28 |
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KR102534383B1 (ko) * | 2018-04-13 | 2023-05-18 | 세메스 주식회사 | 방화 셔터 |
-
1996
- 1996-04-15 JP JP09218996A patent/JP3446858B2/ja not_active Expired - Fee Related
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