JPS62206338A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、空気調和機に関し、特に内蔵している電気
ヒーターの熱による熱流台の発生及び樹脂製送風機の熱
変形を防止した空気調和機に関するものである。。

〔従来の技術〕

第４図は、例えば実公昭５７−５４５０１号公報に示さ
れた電気ヒーターを有する従来の分離形空気調和機にお
ける案内ユニットを示す要部断面図であり、同図におい
て、１は吸込空気、２は吹出空気、３は室内ユニット、
４は冷却器、５は送風機、６，７は電気ヒーター、８は
電気ヒーター６の熱流、９は電気ヒーター７の熱流、１
０はボックス、１１．１２は電気ヒーター６．７と送風
機５の間に配設された遮へい板である。

次に動作について説明する。電気ヒーター６゜７に通電
すると発熱し、この発熱した電気ヒーター６．７に触れ
た空気の熱流８は遮へい板１１により遮断され、かつ電
気ヒーター７については遮へい板１２によって空気流が
乱されているので、送風ａ５に到達する前に分散するこ
とになる。この遮へい板１１．１２によって空気流を分
散するごとにより、送風機５に直接熱流８．９が入らな
くなり、熱流による笛音の発生を防止している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の空気調和機では、小形薄形の室内ユニットに更に
複数本の電気ヒーターを配設する場合、空気の抵抗が増
加して風量が減少するとともに、構造的に複雑なものと
なる。また、樹脂製の送風機を使用する場合に、熱流を
乱して分散させても、電気ヒーターの容量が大きい場合
には分散された空気温度が高く、樹脂製送風機を熱変形
させるなどの問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、樹脂製の送風機を使用する小形薄形の室内ユ
ニットにおいて、風路抵抗が少なくかつ簡単な構造であ
りながら、樹脂製送風機の熱変形を防止することが出来
る空気調和機を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕 この発明に係る空気調和機は、送風機の風量切換装置に
よって高速運転の場合と低速運転の場合および送風機の
周囲温度によって送風機の近傍に位置する電気ヒーター
の通電を制御するものである。

〔作用〕

この発明においては、送風機が高速運転されている時に
は電気ヒーターを全て通電し、送風機が低速運転されて
いる時は送風機近傍の電気ヒーターに通電を行なわれな
いことによって電気ヒーターの容量を制御し、かつ送風
機が高速運転されている時に吸込空気温度が高い場合に
は温度検知器によって送風機近傍の電気ヒーターに対す
る通電を中止して、電気ヒーターの容量を制御すること
により、送風機周囲の温度を押えて樹脂製の送風機に対
する熱変形および騒音の発生を防止することになる。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を第１図および第２図につい
て説明する。なお、第３図と同一部分には同一符号を付
してその説明を省略する。

第１図はこの発明の一実施例による分離形空気調和機に
おける室内ユニットの側断面図であり、同図において１
３〜１５は電気ヒーター、１６は送風機５の周囲に配設
された温度検知器である。

第２図は第１図に示す装置における電気回路図であり、
ＳＷ、は電源スィッチ、ＳＷｔは風量切換スイッチ、Ｓ
Ｗ３は冷房・暖房切換スイッチ、ＦＭｌは室内送風機用
電動機でありで、風量切換スイッチＳＷｚによって制御
される。ＦＭ２は室外送風機電動機、ＣＭは圧縮用電動
機、Ｘは風量切換スイッチＳＷｇの高側出力によって励
磁される継電器、Ｘａは４Ｉ！電器Ｘの接点であって、
送風機５の近傍に設けられている電気ヒーター１３に温
度検知器１６とともに直列に接続されている。

次に動作を説明する。まず冷房・暖房切換スイッチＳＷ
、を暖房側接点「暖」に設定すると、電気ヒーター１３
〜１５に通電されて暖房運転が行なわれる。この時、風
量切換スイッチＳＷ２を高速側接点「高」に設定すると
、送風機用電動機ＦＭｌが高速で運転される。またこれ
と同時に、継電器Ｘにも通電されることから、この継電
器Ｘの接点Ｘａは閉の状態となり、電気ヒーター１３に
も通電されることから全容量で暖房運転される。

ここで、送風機用電動機ＦＭＩの高速運転時においては
、電気ヒーター１３〜１５の近傍を通過する風量が多い
ために、電気ヒーター１３〜１５の表面温度が低くなる
ことから、送風機５に吸込まれる空気の温度もそれ程高
くはならず、これに伴なって樹脂製の送風機であっても
熱変形および騒音の発生が押さえられる。しかし、この
電気ヒーター１３〜１６を通過して送風機５に吸込まれ
る空気の温度は室内ユニットの吸込空気１の温度によっ
て大きく変化する。つまり、吸込空気１の温度が高い場
合には送風機５に吸込まれる空気温度も高くなる。送風
機５の周囲に配設された温度検知器１６は周囲の空気温
度を検知し、温度検知器１６の設定温度以上に送風機５
の周囲温度が上昇すると、温度検知器１６の接点が開状
態となることから、電気ヒーター１５には通電されなく
なり、電気ヒーター１５の全容量が低減されるため送風
機５に吸込まれる空気温度が低下する。

一方、風量切換スイッチＳＷ、を低速側接点「低」に設
定すると、送風用電動機ＦＭＩは低速で運転される。風
景切換スイッチＳＷ２を「低」に設定すると、継電器Ｘ
の接点Ｘａは開となって電気ヒーター１３には通電され
ず、これに伴なって電気ヒーターの全容量が低減される
。従って、送風用電動機ＦＭＩの低速運転時には、電気
ヒーター容量が低減されるため、送風機５に吸込まれる
空気温度が低く押えられることになる。

第３図はこの発明の他の実施例を示すもので、第１図と
同様の分離形空気調和機の側断面図であって、温度検知
器１６を室内空気の吸込温度を検知することができる冷
却器４の前面に配設したものである。送風機５の吸込空
気温度および電気ヒーターの表面温度は、室内の温度に
よって比較的大きく変化する。従って、室内ユニットの
吸込空気温度を検知して同様な制御を行なうことにより
、同様な効果が得られることになる。

また、温度検知器１６を室内ユニットの吹出口に配設し
ても同一の効果が得られる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば風量が多くなる高速運
転時には全電気ヒーターに通電され、送風機の周囲温度
を検知する温度検知器が設定温度以上であることを検出
した場合には、送風機の最近傍に位置する電気ヒーター
に対する通電を中止して容量を制御することにより送風
機に吸込まれる空気温度を制御する。また、風量の少な
い低速運転時には、送風機近傍の電気ヒーターへの通電
が阻止されて電気ヒーターの容量制御が行なわれること
により、樹脂製の送風機に対する熱変形および騒音の発
生が防止される効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による分離形による空気調
和機の室内ユニットに対する側断面図、第２図は第１図
に示す空気調和機の電気回路図、第３図はこの発明の他
の実施例を示す室内ユニットの側断面図、第４図は従来
の分離形による空気調和機の室内ユニットの側断面図で
ある。 ３は室内ユニット、４は冷却器、５は送風機、１３〜１
５は電気ヒーター、１６は温度検知器。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 送風機の吸込側に複数本の電気ヒーターを有し、この電
   気ヒーターによって加熱した温風を送出する空気調和機
   において、前記送風機の運転を高速・低速に切換える風
   量切換スイッチと、前記送風機の周囲温度が設定値以上
   に上昇したことを検出する温度検知器と、この温度検知
   器の出力に応じて前記送風機近傍に位置する前記電気ヒ
   ーターの通電を制御する制御手段とを設け、前記制御手
   段は送風機が前記風量切換スイッチによって高速運転さ
   れている時には前記全電気ヒーターに通電し前記送風機
   が低速運転されている時および前記温度検知器が設定値
   以上の温度を検出した時には前記送風機の近傍に位置す
   る電気ヒーターの通電を阻止することを特徴とする空気
   調和機。