JPS6220381B2 - - Google Patents
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- JPS6220381B2 JPS6220381B2 JP55055119A JP5511980A JPS6220381B2 JP S6220381 B2 JPS6220381 B2 JP S6220381B2 JP 55055119 A JP55055119 A JP 55055119A JP 5511980 A JP5511980 A JP 5511980A JP S6220381 B2 JPS6220381 B2 JP S6220381B2
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- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 40
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- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 9
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- HCUOEKSZWPGJIM-IYNMRSRQSA-N (e,2z)-2-hydroxyimino-6-methoxy-4-methyl-5-nitrohex-3-enamide Chemical compound COCC([N+]([O-])=O)\C(C)=C\C(=N\O)\C(N)=O HCUOEKSZWPGJIM-IYNMRSRQSA-N 0.000 description 1
- MZAGXDHQGXUDDX-JSRXJHBZSA-N (e,2z)-4-ethyl-2-hydroxyimino-5-nitrohex-3-enamide Chemical compound [O-][N+](=O)C(C)C(/CC)=C/C(=N/O)/C(N)=O MZAGXDHQGXUDDX-JSRXJHBZSA-N 0.000 description 1
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- KIWSYRHAAPLJFJ-DNZSEPECSA-N n-[(e,2z)-4-ethyl-2-hydroxyimino-5-nitrohex-3-enyl]pyridine-3-carboxamide Chemical compound [O-][N+](=O)C(C)C(/CC)=C/C(=N/O)/CNC(=O)C1=CC=CN=C1 KIWSYRHAAPLJFJ-DNZSEPECSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P5/00—Advancing or retarding ignition; Control therefor
- F02P5/04—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
- F02P5/145—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
- F02P5/155—Analogue data processing
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、内燃機関無接点点火装置に接続して
用いる点火信号発生装置に関し、特に機関の回転
速度に応じて点火位置を制御する場合に用いる点
火信号発生装置に関するものである。
用いる点火信号発生装置に関し、特に機関の回転
速度に応じて点火位置を制御する場合に用いる点
火信号発生装置に関するものである。
最近、排気ガスの浄化を図るため、内燃機関の
点火位置を常に最適な位置に制御することが要求
されている。内燃機関用点火装置として無接点点
火装置が用いられる場合には、点火位置を定める
点火信号を発生する装置に電子的な進角回路を設
けたものが用いられているが、従来のこの種の装
置では進角幅を自由に設定できない難点がある上
に、回転速度を検出する回路を必要とするため構
成が複雑になる欠点があつた。また機関によつて
は第2図に示すように点火位置θiを回転速度N
に対して2段階に進角させる複雑な特性が要求さ
れるが、従来の装置ではこのような2段進角特性
を得ることが困難であつた。
点火位置を常に最適な位置に制御することが要求
されている。内燃機関用点火装置として無接点点
火装置が用いられる場合には、点火位置を定める
点火信号を発生する装置に電子的な進角回路を設
けたものが用いられているが、従来のこの種の装
置では進角幅を自由に設定できない難点がある上
に、回転速度を検出する回路を必要とするため構
成が複雑になる欠点があつた。また機関によつて
は第2図に示すように点火位置θiを回転速度N
に対して2段階に進角させる複雑な特性が要求さ
れるが、従来の装置ではこのような2段進角特性
を得ることが困難であつた。
本発明の目的は、回転速度検出回路を不要にし
て構成を簡単にするとともに進角幅の設定を容易
にし、また2段進角特性のような複雑な特性をも
容易に得ることができるようにした内燃機関無接
点点火装置用点火信号発生装置を提供することに
ある。
て構成を簡単にするとともに進角幅の設定を容易
にし、また2段進角特性のような複雑な特性をも
容易に得ることができるようにした内燃機関無接
点点火装置用点火信号発生装置を提供することに
ある。
以下図示の実施例により本発明の点火信号発生
装置を詳細に説明する。
装置を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例の全体的構成を示し
たもので、同図において1及び2は、それぞれ機
関の回転に同期して信号を発生する第1及び第2
の信号コイルである。第1及び第2の信号コイル
1及び2は機関に取付けられた信号発電機内に設
けられ、第1の信号コイル1は機関の上死点より
大きく位相が進んだ最大進角位置に相応する第1
の位置θ1で信号を発生し、第2の信号コイル2
は機関の上死点に近い最小進角位置に相応する第
2の位置θ2で信号を発生する。第1の信号コイ
ル1及び第2の信号コイル2の出力はそれぞれ第
1及び第2の波形整形回路3及び4に入力され、
パルス状の波形の第1及び第2の信号e1及びe2に
変換される。第1の信号コイル1及び第1の波形
整形回路3により第1の点火位置で第1の信号e1
を発生する第1の信号発生回路5が構成され、第
2の信号コイル2及び第2の波形整形回路4によ
り第2の点火位置で第2の信号e2を発生する第2
の信号発生回路6が構成されている。第1の信号
e1及び第2の信号e2はそれぞれ第1のRSフリツ
プフロツプ回路7のセツト端子S及びリセツト端
子Rに供給され、フリツプフロツプ回路7の出力
端子は第1の三角波発生回路としての第1の積
分器8の制御端子8aに、また出力端子Qは第2
の三角波発生回路としての第2の積分器9の第1
の制御端子9aに入力されている。第2の信号e2
はまた第1の単安定マルチバイブレータ10のト
リガ端子に入力され、第1の単安定マルチバイブ
レータ10から得られる時間幅τ1の矩形波信号
が第2の積分器9の第2の制御端子9bに入力さ
れている。第1の積分器8は第1のフリツプフロ
ツプ回路7の出力端子が「0」の状態になつて
いる期間(第1の信号e1が発生してから第2の信
号e2が発生するまでの期間)コンデンサC1(第1
図には図示せず。)を一定の電流i1で充電し、積
分動作を行なう。第2の積分器9はフリツプフロ
ツプ回路7の出力端子Qが「0」の状態になつて
いる期間に単安定マルチバイブレータ10の出力
が「1」から「0」になるとコンデンサC2(第
1図には図示せず。)を定電流i2で充電する積分
動作を開始し、第1の信号e1によりフリツプフロ
ツプ回路7がセツトされて出力端子Qが「1」の
状態になると積分動作を停止する。この第2の積
分器9は記憶機能を有しており、第1の信号e1が
発生して積分動作を停止した時点での積分値を次
にリセツトされるまで保持するようになつてい
る。第2の積分器9は第2の信号e2により第1の
単安定マルチバイブレータ10の出力が「1」に
なつたときにリセツトされ、次にこの単安定マル
チバイブレータの出力が「0」に立下つたときに
再度積分動作を開始する。
たもので、同図において1及び2は、それぞれ機
関の回転に同期して信号を発生する第1及び第2
の信号コイルである。第1及び第2の信号コイル
1及び2は機関に取付けられた信号発電機内に設
けられ、第1の信号コイル1は機関の上死点より
大きく位相が進んだ最大進角位置に相応する第1
の位置θ1で信号を発生し、第2の信号コイル2
は機関の上死点に近い最小進角位置に相応する第
2の位置θ2で信号を発生する。第1の信号コイ
ル1及び第2の信号コイル2の出力はそれぞれ第
1及び第2の波形整形回路3及び4に入力され、
パルス状の波形の第1及び第2の信号e1及びe2に
変換される。第1の信号コイル1及び第1の波形
整形回路3により第1の点火位置で第1の信号e1
を発生する第1の信号発生回路5が構成され、第
2の信号コイル2及び第2の波形整形回路4によ
り第2の点火位置で第2の信号e2を発生する第2
の信号発生回路6が構成されている。第1の信号
e1及び第2の信号e2はそれぞれ第1のRSフリツ
プフロツプ回路7のセツト端子S及びリセツト端
子Rに供給され、フリツプフロツプ回路7の出力
端子は第1の三角波発生回路としての第1の積
分器8の制御端子8aに、また出力端子Qは第2
の三角波発生回路としての第2の積分器9の第1
の制御端子9aに入力されている。第2の信号e2
はまた第1の単安定マルチバイブレータ10のト
リガ端子に入力され、第1の単安定マルチバイブ
レータ10から得られる時間幅τ1の矩形波信号
が第2の積分器9の第2の制御端子9bに入力さ
れている。第1の積分器8は第1のフリツプフロ
ツプ回路7の出力端子が「0」の状態になつて
いる期間(第1の信号e1が発生してから第2の信
号e2が発生するまでの期間)コンデンサC1(第1
図には図示せず。)を一定の電流i1で充電し、積
分動作を行なう。第2の積分器9はフリツプフロ
ツプ回路7の出力端子Qが「0」の状態になつて
いる期間に単安定マルチバイブレータ10の出力
が「1」から「0」になるとコンデンサC2(第
1図には図示せず。)を定電流i2で充電する積分
動作を開始し、第1の信号e1によりフリツプフロ
ツプ回路7がセツトされて出力端子Qが「1」の
状態になると積分動作を停止する。この第2の積
分器9は記憶機能を有しており、第1の信号e1が
発生して積分動作を停止した時点での積分値を次
にリセツトされるまで保持するようになつてい
る。第2の積分器9は第2の信号e2により第1の
単安定マルチバイブレータ10の出力が「1」に
なつたときにリセツトされ、次にこの単安定マル
チバイブレータの出力が「0」に立下つたときに
再度積分動作を開始する。
12は第2の位置θ2より位相が遅れた第3の
位置θ3で信号を発生する第3の信号コイルで、
この信号コイルも前記信号発電機内に設けられて
いる。第3の信号コイル12の出力は第3の波形
整形回路13に入力されてパルス状の第3の信号
e3に変換される。第3の信号コイル12及び第3
の波形整形回路13により第3の信号発生回路1
4が構成されている。第3の信号e3は第2のRS
フリツプフロツプ回路15のセツト端子Sに入力
され、この第2のフリツプフロツプ回路15のリ
セツト端子Rには第1の信号e1が入力されてい
る。第2のフリツプフロツプ回路15の出力は第
1の短絡回路16に供給され、この第1の短絡回
路16は第2のフリツプフロツプ回路15の出力
端子Qの電位が「1」になつている期間第1の単
安定マルチバイブレータ10の出力を短絡するよ
うになつている。また第2の信号e2によりトリガ
される第2の単安定マルチバイブレータ17が設
けられ、この第2の単安定マルチバイブレータの
出力は第2の短絡回路18に供給されている。第
2の短絡回路18は単安定マルチバイブレータ1
7の出力が「1」になつている期間τ2の間第2
のフリツプフロツプ回路15の出力を短絡する。
第3の信号回路14、第2のフリツプフロツプ回
路15、第1の短絡回路16、第2の単安定マル
チバイブレータ17及び第2の短絡回路18によ
り第1の単安定マルチバイブレータの時間幅を制
御する時間制御回路19が構成されている。
位置θ3で信号を発生する第3の信号コイルで、
この信号コイルも前記信号発電機内に設けられて
いる。第3の信号コイル12の出力は第3の波形
整形回路13に入力されてパルス状の第3の信号
e3に変換される。第3の信号コイル12及び第3
の波形整形回路13により第3の信号発生回路1
4が構成されている。第3の信号e3は第2のRS
フリツプフロツプ回路15のセツト端子Sに入力
され、この第2のフリツプフロツプ回路15のリ
セツト端子Rには第1の信号e1が入力されてい
る。第2のフリツプフロツプ回路15の出力は第
1の短絡回路16に供給され、この第1の短絡回
路16は第2のフリツプフロツプ回路15の出力
端子Qの電位が「1」になつている期間第1の単
安定マルチバイブレータ10の出力を短絡するよ
うになつている。また第2の信号e2によりトリガ
される第2の単安定マルチバイブレータ17が設
けられ、この第2の単安定マルチバイブレータの
出力は第2の短絡回路18に供給されている。第
2の短絡回路18は単安定マルチバイブレータ1
7の出力が「1」になつている期間τ2の間第2
のフリツプフロツプ回路15の出力を短絡する。
第3の信号回路14、第2のフリツプフロツプ回
路15、第1の短絡回路16、第2の単安定マル
チバイブレータ17及び第2の短絡回路18によ
り第1の単安定マルチバイブレータの時間幅を制
御する時間制御回路19が構成されている。
第1の積分器8及び第2の積分器9から得られ
る三角波vc1及びvc2は比較回路20に入力され
て比較され、両三角波のレベルが一致して比較回
路20から信号viが出力されるとパルス発生器
21が点火位置を決めるための点火信号vsを発
生するようになつている。比較回路20及びパル
ス発生器21により第1及び第2の積分器の出力
が一致したときに点火信号を発生する点火信号発
生回路が構成されている。
る三角波vc1及びvc2は比較回路20に入力され
て比較され、両三角波のレベルが一致して比較回
路20から信号viが出力されるとパルス発生器
21が点火位置を決めるための点火信号vsを発
生するようになつている。比較回路20及びパル
ス発生器21により第1及び第2の積分器の出力
が一致したときに点火信号を発生する点火信号発
生回路が構成されている。
第1図に示した実施例において、符号A乃至C
で示した各部の信号波形はそれぞれ第3図A乃至
Cの通りである。また第2図の進角特性を得るも
のとし、アイドリング時の回転速度をN0、第1
段目の進角が始まる第1の設定回転速度をN1
(rpm)第1段目の進角が終る第2の設定回転速
度をN2(rpm)、第2段目の進角が始まる第3の
設定回転速度をN3(rpm)、第2段目の進角が終
る第4の設定回転速度をN4(rpm)とすると、
N0〜N2の範囲で第1図の符号E〜Iで示した各
部の信号波形はそれぞれ第3図E乃至Iのように
なる。またN2〜N3の範囲での符号E〜Iで示し
た各部の信号波形はそれぞれ第3図のE′〜I′に示
すようになり、N3〜N4の範囲での符号E〜Iで
示した各部の信号波形はそれぞれ第3図のE″〜
I″に示すようになる。尚第3図において横軸には
機関のクランプ軸θをとつてある。
で示した各部の信号波形はそれぞれ第3図A乃至
Cの通りである。また第2図の進角特性を得るも
のとし、アイドリング時の回転速度をN0、第1
段目の進角が始まる第1の設定回転速度をN1
(rpm)第1段目の進角が終る第2の設定回転速
度をN2(rpm)、第2段目の進角が始まる第3の
設定回転速度をN3(rpm)、第2段目の進角が終
る第4の設定回転速度をN4(rpm)とすると、
N0〜N2の範囲で第1図の符号E〜Iで示した各
部の信号波形はそれぞれ第3図E乃至Iのように
なる。またN2〜N3の範囲での符号E〜Iで示し
た各部の信号波形はそれぞれ第3図のE′〜I′に示
すようになり、N3〜N4の範囲での符号E〜Iで
示した各部の信号波形はそれぞれ第3図のE″〜
I″に示すようになる。尚第3図において横軸には
機関のクランプ軸θをとつてある。
第1図の実施例において第1及び第2の信号発
生回路5及び6はそれぞれ第3図A及びBに示す
ように第1の位置θ1及び第2の位置θ2におい
て第1の信号e1及び第2の信号e2を発生し、第3
の信号回路14は同図Cに示すように第3の位置
θ3で第3の信号e3を発生する。第1のフリツプ
フロツプ回路7は第3図Dに示すように第1の信
号e1が発生してから第2の信号e2が発生するまで
の期間(|θ1−θ2|の期間)出力端子Qに
「1」の状態の信号vd(第1の時間幅の信号)を
出力する。フリツプフロツプ回路7の出力端子
には出力端子Qの信号を否定した信号(第2の時
間幅の信号)が得られる。第1の単安定マルチバ
イブレータ10は第2の信号e2によりトリガされ
て第3図Eに示すように一定の時間幅τ1の矩形
波信号veを出力する。この信号の時間幅τ1は
回転速度に係りなく一定であり、したがつて矩形
波信号veの立下り位置θ4は回転速度によつて
変化する。また第2の単安定マルチバイブレータ
17も第2の信号e2によりトリガされて第3図F
に示すように時間幅τ2(<τ1)の矩形波信号
vfを出力する。一方第2のフリツプフロツプ回
路15は第3図Gに示すように第3の信号e3によ
りセツトされて第1の信号e1によりセツトされる
までの間「1」の信号vgを出力する。
生回路5及び6はそれぞれ第3図A及びBに示す
ように第1の位置θ1及び第2の位置θ2におい
て第1の信号e1及び第2の信号e2を発生し、第3
の信号回路14は同図Cに示すように第3の位置
θ3で第3の信号e3を発生する。第1のフリツプ
フロツプ回路7は第3図Dに示すように第1の信
号e1が発生してから第2の信号e2が発生するまで
の期間(|θ1−θ2|の期間)出力端子Qに
「1」の状態の信号vd(第1の時間幅の信号)を
出力する。フリツプフロツプ回路7の出力端子
には出力端子Qの信号を否定した信号(第2の時
間幅の信号)が得られる。第1の単安定マルチバ
イブレータ10は第2の信号e2によりトリガされ
て第3図Eに示すように一定の時間幅τ1の矩形
波信号veを出力する。この信号の時間幅τ1は
回転速度に係りなく一定であり、したがつて矩形
波信号veの立下り位置θ4は回転速度によつて
変化する。また第2の単安定マルチバイブレータ
17も第2の信号e2によりトリガされて第3図F
に示すように時間幅τ2(<τ1)の矩形波信号
vfを出力する。一方第2のフリツプフロツプ回
路15は第3図Gに示すように第3の信号e3によ
りセツトされて第1の信号e1によりセツトされる
までの間「1」の信号vgを出力する。
第1の積分器8は第1のフリツプフロツプ回路
7の出力端子の電位が「0」になつている期間
積分動作を行ない、出力端子の電位が「1」に
なると積分動作を停止して積分コンデンサC1を
一定の時定数で放電させる。したがつて第1の積
分器8の出力端子には、第3図Hに実線で示した
ように角度θ1からθ2までの間一定の勾配で上
昇し、角度θ2から所定の勾配で下降する第1の
三角波vc1が得られる。一方第2の積分器9は第
1の単安定マルチバイブレータ10の出力が角度
θ4で「0」になると第3図Hに破線で示したよ
うに積分動作を開始する。この第2の積分器9の
積分動作は角度θ1において第1のフリツプフロ
ツプ回路7の出力端子Qの電位が「1」に立上る
と停止し、その積分値はリセツトされるまで保持
される。この第2の積分器9は、第2の信号e2が
発生してフリツプフロツプ回路7の出力端子Qの
電位が「0」に立下るとリセツトされる。したが
つて第2の積分器の出力端子には、第3図Hに破
線で示すように角度θ4から角度θ1まで直線的
に上昇し、角度θ1からθ2までの間その最大値
を保持する第2の三角波vc2が得られる。第1の
積分器から得られた第1の三角波vc1と第2の積
分器から得られた第2の三角波vc2とは第3図H
に示したように比較回路20により比較され、両
三角波のレベルが角度θiで一致すると比較回路
20は角度θiからvc1≧vc2となつている期間持
続する、第3図に示すような矩形波状の信号v
iを出力する。この信号viの立上りでパルス発生
器21が点火信号vsを発生し、この点火信号vs
は図示しない無接点点火装置に点火動作を行なわ
せる。
7の出力端子の電位が「0」になつている期間
積分動作を行ない、出力端子の電位が「1」に
なると積分動作を停止して積分コンデンサC1を
一定の時定数で放電させる。したがつて第1の積
分器8の出力端子には、第3図Hに実線で示した
ように角度θ1からθ2までの間一定の勾配で上
昇し、角度θ2から所定の勾配で下降する第1の
三角波vc1が得られる。一方第2の積分器9は第
1の単安定マルチバイブレータ10の出力が角度
θ4で「0」になると第3図Hに破線で示したよ
うに積分動作を開始する。この第2の積分器9の
積分動作は角度θ1において第1のフリツプフロ
ツプ回路7の出力端子Qの電位が「1」に立上る
と停止し、その積分値はリセツトされるまで保持
される。この第2の積分器9は、第2の信号e2が
発生してフリツプフロツプ回路7の出力端子Qの
電位が「0」に立下るとリセツトされる。したが
つて第2の積分器の出力端子には、第3図Hに破
線で示すように角度θ4から角度θ1まで直線的
に上昇し、角度θ1からθ2までの間その最大値
を保持する第2の三角波vc2が得られる。第1の
積分器から得られた第1の三角波vc1と第2の積
分器から得られた第2の三角波vc2とは第3図H
に示したように比較回路20により比較され、両
三角波のレベルが角度θiで一致すると比較回路
20は角度θiからvc1≧vc2となつている期間持
続する、第3図に示すような矩形波状の信号v
iを出力する。この信号viの立上りでパルス発生
器21が点火信号vsを発生し、この点火信号vs
は図示しない無接点点火装置に点火動作を行なわ
せる。
次に本実施例において点火位置θiが回転速度
Nに対して如何なる変化を示すかを説明する。
Nに対して如何なる変化を示すかを説明する。
(1) 回転速度NがN0≦N≦N2の範囲にあると
き。
き。
このとき、第1の単安定マルチバイブレータ
10の出力の立下り位置θ4がフリツプフロツ
プ回路15の出力vgの立上り位置(第3の信
号の発生位置)θ3に達しないようになつてい
る。したがつて第1の単安定マルチバイブレー
タ10の出力は第1の側路回路により短絡され
ることがなく、第1の単安定マルチバイブレー
タ10の出力の時間幅τ1は不変である。また
この回転速度領域では、第2の単安定マルチバ
イブレータ17の出力の立下り位置θ5が第2
のフリツプフロツプ回路15の出力の立下り位
置θ3に達しないようになつており、したがつ
て第2のフリツプフロツプ回路15の出力は第
2の側路回路18によつて短絡されることがな
い。そのため第2のフリツプフロツプ回路15
の出力の時間幅は不変である。更に、回転速度
Nが低速領域N0≦N≦N1の範囲にあるときに
は、第1の積分器8の出力電圧よりも第2の積
分器9の出力電圧の方が高くなり、回転速度N
がN1<Nの範囲になると第1の積分器8の出
力電圧の方が第2の積分器9の出力電圧より高
くなるようになつている。
10の出力の立下り位置θ4がフリツプフロツ
プ回路15の出力vgの立上り位置(第3の信
号の発生位置)θ3に達しないようになつてい
る。したがつて第1の単安定マルチバイブレー
タ10の出力は第1の側路回路により短絡され
ることがなく、第1の単安定マルチバイブレー
タ10の出力の時間幅τ1は不変である。また
この回転速度領域では、第2の単安定マルチバ
イブレータ17の出力の立下り位置θ5が第2
のフリツプフロツプ回路15の出力の立下り位
置θ3に達しないようになつており、したがつ
て第2のフリツプフロツプ回路15の出力は第
2の側路回路18によつて短絡されることがな
い。そのため第2のフリツプフロツプ回路15
の出力の時間幅は不変である。更に、回転速度
Nが低速領域N0≦N≦N1の範囲にあるときに
は、第1の積分器8の出力電圧よりも第2の積
分器9の出力電圧の方が高くなり、回転速度N
がN1<Nの範囲になると第1の積分器8の出
力電圧の方が第2の積分器9の出力電圧より高
くなるようになつている。
先ず回転速度NがN0≦N≦N1の範囲にある
ときには、第1の積分器8の出力電圧vc1より
も第2の積分器9の出力電圧vc2の方が大きい
ため、第1及び第2の積分器の出力は必らず角
度θ2で一致し、角度θ2から第1の積分器の
コンデンサC1の放電(リセツト)が終了する
までの間は第1の積分器の出力電圧の方が第2
の積分器の出力電圧よりも大きくなつている。
このとき比較回路20は角度θ2から第1の積
分器のコンデンサの放電が終了するまでの間持
続する矩形波信号viを出力する。すなわちN0
≦N≦1の範囲にあるときは、θi=θ2とな
り、第2図のa−b間のように最小進角位置に
相応した定位置θ2で点火が行なわれる。
ときには、第1の積分器8の出力電圧vc1より
も第2の積分器9の出力電圧vc2の方が大きい
ため、第1及び第2の積分器の出力は必らず角
度θ2で一致し、角度θ2から第1の積分器の
コンデンサC1の放電(リセツト)が終了する
までの間は第1の積分器の出力電圧の方が第2
の積分器の出力電圧よりも大きくなつている。
このとき比較回路20は角度θ2から第1の積
分器のコンデンサの放電が終了するまでの間持
続する矩形波信号viを出力する。すなわちN0
≦N≦1の範囲にあるときは、θi=θ2とな
り、第2図のa−b間のように最小進角位置に
相応した定位置θ2で点火が行なわれる。
次に回転速度NがN1<Nの範囲にあるとき
には、以下に示す理由で点火位置θiが進む。
第3図において角度θ0を上死点(TDC)と
し、この角度θ0を基準にして第1の信号e1ま
での角度をα゜、第2の信号e2までの角度をβ
゜とし、角度α゜及びβ゜を回転する間の時間
をそれぞれt〓及びt〓とする。また角度θ1
から第1及び第2の積分器の出力が一致する位
置θi(点火位置)までの角度をγ゜とし、角
度γ゜を回転する間の時間をt〓とすると、点
火位置θiにおける第1の積分器8のコンデン
サC1の端子電圧vc1は、 vc1=(i1/C1)t〓 ………(1) となり、また点火位置θiにおける第2の積分
器のコンデンサC2の端子電圧vc2は、機関の回
転速度をN(rpm)とすると、 vc2=(i2/C2){(60/N)−t〓 +t〓−τ1} ………(2) となる。点火位置θiにおいては、vc1=vc2で
あるから、回転速度N(rpm)で角度θ1から
θiまで回転する間の時間は、 t〓=(C1i2/i1C2){(60/N)−t〓 +t〓−τ1} ………(3) となる。これを角度γ゜に直すと、 γ=(C1i2/i1C2)(360゜−α +β−6Nτ1) ………(4) となり、上死点θ0から点火位置θiまでの角
度(進角)δは、 δ=α−γ=α−(C1i2/i1C2)(360゜−α+β−6Nτ1)=α{1 +(C1i2/i1C2)}−(C1i2/i1C2)(360゜+β)+6Nτ1(C1i2/i1C2) ……(5) ここでδ≡K1+K2Nとおくと、 K1=α{1+(C1i2/i1C2)} −(C1i2/i1C2)(360゜+β) ………(6) K2=6τ1(C1i2/i1C2) ………(7) となり、点火位置θiは回転速度の増大に伴つ
て進むことが判る。そしてK2を適宜に設定す
ることにより、進角の勾配を適宜に調整するこ
とができる。前述のようにN≦N2の範囲で
は、時間幅τ1が不変であるため、点火位置θ
iは一定の勾配K2で進角する。したがつてN0≦
N≦N2の範囲の進角特性は第2図のa−b−
cのようになる。
には、以下に示す理由で点火位置θiが進む。
第3図において角度θ0を上死点(TDC)と
し、この角度θ0を基準にして第1の信号e1ま
での角度をα゜、第2の信号e2までの角度をβ
゜とし、角度α゜及びβ゜を回転する間の時間
をそれぞれt〓及びt〓とする。また角度θ1
から第1及び第2の積分器の出力が一致する位
置θi(点火位置)までの角度をγ゜とし、角
度γ゜を回転する間の時間をt〓とすると、点
火位置θiにおける第1の積分器8のコンデン
サC1の端子電圧vc1は、 vc1=(i1/C1)t〓 ………(1) となり、また点火位置θiにおける第2の積分
器のコンデンサC2の端子電圧vc2は、機関の回
転速度をN(rpm)とすると、 vc2=(i2/C2){(60/N)−t〓 +t〓−τ1} ………(2) となる。点火位置θiにおいては、vc1=vc2で
あるから、回転速度N(rpm)で角度θ1から
θiまで回転する間の時間は、 t〓=(C1i2/i1C2){(60/N)−t〓 +t〓−τ1} ………(3) となる。これを角度γ゜に直すと、 γ=(C1i2/i1C2)(360゜−α +β−6Nτ1) ………(4) となり、上死点θ0から点火位置θiまでの角
度(進角)δは、 δ=α−γ=α−(C1i2/i1C2)(360゜−α+β−6Nτ1)=α{1 +(C1i2/i1C2)}−(C1i2/i1C2)(360゜+β)+6Nτ1(C1i2/i1C2) ……(5) ここでδ≡K1+K2Nとおくと、 K1=α{1+(C1i2/i1C2)} −(C1i2/i1C2)(360゜+β) ………(6) K2=6τ1(C1i2/i1C2) ………(7) となり、点火位置θiは回転速度の増大に伴つ
て進むことが判る。そしてK2を適宜に設定す
ることにより、進角の勾配を適宜に調整するこ
とができる。前述のようにN≦N2の範囲で
は、時間幅τ1が不変であるため、点火位置θ
iは一定の勾配K2で進角する。したがつてN0≦
N≦N2の範囲の進角特性は第2図のa−b−
cのようになる。
(2) 回転速度NがN2<N≦N3の範囲にあると
き。
き。
この回転速度領域では、第3図E′に示すよ
うに第1の単安定マルチバイブレータ10の出
力の時間幅τ1の終期に相応した角度θ4が第
2のフリツプフロツプ回路15の出力の立上り
位置θ3以上に遅れるようになるため、第1の
単安定マルチバイブレータ10の出力veのう
ち角度θ3以上に遅れた部分は第3図E′に破
線で示したように第1の側路回路16により短
絡されてしまう。第2の単安定マルチバイブレ
ータ17の出力vfの時間幅τ2は第1の単安
定マルチバイブレータ10の出力veの時間幅
τ1より短く、N2≦N≦N3の回転速度領域で
はτ2の終期がτ1の終期に達していないた
め、第2のフリツプフロツプ回路15の出力v
gの時間幅は第3図G′に示すように不変であ
る。したがつて第1の単安定マルチバイブレー
タ10の出力veの立下り位置は常に角度θ3
となり、第2の積分器9の積分開始位置は常に
角度θ3となる。したがつて第1及び第2の積
分器の出力が一致する角度θiは一定になり、
第2図の直線c−dで示されるように進角動作
が休止する。
うに第1の単安定マルチバイブレータ10の出
力の時間幅τ1の終期に相応した角度θ4が第
2のフリツプフロツプ回路15の出力の立上り
位置θ3以上に遅れるようになるため、第1の
単安定マルチバイブレータ10の出力veのう
ち角度θ3以上に遅れた部分は第3図E′に破
線で示したように第1の側路回路16により短
絡されてしまう。第2の単安定マルチバイブレ
ータ17の出力vfの時間幅τ2は第1の単安
定マルチバイブレータ10の出力veの時間幅
τ1より短く、N2≦N≦N3の回転速度領域で
はτ2の終期がτ1の終期に達していないた
め、第2のフリツプフロツプ回路15の出力v
gの時間幅は第3図G′に示すように不変であ
る。したがつて第1の単安定マルチバイブレー
タ10の出力veの立下り位置は常に角度θ3
となり、第2の積分器9の積分開始位置は常に
角度θ3となる。したがつて第1及び第2の積
分器の出力が一致する角度θiは一定になり、
第2図の直線c−dで示されるように進角動作
が休止する。
(3) 回転速度NがN3<Nの範囲にあるとき。
この回転速度領域では、第3図F″に示すよ
うに第2の単安定マルチバイブレータ17の出
力の立下り位置θ5が第3の信号e3の発生位置
θ3以上に遅れるようになるため、第2の単安
定マルチバイブレータ17の出力で第2の短絡
回路18により、第2のフリツプフロツプ回路
15の出力の角度θ3〜θ5の部分が短絡され
る。(第3図G″参照。)したがつて第3図E″に
示すように第1の単安定マルチバイブレータ1
0の出力の時間幅はτ2に等しくなり、第2の
積分器9の積分が開始される角度は第3図
H″に示すようにθ5となる。この回転速度領
域では、(7)式においてτ1=τ2となり、第2
の単安定マルチバイブレータ17の出力の時間
幅τ2によつて決まる進角特性が得られる。点
火位置θiが進んでθi=θ1となると、第1及
び第2の積分器の出力電圧を比較できなくなる
が、このときは第1の信号e1を点火信号として
点火装置に供給するようにしておけば角度θ1
で点火を行なわせることができる。したがつて
N3<Nの範囲での進角特性は第2図のd−e
−fのような特性になる。
うに第2の単安定マルチバイブレータ17の出
力の立下り位置θ5が第3の信号e3の発生位置
θ3以上に遅れるようになるため、第2の単安
定マルチバイブレータ17の出力で第2の短絡
回路18により、第2のフリツプフロツプ回路
15の出力の角度θ3〜θ5の部分が短絡され
る。(第3図G″参照。)したがつて第3図E″に
示すように第1の単安定マルチバイブレータ1
0の出力の時間幅はτ2に等しくなり、第2の
積分器9の積分が開始される角度は第3図
H″に示すようにθ5となる。この回転速度領
域では、(7)式においてτ1=τ2となり、第2
の単安定マルチバイブレータ17の出力の時間
幅τ2によつて決まる進角特性が得られる。点
火位置θiが進んでθi=θ1となると、第1及
び第2の積分器の出力電圧を比較できなくなる
が、このときは第1の信号e1を点火信号として
点火装置に供給するようにしておけば角度θ1
で点火を行なわせることができる。したがつて
N3<Nの範囲での進角特性は第2図のd−e
−fのような特性になる。
尚上記信号発生装置が接続される無接点点火装
置の構成は任意であり、コンデンサの電荷をサイ
リスタを通して点火コイルの1次コイルに放電さ
せることにより点火動作を行なわせるコンデンサ
放電式の点火装置や、点火コイルの1次コイルと
並列にエキサイタコイルとトランジスタの如き半
導体スイツチとを接続して半導体スイツチを導通
状態から遮断状態にすることにより点火動作を行
なわせる電流遮断式の点火装置等、点火信号によ
り点火位置が定められるいずれの形式の点火装置
をも用いることができる。
置の構成は任意であり、コンデンサの電荷をサイ
リスタを通して点火コイルの1次コイルに放電さ
せることにより点火動作を行なわせるコンデンサ
放電式の点火装置や、点火コイルの1次コイルと
並列にエキサイタコイルとトランジスタの如き半
導体スイツチとを接続して半導体スイツチを導通
状態から遮断状態にすることにより点火動作を行
なわせる電流遮断式の点火装置等、点火信号によ
り点火位置が定められるいずれの形式の点火装置
をも用いることができる。
第4図は第1図の構成を具体化した実施例を示
した接続図で、同図において波形整形回路3はト
ランジスタTR1、ダイオードD1、及び抵抗R1,
R2により構成されている。第1の信号コイル1
に図示のアース側が正になる電圧が発生すると、
抵抗R1を通してトランジスタTR1のベーズに流れ
ていた電流が第1の信号コイル1側に流れるよう
になるため、トランジスタTR1が遮断状態にな
り、第3図Aに示すような第1の信号e1が得られ
る。波形整形回路4はトランジスタTR2、ダイオ
ードD2及び抵抗R3,R4により上記波形整形回路
3と全く同様に構成されている。第1のフリツプ
フロツプ回路7は2つのノア回路NOR1とNOR2
とを組合せて構成した公知の回路である。第1の
積分器8は定電流回路を構成する電界効果トラン
ジスタFET1及び抵抗R5と、積分コンデンサC1
と、コンデンサC1の電荷を放電させるリセツト
回路を構成するトランジスタTR3及び抵抗R6によ
り構成され、フリツプフロツプ回路7の出力端子
が「0」の状態にあるθ1〜θ2の期間トラン
ジスタTR3が遮断状態に保持されてコンデンサC1
が定電流i1で充電される。フリツプフロツプ回路
7の出力端子Qが角度θ2で「1」の状態になる
と、トランジスタTR3が導通状態になるため積分
動作が停止しコンデンサC1が一定の時定数で放
電する。したがつてコンデンサC1の両端に得ら
れる第1の積分器の出力電圧vc1は第3図Hに示
すような三角波となる。
した接続図で、同図において波形整形回路3はト
ランジスタTR1、ダイオードD1、及び抵抗R1,
R2により構成されている。第1の信号コイル1
に図示のアース側が正になる電圧が発生すると、
抵抗R1を通してトランジスタTR1のベーズに流れ
ていた電流が第1の信号コイル1側に流れるよう
になるため、トランジスタTR1が遮断状態にな
り、第3図Aに示すような第1の信号e1が得られ
る。波形整形回路4はトランジスタTR2、ダイオ
ードD2及び抵抗R3,R4により上記波形整形回路
3と全く同様に構成されている。第1のフリツプ
フロツプ回路7は2つのノア回路NOR1とNOR2
とを組合せて構成した公知の回路である。第1の
積分器8は定電流回路を構成する電界効果トラン
ジスタFET1及び抵抗R5と、積分コンデンサC1
と、コンデンサC1の電荷を放電させるリセツト
回路を構成するトランジスタTR3及び抵抗R6によ
り構成され、フリツプフロツプ回路7の出力端子
が「0」の状態にあるθ1〜θ2の期間トラン
ジスタTR3が遮断状態に保持されてコンデンサC1
が定電流i1で充電される。フリツプフロツプ回路
7の出力端子Qが角度θ2で「1」の状態になる
と、トランジスタTR3が導通状態になるため積分
動作が停止しコンデンサC1が一定の時定数で放
電する。したがつてコンデンサC1の両端に得ら
れる第1の積分器の出力電圧vc1は第3図Hに示
すような三角波となる。
第2の積分器9は、第1のフリツプフロツプ回
路7の出力端子Qの電位が「0」の状態にあると
きに導通するトランジスタTR4と定電流回路を構
成する電界効果トランジスタFET2及び抵抗R7
と、積分コンデンサC2と、リセツト用のトラン
ジスタTR5とにより構成され、トランジスタTR5
が遮断状態にあるときにトランジスタTR4が導通
するとコンデンサC2を定電流i2で充電する積分動
作が開始されるようになつている。また第1の単
安定マルチバイブレータ10はトランジスタTR6
及びTR7と、コンデンサC3とツエナーダイオード
ZD1と抵抗R8及びR9とにより構成され、トランジ
スタTR6のベースがトランジスタTR2のコレクタ
に、トランジスタTR7のコレクタがトランジスタ
TR5のベースにそれぞれ接続されている。この単
安定マルチバイブレータにおいて、最初コンデン
サC3は図示しない直流電源により抵抗R8を通し
て図示の極性に充電され、トランジスタTR7はツ
エナーダイオードZD1を通してベース電流が与え
られて導通している。この状態でトランジスタ
TR6のベースに角度θ2で第2の信号e2が与えら
れると、このトランジスタTR6が導通し、コンデ
ンサC3の電荷を瞬時に放電させる。コンデンサ
C3が放電すると抵抗R8を通して直流電源から供
給される電流はすべてコンデンサC3に流れるの
でトランジスタTR7にベース電流が供給されなく
なり、トランジスタTR7が遮断状態になつてその
コレクタの電位が上昇する。トランジスタTR6は
第2の信号e2が消滅すると遮断状態に復帰し、コ
ンデンサC3は一定の時定数で充電されていく。
角度θ3においてコンデンサC3の端子電圧がツ
エナーダイオードZD1のツエナー電圧を超えると
トランジスタTR7が導通し、そのコレクタの電位
が低下する。したがつてトランジスタTR7のコレ
クタ(単安定マルチバイブレータ10の出力端
子)の電位は第3図Eに示したように角度θ2か
らθ3までの間「1」になり、この間第2の積分
器9のトランジスタTR5を導通状態に保つて第2
の積分器9をリセツトされた状態に保持する。角
度θ3において第1の単安定マルチバイブレータ
10の出力が「0」になるとトランジスタTR5が
遮断する。このときフリツプフロツプ回路7の出
力端子Qが電位が「0」になつていてトランジス
タTR4が導通状態にあるので、第2の積分器9の
コンデンサC2の充電が開始され、コンデンサC2
の端子電圧は第3図Fに示すように上昇してい
く。角度θ1においてフリツプフロツプ回路7の
出力端子Qの電位が「1」になるとトランジスタ
TR4が遮断するため積分動作が停止する。角度θ
1〜θ2の間は第1の単安定マルチバイブレータ
10の出力が「0」になつていてトランジスタ
TR5が遮断状態に保持されているためコンデンサ
C2の端子電圧(積分値)はそのまま保持され
る。第3の波形整形回路13はトランジスタTR8
とダイオードD3と抵抗R12及びR13とにより第1
及び第2の波形整形回路3及び4と同様に構成さ
れ、第2のフリツプフロツプ回路15はノア回路
NOR3及びNOR4を組合せることにより構成され
ている。第1の短絡回路16はコレクタ及びベー
スをそれぞれ第1の単安定マルチバイブレータ1
0のトランジスタTR7のコレクタ及びエミツタに
接続したトランジスタTR9からなり、第2のフリ
ツプフロツプ回路15の出力端子Qが高電位にあ
るときにトランジスタTR9が導通して第1の単安
定マルチバイブレータ10の出力を短絡するよう
になつている。第2の単安定マルチバイブレータ
17はトランジスタTR10,TR11、ツエナーダイ
オードZD2、コンデンサC4及び抵抗R14,R15によ
り第1の単安定マルチバイブレータ10と全く同
様に構成され、第2の短絡回路18はコレクタエ
ミツタ間回路が第2のフリツプフロツプ回路の出
力端子間に並列に接続されたトランジスタTR12
からなつている。トランジスタTR12のベースは
第2の単安定マルチバイブレータ17の出力端子
に接続され、第2の単安定マルチバイブレータ1
7が出力を発生しているときにトランジスタ
TR12が導通して第2のフリツプフロツプ回路1
5の出力を短絡するようになつている。
路7の出力端子Qの電位が「0」の状態にあると
きに導通するトランジスタTR4と定電流回路を構
成する電界効果トランジスタFET2及び抵抗R7
と、積分コンデンサC2と、リセツト用のトラン
ジスタTR5とにより構成され、トランジスタTR5
が遮断状態にあるときにトランジスタTR4が導通
するとコンデンサC2を定電流i2で充電する積分動
作が開始されるようになつている。また第1の単
安定マルチバイブレータ10はトランジスタTR6
及びTR7と、コンデンサC3とツエナーダイオード
ZD1と抵抗R8及びR9とにより構成され、トランジ
スタTR6のベースがトランジスタTR2のコレクタ
に、トランジスタTR7のコレクタがトランジスタ
TR5のベースにそれぞれ接続されている。この単
安定マルチバイブレータにおいて、最初コンデン
サC3は図示しない直流電源により抵抗R8を通し
て図示の極性に充電され、トランジスタTR7はツ
エナーダイオードZD1を通してベース電流が与え
られて導通している。この状態でトランジスタ
TR6のベースに角度θ2で第2の信号e2が与えら
れると、このトランジスタTR6が導通し、コンデ
ンサC3の電荷を瞬時に放電させる。コンデンサ
C3が放電すると抵抗R8を通して直流電源から供
給される電流はすべてコンデンサC3に流れるの
でトランジスタTR7にベース電流が供給されなく
なり、トランジスタTR7が遮断状態になつてその
コレクタの電位が上昇する。トランジスタTR6は
第2の信号e2が消滅すると遮断状態に復帰し、コ
ンデンサC3は一定の時定数で充電されていく。
角度θ3においてコンデンサC3の端子電圧がツ
エナーダイオードZD1のツエナー電圧を超えると
トランジスタTR7が導通し、そのコレクタの電位
が低下する。したがつてトランジスタTR7のコレ
クタ(単安定マルチバイブレータ10の出力端
子)の電位は第3図Eに示したように角度θ2か
らθ3までの間「1」になり、この間第2の積分
器9のトランジスタTR5を導通状態に保つて第2
の積分器9をリセツトされた状態に保持する。角
度θ3において第1の単安定マルチバイブレータ
10の出力が「0」になるとトランジスタTR5が
遮断する。このときフリツプフロツプ回路7の出
力端子Qが電位が「0」になつていてトランジス
タTR4が導通状態にあるので、第2の積分器9の
コンデンサC2の充電が開始され、コンデンサC2
の端子電圧は第3図Fに示すように上昇してい
く。角度θ1においてフリツプフロツプ回路7の
出力端子Qの電位が「1」になるとトランジスタ
TR4が遮断するため積分動作が停止する。角度θ
1〜θ2の間は第1の単安定マルチバイブレータ
10の出力が「0」になつていてトランジスタ
TR5が遮断状態に保持されているためコンデンサ
C2の端子電圧(積分値)はそのまま保持され
る。第3の波形整形回路13はトランジスタTR8
とダイオードD3と抵抗R12及びR13とにより第1
及び第2の波形整形回路3及び4と同様に構成さ
れ、第2のフリツプフロツプ回路15はノア回路
NOR3及びNOR4を組合せることにより構成され
ている。第1の短絡回路16はコレクタ及びベー
スをそれぞれ第1の単安定マルチバイブレータ1
0のトランジスタTR7のコレクタ及びエミツタに
接続したトランジスタTR9からなり、第2のフリ
ツプフロツプ回路15の出力端子Qが高電位にあ
るときにトランジスタTR9が導通して第1の単安
定マルチバイブレータ10の出力を短絡するよう
になつている。第2の単安定マルチバイブレータ
17はトランジスタTR10,TR11、ツエナーダイ
オードZD2、コンデンサC4及び抵抗R14,R15によ
り第1の単安定マルチバイブレータ10と全く同
様に構成され、第2の短絡回路18はコレクタエ
ミツタ間回路が第2のフリツプフロツプ回路の出
力端子間に並列に接続されたトランジスタTR12
からなつている。トランジスタTR12のベースは
第2の単安定マルチバイブレータ17の出力端子
に接続され、第2の単安定マルチバイブレータ1
7が出力を発生しているときにトランジスタ
TR12が導通して第2のフリツプフロツプ回路1
5の出力を短絡するようになつている。
比較回路20は演算増幅器OPと抵抗R10,R11
とから構成され、この比較回路は第3図に示す
ように第1の積分器8の積分値が第2の積分器9
の積分値を超えている間接続する矩形波状の信号
viを出力する。点火信号発生回路21はアンド
回路ANDとオア回路ORとからなり、信号viはア
ンド回路ANDの一方の入力端子とオア回路ORの
一方の入力端子とに供給されている。アンド回路
ANDの他方の入力端子には第1の信号e1が供給
され、アンド回路ANDの出力端子はオア回路OR
の他方の入力端子に接続されている。第2図に示
した進角特性を得る場合、N0≦N≦N1の範囲の
点火信号vsは比較回路11からオア回路ORを通
して与えられる。またN>N4の範囲では、最大
進角位置θ1でアンド回路ANDのアンドが成立
し、このアンド回路とオア回路ORとを通して点
火信号vsが与えられる。尚第4図において白丸
に符号「+」を付して示した各端子は直流電源の
正極端子に接続されている。
とから構成され、この比較回路は第3図に示す
ように第1の積分器8の積分値が第2の積分器9
の積分値を超えている間接続する矩形波状の信号
viを出力する。点火信号発生回路21はアンド
回路ANDとオア回路ORとからなり、信号viはア
ンド回路ANDの一方の入力端子とオア回路ORの
一方の入力端子とに供給されている。アンド回路
ANDの他方の入力端子には第1の信号e1が供給
され、アンド回路ANDの出力端子はオア回路OR
の他方の入力端子に接続されている。第2図に示
した進角特性を得る場合、N0≦N≦N1の範囲の
点火信号vsは比較回路11からオア回路ORを通
して与えられる。またN>N4の範囲では、最大
進角位置θ1でアンド回路ANDのアンドが成立
し、このアンド回路とオア回路ORとを通して点
火信号vsが与えられる。尚第4図において白丸
に符号「+」を付して示した各端子は直流電源の
正極端子に接続されている。
上記の実施例では、コンデンサを定電流で充電
する積分器を用いて2つの三角波を発生させてい
るが、本発明においては基本的には最大進角位置
θ1から最小進角位置θ2までの間所定の勾配で
上昇する第1の三角波を発生する第1の三角波発
生回路と、最小進角位置でトリガされる単安定マ
ルチバイブレータの出力の立下り位置θ3から少
なくとも最大進角位置θ1まで所定の勾配で上昇
し最小進角位置θ2までその最大値を保持してい
る第2の三角波を発生する第2の三角波発生回路
とを設けて、第1及び第2の三角波を比較する構
成を採ればよく、三角波の発生回路は上記実施例
に示した積分器に限定されるものではない。
する積分器を用いて2つの三角波を発生させてい
るが、本発明においては基本的には最大進角位置
θ1から最小進角位置θ2までの間所定の勾配で
上昇する第1の三角波を発生する第1の三角波発
生回路と、最小進角位置でトリガされる単安定マ
ルチバイブレータの出力の立下り位置θ3から少
なくとも最大進角位置θ1まで所定の勾配で上昇
し最小進角位置θ2までその最大値を保持してい
る第2の三角波を発生する第2の三角波発生回路
とを設けて、第1及び第2の三角波を比較する構
成を採ればよく、三角波の発生回路は上記実施例
に示した積分器に限定されるものではない。
上記の説明では第2の積分器の積分値を角度θ
1〜θ2の間で保持するようにしたが、第2の積
分器の積分動作を角度θ2まで行なわせて第1の
積分器の出力の三角波と第2の積分器の出力の三
角波とを比較するようにしても回転速度に対して
点火位置を進めることができる。
1〜θ2の間で保持するようにしたが、第2の積
分器の積分動作を角度θ2まで行なわせて第1の
積分器の出力の三角波と第2の積分器の出力の三
角波とを比較するようにしても回転速度に対して
点火位置を進めることができる。
上記実施例においては、第1及び第2の単安定
マルチバイブレータの出力の時間幅τ1及びτ2
を適宜に設定することにより進角動作を休止させ
る設定回転速度N2、第2段目の進角動作が開始
される設定回転速度N3、及び進角部分の勾配を
適宜に変えることができる。
マルチバイブレータの出力の時間幅τ1及びτ2
を適宜に設定することにより進角動作を休止させ
る設定回転速度N2、第2段目の進角動作が開始
される設定回転速度N3、及び進角部分の勾配を
適宜に変えることができる。
また上記実施例において第1の単安定マルチバ
イブレータ10の出力の時間幅τ1を短くして或
設定回転速度から点火位置を遅角させるようにす
ることもでき、このような場合も本発明の範囲に
包含される。
イブレータ10の出力の時間幅τ1を短くして或
設定回転速度から点火位置を遅角させるようにす
ることもでき、このような場合も本発明の範囲に
包含される。
更に第1の単安定マルチバイブレータ10の出
力の時間幅τ1を機関の吸入負圧や油温、或いは
車速等に応じて変化させることにより、これらの
条件に応じて機関の点火位置をコントロールする
ことができる。第1の単安定マルチバイブレータ
10の出力の時間幅τ1を例えば機関の吸気負圧
により変えるには、第4図の単安定マルチバイブ
レータ10の抵抗R8を可変抵抗器として、この
可変抵抗器を吸気負圧を検出するダイアフラムに
連動させればよい。また第1の単安定マルチバイ
ブレータ10に第5図に示すような制御回路30
を付加すると回転速度の上昇に応じて単安定マル
チバイブレータ10の出力の時間幅τ1を短くし
て、点火時期を遅らせ、機関の回転速度を制限す
ることができる。第5図においてTRaはベースに
回転速度に比例した周波数のパルス電圧Vnが印
加されるトランジスタで、このトランジスタTRa
のコレクタは抵抗Raを介して直流電源に接続さ
れている。トランジスタTRaのコレクタにはまた
コンデンサCaの一端が接続され、コンデンサCa
の他端にはカソードをトランジスタTRaのエミツ
タに接続したダイオードDaのアノードが接続さ
れている。ダイオードDaの両端にはカソードを
コンデンサCa側にしたダイオードDbを介してコ
ンデンサCbと抵抗Rbとが並列に接続され、ダイ
オードDbのアノードには電界効果トランジスタ
FETaのゲートが接続されている。FETaのソー
スはトランジスタTRaのエミツタとともに接地さ
れ、ドレインは抵抗Rcを介して直流電源に接続
されるとともに、ダイオードDcを介して単安定
マルチバイブレータ10のトランジスタTR6のコ
レクタに接続されている。この第5図に示した回
路では、回転速度に比例したパルスに応じてトラ
ンジスタTRaがオンオフを繰り返し、トランジス
タTRaが遮断するとコンデンサCaが直流電源か
ら抵抗Ra及びダイオードDaを通して図示の極性
に充電される。このコンデンサCaの電荷は、次
にトランジスタTRaが導通したときにコンデンサ
Cb及びダイオードDbを通して放電し、コンデン
サCbが図示の極性に充電される。コンデンサCb
の電荷は抵抗Rbを通して放電するが、このコン
デンサCbの端子電圧は充電される回数、即ち回
転速度に応じて上昇していく。コンデンサCbの
端子電圧が上昇するにつれてFETaのゲートソー
ス間が逆バイアスされてそのドレイン電流が減少
していくため、抵抗Rc及びダイオードDcを通し
てコンデンサC3に流れ込む電流が増える。した
がつて回転速度の上昇に伴つて単安定マルチバイ
ブレータ10の出力の時間幅τ1が短くなり、或
回転速度に達すると点火位置が遅れ始めて機関の
回転速度が抑えられる。
力の時間幅τ1を機関の吸入負圧や油温、或いは
車速等に応じて変化させることにより、これらの
条件に応じて機関の点火位置をコントロールする
ことができる。第1の単安定マルチバイブレータ
10の出力の時間幅τ1を例えば機関の吸気負圧
により変えるには、第4図の単安定マルチバイブ
レータ10の抵抗R8を可変抵抗器として、この
可変抵抗器を吸気負圧を検出するダイアフラムに
連動させればよい。また第1の単安定マルチバイ
ブレータ10に第5図に示すような制御回路30
を付加すると回転速度の上昇に応じて単安定マル
チバイブレータ10の出力の時間幅τ1を短くし
て、点火時期を遅らせ、機関の回転速度を制限す
ることができる。第5図においてTRaはベースに
回転速度に比例した周波数のパルス電圧Vnが印
加されるトランジスタで、このトランジスタTRa
のコレクタは抵抗Raを介して直流電源に接続さ
れている。トランジスタTRaのコレクタにはまた
コンデンサCaの一端が接続され、コンデンサCa
の他端にはカソードをトランジスタTRaのエミツ
タに接続したダイオードDaのアノードが接続さ
れている。ダイオードDaの両端にはカソードを
コンデンサCa側にしたダイオードDbを介してコ
ンデンサCbと抵抗Rbとが並列に接続され、ダイ
オードDbのアノードには電界効果トランジスタ
FETaのゲートが接続されている。FETaのソー
スはトランジスタTRaのエミツタとともに接地さ
れ、ドレインは抵抗Rcを介して直流電源に接続
されるとともに、ダイオードDcを介して単安定
マルチバイブレータ10のトランジスタTR6のコ
レクタに接続されている。この第5図に示した回
路では、回転速度に比例したパルスに応じてトラ
ンジスタTRaがオンオフを繰り返し、トランジス
タTRaが遮断するとコンデンサCaが直流電源か
ら抵抗Ra及びダイオードDaを通して図示の極性
に充電される。このコンデンサCaの電荷は、次
にトランジスタTRaが導通したときにコンデンサ
Cb及びダイオードDbを通して放電し、コンデン
サCbが図示の極性に充電される。コンデンサCb
の電荷は抵抗Rbを通して放電するが、このコン
デンサCbの端子電圧は充電される回数、即ち回
転速度に応じて上昇していく。コンデンサCbの
端子電圧が上昇するにつれてFETaのゲートソー
ス間が逆バイアスされてそのドレイン電流が減少
していくため、抵抗Rc及びダイオードDcを通し
てコンデンサC3に流れ込む電流が増える。した
がつて回転速度の上昇に伴つて単安定マルチバイ
ブレータ10の出力の時間幅τ1が短くなり、或
回転速度に達すると点火位置が遅れ始めて機関の
回転速度が抑えられる。
第6図は、機関の吸気負圧、油温及び車速に応
じて点火位置を制御する場合で、同図において3
1,32及び33はそれぞれ機関の吸気負圧、油
温及び車速に比例した電圧信号v1,v2及びv3を発
生する検出器である。これらの検出器から得られ
る信号は電圧電流変換回路(−変換回路)3
4により電流信号iに変換されてコンデンサC3
に供給される。このように構成すれば、吸気負
圧、油温及び車速に応じて第1の単安定マルチバ
イブレータ10の出力の時間幅τ1を変化させる
ことができ、これらのパラメータに応じて点火位
置をコントロールすることができる。
じて点火位置を制御する場合で、同図において3
1,32及び33はそれぞれ機関の吸気負圧、油
温及び車速に比例した電圧信号v1,v2及びv3を発
生する検出器である。これらの検出器から得られ
る信号は電圧電流変換回路(−変換回路)3
4により電流信号iに変換されてコンデンサC3
に供給される。このように構成すれば、吸気負
圧、油温及び車速に応じて第1の単安定マルチバ
イブレータ10の出力の時間幅τ1を変化させる
ことができ、これらのパラメータに応じて点火位
置をコントロールすることができる。
以上のように、本発明によれば、回転速度の検
出を行なうことなく、簡単な回路構成で回転速度
に対する点火位置の制御を正確に行なうことがで
き、しかも第1及び第2の単安定マルチバイブレ
ータの出力の時間幅を適宜に設定することにより
種々の進角特性を容易に得ることができる。また
本発明によれば、回転速度に対する点火位置の特
性を2段階に切換えることができるので、2段進
角特性等複雑な特性を要求される機関にも適応で
きる利点がある。
出を行なうことなく、簡単な回路構成で回転速度
に対する点火位置の制御を正確に行なうことがで
き、しかも第1及び第2の単安定マルチバイブレ
ータの出力の時間幅を適宜に設定することにより
種々の進角特性を容易に得ることができる。また
本発明によれば、回転速度に対する点火位置の特
性を2段階に切換えることができるので、2段進
角特性等複雑な特性を要求される機関にも適応で
きる利点がある。
第1図は本発明の一実施例の全体的構成を示し
たブロツク図、第2図は本発明により得られる進
角特性の一例を示す線図、第3図A乃至Dはそれ
ぞれ第2図のA乃至Dの部分の信号波形図、第3
図E乃至Iはそれぞれ機関の低速領域から第1の
中速領域にかけての第1図E乃至Iの各部の信号
波形図、第3図E′乃至I′はそれぞれ機関の第2の
中速領域における第1図E乃至Iの各部の信号波
形図、第3図E″乃至I″はそれぞれ機関の高速領
域における第1図のE乃至Iの各部の信号波形
図、第4図は第1図の構成を具体化した一実施例
を示す接続図、第5図及び第6図は種々の条件に
より点火位置を制御する場合に付加する回路を例
示した接続図である。 5……第1の信号発生回路、6……第2の信号
発生回路、7……第1のフリツプフロツプ回路、
8……第1の積分器、9……第2の積分器、10
……第1の単安定マルチバイブレータ、14……
第3の信号発生回路、15……第2のフリツプフ
ロツプ回路、16……第1の短絡回路、17……
第2の単安定マルチバイブレータ、18……第2
の短絡回路、20……比較回路、21……パルス
発生器。
たブロツク図、第2図は本発明により得られる進
角特性の一例を示す線図、第3図A乃至Dはそれ
ぞれ第2図のA乃至Dの部分の信号波形図、第3
図E乃至Iはそれぞれ機関の低速領域から第1の
中速領域にかけての第1図E乃至Iの各部の信号
波形図、第3図E′乃至I′はそれぞれ機関の第2の
中速領域における第1図E乃至Iの各部の信号波
形図、第3図E″乃至I″はそれぞれ機関の高速領
域における第1図のE乃至Iの各部の信号波形
図、第4図は第1図の構成を具体化した一実施例
を示す接続図、第5図及び第6図は種々の条件に
より点火位置を制御する場合に付加する回路を例
示した接続図である。 5……第1の信号発生回路、6……第2の信号
発生回路、7……第1のフリツプフロツプ回路、
8……第1の積分器、9……第2の積分器、10
……第1の単安定マルチバイブレータ、14……
第3の信号発生回路、15……第2のフリツプフ
ロツプ回路、16……第1の短絡回路、17……
第2の単安定マルチバイブレータ、18……第2
の短絡回路、20……比較回路、21……パルス
発生器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内燃機関の最大進角位置に相応する第1の位
置θ1で第1の信号を発生する第1の信号発生回
路と、前記機関の最小進角位置に相応する第2の
位置θ2で第2の信号を発生する第2の信号発生
回路と、前記第2の位置よりも位相が遅れた第3
の位置θ3で第3の信号を発生する第3の信号発
生回路と、前記第1及び第2の信号により制御さ
れて前記第1の位置から第2の位置までの角度に
相応する第1の時間幅の信号と第2の位置から第
1の位置までの角度に相応する第2の時間幅の信
号とを出力する第1のフリツプフロツプ回路と、
前記第1のフリツプフロツプ回路の出力信号によ
り制御されて前記第1の位置から第2の位置まで
所定の勾配で上昇する第1の三角波を発生する第
1の三角波発生回路と、前記第2の信号によりト
リガされて一定時間幅τ1の矩形波信号を出力す
る第1の単安定マルチバイブレータと、前記第1
のフリツプフロツプ回路の出力信号と前記第1の
単安定マルチバイブレータの出力とにより制御さ
れ前記第1の単安定マルチバイブレータの出力の
立下り位置から少なくとも前記第1の位置まで所
定の勾配で上昇して最大値を前記第2の位置まで
保持している第2の三角波を発生する第2の三角
波発生回路と、前記第2の信号によりトリガされ
て一定時間幅τ2の矩形波信号を出力する第2の
単安定マルチバイブレータと、前記第1の信号及
び第3の信号により制御されて第3の信号が発生
してから第1の信号が発生するのでの間出力信号
を発生する第2のフリツプフロツプ回路と、前記
第2のフリツプフロツプ回路の出力信号が発生し
ている間前記第1の単安定マルチバイブレータの
出力を短絡する第1の短絡回路と、前記第2の単
安定マルチバイブレータの出力信号が発生してい
る間前記第2のフリツプフロツプ回路の出力を短
絡する第2の短絡回路と、前記第1の三角波と第
2の三角波とを比較する比較回路とを具備したこ
とを特徴とする内燃機関無接点点火装置用点火信
号発生装置。 2 前記第2の三角波は前記単安定マルチバイブ
レータの出力の立下り位置から前記第1の信号が
発生する位置まで一定の勾配で上昇し該第1の信
号が発生する位置から前記第2の信号が発生する
位置まで最大値を保持している波形である特許請
求の範囲第1項に記載の内燃機関無接点点火装置
用点火信号発生装置。 3 前記第2の三角波は前記単安定マルチバイブ
レータの出力の立下り位置から前記第2の信号が
発生する位置まで一定の勾配で上昇して該第2の
信号が発生する位置で最大になる波形である特許
請求の範囲第1項に記載の内燃機関無接点点火装
置用点火信号発生装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5511980A JPS56151268A (en) | 1980-04-25 | 1980-04-25 | Ignition-signal generating device for contactless ignition device of internal combustion engine |
US06/252,055 US4407246A (en) | 1980-04-11 | 1981-04-08 | Ignition signal generating device for use in contactless ignition system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5511980A JPS56151268A (en) | 1980-04-25 | 1980-04-25 | Ignition-signal generating device for contactless ignition device of internal combustion engine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56151268A JPS56151268A (en) | 1981-11-24 |
JPS6220381B2 true JPS6220381B2 (ja) | 1987-05-07 |
Family
ID=12989858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5511980A Granted JPS56151268A (en) | 1980-04-11 | 1980-04-25 | Ignition-signal generating device for contactless ignition device of internal combustion engine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56151268A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0745864B2 (ja) * | 1986-04-07 | 1995-05-17 | 日本電装株式会社 | 内燃機関用無接点点火装置 |
JPS63219876A (ja) * | 1987-03-09 | 1988-09-13 | Toyo Denso Co Ltd | エンジン点火制御装置 |
-
1980
- 1980-04-25 JP JP5511980A patent/JPS56151268A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56151268A (en) | 1981-11-24 |
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