JPH0522542Y2 - - Google Patents

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JPH0522542Y2
JPH0522542Y2 JP18610987U JP18610987U JPH0522542Y2 JP H0522542 Y2 JPH0522542 Y2 JP H0522542Y2 JP 18610987 U JP18610987 U JP 18610987U JP 18610987 U JP18610987 U JP 18610987U JP H0522542 Y2 JPH0522542 Y2 JP H0522542Y2
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door
carrier
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air
clean
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、建物内の清浄環境部分、いわゆる
クリーンルームに対し物や人を出し入れするため
のエレベータ、ダウウエータ、ダクト式水平搬送
装置などの搬送装置に関するものである。
【従来の技術】
通常、クリーンルームを有する工場などでは、
クリーンルームの出入口部は空気浄化装置によつ
てクリーン度が保たれているが、搬器が移動する
移動路内は経済的な理由などにより清浄化されな
い場合が多い。 このような従来の搬送装置をエレベータを例に
して第3図により説明する。 第3図において、1は移動路である昇降路、2
は昇降路1を囲む周壁、3は建物の所要階床部分
に設けられた清浄環境部分すなわちクリーンルー
ム4の乗場に配置して上記周壁2に形成した出入
口、5は乗場の出入口3を開閉する外扉であり、
外扉枠5aに上下方向への摺動可能に支持されて
いる。外扉5は、周壁2に固定した外扉用電動機
6によつて滑車7を回動させ、滑車7に掛けられ
たワイヤーロプ8を介し、これの他端に連結され
たおもり9とバランスさせながら、上下方向に移
動させることで開閉されるように構成されてい
る。また、10は昇降路1内を昇降する搬器すな
わちかご、11は昇降路1上方に配設された巻上
機、12は滑車、13は巻上機11の綱車11a
に掛けられた滑車12に支持されたメインロープ
であり、これの一端にはかご10が、他端には釣
合いおもり14がそれぞれ連結されている。そし
て、巻上機11の駆動によりメインロープ13を
介してかご10が昇降路1を昇降し、出入口3と
対向する位置で停止することは、通常のエレベー
タと同様である。15はかご10に出入口3と対
向するように設けたかご出入口16は出入口15
を開閉する内扉であり、内扉枠16aに上下方向
への摺動可能に支持されている。内扉16は、か
ご10に設けた内扉用電動機17によつて滑車1
8を回動させ、これに掛けられたワイヤーロプ1
9を介し、これの他端に連結されたおもり20と
バランスさせながら、上下方向に移動させること
で開閉される。なお、これは外扉5の場合と同様
である。 上述した従来のエレベータでは、かご10とク
リーンルーム4の間で物や人を出し入れする場合
に、かご10の内扉16の開閉によつてかご10
内が経済的な理由でクリーン化されていない昇降
路1内と連通してこれと同様な汚れた空気とな
り、またかご10がクリーンルーム4の乗場で停
止し、乗場の外扉5およびかご10の内扉16を
開いた時に、かご10内および昇降路1内の汚れ
た空気がクリーンルーム4内に侵入してクリーン
ルームが汚染されるという不具合があつた。 そこで、上述した不具合をなくすために特開昭
62−105884号広報に示すものが開発された。この
エレベータを第4図によつて説明する。 第4図において、第3図と同一符号は同一また
は相当部分を示し、21は搬器であるかご10内
の空気の浄化装置であり、この清浄装置21は、
かご10の背面部から天井10a上方に至るダク
ト22内に送風機23とHEPA(HighEfficieney
Particulate Air)フイルタからなるフイルタ2
4とが設けられ、かご室25内と連通口26によ
つて、送風機23の吸込側がそれぞれ連通されて
いると共に、天井10aにかご室25内への吹出
口28が設けられている。29は角筒蛇腹状の伸
縮連通路壁であり、この連通路壁29はかご出入
口15周辺の内扉枠16a前面に一端が固定され
ている。27はかご10上面の前端部に固定され
たシリンダ機構などの駆動装置であり、駆動装置
27の進退ロツド27aが連通路壁28に連結さ
れている。なお、このエレベータの上述した以外
の構成は第3図に示すものと同様である。 次に、このエレベータの動作を説明する。かご
10がクリーンルーム4の乗場に到達しない昇降
中などには、内、外扉16,5が閉じている。ま
た、かご10の浄化装置21の送風機23が駆動
していることで、かご室25内の空気がダクト2
2を経て破線矢印に示すように循環し、フイルタ
24を通つて塵埃などが捕捉され、かご室25内
は空気が清浄化されている。さらに、伸縮連通路
壁29は短縮状態に保持され、この状態では、ク
リーンルーム4の外扉枠5aなど昇降路1内に突
出している部材に上記連通路壁29が干渉される
ことなくかご10は昇降される。 かご10がクリーンルーム4の乗場に着床して
停止した後、内扉16のみが開く。この状態で
は、かご室25内の空気が連通路壁29から前方
に吹出されるため、連通路壁29内の汚れた空気
が昇降路1内に押出される。その後、駆動装置2
7を駆動させて進退ロツド27aを前進させるこ
とにより、連通路壁29を伸長させて、これをク
リーンルーム4の乗場に設けた出入口3周辺の外
扉枠5aに押付け、これと連通路壁29間からク
リーンルーム4、かご室25内に昇降路1内の汚
れた空気が侵入しないようにする。さらに、その
後、外扉5を開き、クリーンルーム4の乗場とか
ご室25とを連通させ、連通路壁29内の連通路
を介してクリーンルーム4とかご室25の間で物
や人の出し入れを行う。その後、内、外扉16,
5を閉じ、駆動装置27の動作により、連通路壁
29を短縮させた乗場の外扉枠5aと離間させ
て、かご10を昇降させる。また、クリーンルー
ム4以外の階床にも同様な別のクリーンルームが
ある場合にはこのルームに対しても上述した動作
を行わせるが、クリーンルーム4以外に通常の乗
場のある場合には、通常の乗場では上述した動作
を行うことなく連通路壁29は短縮したままにし
ておく。 以上、従来の搬送装置をエレベータに適用した
場合について説明したが、エレベータに限られる
ことなく、ダムウエータやクリーンダクトを用い
た水平搬送装置などの他の搬送装置にも適用でき
る。 第4図に示す搬送装置では、かごなどの搬器に
設けた浄化装置の送風機を駆動させることによ
り、搬器内の空気を清浄化することができ、ま
た、搬器が清浄環境部分と対向して停止した後
に、駆動装置の駆動によつて伸縮連通路壁を伸長
させ、清浄環境部分に設けた外扉の周辺に圧接さ
せることにより、昇降路のような移動路からクリ
ーンルームなどの清浄環境部分に汚れた空気を侵
入させること、および清浄環境部分へかご内から
空気が侵入しても、この空気が清浄化してあるこ
とにより、清浄環境部分の汚染を防止できるとい
う効果が得られる。
【考案が解決しようとする問題点】
第4図に示す従来の搬送装置は、上述のように
構成され、かごのような搬器内にフイルタおよび
送風機を有する空気浄化装置を設け、この清浄装
置で浄化した空気を搬器内で循環させ、またエレ
ベータの乗場のような清浄環境部分と昇降路のよ
うな移動路を仕切るこれの周壁に設けた出入口
と、搬器に設けた出入口とを搬器に設けた伸縮連
通路によつて接続することにより、移動路内の汚
れた空気が清浄環境部分や搬器内に流入しないよ
うにすることができるが、上記周壁に設けた出入
口の外扉、およびこの外扉と対向させて搬器に設
けた出入口の内扉が開いている時に、外扉、内扉
に移動路内のダクトが付着し、上記外扉、内扉が
閉じた時、これの扉に付着していた塵埃などが清
浄環境部分や搬器内に飛散し、クラス100以下の
高度なクリーン度が得られないという問題点があ
つた。 この考案は、上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、移動路の周壁の出入口およ
び搬器の出入口に設けた外扉および内扉に、これ
らの開時に移動路内の塵埃が付着しないようにし
てクラス1〜10程度の輝度なクリーン度が清浄環
境部分および搬器内に得られる搬送装置を得るこ
とを目的としている。
【問題点を解決するための手段】
この考案は、第4図に示すような搬送装置にお
いて、清浄環境部分および搬器に外扉および内扉
の戸袋をそれぞれ設け、これらの戸袋の扉収納側
端部に排気孔を設けると共に、外扉の表面および
内扉の表面と戸袋の間に清浄な空気が流れる隙間
を形成したものである。
【作用】
この考案における搬送装置は、清浄環境部分お
よび搬器内の清浄な空気の圧力が移動路内の空気
の圧力よりも高くしてあることにより、外扉およ
び内扉の開閉状態と関係なく、清浄な空気が戸袋
内に流れ続けて排気孔から移動路内に排出され、
このため外扉および内扉の開時に、清浄な空気が
外扉の表面および内扉の表面に沿つて流れ、これ
らの表面に移動路内の塵埃などが付着せず、した
がつて高度なクリーン度が得られる。
【実施例】
以下、この考案の一実施例を第1図、第2図に
ついて説明する。 第1図、第2図において、第3図、第4図と同
一符号は同一または相当部分を示し、30,31
は外扉5、内扉16の下方にそれぞれ配置した戸
袋であり、戸袋30,31の扉収納側端部すなわ
ち下面にはそれぞれ排気孔30a,31aが形成
されている。外扉5の戸袋30は昇降路1の周壁
2に固定され、外扉5の昇降路1と反対側の表面
5bと戸袋30の間には隙間30bが形成され、
内扉16の戸袋31はかご10の下端部に固定さ
れ、内扉16の昇降路1と反対側の表面16bと
戸袋31の間には隙間31bが形成されている。
戸袋30,31の上端開口部には、外扉5、内扉
16の昇降路1側の裏面に接するシール部材3
2,33が固定されている。なお、この実施例の
上述した以外の構成および基本動作は、第4図に
示す従来のものと同様である。 このエレベータは、第1図に示すかご10の昇
降中、外扉5、内扉16が両方とも閉じており、
この状態では、クリーンルーム4内、かご10内
の清浄な空気が昇降路1内の空気より圧力が高い
ために、破線矢印に示すように、それぞれ戸袋3
0,31内に流れ込み、上方から下方に向つて流
れ、排気孔30a,31aから昇降路1内に排出
される。かご10が乗場に着床し、第2図に示す
ように外扉5、内扉16が開いて戸袋30,31
に収納された状態になつても、クリーンルーム
4、かご10内の少なくとも一方の清浄な空気が
戸袋30,31内に流れ続け、清浄な空気は、破
線に示すように外扉5、内扉16の表面5b,1
6bに接触しながら上方から下方に流れ、排気孔
30a,31aから昇降路1内に排出される。こ
のため外扉5、内扉16が開いている状態でも、
これらの表面5b,16bに昇降路1内の塵埃な
どが付着せず、外扉5、内扉16を閉じても、塵
埃などがクリーンルーム4、かご室25内に運ば
れることがない。従つて、クリーンルーム4、か
ご10内をクラス1〜10程度の高度なクリーン度
に保つことができる。 なお、この実施例では送風機によつて吸入口か
ら昇降路1内の空気をかご10内に吸い込み、こ
の空気をフイルタを経てかご10内で循環させる
ことにより、かご10内の清浄な空気を昇降路1
内の空気よりも高圧に保ち、クリーンムール4内
の空気も、従来公知の手段で昇降路1内の空気よ
りも高圧に保つ。 また、この考案はエレベータに限られることな
く、ダムウエータやクリーンダクトを用いた水平
搬送装置などの他の搬送装置にも適用できる。
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によればクリー
ンルームのような清浄環境部分およびかごのよう
な搬器に設けた外扉および内扉の移動路と反対側
の表面と、外扉および内扉の戸袋との間に隙間を
設け、外扉および内扉の開閉と関係なく、清浄な
空気が戸袋内に流れ続けて、戸袋の扉収納側端部
に設けた排気孔から上記移動路内に排出されるよ
うにしたので、外扉、内扉の表面にこれらの開時
でも移動路内の塵埃などが付着しないことによ
り、クラス1〜10程度の高度なクリーン度が清浄
環境部分および搬器内に得られるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による搬送装置の
要部を示すかごの昇降中の縦断側面図、第2図は
同外扉、内扉を開いた状態の縦断側面図、第3図
および第4図は互いに異なる従来の搬送装置をそ
れぞれ示す縦断側面図である。 1……昇降路(移動路)、2……周壁、3……
出入口、4……クリーンルーム(清浄環境部分)、
5……外扉、5b……表面、10……かご(搬
器)、15……かご出入口、16……内扉、16
b……表面、21……搬送器内の空気の清浄装
置、22……ダクト、23……送風機、24……
フイルタ、25……かご室、27……駆動装置、
28……吹出口、29……伸縮連通路壁、30,
31……戸袋、30a,31a……排気孔、30
b,31b……隙間、32,33……シール部
材。なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周壁によつて囲まれこの周壁の適所に出入口が
    設けられた移動路と、この移動路と清浄環境部分
    との間に設けられ上記出入口を開閉する外扉と、
    上記移動路内を移動し上記周壁の出入口と対向し
    て停止する搬器と、この搬器に設けられフイルタ
    および送風機を有する搬器内空気の浄化装置と、
    上記搬器に上記外扉と対向するよう設置され搬器
    の出入口を開閉する内扉と、搬器の内扉周辺に連
    結され外扉周辺への圧接可能な伸縮連通路壁と、
    搬器に設置され上記連通路壁を伸縮させる駆動装
    置とを備えた搬送装置において、清浄環境部分お
    よび搬器に外扉および内扉の戸袋をそれぞれ設
    け、これらの戸袋の扉収納側端部に排気孔を設け
    ると共に、外扉の表面および内扉の表面と戸袋の
    間に清浄な空気が流れる隙間を形成したことを特
    徴とする搬送装置。
JP18610987U 1987-12-07 1987-12-07 Expired - Lifetime JPH0522542Y2 (ja)

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JP18610987U JPH0522542Y2 (ja) 1987-12-07 1987-12-07

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Publication Number Publication Date
JPH0190771U JPH0190771U (ja) 1989-06-14
JPH0522542Y2 true JPH0522542Y2 (ja) 1993-06-10

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ID=31477356

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