JPS6220783Y2 - - Google Patents

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JPS6220783Y2
JPS6220783Y2 JP1981121436U JP12143681U JPS6220783Y2 JP S6220783 Y2 JPS6220783 Y2 JP S6220783Y2 JP 1981121436 U JP1981121436 U JP 1981121436U JP 12143681 U JP12143681 U JP 12143681U JP S6220783 Y2 JPS6220783 Y2 JP S6220783Y2
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JP
Japan
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poppet
hole
oil
screw hole
adjusting screw
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Application number
JP1981121436U
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English (en)
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JPS5828163U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本願考案は直動形リリーフバルブに関する。従
来直動形リリーフバルブには流量が増加するにつ
れてリリーフ圧が高くなるオーバーライド特性が
あることが知られているが、本考案はオーバーラ
イド特性を改善することを目的とする。
この目的を達成するため、リリーフ圧を調整す
るばね力を流量が増加するにつれて見かけ上減少
させる構成したもの、すなわち、その構成の特徴
は、調整ねじ穴の座面のポケツト穴に接する部分
に座ぐりを設けてポペツトのフランジ部と該フラ
ンジ部を受容するバルブハウジングの部分との間
にわずかなすきまを具えて前記フランジ部を受圧
部としていることにあり、以下に図の実施例につ
いて説明する。
バルブハウジング1には油入口11、油出口1
2、油出口12に連通する調整ねじ穴13および
油入口11と調整ねじ穴13を結ぶポペツト嵌合
穴14が設けられている。ポペツト嵌合穴14に
はポペツト2の軸部21が油密かつ摺動可能に嵌
合し、軸部21には軸線に沿つて油入口11側を
開放した縦穴24が設けられ、縦穴24の上端は
これに直交する横穴25につながつている。軸部
の横穴25から所定寸法だけはなれた上部にフラ
ンジ部22が設けられ、フランジ部22の上下両
面は平面になつていて、上面はコイルばね4の受
座となり、下面はバルブハウジングの調整ねじ穴
13に底面にばね力で接触させられる。また、フ
ランジ22の上面中央からばね案内軸23が突き
出ている。調整ねじ穴13にはポペツト2側を開
放した有蓋の筒状の調整ねじ3がねじ込まれてお
り、Oリング6により油密に保たれかつロツクナ
ツト5により固定される。調整ねじ3は内部にコ
イルばね4を収容しており、バルブハウジング1
にねじ込む程度によりコイルばね4によるリリー
フ圧を設定することができる。以上のべた構造は
一般に知られた直動形リリーフ弁の1型式である
が、本願考案の実施例の特徴は、ポペツトのフラ
ンジ部外径を公知構造のものよりも大径とし、そ
の外周面とバルブハウジングの調整ねじ穴13の
底面に近い部分に設けられた円筒穴の内周面との
間を、従来の構造では油のにげが良いように大き
なすきまとしていたものを、絞り効果が生ずるよ
うにわずかなすきま7を設けたことおよびバルブ
ハウジングのポペツト嵌合穴14の調整ねじ穴1
3側端部に円形の座ぐり8を設けたことにある。
座ぐり8はポペツトのフランジ部22の下面が調
整ねじ穴13の底面に接触しているときに、ポペ
ツトの横穴25と連通しないようにする。
次に作用について説明すると、第1図に示す状
態では、油入口11からバルブハウジング1内に
流入した圧力油はポペツトの縦穴24を通つて横
穴25に至るが、ポペツトの軸部21とバルブハ
ウジングのポペツト嵌合穴が油密に嵌合している
ので、座ぐり8には流れない。油圧力Pによるポ
ペツト2を押し上げようとする力Fは、ポペツト
の軸部21の直径をdとすると、F=π/4d2Pであ るが、これがコイルばね4のセツト荷重より大き
くなると、圧力油はポペツト2を押し上げ、第2
図に示すようになり、圧力油は座ぐり8に流れ、
ポペツトのフランジ部22と調整ねじ穴13の底
面との間に生じた空間9およびフランジ部22外
周面と調整ねじ穴13の内周面との間のわずかな
すきま7を通つて油出口12から外部に流れる。
このとき、ポペツトの横穴25からバルブハウジ
ングの座ぐり8に出た油はその流れの方向をポペ
ツト2の軸に対し直角方向から軸方向に曲げら
れ、その流量に応じた力でポペツト2を押し上げ
ようとする。また、座ぐり8を具えることによつ
て座ぐり8がないものに比してポペツトの上昇の
ストロークが小さい状態で横穴25より空間9へ
と油が流出し、すなわち、空間9が狭い空間状態
でリリーフするのでフランジ部22が受圧部とし
て作動してポペツト2を押し上げようとする。更
にまた、わずかな空間7を具えることによつて、
流出した油が、空間9およびわずかな空間7を通
ることにより、フランジ部22が受圧部として作
動し、流量を増加すると絞り効果のため空間9の
圧力が高くなる。これにより発生した圧力もポペ
ツト2を押し上げ、前記座ぐり8により生じた力
と共にコイルばね4のセツト荷重を減らす働きを
する。これら2つの力の作用により、流量が増え
た時に見かけ上コイルばねのセツト荷重が小さく
なつたような効果を与えるので、リリーフ弁のオ
ーバーライド特性が改善できる効果がある。例え
ば140Kg/cm2に設定したリリーフ弁において、流
量を10ないし30/minの範囲に変化させたと
き、従来の直動形リリーフ弁では20Kg/cm2の圧力
変化があつたものが、本願考案の前記実施例で
は、8ないし10Kg/cm2の圧力変化に改善できた。
本願考案の直動形リリーフバルブでは、調整ね
じ穴の座面のポケツト穴に接する部分に座ぐりを
設けたので、この座ぐりによりポペツトを押し上
げる作用が働き、オーバーライド特性が改善され
たものとなつている。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はポペツ
トが油路を閉じている状態の縦断面図、第2図は
ポペツトが油路を開いた状態の縦断面図である。 符号の説明、1:バルブハウジング、2:ポペ
ツト、3:調整ねじ、4:コイルばね、7:わず
かなすきま、8:座ぐり、9:空間、11:油入
口、12:油出口、13:調整ねじ穴、14:ポ
ペツト嵌合穴、21:軸部、22:フランジ部、
23:ばね案内軸、24:縦穴、25:横穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油入口、油出口、油出口に連通する調整ねじ穴
    および油入口と調整ねじ穴を結ぶポペツト嵌合穴
    を有するバルブハウジングと、前記調整ねじ穴に
    ねじ込まれた調整ねじと、前記ポペツト嵌合穴に
    油密かつ摺動可能に嵌合する軸部と前記調整ねじ
    穴の底面に接触可能なフランジ部を有するポペツ
    トと、前記調整ねじに押圧され前記ポペツトのフ
    ランジ部上面に付勢するコイルばねを具えた直動
    形リリーフバルブにおいて、前記調整ねじ穴の座
    面の前記ポペツト穴に接する部分に座ぐりが設け
    られていることを特徴とする直動形リリーフバル
    ブ。
JP12143681U 1981-08-18 1981-08-18 直動形リリ−フバルブ Granted JPS5828163U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12143681U JPS5828163U (ja) 1981-08-18 1981-08-18 直動形リリ−フバルブ

Applications Claiming Priority (1)

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JP12143681U JPS5828163U (ja) 1981-08-18 1981-08-18 直動形リリ−フバルブ

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Publication Number Publication Date
JPS5828163U JPS5828163U (ja) 1983-02-23
JPS6220783Y2 true JPS6220783Y2 (ja) 1987-05-27

Family

ID=29915371

Family Applications (1)

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JP12143681U Granted JPS5828163U (ja) 1981-08-18 1981-08-18 直動形リリ−フバルブ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001343079A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Koyo Seiko Co Ltd リリーフ弁

Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5917140B2 (ja) * 2011-12-28 2016-05-11 日立オートモティブシステムズ株式会社 流体圧緩衝器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5252995U (ja) * 1975-10-14 1977-04-15
JPS5512119B2 (ja) * 1974-03-12 1980-03-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5512119U (ja) * 1978-07-07 1980-01-25

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JP2001343079A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Koyo Seiko Co Ltd リリーフ弁

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Publication number Publication date
JPS5828163U (ja) 1983-02-23

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