JPS62205792A - アルカロイドの製造方法 - Google Patents

アルカロイドの製造方法

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JPS62205792A
JPS62205792A JP61047046A JP4704686A JPS62205792A JP S62205792 A JPS62205792 A JP S62205792A JP 61047046 A JP61047046 A JP 61047046A JP 4704686 A JP4704686 A JP 4704686A JP S62205792 A JPS62205792 A JP S62205792A
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JP
Japan
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medium
plant
plants
plasmid
alkaloid
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Pending
Application number
JP61047046A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kamata
鎌田 博
Hitoshi Saga
嵯峨 均
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D451/00Heterocyclic compounds containing 8-azabicyclo [3.2.1] octane, 9-azabicyclo [3.3.1] nonane, or 3-oxa-9-azatricyclo [3.3.1.0<2,4>] nonane ring systems, e.g. tropane or granatane alkaloids, scopolamine; Cyclic acetals thereof
    • C07D451/02Heterocyclic compounds containing 8-azabicyclo [3.2.1] octane, 9-azabicyclo [3.3.1] nonane, or 3-oxa-9-azatricyclo [3.3.1.0<2,4>] nonane ring systems, e.g. tropane or granatane alkaloids, scopolamine; Cyclic acetals thereof containing not further condensed 8-azabicyclo [3.2.1] octane or 3-oxa-9-azatricyclo [3.3.1.0<2,4>] nonane ring systems, e.g. tropane; Cyclic acetals thereof
    • C07D451/04Heterocyclic compounds containing 8-azabicyclo [3.2.1] octane, 9-azabicyclo [3.3.1] nonane, or 3-oxa-9-azatricyclo [3.3.1.0<2,4>] nonane ring systems, e.g. tropane or granatane alkaloids, scopolamine; Cyclic acetals thereof containing not further condensed 8-azabicyclo [3.2.1] octane or 3-oxa-9-azatricyclo [3.3.1.0<2,4>] nonane ring systems, e.g. tropane; Cyclic acetals thereof with hetero atoms directly attached in position 3 of the 8-azabicyclo [3.2.1] octane or in position 7 of the 3-oxa-9-azatricyclo [3.3.1.0<2,4>] nonane ring system
    • C07D451/06Oxygen atoms
    • C07D451/10Oxygen atoms acylated by aliphatic or araliphatic carboxylic acids, e.g. atropine, scopolamine

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ナス科植物が生合成する生理活性物質及び薬
用成分でもあるアルカロイド、特にトロパンアルカロイ
ドを、ナス科植物の毛状根を培養して効率的に製造する
方法に関するものである。
〔従来の技術〕
植物の細胞・組織培養法によるjfL物の二次代謝物の
工業的生産法としては、従来から囚細胞・カルスなどの
未分化の組織を培養する方法及びfBl根、葉などの器
官を培養する方法が行なわれている。
しかしながら囚の方法によると、次にあげる問題がある
(1)  選抜して得た高生産株の特性が継代培養中に
失われ易い。
fiil  生産物質が目的とするもとの植物が作る物
質と多少異なることがある。
(iiil  安全性上問題がある生長調節物質を培養
に使う必要があるため、生産される作用物質に安全性上
の問題がある。
Gv)  細胞中に目的物質が蓄積されるので、細胞を
破壊して抽出する必要があり、このため細胞中の他の成
分との分離にコストがかかる。
これに対して、上記[Blの方法には、(B−1):イ
ンビトロで増殖させた芽や根を用いる方法および(B−
2):毛根病菌アグロバクテリウム・リゾジェネス(八
grobacterium rhizogenes) 
 を接種し、生えてきた毛状根を培養する方法がある。
このうち、(B−2)の方法は、次の原理に基づくもの
である。すなわち、アグロバクテリウム・リソジェネス
を植物の茎・葉・根などに接種すると、感染部位から毛
状根と呼ばれる根が発生する。
この根は、リゾジェネス中に存在する巨大プラスミド(
Riプラスミド)の遺伝子の一部が植物の遺(公子に組
み込まれることにより発生し、通常の根に比べて生育が
非常に速く又二次代謝物の生産攪が同等以上であること
が知られている。そこで(B−2)の方法は、この性質
を利用して、根にa用物質を含む植物にアグロバクテリ
ウム・リゾジェネスを接種し、発生した毛状根を切り出
してタンクなどの装置で培養し、増殖させた毛状根を破
壊して有用物質を取り出す方法であり、天然物の製造法
として注目され、一部の植物で実用化が検討されている
しかしながら、(B−1)の方法によれば、上記fil
 fiilの問題がなく、又(B−2)の方法によれば
、[il聞及びfiiilの問題はないものの、(B−
1)及び(B−2)の方法とも、細胞を破壊して細胞中
に蓄積された目的物質を取り出しているため、細胞成分
と目的物質との分離が煩雑であり、コストアップになる
という欠点があり、又増殖する植物器官を連続的に取り
出すことが困難であるために、バッチ方式による生産し
か行なうことができないという欠点がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、本発明は、植物が生産するアルカロイドを簡易
な方法で、かつ連続的に製造する方法を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、各種植物のうち、特にナス科植物にアグロバ
クテリウム・リゾジェネスを感染させ、生えてきた毛状
根を培養すると、生産したアルカロイドを毛状根の細胞
内に蓄積し、外部には放出しないとの常識に反し、該毛
状根は、生産したアルカロイドを培地中に分泌するとの
知見に基づいてなされたものである。
すなわち、本発明は、ナス科植物細胞をアグロバクテリ
ウム・リゾゲネスが保持するRiプラスミドにより形質
転換し、生じた毛状根を培養して該毛状根が培地中に分
泌するアルカロイドを抽出することを特徴とするアルカ
ロイドの製造方法を提供する。
本発明で処理の対象とされるのは、ナス科植物であり、
本発明では処理対象をこのように限定したことが特に重
要である。すなわち、ナス科植物の毛状根によればアル
カロイドが培地中へ分泌されるからである。本発明では
任意のナス科植物が用いられるが、アトローパ属植吻、
ダツラ属植物、ヒヨスチアムス属植物、スコポリア属植
物の群から選ばれるものを用いるのが好ましい。
これらの植物に毛状根を作らせるために利用できること
をアグロバクテリウム・リゾジェネス菌としては、 アグロバクテリウム・リゾジェネス 25818アグロ
バクテリウム・リゾジェネス 15834アグロバクテ
リウム・リゾジェネス 8196アグロバクテリウム・
リゾジェネス  へ4などがあげられる。また大腸菌な
どの他の菌にRiプラスミドまたはその一部のT−DN
Aを遺伝子導入した菌も使用できる。
本発明により植物をアグロバクテリウム・リゾジェネス
菌で処理すると、リゾジェネス菌中のRiプラスミドの
一部(T−DNA)が植物細胞の核D N Aの中に導
入(形質転換)される。
前記ナス科植物の茎・根・菜などにRiプラスミドT−
DNAを導入し形質転換させた毛状根を辱る方法として
は、例えば、次の方法があげられる。
1、 植物個体への直接接種法 2、 葉片を用いたリーフディスク法(L、 Coma
i etal、、 Nature、 317 、741
 (1985) )3、 植物体のプロトプラストを利
用した共存培養法(Z、 M、 Wei et at、
、 Plant Ce1l Rep、、 1npres
s  (1986) ) 4、 植物体のプロトプラストとアグロバクテリウム・
リゾジェネスのスフ二〇プラスト法(R。
11ain  et  al、、  Plant  C
e1l  Repo、   3  、 5  Q5、 
アグロバクテリウム・リゾジェネス菌のRiプラスミド
またはその一部のT−DNAをマイクロインジェクショ
ンなどの方法で直接細胞内に注入する方法 Riプラスミドを上記1〜4の方法で導入した場合は、
その後アグロバクテリウム・リゾジェネス閑の除菌処理
が必要で、その方法としては下記のものがある。
○ 高温処理(40℃) ○ 抗生物質処理 ■ 毛状根先端部の早いサイクルでの植え継ぎ以上の方
法により碍られた毛状根の培養方法としては下記のもの
が有効である。
培地の種類:1.液体培地 2.カンテンなどを用いた
固型培地 培養の方法:1.静置培養 2.振とう培養(ロータリ
ー、レシプロ)30回転培養 4、タンクを用いた大造培養 用いる基本培地二通常のマクロ元素、ミクロ元素、糖及
びビタミンを含む寒天又 は液体培地が使用できる。具体的 には、次の培地が例示される。
1、ムラシゲ・スクーグ培地 2、ギャンボルグ培地 3、ニッチ・ニッチ培地 4、ホワイト培地 以上のように、植物の器官・カルス・細胞などの培養に
使用できるものは、そのままあるいはJj:と分の一部
を変更して使用できる。培地には炭素・原として糖を加
える必要があり、シュークロース、グルコース、フルク
トース、マルトースナト力、0.1〜30%の濃度で使
われる。毛状根は成長が著しく早いので、植物の生長調
節物質とじて使われる天然および合成の植物ホルモンは
不要である。
毛状根が適当に生育したところで培地の一部を連続的に
新しいものと交換し古い培地を集めるか、毛状根が十分
生育したところで培地をすべて回収するかのどちらかの
方法で培地を集め、クロロホルムなどを用いて目的のア
ルカロイドを抽出する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ナス科植物からアトロピン、スコポラ
ミン(ヒヨスチン)、l−ヒヨスチアミンなどのトロパ
ン系アルカロイドを簡易な手段により工業的に生産する
ことができる。そして、本発明によれば、 (1)選抜して得た高生産株の特性が継代培養中に失わ
れにくい。
(2)  もとの植物がつくる物質と同じ生産物を継続
的に得ることができる。
(3)  安全性の問題がある生長調節剤を使用する必
要がない。
(4)細胞、つまり毛状根を破壊する必要がないので細
胞中の他成分との分離が不必要である。
(5)  培地を連続的に取り出すことができるので、
連続生産方式を採用することができる。
という利点がある。
次に実施例により本発明を説明する。
実施例 種子を次亜塩素酸ナトリウム溶液などの殺菌剤で滅菌し
た後、ムラシゲ・スクーグ(MSと略す)の固型培地上
に播種し、発芽した無菌植物あるいは茎頂培養により得
られた無菌植物の茎、葉部などにRiプラスミドを保持
するアグロバクテリウム・リゾジェネス菌を接種した。
2〜5週間後に接種部位から発生した毛状根を切り取り
、カルベニシリンIg/lまたはクラホラン0.5 g
 / 1を含むMS固型培地上に移植し、1〜2週間で
同じ組成の新しい培地に移植した。
2〜3回この操作を繰り返して除菌した毛状根の小遣を
MS液体培地に無菌的に移し、振とう培養(ロータリー
回転数100回/分、25℃、暗所)した。
培養後1週間〜4ケ月目に培地を回収し、アルカロイド
の抽出を行った。まず、ろ過して固型物を除いた後、硫
酸酸性(pH2)でクロロホルム抽出を行い、水層を分
取した。次にアンモニアアルカリ性(pH10)にして
からクロロホルム抽出を行った。そして、クロロホルム
層を無水硫酸ナトリウムで脱水処理した後、蒸発乾固さ
せアルカロイドを碍た。
アルカロイドの定潰は、高速液体クロマトグラフィーで
行った。カラムはTSKgelODS−120T(東洋
四速社製)、溶離液はメタノールと1−へプクンスルホ
ン酸ナトリウム水溶液との混合液(48:52)、検出
波長は215nmを用いた。結果を表−1に示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ナス科植物細胞をアグロバクテリウム・リゾゲネ
    スが保持するRiプラスミドにより形質転換し、生じた
    毛状根を培養して、該毛状根が培地中に分泌するアルカ
    ロイドを抽出することを特徴とするアルカロイドの製造
    方法。
  2. (2)ナス科植物が、アトローパ属植物、ダツラ属植物
    、ヒヨスチアムス属植物、スコポリア属植物の群から選
    ばれる特許請求の範囲第(1)項記載の製造方法。
JP61047046A 1986-03-04 1986-03-04 アルカロイドの製造方法 Pending JPS62205792A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61047046A JPS62205792A (ja) 1986-03-04 1986-03-04 アルカロイドの製造方法
DE19873706978 DE3706978A1 (de) 1986-03-04 1987-03-04 Verfahren zur alkaloidgewinnung

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JP61047046A JPS62205792A (ja) 1986-03-04 1986-03-04 アルカロイドの製造方法

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JPS62205792A true JPS62205792A (ja) 1987-09-10

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JP61047046A Pending JPS62205792A (ja) 1986-03-04 1986-03-04 アルカロイドの製造方法

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DE (1) DE3706978A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6215188B1 (en) 1996-10-30 2001-04-10 Stmicroelectronics, Inc. Low temperature aluminum reflow for multilevel metallization

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6215188B1 (en) 1996-10-30 2001-04-10 Stmicroelectronics, Inc. Low temperature aluminum reflow for multilevel metallization

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DE3706978A1 (de) 1987-10-22

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