JPS62202988A - ベニヤ単板のプレス乾燥装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、予め所定の形状に切断されたベニヤ単板を、
上下方向に複数段配設した熱板間において、各段同一条
件でプレス乾燥する装置に闇するものである。

「従来の技術」 従来より、ベニＡ・単板を乾燥するに際しては、上ｒ−
文（のロールを搬送方向に複数個設置するか、２？シ＜
は無端状の金網帯を上下一対に懸回して、乾燥すべきベ
ニヤ単板を挟持搬送するための搬送路を形成し、乾燥室
内に熱風を循環させ、乾燥途上のベニヤ単板を空気媒体
による間接加熱乾燥を行っていた。

また一方、この間接加熱乾燥に比して、熱伝導率が高い
熱板呼吸方式、或いは既存の装置の予備乾燥に用いられ
る大径の加熱ドラム方式等の接触加熱乾燥が現存してい
る。

これらの接触加熱乾燥のうち、熱板呼吸方式は、通常、
を下に複数段の熱板を配設した縦型の多段式ホットプレ
スを用い、各段の熱板間へベニヤ単板を挿入した後、下
フレームに配設されたラムシリンダによって、可動盤を
１芹させ、最下段に位置する熱板から、その上の熱板を
順次押し、ヒげてプレス閉鎖し、所要時間接触加熱させ
て、各段に挿入されたベニヤ単板を一斉に乾燥させてい
た。

また、加熱ドラム方式では、大径の加熱ドラム問へベニ
ヤ単板を、チェン、ヘルド等の無端状の搬送帯を介して
、移乗させている。

「発明が解決しようとする問題点」 一般的に、後者の接触加熱乾燥は前者の間接加熱乾燥に
比して、乾燥に要する時間が少なく、且つその装置の設
置面積、所要動力が小となり、これらの点において沿位
性があるが、乾燥後のベニヤ単板に掛かる＋３重のバラ
ツギ、厚み減り等に難点がある。

！１１ち、縦型の多段式ホットプレスは、各段の熱板を
支持するのに際し、その四隅部に支持爪を取り付け、こ
の支持爪を支柱に取り付けた梯子段状の支持具に順に載
置する方式を採用している。従って、各段の熱板の厚み
を決定するのに際しては、まず第一に、その支点間距離
により生じる撓み、曲げに対応した強度を考慮して、剛
性を持たせる必要がある。

このようにして、必要以上の厚みに決定された熱板を、
上下方向に複数段に配設していくことは、熱板上に＋Ｒ
Ｊされたベニヤ単板に対する荷重を、各段ンσにさらに
増加させる結果となるので、乾燥後において、最上段部
に載置されたベニＡ−単板と、最下段部に載置されたベ
ニ（−ｔｌｉ板の厚み減りを比較すると、極端に相異す
ることになる。

ｒ問題点を解決するための手段」 本発明は以上に鑑み、上下方向に複数段配設した熱板間
において、ベニヤ用板を各段同一条件でプレス乾燥すべ
く、支柱を介して対設された上下フレーム間の上下方向
の任意位置に、熱板の係合段部に進退自在に介入し得る
一対の支持機構を設置し、この支持機構によって支持さ
れた熱板枚数に応じて、ベニＡ）重板に対するの加圧力
を増減調整するものである。

「実施例」 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて、まず構成
より説明する。

支柱１を介して上フレーム２と下フレーム３が上下にχ
４設され、この下フレーム３に昇降機構４を配設する。

この匠降機構４は、螺動、電動機、或いは＋７重示例の
如く、昇降用の流体シリンダ５より構成され、そのピス
トンロッド６の先端を、前記支柱１に取着された摺動ガ
イド７に、その四隅部が案内される下回転盤８に連結し
ている。

また一方、前記上フレーム２に設置された加圧機構９に
は、下回転盤１０が連結されている。この加圧機構９は
、一定の加圧力を段階的に付勢すれば足り、外体的には
、前記記載と同様、螺動、電動機、或いは図示の如く、
加圧用の流体シリンダｌ！等より成り、そのピストンロ
ッド１２の先端を下回転盤１０に連結するものである。

前記下回転盤８の上部、並びに下回転盤ｌＯの下部には
、固定熱板１３．１４が各々取着されており、これら固
定熱板！３．■間には、ベニヤ単板Ｉ５の搬送方向の両
側に、係合段部１６が形成された熱板１７を複数段設置
している。尚、これらｍ数段の熱板１７は、常態におい
て、Ｆ可動盤８の固定熱板１３上に積層ａ置された伏態
であり、前記摺動ガイド７にその四隅部が案内されて、
昇降自在となっている。

また、上下方向の任意位置には、前記熱板！７の係合段
部１６に介入して係合する支持体１８を、進退自在とし
た支持機構１９が設置されている。図示例においては、
ベニヤ単板１５の搬送方向に、熱板１７の係合段部ｌＧ
が形成され、且つ同方向にベニヤ単板１５の搬入、搬出
を行う関係上、相対向する支柱１間に搬送方向に横架し
て掛は渡された梁に、支持体１８川の流体シリンダ２０
を一対取着し、そのピストンロッド２１の先端に支持体
１８を接続し、補強カイト２２に沿って進退自在として
いる。

この支持機構１９の直下には、ベニヤ単板１５の搬入、
搬出用の間隙２３が、その搬送方向の両端に設けられて
おり、残る部分は保温板２４にて囲み、箱型状とした多
段式ホットプレス２５としている。

この多段式１１；ットブレス２５の搬入側には、乾燥す
べきベニヤ単板＋５の堆積部２６と、−ス（のピンチロ
ーラ２７を介して、前記熱板１７上へベニヤ単板１５を
搬入する搬入部２８が設置されている。

この搬入部２８には、架台２９の上面を案内として、前
記間隙２３を通過して熱板１７上まて、モータ３０の原
動によって進退し１１＞る搬入部３１が、片持ち状に支
持されている。また、この搬入機３１の上面には、駆動
自在としたコロ３２が、その前面には、乾燥後のベニヤ
単板１５を押送するブツシャ３３が、各々配置されてい
る。

さらに、多段式ホットプレス２５の搬出側には、前記間
隙２３と同一位相の搬出コンベヤ３４が、冷却セクショ
ン３５を通過して、積み込み部３６まで配置されている
。

また、第１図乃至第２図に基づく上記実施例では、上回
動盤１０に加圧機構９が連結され、一定の加圧力を段階
的に付勢する構成としていたが、次ぎに、この加圧力の
段階的な付勢な作業板３７にて行う池の実施例を、第４
図乃至第５図に基づいて説明する。尚、既に説明した部
品には同一番号を付し、重複して説明しない。

前記上フレーム２の四隅部から、保持体用の流体シリン
ダ３８を枢止すると共に、そのピストンロット３９の先
端に保持体４０を取着する。一方、前記支柱ｌに設置さ
れたラックギヤ４１にピニオンギヤ（図示せず）を歯合
させ、このピニオンギヤに保持体進退用の流体シリンダ
１１２を支承し、そのピストン１．Ｊブト４３を前記保
持体４０の側面に取着する。

二Ｙた、前記熱板１７に同一形状、且つ同一段数より！
１にる作業板３７を、常態にお°いて、前記支持機構１
９の支持体１８部分により支持している。尚、この作業
板：３７のうち、最下部に位置するものについては加熱
状態とずへきであるが、他のものについていは、必ずし
も必要ではない。

次ぎに作用を説明する。

堆積部２１よりベニヤ単板１５を各段熱板１７へ搬入す
るに際し、まず、支持機構１９において、流体シリンダ
２０の作動によりピストンロッド２１を縮小させて支持
体１８を後退させ、各段の熱板１７を摺動ガイド７に沿
って下司！ＪＪ８の固定熱板１３上へ順次積載した後、
昇降機構４において、流体シリンダ５の作動によりピス
トンロット６を縮小させ、下回動盤８を摺動ガイド７に
沿って下降限位置へ至らせる。

この時、最上段の熱板１７は間隙２３とほぼ同位相とな
り、この状態下、堆積部２６よりベニヤ単板Ｉ５を一枚
宛ピンチロール２７問へ繰り出し、搬入８１１３１」−
へ載置する。

次いで、搬入機３１はモータ３０の駆動により架台２９
の上面、並びに前面突出部を案内として前進させると、
搬入１１１３１はベニヤ単板１５を載置したまま、その
前面のブツシャ３３によって熱板１７上面を清掃しなが
ら、前進限へ至る。ベニヤ単板１５は現状において、熱
板１７の適正位置に介挿された状態であり、搬入機３１
が後退を開始する時、この後退速度と同速度でコロ３２
を駆動させると、搬入８１３１から移送されるベニヤ単
板１５は、熱板１７に対して静止状態となり、搬入機３
１から熱板１７上の適正位置に移載されることになる。

ベニヤ単板１５の移！！後、最上段の熱板１７は、昇降
機構４により開放状態で待機する支持体１８問まで上昇
され、現位置にて一旦停止される。

次いで、支持機構１９において、流体シリンダ２０を作
動させてピストンロッド２１を伸長させれば、支持体１
８は補強ガイド２２に沿って前進し、係合段部１６に介
入して熱板１７を係合支持することになり、支持後、２
段目の熱板１７は間隙２３とほぼ同位相となるまで、昇
降機構４により下降され、前記記載と同様、ベニＡ−単
板１５が搬入されることになる。

この時、加圧機構９において、流体シリンダ１．１の作
動によりピストンロッド１２を伸長させれば、上ｏｒ　
＋ｎ　盛１０は摺動ガイド７に沿って下降し、ベニャｔ
Ｂ板１５は、固定熱板１４と最上段の熱板１７間にて加
熱加圧される。この加圧力は、熱板１７段数によって決
定され、第１図乃至第２図に示す実施例においては、熱
板１７の段数が９段より成るので、最高９段分の１ｆｆ
ｌに相当する加圧力となる。これを具体的な数値を当て
はめて説明すれば、１反に熱板１７の１枚当たりの重量
を１トンとすれば、ベニヤ単板１５に最初に掛かる加圧
力は９トンになる。

以後、上記作業を繰り返して、熱板１７上にベニヤ単板
１５を移載し、これを支持機構１ｉｌの支ｔν体１８に
よって支持した後、加圧機構９によって加熱加圧を継続
するのであるが、２段目の熱板１７が　支持され、加熱
加圧される時には、加圧力は熱板１７の１枚：またりの
ｆｆｌ檄を差し引いた８トンになる。

この場合、最上段の熱板１７上に載置されているベニヤ
単板１５には８トン、２段目の熱板１７に載置されてい
るベニＡ−重板１５には、加圧機構９からの８トンの加
圧力に最上段の熱板１７の自重分１トンが加算され、９
トンの加圧力が掛かることになる。

第１図に例示する場合、加圧機構９において設定された
加圧力は５トンとなり、５段目の熱板１７上に載置され
たベニヤ単板１５には、その上に積層ａ凄された熱板４
枚分の重量４トンが加算され、依然として９トンの加圧
力が掛かることになり、その上の熱板Ｉ７へいくに従い
、順次１トン分の重量が減算された加圧力が掛かること
になる。

かくして、９段目の熱板Ｉ７が加圧機構９によって支持
され、下司動！１８上の固定熱板＋３上にもベニヤ単板
■５が移載された後、９段目の熱板１７下まで昇降機構
４を介して下回動盤８を上昇させる。

次いで、支持体Ｉ８を１ｍ放させ、下回！ＪＪ盤８上に
全段の熱板１７を積層↓！置させ、この状態のまま、下
降限１α置へ下回動盤８を下降させる。この時、１４下
段の熱板１７のベニヤ単板＋５への加圧力はＯ１固定熱
板１：３上のベニＡ−弔板１５には９段分の熱板重量、
−〕トンの加圧力が掛かることになる。

：また、第４図乃至第５図に示す他の実施例は、上記実
施例における加圧機構９による段階的な加圧調整を、作
業板３７の物理的移動によって行ったものである。

即ち、図示の熱板１７の段数は５、作業板３７の段数も
５であり、前記２械と同様、熱板１７の重量を１トンと
すれば、作業板３７の重量も１トンに設定する。

しかして、最上段の熱板！７上にベニヤ単板１５が移載
されると、昇降機構４を介して最下段の作業板３７まで
上界され、支持機構１９によって当該熱板１７を、その
係合段部１Ｇにおいて支持すれば、ｌ＼ニヤＩｐ−板１
５には、５段分の作業板３７重量、５トンの圧力が加わ
る。

次いて、２段目の熱板１７にもベニヤ単板！５か移載さ
れ、これが支持機構１９によって支持される時、第５１
３１に示すように、保持体進退用の流体シリンダ３８の
作動によって、保持体進退用の流体シリンダ４２をラッ
クギヤ４１上に沿って下降さぜた後、保持体４０を曲進
さすることにより、最上段の作業板３７を中空にて保持
し、新たに加熱加圧されるベニヤｉｌｌ板１５には、絶
えず５トンの圧力が加わるように設定するものである。

乾燥後のベニヤ単板１５は、次回のベニヤ単板■５が搬
入される直前に、搬入１ｌｌ１３ｔの前面のブツシャ３
３によって搬出コンベヤ３４上へ搬出され、冷却セクシ
ョン３５を経て積み込み部３６へ積み取られる。

尚、搬入されるベニヤ単板１５の厚み、含水率等の条件
が相異し、乾燥時間、即ち加熱加圧サイクルが而なる時
には、次ぎのように、その都度：調整する。

まず、乾燥時間が長くなる場合には、ベニヤ単板１５の
搬入、搬出ｖＪ問をその分だけ長くするものとし、また
逆に、短くなる場合には、それに応じた熱板１７段数だ
け不使用の状態として、残る熱板Ｉ７によって加熱加圧
を行うものである。この時、加圧力を高くしたければ、
例えば、上記実＃Ｉ！例の加圧力としたければ、不使用
とする熱板１７は上部のものから、順に特定すれば有利
となる。

「効果」 以上のように本発明によれば、支柱を介して土−ドにフ
レームを対設し、下部フレームに昇降機構を、また上部
フレームに加圧機構を各々配置し、上Ｆフレーム［ｎ］
に両側に係合段部を有する熱板をｉ！数段配置すると共
に、１下方向の任意位置に、前記係合段部に進退自在に
介入し得る一部の支持機構を設置し、支持機構によって
支持された熱板枚数に応じて、前記加圧機構の加圧力を
増減調整するので、各段の熱板上に搬入されるＪ＼ニヤ
ｑｔ仮の乾燥茶ｒトを同一とすることができる。

また、ベニヤ単板の加熱加圧は、熱板の上昇、下降動に
よって連続的に行われ、且つその搬入、搬出千りも、上
記連続工程の一環として行え、作業性が向上するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す一部切り欠き側面１４
．第２図は第１図の作動説明図、第３図は支持ｖｌ！構
の一部切り欠き平面図、第７１図は本発明の他の実施例
を示す側面図、第５図は第４図の作動説明図である。 ｌ・・・支柱、　　　　　　２・・・上フレーム、３・
・・下フレーム、　　４・・・昇降機構、８・・・下回
動盤、　　　９・・・加圧機構、１０・・・上回動盤、
　　　１５・・・ベニヤ単板、１６・・・係合段部、　
　　Ｉ７・・・熱板、１８・・・支持体、　　　　Ｉ９
・・・支持＊ｔｉ特許出願人　株式会社　太ｖ賛作所 ）８２ム ウｑ ス３Ａ 偽４Ａ わ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 支柱を介して上下にフレームを対設し、下部フレームに
   昇降機構を、また上部フレームに加圧機構を各々配置し
   、上下フレーム間に両側に係合段部を有する熱板を複数
   段配置すると共に、上下方向の任意位置に、前記係合段
   部に進退自在に介入し得る一対の支持機構を設置し、支
   持機構によって支持された熱板枚数に応じて、前記加圧
   機構の加圧力を増減調整することを特徴とするベニヤ単
   板のプレス乾燥装置。