JPS62207376A - 印刷インキおよび印刷物 - Google Patents

印刷インキおよび印刷物

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Publication number
JPS62207376A
JPS62207376A JP61049792A JP4979286A JPS62207376A JP S62207376 A JPS62207376 A JP S62207376A JP 61049792 A JP61049792 A JP 61049792A JP 4979286 A JP4979286 A JP 4979286A JP S62207376 A JPS62207376 A JP S62207376A
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JP
Japan
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color
aromatic
electron
organic compound
forming organic
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Pending
Application number
JP61049792A
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English (en)
Inventor
Koichi Ishii
弘一 石井
Morio Sato
守夫 佐藤
Kazuo Anzai
和夫 安在
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Pilot Corp
Original Assignee
Pilot Pen Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は光照射により発色又は変色し、光照射を止める
と発色物が消色又は変色物が元の色調に戻るフォトクロ
ミック性能を有する印刷インキおよびフォトクロミンク
性能を有する印刷物に関する。
(従来技術) 光照射の有無に対応して可逆的に発消色又は変消色を繰
り返す、いわゆるフォトクロミック材料は古くから多数
知られている。代表的なフォトクロミック材料はG、H
,Brown著r Pho tochromisml匈
ILEY−INTHRSCIENCE(1971年)に
記載されており、具体的な化合物としては、アゾベンゼ
ン、N−サリシリデンアニリン、スピロピラン、ビス−
(トリフヱニルイミダゾール)、チオニン、ビオロゲン
、フルギド、モリブデン酸アミン、ジチゾン水銀、ハロ
ゲン化銀等がある。そして、前記化合物をビヒクル中に
溶解又は分散したフォトクロミンク性能を有する印刷イ
ンキおよび印刷物が提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) この種の材料に要求される特性としては、光照射により
速やかに発色又は変色する感度、発色物の高い色濃度、
光照射を止めた場合の消色感度、繰り返し使用に耐える
耐久性、長期保存に耐える安定性、豊富な色種、材料人
手および材料加工のし易さ等である。中でも、印刷イン
キおよび印刷物に要求される性能としては、豊富な色種
が最も重要である。前記の従来のフォトクロミック材料
はこのような特性を同時に満足しないため、この種の材
料を用いたフォトクロミック性能を有する印刷インキお
よび印刷物は実用に供されていない。
本発明は前記の従来のフォトクロミンク材料の欠点を改
良し、当然のことながら豊富な色種を有するフォトクロ
ミック材料を用いた新規な印刷インキおよび印刷物を得
ることである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、(A)電子供与性呈色性有機化合物と、(B
)芳香族ホスホニウム塩、芳香族オキソニウム塩、芳香
族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム塩から選ばれた
光活性剤と、(C)オキシエチレン基を有する化合物お
よび/又は塩基性微粉末とを必須成分とし、これをビヒ
クル中に溶解又は分散してなる印刷インキである。
更に、(A)電子供与性呈色性有機化合物と、(B)芳
香族ホスホニウム塩、芳香族オキソニウム塩、芳香族ス
ルホニウム塩、芳香族ヨードニウム塩から選ばれた光活
性剤と、(C)オキシエチレン基を有する化合物および
/又は塩基性微粉末とを必須成分とし、これをビヒクル
中に溶解又は分散してなる印刷インキを印刷した印刷物
である。
本発明者は電子供与性呈色性有機化合物と有機ハロゲン
化合物、ジアゾニウム塩等の光活性剤を組合せた材料に
光照射すると発色感度、発色濃度がすぐれ、しかも電子
供与性呈色性有機化合物の種類を変えると自由に発色色
調(赤、橙、黄、緑、青、紫、黒等)を選定できるすぐ
れた性能に着目し、これに光照射を止めると発色物が消
色する性能を付与すべく種々検討した結果、前記二成分
にオキシエチレン基を有する化合物および/又は塩基性
微粉末を添加して用いると、発色感度、発色濃度、発色
色調等の性能を全く損なうことなく消色性能が付与され
たフォトクロミンク材料となり得ることを見い出した。
しかし、前記の有機ハロゲン化合物、ジアゾニウム塩を
光活性剤として用いたフォトクロミック材料は光照射時
にガス発生による気泡の発生があり、臭気が強く、熱、
湿気に対して不安定であるため耐久性がなく、長期保存
もできない等の欠点がある。
本発明者はその欠点を改良するため更に検討を進めた結
果、有機ハロゲン化合物やジアゾニウム塩に代えて、芳
香族ホスホニウム塩、芳香族オキソニウム塩、芳香族ス
ルホニウム塩、芳香族ヨードニウム塩を、光活性剤とし
て用いると、この光活性剤が光照射を受けてもガス、気
泡を発生せずに速やかにブレンステッド酸、ルイス酸等
の発色成分を放出して、瞬時に電子供与性呈色性有機化
合物を濃度高く発色させる性質を有し、しかも臭気がな
く、熱、湿気に対しても耐久性が高く、長期保存性がよ
いことを見い出した。前記光活性剤に、電子供与性呈色
性有機化合物と、オキシエチレン基を有する化合物およ
び/又は塩基性微粉末を組合せたものは、従来のフォト
クロミック材料の欠点を完全に解決したすぐれた新規な
フォトクロミンク材料となることを見い出し、この材料
をビヒクル中に溶解又分散することにより従来の欠点を
完全に解決したフォトクロミンク性能を有する印刷イン
キおよび印刷物となり得ることを見い出した。
電子供与性呈色性有機化合物と、前記光活性剤と、オキ
シエチレン基を有する化合物および/又は塩基性微粉末
とを必須成分とする材料の組合せは新規であり、しかも
本発明者は前述のようにすぐれたフォトクロミック材料
としての性能を有することを見い出したが、このような
すぐれた性能を発揮する理由は明確ではないが、おおよ
そ次のように考えられる。まず、フォトクロミック材料
に光照射を行うと光活性剤からブレンステッド酸、ルイ
ス酸等の発色成分が放出され、これが電子供与性呈色性
有機化合物を発色させる。次いで、光照射を止めると光
活性剤からブレンステッド酸、ルイス酸等の発色成分の
放出が止み、同時にオキシエチレン基を有する化合物お
よび/又は塩基性微粉末が先に放出した電子供与性呈色
性有機化合物を発色させたブレンステッド酸、ルイス酸
等の発色成分を吸収し始める。即ち、発色した電子供与
性呈色性有機化合物が電子を受容し、最終的には、放出
された全てのブレンステッド酸、ルイス酸等の発色成分
を、オキシエチレン基を有する化合物および/又は塩基
性微粉末が吸収することにより消色する。このフォトク
ロミック材料は光の有無に応じて電子供与性呈色性有機
化合物が電子を受授し、その結果、発消色すると考えら
れる。
本発明で使用する電子供与性呈色性有機化合物は通常、
無色又は淡色で、ブレンステッド酸、ルイス酸等の発色
成分の作用で電子供与し発色する性質を有する。好まし
いものはトリフェニルメタンフタリド類、フルオラン類
、フェノチアジン類、インドリルフタリド類、ロイコオ
ーラミン類、ローダミンラクタム類、ローダミンラクト
ン類、インドリン類、トリフェニルメタン類、アザフタ
リド類、クロメノインドール類、トリアゼン類等であり
、特に好ましいものはトリフェニルメタンフタリド類、
フルオラン類、インドリルフタリド類、ロイコオーラミ
ン類、ローダミンラクタム類、]・リフェエシルメタン
類アザフタリド類である。同種又は異種のものを2つ以
上組合せて使用できる。
次に、具体例を示す。クリスタルバイオレットラクトン
、マラカイトグリーンラクトン、ミヒラースヒドローズ
、3−ジエチルアミノ−α−ベンゾフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−メチルフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−(o−クロロフェニル)−アミノフルオラン
、3−N−Lチル−N−P−1−リルアミノー7−メチ
ルーN−フェニルアミノフルオラン、3−ピロリジノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、N−(2゜3−
ジクロロフェニル)−ロイコオーラミン、N−2,4,
5−トリクロロフェニルロイコオーラミン、N−ベンゾ
イルオーラミン、N−フェニルオーラミン、ローダミン
Bラクタム、ローダミンBラクトン、2−(フェニルイ
ミノエタンジリデン)−3,3’−ジメチルインドリン
、P−ニトロベンジルロイコメチレンブルー、ベンゾイ
ルロイコメチレンブルー、3,7−ビス(ジメチルアミ
ノ)−10−ベンゾイルフェノチアジン、3゜7−ピス
ジメチルアミノー1O−(4’  −アミノベンゾイル
)フェノチアジン、3.7−ピスジメチルアミノー1O
−(4” −ピリジノベンゾイル)フェノチアジン、3
.7−ピスジメチルアミノー1O−(4’  −ビス−
(4″ 41″−ヅメ。チルアミノフェニル)メチルア
ミノベンゾイル〕フェノチアジン等である。
本発明で使用する光活性剤は無色又は淡色で、光照射さ
れると電子供与性呈色性有機化合物を発色させるブレン
ステッド酸、ルイス酸等の発色成分を放出する性質を有
する芳香族ホスホニウム塩、芳香族オキソニウム塩、芳
香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム塩である。
この化合物は、次の文献の記載に基いて調製できる。
Macromolecules、10(6)1307(
1977)J、Org、Chem、 、 43 (15
) 3055 (197B)J、Radiat、Cur
ing、、5(1)2(1978)J、Po1y、Sc
i、 、 Po1y+w、chem、Ed 、 、 1
7.977、1047 (1979)J、Po1y、S
ci 、 、 Polym、chem、Ed、 、 1
B、 2677、2697 (1980)J、Po1y
、Sci、、Polym、chem、Ed、、22.1
789(1984)Adv、Polymer、Sci、
、62.1(1984)次に、光活性剤の具体例を示す
。なお、本発明における光活性剤はこれに限定されない
/′ /′ 7・′ゝ 7/″ 、/′ 7、・″ /′ /′ C品+SO1− /″ 本発明で使用するオキシエチレン基を有する化合物は無
色又は淡色の液体又は固体のものが使用でき、併用する
電子供与性呈色性有機化合物、光活性剤を相溶するもの
が好適であるが、不相溶のものも使用できる。好ましい
化合者としては、1分子中に3個以上のオキシエチレン
基を有する分子flL100以上の化合物であり、特に
好ましい化合物としては、1分子中に6個以上のオキシ
エチレン基を有する分子量190以上の化合物である。
次に、化合物の具体例を示す。ジエチレングリコール、
ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレン
グリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールエ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノベンジルエーテル、トリ
エチレングリコール、トリエチレングリコールモノブチ
ルエーテル、トリエチレングリコールモノフェニルエー
テル、トリエチレングリコールジオクチルエーテル、テ
トラエチレングリコール、テトラエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、テトラエチレングリコールモノブチ
ルエーテルアセテート、ポリエチレングリコール、オキ
シエチレンオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリ
オキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン
ソルビタントリステアレート、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタント
リオレート、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポ
リオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレン
ステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエー
テル、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル
、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル、ポリ
オキシエチレングリコールジアクリレート。
なお、1分子中に、アルコール性水酸基とオキシエチレ
ン基を有する化合物は発色速度向上させる性質と、発色
物を消色させる性質を併有する。
本発明で使用する塩基性微粉末は電子供与性呈色性有機
化合物又は光活性剤に対し相溶しない無色又は淡色で、
平均粒径が約0.01〜100μmで使用できるが、約
0.1〜10μmが好適であり、pHは8〜13のもの
がよい。電子供与性呈色性を機化合物又は光活性剤に対
し相溶しないということは、常温にて1%以下の溶解度
しか有しないということである。
塩基性微粉末の具体例としては、一般的に、リチウム、
ナトリウム、カリウム等のアルカリ属金属、マグネシウ
ム、カルシウム、バリウム等のアルカリ土類金属の水酸
化物および/又はそれらの炭酸塩である。更に、処理法
により塩基性を呈する微粉末シリカ、塩基性を呈するモ
ノモリナイト、塩基性を呈するタルク、塩基性硫酸鉛、
塩基性炭酸鉛、窒素塩基を有する化合物であるジフェニ
ルグアニジン、ジフェニル−p−フェニレンジアミン、
N−N’ −ジー2−ナフチル−p−フェニレンジアミ
ン、グリシジルメタクリレートとポリエチレンアミンの
共重合体等の微粉末も使用できる。
本発明の印刷インキに使用するビヒクルとしては、セラ
ック、デンプン、カゼイン、ダンマン、コハル等の天然
樹脂、セルロース誘導体、ロジンエステル、石灰ロジン
、アルキッド樹脂等の天然加工樹脂、ビニル樹脂、ポリ
オレフィン樹脂、スチレン樹脂、珪素樹脂、尿素樹脂等
の合成樹脂、塩化ゴム、環化ゴム、合成ゴム等のゴム誘
4体等ツバインター成分ヲ、水、アルコール、エステル
、ケトン、エーテル、グリコール、芳香族炭化水素、脂
肪族炭化水素等の溶媒に溶解又は分散したものである。
本発明の印刷インキは前記成分より成る新規なフォトク
ロミンク材料を天然樹脂、天然加工樹脂、又は合成樹脂
の溶液又は分散液であるビヒクル中にボールミル、三本
ロール、攪拌機、分散機、乳化機等を用いて溶解、分散
又は乳化して得られる。
なお、本発明の印刷インキは染料、顔料等の色調調整剤
、可塑剤、増粘剤、分散剤、レベリング剤、紫外線吸収
剤、溶解助剤、防黴剤、増感剤等の添加剤を適宜添加し
て構成される。
本発明の印刷インキは用途に応じて、スクリーンインキ
、グラビアインキ、凸版インキ、凹版インキ、平板イン
キの形態で使用でき、紙、合成紙、プラスチックフィル
ム、金属箔、ガラス、陶磁器、木材、各種繊維等に印刷
して印刷物を得ることができる。
(作用) このようにして得られた印刷インキおよび印刷物は40
0nm以下の波長域の紫外線を照射すると発色し、特に
250〜350nmの波長域の紫外線によって存効に発
色する。光源としては、太陽光、ケミカルランプ、ブラ
ックライト、水銀灯、キセノンランプ、紫外線レーザー
等が適する。
次に、前記の発色又は変色した印刷インキおよび印刷物
を暗所に放置すると無色又は元の色調に戻り、光の有無
に応じて発色又は変色を繰り返す印刷インキおよび印刷
物が得られた。
また、前記材料の電子供与性呈色性有機化合物の種類を
変えたり混合して用いると、これに対応した色調が自由
に得られるようになった。
本発明の印刷インキおよび印刷物は適宜な増感剤、例え
ばAcrtdine Orange (C,1,460
05)、Acri−dine Yellow(C,1,
46025)、Po5phine R(C,1,460
45)、Benzoflavin(C,[46065)
、5etoflavin  T(C,1,49005)
等の染料、Perylene、 Anthracene
%Coronene。
Pyrene、 Tetracene等の芳香族多核化
合物、チオキサントン、クロロチオキサントン、ベンゾ
フェノン、9−フルオレノン、アントラキノン、ミヒラ
ーズケトン等のケトン化合物を加えると分光増感され、
400 nm以上の可視光(太陽光、タングステン灯)
でも発色可能となったり、更にアルコール性水酸基を有
する化合物や硫黄化合物は化学増感剤として作用し、発
色感度を向上させるために用いることができる。
(実施例) 次に、本発明を実施例により説明するが、これらは本発
明の範囲を限定するものではない。実施例中の部は重量
部である。
実施例1 印刷インキの製造 +A)OR−55(山田化学工業(株)製、電子供与性
呈色性有機化合物    6部PEG#1000(三洋
化成工業(株)製、ポリエチレングリコール)    
 24部メチルエチルケトン        60部全
成分を撹拌溶解して、A液とする。
(B)ゴーセノールGH−17(日本合成化学工業(株
)製、ポリビニルアルコール)     25.5部エ
チレングリコール        50部水     
               170部全成分を攪拌
溶解して、B液とする。
次に、B液にA液およびN opco8034 (サン
ノブコ(株)製、消泡剤)3部を加え、ホモナイザーに
て5分間高速攪拌し、乳化分散液を得た。更に、この乳
化分散液にMC−T (丸尾カルシウム(株)製、炭酸
カルシウム(塩基性微粉末))60部を加えて10分間
高速攪拌し、印刷適性を有する白色の安定なスクリーン
インキ(粘度約1 ’01000cp)を得た。
印刷物の製造 前記スクリーンインキをスクリーン印刷機にて上質紙に
印刷し、無色の印刷物を得た。
この印刷物に太陽光を10秒間露光すると、無色の印刷
部が橙色に発色した。この発色物を暗所に一日放置する
と元の無色に戻った。発消色を20回繰り返したが、性
能劣化はほとんどみられなかった。
実施例2 実施例1の0R−55をPergascript Re
d l−68(チバ・ガイギー社製、電子供与性呈色性
有機化合物)に代えて、以下同様の操作を行ない、スク
リーンインキおよび印刷物を得た。
この印刷物に太陽光を10秒間露光すると、無色の印刷
部が桃色に発色した。この発色物を暗所に一日放置する
と元の無色に戻った。発消色を20回繰り返したが、性
能劣化はほとんどみられなかった。
実施例3 実施例1(7)OR−55をS−205(山田化学工業
(株)製、電子供与性呈色性有機化合物)に代えて、以
下同様の操作を行ない、スクリーンインキおよび印刷物
を得た。
この印刷物に太陽光を10秒間露光すると、無色の印刷
部が黒色に発色した。この発色物を暗所に一日放置する
と元の無色に戻った。発消色を20回繰り返したが、性
能劣化はほとんどみられなかった。
実施例4 実施例1の0R−55をGreen−24P (山田化
学工業(株)製、電子供与性呈色性有機化合物)に代え
て、以下同様の操作を行ない、スクリーンインキおよび
印刷物を得た。
この印刷物に太陽光を10秒間露光すると、無色の印刷
部が緑色に発色した。この発色物を暗所に一日放置する
と元の無色に戻った。発消色を20回繰り返したが、性
能劣化はほとんどみられなかった。
実施例5 実施例1の0R−55をPergascript Bl
ue l−2G(チバ・ガイギー社製、電子供与性呈色
性有機化合物)に代え、以下同様の操作を行ない、スク
リーンインキおよび印刷物を得た。
この印刷物に太陽光を10秒間露光すると、無色の印刷
部が青色に発色した。この発色物を暗所に一日放置する
と元の無色に戻った。発消色を20回繰り返したが、性
能劣化はほとんどみられなかった。
実施例6 PergascripL Red l−6B (チバ・
ガイギー社製、電子供与性呈色性有機化合物)  6部
(光活性剤) 30部 PEG#1000        24部MSK−PO
(丸尾カルシウム(株)製、(炭酸カルシウム(塩基性
微分末)) 60部 全成分を攪拌し溶解分散して、A液とする。
(B)ゴーセノールGH−1725,5部Daiwa 
Yellow# 300 (大和化成(株)製、黄色染
料)          10部エチレングリコール 
      50部水               
    170部上記成分を攪拌溶解して、B液とする
次に、B液にA液およびN opco8034.3部を
加え、ホモナイザーにて10分間高速攪拌し、印刷適性
を有する黄色の安定なスクリーンインキを得た。
印刷物の製造 前記スクリーンインキをスクリーン印刷機にて上質紙に
印刷し、黄色の印刷物を得た。
この印刷物に太陽光を10秒間露光すると、黄色の印刷
部が赤色に発色した。この変色物を暗所に一日放置する
と元の黄色に戻った。発消色を20回繰り返したが、性
能劣化はほとんどみられなかった。
実施例7 実施例1のP E G #1000を除き、以下同様の
操作を行ない全く同様な結果を得た。
実施例8 実施例1のMC−Tを除き、以下同様の操作を行ない全
く同様な結果を得た。
実施例9 印刷インキの製造 NC−0(保土谷化学工業(社)製、 電子供与性呈色性有機化合物)   1部(光活性剤)
  5部 PEG#1000          6部ダイヤナー
ルBR−83(三菱レイヨン(株)製、アクリル樹脂)
          3部MC−T         
  10部メチルエチルケトン       45部メ
チルイソブチルケトン     15部全成分をホモミ
キサーを用いて攪拌し溶解分散して、白色のグラビアイ
ンキ適性を有するグラビアインキ(粘度約150cp)
を得た。
印刷物の製造 前記グラビアインキをグラビア印刷機にて上質紙に印刷
し、無色の印刷物を得た。
この印刷物に太陽光を30秒間露光すると、無色の印刷
部がスカーレット色に発色した。この発色物を暗所に一
日放置すると元の無色に戻った。
発消色を20回繰り返したが、性能劣化はほとんどみら
れなかった。
実施例10 Pergascript Blue l−2G    
    1部CH3 PEG91000         6部ダイヤナール
BR−833部 プロピレンカーボナイト       1部メチルエチ
ルケトン       45部メチルイソブチルケトン
     15部全成分をホモミキサーを用いて撹拌し
溶解分散して、黄色のグラビアインキ適性を有するグラ
ビアインキを得た。
印刷物の製造 実施例9と同様の操作を行ない黄色の印刷物を得た。
この印刷物に太陽光を30秒間露光すると、黄色の印刷
部が紫色に変色した。この発色物を暗所に一日放置する
と元の黄色に戻った。変消色を20回繰り返したが、性
能劣化はほとんどみられなかった。
実施例11 予め黄色に着色しである色紙に実施例6と実施例10の
インキを印刷し、外見上は印刷物の判別のつかない印刷
物を得た。
次に、この黄色の色紙に太陽光を30秒間露光すると、
各々の印刷部分が赤色および紫色に変色した。この変色
した印刷物を暗所に一日放置すると元の黄色に戻った。
変消色を20回繰り返したが、性能劣化はほとんどみら
れなかった。
このように露光した印刷物が可逆的に浮き出る面白さ、
楽しさ、マジック性を有する新規な印刷物が得られるよ
うになった。
(発明の効果) 本発明の印刷インキおよび印刷物は電子供与性呈色性有
機化合物の種類を適宜変えることにより、光照射の有無
に応じて所望の色調で高い濃度の可逆的な発色又は変色
が可能となり、しかも熱、湿気に対する耐久性、保存性
にすぐれた性能を有する印刷インキおよび印刷物となっ
た。
従来の印刷インキおよび印刷物の用途に加え、更に前記
の特性を生かした新しい分野又は用途への応用が可能と
なった。例えば、光センサー等の工業材料、装飾材料、
印刷広告物、日用品、玩具、教材、その他多彩に変化す
る面白さ、楽しさ、マジック性の特徴を生かした用途に
応用できるようになった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)電子供与性呈色性有機化合物と、(B)芳
    香族ホスホニウム塩、芳香族オキソニウム塩、芳香族ス
    ルホニウム塩、芳香族ヨードニウム塩から選ばれた光活
    性剤と、 (C)オキシエチレン基を有する化合物および/又は塩
    基性微粉末と を必須成分とし、これをビヒクル中に溶解又は分散して
    なる印刷インキ。
  2. (2)(A)電子供与性呈色性有機化合物と、(B)芳
    香族ホスホニウム塩、芳香族オキソニウム塩、芳香族ス
    ルホニウム塩、芳香族ヨードニウム塩から選ばれた光活
    性剤と、 (C)オキシエチレン基を有する化合物および/又は塩
    基性微粉末と を必須成分とし、これをビヒクル中に溶解又は分散して
    なる印刷インキを印刷した印刷物。
JP61049792A 1986-03-07 1986-03-07 印刷インキおよび印刷物 Pending JPS62207376A (ja)

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