JPS62207221A - インシユリンの改良投与方法 - Google Patents

インシユリンの改良投与方法

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JPS62207221A
JPS62207221A JP61086937A JP8693786A JPS62207221A JP S62207221 A JPS62207221 A JP S62207221A JP 61086937 A JP61086937 A JP 61086937A JP 8693786 A JP8693786 A JP 8693786A JP S62207221 A JPS62207221 A JP S62207221A
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JP
Japan
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insulin
weight
formulation
intranasal
oleic acid
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JP61086937A
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English (en)
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ケネス・シャイアン−エル・スー
クリスティナ・マリー・カンパナール
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Eli Lilly and Co
Original Assignee
Eli Lilly and Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 鼻腔内吸収は、長年、ポリペプチド類を投与することが
できる魅力的な方法として検討されてきた。しかしなが
ら、鼻腔内投与に関心が持続されることを制限する多数
の障害は、lal十分高いレベルで吸収させることおよ
びtb)吸収されるポリペプチドの量を正確にかつ絶え
ず調節することが困難であるという点にあった。
特に、これらの困難さは、インシュリンを鼻腔内投与し
ようとする場合に明らかであった。それ故、通常、イン
シュリンによる糖尿病患者の治療は、非経口的な注射に
よってのみ効果的に行なわれ得ると思われている。しか
しながら、局部の不快および日常の生活リズムが崩れる
と思われることが、多数の糖尿病患者に現在の方法のイ
ンシュリン治療を受は入れにくいものにしている。これ
らの理由から、インシュリン投与の別の方法が求められ
続けている。
近年、インシュリンの鼻腔内投与に再び関心が持たれる
ようになった。1つには、このように再度関心が持たれ
たのは、鼻腔に、所望の物質の調節された用量を一定し
て与える噴霧器の開発に基づくものである。このように
、インシュリンの正確に調節された量を鼻の粘膜に一定
して投与することが現実番となり、現在では実際のイン
シュリン鼻腔内投与は、主として、十分に高い濃度の鼻
腔内インシュリン吸収を行ない得るかどうかに依存して
いる。
今日までの文献は、鼻の粘膜からのインシュリンの取込
みは、添加剤を製剤中に混合することによってのみ可能
であるということを示唆している。
例えば、ヒライ(Hirai)等、米国特許第4,15
3゜689号i12.5−4.7(7)範囲(7)PH
値を有し、lal親水性/親油性の平衡値が9〜22の
範囲にある少くとも1種類の非イオン性界面活性剤、(
bl 200〜7500の範囲の分子量を有するポリエ
チレングリコールおよびtc)上記のtalとlblの
混合物からなる群から選ばれる安定剤を0.1〜20重
量%含有している、鼻腔内投与に有用な安定な水性イン
シュリン溶液を記載している。
ヒライ(Hirai、S、)、ヤシキ(Yashiki
、T、)およびミマ(Mima、H,)の、インターナ
ショナル・ジャーナル・オブ・ファーマシューテイクス
(Internatl、J 、of  Pharm、)
  9. 1 65 − 1 72(1981)には、
例えばグリココール酸ナトリウム、サポニンまたはポリ
オキシエチレン−9−ラウリルエーテル等の界面活性剤
をインシュリン溶液に添加することによって、鼻の粘膜
からのインシュリン吸収が高まることが記載されている
〔ヒライ(Hirai、S、)、ヤシキ(Yashik
i、T、)およびマツザワ(Matsuzawa、T、
)、ダイアビーティーズ(Diabetes) 2ヱ、
296−299(1978)をも参照〕。
最近、モーゼス(Moses 、A、C,)、ゴートン
(GOrdon、G、 S、) 、カレイ(Carey
、M、C0)およびフライヤー(Flier、 J、S
、)(ダイアビーテイーズ(Diabetes)32.
1040−1047 (1983))は、胆汁酸塩を一
緒に投与することによって、ヒトにおける鼻腔内インシ
ュリン吸収を行ない得たことを示Tデータを報告した。
今までに報告された研究は全て、補助薬、通常は吸収促
進剤、即ち、胆汁酸塩またはキレート化剤等の非イオン
性界面活性剤のような界面活性剤をインシュリン溶液に
混入させることに集中していた。
本発明によれば、インシュリンがアルカリ金属塩または
アンモニウム塩、あるいは遊離の酸である場合、インシ
ュリンを単独で用いても鼻腔内から高いレベルで吸収さ
せることができることがわかった。本発明は、真性糖尿
病の治療のためのこのような方法を提供するものである
また本発明に使用される特定のインシュリン類は、選択
された吸収増進剤を単独でまたは組み合わせてこの様な
インシュリンに混合することによって鼻腔内吸収をより
高めることが可能である。
本発明は、真性糖尿病の治療方法であって、糖尿病に罹
患している温血動物の鼻の粘膜を通して、該動物に実質
上亜鉛−不含インシュリンのアルカリ金属塩、アンモニ
ウム塩または遊離の酸の薬学的に許容し得る量を投与す
ることからなる方法を提供するものである。
具体的には、本発明の1態様は、糖尿病の治療のための
インシュリンを含有している鼻腔内医薬製剤であって、
該鼻腔自製剤が実質上亜鉛−不含インシュリンのアルカ
リ金属塩、アンモニウム塩または遊離の酸としてのイン
シュリンおよび薬学的に許容し得る希釈剤を含有してな
ることを特徴とする製剤を提供するものである。
更に本発明の別の態様は、実質上亜鉛−不含インシュリ
ンのアルカリ金属塩、アンモニウム塩または遊離の酸の
薬学的に許容し得る量および(1)オレイン酸またはそ
のエステルあるいはその塩、(2)液状のソルビタン・
脂肪酸エステル、(3)液状のソルビタン・脂肪酸エス
テルのポリオキシエチレン誘導体および(4)i状のヒ
ドロキシポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン−
ポリオキシエチレンコポリマーからなる群から選ばれる
少なくとも1種の、吸収増進有効量の吸収増進剤を含有
する鼻腔内医薬製剤を提供するものである。
第1図は、ラットにおける4単位/に9の用量のブタ亜
鉛インシュリンおよびブタナトリウムインシュリンの鼻
腔内投与後の血中グルコース濃度を比較したプロットで
ある。
第2図は、ラットに5単位/Kgの用量のヒト亜鉛イン
シュリンおよびヒトナトリウムインシュリンを鼻腔内投
与した後の血中グルコース濃度を比較したプロットであ
る。
第3図は、ラットに5単位/に9の用量のヒト金属−不
含インシュリンおよびヒトナトリウムインシュリンを鼻
腔内投与した後の血中グルコース濃度を比較したプロッ
トである。
前記のように、本発明は、金属−不含インシュリンまた
はインシュリンのアンモニウム塩あるいはアルカリ金属
塩の使用に関するものである。「アルカリ金属塩」とは
、例えばナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩等を意
味する。本発明の方法に使用するには、これらの金属−
不含インシュリン類およびインシュリン塩類の内、ナト
リウム塩が非常に好ましい。
本発明方法に使用されるインシュリン類は、実質上亜鉛
−不含である。「実質上亜鉛−不含」とは、亜鉛が添加
されていないインシュリンを言う。
本発明方法に使用されるインシュリンは、広範な種類、
具体的には、ウシ、ブタまたはヒトのいずれかであって
よく、とりわけヒトのインシュリンの構造を有していて
もよい。
鼻腔内投与されるインシュリンは、組成物として投与す
ることができる。このような鼻腔内投与に適切な組成物
は、薬学的に活性な成分を含む滅菌水溶液または滅菌懸
濁液であることが都合よいつ通常、塩化ナトリウム、グ
リセリン、グルコース、マンニドフル、ンルビトール等
を使用して、滅菌水溶液を患者の血液と等張にすること
ができる。
また、組成物は、溶液であるか懸濁液であるかにかかわ
らず、緩衝液、保存剤、安定剤、作用の開始を早める薬
剤、作用の持続を長引かせる薬剤等のような多数の補助
薬のいずれかを含有していてもよい。通常の保存剤は、
例えばフェノール、m−クレゾール、p−ヒドロキシ安
息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、1,
1.1− トリクロロ−2−メチル−2−プロパツール
(クロルブトール)、ベンザルコニウムクロリド、エチ
レンジアミン四酢酸(EDTA)、N、N−ジメチル−
N−(2−フェノキシエチル)−1−ドデカンアミニウ
ムプロミド(ドミフエンブロミド〕等である。使用され
る組成物に緩衝液が含まれていてもよいが、本組成物は
緩衝薬剤を含んでいないことが好ましい。しかしながら
、緩衝液が含まれる場合、通常の緩衝液は、例えばリン
酸す) IJウム、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウ
ム等である。
安定性を高めるために、本発明の方法に使用される組成
物に、1またはそれ以上の乳化剤を添加してもよい。使
用する乳化剤は、通常医薬製剤に使用するのに適切であ
ることがわかっている乳化剤の中から選ぶことができる
。通常の乳化剤は、レシチン等のような天然の乳化剤で
あってもよい。
合成の乳化剤も使用することができる。乳化剤が有して
いる電荷に基いて、陰イオン性、陽イオン性および非イ
オン性のタイプに分類することができる。好ましい乳化
剤は非イオン性、具体的には脂肪酸、ソルビタン脂肪酸
エステルまたはそのポリオキシエチレンタイプである。
このような乳化剤の代表例は、例えばオレイン酸、リノ
ール酸、リルン酸、オレイン酸エチル、リノール酸メチ
ル、リノール酸メチル等である。ソルビタン脂肪酸エス
テル乳化剤は、スパン(Span)の商標名の市販品を
入手することができる。ポリオキシエチレンタイプの乳
化剤は、ツウイーンの商標名の市販品を入手することが
できる。非常に好ましい乳化剤は、ポリオキシエチレン
20ソルビタントリオレエートであるツウイーン85で
あり、ICIアメリカズ(I CI Americas
)から入手することができる。その他の好適な乳化剤に
は、プルロニックL 81 (1’1uronic L
SI)  (Dヨうな、BAS F  ワイアンドット
(B A S F Wyandotte )から得られ
るプルロニック乳化剤を包含するポロキサマー類(po
loxamerりがある。乳化剤を混合することは一般
的であり、これらを使用してもよい。好適なタイプの乳
化剤およびその使用に関する全般的な解説については、
レミングトン・ファーマシューテイカル・サイエンシズ
(REMINGTONPI−[ARMA(、:EUrI
CAL 5CIENCEj)、21章、16版(198
0)を参考にすることができる。乳化剤を使用する場合
、本発明方法に用いられる組成物に使用される乳化剤の
量は、通常製剤の約0.005〜約5.0重量%の範囲
、より好ましくは約o、05〜約0.2重量%の範囲と
なるであろう。
本発明に使用される鼻腔内組酸物には、分散媒も含まれ
る。媒質は、水およびその地回様の実質上非毒性の物質
のような種々の物質であってよい。
しかしながら、媒質は系にとってプロペラントとして作
用することもできる1またはそれ以上の物質ヲ含んでい
ることが好ましい。使用され得るこの様な物質の代表例
は、例えばフレオン114(F’reon 114) 
(ly2−ジクロロ−1,1,2,2−テトラフルオロ
エタン〕、フレオン12(ジクロロジフルオロメタン)
およびフレオン11(トリクロロフルオロメタン〕のよ
うな、E、I、デュポン・ドウ・ヌモアース・アンド・
カンパニーCE、I、 Dupont de Nemo
urs and Company)  からのフレオン
類である。これらの物質を組み合わせて使用するのが好
ましい。種々の濃度のいろいろな成分を組み合わせて使
用することができるが、好ましい組み合わせは、フレオ
ン11とフレオン12の約1=1(重量)の混合物およ
びフレオン11:フレオン12:フレオン114の約5
:4:1(重量〕の混合物である。分散媒を構成してい
る成分の量は、製剤全体の約80.0〜約99.9重量
%、より好ましくは約95.0〜約99.9重Jft%
以上となるであろう。
鼻1座経路の投与のために、所望により組成物に芳香剤
を添加してもよい。芳香剤を使用する場合、芳香剤は、
約0.001〜約1.0重量%の範囲で含まれる。芳香
剤の代表例は、例えばペパーミント油、レモン油、オリ
ーブ油等の嗅覚系を和らげる効果を有している物質であ
る。
前記乳化剤の内、ある種のものは、インシュリン製剤中
に含まれている場合、予想外にインシュリンの鼻腔内吸
収を高めることができる。従って、本発明の別の態様は
、(1)オレイン酸またはそのエステルあるいはその塩
、(2)液状のソルビタン・脂肪酸エステル、(3)液
状のソルビタン・脂肪酸エステルのポリオキシエチレン
誘導体または、(4)液状のヒドロキシホリオキシエチ
レンーポリオキシプロピレンーポリオキシエチレンコボ
リマーの吸収増進有効量をインシュリン製剤に添加する
ことである。
第1群の吸収増進剤の内、代表的なエステル類はオレイ
ン酸メチル、オレイン酸エチル等であり、代表的な塩類
はオレイン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム等のよう
なアルカリ金属塩である。これらの中では、オレイン酸
およびオレイン酸エチルが好適であり、オレイン酸が最
も好ましい。
液状のソルビタン・脂肪酸エステル吸収増進剤の代表例
は、スパンの商標の下に市販品として人手し得るもので
ある。具体的な例は、スパン20、スパン80、スパン
85等である。最も好ましい薬剤は、スパン85である
液状、ンルビタン脂肪酸エステルのポリオキシエチレン
誘導体吸収増進剤の代表例は、ツウイーンの商標の下に
市販品として人手し得るものである。具体的な例は、ツ
ウイーン20、ツウイーン21、ツウイーン40、ツウ
イーン60、ツウイーン80、ツウイーン85等である
。最も好ましい薬剤は、ツウイーン85である。
液状、ヒドロキシポリオキシエチレン−ポリオキシプロ
ピレン−ポリオキシエチレンコポリマー吸収増進剤は、
プルロニックの商標の下に市販品として入手し得るもの
である。具体的な例は、プルロニックL−31、プルロ
ニックL−35、プルロニックL−42、−1ルロニツ
クL−43,7’ルロニツクL−44,7”ルロニツク
L−61,プルロニックL−62,プルロニックL−6
3、プルロニックL −64、プルロニックL−72、
フルロニックL−81、プルロニックL−92、プルロ
ニックL−101、プルロニックL−121、プルロニ
ックL−122等である。
これらの吸収増進剤の内、オレイン酸および液状のソル
ビタン・脂肪酸エステルのポリオキシエチレン誘導体に
属するものが最も好ましい。
これらの群のいずれかの吸収増進剤を使用する場合、イ
ンシュリンの鼻1屋内吸収を高める得るような量で、こ
の増進剤2インシユリン製剤に添加で重量基準で約0.
25%〜約1%の範囲になるであろう。好ましい量は通
常、これより幾分少なく、最終製剤に基づいて約0.2
5重1%〜約0.75重量%の範囲になるであろう。
更に好ましい製剤は、オレイン酸群からの増進剤を、そ
の他の3群のいずれかからの増進剤と組み合わせて含有
するものである。それぞれの増進剤の量は、インシュリ
ンの鼻腔内吸収を高めるのに十分な世である。含まれる
量は、広い範囲のいずれであってもよいが、通常、各増
進剤は最終製剤に基づいて重量基準で約0.25%〜約
1%の範囲で含まれる。各増進剤が約0.25重量%〜
約0゜75重量%のより狭い範囲で含まれるのがより好
ましい。このような後者の範囲で含まれる場合、非常に
好ましい製剤は、各増進剤を等しい重量で含有している
製剤である。
製剤が2種類の吸収増進剤を含んでいる場合、これらは
オレイン酸(そのエステルおよび塩を包含する)および
液状の、ソルビタン・脂肪酸エステルのポリオキシエチ
レン誘導体であるのが好ましい。代表的な非常に好まし
い製剤は、これらの増進剤がオレイン酸およびツウイー
ン85・である製剤である。各増進剤が約0.4重量%
〜約0.6重it%の範囲の量で含まれ、とりわけ各々
が等しい量で含まれているのが最も好ましい。非常に有
用な製剤は、約O,S亜量チのオレイン酸および約0゜
5重1%のツウイーン85を含有している製剤である。
1またはそれ以上の吸収増進剤を含有している各製剤は
、通常、最終的に得られるpHが約6〜約8の範囲内で
あるように製剤化される。
本発明の製剤は、製剤化学の当業者に周知の方法で製造
することができる。製剤がプロペラントを含有し、かつ
懸濁液の形態である場合、以下のようにして製造される
のが好ましい。製剤化する前に、マイクロナイザー機の
ような当技術分野で使用されている装置のいずれかを使
用してインシュリンを微小化してもよい。次いで、適当
なキャニスタ−またはコンテナー中で乳化剤、芳香剤、
保存剤、および/またはその他の成分をインシュリンと
混合する。キャニスタ−は、金j^またはガラスであっ
てもよく、このような目的に当技術分野で使用されてい
る通常のキャニスタ−であって、圧力に耐え得るもので
ある。次いで、キャニスタ−を約5℃〜つぐ0℃、より
好ましくは約o℃〜約−20℃の範囲の温度に冷却しな
がら、1またはそれ以上の、前記のプロペラントキャニ
スタ−に入れる。次いで、通常エアゾールタイプのバル
ブを用いてキャニスタ−を密閉し、加温して漏出を調べ
る。このようにして製造された製剤は、真性糖尿病の治
療e必要としている温血動物に投与するのに好適である
内科医は、鼻腔内投与すべきインシュリンの具体的な用
量を決定するであろう。選ばれる用量は、例えば真性糖
尿病の状態の重篤度、治療を受けている患者自身の体質
等を包含する多数の考慮Tべき事柄によって変わるであ
ろう。
水性の製剤は、以下のようにして製造されるのが好まし
い。適当量の選ばれた保存剤、級衝液、乳化剤、芳香剤
、旧よび/またはその他の成分を含有している溶液を調
製する。この溶液に決められた量のインシュリンを加え
た後、所望の終濃度になるように十分量の賦形粟を加え
る。
本発明によって提供されるとりわけ好ましい鼻腔内組酸
物は、以下の如くである: (以下余白) 溶液製剤 処方1 成分       濃度 処方2 成分       濃度 カリウムブタインシュリン 100単位(約0.04重
量%)塩化ベンザルコニウム  約0.01 mii%
 −約0.5重tt%蒸留水 、        十分
量〜111tl処万3 成分      一度 遊離の酸のヒトインシュリン100単位<、Wx、o 
4重量%)塩化ベンザルコニウム  約0.011重量
%−40,3重量%E DTA           
約0.01重量%→約0.3重1%リン酸緩衝食塩水 
   十分量 〜 1#!l処万4 成分       濃度 リチウムヒトインシュリン200単位(約0.08重量
%)塩化ベンザルコニウム  約0.1重量%蒸留水 
        十分量 〜 1 ml!処万処 方分       濃度 ナトリウムヒトインシュリン     200単位(約
0.08重量%)p−ヒドロキンタ息香酸メチル   
約0.2重量%蒸留水         十分m  〜
 1#1g処万6 成分       濃度 ナトリウムヒトインシュリン     100単位(約
0.04重量%)p−ヒドロキ々1香酸ソチル   約
0.1重量%p−ヒドロキ4香酸プロピル  約0.0
5重量%リン酸緩衝食塩水       十分量 〜 
1 ml懸濁液製剤 処方7 成分       濃度 カリウムウシインシュリン      100単位(約
0.044重量)スパン85       約0.05
 重量%フレオン12      約59.95重量%
フレオン114      約39.966重量処万8 成分       濃度 ナトリウムヒトインシュリン     200単位(約
o、osm%)スパン85        約0.02
重i!に%オレイン酸        約0.05重量
%フレオン11       約49.93重量%フレ
オン12      約49.92重量%処方9 カリウムヒトインシュリン      100単位(約
0.04重量%〕ツウイーン85      約0.0
5重量%スパン85        約0.01重量%
オレイン酸       約0.05重1%P−ヒドロ
キン記e盾酸メチル   約0.2   重量%フレオ
ン11       約39.86重量%フレオン12
      約59.79重量%処方10 成分       濃度 ナトリウムヒトインシュリン     50単位(約0
.02重社%)スパン85        約0.02
重景チレシチツ         約0.05重量%フ
レオン11       約39.96重量%フレオン
12       約34.97重量%フレオン114
     約24.98重欧チ処方11 ナトリウムヒトインシュリン     0.5重量%オ
レイン酸        0.5重量%ツウイーン85
      0.5重量%フレオン11       
49.25重量%フレオン12       24.6
25重ii%フレオン114      24.625
重量%処方12 ナトリウムヒトインシュリン    1.0重量%オレ
イン酸       0.5重量%ツウイーン85  
    0.5重量%フレオン11       49
.0重量%フレオン12       24.5重量%
フレオン114      24.5重量%処方13 成分       譲度 ナトリウムヒトインシュリン     2.0重fft
%オレイン酸       0.5重量%ツウイーン8
5      0.5重量%フレオン11      
 48.5重量%7レオン12       24.2
55重量%フレオン114     24.25重量%
以下の実施例は、本発明に使用される具体的な鼻腔内組
酸物を説明するものであるが、いかなる意味においても
本発明の範囲を制限するものではない。また、対応する
亜鉛インシュリン組成物の場合とこれらの効果を比較し
た。
以下のインシュリン類を使用して、実施例1〜3のイン
シュリン製剤を製造した:亜鉛ブタインシュリン、ナト
リウムブタインシュリン、亜鉛ヒトインシュリン、ナト
リウムヒトインシュリンおよび金属−不含ヒトインシュ
リン。ナトリウムインシュリンおよび金属−不含インシ
ュリンを、蒸留した脱イオン水に溶解した。亜鉛インシ
ュリン溶液には、0.05芒Kl(2PO4緩衝液(P
H7,4)または蒸留した脱イオン水(HC1!および
NaOHでPH7,4に調節したもの〕を溶媒として使
用した。
全ての溶液を、1rIte当たり約10〜約13単位の
インシュリンを含有するように調製した。
絶食させていない雄性のスプラーグードウリー((Sp
rague−Dawley)  ラット(200+w3
00gm)を用いて、これらの製剤を試験した。試験日
に、楽にあおむけに寝ることができる手術台にラットを
のせた。手術方法は、フセイン(Hussain、A、
)、ヒライ(Hirai、S、)およびハf −’/ 
(Banarshi 。
K、)〔ジャーナル・オブ・ファーマシューテイカル・
サイエンシズ(J−0Pharm、 Sci、ハラ14
11−1413(1980));およびスー(Su、に
、S、E、)、カンバナー/l/ (、Campana
le、 K、M、)およびグリース(Gries 、C
0L、)(ジャーナル・オブ・ファーマシューテイカル
・サイエンシズ73.1251−1254(1984)
]の記載に従った。この方法は、以下のように要約され
る。手術の30分前にベンドパルビタールを50111
g/Kgの用量で腹腔内注射することによって、ラット
に麻酔をかけた。
首の部分で切開し、気管にポリエチレンチューブを挿入
した。食道から鼻腔の後部へ別のチューブを挿入した。
接着剤で鼻口蓋を閉じて、鼻腔から口へ薬剤溶液が漏れ
ることを防いだ。注射器を使用し、食道挿入チューブを
通して薬剤溶液を鼻腔へ送った。定期的に尾部静脈から
血液20マイクロリツトルをサンプリングした。この血
液サンプルを、サンプルカップ中で直ちに抗凝固剤溶液
(エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム・二水和物2.
0f/およびフッ化ナトリウム0.4gを脱イオン水十
分量に溶解して2.0リツトルにすることによって調製
したもの)480μlと混合し、グルコースオキシダー
ゼ−ペルオキシダーゼ法によって、血清または血漿中の
グルコースの量を検定した。
この方法は、トリンダー(p、TrindeQ Cアナ
ルズ・オブ・クリニカル・バイオケミストリー(Ann
、G11n、Biochem、)、6.24(1969
)およびジャーナル・オブ・クリニカル・パンロジー(
J。
CI in、 Pathol 、 )、坦、246(1
969)〕によって1じ正されfこように、グルコース
の濃度を求めるための2つの反応を含んでいる。先ず、
グルコースオキシダーゼの存在下でグルコースを酸化し
て、グルコン酸および過酸化物を生成する。次いで、こ
の過酸化物は、ペルオキシダーゼの存在下でフェノール
および4−アミノアンチピリンと反応して、500−5
20nmで測定し得る赤色の色素を生成Tる。この方法
は、自動的および半自動的な装置で使用されるように設
計されている。
血液サンプルを集めるためのプロトコールを、以下のよ
うに設計した。インシュリン投与の5.3および1分前
、およびインシュリン投与の1.5.10.20.30
.40.60.90.120.150および180分後
に、尾部静脈から血液サンプルを集めた。各サンプルを
上記のようにして処理した。
インシュリン投与後の血中グルコース濃度における変イ
じのプロファイルを以下のようにして求めた。インシュ
リン投与の直前の血中グルコース濃度を100%として
表わす。         −−時間【 における血中グルコース濃度を、式 【 %式% を使用して注射前の血中グルコースに対するパーセント
で表わ丁;ただし、式中、C【は時間【における血中グ
ルコース濃度であり、COはインシュリン投与直前の血
中グルコース濃度である。相対的な比較のために、0〜
180分間、時間に対する血中グルコースにおける変化
曲線(ALJC)の下の面積を用いて血中グルコース濃
度の減少量を積分した。これは、血中グルコース濃度曲
線より上であるが、100%レベル以下の面積に相当す
る。AUGを、コンピューターを使用して台形法によっ
て計算した。
試験例1 亜鉛ブタインシュリンおよびナトリウムブタ
インシュリンの鼻腔的投与による血中グルコース低下効
果の比較 亜鉛ブタインシュリン4単位/Kfの鼻腔内投与図 後の血中グルコース濃度の変化を第狐に示す。亜鉛ブタ
インシュリンは、わずかな血糖14′T−活性を示す。
血中グルコースの減少は鼻腔的投与の約40分便に始ま
り、血中グルコース減少の最低値は60分で約16%に
達し、その後、徐々にベースラインに戻った。これらの
結果は、ラット、イスおよびヒトにおける亜鉛インシュ
リンの鼻腔内投与後にわずかしか、または全く血中グル
コース降下が観察されないと示唆した先の報告の結果と
一致する。しかしながら、同用量のナトリウムブタイン
シュリン(4単位/即〕を鼻腔的投与した場合、血中グ
ルコース濃度は、図1に示されるように5〜10分後、
丁ぐに低下した。血中グルコースの最低値は、約90分
で、約40%またはそれ以上の低下で起こり、その後徐
々に回復するのが退寮された。ラットにおける亜鉛ブタ
インシュリンおよびナトリウムブタインシュリンの鼻腔
内投与改の血中グルコース低下効果の比較を、以下の表
1にまとめる。皮下投与に比較した場合の鼻腔内投与後
の相対的吸収は、亜鉛ブタインシュリンの場合約23%
であり、ナトリウムブタインシュリンの場合66%であ
る。また、亜鉛ブタインシュリンとナトリウムブタイン
シュリンの間のS、+W内吸収のこの差の統計上の有意
性はP<0.05である。
試験例2 亜鉛ヒトインシュリンおよびナトリウムヒト
インシュリンの鼻腔内投与1こよる血中グルコース低下
効果の比較 亜鉛ヒトインシュリン5単位/kgの鼻腔内投与後の血
中グルコース濃度の変化を第2図Iこ示す。
亜鉛ブタインシュリンと同様のパターンで、亜鉛ヒトイ
ンシュリンはわずかな血中グルコース低下効果を示した
。血中グルコースの低下は、鼻腔内投与の約20分後1
こ始まった。最高の血中グルコース低下は約90分で初
期値の約70%Iこ達し、その後、徐々Iこベースライ
ンlこ戻った。また、ナトリウムインシュリンによる血
中グルコースの最高低下は、約50%であった。ラット
1こおける亜鉛ヒトインシュリンおよびナトリウムヒト
インシュリンの鼻腔内投与tこよる血中グルコース低下
効果の比較を表21こ示す。ナトリウムヒトインシュリ
ンの鼻腔内投与fこよって応答が増大したことは明らか
である。また、亜鉛ヒトインシュリンとヒトナトリウム
インシュリンの間の血中グルコース低下効果のこの差の
統計的何意性は、P<0.001である。
試験例3 金属−不含ヒトインシュリンとナトリウムヒ
トインシュリンの体腔内投与による血中グルコース低下
効果の比較 金属−不含ヒトインシュリン5単位/kgの鼻腔内投与
後の血中グルコース濃度の変化を第3図に示す。ナトリ
ウムヒトインシュリンと同様のパターンで、金属−不含
ヒトインシュリンは、血中グルコ−刈こおいでかなりの
低下を示した。ラット1こおけるナトリウムヒトインシ
ュリンと金属−不含ヒトインシュリンの体腔内投与lこ
よる血中グルコース低下効果の比較を表3Iこ示す。体
腔内投与されたナトリウムヒトインシュリンおよび金属
−不含ヒトインシュリンの両方多こついて、血中グルコ
ース低下応答はほぼ同じであることが明らかである。
試験例4 吸収増進剤を含有しているナトリウムヒトイ
ンシュリン製剤の鼻腔内投与 前記の方法を使用して、1またはそれ以上の吸収増進剤
を含有しているナトリウムヒトインシュリンの製剤をイ
ヌに鼻腔内投与した。攪拌機および冷却浴を用いて適当
な容器tこ入れること;こよって、製剤を製造した。所
望量の吸収増進剤(類)、ナトリウムヒトインシュリン
およびフレオン11を、均−Iこなるまで容器中で混ぜ
合わせた。次いで、得られたインシュリン懸濁濃厚液の
適当量を、エアゾールキャニスタ−に量り入れた。キャ
ニスタ−1こバルブを付けて封をした。次ぎに、加圧−
封入法Iこよって、所望量のフレオン12およびフレオ
ン114プロペラントを加えた。
3つのパラメーター、即ち、インシュリンのピーク、A
UGおよび最低値のグルコース濃度を求めた。これらの
結果は、1またはそれ以上の吸収増進剤を一緒lこ含ま
せることiこよって、このような増進剤を含有していな
い製剤lこ比較して吸収の増加を達成し得ることを示す
ものである。以下の表4に、これらの試験の結果を示す
【図面の簡単な説明】
第1図は、ラツI−iこ4単位/kg の川面のブタ亜
鉛インシュリンおよびブタナトリウムインシュリンを鼻
腔内投与した後の血中グルコース濃度を比較したグラフ
である。 第2図は、ラツ)Iこ5単位/kgの用量のヒト亜鉛イ
ンシュリンおよびヒトナトリウムインシュリンを鼻腔内
投与した後の血中グルコース濃度を比較したグラフであ
る。 第3図は、ラツ)Iこ5単位/kg の用量のヒト金属
−不含インシュリンおよびヒトナトリウムインシュリン
を鼻腔内投与した後の血中グルコース濃度を比較したグ
ラフである。 特在出頼人 イーライ・リリー・アンド・カンパニー 代 理 人 弁理士 青白 葆 はか1名FIG、1 FIG、2 時  IIJIC分) FIG、3 晴  M(分)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、真性糖尿病の治療のためのインシュリンを含有して
    いる鼻腔内医薬製剤であって、該鼻腔内製剤が実質上亜
    鉛−不含インシュリンのアルカリ金属塩、アンモニウム
    塩または遊離の酸としてのインシュリンを薬学的に許容
    し得る希釈剤と共に含有してなることを特徴とする鼻腔
    内医薬製剤。 2、更に、(1)オレイン酸またはそのエステルあるい
    はその塩、(2)液状のソルビタン・脂肪酸エステル、
    (3)液状のソルビタン・脂肪酸エステルのポリオキシ
    エチレン誘導体および(4)液状のヒドロキシポリオキ
    シエチレン−ポリオキシプロピレン−ポリオキシエチレ
    ンコポリマーからなる群から選ばれる少なくとも1種の
    、吸収増進有効量の吸収増進剤を含有することを特徴と
    する第1項に記載の鼻腔内医薬製剤。 3、吸収増進剤がオレイン酸またはそのエステルあるい
    はその塩である第2項に記載の製剤。 4、オレイン酸が最終製剤の約0.25重量%〜約1重
    量%の量で含まれている第3項に記載の製剤。 5、吸収増進剤が液状のソルビタン・脂肪酸エステルの
    ポリオキシエチレン誘導体である第2項に記載の製剤。 6、吸収増進剤が最終製剤の約0.25重量%〜約1重
    量%の量で含まれているツウイーン85である第5項に
    記載の鼻腔内製剤。 7、吸収増進剤が(1)オレイン酸またはそのエステル
    あるいはその塩と(2)液状のソルビタン・脂肪酸エス
    テルのポリオキシエチレン誘導体の組み合わせ物として
    含まれている第2項に記載の鼻腔内製剤。 8、吸収増進剤がそれぞれ最終製剤の約0.25重量%
    〜約1重量%の量で含まれているオレイン酸とツウイー
    ン85である第7項に記載の鼻腔内製剤。 9、インシュリンがナトリウムインシュリンである第1
    項〜第8項のいずれかに記載の鼻腔内医薬製剤。 10、インシュリンがヒトインシュリンである第9項に
    記載の鼻腔内医薬製剤。 11、最終製剤に基づいてそれぞれ約0.5重量%の量
    で含まれているオレイン酸とツウイーン85、およびヒ
    トナトリウムインシュリンを含有してなる鼻腔内医薬製
    剤。
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