JPS62208257A - 魚肉練製品およびその離水防止法 - Google Patents

魚肉練製品およびその離水防止法

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JPS62208257A
JPS62208257A JP61264434A JP26443486A JPS62208257A JP S62208257 A JPS62208257 A JP S62208257A JP 61264434 A JP61264434 A JP 61264434A JP 26443486 A JP26443486 A JP 26443486A JP S62208257 A JPS62208257 A JP S62208257A
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JP
Japan
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sorbitol
fish meat
milk powder
paste product
added
Prior art date
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Pending
Application number
JP61264434A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroe Ogawa
博衛 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、魚肉練製品の離水防止法および品質改良剤に
関する。
従来の技術 魚肉練製品は、足(弾力)が強く、白変の高いものが品
質的に良好な乙のとされているが、冷凍冷蔵中に遊離水
が出ることがテクスチャーを阻害したり、また変質を早
める原因のひとつとなっている。
従来、糖類や重合リン酸塩、さらには糊料、大豆蛋白、
グルテンなどが使用されてきた。
発明が解決しようとする問題点 しかし、重合リン酸塩や糖類の使用による方法は蛋白変
性防止としてはある程度の効果を発揮しているが、離水
防止効果は充分ではない。
また、糊料、大豆蛋白、グルテン等はいずれも離水防止
効果を発揮するまで添加すると白変およびテクスチャー
などの品質に悪影響を及ぼすことになって好ましくない
。したがって離水防止については未だ解決されていない
問題点を解決するための手段 本発明者は、このような事情に鑑み種々検討を行なった
結果、本発明を完成した。
ずなイつち本発明は、(1)ソルビットおよび粉乳を含
有してなる魚肉練製品、(2)ソルビットおよび粉乳を
仕上り捨身に対してそれぞれ0,1〜1.5重量%添加
することを特徴とする魚肉練製品の離水防止法、および
(3)ソルビットおよび粉乳を含存してなる魚肉練製品
用品質改良剤である。
本発明に於ける魚肉練製品とは例えば蒲鉾、チクワ、サ
ッマアゲ、カニアシ(きざみ蒲鉾)、魚肉ソーセージ等
の一般水産練製品である。
本発明で用いられるソルビットとしては、例えばD−ソ
ルビット、L−ソルビット、d12−ソルビットなどが
あげられ、なかでもD−ソルビットとして粉末状の食品
添加物が好ましい。
本発明で用いられる粉乳としては、例えば全脂粉乳、脱
脂粉乳、生乳の乳糖をラクターゼにより分解してグルコ
ースとガラクトースにして粉乳としたもの等の粉末状の
ものが挙げられ、なかでも脱脂粉乳が好ましい。
魚肉練製品の製造に際して添加するソルビットおよび粉
乳の添加量は、ともに仕上り捨身に対して0.1〜1,
5重量%、好ましくは0.2〜1重量%程度である。以
上、ソルビットおよび粉乳の添加量が0.1重量%以下
では、所望の効果が発揮されず、またそれぞれが、■、
5重徂%以上では、風味など品質に悪影響をおよぼすこ
とかある。
本発明において、ソルビットおよび粉乳両成分は冷凍捨
身を解凍した捨身に添加することにより本発明の効果を
最高に発揮させることができる。
原料として、冷凍捨身を使用する場合は特にラクターゼ
により分解された粉乳を用いると良い効果が得られる。
本発明の品質改良剤は、ソルビットおよび粉乳を配合し
十分混和することにより得られる。
本発明の品質改良剤におけるソルビットおよび粉乳の配
合重量比は、ソルビットIOに対して粉乳は0.7〜1
50程度が好ましい。
↓た本発明の品質改良剤を魚肉練製品に添加するに際し
てその添加量は、製剤中の混合比によって異なるが、最
終的にソルビットおよび粉乳が仕上り捨身に対してそれ
ぞれ0.1〜1.5重量%含まれるように添加すればよ
い。
本発明の魚肉練製品および品質改良剤においてさらにリ
ン酸のアルカリ金属塩を添加すると、より優れた離水防
止効果が得られる。該リン酸としては、モノリン酸でも
ポリリン酸でもよく、該モノリン酸としては、例えばメ
タリン酸、オルトリン酸等が挙げられ、該ポリリン酸と
しては、ピロリン酸、トリリン酸、トリメタリン酸およ
びヘキサメタリン酸等が挙げられる。
該アルカリ金属としては、例えばナトリウム。
カリウム等が挙げられる。該リン酸のアルカリ金属塩の
具体例としては、例えばメタリン酸ナトリウム、メタリ
ン酸カリウム、ピロリン酸ナトリウム。
ビロリン酸カリウム、リン酸−ナトリウム、リン酸−カ
リウム、リン酸ニナトリウム、リン酸二カリウム、リン
酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、ポリリン酸ナトリ
ウムおよびポリリン酸カリウム等が挙げられ、なかでも
メタリン酸ナトリウムが好ましい。
魚肉練製品の製造に際して添加するリン酸のアルカリ金
属塩の添加量は、仕上り捨身に対して0.02〜0.3
重量%程度である。
本発明の品質改良剤にさらにリン酸のアルカリ金属塩を
添加する際の配合重量比は、ソルビットIOに対してリ
ン酸のアルカリ金属塩は0.13〜15程度である。
また本発明の魚肉練製品および品質改良剤において食用
界面活性剤、例えばグリセリン脂肪酸エステル、プロピ
レングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エス
テル、蔗糖脂肪酸エステル、大豆燐脂質、ポリグリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエヂレンソルビタン脂肪
酸エステル、アルギン酸プロピレングリコール酸エステ
ル等を併用してもよい。
食用界面活性剤は、魚肉練製品および品質改良剤を製造
する際に適当量添加すればよいが、一般に仕上り捨身に
対して0.02〜0.5重M%程度添加すればよい。
このようにして、ソルビットおよび粉乳を添加すること
により、魚肉練製品において優れた離水防止効果が得ら
れ、かつ白変を向上させることができる。
実施例 以下、実施例により本発明を具体的に説明すなお、パー
セント(%)および「部」は特に記載のい限り重量%お
よび「重量部」をそれぞれ示す。
実施例! 捨身の配合(ケーシング蒲鉾) 捨身             1001部食塩   
            2.9L−グルタミン酸ナト
リウム    0.9砂糖             
  0.9馬れいしょ澱粉          7.3
酒精調味料(武田薬品工業製)2.0 複合調味料(武田薬品工業製)0.5 核酸調味料(武田薬品工業製)     0.05氷水
              50本発明の製剤 D−ソルビット          40%粉乳   
           60%他の製剤 グリセリン脂肪酸エステル    60%D−ソルビッ
ト         40%る・   上記原材料を用
いて、第1表に示す条件で常法な   にしたがってケ
ーシング蒲鉾を製造した。
(イ)官能検査 製造したケーシング蒲鉾について、それぞれ叶■及び水
分含量を測定してまた官能検査を行った。それらの結果
を第1表に示す。
(ロ)無加重遊離水検査 各製剤を添加した蒲鉾同等量を量り、ポリ袋に入れ5℃
の冷蔵庫に保存し、経時的に取り出して表面をろ紙等で
ふきとり蒲鉾の重量を測定、離水の程度を観察した。そ
の結果を第2表に示す。
第2表          (単位%)(ハ)加重遊離
水検査 各製剤添加のケーシング蒲鉾を3cmの厚さで4っに切
り、それを1組として重量を量り、その上下にろ紙を置
き、上から1kgのおもりをのせ、5℃の冷蔵庫に保存
、経時的にそれぞれの重量を測定し、離水の程度を観察
して、その結果を第3表に示した。
(ニ)蒲鉾の弾力検査 両川式シェリー強度試験器で球形プランジャー(φ5 
mm)を使用し試料の高さは3cmとして、各製剤添加
のケーシング蒲鉾の破断荷重およびひずみの大きさを測
定した。 その結果を第4表に示した。
第4表 実施例2 捨身の配合(ケーシング蒲鉾) 捨身             10G  部食塩  
             2・9L−グルタミン酸ナ
トリウム    0.9砂糖            
   0.9馬れいしょ澱粉          8.
3酒精凋味料            2.0複合1週
味料            0.5核酸系調味料  
         0.05水水          
    40上記原材料を用いて、第5表に示す条件で
常法にしたがってケーシング蒲鉾を製造した。
第5表 (イ)官能検査 製造したケーシング蒲鉾について、それぞれpHを測定
し、また白さおよび食感について検査した。それらの結
果を第6表に示す。
第6表 (ロ)無加重遊離水検査 各製剤を添加した蒲鉾同等量を精密天秤で量りポリ袋に
入れ5℃の冷蔵庫に保存、経時的に取り出して表面をろ
紙等でふきとり、蒲鉾の重量を測定、離水の程度を測定
して、その結果を第7表に示した。
第7表              (単位%)(ハ)
加重遊離水検査 各製剤添加のケーシング蒲鉾を3cmの厚さで4つ1組
として切り、精密天秤にて重量を量る。次にその上下に
ろ紙を置き、上から1kgのおもりで加重をかけ、5℃
の冷蔵庫に保存し、経時的に取り出して、それぞれの重
量を測定し離水の程度を観察し、その結果を第8表に示
した。
第8表              (単位%)実施例
3 品質改良剤処方例 ■ ソルビット10部、脱脂粉乳90部を混合し、粉砕
機で粉砕しその全量を混合して製品とする。
■ ソルビット30部、全脂粉乳70部を■と同様にし
て製品とする。
■ ソルビット50部、全脂粉乳50部を■と同様にし
て製品とする。
■ ソルビット70部、脱脂粉乳30部を■と同様にし
て製品とする。
■ ソルビット90部、脱脂粉乳10部を■と同様にし
て製品とする。
■ ソルビット35部、メタリン酸ナトリウム5部、脱
脂粉乳60部を■と同様にして製品とする。
厚焼きの配合 スケソウ特級摺身    3kg 玉子          7kg 砂糖          1 、5 kg食塩    
        150gグルタミン酸ソーダ    
 150gミリン           100g醤油
            100g重炭酸ナトリウム 
    適量 常法により上記の配合からなる厚焼きを製造する工程に
上記の品質改良剤■を1%添加したもの(A)と無添加
のもの(B)を作り、3cm幅に切断しそれぞれの重量
を50gとして上下にろ紙を置き、5℃の冷蔵庫内にて
250gを加重し、経時的に離水度を観察した。その結
果を第9表に示す。
第9表            (単位%)又、無加重
のものはそれぞれをポリ袋に入れ5℃の冷蔵庫内にて経
時的に取り出しろ紙で離水を抜き取り計量して離水度を
観察した。その結果を第」0表に示す。
第1O表             (単位%)さらに
(A)およびCB)の品質を観察し、その結果を第11
表に示す。
なお、品質改良剤■〜■については上記厚焼き(A)に
比べやや劣るが厚焼き(B)に比べては優れた結果が得
られた。
実施例4 常法により、水洗・脱水したスケソウタラ魚肉100部
に対して、粉末ソルビット10部、グルコース2部、重
合リン酸塩(ポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリ
ウム 1:lの混合物)0.3部を添加した捨身Aと、
更にAに脱脂粉乳1.5部を添加した捨身Bをそれぞれ
冷凍捨身として3ケ月間冷凍保存後それぞれを解凍し、
それぞれを常法により蒲鉾としたものと、Aを解凍後に
更にソルビット0.5部と脱脂粉乳0.5部と(メタリ
ン酸ナトリウムとピロリン酸ナトリウム l:1の混合
物)を0.1部添加し、蒲鉾を製造した。
それらの白皮、弾力、保水力を比較し、その結果を第1
2表に示す。
第12表 魚肉練製品を製造するに際し、仕上り捨身にソルビット
および粉乳を添加することにより、効果的に離水防止な
らびに白皮を高めることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ソルビットおよび粉乳を含有してなる魚肉練製品
  2. (2)ソルビットおよび粉乳を、仕上り摺身に対してそ
    れぞれ0.1〜1.5重量%添加することを特徴とする
    魚肉練製品の離水防止法。
  3. (3)ソルビットおよび粉乳を含有してなる魚肉練製品
    用品質改良剤。
  4. (4)リン酸のアルカリ金属塩をさらに添加してなる特
    許請求の範囲第3項記載の品質改良剤。
JP61264434A 1985-11-06 1986-11-05 魚肉練製品およびその離水防止法 Pending JPS62208257A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24960285 1985-11-06
JP60-249602 1985-11-06

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Publication Number Publication Date
JPS62208257A true JPS62208257A (ja) 1987-09-12

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ID=17195458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61264434A Pending JPS62208257A (ja) 1985-11-06 1986-11-05 魚肉練製品およびその離水防止法

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JP (1) JPS62208257A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56113279A (en) * 1980-02-12 1981-09-07 Hisashi Yamada Paste food made from fish meat and dairy product
JPS5894373A (ja) * 1981-12-01 1983-06-04 Kaneshichi Kk 貝柱肉様形態、風味、食感を有する乾燥魚肉練製品の製造方法
JPS59169472A (ja) * 1983-03-15 1984-09-25 Japan Organo Co Ltd 冷凍魚肉すり身の製造法

Patent Citations (3)

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JPS56113279A (en) * 1980-02-12 1981-09-07 Hisashi Yamada Paste food made from fish meat and dairy product
JPS5894373A (ja) * 1981-12-01 1983-06-04 Kaneshichi Kk 貝柱肉様形態、風味、食感を有する乾燥魚肉練製品の製造方法
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